JP2011091257A - Led光源装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】LED素子周囲の色変換層のLED素子側面を覆う側部幅が均等であり、発光色のバラツキのないLED光源装置の製造方法を提供する。
【解決手段】基板上に感光性樹脂層を形成し、感光性樹脂層をパターニングして、基板が露出した開口部を有しかつ上記開口部縁から内方へ突出してLED素子を整列配置させる突起部を有する位置決め構造体を形成し、上記突起部をガイドとしてLED素子を基板上の上記開口部内の所定の位置に載置し、蛍光体粒子を添加した樹脂を、上記開口部にLED素子を埋設するように充填して、色変換層を形成する。
【選択図】図6

Description

発明の詳細な説明
本発明は、蛍光体粒子を添加した樹脂からなる色変換層を有するLED光源装置の製造方法に関する。
発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)素子の周囲に蛍光体粒子を添加した樹脂からなる色変換層を有するLED光源が知られている。
特に近年では、液晶テレビのバックライト等に用いられる、複数のLEDを一列に並べた光源、いわゆるバー光源の需要が高まっている。このようなバー光源では、複数のLED素子を一体で覆う蛍光体粒子を添加した樹脂からなる色変換層を設けることで、LED素子からの放出光と、当該LED素子の放出光により励起された蛍光体から発せられる蛍光の加法混色により所望の発光色を実現している(特許文献1)。例えば、白色のLED光源では青色の光を発するLED素子と、励起によって黄色の光を発する蛍光体を含有する樹脂からなる色変換層を組み合わせて白色発光を実現している。
上記LEDバー光源の色変換層は、例えば、LED素子が配置された基板上に、貫通孔があいたマスクを当該LED素子が貫通孔内部に配置されるように密着させ、続いて、蛍光体を含む樹脂をマスク上から流し込んで、一列に並べられたLED素子の全体を覆うように形成される(特許文献2)。
また、トランスファーモールド法により、基板上に枠体を形成し、当該枠体から各辺が等距離となるように、LED素子をボンディングし、LED素子と枠体の間隙に、スクリーン印刷、スプレー、ポッティング等の方法を用いて蛍光体を含有する樹脂を注入して硬化させて、色変換層を形成することも知られている(特許文献3)。
特開2005−209794号公報 特許第3367096号公報 特開2006−049524号公報
上述のように、白色LED光源においては、2色以上の加法混色により所望の色調を得ているため、LED素子の発光輝度と蛍光輝度とのバランスが崩れてしまうと、光源全体としての発光色調が変化してしまう。この光源発光色の変化の要因としてはLED素子周囲に設けられる蛍光体粒子を添加した樹脂からなる色変換層のLED素子側面を覆う側部幅の偏りが挙げられる。例えば、青色LED素子を使用した白色LED光源では、蛍光体粒子を添加した樹脂からなる色変換層の側部幅が厚くなると発光色は黄色味を帯びるようになり、逆に薄くなると発光色は青味を帯びるようになる。
上述したバー光源において、バー光源の短手方向(LED素子の配列方向に垂直な方向)において、LED素子の側面を覆う色変換層の側部幅の偏りが起きると、バー光源の長辺の各々から発せられる光がそれぞれ青色及び黄色に偏った光となり、自動車の前照灯のように拡大投影して使う場合や、液晶TVのバックライトとして使用する場合に、特に深刻な問題を引き起こす。
しかし、一般的に使用されているメタルマスク印刷やトランスファーモールド法によって形成された枠体を用いて色変換層を形成する方法では、色変換層の形成精度が十分ではなく、LED素子の側部において、発光色が偏るほどの色変換層の側部幅の差異が発生してしまう。
本発明は、上記した点に鑑みてなされたものであり、当該LED素子周囲の色変換層のLED素子側面を覆う側部幅が均等であり、発光色のバラツキのないLED光源装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の製造方法は、基板上に感光性樹脂層を形成するステップと、感光性樹脂層をパターニングして、基板が露出した開口部を有しかつ上記開口部縁から内方へ突出してLED素子を整列配置させる突起部を有する位置決め構造体を形成するステップと、前記突起部をガイドとしてLED素子を基板上の上記開口部内の所定の位置に載置するステップと、蛍光体粒子を添加した樹脂を、上記開口部にLED素子を埋設するように充填して、色変換層を形成するステップと、を有することを特徴としている。
本発明に係るLED光源装置の製造方法によれば、LED素子の周囲に配される色変換層のLED素子側面を覆う側部幅を高精度に均一にすることができる。これにより、色のバラツキのない高品質のLED光源装置を歩留まりよく製造することが可能となる。
本発明の実施例1であるLED光源装置の製造方法を示す断面図である。 本発明の実施例1であるLED光源装置の製造方法を示す断面図である。 実施例1であるLED光源装置の製造過程で形成されるリブ構造体の平面図である。 リブ構造体の位置あわせ突起部を示す部分拡大図である。 実施例1に係るLED光源装置の製造過程における上面図である。 実施例1に係るLED光源装置の製造過程における上面図である。 図7(a)、(b)は、それぞれ図6のC−C線、D−D線に沿った断面図である。 実施例1の方法によって製造されたLED光源装置の上面図である。 図8のE−E線に沿った断面図である。 実施例1のLED光源装置の配光特性を示す図である。 比較例のLED光源装置の上面図である。 比較例のLED光源装置の配光特性を示す図である。 実施例2であるLED光源装置の製造過程における上面図である。 実施例3であるLED光源装置の製造過程における上面図である。
以下に、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下に説明する図において、実質的に同一又は等価な構成要素あるいは部分には同一の参照符を付している。
図1及び図2は、本発明の実施例1であるLED光源の製造方法を示す断面図である。また、図5及び図6は、当該製造方法の1ステップを示す平面図であり、図1(d)、(e)及び図2(d)、図2(e)は、図5及び図6のA−A線、B−B線に沿った断面図である。
まず、図1(a)、図2(a)に示すように、LED素子13への給電のための電極(図示せず)が設けられたセラミック材からなる基板10を用意し、基板10上に感光性樹脂(以下、レジストという。)11を形成した。レジスト11の厚さは、基板上部の蛍光体層の厚さ(後述する)に応じた180μmとした。なお、基板10は、エポキシ材からなる基板でも良い。また、レジスト11は、ネガ型又はポジ型のいずれでも用いることができるが、本実施例においては、JSR社製のネガ型レジストを用いた。
次に、フォトリソグラフィによりレジスト11のパターニングを行い(図1(b)、図2(b))、位置決め構造体(以下、リブ構造体という。)11Aを形成した。すなわち、フォトマスクを用いて露光を行った後、現像液を用いて、レジスト11を現像し、感光性樹脂11を部分的に除去して基板を露出させてリブ構造体11Aを形成した。なお、リブ構造体11Aの形成においては、レジスト11のプリベーク、ポストベークなど、通常のフォトリソグラフィ技術を用いた。
図3は、リブ構造体11Aの構造を示す平面図である。本実施例において、リブ構造体11Aは、4個のLED素子13を一列に並べて収容する開口部12を2つ有している。すなわち、基板10上に一辺が1mmの正方形形状を有するLED素子13を8個(各開口部12内に4個)、位置決めして載置する構造を有している。より詳細には、リブ構造体11Aは、長辺の長さL1が4.42mm、短辺の長さL2が1.12mmの長方形の開口部12を2つ有する枠構造体である。そして、リブ構造体11Aの開口部12の各々には、LED素子13が所定間隔で一列に配列されるようにLED素子13を位置決め(アライメント)するための突起部15が設けられている。より詳細には、開口部12の短辺の各々の中央部と、長辺の各々の端部から0.56mm、1.66mm、2.76mm、3.86mmの位置に開口部12の開口部縁から内方に突出する計10個の突起部15が設けられている。
図4は、突起部15の拡大図を示している。図示されているように、突起部15は、底辺W1が60μm、上辺W2が30μm、突出長(台形の高さ)Pが60μmの台形を底面とする四角柱である。なお、突起部15の平面形状は、LED素子13を載置する際のガイドとなればどのような形状でも良く、例えば、矩形状または半円状等でも良い。
次に、図1(c)、図2(c)及び図5に示すように、リブ構造体11Aの突起部15をガイドとして、開口部12内の露出した基板10上に、一辺の長さが1.0mm、厚さ130μmのフリップチップ型青色LED素子13を各々4個ずつ、100μmの間隔でコレットを用いて載置し、ダイボンディングした。なお、必要であればLED素子13と基板10上に設けられた電極とを電気的に接続するためにワイヤボンディングを行ってもよい。
この時、各開口部の10個の突起部15は、それぞれが各LED素子13の側面のうちの1つを位置決めしている。LED素子は、少なくとも2辺が突起部によって位置決めされるのが好適である。すれ違い用ヘッドライトのカットオフライン(明暗境界線)のように、LED素子の光源像を投影することで所定の配光をなす場合には、配光パターンの所定位置に精度良くLED素子の光源像を並べる必要がある。このように、光源の位置精度が要求される場合には、所定の方向で対向している突起部によって位置決めすることが好ましい。図5の場合では、全てのLED素子13が上下方向に対向している突起部によって位置決めされている。
次に、図1(d)、図2(d)及び図6に示すように、黄色の蛍光体粒子が添加されたシリコーン系熱硬化樹脂を、ディスペンス法により、LED素子13が開口部12内に埋設されるように開口部12内に充填した。次に、基板全体を150℃の炉内に投入し、2時間加熱して当該樹脂を硬化させ、色変換層14を形成した。なお、色変換層14のLED素子13上の層厚は45μm、色変換層14のLED素子13の側面を覆う側部幅は60μmであった。当該蛍光体が添加された樹脂は、シリコーン系熱硬化樹脂に対して、蛍光体を47wt%、粘度調整を目的としたヒュームドシリカ粒子を9wt%混合したペースト状のものとした。
次に、図1(e)、図2(e)に示すように、レジスト除去液を用いて、リブ構造体11Aを除去した。レジスト除去液には、JSR社製のレジスト除去液を用いた。当該感光性樹脂の除去処理において、色変換層14のシリコーン樹脂が侵されることはなかった。
図1(e)及び図7(a)は開口部12の突起部15が形成されていない部分における断面を示し、図2(e)、図7(b)は突起部15が形成されている部分における断面を示している。図1(e)及び図7(a)に示すように、色変換層14は、LED素子13上及びLED素子13の側部を均等に覆っている。その一方、図2(e)及び図7(b)に示すように、色変換層14は、LED素子13上は覆っているものの、リブ構造体11AとLED素子13との間にほとんど間隙が無いため、LED素子13の側部には、色変換層14がほとんど形成されない。
なお、図1(e)、図2(e)のステップにおいて、リブ構造体11Aが除去されるが、リブ構造体11Aを形成するレジストが、LED光源の発光に対して透過性を有する場合は、リブ構造体11Aの除去は必ずしも必要ではない。
最後に、図1(f)、図2(f)に示すようにLED素子13が載置された基板を所定の大きさに切断した。切断方法は、通常のダイシング手法を使用した。完成したLED光源を発光面に対向する方向から見た上面図を図8に示す。図7(a)、図7(b)及び図8に示すように、4個のLED素子13で形成される光源の周囲に色変換層14がほぼ均一な側部幅で形成できた。完成したLED光源装置のLED素子13の側面の色変換層の幅精度は10μm以下であった。すなわち、LED素子13側面を覆う色変換層14の側部幅は60μm±10μmであった。また、図9は、図8のE−E線に沿った断面図である。図9では、他の断面図では省略している電極16も含めて示している。なお、電極16は、LED素子13の載置面が平坦であるように、基板10の上面内に形成されていてもよい。
図10は、上記した方法により製造したLED光源装置(例えば、自動車用前照灯)の、光源から3m離れた位置における配光特性を表わす図である。図1(e)及び図7(a)並びに図2(e)及び図7(b)を参照して説明したように、LED素子13の位置決め用の突起部15が存在する部分においては色変換層14がほとんど存在しない。従って、その部分に対応した光照射部分には青白い領域が存在するが、照射領域全体としては色のバラツキは非常に視認されにくくなっていた。より詳細には、配光特性の確認実験において、図10に示す配光特性の縦0.63m、横1.83mの照射領域の中で、青白い部分の各々が、縦5cm以下、横15cm以下であれば、色のバラツキはほとんど視認されなかった。本実施例の場合、突起部15の底辺W1の長さを200μm以下、上辺W2の長さを100μm以下とすればよい。また、LED素子13の大きさや、どのような光源として利用されるかにより異なるが、良好な光源であるためには、突起部15の底辺W1の長さは、基板10に載置されるLED素子13の一辺の1/5の長さ以下であるのが好ましい。突起部15の平面形状を、台形形状以外とする場合においては、突起部15の最大幅、すなわち、突起部15が当接するLED素子13の辺に平行な方向における突起部15の最大長が、LED素子13の当該辺の1/5の長さ以下であるのが好ましい。また、突起部15の突出している長さ(突出長;例えば、図4においてはP)は、LED15の側面の色変換層14の所望の側部幅(すなわち、LED15の側面を被覆する厚さ)に応じて適宜定めればよい。
なお、本実施例では、LED素子13が各々4個載置される長方形の開口部12を有するリブ構造体11Aを用いたが、リブ構造体11Aは、1つの開口部にLED素子13を1個または複数載置するように構成されていればよい。また、リブ構造体は、上記実施例に示したものに限らず、1つまたは複数の開口部を有するように構成することができる。
ここで、比較例のLED光源装置について以下に説明する。当該比較例では、本発明のリブ構造体を使用せずに、メタルマスク印刷を用いた点を除いては、上記実施例と同様にして製造を行った。
すなわち、LED素子への給電のための電極を有する基板上に一辺の長さが1.0mmのフリップチップ型青色LED素子を100μmの間隔をおいて4個ダイボンディングした。次に、180μmの厚さのステンレス製メタルマスクを使用したメタルマスク印刷法によって、蛍光体粒子を添加した樹脂からなる色変換層14を、LED素子13上の厚さを45μm、LED素子13側面の側部幅を60μmとなるように形成した。色変換層14を形成後、全体を150℃で2時間加熱し、シリコーン樹脂を硬化させた。なお、色変換層14を形成する蛍光体含有樹脂には、実施例1に用いたものと同じものを使用した。
この方法で形成されたLED光源のLED素子13と色変換層14との位置関係を示す上面図を図11に示す。図11に示されているように、LED素子13が短手方向(LED素子の配列方向に垂直な方向)に偏って配されており、LED光源のLED素子13側面の側部幅が小さい方の色変換層の側部幅は30μmであり、LED素子13側面の側部幅の大きい方の色変換層の側部幅は90μmであった。
図12は、当該比較例によって製造されたLED光源装置(例えば自動車前照灯)の、光源から3m離れた位置における配光特性を表わす図である。図示されているように、LED素子側面からの光が黄色味と青味を帯びてばらついてしまい、顕著な色バラツキとして視認された。当該LED光源装置の照射領域において、LED素子の色変換層が薄い側面に対応する部分に青色の帯状の色ムラが水平方向(H方向)に広がり、色変換層が薄い側面に対応する部分に黄色の帯状の色ムラが水平方向(H方向)に広がっていることが分かる。
本願発明のリブ構造を使用しない比較例の製造方法では、LED素子を載置するときの位置精度が約±20μmであり、色変換層を形成するメタルマスク印刷の位置精度が約±30μmであった。LED素子の搭載位置精度とメタルマスク印刷の位置精度の両方を勘案すると、最も位置ズレが大きい場合でLED素子の色変換層の側部幅が、それぞれ10μmと110μmとなり、最大で100μmの側部幅差が生じることになるので、色変換層の所望の側部幅との差が非常に大きくなる。従って、比較例の製造方法では、色変換層のLED素子側面を覆う側部幅の形成精度が低く、歩留まりも悪い。
実施例2のLED光源装置の製造方法は、リブ構造体の形状が異なる以外は、実施例1と同様である。図13は、図1(d)及び図2(d)に対応するステップにおける平面図である。
図13に示されるように、実施例2のリブ構造体11Bは、載置されるLED素子13同士の間に、さらに島状に位置決め構造15Aを有する。位置決め構造15Aは、実施例1の突起部15の突出長Pを50μmとした突起部を2つ、台形の底辺側の側面において互いに結合させた六角形形状を有し、開口部12Bの長辺に平行な中心線上に、短辺から、1.11mm、2.21mm、3.31mmの位置に設けられている。
図示されてはいないが、実施例1と同様に、開口部12Bの突起部15及び位置決め構造15Aが形成されていない部分においては、色変換層14が、LED素子13上及びLED素子13の側部を均等に覆っている。その一方で、突起部15及び位置決め構造15Aが形成されている部分において、色変換層14は、LED素子13上は覆っているものの、突起部15及び島状の位置決め構造15AとLED素子13との間にはほとんど間隙が無く、LED素子13の側部には、色変換層14がほとんど形成されない。
実施例2で作製したLED光源装置(例えば、自動車用前照灯)を照射してみたところ、実施例1の場合と同様に、LED素子13の位置決め用の突起部15及び位置決め構造15Aに対応した位置に青白い部分が存在するものの、全体として色のバラツキは非常に視認されにくいものとなっていた。
位置決め構造15Aを形成することにより、開口部12の長手方向(LED素子の配列方向)におけるLED13の載置精度が向上し、LED光源装置の長手方向の色のバラツキも抑えることができた。
なお、本実施例において、LED素子が各々4個載置される長方形の開口部12を有するリブ構造体11Bを用いたが、リブ構造体11Bは、1つの開口部にLED素子13を1個または複数載置するように構成されていればよい。また、リブ構造体は、上記実施例に示したものに限らず、1つまたは複数の開口部を有するように構成することができる。
実施例3のLED光源装置の製造方法も、リブ構造体の形状が異なる以外は、実施例1と同様である。図14は、図1(d)及び図2(d)に対応するステップにおける平面図である。
より詳細には、実施例3で使用されるリブ構造体11Cは、図14のように、一辺1.12mmの正方形開口部の各々にLED素子13が1つずつ配されるように形成されており、位置決め突起部15が開口部12の辺の各々の中点に設けられている。開口部12の各々にLED13を配置後、上記実施例と同様に蛍光体含有樹脂を開口部12内に注入し、LED13が埋設されるように色変換層14を形成した。色変換層14を形成して、リブ構造11Cを除去した後にダイシング切断を行い、各々が1つのLED素子を有するLED光源装置を製造した。
リブ構造体11Cを使用することにより、LED素子を1つ有する光源装置を製造する場合においても、LED素子13周囲の色変換層14の側部幅を均一化することが可能である。
なお、本実施例では、LED素子が載置される開口部が2行3列に6個並んでいるリブ構造体11Cを用いたが、リブ構造体11Cの開口部は、任意の行数及び列数で配されてもよく、ジグザグ配置等の任意の配置も可能である。
また、実施例1〜3において、突起部15は、LED素子各辺の中点を位置決めしていたがこれに限定されるものではなく、2つ以上の突起部で1つの辺が位置決めされてもよい。この場合、1つの突起部によって位置決めされるよりもθ方向に精度良く配置することが可能である。
10 基板
11 レジスト
11A リブ構造体
11B リブ構造体
11C リブ構造体
12 開口部
13 LED素子
14 色変換層
15 突起部
15A 位置決め構造
16 電極

Claims (4)

  1. LED光源装置の製造方法であって、
    基板上に感光性樹脂層を形成するステップと、
    前記感光性樹脂層をパターニングして、前記基板が露出した開口部を有しかつ前記開口部縁から内方へ突出してLED素子を整列配置させる突起部を有する位置決め構造体を形成するステップと、
    前記突起部をガイドとして前記LED素子を前記基板上の前記開口部内の所定の位置に載置するステップと、
    蛍光体粒子を添加した樹脂を、前記開口部に前記LED素子を埋設するように充填して、色変換層を形成するステップと、
    を有する製造方法。
  2. 前記位置決め構造体は、複数のLED素子が前記開口部内に一列に整列されるように形成されていることを特徴する請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記位置決め構造体は、複数のLED素子を互いに離間させるとともに、前記複数のLED素子を整列配置させる島状の位置決め構造部を前記開口部内に有することを特徴とする請求項1または2に記載の製造方法。
  4. 前記位置決め構造体を除去するステップを、前記色変換層を形成するステップの後に行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の製造方法。
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