JP2011090919A - リレー用電磁石 - Google Patents

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Abstract

【課題】コイル巻装作業において、コイルボビンと鉄芯の位置ずれおよび鉄芯のコイルボビンからの抜け出しを阻止して、巻装作業時の不具合の発生を防止できるようにしたリレー用電磁石を提供する。
【解決手段】リレー用電磁石1は、コイルボビン20の貫通孔部26の内周面に第1の係止突条27を形成する一方、鉄芯30の外周面の対応箇所には、第1の係止突条27と交差する方向に第2の係止突条33を形成しており、鉄芯30をコイルボビン20の貫通孔部26に圧入固定させたときに、第1、第2の係止突条27、33を相互に圧接させて、鉄芯30をコイルボビン20に固定するようにしたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、電磁リレーの構成部材として使用される、鉄芯をコイルボビンに内嵌結合させて、そのコイルボビンのコイル巻回部にコイルを巻装したリレー用電磁石に関する。
この種のリレー用電磁石の製造において、コイルをコイルボビンに巻装する作業は、作業効率を考慮して、鉄芯をコイルボビンを圧入結合してから、コイルボビンの鍔部開口から突き出た鉄芯の尾端をコイル巻装チャック具で挟持し固定して行うことが一般的である。
しかしながら、コイルボビンと鉄芯の結合度合いが不十分であれば、巻装作業中に鉄芯とコイルボビンとが位置ずれしたり、鉄芯がコイルボビンより抜け出たりするなどの不具合が発生する可能性が非常に高い。
このような問題に対して、コイル巻装チャック具の挟持力を滑り止めなどによって高めるなど、作業上、技能上の工夫は従来でもなされていたが、コイルボビンと鉄芯との連結度合いを高めるようにした構造的な技術は提案されていなかった。
特に、小型化、薄型化を図った電磁リレー(例えば、特許文献1参照)に内装される小型の電磁石においては、構成部材であるコイルボビンや鉄芯に、高い連結強度が保持できるような連結保持構造を持たせることは特に困難であった。
特開2006−351284号公報
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、コイル巻装作業において、コイルボビンと鉄芯の位置ずれおよび鉄芯のコイルボビンからの抜け出しを阻止して、巻装作業時の不具合の発生を防止できるようにしたリレー用電磁石を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載のリレー用電磁石は、一端に鍔状の頭部を形成した胴部を有した鉄芯を、両端に鍔部を形成したコイル巻回部を有したコイルボビンの貫通孔部に圧入固定し、コイル巻回部にコイルを巻装して成るリレー用電磁石であって、コイルボビンの貫通孔部の内周面に第1の係止突条を形成する一方、鉄芯の外周面の対応箇所には、第1の係止突条と交差する方向に第2の係止突条を形成しており、鉄芯をコイルボビンの貫通孔部に圧入固定させたときに、第1、第2の係止突条を相互に圧接させて、鉄芯をコイルボビンに固定するようにしたことを特徴とする。
請求項2に記載のリレー用電磁石は、第1、第2の係止突条のいずれか一方は、コイルボビンのコイル巻回部の軸線方向に沿って形成され、他方はコイル巻回部の軸線方向と直交する方向に形成されている。
請求項3に記載のリレー用電磁石は、第1、第2の係止突条のうち、コイルボビンの貫通孔部の軸線方向に沿って形成された係止突条における、鉄芯の挿入時に他方の係止突条と対向する端部には傾斜ガイド面が形成されている。
請求項4に記載のリレー用電磁石は、第2の係止突条は、上記鉄芯に対してV字溝をプレス形成した際にV字溝の両側に形成される突出部で構成されている。
請求項1に記載のリレー用電磁石によれば、鉄芯をコイルボビンの貫通孔部に圧入固定させたときに、コイルボビン側の第1の係止突条と、それに交差する方向に形成された鉄芯側の第2の係止突条とを相互に圧接させる構造となっているので、コイル巻装作業をする際に、コイルボビンと鉄芯の位置がずれたり、鉄芯がコイルボビンから抜け出したりすることを防止できる。
請求項2に記載のリレー用電磁石によれば、第1、第2の係止突条のいずれか一方は、コイルボビンのコイル巻回部の軸線方向に沿って形成され、他方はコイル巻回部の軸線方向と直交する方向に形成されているので、鉄芯のコイルボビンへの圧入をよりスムーズに行える。
請求項3に記載のリレー用電磁石によれば、第1、第2の係止突条のうち、コイルボビンの貫通孔部の軸線方向に沿って形成された係止突条に傾斜ガイド面が形成されているので、係止突条同士が引っ掛かることなく鉄芯を圧入できる。
請求項4に記載のリレー用電磁石によれば、鉄芯にプレス形成したV字溝を両側に形成される突出部で第2の係止突条を構成しているので、外れや抜けの起こりにくい構造の鉄芯を簡易に製造することができる。
本発明の第1実施形態に係るリレー用電磁石の構成部材の説明図であり、(a)は同リレー用電磁石の構成部材であるコイルボビンの側面図、(b)は(a)図のA−A線断面図、(c)は同構成部材である鉄芯の正面図である。 (a)、(b)は、第1実施形態におけるコイルボビンへの鉄芯の圧入作業の状態を示す一部断面正面図である。 (a)、(b)は、第1実施形態におけるコイルボビンへの鉄芯の圧入作業の状態を示す一部断面平面図である。 (a)、(b)は、図3(b)のXで示した要部の拡大横断面図である。 本発明の第2実施形態に係るリレー用電磁石の構成部材の説明図であり、(a)は同リレー用電磁石の構成部材であるコイルボビンの側面図、(b)は(a)図のB−B線断面図、(c)は同構成部材である鉄芯の正面図である。 (a)、(b)は、第2実施形態におけるコイルボビンへの鉄芯の圧入作業の状態を示す一部断面正面図である。 (a)、(b)は、第2実施形態におけるコイルボビンへの鉄芯の圧入作業の状態を示す一部断面平面図である。 リレー用電磁石の構成部材であるコイルボビンと鉄芯の組立構造を説明する図であり、(a)は分解状態を示す斜視図、(b)は結合状態を示す斜視図である。 (a)は図5(b)のD1の矢印方向から見た図、(b)は平面図である。 本発明のリレー用電磁石を使用した電磁リレーの斜視図である。 同電磁リレーの正面図である。
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面とともに説明する。
図8および図9は、後述する本発明の各種の実施形態におけるリレー用電磁石を構成する各部材の説明図であり、まずこれらの図を参照しながらリレー用電磁石の概略構造を説明する。なお、これらの図では、後述する各実施形態における構造的特徴の図示は省略している。
図8は、リレー用電磁石の構成部材であるコイルボビンと鉄芯の組立構造の説明図であり、図8(a)は分解された状態を示す斜視図、図8(b)は結合した状態を示す斜視図である。
リレー用電磁石1(図9参照)の構成部材であるコイルボビン20は、樹脂製であり、コイル40(図9参照)が巻装されるコイル巻回部23を備えるとともに、その巻回部23の両端側に第1、第2の鍔部21、22を備えている。このコイル巻回部23は、互いに対向する一対の対向板23a、23aよりなり、これら両対向板23a、23aが両鍔部21、22を連結しており、両対向板23a、23a間に形成された空間が両鍔部21、22の外方に通じるように、両鍔部21、22には開口21a、22aが形成されている(図8(a)参照)。
このように、コイルボビン20には、第1の鍔部21の開口21aから第2の鍔部22の開口22aまで連通した孔が形成され、この孔がリレー用電磁石1を構成するさらなる部材である鉄芯30を圧入して装着させるための貫通孔部26を構成している。
また、このコイルボビン20は、第1の鍔部21より延設された延設部24を備え、その延設部24からコイル40に接続される一対のコイル端子25が導出されている(図8(a)参照)。
一方、鉄芯30は磁性材料よりなり、板状の胴部32と、その一端側に連設された小判形状で鍔状の頭部31とを備えている(図8(a)参照)。
そして、この鉄芯30をコイルボビン20の第1の鍔部21の開口21aより挿入し貫通孔部26を貫通させ装着して、鉄芯30とコイルボビン20との嵌合結合がなされる。結合した状態では、鉄芯30の胴部32がコイルボビン20の両対向板21、22の間に形成された貫通孔部26に収容され、鉄芯30の頭部31が第1の鍔部21の開口21aより突出するとともに、胴部32の尾端32bが第2の鍔部22の開口22aより突出する(図8(b)参照)。また、コイル巻回部23において、鉄芯30の胴部32の両側面32aは露出されている(図8(b)参照)。
なお、コイルボビン20のコイル巻回部23は、リレーの薄型化のために、鉄芯30の胴部32の両側面32aを露出させる構造となっているが、胴部32の両側面32aの一方あるいは両方を、両対向板23a、23aを連結させる橋架板で被覆する構造としてもよい。橋架板を備えることで、コイル巻回部23を補強でき、各種の作業時における鉄芯30の損傷を防止できる。
図9は同リレー用電磁石1の完成状態を示す図で、図9(a)は図8(b)の矢印D1方向から見た図、図9(b)は平面図である。
リレー用電磁石1は、図8(b)のように、鉄芯30をコイルボビン20に内嵌結合させた状態で、そのコイルボビン20のコイル巻回部23にコイル40が巻装されて構成されている。巻装されたコイル40の両端は、それぞれが一対のコイル端子25、25のそれぞれに接続されている。
なお、コイル40の巻装は、コイルボビン20と鉄芯30とを一体化した状態で(図8(b)参照)、コイル巻装チャック具(不図示)で鉄芯30の尾端32bを挟持した状態で行われる。
本発明のリレー用電磁石1は、コイルボビン20に鉄芯30を連結固定した状態でコイルボビン20のコイル巻回部23にコイル40を巻装する際、コイルボビン20と鉄芯30との間の位置ずれ、および鉄芯30のコイルボビン20からの抜け出しを防止するために、コイルボビン20と鉄芯30のそれぞれが係止手段(第1の係止手段27および第2の係止突条33)(図1〜図7参照)を備えていることを特徴とするものである。
図1〜図4に示す説明図は、上記各係止手段を説明する図で、コイル40を巻装する前の状態を図示したものである。
具体的には、図1は本発明の第1実施形態に係るリレー用電磁石1の構成部材の説明図であり、図1(a)は同リレー用電磁石1の構成部材であるコイルボビン20の側面図、図1(b)は図1(a)のA−A線断面図、図1(c)は同構成部材である鉄芯30の正面図である。図2(a)、(b)は、コイルボビン20への鉄芯30の圧入作業の状態を示す一部断面正面図である。図3(a)、(b)は、コイルボビン20への鉄芯30の圧入作業の状態を示す一部断面平面図である。図4(a)、(b)は、図3(b)のXで示した要部の拡大横断面図である。なお、図4(a)は鉄芯30を内嵌結合させる直前の状態を示しており、図4(b)は鉄芯30を内嵌結合させた状態を示している。
コイルボビン20には、図1(a)、(b)に示すように、第1の鍔部21の開口21aの内縁部21b(貫通孔部26の内周面)に、貫通孔部26に装着される鉄芯30の胴部32の両側面32aを圧接するような突条が、コイル巻回部23の軸線方向に沿って、鉄芯30の胴部32の両側面32aに対応して、両内側面に上下2条ずつ形成されている。なお、図1(b)は断面図であるため、一方面の上下2条のみを図示している。これらの突条は、鉄芯30が貫通孔部26に圧入されたときに、鉄芯30の胴部32の両側面32aを圧接して係止するための第1の係止突条27を構成している。
また、図1(b)に示すように、第1の係止突条27における第1の鍔部21の開口21a側(装着される鉄芯30の頭部31側)の端部には、挿入されてくる鉄芯30を引っ掛かりなく圧入させるための傾斜ガイド面27aが形成されている。
一方、鉄芯30には、図1(c)および図3に示すように、上記コイルボビン20の第1の係止突条27に対応する位置に、突条が、第1の係止突条27と直交する方向に沿って、胴部32の両側面32aに1条ずつ形成されている。この突条は、第1の係止突条27と相互に圧接し合って係止するための第2の係止突条33を構成している。
この第2の係止突条33は、図4の拡大横断面図に示すように、鉄芯30に対してV字溝34をプレス形成した際にV字溝34の両側に形成される2条の突出部33a、33aで構成されている。
以上のように、コイルボビン20には第1の係止突条27が形成され、一方、鉄芯30には第2の係止突条33が形成されているため、頭部31が第1の鍔部21で当て止めされるまで鉄芯30をコイルボビン20の貫通孔部26に圧入し、両部材を結合した状態では、第1、第2の係止突条27、33が相互に直交交差した状態となり、それらは相互に圧接し合う。
このように、第1、第2の係止突条27、33が相互に圧接する構造となっているため、鉄芯30とコイルボビン20とを強固に結合固定でき、そのためコイル巻装作業をする際に、コイルボビン20と鉄芯30の位置がずれたり、鉄芯30がコイルボビン20から抜け出したりすることを防止できる。
また、本実施形態では、コイルボビン20の第1の係止突条27が鉄芯30の胴部32の長手方向(鉄芯30の挿入方向、コイル巻回部23の軸線方向)に沿って形成されているので、鉄芯30の圧入をしやすくすることができる。
さらに、本実施形態では、鉄芯の第2の係止突条33がプレス形成によりできたV字溝34の両側の突出部33a、33aで構成されたものであるため、突出が高くなりすぎることがなく、そのため鉄芯30を無理なく圧入させることができる。
ついで、本発明に係るリレー用電磁石1の他の実施形態について説明する。
図5は本発明の第2実施形態に係るリレー用電磁石1の構成部材の説明図であり、図5(a)は同リレー用電磁石1の構成部材であるコイルボビン20の側面図、図5(b)は図5(a)のB−B線断面図、図5(c)は同構成部材である鉄芯30の正面図である。図6(a)、(b)は、コイルボビン20への鉄芯30の圧入作業の状態を示す一部断面正面図である。図7(a)、(b)は、コイルボビン20への鉄芯30の圧入作業の状態を示す一部断面平面図である。
この実施形態では、コイルボビン20が備える第1の係止突条27と、鉄芯30が備える第2の係止突条33の形成位置、形状および向きが、上記第1実施形態とは異なる。なお、他の部位については第1実施形態と同一であるため、同一の符号を付してその説明を省略する。
コイルボビン20の第1の係止突条27は、図5(a)、(b)に示すように、第1の鍔部21の開口21aの内縁部21bつまり貫通孔部26の内周面に、コイル巻回部23の軸線方向と直交する方向に沿って、鉄芯30の胴部32の両側面32aのそれぞれに対応して1条ずつ形成されている。
一方、鉄芯30の第2の係止突条33は、図5(c)および図7に示すように、コイルボビン20の第1の係止突条27に対応する位置に、第1の係止突条27と直交する方向つまりコイル巻回部23の軸線方向に沿って、胴部32の両側面32aに1条ずつ形成されている。
また、図5(c)に示すように、第2の係止突条33における鉄芯30の尾端32b側(コイルボビン20の開口21側)の端部には、挿入されてくる鉄芯30を引っ掛かりなく圧入させるための傾斜ガイド面33bが形成されている。
このように、本実施形態の第1、第2の係止突条27、33は、第1実施形態のものとは形成位置、形状および向きが逆になっている。しかし、鉄芯30がコイルボビン20の貫通孔部26に圧入され、相互に結合した状態では、第1、第2の係止突条27、33が相互に直交交差した状態となる点で、第1実施形態と同様である。
このように、第1、第2の係止突条27、33が相互に圧接する構造となっているため、鉄芯30とコイルボビン20とを強固に結合固定でき、そのためコイル巻装作業をする際に、コイルボビン20と鉄芯30の位置がずれたり、鉄芯30がコイルボビン20から抜け出したりすることを防止することができる。
また、本実施形態では、鉄芯30の第2の係止突条33が鉄芯30の胴部32の長手方向(鉄芯30の挿入方向、コイル巻回部23の軸線方向)に沿って形成されているので、鉄芯30の圧入をしやすくすることができるし、第2の係止突条33における尾端32b側の端部には傾斜ガイド面33bが形成されているので、さらに圧入をしやすくできる。
以上に示した2実施形態では、第1、第2の係止突条27、33のいずれかがコイル巻回部23の軸線方向に沿って形成され、他方が軸線方向に直交する方向に沿って形成されているが、そうでなくてもよく、軸線に対して斜め方向に形成されていてもよく、第1、第2の係止突条が交差状態で相互に圧接できる位置関係であればよい。
さらに、上記の両実施形態では、第1、第2の係止突条27、33ともに、鉄芯30の両側面32aに対応して形成されているが、一方のみが交差圧接するものでもよい。例えば、コイルボビン20、鉄芯30のいずれか一方は両面に係止突条を備え、他方は片面のみに係止突条を備える構成であってもよい。
また、上記の両実施形態では、コイルボビン20のコイル巻回部23が上下一対の対向板23aよりなり、貫通孔部26の両側面つまり圧入された鉄芯30の胴部32の両側面32bが露出される構成であるが、鉄芯30の胴部32の外周を全て覆った構造であるものにも本発明が適用されることはいうまでもなく、その場合には、覆われた胴部32に対応した位置に第1、第2の係止突条を形成してもよい。
つぎに、上記のように形成されたリレー用電磁石1を使用して製造された電磁リレーについて説明する。
図10および図11は、電磁リレーの一例を示す斜視図と正面図である。なお、以下に示す電磁リレーは、上述したようにリレー用電磁石1のコイルボビン20と鉄芯30に第1、第2の係止突条27、33(図1等参照)を備えたものであるが、図10、11においては、それらについては図示を省略している。
この電磁リレーRは、上記リレー用電磁石1が使用され、このリレー用電磁石1を含んだ電磁石ブロック4と、固定接点ブロック5a(図中の右側)と、別の固定接点ブロック5b(図中の左側)と、これら固定接点ブロック5a、5bの間に介設された可動接点バネブロック6と、接極子7と、カード8とが、樹脂製のベース9上に配設され、それらの上から樹脂製のカバー(不図示)が被せられて構成されている。
一方の固定接点ブロック5aは、金属製の固定端子51aと、この固定端子51aの上部に設けられる金属製の固定接点52aとより構成されている。同様に、別の固定接点ブロック5bも、金属製の固定端子51bと、この固定端子51bの上部に設けられる金属製の固定接点52bとより構成されている。
可動接点バネブロック6は、金属製の可動端子61と、この可動端子61の上端(不図示)に、下端(不図示)が接続される金属製の板バネ62と、この板バネ62の両側面に設けてある一対の金属製の可動接点63、63とより構成され、この板バネ62が上述の2つの固定接点52a、52bの間に配されて、一対の可動接点63、63のそれぞれが固定接点52a、52bに接離自在に対向するよう、ベース9に組み付けられている。
電磁石ブロック4は、コイル40を巻装してなるリレー用電磁石1と、継鉄42と、接極子取付用のヒンジバネ43とより構成され、ベース9に組み付けられている。
継鉄42は、L字状に形成され、一方の端部に形成された固定部42aがコイルボビン20の第2の鍔部22側に突出した鉄芯胴部32の尾端32b(図1等参照)に連結され、コイルボビン20のコイル巻回部23(図1等参照)に略平行となるように配設されている。また、継鉄42の他方の端部42bには、ヒンジバネ43が締結されている。
接極子7は、ヒンジバネ43を介して下端側が継鉄42に回動自在に支持され、鉄芯30の頭部31の磁気吸引によって回動し、頭部31に吸着する構成となっている。また、鉄芯30の頭部31が磁気を失うと、接極子7はヒンジバネ43の作用によって、頭部31より離れる方向に回動する。
カード8は、可動接点バネブロック6および接極子7の双方に係合し、接極子7の回動に応じて、可動接点バネブロック6の一方の可動接点63を固定接点ブロック5a、5bの固定接点52a、52bのいずれか一方に当接させる作動片である。
このように、この電磁リレーRは、カード8が接極子7と可動接点バネブロック6とを連動可能に連結させており、接極子7の鉄芯30の磁極面31bへの接離動作によって、可動接点63、63の2つの固定接点52a、52bに対する接離が可能となる構造となっている。
1 リレー用電磁石
20 コイルボビン
21 第1の鍔部
21a 開口
21b 内縁部(貫通孔部の内周面)
22 第2の鍔部
22a 開口
23 コイル巻回部
26 貫通孔部
27 第1の係止突条
27a 傾斜ガイド面(第1実施形態)
30 鉄芯
31 頭部
32 胴部
32a 両側面(外周面)
32b 胴部の尾端
33 第2の係止突条
33a 突出部
33b 傾斜ガイド面(第2実施形態)
34 V字溝
40 コイル

Claims (4)

  1. 一端に鍔状の頭部を形成した胴部を有した鉄芯を、両端に鍔部を形成したコイル巻回部を有したコイルボビンの貫通孔部に圧入固定し、上記コイル巻回部にコイルを巻装して成るリレー用電磁石であって、
    上記コイルボビンの貫通孔部の内周面に第1の係止突条を形成する一方、上記鉄芯の外周面の対応箇所には、第1の係止突条と交差する方向に第2の係止突条を形成しており、上記鉄芯を上記コイルボビンの貫通孔部に圧入固定させたときに、上記第1、第2の係止突条を相互に圧接させて、上記鉄芯を上記コイルボビンに固定するようにしたことを特徴とするリレー用電磁石。
  2. 請求項1において、
    上記第1、第2の係止突条のいずれか一方は、上記コイルボビンの上記コイル巻回部の軸線方向に沿って形成され、他方は上記コイル巻回部の軸線方向と直交する方向に形成されているリレー用電磁石。
  3. 請求項2において、
    上記第1、第2の係止突条のうち、上記コイルボビンの貫通孔部の軸線方向に沿って形成された係止突条における、鉄芯の圧入時に他方の係止突条と対向する端部には傾斜ガイド面が形成されているリレー用電磁石。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、
    上記第2の係止突条は、上記鉄芯に対してV字溝をプレス形成した際に該V字溝の両側に形成される突出部で構成されているリレー用電磁石。
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CN110459435A (zh) * 2019-04-25 2019-11-15 厦门宏发汽车电子有限公司 一种可调整超行程的大电流继电器

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