JP2011090083A - 光変調装置の固定構造およびプロジェクター - Google Patents

光変調装置の固定構造およびプロジェクター Download PDF

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邦彦 高城
Tetsuo Shimizu
鉄雄 清水
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明 江川
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Abstract

【課題】光変調装置を精度良く配置すると共に、効率良く冷却できる光変調装置の固定構造を提供する。
【解決手段】光束を画像情報に応じて変調する液晶パネル、および液晶パネルを保持するフレーム9を備えた光変調装置6の固定構造は、フレーム9に対して離間し、フレーム9を挟むように突出する突設部75を有するベース部7と、延出方向に沿って肉厚が異なり、フレーム9と突設部75との間に挿入されて光変調装置6の移動を規制する一対の楔状部材8と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、光変調装置の固定構造、およびこの光変調装置を備えたプロジェクターに関する。
従来、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調する光変調装置と、光変調装置で変調された光束を拡大投写する投写光学装置とを備えるプロジェクターが知られている。光変調装置は、光変調素子、例えば、1対の基板間に液晶が密封封入された液晶パネル、およびこの液晶パネルを保持するフレームを有して構成されている。
液晶パネルは、液晶層、各種配線、およびブラックマトリックス等に光源からの光束が吸収されることによって発熱し、劣化する恐れがある。このため、光変調装置に空気を吹き付けて液晶パネルを冷却する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のプロジェクターは、3枚の液晶パネル(赤色光用、緑色光用、青色光用)、各液晶パネルに対応して配置された偏光板、3枚の液晶パネルで変調された各色光を合成するクロスダイクロイックプリズム、流路(仮に「流路壁」とする)、および冷却用ファンを備えている。
流路壁は、隣接する液晶パネルの間、および隣接する偏光板の間に設けられ、クロスダイクロイックプリズムと液晶パネルとの間、および液晶パネルと偏光板との間にそれぞれU字状の第1の流路、および第2の流路を形成している。冷却ファンは、この2つの流路の縁部である液晶パネルの側方に配置されている。そして、冷却ファンから吐出された空気は、この2つの流路に流れ、液晶パネル、偏光板が冷却されるようになっている。
特開2001−281613号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、液晶パネルの固定方法が記述されていないが、記載されている図面によると、流路壁と液晶パネルとの間に隙間が生じている。この隙間によって、冷却ファンから吐出された空気は、流路の外部に流出したり、乱流が発生したりすることによって、液晶パネルを効率よく冷却できない恐れがある。また、特許文献1に記載の技術は、各液晶パネルの位置調整について記載されていないが、各液晶パネルが精度良く配置されず、変調された各色光がずれて合成される画像光の品質が劣る恐れがある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る光変調装置の固定構造は、光束を画像情報に応じて変調する光変調素子、および前記光変調素子を保持するフレームを備えた光変調装置の固定構造であって、前記フレームに対して離間し、前記フレームを挟むように突出する突設部を有するベース部と、延出方向に沿って肉厚が異なり、前記フレームと前記突設部との間に挿入されて前記光変調装置の移動を規制する一対の楔状部材と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、光変調装置は、一対の突設部の間に配置され、突設部に対するフレームの両側の隙間(以下、「フレーム隙間」という)に楔状部材がそれぞれ挿入されて固定される。楔状部材は、延出方向に沿って肉厚が異なるので、光変調装置が位置調整されてフレームと突設部との離間距離が特定されないフレーム隙間への挿入が可能となる。よって、光変調装置を精度良く位置決めすることが可能となる。
また、楔状部材によって、フレーム隙間の一部が埋められるので、突設部に沿って空気が流通するように構成することで、突設部からフレームに向かう空気の漏出を抑制し、効率よく光変調装置を冷却することが可能となる。
[適用例2]上記適用例に係る光変調装置の固定構造において、前記突設部または前記フレームのいずれか一方には、前記楔状部材が挿入される方向と異なる方向に前記楔状部材が係合される被係合部が形成され、前記楔状部材は、前記被係合部に係合する係合面を有していることが好ましい。
この構成によれば、楔状部材は、係合面が被係合部に係合するので、挿入される方向と異なる方向への移動が規制されてフレーム隙間からの脱落が防止される。よって、楔状部材は、安定して光変調装置の位置決めを行うことができる。
[適用例3]上記適用例に係る光変調装置の固定構造において、前記被係合部は、前記楔状部材が挿入される方向と略同一方向に沿って形成された断面視略半円形の凹部であり、前記係合面は、円錐面であることが好ましい。
この構成によれば、楔状部材は、係合面としての円錐面が断面視略半円形の凹部に係合する。これによって、光変調装置の位置調整後のフレームと突設部との特定されない離間距離に加えて、突設部に対するフレームの特定されない傾斜角度に追従して楔状部材をフレーム隙間に挿入することが可能となる。よって、光変調装置は、さらに精度良く位置決めされると共に、楔状部材は、捩れ等が抑制されてより安定してフレーム隙間に挿入された状態を維持することが可能となる。
[適用例4]上記適用例に係る光変調装置の固定構造において、前記楔状部材は、前記フレームおよび前記突設部に接着剤によって固定されていることが好ましい。
この構成によれば、楔状部材は、接着固定されるので、フレーム隙間に強固に固定される。よって、光変調装置は、位置決めされた状態を確実に維持することが可能となる。
[適用例5]上記適用例に係る光変調装置の固定構造において、前記接着剤は、光硬化性を有する材料で形成され、前記楔状部材は、前記接着剤を硬化させるための光を透過する部材で形成されていることが好ましい。
この構成によれば、接着剤を硬化させるための光は、楔状部材を透過するので、楔状部材の周辺に注入された接着剤により多くの光量を照射することができる。よって、接着剤を確実に硬化させ、楔状部材を強固に固定することができる。
[適用例6]本適用例に係るプロジェクターは、光源と、前記光源から射出された光束を変調する上述したいずれかに記載の光変調装置の固定構造により固定される光変調装置と、前記光変調装置で変調された光束を投写する投写光学装置と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、プロジェクターは、光変調装置が上述した固定構造によって固定されるので、良好な画像品質を得ると共に、光変調装置の効率的な冷却が可能となる。よって、プロジェクターの長寿命化が図れる。
本実施形態のプロジェクターの概略構成を示す模式図。 本実施形態の光学装置を上方から見た断面図。 本実施形態の光変調装置を模式的に示す図であり、(a)は、斜視図、(b)は、側方から見た断面図。 本実施形態の突設部、および楔状部材を示す模式図であり、(a)は上方から見た断面図、(b)は、フレームの光束射出側端面側から見た断面図、(c)は、フレームの側方から見た断面図。 本実施形態の楔状部材を模式的に示す斜視図。 変形例の突設部を模式的に示す断面図。 変形例の楔状部材を模式的に示す斜視図。
以下、本実施形態に係るプロジェクターについて、図面を参照して説明する。
本実施形態のプロジェクターは、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して画像光を形成し、その画像光をスクリーン等に拡大投写する。
図1は、本実施形態のプロジェクターの概略構成を示す模式図である。
図1に示すように、プロジェクター1は、光源211を有する光学ユニット2、冷却ファン3、外装を構成する外装筐体4、図示しない制御部、排気ファン、および光源211や制御部等に電力を供給する電源装置等を備えている。
制御部は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備え、コンピューターとして機能するものであり、プロジェクター1の動作の制御、例えば、画像の投写に関わる制御等を行う。
光学ユニット2は、略L字状に形成され、制御部による制御の下、光源211から射出された光束を光学的に処理し、画像情報に応じた画像光を形成して投写する。
図1に示すように、光学ユニット2は、光源装置21、照明光学装置22、色分離光学装置23、リレー光学装置24、光学装置5、色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム25、投写光学装置としての投写レンズ26、およびこれらの光学部品を所定位置に配置する光学部品用筐体27を備える。なお、以下において、説明の便宜上、投写レンズ26が画像光を射出する方向を前方向(+X方向)、プロジェクター1が机上等に設置された姿勢における鉛直方向の上側を上方向(+Z方向)、X方向およびZ方向に直交し、図1の図面視における右側を右方向(+Y方向)として記載する。
光源装置21は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源211およびリフレクター212等を備える。そして、光源装置21は、光源211から射出された光束をリフレクター212によって射出方向を揃え、照明光学装置22に向けて射出する。
照明光学装置22は、第1レンズアレイ221、第2レンズアレイ222、偏光変換素子223、および重畳レンズ224を備える。
第1レンズアレイ221は、光源211から射出された光束の光軸L方向から見て略矩形の輪郭を有する小レンズがマトリックス状に配列された構成を有しており、光源装置21から射出された光束を複数の部分光束に分割する。第2レンズアレイ222は、第1レンズアレイ221と略同様の構成を有しており、重畳レンズ224とともに、部分光束を後述する液晶パネル61の表面に略重畳させる。偏光変換素子223は、第2レンズアレイ222から射出されたランダム偏光光を液晶パネル61で利用可能な略1種類の偏光光に揃える機能を有する。
色分離光学装置23は、2枚のダイクロイックミラー231,232、および反射ミラー233を備え、照明光学装置22から射出された光束を赤色光(以下「R光」という)、緑色光(以下「G光」という)、青色光(以下「B光」という)の3色の色光に分離する機能を有する。
リレー光学装置24は、入射側レンズ241、リレーレンズ243、および反射ミラー242,244を備え、色分離光学装置23で分離されたB光をB光用の液晶パネル61まで導く機能を有する。なお、光学ユニット2は、リレー光学装置24がB光を導く構成としているが、これに限らず、例えば、R光を導く構成としてもよい。
図2は、光学装置5を上方から見た断面図である。
光学装置5は、図2に示すように、3色の色光毎に備えられた入射側偏光板51、光変調装置6(R光用の光変調装置を6R、G光用の光変調装置を6G、B光用の光変調装置を6Bとする)、プリポラライザー52、および射出側偏光板53に加え、ベース部7および楔状部材8を備えている。
入射側偏光板51は、色分離光学装置23で分離された色光のうち、偏光変換素子223で揃えられた偏光光を透過し、その偏光光と異なる偏光光を吸収して後述する液晶パネル61に射出する。
光変調装置6は、図2に示すように、光変調素子としての液晶パネル61、入射側防塵ガラス62、射出側防塵ガラス63、およびフレーム9を有している。
液晶パネル61は、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶が密閉封入された構成を有し、制御部からの駆動信号に応じて、液晶の配向状態が制御され、入射側偏光板51から射出された色光を画像情報に応じて変調する。
入射側防塵ガラス62は、液晶パネル61の光束入射側端面に貼付され、射出側防塵ガラス63は、液晶パネル61の光束射出側端面に貼付される。
入射側防塵ガラス62および射出側防塵ガラス63は、液晶パネル61の表面に塵埃が付着することを防止し、塵埃の位置が焦点位置からずれるように構成されている。これによって、入射側防塵ガラス62または射出側防塵ガラス63に塵埃が付着したとしても、投写される画像光は、塵埃の影が目立たなくなるようになっている。また、入射側防塵ガラス62および射出側防塵ガラス63は、光源211からの光束が吸収されることによって発熱する液晶パネル61の熱を放熱する機能を有している。
フレーム9は、液晶パネル61を保持するように構成されている。光変調装置6については、後で詳細に説明する。
プリポラライザー52および射出側偏光板53は、入射側偏光板51と略同様の機能を有し、液晶パネル61の光束射出側に順次配置される。そして、プリポラライザー52および射出側偏光板53は、液晶パネル61から射出された光束のうち一定方向の偏光光を透過し、その他の光束を吸収する。このように、プリポラライザー52および射出側偏光板53を配置することによって、吸収する光束をプリポラライザー52と射出側偏光板53とで按分し、それぞれの過熱を抑制するようになっている。
ベース部7は、入射側偏光板51、光変調装置6、プリポラライザー52、および射出側偏光板53を保持すると共に、これらの光学部品に空気を流通させる流路が形成されている。ベース部7については、後で詳細に説明する。
楔状部材8は、延出方向に沿って肉厚が異なる形状を有し、フレーム9と後述するベース部7の突設部75との間に設けられた一対の隙間(フレーム隙間)にそれぞれ挿入される。そして、楔状部材8は、光変調装置6の移動を規制して光変調装置6を位置決めする。楔状部材8については、後で詳細に説明する。
図1に戻って、クロスダイクロイックプリズム25は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、2つの誘電体多層膜が形成されている。誘電体多層膜は、光変調装置6R,6Bで変調され、プリポラライザー52および射出側偏光板53を透過した各色光を反射し、光変調装置6Gで変調され、プリポラライザー52および射出側偏光板53を透過した色光を透過する。このようにして、クロスダイクロイックプリズム25は、各光変調装置6にて変調された各色光を合成して画像光を形成する。
投写レンズ26は、複数のレンズを組み合わせた組レンズとして構成され、クロスダイクロイックプリズム25にて形成された画像光をスクリーン上に拡大投写する。
冷却ファン3は、図1に示すように、シロッコファンで構成されており、光学装置5の側方に配置される。そして、冷却ファン3は、光学装置5に空気を吐出し、入射側偏光板51、光変調装置6、プリポラライザー52および射出側偏光板53を冷却する。
排気ファンは、軸流ファンで構成され、光源装置21や光学装置5を冷却して温まった空気、および電源装置の駆動に伴って温まった空気等を外装筐体4の外部に排出する。
ここで、光変調装置6、ベース部7、および楔状部材8について詳細に説明する。
先ず光変調装置6について詳細に説明する。
図3は、光変調装置6を模式的に示す図であり、図3(a)は、斜視図、図3(b)は、側方から見た断面図である。
光変調装置6は、図3に示すように、液晶パネル61、入射側防塵ガラス62、射出側防塵ガラス63、およびフレーム9に加え、フレキシブルプリント基板64を備えている。
液晶パネル61は、図3に示すように、ガラス板などからなる矩形状の素子基板611および対向基板612に電気光学物質である液晶が密閉封入された構成を有している。
素子基板611は、液晶を駆動するための駆動基板であり、互いに平行に配列形成される複数のデータ線と、複数のデータ線と直交する方向に配列形成される複数の走査線と、走査線およびデータ線の交差に対応してマトリックス状に配列形成される画素電極と、データ線、走査線、および画素電極と電気的に接続されるTFT(Thin Film Transistor)あるいはMIM(Metal Insulator Metal)等のスイッチング素子とを有している。また、素子基板611の上側の端部には、制御部との電気的接続のための接続端子が形成されている。
対向基板612は、素子基板611に対して所定間隔を有し、対向して配設される基板であり、所定の電圧が印加される共通電極、ブラックマトリックス等を有している。対向基板612は、平面サイズが素子基板611の平面サイズより小さく形成されており、素子基板611の接続端子が露出するように形成されている。
入射側防塵ガラス62は、光束を透過する板材で、平面サイズが対向基板612の平面サイズより大きい矩形状に形成されている。入射側防塵ガラス62は、図3に示すように、4辺がそれぞれ対向基板612より突出し、対向基板612の光束入射側端面612Nに接着剤を介して密着固定されている。
射出側防塵ガラス63は、入射側防塵ガラス62と同様に、光束を透過する板材で形成されている。射出側防塵ガラス63は、図3に示すように、平面サイズが素子基板611の平面サイズより大きい矩形状に形成されている。射出側防塵ガラス63は、図3に示すように、4辺がそれぞれ素子基板611より突出し、素子基板611の光束射出側端面611Sに接着剤を介して密着固定されている。
フレキシブルプリント基板64は、一端が素子基板611の接続端子に電気的に接続固定されており、他端が制御部に着脱可能に接続される。
液晶パネル61は、このフレキシブルプリント基板64を介して制御部から駆動信号が入力され、所定の画素電極と共通電極との間に電圧が印加される。そして、液晶パネル61は、画素電極および共通電極間に介在する液晶の配向状態が制御され、入射側偏光板51から射出された偏光光束の偏光方向を変調する。
フレーム9は、液晶パネル61、入射側防塵ガラス62および射出側防塵ガラス63を保持するように形成されている(光変調装置6Rのフレームを9R、光変調装置6Gのフレームを9G、光変調装置6Bのフレームを9Bとする)。
フレーム9は、外形が直方体状に形成され、液晶パネル61、入射側防塵ガラス62および射出側防塵ガラス63の端面を覆うように形成されている。
フレーム9は、図3(b)に示すように、光束入射側端面9Nが入射側防塵ガラス62の光束入射側端面62Nに沿うように形成され、光束射出側端面9Sが射出側防塵ガラス63の光束射出側端面63Sに沿うように形成されている。また、フレーム9の両側の側面94は、平坦に形成されている。
そして、フレーム9の中央部には、液晶パネル61、入射側防塵ガラス62および射出側防塵ガラス63を収納する開口部91が設けられている。
開口部91は、内面形状の大きさが異なる複数の枠部を有して段状に形成されており、光束が入射する側から順次、枠部911,912,913,914が設けられている。枠部911,912,913,914は、入射側防塵ガラス62、対向基板612、素子基板611、射出側防塵ガラス63がそれぞれ挿通可能な大きさに形成されている。枠部912は、枠部911より内側に突出して形成されており、フレーム9には、枠部912と枠部911とで形成される段差面93が設けられている。また、枠部912と枠部913との間の上部には、開口部91から上方に向かって貫通する貫通孔92が形成されている。
ここで、液晶パネル61、入射側防塵ガラス62および射出側防塵ガラス63がフレーム9に取り付けられる手順について説明する。
先ず、射出側防塵ガラス63は、素子基板611に接着固定され、入射側防塵ガラス62は、周縁部がフレーム9の段差面93に接着固定される。
次に、射出側防塵ガラス63が接着された液晶パネル61は、貫通孔92にフレキシブルプリント基板64が挿通され、対向基板612の光束入射側端面612Nが入射側防塵ガラス62の光束射出側端面62Sに接着固定される。
次に、ベース部7について、詳細に説明する。
ベース部7は、入射側偏光板51、光変調装置6、プリポラライザー52、および射出側偏光板53を互いに離間して保持するように構成されている。また、ベース部7は、保持する光学部品に順次空気を流通させる流路が設けられている。
具体的に、ベース部7は、図1、図2に示すように、平面視U字状の流路形成部71、およびクロスダイクロイックプリズム25が固定される固定部72を有している。流路形成部71は、投写レンズ26の右方(+Y方向)から後方(−X方向)に延出し、クロスダイクロイックプリズム25の右方、後方および左方(−Y方向)を囲んだ後、投写レンズ26の左方に延出して形成されている。流路形成部71は、右側の端部がL字状に屈曲されており、図1に示すように、この端部近傍に冷却ファン3が配置される。流路形成部71は、冷却ファン3から吐出された空気を右側の端部から左側の端部まで導き、左側端部に形成された開口部から排出する。
流路形成部71は、複数の流路がU字状に沿って並設されており、上方に開口する開口部が形成されている。この開口部は、図示しない蓋状部材によって閉塞される。
流路形成部71は、図2に示すように、U字状の外側を形成する外側壁73、U字状の内側を形成する内側壁74、外側壁73と内側壁74との間に設けられ、底面から突出する突設部75および立壁部76を有している。
外側壁73には、入射側偏光板51が配置される位置に対応して、内面側が窪む窪部731が形成され、この窪部731には、色分離光学装置23にて分離された色光が通過する開口部が設けられている。入射側偏光板51は、周縁部がこの窪部731に貼付され、図2に示すように、光束射出側端面51Sが外側壁73の内面73Aに沿うように固定される。
内側壁74には、射出側偏光板53が配置される位置に対応して、内面側が窪む窪部741が形成され、この窪部741には、プリポラライザー52を透過した光束が通過する開口部が設けられている。射出側偏光板53は、周縁部がこの窪部741に貼付され、図2に示すように、光束入射側端面53Nが内側壁74の内面74Aに沿うように固定される。
突設部75は、外側壁73から離間し、外側壁73に沿って形成されており、光変調装置6R,6G,6B、および楔状部材8とで一連の立壁を形成するように設けられている。つまり、突設部75は、フレーム9R,9G,9Bの側方から離間し、各フレーム9を挟むように形成されている。また、突設部75は、フレーム9B,9Rの前方(+X方向)が流路形成部71の右側端部、左側端部までそれぞれ延出して形成されている。
ここで、フレーム9G近傍の突設部75に注目し、突設部75をさらに詳細に説明する。
図4は、フレーム9G近傍の突設部75、および楔状部材8を示す模式図である。具体的に、図4(a)は、上方(+Z方向)から見た断面図、図4(b)は、フレーム9Gの光束射出側端面側から見た断面図、図4(c)は、フレーム9Gの側方から見た断面図である。
突設部75は、図4に示すように、高さ寸法(±Z方向の寸法)および幅寸法(±X方向の寸法)がフレーム9Gと同等に形成されている。つまり、突設部75は、光束入射側端面75Nおよび光束射出側端面75Sが、フレーム9Gの光束入射側端面9Nおよび光束射出側端面9Sにそれぞれ略沿うように形成されている。
また、突設部75は、光変調装置6の位置が調整できるように、フレーム9Gとの間に隙間(フレーム隙間)が設定されている。そして、突設部75の側面には、図4(a)に示すように、被係合部としての凹部751が形成されている。凹部751は、上方から下方、つまり楔状部材8が挿入される方向と略同一方向に沿って断面視略半円形に形成されている。本実施形態の凹部751は、断面形状の半径が下方に向かって小さくなる円錐面を有するように形成されている。そして、凹部751は、楔状部材8が挿入される方向と異なる方向に係合されることとなる。
フレーム9R,9B近傍の突設部75は、それぞれフレーム9G近傍の突設部75と同様に形成されている。
図2に戻って、立壁部76は、内側壁74と突設部75との間に形成され、内側壁74に沿い、R光用のプリポラライザー52の前方(+X方向)からB光用のプリポラライザー52の前方に亘って形成されている。立壁部76には、プリポラライザー52が配置される位置に対応して、フレーム9側が窪む窪部761が形成され、この窪部761には、光変調装置6で変調された光束が通過する開口部が設けられている。プリポラライザー52は、周縁部がこの窪部761に貼付され、光束入射側端面52Nが立壁部76の光束入射側端面76Nに沿うように固定される。
そして、流路形成部71には、外側壁73、内側壁74、突設部75、立壁部76およびベース部7に配置される各光学部品によって、U字状の外側から第1流路11、第2流路12、および第3流路13が順次形成される。なお、流路形成部71には、立壁部76が流路形成部71の左右の端部まで形成されていないので、右側(+Y側)端部近傍に、第2流路12および第3流路13に連通する右側流路10が形成され、左側(−Y側)端部近傍に、第2流路12および第3流路13に連通する左側流路20が形成されることとなる。
固定部72は、U字状の内側壁74を橋架するように形成されており、クロスダイクロイックプリズム25は、この固定部72に位置が調整されて固定される。そして、ベース部7は、光学部品用筐体27に図示しない案内ピン等によって精度良く位置決めされ、ネジ固定される。
次に、楔状部材8について、詳細に説明する。
楔状部材8は、前述したように、フレーム隙間に挿入され、光変調装置6の移動を規制するように形成されている。
図5は、楔状部材8を模式的に示す斜視図である。
楔状部材8は、UV(ultraviolet)光を透過するアクリル樹脂等で、延出方向に沿って肉厚が異なるように形成されている。具体的に、楔状部材8は、図5に示すように、円錐形状の略半分がカットされ、係合面としての円錐面81および平坦面82を有するように形状されている。そして、楔状部材8は、フレーム隙間に挿入された際に、円錐面81が突設部75の凹部751に係合し、平坦面82がフレーム9の側面94に当接する。
楔状部材8は、光変調装置6が位置調整された後に、フレーム隙間に挿入されて光変調装置6の移動を規制することによって、光変調装置6の位置決めを行う。
ここで、光変調装置6Gに注目して、楔状部材8がフレーム隙間に挿入される手順について説明する。
光変調装置6Gは、治具に保持されて突設部75の間に位置づけられた後、投写される画像光が観察されながら位置調整が行われる。具体的に、光変調装置6Gは、前後方向(±X方向)、左右方向(±Y方向)、上下方向(±Z方向)に加え、図4に示すように、X軸に対する傾斜方向θx、Y軸に対する傾斜方向θy、およびZ軸に対する傾斜方向θzの6軸調整が行われる。
そして、楔状部材8は、図4(b)に示すように、円錐面81が被係合部としての凹部751に係合し、平坦面82が側面94に当接するようにフレーム隙間に挿入される。そして、光変調装置6は、フレーム9の両側の側面94が楔状部材8によって移動が規制されて位置決めされる。
光変調装置6R,6Bは、光変調装置6Gと同様に、6軸調整が行われた後、各フレーム隙間に楔状部材8が挿入されて位置決めされる。なお、光変調装置6R,6G,6Bは、6軸調整される際に、フォーカスが調整されると共に、投写される画像光の画素が一致するように位置が調整される。
そして、挿入された楔状部材8は、周囲にUV光で硬化する接着剤が注入されてフレーム9および突設部75に固定される。
ここで、冷却ファン3から吐出された空気の流れについて説明する。
冷却ファン3から吐出された空気は、図2に示すように、第1流路11および右側流路10を流れる。
第1流路11を流れた空気は、各入射側偏光板51の光束射出側端面51S、および各入射側防塵ガラス62の光束入射側端面62Nの表面に沿って流れ、入射側偏光板51および光変調装置6を冷却して左側端部から排出される。
右側流路10を流れた空気は、立壁部76で分割され、第2流路12および第3流路13に流れる。
第2流路12を流れた空気は、各射出側防塵ガラス63の光束射出側端面63S、およびプリポラライザー52の光束入射側端面52Nの表面に沿って流れ、光変調装置6およびプリポラライザー52を冷却する。
第3流路13を流れた空気は、プリポラライザー52の光束射出側端面52S、および射出側偏光板53の光束入射側端面53Nの表面に沿って流れ、プリポラライザー52および射出側偏光板53を冷却する。そして、第2流路12および第3流路13を流れた空気は、左側流路20で合流して左側端部から排出される。
このように、冷却ファン3から吐出された空気は、光学装置5の側方から滑らかに各流路に流通し、R光、G光、B光用の各光学部品を順次冷却する。
上述した実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態の光変調装置6の固定構造によれば、光変調装置6は、6軸調整後に楔状部材8が挿入されて固定されるので、精度良く位置決めされる。よって、光学装置5は、各光変調装置6にて変調された各色光の位置ずれを抑制し、クロスダイクロイックプリズム25に射出することが可能となる。
(2)本実施形態の光変調装置6の固定構造によれば、楔状部材8によって、フレーム隙間の一部が埋められるので、フレーム9と突設部75との間の空気の漏出が抑制される。よって、冷却ファン3から吐出され、第1流路11および第2流路12を流れた空気は、効率よく突設部75に沿って流通して光変調装置6を冷却することができる。したがって、光変調装置6は、温度上昇が抑制され、入射した色光を安定して変調することが可能となる。
(3)本実施形態の光変調装置6の固定構造によれば、突設部75は、光束入射側端面75Nおよび光束射出側端面75Sが、フレーム9の光束入射側端面9Nおよび光束射出側端面9Sにそれぞれ略沿うように形成されている。そして、フレーム9は、光束入射側端面9Nが入射側防塵ガラス62の光束入射側端面62Nに沿うように形成され、光束射出側端面9Sが射出側防塵ガラス63の光束射出側端面63Sに沿うように形成されている。これによって、第1流路11および第2流路12を流れる空気は、突設部75に沿って滑らかに流れ、入射側防塵ガラス62および射出側防塵ガラス63の全面に亘って流通する。よって、入射側防塵ガラス62および射出側防塵ガラス63が効率的に放熱されるので、液晶パネル61のさらに効率的な冷却が可能となる。
(4)本実施形態の光変調装置6の固定構造によれば、楔状部材8は、円錐面81が凹部751に係合するので、挿入される方向と異なる方向への移動が規制されてフレーム隙間からの脱落が防止される。よって、楔状部材8は、安定して光変調装置6の位置決めを行うことができる。
(5)本実施形態の光変調装置6の固定構造によれば、楔状部材8は、係合面としての円錐面81が断面視略半円形の凹部751に係合する。これによって、光変調装置6の位置調整後のフレーム9と突設部75との特定されない離間距離に加えて、突設部75に対するフレーム9の特定されない傾斜角度に追従して楔状部材8をフレーム隙間に挿入することが可能となる。よって、光変調装置6は、さらに精度良く位置決めされると共に、楔状部材8は、捩れ等が抑制されてより安定してフレーム隙間に挿入された状態を維持することが可能となる。
また、楔状部材8は、平坦面82がフレーム9の平坦に形成された側面94に当接するので、安定してフレーム9と当接する状態を維持することが可能となる。
(6)本実施形態の光変調装置6の固定構造によれば、楔状部材8は、接着固定されるので、フレーム隙間に強固に固定される。よって、光変調装置6は、位置決めされた状態を確実に維持することが可能となる。
(7)本実施形態の光変調装置6の固定構造によれば、接着剤を硬化させるためのUV光は、楔状部材8を透過するので、楔状部材8の周辺に注入された接着剤により多くの光量を照射することができる。よって、接着剤を確実に硬化させ、楔状部材8を強固に固定することができる。
(8)本実施形態の光変調装置6の固定構造によれば、接着剤は、楔状部材8の周囲に注入される。楔状部材8は、円錐面81を有しているので、平坦な面のみで形成された場合に比べて表面積が大きく形成される。よって、楔状部材8は、接着される表面積も増し、より確実な固定が可能となる。
(9)本実施形態の光学装置5によれば、入射側偏光板51は、光束射出側端面51Sが外側壁73の内面73Aに沿うように固定されるので、第1流路11に流れる空気は、入射側偏光板51の全面に亘って流通する。よって、入射側偏光板51の効率的な冷却が可能となる。
同様に、プリポラライザー52は、光束入射側端面52Nが立壁部76の光束入射側端面76Nに沿うように固定され、射出側偏光板53は、光束入射側端面53Nが内側壁74の内面74Aに沿うように固定される。これによって、第2流路12、第3流路13に流れる空気は、プリポラライザー52、射出側偏光板53の全面に亘ってそれぞれ流通する。よって、プリポラライザー52および射出側偏光板53の効率的な冷却が可能となる。
(10)本実施形態のプロジェクター1によれば、光変調装置6が上述した固定構造によって固定されるので、良好な画像品質を得ると共に、光変調装置6の効率的な冷却が可能となる。よって、プロジェクター1の長寿命化が図れる。
(11)本実施形態のプロジェクター1によれば、冷却ファン3から吐出された空気は、効率良く光学装置5に導かれるので、冷却ファン3の回転数を下げることが可能となる。また、冷却ファン3から吐出された空気は、滑らかに各流路を流れるので、乱流による風切り音等の抑制が可能となる。よって、プロジェクター1の低騒音化が図れる。
(12)本実施形態のプロジェクター1によれば、冷却ファン3は、光学装置5の側方に配置され、冷却ファン3から吐出された空気は、光学装置5の側方から滑らかに流通し、R光、G光、B光用の各光学部品を順次冷却する。これによって、光学装置5の上方、および下方の省スペースが可能となるのでプロジェクター1の薄型化が図れる。
なお、前記実施形態は、以下のように変更してもよい。
突設部75の側面を段差状に形成し、この段差状の突出する部位に被係合部としての凹部751を設けるように構成してもよい。
図6は、変形例の突設部175を示す模式的に示す断面図である。
突設部175は、図6に示すように、側面の下側が突出する段差部1751を有し、この突出する部位の側面に被係合部としての凹部1752が形成されている。凹部1752は、前記実施形態の凹部751と同様に、断面形状の半径が下方に向かって小さくなる円錐面を有するように形成されている。そして、光変調装置6は、楔状部材8の円錐面81が凹部1752に係合されるように挿入されて位置決めされる。このように、楔状部材8は、前記実施形態に比べて突設部175に係合する部位が下方になるので、突設部175の上面175Aから突出することなく光変調装置6を位置決めできる。よって、光学装置5の薄型化が図れる。また、上下方向における光変調装置6の中央部を押さえるように構成できるので、より安定して光変調装置6の位置決めが可能となる。
図7(a)、(b)は、変形例の楔状部材を模式的に示す斜視図である。
前記実施形態の楔状部材8は、一方の面全体が円錐面81となるように形成されているが、図7(a)に示すように、一方の面の一部が円錐面181となるように形成してもよい。また、図7(b)に示すように、延出方向における中央部が最も肉厚が厚くなるように対称となる2つの円錐面281を有するように形成してもよい。
前記実施形態では、被係合部は、突設部75に設けられ、フレーム9の側面94は、平坦に形成されているが、被係合部をフレーム9の側面に設け、突設部75の側面を平坦に形成してもよい。
前記実施形態の光学装置5は、プリポラライザー52を備えているが、プリポラライザー52に限らず、位相差を補償する補償素子等の光学部品を配置するように構成してもよい。また、プリポラライザー52および立壁部76を廃止し、流路形成部71が2つの流路を有するように構成してもよい。
前記実施形態では、冷却ファン3は、R光用の光学部品からG光用、B光用の光学部品を順次冷却するように構成しているが、B光用の光学部品からG光用、R光用の光学部品を順次冷却するように構成してもよい。
前記実施形態の光変調装置6は、入射側防塵ガラス62および射出側防塵ガラス63を備えているが、入射側防塵ガラス62および射出側防塵ガラス63を廃止して構成してもよい。また、前記実施形態の光変調装置6は、透過型の液晶パネル61を用いているが、反射型の液晶パネルを利用したものであってもよい。
前記実施形態の光源装置21は、放電型の光源211を採用しているが、レーザーダイオード、LED(Light Emitting Diode)、有機EL(Electro Luminescence)素子、シリコン発光素子などの各種固体発光素子で構成してもよい。
1…プロジェクター、2…光学ユニット、3…冷却ファン、4…外装筐体、5…光学装置、6,6R,6G,6B…光変調装置、7…ベース部、8…楔状部材、9,9R,9G,9B…フレーム、10…右側流路、11…第1流路、12…第2流路、13…第3流路、20…左側流路、21…光源装置、25…クロスダイクロイックプリズム、26…投写レンズ、27…光学部品用筐体、51…入射側偏光板、52…プリポラライザー、53…射出側偏光板、61…液晶パネル、62…入射側防塵ガラス、63…射出側防塵ガラス、75,175…突設部、81,181,281…円錐面、82…平坦面、175A…上面、211…光源、611…素子基板、612…対向基板、751,1752…凹部。

Claims (6)

  1. 光束を画像情報に応じて変調する光変調素子、および前記光変調素子を保持するフレームを備えた光変調装置の固定構造であって、
    前記フレームに対して離間し、前記フレームを挟むように突出する突設部を有するベース部と、
    延出方向に沿って肉厚が異なり、前記フレームと前記突設部との間に挿入されて前記光変調装置の移動を規制する一対の楔状部材と、
    を備えることを特徴とする光変調装置の固定構造。
  2. 請求項1に記載の光変調装置の固定構造であって、
    前記突設部または前記フレームのいずれか一方には、前記楔状部材が挿入される方向と異なる方向に前記楔状部材が係合される被係合部が形成され、
    前記楔状部材は、前記被係合部に係合する係合面を有していることを特徴とする光変調装置の固定構造。
  3. 請求項2に記載の光変調装置の固定構造であって、
    前記被係合部は、前記楔状部材が挿入される方向と略同一方向に沿って形成された断面視略半円形の凹部であり、
    前記係合面は、円錐面であることを特徴とする光変調装置の固定構造。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の光変調装置の固定構造であって、
    前記楔状部材は、前記フレームおよび前記突設部に接着剤によって固定されていることを特徴とする光変調装置の固定構造。
  5. 請求項4に記載の光変調装置の固定構造であって、
    前記接着剤は、光硬化性を有する材料で形成され、
    前記楔状部材は、前記接着剤を硬化させるための光を透過する部材で形成されていることを特徴とする光変調装置の固定構造。
  6. 光源と、
    前記光源から射出された光束を変調する請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の光変調装置の固定構造により固定される光変調装置と、
    前記光変調装置で変調された光束を投写する投写光学装置と、
    を備えたことを特徴とするプロジェクター。
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