JP2011089247A - 抄紙機用織布 - Google Patents

抄紙機用織布 Download PDF

Info

Publication number
JP2011089247A
JP2011089247A JP2010228709A JP2010228709A JP2011089247A JP 2011089247 A JP2011089247 A JP 2011089247A JP 2010228709 A JP2010228709 A JP 2010228709A JP 2010228709 A JP2010228709 A JP 2010228709A JP 2011089247 A JP2011089247 A JP 2011089247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
woven fabric
yarn
fabric layer
yarns
paper machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010228709A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5192021B2 (ja
Inventor
Rex Barrett
バレット レックス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Heimbach GmbH and Co KG
Original Assignee
Heimbach GmbH and Co KG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Heimbach GmbH and Co KG filed Critical Heimbach GmbH and Co KG
Publication of JP2011089247A publication Critical patent/JP2011089247A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5192021B2 publication Critical patent/JP5192021B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D11/00Double or multi-ply fabrics not otherwise provided for
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D1/00Woven fabrics designed to make specified articles
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D15/00Woven fabrics characterised by the material, structure or properties of the fibres, filaments, yarns, threads or other warp or weft elements used
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F1/00Wet end of machines for making continuous webs of paper
    • D21F1/0027Screen-cloths
    • D21F1/0036Multi-layer screen-cloths
    • D21F1/0045Triple layer fabrics

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Abstract

【課題】排水特性が改善されてマークが形成されにくい抄紙機用織布を提供する。
【解決手段】第1糸4,5,6によって形成される第1織布層2及び第2糸によって形成される第2織布層3を有する抄紙機用布1,21,31,41であって、両織布層は、第1糸のうちの第1結合糸6により互いに結合され、前記第1糸は一方向に延在して、第1基礎糸5と第1結合糸6とに分けられ、第1基礎糸5は第1糸4とともに平織りを形成し、第1結合糸6は、第1糸とともに部分的に平織りを形成し、第1結合糸6は、1本の第2糸9と、外側にある結合点7,8にて係合して、第1結合糸6に直交する第1糸4であって結合点7,8にて係合されない第1糸4の本数は、結合点7,8にて係合される第2糸の本数より少なくとも2本多い抄紙機用織布であって、2本の隣接する第1基礎糸5の間にそれぞれ1本のみの第1結合糸6を配する抄紙機用織布。
【選択図】図2

Description

本発明は、抄紙機用織布、特にフォーミングファブリック(forming fabric)に関するものである。
本明細書における、単語の意味は、原則として下記による。
(1)第1糸について
第1糸とは、主として第1織布層を構成する糸であり、縦糸と横糸の双方を含む。例えば、第1織布層を構成する糸であって縦糸に相当する糸は、「第1縦糸」と称する。また第1織布層を構成する糸であって横糸に相当する糸は、「第1横糸」と称する。要するに、第1織布層を構成する糸には、語頭に「第1」という語が付されている。
第1織布層を構成する糸であって横糸に相当する糸は、「第1××横糸」の様に称し、「××」部分に機能を付記している。例えば第1織布層の規則的な平織り部分を構成する糸は「第1基礎横糸」と称する。また第2織布層と連結する機能を備えた糸は「第1結合横糸」と称する。
(2)第2糸について
第2糸とは、主として第2織布層を構成する糸であり、縦糸と横糸の双方を含む。例えば、第2織布層を構成する糸であって縦糸に相当する糸は、「第2縦糸」と称する。また第2織布層を構成する糸であって横糸に相当する糸は、「第2横糸」と称する。要するに、第2織布層を構成する糸には、語頭に「第2」という語が付されている。
(3)基礎糸について
平織を構成する糸を基礎糸と称する。
(4)結合糸について
隣の織布層に跨がって二つの織布層を結合する糸を結合糸と称する。
(5)係合について
平面視したときに二つの糸が交差する位置関係にあり、且つ図7の、横糸A1〜A7と、縦糸Bとの関係の様に、一方の糸が他方の糸の周の何割かを取りまく状態にある場合を「係合」と称する。逆に図8の、横糸A4、A5の様に、糸の一部が接しているだけの様な場合は「係合」ではない。なお図8において、横糸A1〜A3と縦糸Bとの関係は、「係合」である。また横糸A6と縦糸Bとの関係も、「係合」である。
(6)結合点について
結合点の意味には、狭義と広義がある。狭義の結合点は、一方の層を構成する糸が他方の層を構成する糸と接触する接触点を意味する。広義の結合点は、一方の層を構成する糸が他方の層を構成する糸と接触する平面領域を意味する。従って第2織布層と接する第1織布層の糸がある。図9の様に第1織布層100と、第2織布層200があり、第1織布層100の縦糸Cが第2織布層200の横糸B6と接している場合、狭義の結合点は、第1織布層100の縦糸Cと、第2織布層200の横糸B6との接触点であり、広義の結合点は、破線で囲んだエリアであって、上部の第1織布層100の横糸A6を含む。
本発明は、抄紙機用織布、特にフォーミングファブリックに関するものであり、第1織布層及び第2織布層を有し、第1織布層は紙側に設けられて第1糸からなり、第1糸は互いに織り合わされ、反復する第1織布の繰返単位を形成し、第2織布層は機械側に設けられて第2糸からなり、第2糸は互いに織り合わされ、反復する第2織布の繰返単位を形成し、当該両織布層は、第1糸のうちの第1結合糸により互いに結合され、前記第1糸は一方向に延在して、第1基礎糸と第1結合糸とに分けられ、第1基礎糸は、当該第1基礎糸に直交する第1糸とともに平織りを形成し、第1結合糸は、当該第1結合糸に直交する第1糸とともに部分的に平織りを形成し、第1結合糸は、当該第1結合糸に直交する第2糸のうち少なくとも1本と、外側にある結合点にて係合して、第1織布層から第2織布層へ、及びその逆へと移行し、第1結合糸に直交する第1糸であって結合点(広義 結合領域)にて当該第1結合糸により係合されていない第1糸の本数は、結合点(狭義 実際の結合点)にて係合される第2糸の本数より少なくとも2本多い抄紙機用織布に関する。
即ち本発明は、第1織布層及び第2織布層を有する抄紙機用織布であり、第1織布層を紙側に向けて使用するものである。
第1織布層は、基本構成が平織りの布であり、第1糸たる縦糸と横糸によって構成されている。第1織布層を構成する横糸又は縦糸は、機能的に第1結合糸と第1基礎糸とに区分される。例えば第1織布層を構成する横糸が、機能的に第1結合糸と第1基礎糸とに区分される。
第2織布層は、特に織り構造の限定が無い。
また第1織布層と第2織布層は、前記した第1結合糸によって結合されている。即ち第1結合糸は、第1織布層たる平織りの布を構成する横糸(縦糸でもよい)であるが、その一部が第2織布層側に延びて第2織布層の糸と絡まっている。
そのため第1結合糸の、第2織布層側に延びて第2織布層の糸と絡まっている領域においては、第1結合糸は、第1織布層の平織り組織を寄与することができず、目飛びの状態となる。
そして本発明は、前記した第1織布層の目飛びの状態の糸(例えば縦糸)の数が、第2織布層と絡まっている糸の数よりも少なくとも2本多い構成の抄紙機用織布を対象としている。
抄紙機用織布は、抄紙機において使用されるものであり、紙ウェブを支持するものである。
これらは、無端形状の織布、又は縫合することにより無端形状にした織布で、抄紙機内で循環する。
抄紙機の最初の部分において、フォーミングファブリックは、製紙用パルプが最初に配置される最上層で使用され、製紙用パルプは、フォーミングファブリックを通して排水されて、紙ウェブを形成する。
互いに上下に配された2層の織布層を有する抄紙機用織布が、フォーミングファブリックとして知られており、第1織布層、すなわち紙側に配置される織布層が第1縦糸及び第1横糸から成り、第2織布層、すなわち機械側に配置される織布層が第2縦糸及び第2横糸から成るものである。
両織布層において、第1糸(第1縦糸と第1横糸)及び第2糸(第2縦糸と第2横糸)が、反復する第1織布及び第2織布の繰返単位を形成している。
このようなタイプの、抄紙機のウェブ形成部で使用するのに特に適した抄紙機用織布の例は、国際公開第2005/014926号、国際公開第2005/017254号、国際公開第2006/083604号、欧州特許出願公開第0794283号明細書、欧州特許第1693506号明細書、欧州特許第1586696号明細書、欧州特許第0998607号明細書、及び欧州特許第1506339号明細書より引用することができる。
2層の織布層の間の結合は、結合横糸によって行われる。結合横糸は、各第1糸の繰返単位の一部を成す。すなわち、独立した結合糸とは異なり、構造内の、或いは内在する糸を構成する。
第1縦糸の繰返単位に従う結合横糸による係合は、結合点でのみ中断する。
ここで、結合横糸は、当該結合横糸が外側(紙側)で係合する2本の第1縦糸の間で、1本の第2縦糸と外側(機械側)で係合する。これらの第1縦糸の間で結合横糸はそれ以上の第1縦糸と係合しない。
この目的のために、結合横糸は第1織布層から第2織布層へ移行し、第2縦糸と係合し、再び第1織布層に戻る。
前述のタイプの抄紙機用織布では、結合横糸はそれぞれ対に織り合わされる。すなわち、2本の結合横糸が常に2本の第1基礎糸の間に配されており、当該第1基礎糸は結合糸ではなく、かつ第1縦糸と平織りに一定の間隔で係合されている。
欧州特許第1506339号明細書に開示されている態様では、第1結合糸は、第1縦糸とやはり平織りで係合されているが、結合点において中断している。
2本の隣接する結合横糸によって形成される2つの糸経路を完成させるために、隣接する結合糸の対の間にさらに置換横糸が設けられている。
国際公開第2005/014926号 国際公開第2005/017254号 国際公開第2006/083604号 欧州特許出願公開第0794283号明細書 欧州特許第1693506号明細書 欧州特許第1586696号明細書 欧州特許第0998607号明細書 欧州特許第1506339号明細書
公知の抄紙機用織布は、長方形又は正方形の規則正しい排水孔を形成している。
にもかかわらず、製織構造は中断を有する平織り面を生じさせる。
これにより、紙の質を損ない、紙ウェブにマークを付与してしまう。
本発明の基礎を成す目的は、抄紙機用織布、特に、排水特性を改善し、マークが形成されにくいようにした、抄紙機のウェブ形成部で用いられる織布を考案することである。
本発明によれば、2本の隣接する第1基礎糸の間にそれぞれ1本のみの第1結合糸を配することにより、上記目的を達成することができる。
特に、第1結合糸を、2本の隣接する1基礎糸と直接隣接して配すれば、2本の隣接する基礎糸の間には、第1結合糸以外には他の糸も存在しない。
2本の隣接する基礎糸の間の結合糸の本数を1本だけに減らすことが本発明の基本的な概念である。
これにより、均等に分布しているが不規則な形状の排水孔を紙側に有する構造を、作り出すことができる。
2本の隣接する第1糸、すなわち第1基礎糸と第1結合糸の間に形成された排水孔は、平面及び凹面を有するレンズ形状を有している。
排水孔の長手方向の配向は、特に第1結合糸及び第1基礎糸が機械方向と交差する方向、すなわち横方向に伸びている場合は、繊維構造を十分に支持するものである。
このような独特の排水用の表面パターンは、規則正しい四角の排水用の表面パターンを有するように製造されたものとは本質的に異なる排水構造を、紙シートに与えるものである。
本発明の実施形態において、第1結合糸が抄紙機用織布の走行方向に直交して第1結合横糸として延び、結合点において少なくとも1本の第2縦糸と係合している。
本実施形態は、繊維構造を十分に支持し、そのことは、抄紙機用織布がフォーミングファブリックとして設計されている場合には、特に重要である。
にもかかわらず、他の態様として、第1結合糸が抄紙機用織布の走行方向に第1結合縦糸として延び、結合点において少なくとも1本の第2横糸と係合することも可能である。
第1結合糸が結合点において1本のみの第2糸と係合する場合、一般的に、結合糸に直角に延びる第1糸のうち3本のみが、結合点において第1結合糸によって係合されない。
しかしながら、第1結合糸が、2本以上、例えば2本又は3本の第2糸と結合点において係合することも効果がある。
しかし、その場合、第1結合糸は第1織布層には少なくなる、すなわち、いずれの結合点においても大きな間隔があく、ということをここでは認識しなければならない。
他の実施形態では、第1結合糸によって係合された第2糸及び当該第2糸に平行な第1糸が、互いに上下に重なる糸の対を結合点において形成し、当該対の第1糸は、第2糸が第1結合糸によって係合されるのと同様に、第1結合糸に隣接する第1基礎糸によって係合される。
さらに、第1結合糸が、当該糸に平行に延びる1本のみの第1基礎糸によって、隣接する第1結合糸から隔てられる場合に効果がある。それは、その場合2本の隣接する基礎糸が、2本の基礎糸の間を延びる第1結合糸の結合点において互いに近接していき、それによりレンズ形状を有する排水孔を形成するからである。
しかし、2本の隣接する第1結合糸の間の第1基礎糸の数は2本以上、例えば2本、3本、又は最大で4本にすることも可能である。
本発明のさらに他の実施形態では、上下に配された第1糸及び第2糸からなる少なくとも1対が、結合点において、第1結合糸によって係合されている第2糸に隣接して延在し、その第1結合糸が織布層を移行するときに当該2本の第1糸及び第2糸の間を通過する。
結合点の数を少なくするには、第1結合糸は、その延在部における2つの隣接する結合点の間で第1結合糸に直交する第1糸の下を通って、第1糸について対称に延びるようにすることで可能である。この第1糸の本数は結合点において平行に延び、第1結合糸によって係合されていない第1糸の本数と一致している。
本発明の裏付けとなる基本的概念は、第1結合糸に直交する第1糸の本数が、少なくとも、当該第1糸に平行な第2糸の本数と等しい抄紙機用織布に好適である。すなわち、その第1糸と第2糸の本数の比は1:1である。
しかし、2:1、3:2、1:2、又は2:3の比も、これに関する制限なく考え得る。
さらに、第1結合糸及び第1結合糸に平行な第1基礎糸の本数の和と、第1基礎糸に平行な第2糸の本数との比は1:1,2:1、又は3:2がよい。
本発明は、第1結合糸に加え、第2糸によって形成される第2結合糸を有することを排除するものではない。
当該第2結合糸は、好適には第1結合糸に直交するもので、結合点において第2結合糸に直交する少なくとも1本の第1糸と係合するものである。
このようなタイプの抄紙機用織布、すなわち、構造内の、或いは内在する結合糸によって織布層が結合されてなるファブリックは、第2織布層が少なくとも4シャフト(ハーネス)、最大で24シャフト、とりわけ6又は8シャフトに製織された織布に特に適している。
糸の素材としては、抄紙機用織布、特にフォーミングファブリックに一般的に使用される合成繊維ならどれでも適している。
抄紙機用織布の走行方向に延びる糸がポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、又はこれらの混合物若しくは共重合体であれば都合がよい。
走行方向に直交する糸は、PET、ポリアミド(PA)、若しくはこれらの混合物若しくは共重合体、又はこれらとポリウレタン(PU)とのブレンドであればよい。
糸の断面形状については、あらゆる公知の断面形状が可能であるが、特に、円形、楕円形、長方形、又はその他の外形を有する形状などがある。
さらに、糸は、少なくとも2本のモノフィラメント又はマルチフィラメントをよること又は編むことによって製作されたものでもよい。
さらに、糸は、特にウレタン又はアクリル素材により、又はナノ粒子を用いて、被覆されたものであってもよい。
請求項1に記載の発明は、抄紙機に装着される抄紙機用織布、特にフォーミングファブリックであって、第1織布層及び第2織布層を有し、
前記第1織布層は抄紙機に装着される際に紙側となる層であり、複数の第1織布層構成糸が互いに織り合わされていて反復する第1織布の繰返単位を形成し、
前記第2織布層は抄紙機に装着される際に抄紙機側となる層であり、複数の第2織布層構成糸が互いに織り合わされていて反復する第2織布の繰返単位を形成し、
第1織布層及び第2織布層は、第1結合糸により互いに結合されており、当該第1結合糸は第1織布層構成糸に含まれるものであり、
第1織布層構成糸には前記第1結合糸と同方向に延びる第1基礎糸と、第1基礎糸に対して交差する方向に延びる第1交差糸が含まれ、
前記第1基礎糸は前記第1交差糸とともに平織りを形成し、第1結合糸は、前記第1交差糸とともに部分的に平織りを形成し、
前記第1結合糸は、第2織布層構成糸であって当該第1結合糸と交差する第2交差糸のうち少なくとも1本と第2織布層の外側にある結合点で係合して、第1織布層から第2織布層へ、及びその逆へと移行し、
第1交差糸は、前記結合点近傍の領域で第1結合糸と係合されず、前記係合されなかった第1交差糸の本数は、前記結合点で係合される第2交差糸の本数より少なくとも2本多い抄紙機用織布であって、
2本の隣接する第1基礎糸の間にそれぞれ1本のみの第1結合糸を配することを特徴とする抄紙機用織布である。
請求項2に記載の発明は、第1結合糸が2本の隣接する第1基礎糸と直接隣接し、第1結合糸の両側に1本の第1基礎糸があることを特徴とする、請求項1記載の抄紙機用織布である。
請求項3に記載の発明は、第1結合糸が、抄紙機用織布の走行方向に直交して第1結合横糸として延び、結合点において少なくとも1本の第2縦糸と係合し、又は、第1結合糸が、抄紙機用織布の走行方向に第1結合縦糸として延び、結合点において少なくとも1本の第2横糸と係合することを特徴とする、請求項1又は2記載の抄紙機用織布である。
請求項4に記載の発明は、第1結合糸が結合点において1本の第2織布層構成糸と係合することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の抄紙機用織布である。
請求項5に記載の発明は、第1結合糸によって係合された第2織布層構成糸及び当該第2織布層構成糸に平行な第1織布層構成糸が、互いに上下に重なる糸の対を結合点において形成し、当該対を構成する一方の第1織布層構成糸は、第1結合糸に隣接する第1基礎糸によって係合されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の抄紙機用織布である。
請求項6に記載の発明は、第1結合糸が、当該糸に平行に延びる1本の第1基礎糸又は複数の第1基礎糸によって、それぞれ隣接する第1結合糸から隔てられ、2本の隣接する第1結合糸の間で平行に延びる第1基礎糸の本数が最大で4であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の抄紙機用織布である。
請求項7に記載の発明は、上下に配された第1織布層構成糸及び第2織布層構成糸からなる少なくとも1対が、結合点において、第1結合糸によって係合されている第2織布層構成糸に隣接して延在し、その第1結合糸が第1織布層と第2織布層との間を移行する時に当該2本の第1織布層構成糸及び第2織布層構成糸の間を通過することを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の抄紙機用織布である。
請求項8に記載の発明は、第1結合糸は、その延在部における2つの隣接する結合点の間で第1結合糸に直交する第1織布層構成糸の下を通って、第1織布層構成糸について対称に延び、この第1織布層構成糸の本数が、結合点において平行に延び、第1結合糸によって係合されていない第1織布層構成糸の本数と一致することを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の抄紙機用織布である。
請求項9に記載の発明は、第1交差糸の本数と当該糸に平行な第2織布層構成糸の本数との比が、1:1、2:1、3:2、1:2、又は2:3であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の抄紙機用織布である。
請求項10に記載の発明は、第1結合糸及び第1結合糸に平行な第1基礎糸の本数の和と、第1基礎糸に平行な第2織布層構成糸の本数との比が、1:1,2:1、又は3:2であることを特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載の抄紙機用織布である。
請求項11に記載の発明は、第1結合糸に加え、第2織布層構成糸に含まれる第2結合糸を有し、当該第2結合糸が第1結合糸に直交し、かつ、当該第2結合糸が、結合点において第2結合糸に直交する少なくとも1本の第1織布層構成糸と係合することを特徴とする、請求項1〜10のいずれかに記載の抄紙機用織布である。
請求項12に記載の発明は、第2織布層が、少なくとも4シャフト、最大で24シャフト、とりわけ6又は8シャフトに製織されていることを特徴とする、請求項1〜11のいずれかに記載の抄紙機用織布である。
請求項13に記載の発明は、抄紙機用織布の走行方向に延びる糸が、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、又はこれらの混合物若しくは共重合体であり、及び/又は走行方向に直交する糸が、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、若しくはこれらの混合物若しくは共重合体、又はこれらとポリウレタンとのブレンド、又は抄紙機に使用するのに適した素材であることを特徴とする、請求項1〜12のいずれかに記載の抄紙機用織布。
請求項14に記載の発明は、糸が、円形、楕円形、長方形、又は異なる外形を有する断面形状であることを特徴とする、請求項1〜13のいずれかに記載の抄紙機用織布である。
請求項15に記載の発明は、糸が、少なくとも2本のモノフィラメント又はマルチフィラメントをよること又は編むことによって製作されたものであり、及び/又は、特にウレタン若しくはアクリル素材により、又はナノ粒子を用いて、被覆されたものであることを特徴とする、請求項1〜14のいずれかに記載の抄紙機用織布である。
本発明の抄紙機用織布は、排水特性が優れ、マークが形成されにくい。
第1の抄紙機用織布の断面図である。 図1に示される抄紙機用織布を紙側から見た平面図である。 第2の抄紙機用織布の断面図である。 第3の抄紙機用織布の断面図である。 第4の抄紙機用織布の断面図である。 第5の抄紙機用織布の断面図である。図6(a)は、図1と同様の断面図、図6(b)は、図6(a)のA−A矢視断面図である。 抄紙機用織布の各部の名称を説明する説明図である。 抄紙機用織布の各部の名称を説明する説明図である。 抄紙機用織布の各部の名称を説明する説明図である。
図面には、本発明が実施例を用いて説明されている。以下に示す。
図1に示される抄紙機用織布1は、紙側に第1織布層2及び機械側に第2織布層3を有する。織布層2,3は、互いに上下にある。
第1織布層2は、抄紙機用織布1の走行方向に延びる第1縦糸(たとえば4で表される)及び、それに対し横方向に延びる第1横糸で構成されており、両糸とも断面形状は円形である。
第1横糸は第1基礎横糸5と第1結合横糸6から成る。
この2種類の糸5,6は第1縦糸4の方向に交互に配されている。
第1基礎横糸5は、第1縦糸4と平織り状に織り合わされており、第1結合横糸6は、隣接する結合点7,8の間で部分的に平織り状に、すなわち、1本の第1縦糸4の上、その隣の第1縦糸4の下、その隣の第1縦糸4の上、というように、第1縦糸4と係合する。
第2織布層3は、織布1の走行方向に延びる第2縦糸(たとえば9で表される)及び第2横糸10(ここではそのうちの1本しか図示されていない)で構成されている。
第2横糸10はそれぞれ、5本の第2縦糸9の下で、外側(機械側)を通り、次いでナックル(knuckle)11で1本の第2縦糸9と係合する。
第2横糸10の長い浮糸部(float)は、横糸ランナー(weft runner)ともいえる。
第2縦糸9も、第2横糸10と同様、その断面形状は円形である。
第1縦糸4及び第2縦糸9の本数の比は1対1である。すなわち、1本の第1縦糸4が1本の第2縦糸9の上を延び、上下に重なるように第1,第2縦糸4,9が2本一組になっている。
第1結合横糸6は、一定の間隔をもって、結合点7,8で第2縦糸9と係合し、外側(機械側)にナックル12,13を形成しながら、2層の織布層2,3を結合している。
各結合点7,8において、それぞれの第1結合横糸6は上下に重なる第1,第2縦糸4、9の対14の間を通り、外側(機械側)の、隣接する第2縦糸9と係合する。
さらに、第1結合横糸6は、再び上下に重なる第1,第2縦糸4,9の対15の間を通り、外側(紙側)の、隣接する第1縦糸4と係合し、平織り状に進んでいく。
次の結合点8でも、第1結合横糸6は、同じ態様で延びていく。
すなわち、各結合点7,8において、3本の隣接する第1縦糸4が、第1結合横糸6によって係合されておらず、2本の隣接する第1基礎横糸5によってのみ係合されている。
このパターンにより、第2縦糸9の上にあって、第1結合横糸6によって係合された第1縦糸4は、当該糸4の下側で、第1結合横糸6の隣に延びる2本の第1基礎横糸5によって係合される。
図2は、第1縦糸4(黒)、第1基礎横糸5(濃い灰色)、及び第1結合横糸6(薄い灰色)を含む領域を示す。
見てわかるとおり、第1結合横糸6は、実質的に直線状に延び、第1基礎横糸5は、波状に延びている。
結合点7,8において、例えば結合点7では、第1結合横糸6は第2織布層3(図2では示さず)に移行し、それに隣接する2本の第1基礎横糸5は、当該糸5の上に延びる第1縦糸4により、互いに接近させられ、従って、部分的に第1結合糸6と重なる。
第1基礎横糸5の変位により、レンズ形状を有する排水孔(例えば16,17で表される)ができる。レンズを形成する平面は、第1基礎横糸5の隣の第1結合横糸6によって構成され、レンズを形成する凹面は、第1基礎横糸5によって構成される。
この排水孔16,17は、第1織布層2の紙側に規則正しく分布し、走行方向に対し直角に長い方向を有するので、繊維を支持するのに優れている。
図3に示される抄紙機用織布21は、図1の抄紙機用織布1とわずかに異なるだけであり、そのため、同一の部位には図1にある同一の符号を付している。
抄紙機用織布1と異なるのは、結合点8がない点のみであり、そのため結合点7同士の間が二倍になる。結合点8のかわりに、第1結合横糸6は3本の連続する第1縦糸4の下を通る。
図3に示される実施形態に変更を加えるとすれば、前述の浮糸部の代わりに平織りを連続させ、平織りによる結合が2箇所の結合点7の間を中断なく延びるようにするという変更が可能である。
図4に示される抄紙機用織布31もまた、図1の抄紙機用織布1とわずかに異なるだけであり、ここでも同一の部位には図1にある同一の符号を付す。これらの部位に関しては、図1の織布1の説明を参照されたい。
唯一異なるのは、第1,第2縦糸4、9の本数の比である。
ここでの比は1:2であり、第1,第2縦糸4,9は、両縦糸4,9が上下になる対14,15が第2縦糸9の1本おきに形成されるように配置されている。
この配置により、第1織布層2の紙側において間隙がより広くなり、排水孔が、図2に示される排水孔16,17より長くなる。
図1〜3に示される実施形態と同様に、結合点7,8は、第2横糸10のナックル12,13に置き換えることができる。
図5に示される抄紙機用織布41は、第1,第2縦糸4.9の本数の比に関してのみ、図1の抄紙機用織布1と異なるものである。
したがって、図5においても、同一の部位には同一の番号を付す。
ここで、比は3:2である。すなわち、第2縦糸9が2本おきに省かれ、第2横糸10の浮糸部が5本の第2縦糸9の下を延びており、その距離が長いために、第2横糸10の浮糸区間の途中、すなわち2箇所のナックル11の間には、2つの結合点7,8が形成される。
図6(a),(b)に示される抄紙機用織布51は、図1の抄紙機用織布1とわずかに異なるだけであり、そのため、同一の部位には図1にある同一の符号を付している。
抄紙機用織布1と異なるのは、第1結合糸6に加え、第2糸に含まれる第2結合糸52を有し、当該第2結合糸52が第1結合糸6に直交し、かつ、当該第2結合糸52が、結合点において第2結合糸52に直交する少なくとも1本の第1糸4と係合することを特徴とする点である。
以上説明した抄紙機用織布は、抄紙機用織布(1,21,31,41)、特にフォーミングファブリックであって、第1織布層(2)及び第2織布層(3)を有し、第1織布層(2)は紙側に設けられて第1糸(4,5,6)からなり、第1糸(4,5,6)は互いに織り合わされ、反復する第1織布の繰返単位を形成し、第2織布層(3)は機械側に設けられて第2糸からなり、第2糸は互いに織り合わされ、反復する第2織布の繰返単位を形成し、
第1織布層及び第2織布層(2,3)は、第1糸(5,6)のうちの第1結合糸(6)により互いに結合され、
第1糸(5,6)は一方向に延在して、第1基礎糸(5)と第1結合糸(6)とに分けられ、第1基礎糸(5)は、当該第1基礎糸(5)に直交する第1糸(4)とともに平織りを形成し、第1結合糸(6)は、当該第1結合糸(6)に直交する第1糸(4)とともに部分的に平織りを形成し、
第1結合糸(6)は、当該第1結合糸(6)に直交する第2糸(9)のうち少なくとも1本と、外側にある結合点(7,8)にて係合して、第1織布層(2)から第2織布層(3)へ、及びその逆へと移行し、
第1結合糸(6)に直交する第1糸(4)であって結合点(7,8)にて係合されない第1糸(4)の本数は、結合点(7,8)にて係合される第2糸の本数より少なくとも2本多い抄紙機用織布であって、
2本の隣接する第1基礎糸(5)の間にそれぞれ1本のみの第1結合糸(6)を配することを特徴とする抄紙機用織布である。
また第1結合糸(6)が2本の隣接する第1基礎糸(5)と直接隣接すること、すなわち第1結合糸(6)の両側に1本の第1基礎糸(5)があることを特徴とする、上記記載の抄紙機用織布である。
また第1結合糸が、抄紙機用織布(1,21,31,41)の走行方向に直交して第1結合横糸(6)として延び、結合点(7,8)において少なくとも1本の第2縦糸(9)と係合し、又は、第1結合糸が、抄紙機用織布の走行方向に第1結合縦糸として延び、結合点において少なくとも1本の第2横糸と係合することを特徴とする、上記記載の抄紙機用織布である。
また第1結合糸(6)が結合点(7,8)において1本の第2糸(9)と係合することを特徴とする、上記記載の抄紙機用織布である。
また第1結合糸(6)によって係合された第2糸(9)及び当該第2糸(9)に平行な第1糸(4)が、互いに上下に重なる糸の対を結合点(7,8)において形成し、当該対の第1糸は、第2糸(9)が第1結合糸(6)によって係合されるのと同様に、第1結合糸(6)に隣接する第1基礎糸(5)によって係合されていることを特徴とする、上記記載の抄紙機用織布である。
また第1結合糸(6)が、当該糸に平行に延びる1本の第1基礎糸(5)又は複数の第1基礎糸によって、それぞれ隣接する第1結合糸(6)から隔てられ、2本の隣接する第1結合糸(6)の間で平行に延びる第1基礎糸(5)の本数が最大で4であることを特徴とする、上記記載の抄紙機用織布である。
また上下に配された第1糸及び第2糸(4,9)からなる少なくとも1対(14,15)が、結合点(7,8)において、第1結合糸(6)によって係合されている第2糸(9)に隣接して延在し、その第1結合糸が織布層(2,3)を移行する時に当該2本の第1糸及び第2糸(4,9)の間を通過することを特徴とする、上記記載の抄紙機用織布である。
また第1結合糸(6)は、その延在部における2つの隣接する結合点(7)の間で第1結合糸に直交する第1糸(4)の下を通って、第1糸(4)について対称に延び、この第1糸(4)の本数が、結合点において平行に延び、第1結合糸(6)によって係合されていない第1糸の本数と一致することを特徴とする、上記記載の抄紙機用織布である。
また第1結合糸(6)に直交する第1糸(4)の本数と当該糸に平行な第2糸(9)の本数との比が、1:1、2:1、3:2、1:2、又は2:3であることを特徴とする、上記記載の抄紙機用織布である。
また第1結合糸(6)及び第1結合糸(6)に平行な第1基礎糸(5)の本数の和と、第1基礎糸(5)に平行な第2糸の本数との比が、1:1,2:1、又は3:2であることを特徴とする、上記記載の抄紙機用織布である。
また第1結合糸(6)に加え、第2糸に含まれる第2結合糸を有し、当該第2結合糸が第1結合糸(6)に直交し、かつ、当該第2結合糸が、結合点において第2結合糸に直交する少なくとも1本の第1糸と係合することを特徴とする、上記記載の抄紙機用織布である。
また第2織布層(3)が、少なくとも4シャフト、最大で24シャフト、とりわけ6又は8シャフトに製織されていることを特徴とする、上記記載の抄紙機用織布である。
また抄紙機用織布の走行方向に延びる糸(4,9)が、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、又はこれらの混合物若しくは共重合体であり、及び/又は走行方向に直交する糸(5,6,10)が、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、若しくはこれらの混合物若しくは共重合体、又はこれらとポリウレタンとのブレンド、又は抄紙機に使用するのに適した素材であることを特徴とする、上記記載の抄紙機用織布である。
また糸(4,5,6,9.10)が、円形、楕円形、長方形、又は異なる外形を有する断面形状であることを特徴とする、上記記載の抄紙機用織布である。
また糸(4,5,6,9.10)が、少なくとも2本のモノフィラメント又はマルチフィラメントをよること又は編むことによって製作されたものであり、及び/又は、特にウレタン若しくはアクリル素材により、又はナノ粒子を用いて、被覆されたものであることを特徴とする、上記記載の抄紙機用織布である。
1,21,31,41 抄紙機用織布
2 第1織布層
3 第2織布層
4 第1糸(第1織布層構成糸、第1交差糸)
5 第1糸(第1織布層構成糸、第1基礎糸)
6 第1糸(第1織布層構成糸、第1結合糸)
7,8 結合点
9 第2糸(第2織布層構成糸、第2縦糸)
10 第2糸(第2織布層構成糸、第2横糸)

Claims (15)

  1. 抄紙機に装着される抄紙機用織布、特にフォーミングファブリックであって、第1織布層及び第2織布層を有し、
    前記第1織布層は抄紙機に装着される際に紙側となる層であり、複数の第1織布層構成糸が互いに織り合わされていて反復する第1織布の繰返単位を形成し、
    前記第2織布層は抄紙機に装着される際に抄紙機側となる層であり、複数の第2織布層構成糸が互いに織り合わされていて反復する第2織布の繰返単位を形成し、
    第1織布層及び第2織布層は、第1結合糸により互いに結合されており、当該第1結合糸は第1織布層構成糸に含まれるものであり、
    第1織布層構成糸には前記第1結合糸と同方向に延びる第1基礎糸と、第1基礎糸に対して交差する方向に延びる第1交差糸が含まれ、
    前記第1基礎糸は前記第1交差糸とともに平織りを形成し、第1結合糸は、前記第1交差糸とともに部分的に平織りを形成し、
    前記第1結合糸は、第2織布層構成糸であって当該第1結合糸と交差する第2交差糸のうち少なくとも1本と第2織布層の外側にある結合点で係合して、第1織布層から第2織布層へ、及びその逆へと移行し、
    第1交差糸は、前記結合点近傍の領域で第1結合糸と係合されず、前記係合されなかった第1交差糸の本数は、前記結合点で係合される第2交差糸の本数より少なくとも2本多い抄紙機用織布であって、
    2本の隣接する第1基礎糸の間にそれぞれ1本のみの第1結合糸を配することを特徴とする抄紙機用織布。
  2. 第1結合糸が2本の隣接する第1基礎糸と直接隣接し、第1結合糸の両側に1本の第1基礎糸があることを特徴とする、請求項1記載の抄紙機用織布。
  3. 第1結合糸が、抄紙機用織布の走行方向に直交して第1結合横糸として延び、結合点において少なくとも1本の第2縦糸と係合し、又は、第1結合糸が、抄紙機用織布の走行方向に第1結合縦糸として延び、結合点において少なくとも1本の第2横糸と係合することを特徴とする、請求項1又は2記載の抄紙機用織布。
  4. 第1結合糸が結合点において1本の第2織布層構成糸と係合することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の抄紙機用織布。
  5. 第1結合糸によって係合された第2織布層構成糸及び当該第2織布層構成糸に平行な第1織布層構成糸が、互いに上下に重なる糸の対を結合点において形成し、当該対を構成する一方の第1織布層構成糸は、第1結合糸に隣接する第1基礎糸によって係合されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の抄紙機用織布。
  6. 第1結合糸が、当該糸に平行に延びる1本の第1基礎糸又は複数の第1基礎糸によって、それぞれ隣接する第1結合糸から隔てられ、2本の隣接する第1結合糸の間で平行に延びる第1基礎糸の本数が最大で4であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の抄紙機用織布。
  7. 上下に配された第1織布層構成糸及び第2織布層構成糸からなる少なくとも1対が、結合点において、第1結合糸によって係合されている第2織布層構成糸に隣接して延在し、その第1結合糸が第1織布層と第2織布層との間を移行する時に当該2本の第1織布層構成糸及び第2織布層構成糸の間を通過することを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の抄紙機用織布。
  8. 第1結合糸は、その延在部における2つの隣接する結合点の間で第1結合糸に直交する第1織布層構成糸の下を通って、第1織布層構成糸について対称に延び、この第1織布層構成糸の本数が、結合点において平行に延び、第1結合糸によって係合されていない第1織布層構成糸の本数と一致することを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の抄紙機用織布。
  9. 第1交差糸の本数と当該糸に平行な第2織布層構成糸の本数との比が、1:1、2:1、3:2、1:2、又は2:3であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の抄紙機用織布。
  10. 第1結合糸及び第1結合糸に平行な第1基礎糸の本数の和と、第1基礎糸に平行な第2織布層構成糸の本数との比が、1:1,2:1、又は3:2であることを特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載の抄紙機用織布。
  11. 第1結合糸に加え、第2織布層構成糸に含まれる第2結合糸を有し、当該第2結合糸が第1結合糸に直交し、かつ、当該第2結合糸が、結合点において第2結合糸に直交する少なくとも1本の第1織布層構成糸と係合することを特徴とする、請求項1〜10のいずれかに記載の抄紙機用織布。
  12. 第2織布層が、少なくとも4シャフト、最大で24シャフト、とりわけ6又は8シャフトに製織されていることを特徴とする、請求項1〜11のいずれかに記載の抄紙機用織布。
  13. 抄紙機用織布の走行方向に延びる糸が、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、又はこれらの混合物若しくは共重合体であり、及び/又は走行方向に直交する糸が、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、若しくはこれらの混合物若しくは共重合体、又はこれらとポリウレタンとのブレンド、又は抄紙機に使用するのに適した素材であることを特徴とする、請求項1〜12のいずれかに記載の抄紙機用織布。
  14. 糸が、円形、楕円形、長方形、又は異なる外形を有する断面形状であることを特徴とする、請求項1〜13のいずれかに記載の抄紙機用織布。
  15. 糸が、少なくとも2本のモノフィラメント又はマルチフィラメントをよること又は編むことによって製作されたものであり、及び/又は、特にウレタン若しくはアクリル素材により、又はナノ粒子を用いて、被覆されたものであることを特徴とする、請求項1〜14のいずれかに記載の抄紙機用織布。
JP2010228709A 2009-10-23 2010-10-08 抄紙機用織布 Expired - Fee Related JP5192021B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP09013403.2 2009-10-23
EP09013403A EP2314762B1 (en) 2009-10-23 2009-10-23 Woven paper maker fabric

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011089247A true JP2011089247A (ja) 2011-05-06
JP5192021B2 JP5192021B2 (ja) 2013-05-08

Family

ID=41820480

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010228709A Expired - Fee Related JP5192021B2 (ja) 2009-10-23 2010-10-08 抄紙機用織布

Country Status (7)

Country Link
EP (1) EP2314762B1 (ja)
JP (1) JP5192021B2 (ja)
KR (1) KR101265663B1 (ja)
CN (1) CN102041707B (ja)
BR (1) BRPI1004135A2 (ja)
ES (1) ES2392127T3 (ja)
PT (1) PT2314762E (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013087409A (ja) * 2011-10-22 2013-05-13 Heimbach Gmbh & Co Kg 抄紙機用織物
JP2021085108A (ja) * 2019-11-26 2021-06-03 日本フエルト株式会社 製紙用2層織物
JP2022100282A (ja) * 2020-12-23 2022-07-05 バルメット テクノロジーズ オサケユキチュア 産業用テキスタイル

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2631360B1 (en) * 2012-02-24 2014-05-14 Heimbach GmbH & Co. KG Fabric for forming a paper web having an embossed surface
DE102013108399B3 (de) * 2013-08-05 2014-11-27 ANDRITZ KUFFERATH GmbH Papiermaschinensieb, dessen laufseite querfäden mit unterschiedlicher flottierungslänge aufweist
EP2899311B1 (en) 2014-01-28 2016-01-13 Heimbach GmbH & Co. KG Paper maker fabric
FI20155918A (fi) * 2015-12-04 2017-06-05 Valmet Technologies Oy Paperikonekudos
DE202017100990U1 (de) * 2017-02-22 2017-04-11 Heimbach Gmbh & Co. Kg Trockensieb, mit einem solchen ausgestattete Trockenpartie einer Papiermaschine sowie Verwendung des Trockensiebs in dieser Trockenpartie

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4554953A (en) * 1983-02-18 1985-11-26 Hermann Wangner Gmbh & Co. Composite fabric for use as clothing for the sheet forming section of a papermaking machine
JPH1181174A (ja) * 1997-09-05 1999-03-26 Nippon Felt Co Ltd 製紙用二重織物
JP2001234489A (ja) * 2000-02-24 2001-08-31 Nippon Filcon Co Ltd 製紙用2層織物
JP2001355190A (ja) * 2000-06-12 2001-12-26 Nippon Filcon Co Ltd 製紙用2層織物
JP2002302889A (ja) * 2000-10-05 2002-10-18 Weavexx Corp 自動縫継ぎ可能な3層製紙機械用ウェブ形成布
JP2006057215A (ja) * 2004-08-23 2006-03-02 Nippon Filcon Co Ltd 工業用二層織物
WO2009044913A1 (ja) * 2007-10-05 2009-04-09 Nippon Filcon Co., Ltd. 工業用二層織物

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE420852B (sv) * 1978-06-12 1981-11-02 Nordiskafilt Ab Formeringsvira
US5437315A (en) * 1994-03-09 1995-08-01 Huyck Licensco, Inc. Multilayer forming fabric
GB9604602D0 (en) * 1996-03-04 1996-05-01 Jwi Ltd Composite papermaking fabric with paired weft binder yarns
GB9811089D0 (en) 1998-05-23 1998-07-22 Jwi Ltd Warp-tied composite forming fabric
FI112261B (fi) 2002-05-06 2003-11-14 Tamfelt Oyj Abp Paperikonekudos
GB0317248D0 (en) 2003-07-24 2003-08-27 Voith Fabrics Gmbh & Co Kg Fabric
EP1656480A1 (en) 2003-08-13 2006-05-17 Voith Fabrics Patent GmbH Fabrics employing binder/top interchanging yarn pairs
DE102004019182A1 (de) 2004-04-16 2005-11-10 Voith Fabrics Patent Gmbh Formiersieb
US7124781B2 (en) 2005-02-01 2006-10-24 Albany International Corp. Multiple contour binders in triple layer fabrics
US7195040B2 (en) 2005-02-18 2007-03-27 Weavexx Corporation Papermaker's forming fabric with machine direction stitching yarns that form machine side knuckles
US7743795B2 (en) * 2006-12-22 2010-06-29 Voith Patent Gmbh Forming fabric having binding weft yarns

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4554953A (en) * 1983-02-18 1985-11-26 Hermann Wangner Gmbh & Co. Composite fabric for use as clothing for the sheet forming section of a papermaking machine
JPH1181174A (ja) * 1997-09-05 1999-03-26 Nippon Felt Co Ltd 製紙用二重織物
JP2001234489A (ja) * 2000-02-24 2001-08-31 Nippon Filcon Co Ltd 製紙用2層織物
JP2001355190A (ja) * 2000-06-12 2001-12-26 Nippon Filcon Co Ltd 製紙用2層織物
JP2002302889A (ja) * 2000-10-05 2002-10-18 Weavexx Corp 自動縫継ぎ可能な3層製紙機械用ウェブ形成布
JP2006057215A (ja) * 2004-08-23 2006-03-02 Nippon Filcon Co Ltd 工業用二層織物
WO2009044913A1 (ja) * 2007-10-05 2009-04-09 Nippon Filcon Co., Ltd. 工業用二層織物

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013087409A (ja) * 2011-10-22 2013-05-13 Heimbach Gmbh & Co Kg 抄紙機用織物
JP2021085108A (ja) * 2019-11-26 2021-06-03 日本フエルト株式会社 製紙用2層織物
JP7364441B2 (ja) 2019-11-26 2023-10-18 日本フエルト株式会社 製紙用2層織物
JP2022100282A (ja) * 2020-12-23 2022-07-05 バルメット テクノロジーズ オサケユキチュア 産業用テキスタイル
JP7264981B2 (ja) 2020-12-23 2023-04-25 バルメット テクノロジーズ オサケユキチュア 産業用テキスタイル

Also Published As

Publication number Publication date
CN102041707B (zh) 2014-04-16
CN102041707A (zh) 2011-05-04
EP2314762A1 (en) 2011-04-27
KR20110044704A (ko) 2011-04-29
KR101265663B1 (ko) 2013-05-22
PT2314762E (pt) 2012-12-07
ES2392127T3 (es) 2012-12-04
EP2314762B1 (en) 2012-09-26
JP5192021B2 (ja) 2013-05-08
BRPI1004135A2 (pt) 2013-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5192021B2 (ja) 抄紙機用織布
JP4563260B2 (ja) 工業用二層織物
JP4869767B2 (ja) 繊維により高度に支持された安定な形成布
JP2004518833A (ja) 抄紙装置用織物
CA2759358C (en) Industrial two-layer fabric
JP2007119965A (ja) 工業用二層織物
JP6280325B2 (ja) 工業用二層織物
JP2010511805A (ja) シート材料特に紙又は厚紙を製造する機械のための製織布
ES2771125T3 (es) Tela industrial de dos capas
JP2013036157A (ja) 工業用多層織物の接合用ループ構造
KR101596732B1 (ko) 제지 직물
JP5674742B2 (ja) 抄紙機用織物
JP5711553B2 (ja) 工業用織物
JP2013501153A (ja) 繊維質ウェブ材料を製造するためのフォーミングファブリック
WO2023002684A1 (ja) 工業用織物
JP7210787B1 (ja) 工業用織物
JP7210785B1 (ja) 工業用織物
WO2023276311A1 (ja) 工業用織物
JP6591299B2 (ja) 抄紙用フェルト基布
EP2626455B1 (en) Two-layer woven fabric with warp thread joining loops
JP2020090757A (ja) 製紙用フェルト基布

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120524

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120817

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160208

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees