JP2011089227A - 張設線 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は形状記憶合金ワイヤの伸縮を繰返しても、形状記憶合金ワイヤと端子との固定部分が強固に固定された状態を保って、寸法誤差が生じて誤作動が生じたりするのを確実に防止することができる張設線を得るにある。
【解決手段】 形状記憶合金ワイヤと、この形状記憶合金ワイヤの少なくとも一端部に固定された端子とからなる張設線において、前記端子を端子本体と、この端子本体にほぼU字状に折り曲げ形成された前記形状記憶合金ワイヤを固定する折り曲げ部と、この折り曲げ部に前記形状記憶合金ワイヤを挿入し、該形状記憶合金ワイヤの軸心方向に対して凹凸部が生じるように、該折り曲げ部、形状記憶合金ワイヤをカシメるカシメ固定部と、前記形状記憶合金ワイヤの伸縮時に前記折り曲げ部を押し開こうとする力を阻止するように、該折り曲げ部の開放端周辺を前記端子本体に溶接あるいはカシメによって固定する折り曲げ部の開放端固定部とで張設線を構成している。
【選択図】 図1

Description

本発明は靭性が高く硬く、通電による伸縮動作も行なう形状記憶合金ワイヤの端部に端子を固定した張設線に関する。
従来の張設線は形状記憶合金ワイヤの端部に端子をカシメで固定していた。
しかしながら、形状記憶合金ワイヤは伸縮動作させて使用するので、この動作の繰り返しによってカシメ固定部に押し開こうとする力が作用して固定力が弱まることから、形状記憶合金ワイヤが位置ずれをおこしてしまい、形状記憶合金ワイヤの長さが変化して長期間使用することができないという欠点があった。
特開2002−324594
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、形状記憶合金ワイヤの伸縮を繰返しても、形状記憶合金ワイヤと端子との固定部分が強固に固定された状態を保って、寸法誤差が生じて誤作動が生じたりするのを確実に防止することができる張設線を提供することを目的としている。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明は形状記憶合金ワイヤと、この形状記憶合金ワイヤの少なくとも一端部に固定された端子とからなる張設線において、前記端子を端子本体と、この端子本体にほぼU字状に折り曲げ形成された前記形状記憶合金ワイヤを固定する折り曲げ部と、この折り曲げ部に前記形状記憶合金ワイヤを挿入し、該形状記憶合金ワイヤの軸心方向に対して凹凸部が生じるように、該折り曲げ部、形状記憶合金ワイヤをカシメるカシメ固定部と、前記形状記憶合金ワイヤの伸縮時に前記折り曲げ部を押し開こうとする力を阻止するように、該折り曲げ部の開放端周辺を前記端子本体に溶接あるいはカシメによって固定する折り曲げ部の開放端固定部とで張設線を構成している。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1の形状記憶合金ワイヤを固定する折り曲げ部を、形状記憶合金ワイヤの軸心方向に対して凹凸が生じるようにカシメるカシメ固定部と、折り曲げ部の開放端周辺を端子本体に固定する折り曲げ部の開放端固定部とによって、形状記憶合金ワイヤが伸縮を繰返してカシメ固定部より移動しようとしても、形状記憶合金ワイヤの軸心方向に対して凹凸部が生じるようにカシメているので、その移動を確実に阻止することができる。
また、形状記憶合金ワイヤが伸縮を繰返して、折り曲げ部を押し開こうとする力が作用しても、折り曲げ部の開放端固定部によって、その作用を阻止することができる。
したがって、長期間形状記憶合金ワイヤと端子とを強固に移動することなく固定でき、信頼性の向上や耐久性の向上を図ることができる。
(2)前記(1)によって、カシメ固定部と折り曲げ部の開放端固定部とを形成するだけで、確実に形状記憶合金ワイヤと端子を固定でき、かつ量産を容易に行なうことができる。
(3)請求項2も前記(1)、(2)と同様な作用効果が得られるとともに、折り曲げ部の屈曲部より離れた部位に形状記憶合金ワイヤを位置させてカシメ固定しているので、形状記憶合金ワイヤと折り曲げ部のカシメ固定部のカシメを確実に行なうことができる。
本発明を実施するための第1の形態の正面図。 本発明を実施するための第1の形態の要部拡大図。 図2の平面図。 図2の側面図。 図2の背面図。 図2の底面図。 図2の7−7線に沿う断面図。 図2の8−8線に沿う断面図。 本発明を実施するための第1の形態のカシメ金型の説明図。 本発明を実施するための第2の形態の正面図。 本発明を実施するための第2の形態の要部拡大図。 図11の12−12線に沿う断面図。 本発明を実施するための第3の形態の正面図。 本発明を実施するための第3の形態の要部拡大図。 図14の15−15線に沿う断面図。 本発明を実施するための第4の形態の正面図。 本発明を実施するための第4の形態の要部拡大図。 図17の18−18線に沿う断面図。 本発明を実施するための第5の形態の正面図。 本発明を実施するための第5の形態の要部拡大図。 図20の21−21線に沿う断面図。 本発明を実施するための第5の形態のカシメ金型の説明図。 本発明を実施するための第6の形態の正面図。 本発明を実施するための第6の形態の要部拡大図。 図24の25−25線に沿う断面図。
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。
図1ないし図9に示す本発明を実施するための第1の形態において、1は本発明の張設線で、この張設線1は靭性が高く硬く、通電による伸縮動作を行なう形状記憶合金ワイヤ2と、この形状記憶合金ワイヤ2が所定寸法となるように両端部に固定された端子3、3とで構成されている。
前記端子3、3は図2ないし図8に示すように、バネ材性のあるリン青銅あるいは端子として使用できる材質を用いて上部が二又に形成された端子本体4と、この端子本体4の一方の上部をほぼU字状に折り曲げられた前記形状記憶合金ワイヤ2の端部を固定する折り曲げ部5と、この折り曲げ部5の屈曲部5aより離れた部位に前記形状記憶合金ワイヤ2の端部を挿入し、該形状記憶合金ワイヤ2の軸心方向に対して、図7に示すように凹凸部が生じるように該折り曲げ部5、前記形状記憶合金ワイヤ2を図9に示すような、ほぼ台形状の突起6を有する金型7と、ほぼ台形状の凹部8を有する金型9を用いてカシメるカシメ固定部10と、前記形状記憶合金ワイヤ2の伸縮時に前記折り曲げ部5を押し開こうとする力を阻止するように、該折り曲げ部5の開放端周辺である開放端5bの中央部を前記端子本体4に図8に示すように長方形状にカシメによって固定する折り曲げ部の開放端固定部11とで構成されている。
上記構成の張設線1は形状記憶合金ワイヤ2への通電をON、OFFさせて、形状記憶合金ワイヤ2を伸縮させて使用するが、この形状記憶合金ワイヤ2の伸縮時に形状記憶合金ワイヤ2と端子3、3の固定部の形状記憶合金ワイヤ2も伸縮するが、カシメ固定部10で十分に固定されるとともに、形状記憶合金ワイヤ2の伸縮によって折り曲げ部5が押し開かれる力を、折り曲げ部の開放端固定部11で阻止し、形状記憶合金ワイヤ2と端子3、3との固定状態を保持し、長期間寸法が変わることなく、安定した状態で使用することができる。
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図10ないし図25に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図10ないし図12に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、正方形状のカシメによって固定する折り曲げ部の開放端固定部11Aを形成した点で、このような折り曲げ部の開放端固定部11Aを形成した張設線1Aにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図13ないし図15に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、折り曲げ部5の両側開放端に正方形状のカシメによって固定する折り曲げ部の開放端固定部11B、11Bを形成した点で、このような折り曲げ部の開放端固定部11B、11Bを形成した張設線1Bにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図16ないし図18に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、折り曲げ部5の開放端5bおよび、該開放端5bより突出する部位の端子本体4とにまたがるようにカシメによって固定する折り曲げ部の開放端固定部11Cを形成した点で、このような折り曲げ部の開放端固定部11Cを形成した張設線1Cにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図19ないし図22に示す本発明を実施するための第5の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態とともに異なる点は、三角形状の突起6Aを形成した金型7Aと、三角形状の凹部8Aを形成した金型9Aを用いてカシメ固定部10Aを形成した点で、このようなカシメ固定部10Aを形成した張設線1Dにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図23ないし図25に示す本発明を実施するための第6の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、折り曲げ部5の開放端5bを溶接して折り曲げ部の開放端固定部11Dを形成した点で、このような折り曲げ部の開放端固定部11Dを形成した張設線1Eにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
本発明は形状記憶合金ワイヤに端子を固定した張設線を製造する産業で利用される。
1、1A、1B、1C、1D、1E:張設線、
2:形状記憶合金ワイヤ、 3:端子、
4:端子本体、 5:折り曲げ部、
5a:屈曲部、 5b:開放端、
6、6A:突起、 7、7A:金型、
8、8A:凹部、 9、9A:金型、
10、10A:カシメ固定部、
11、11A、11B、11C、11D:折り曲げ部の開放端固定部。

Claims (2)

  1. 形状記憶合金ワイヤと、この形状記憶合金ワイヤの少なくとも一端部に固定された端子とからなる張設線において、前記端子を端子本体と、この端子本体にほぼU字状に折り曲げ形成された前記形状記憶合金ワイヤを固定する折り曲げ部と、この折り曲げ部に前記形状記憶合金ワイヤを挿入し、該形状記憶合金ワイヤの軸心方向に対して凹凸部が生じるように、該折り曲げ部、形状記憶合金ワイヤをカシメるカシメ固定部と、前記形状記憶合金ワイヤの伸縮時に前記折り曲げ部を押し開こうとする力を阻止するように、該折り曲げ部の開放端周辺を前記端子本体に溶接あるいはカシメによって固定する折り曲げ部の開放端固定部とで構成したことを特徴とする張設線。
  2. 折り曲げ部の屈曲部より離れた部位に形状記憶合金ワイヤを位置させてカシメ固定したことを特徴とする請求項1記載の張設線。
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