JP2011088744A - 糊付け集積製品の生産装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】精度よく糊付け集積でき、揃え精度のよい製品を生産できるようにする。
【解決手段】集積部22のアンダラップ部分22aの側方に、送り込み部分22bから送り込まれるシート4の線糊27側の端部とアンダラップ部分にあるシートの線糊側の端部との間に入って、上記シートの送り込みの間にわたって両シートの相互を上下方向に開いて離隔する羽根44を、上記送り込まれるシートの側端に沿って回転する円板43の周面に設けてなるシート開きスクリュー41を設けた構成になっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、1枚ずつ搬送されてくるシートの幅方向の一側部に糊を線状に塗布し、ついでこの各シートをアンダラップ状に積み上げ、所定枚数で1セットとして上記線糊にて糊付けして排出する糊付け集積製品の生産装置に関するものである。
従来のこの種の装置は図1に示すようになっている。この図において1は糊塗布部、2はアンダラップ式の集積部、3は排出部である。そして上記糊塗布部1は、搬送方向上流側から搬送されてくるシート4を、上下方向に挟持して搬送する下側と上側の搬送ベルト5,6と、この両搬送ベルト5,6にて搬送されるシート4の幅方向の一側部に線糊を施す糊ノズル7とからなっている。
また、アンダラップ式の集積部2は、上記糊塗布部1の下側の搬送ベルト5の延長上に設けられたラップ部搬送ベルト8と、このラップ部搬送ベルト8の中間部にこれの搬送面に対する下方から出没するゲート9と、このゲート9から搬送方向上流側で、かつ上記シート4の長さより上流側に位置して上記ラップ部搬送ベルト8を押し下げた状態でラップ部搬送ベルト8の走行に連動して回転するベルト押し下げローラ10と、上記ゲート9から上流側のラップ部搬送ベルト8の両側に位置して、このラップ部搬送ベルト8上のシート集積域へ搬送されるシート4の幅方向両側を案内する両側の幅決め板11とからなっている。上記ゲート9は通常は突出されている。また、上記ゲート9から上流側のシート長さ分がシート集積域であり、このシート集積域の上流端より少し下流側の下側に、ラップ部搬送ベルト8を支持する支持ローラ12が設けてある。また、上記ラップ部搬送ベルト8の下流側の排出部3には、ラップ部搬送ベルト8上を搬送される集積シートを押さえて、上記ラップ部搬送ベルト8と協動して排出方向に搬送する搬送ベルト13が設けられている。そして集積部2の上流端部に、この集積部2に所定枚数集積されたシートを排出部3へ押し出すプッシャが14が設けてある。
上記従来の装置では、糊塗布部1にて線糊が施されたシート4は、集積部2のラップ部搬送ベルト8にて搬送され、ゲート9に突き当たって停止する。このときのシート4は、上記シート集積域に至る前にベルト押し下げローラ10にて押し曲げられて、これの先端はシート集積域に対して下側から上方へ向けて送り込まれる。したがって、後続のシート4は、先行したシート4の下側に入り込んでアンダラップ状に集積されるようになっている。そしてシート集積域に所定枚数積層された状態でゲート9が没入すると共にプッシャ14が作動して、この積層シートはラップ搬送ベルト8及び搬送ベルト13に挟持されて下流側へ排出されるようになっている。
特開2007−125742号公報
上記従来の装置にあっては、この集積部2においての後続のシート4は、先行しているシート4の上流端の下側から入り込むことができるが、支持ローラ12より下流側にあっては、隙間なく積み重なっている先行のシート4の下側に入り込まなければならないため、後続のシート4の線糊部と上側のシート4との接触により僅かずつ各シート間においてズレが生じる影響を受けて、集積シートの自重により接合した状態で天地方向、左右方向に不揃いが生じる。また、上記シート4の入り込みにより糊面にこすれが生じて線糊がつぶれてしまうことがある。
また上記従来の装置では、シート集積域にてシート4が所定枚数集積されるとゲート9が没入すると共にプッシャ14が作動し、この集積シートはラップ搬送ベルト8と搬送ベルト13とによって上下に挟持されて排出される際に、上記上下の搬送ベルト8,13間において発生する搬送量のズレによって揃い精度が悪くなることがあった。
さらに上記従来の装置では、シート集積域の両側に幅決め板11を設けて、このシート集積域でのシート4の幅方向の揃えをこの幅決め板11にて行っていることも、この幅決め板11との接触による抵抗の影響を受けて幅方向の揃えを悪くしている。
本発明は上記のことに鑑みなされたもので、搬送途中での揃え精度の低下を引きおこすことなく、糊付け精度のよい製品を生産できる装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明は係る糊付き集積製品の生産装置は、搬送されるシートの幅方向端部に線糊を施す糊塗布部と、この糊塗布部にて線糊を施されたシートをアンダラップ状に集積する集積部と、集積部に集積されたシートを排出する排出部とからなる糊付け製品の生産装置において、上記集積部を、複数枚のシートをゲートに当接させてアンダラップ状に集積するアンダラップ部分と、このアンダラップ部分に糊塗布部からシートを1枚ずつ送り込む送り込み部分とにて構成し、集積部のアンダラップ部分の側方に、送り込み部分から送り込まれるシートの線糊側の端部とアンダラップ部分にあるシートの線糊側の端部との間に入って、上記シートの送り込みの間にわたって両シートの相互を上下方向に開いて離隔する羽根を、上記送り込まれるシートの側端に沿って回転する円板の周面に設けてなるシート開きスクリューを設けた構成になっている。
そして上記装置におけるシート開きスクリューの羽根を、円板が回転することによりアンダラップ部分に集積されているシートの端部の下側に重複する状態から外れる状態になると共に、上記重複している状態で上記アンダラップ部分に集積されているシートの端部をはね上げる螺旋状に形成し、または上記シート開きスクリューの羽根を、アンダラップ部分の集積面より低い位置に設けると共に、円板が回転することによりアンダラップ部分に送り込まれるシートの端部の上側で、かつ線糊部分より外側で重複する状態から外れる状態になる形状にし、アンダラップ部分の上流側に、アンダラップ部分に送り込まれるシートの端部を、上記シート開きスクリューの羽根より下側になるまで押し下げる押し下げ部材を設けた。
さらに上記装置において、集積部のアンダラップ部分から排出部にわたってアンダラップ部分に集積されたシートを排出部方向へ搬送する排出ベルトを設け、この排出ベルトに、上記シートの搬送方向後端に当接する送り爪を設けた構成になっている。
また、集積部のシート開きスクリューの反対側に、シート開きスクリューの円板との間でアンダラップ部分のシートの側面を案内する幅決めローラを設けた構成になっている。
本願の請求項1及び請求項2,3のそれぞれに係る発明によれば、集積部のアンダラップ部分に送り込まれるシートの幅方向端部に施された線糊が、先行してアンダラップ部に集積されているシートの下面に接触することなく送り込むことができる。そしてこれにより、アンダラップ部分に送り込まれる後続のシートは、先行のシートに影響を受けることなく集積することができると共に、上記後続のシートに施された線糊は、先行した上側のシートにこすられてつぶれてしまうことをなくすことができて、搬送途中での揃え精度の低下を引きおこすことなく、糊付け精度がよい糊付け製品を生産することができる。
また請求項4に係る発明によれば、集積部のアンダラップ部分に集積されたシートの排出部への排出が排出ベルトに設けた送り爪にて行われて、このシートの排出が排出ベルトと完全に同期して行うことができ、排出作動をズレが生じることなく整然と行うことができる。
さらに請求項5に係る発明によれば、集積部におけるシートの両側は、それぞれシートの搬送方向に沿って回転するシート開きスクリューの円板と幅決めローラにて案内されることにより、アンダラップ部分へ集積されるシートは少ない抵抗で、かつ整然と送り込むことができる。
従来の糊付け集積製品の生産装置を概略的に示す正面図である。 本発明に係る糊付け集積製品の生産装置を概略的に示す正面図である。 本発明に係る糊付け集積製品の生産装置を概略的に示す平面図である。 本発明の要部を拡大して示す正面図である。 シート開きスクリューの一例を示すもので(a)、(b)は作用状態を示す平面図、(a′)、(b′)はそれぞれの背面図である。 シート開きスクリューの変形例を示すもので(a)、(b)は作用状態を示す平面図、(a′)、(b′)はそれぞれの背面図である。 シート開きスクリューの変形例を示すもので(a)、(b)は作用状態を示す平面図、(a′)、(b′)はそれぞれの背面図である。 シート開きスクリューの変形例を示すもので(a)、(b)は作用状態を示す平面図、(a′)、(b′)はそれぞれの背面図である。 図4のA−A断面矢視図である。 図4のB−B断面矢視図である。 シート開きスクリューの異なる実施の形態を示す平面図である。 図11のC矢視図である。 図12のD−D断面矢視図である。
本発明の実施の形態を図2以下に基づいて説明する。図2は正面図、図3は平面図、図4は要部を拡大して示す正面図である。この図2から図4において、21は糊塗布部、22はアンダラップ式の集積部、23は排出部である。そして上記糊塗布部21は、搬送方向上流側から搬送されてくるシート4を上下に挟持して搬送する下側と上側の搬送ベルト25,26と、この両搬送ベルト25,26にて搬送されるシート4の幅方向の一側端部、この実施の形態では搬送方向右側に線糊27を施す糊ノズル28と、上記下側の搬送ベルト25の下流側から集積部22の上流側部にわたって、搬送ベルト26の両側に対向して設けた左右の案内板29a,29bとからなっている。上記上側の搬送ベルト26の下流側は、下側の搬送ベルト25より短くなっていて、上記案内板29a,29bは上側の搬送ベルト26より下流側に位置されている。なお、図3においてこの上側の搬送ベルト26の各プーリを支持する軸の図示は省略した。
集積部22は、アンダラップ部分22aと、このアンダラップ部分22aへ上記糊塗布部21より搬送されてくるシート4を送り込むシート送り込み部分22bとからなっている。そしてこの両部分22a,22bにわたって、上記シート4を搬送する集積部搬送ベルト30が、これの上流側端部を上記糊塗布部21の下側の搬送ベルト25の下流端に臨ませて設けてあり、これの上流側端部の両側が上記糊塗布部21に設けた左右の案内板29a,29bの間に位置されている。
また、上記集積部22のアンダラップ部分22aから排出部23にわたって排出ベルト31が、これの上流側であるアンダラップ部分22aにおいて、上記集積部搬送ベルト30と重複して設けてある。この排出ベルト31は、タイミングプーリ32,33に巻き掛けたタイミングベルトが用いられていて、この排出ベルト31の表面に、これの走行方向に所定の間隔をあけて複数の送り爪34が突設してある。この各爪34の間隔は、上記シート4の長さより長い間隔となっている。
上記排出ベルト31の上流側のタイミングプーリ32を支持する軸35には、図3に示すように集積部搬送ベルト30の上側部を、上記排出ベルト31と同一面状となるように支持するアンダラップ部案内プーリ36が設けてあり、アンダラップ部分22aの上記集積部搬送ベルト30が、このアンダラップ部案内プーリ36に転接して支持されている。
集積部22の送り込み部分22bには、集積部搬送ベルト30の上面に対接して、この対接面において同一方向に走行する押えベルト37が設けてあり、上記糊塗布部21より搬送されてきたシート4を上記集積部搬送ベルト30と挟持して、アンダラップ部分22aへ搬送するようになっている。そしてこの押えベルト37の下流側の送り込み部案内プーリ38は、上記アンダラップ部分22aに設けたアンダラップ部案内プーリ36より上流側に配置されていると共に、この送り込み部案内プーリ38に案内される押えベルト37にて、集積部搬送ベルト30を上記アンダラップ部案内プーリ36の案内面より下方へ押し下げるように設けられている(図4参照)。なお、図3において上記押えベルト37のプーリを支持する軸の図示を省略した。
アンダラップ部分22aの上流部で、上記糊ノズル28と同じ側の端部に押し下げ棒39が設けてある。この押し下げ棒39は、これの先端がシート4の搬送方向下流側へ向くように傾斜されていると共に、この押し下げ棒39の先端は、送り込み部分22bを搬送されてくるシート4の端部の上面に接触して、この部分を上記アンダラップ部分22aの搬送面より下方へ押し下げる位置となっている。
アンダラップ部分22aの下流側には、このアンダラップ部分22aに集積されるシート4の端面が衝突して下流端が揃えられるゲート40が出没するようにして設けてある。またこのゲート40は、アンダラップ部分22aに集積されるシート4の長さに応じて搬送方向に位置が移動可能になっている。
アンダラップ部分22aの上記糊ノズル28と同じ側に複数、例えば2個のシート開きスクリュー41,41がシート4の搬送方向に設けてあり、またこれに対向する反対側にシート4の側面に当接して、これを案内する複数の幅決めローラ42が自由回転可能に設けてある。
シート開きスクリュー41の一例は図5に示すようになっていて、シート4の側面に接触してこれを案内する円板43と、この円板43の外周面の周方向に複数(3枚)設けた押え羽根44とからなっている。そしてこの各シート開きスクリュー41,41は、アンダラップ部分22aを搬送されるシート4の搬送作動に同期して、シート4を案内する方向に間欠あるいは連続回転するようになっている。
上記押え羽根44は円弧状になっていて、その突出長さは糊塗布部21にて施された線糊27にシート4の端から届かない長さになっている。そしてこの押え羽根44の軸方向の位置(高さ)は、図4に示すように、これの下面が排出ベルト31の上面より低くなる位置に水平状に設けてある。なおこの押え羽根44の位置は、これの下面が図4に示すように、押し下げ棒39にて押さえられたシート4の端部の上面より上側に位置されるようにしてあり、図5(a)に示すように押し下げ棒39にて押し下げられたシート4の先端の上側に重複されていて、このシート4の端部を排出ベルト31の上面より低い位置に押さえ込むことができるようになっている。
この押え羽根44の周方向の長さは、シート開きスクリュー41が所定角度、この実施の形態では60度回転すると、押え羽根44は図5(b)に示すようにシート4の端部の上面から外れるようになっている。図5の(a′),(b′)のそれぞれは、上記図(a),(b)にて示したシート開きスクリュー41の背面形状を示す。
図6、図7、図8の各図は、図5で示したシート開きスクリュー41の変形例を示すもので、これらに示す押え羽根44a,44b,44cは、シート4の搬送方向に回転することによって徐々に高くなるよう傾斜する螺旋状に形成されており、図6に示すものは羽根が3枚、図7に示すものは2枚、図8に示すものは1個所に切れ目を入れた1枚の螺旋状になっている。図6、図7に示すものは図5に示すものと同様で、図(a)の状態でシート4の端部を押え羽根44a,44bで低くなるように押さえ、図(b)の状態で各押え羽根がシート4の端部から外れるようになっている。
図8に示すものは、図(a)は押え羽根44cの一番低い部分(イ)がシート4の端部の上側に位置されて、この部分でシート端部を押し下げている状態であり、図(b)は羽根が約1/2回転した状態で、シート端部は羽根のねじ角に従って上昇しているがまだ押さえられている。この状態からさらに約1/2回転すると、シート端部は一番高い部分(ロ)から切り欠き(ハ)を経て羽根の上側へ出て、この押え羽根44cの押さえから解放されるようになっている。
図6から図8に示したように、各押え羽根44a〜44cをシート開きスクリュー41がシート4の送り込み方向に回転することにより徐々に高くなるようにしたことにより、シート4の送り込みの途中で上記各羽根41a〜41cにて押さえられている部分が徐々に高くなり、このシート4の水平方向の復元作用を早くすることができ、後続のシート送り込み速度を速くすることができる。
上記のように構成された装置による糊付け集積製品の生産作業を以下に説明する。
糊塗布部21では、集積部22にて集積されるシート4の最上層となるシート4には線糊27を施さずに集積部22側へ搬送し、2枚目以下のシート4に線糊27を施して、順次集積部22の送り込み部分22bへ搬送する。このときの各シート4は、糊塗布部21と集積部22の送り込み部分22bにまたがって設けられた左右の案内板29a,29bにて姿勢がくずれることなく案内される。
以下の作用は線糊27を施さないシート4と線糊27を施したシート4の区別なく行われることから、線糊27を施したシート4について説明する。
集積部22へ搬送されたシート4は、まずシート送り込み部分22bで集積部搬送ベルト30と押えベルト37にて挟持されて搬送される。そしてこれの下流側では、シート4の先端側が押えベルト37の下流側の送り込み案内プーリ38にてアンダラップ部分22aの搬送面より押し下げられた状態となって、アンダラップ部分22aへ送り込まれる。このとき、アンダラップ部分22aの上流側において、上記集積部搬送ベルト30を案内しているアンダラップ部案内プーリ36の上面は、送り込み部案内プーリ38の下面より高い位置となっていることにより、シート送り込み部分22bからアンダラップ部分22aへ集積部搬送ベルト30にて搬送されるシート4の下流側端部は、両案内プーリ36,38間で上方へ向けられ、この状態でアンダラップ部分22aへ送り込まれる。そしてこれの下流側に突出しているゲート40に当接してアンダラップ部分22aに停止される。このときシート4の上流側端部は、図4に示すようにアンダラップ部案内プーリ36より上流側へオーバハング状に突出する状態となるよう上記ゲート40の位置が決められている。なお、このゲート40の位置は、シート4の長さによって排出方向に位置が変更される。
またこのときにおいて、シート送り込み部分22bからアンダラップ部分22aへ送り込まれるシート4の右側端部は、図4、図9に示すように押し下げ棒39の先端にて押し下げられながら搬送される。一方、このときのシート開きスクリュー41,41は、これの1つの押え羽根44を図5(a)に示すように内側へ向けた状態となっている。このため上記シート4は、図4に示す状態から図5(a)に示す状態にわたって、シート4の右側端部が両シート開きスクリュー41,41のそれぞれの押え羽根44,44の下側へ案内され、この羽根44,44にて下方へ押さえられながら搬送される。このシート4がゲート40に当接して停止した状態で、両シート開きスクリュー41,41は、図5(b)に示すように60度回転して押え羽根44,44がシート4の端部の上面から外れる。この状態でシート4の端部は、シート自体の平板状に戻ろうとする働きにより水平状に復元される。シート開きスクリュー41,41はその後再度回転し、120度回転した時点で最初の状態に復帰する。
上記のようにして1枚目のシート4がアンダラップ部分22aに送り込まれたことになるが、後続のシート4も同様の作用により順次アンダラップ部分22aに送り込まれる。このときアンダラップ部分22aに集積される各シート4の両側面は、シート開きスクリュー41の円板43と幅決めローラ42にて左右方向に揃えられる。
アンダラップ部分22aに送り込まれるシート4の上流側端部は、送り込み部分22bに向けてオーバハング状に突出していることにより、2枚目以降のシート4は、アンダラップ部分22aにあるシート4の下側にアンダラップ状に集積されていく。そしてこの2枚目以降の各シート4も、これの右側端部が上記1枚目と同様に押し下げ棒39にて押し下げられ、図10に示すようにシート開きスクリュー41の押え羽根44,44にて押し下げられた状態で、すなわちこの端部が上側のシート4の端部の下方へ離隔した状態で下層側のシート4が送り込まれ、これに施されている線糊27が上側のシート4の下面にこすれることがない。このとき、シート開きスクリュー41がアンダラップ部分22aにおいて、シート4の送り込み方向に複数、例えば2個設けてあることにより、この送り込み方向全長にわたって後続のシート4の端部が上側のシート4に対して下方へ離隔させた状態で送り込まれる。そして図10に示すようにして送り込まれた後続の各シート4は、シート開きスクリュー41が回転して、これの押え羽根44がシート4の端部から外れることにより、このときの変形が復元して上側のシート4に接触し、この下側のシート4は線糊27にて上側のシート4に接着される。
上記作用により集積部22のアンダラップ部分22aに、所定枚数のシート4の集積が完了すると、ゲート40を没入してからアンダラップ部分22aの排出ベルト31を作動して、これに突設してある送り爪34にて集積されたシート4の後端を押して、これをゲート40より下流側へ押し出す。集積部22に集積されたシート4は、上記したように送り爪34にて押し出し排出されるが、この送り爪34にて押し出し作動によりシート4の後端がつき揃えられる。そしてその後の集積されたシート4は、排出部23にてさらに下流側の次工程へ排出されて各種の後処理が行われる。
その後は再びゲート40を突出させて上記作動を繰り返す。
図11から図13は、本発明の集積部22の他例を示すものである。この他例のものは、上記した押し下げ棒39を用いないで、シート開きスクリュー51に設けたはね上げ羽根52,52にてアンダラップ部分22aに集積されているシート4の端部をはね上げておき、この下側に送り込まれるシート4の端部が上側のシート4の端部に接触しないようにしたものである。
はね上げ羽根52は、所定角度にわたって回転することにより徐々に高くなる斜面となっていて、これの一番低い部分の上面がアンダラップ部分22aの集積面よりわずかに低くなっており、この一番低い面が上記集積シートの端部の下側に入り、これが所定角度回転することにより、図12、図13に示すように集積シートの端部がはね上げられるようになっている。そしてこれの下側に送り込み部分22bからシート4が、これに施された線糊27が上側のシートに接触することなく送り込まれるようになっている。
上記した実施の形態において、押し下げ棒39はローラに替えてもよい。
1…糊塗布部、2…集積部、3…排出部、4…シート、5,6…搬送ベルト、7…糊ノズル、8…ラップ部搬送ベルト、9…ゲート、10…ベルト押し下げローラ、11…幅決め板、12…支持ローラ、13…搬送ベルト、14…プッシャ、
21…糊塗布部、22…集積部、22a…アンダラップ部分、22b…送り込み部分、23…排出部、25,26…搬送ベルト、27…線糊、28…糊ノズル、29a,29b…案内板、30…集積部搬送ベルト、31…排出ベルト、32,33…タイミングプーリ、34…送り爪、35…軸、36…アンダラップ部案内プーリ、37…押えベルト、38…送り込み部案内プーリ、39…押し下げ棒、40…ゲート、41…シート開きスクリュー、42…幅決めローラ、43…円板、44,44a,44b,44c…押え羽根、51…シート開きスクリュー、52…はね上げ羽根。

Claims (5)

  1. 搬送されるシートの幅方向端部に線糊を施す糊塗布部と、この糊塗布部にて線糊を施されたシートをアンダラップ状に集積する集積部と、集積部に集積されたシートを排出する排出部とからなる糊付け製品の生産装置において、
    上記集積部を、複数枚のシートをゲートに当接させてアンダラップ状に集積するアンダラップ部分と、このアンダラップ部分に糊塗布部からシートを1枚ずつ送り込む送り込み部分とにて構成し、
    集積部のアンダラップ部分の側方に、送り込み部分から送り込まれるシートの線糊側の端部とアンダラップ部分にあるシートの線糊側の端部との間に入って、上記シートの送り込みの間にわたって両シートの相互を上下方向に開いて離隔する羽根を、上記送り込まれるシートの側端に沿って回転する円板の周面に設けてなるシート開きスクリューを設けた
    ことを特徴とする糊付け集積製品の生産装置。
  2. シート開きスクリューの羽根を、円板が回転することによりアンダラップ部分に集積されているシートの端部の下側に重複する状態から外れる状態になると共に、上記重複している状態で上記アンダラップ部分に集積されているシートの端部をはね上げる螺旋状に形成した
    ことを特徴とする請求項1記載の糊付け集積製品の生産装置。
  3. シート開きスクリューの羽根を、アンダラップ部分の集積面より低い位置に設けると共に、円板が回転することによりアンダラップ部分に送り込まれるシートの端部の上側で、かつ線糊部分より外側で重複する状態から外れる状態になる形状にし、
    アンダラップ部分の上流側に、アンダラップ部分に送り込まれるシートの端部を、上記シート開きスクリューの羽根より下側になるまで押し下げる押し下げ部材を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の糊付け集積製品の生産装置。
  4. 集積部のアンダラップ部分から排出部にわたってアンダラップ部分に集積されたシートを排出部方向へ搬送する排出ベルトを設け、この排出ベルトに、上記シートの搬送方向後端に当接する送り爪を設けたことを特徴とする請求項1,2,3のいずれか1項記載の糊付け集積製品の生産装置。
  5. 集積部のシート開きスクリューの反対側に、シート開きスクリューの円板との間でアンダラップ部分のシートの側面を案内する幅決めローラを設けたことを特徴とする請求項1,2,3,4のいずれか1項記載の糊付け集積製品の生産装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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