JP2011088732A - パネル搬送装置 - Google Patents

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不二夫 山崎
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Abstract

【課題】異なるサイズのパネル基板を処理するに当って、サイズの切り替えを円滑かつ容易に行えるようにする。
【解決手段】パネル基板1を各ステージ10〜13に向けて搬送するために、搬送路部構成部30とエア浮上部40とが設けられており、搬送路構成部30は、所定のピッチ間隔をもって圧電素子33を配列した圧電素子列から構成され、この圧電素子列は4個の圧電素子33a〜33dで圧電素子群33Gとなし、1番目の圧電素子33aから最終番目の圧電素子33dまでを順次遅延させながら繰り返しサイクル駆動するようになし、前後の圧電素子間に負圧吸引口35を開口させて、パネル基板1を圧電素子33の表面に吸引するようにして、押圧力を作用させている。
【選択図】図3

Description

本発明は、フラットディスプレイパネル等のパネル、特に大判のパネルを搬送するために好適に用いられるパネル搬送装置に関するものである。
例えば、液晶ディスプレイ等のフラットディスプレイは、ガラス等で構成されるパネル基板に対して、種々の処理や加工、さらには部品の搭載等といった作業を行うことにより製造される。この製造工程においては、複数のステージを並べて設け、これら各ステージ間にパネル基板を搬送することによって、それぞれ所要の作業が行われるが、このために用いられるのがパネル搬送装置である。
この場合のパネル基板の搬送は水平搬送方式が採用されるが、パネル搬送装置としては、送り手段に接続した搬送テーブルを用いたり、また搬送ベルトや搬送ローラ等を用いた搬送コンベアを用いたりしたものが、従来から広く用いられていた。さらに、近年においては、特許文献1にあるように、複数本のアームからなるパネルホルダを各ステージに配置しておき、パネル基板をこれら各ステージに配置したパネルホルダに順次移載するようにして搬送する方式も開発されている。
この場合、パネルホルダは水平方向に回転可能となし、またX方向(ステージの並び方向)及びY方向(ステージに近接・離間する方向)に移動可能としている。そして、奇数番目のステージに配置したパネルホルダと偶数番目のステージに配置したパネルホルダとでは、アームの本数及び位置を異にしており、これによって相互にアームを干渉させることなくパネル基板の移載が行われる。
特開2007−99466号公報
液晶ディスプレイ等のフラットディスプレイにあっては、そのパネルサイズが様々になっているが、パネル基板のサイズ毎に製造ラインを設けるのではなく、複数のサイズのパネル基板は同一の製造ラインで製造するのが一般的である。例えば、パネル基板にドライバ回路からなるIC回路素子を搭載する場合には、パネル基板にACF(Anisotropic Conductive Film)を貼り付け、次いでIC回路素子をこのACF上に配置し、その後にこのIC回路素子をパネル基板に加熱下で圧着することになる。IC回路素子は、パネル基板の端部近傍に搭載されるものであり、ACFの貼り付け位置、IC回路素子の載置位置及び圧着手段による圧着位置はほぼ同じ位置であることから、製造ラインを容易に、格別の段取り替えを行うことなく共用化を行うことはできる。
ただし、パネル基板の搬送については、パネル基板を損傷させたり、変形させたりすることなく安全かつ確実に搬送できるようにするために、搬送テーブル方式を用いる場合であっても、また搬送コンベアを用いる場合であっても、同一の製造ラインで搬送可能なパネル基板のサイズには限界がある。特許文献1に示されているパネルホルダを用いたパネル搬送装置では、アームの間隔を調整可能な構成とすることによって、対応可能なパネル基板のサイズの幅が大きくなるが、パネル基板のサイズを変更する毎にアームの間隔調整を行わなければならず、このためにサイズ変更に伴う段取り替えが面倒になる等の問題点がある。また、アームの長さによっては、処理可能なパネル基板に限界があるという問題点もある。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、異なるサイズのパネル基板を処理するに当って、サイズの切り替えを円滑かつ容易に行えるようにすることにある。
前述した目的を達成するために、本発明は、パネル基板を搬送するために、長尺の搬送用トラックとなるように形成した搬送路構成部と、前記搬送路構成部の搬送面に臨み、この搬送面から突出するように電歪可能な圧電素子を所定間隔をもって1列または複数列配設した圧電素子列と、前記圧電素子列を構成する圧電素子の表面に向けて前記パネル基板を押圧する押圧手段を備え、前記圧電素子列を構成する複数の圧電素子を所定の数をもって群として、複数の圧電素子群に分割し、これら各圧電素子群を構成する1番目の圧電素子から最終番目の圧電素子までを順次遅延させながら繰り返しサイクル駆動することによって、前記各圧電素子の電歪に基づく進行波を前記パネル基板に作用させる構成としたことを特徴とするものである。
圧電素子列を構成する1列に並んだ圧電素子は、所定数、つまりn個の圧電素子をもって1つの群となし、もって複数の圧電素子群が設定される。各圧電素子群の1番目の圧電素子からn番目の圧電素子までを順次遅延させながらサイクル駆動する。そして、前方の圧電素子群のn番目の圧電素子から後続の圧電素子群の1番目の圧電素子が駆動される際に、そのサイクルが連続する正弦波となるように設定する。この圧電素子列における正弦波が生成されている間に、パネル基板が圧電素子に押し付けられると、この正弦波が進行波としてパネル基板に作用することになり、もってパネル基板が搬送される。
ここで、パネル基板に対する搬送駆動力は、一側の端部乃至その近傍の部位とする。通常、パネル基板において、各ステージで作業が行われるのはこの端部近傍位置である。圧電素子列を1列にするにしろ、また2列以上の複数列にするにしろ、パネル基板の端部近傍の位置と対面させるように設定する。これによって、パネル基板のサイズの切り替えがあり、そのサイズが変化しても、パネル基板は搬送路構成部の上に位置することになるので、格別の段取り替えしなくても、搬送を行うことができる。
搬送路構成部における搬送面には、多数の圧電素子が臨んでいる。これらの圧電素子に電圧を印加して電歪させることにより、搬送面から突出するように変位するように設定する。従って、圧電素子は電圧を作用させないときには、その表面が搬送面とほぼ同一面となるように設定するのが望ましい。ただし、圧電素子に電圧を作用しないときに、搬送面から多少突出していたとしても格別の支障を来すものではない。ただし、圧電素子が搬送面より低い位置となるのは、進行波の形成という観点から好ましくはない。
パネル基板を搬送路構成部における搬送面に設けた圧電素子の表面に押圧させる。パネル基板は、通常、ガラスまたは合成樹脂製のものであり、磁気による吸引力を作用させることはできないこと等の理由から、エア加圧手段を用いる。搬送路構成部により構成される搬送トラックには、複数の圧電素子が列になるように配列されている。ただし、各圧電素子間には間隔を介在させている。そこで、前後の圧電素子の間に負圧吸引口を開口させて設け、搬送トラックの下部位置に負圧チャンバを形成することによって、パネル基板に負圧吸引力を作用させることができる。なお、負圧吸引口は全ての圧電素子の間に配置するのではなく、パネル基板に対して必要な押圧力が確保される限り、例えば2箇所毎,3箇所毎というように、適宜間引きするようにしても良い。または、圧電素子を設けた部位以外のパネル接触部を多孔質部材を用いて形成し、この部材とパネル基盤の接触部全体を負圧吸引して押圧力を確保することも可能である。
パネル基板は全ての負圧吸引口を覆っているものではなく、前後に位置するパネル基板の間に間隔があることから、この間隔分の負圧吸引口は大気に連通した状態になってしまう。このために、負圧チャンバの負圧の度合が低下して、必ずしもパネル基板を搬送トラックに十分押圧することができない場合もある。この場合には、搬送トラックからパネル基板を挟んだ上部側の位置に押圧手段として、例えば加圧エア供給手段を設け、負圧吸引口からパネル基板を吸引すると共に、この加圧エア供給手段からの加圧エアによりこのパネル基板を搬送トラック方向への押圧力を発揮させることができる。
パネル基板に対して、圧電素子により搬送駆動する部位は、このパネル基板の1側の端部近傍とするが、これ以外の部位については、所定の姿勢状態、具体的には水平状態に保持しなければならない。搬送路構成部の外側の部位をベルトやローラ等で支持させることもできるが、パネル基板の搬送路構成部と対面する部位以外の部位をエア浮上させることによって、パネル基板の自重の作用をキャンセルすることができる。その結果、パネル基板は概略水平状態で軽い負荷で円滑に搬送することができ、搬送中にパネル基板に対してストレスが作用するようなことはない。
異なるサイズのパネル基板を処理するに当って、サイズの切り替えを円滑かつ容易に行うことができる。
パネル基板の一例としての液晶セルの一部と、この液晶セルに搭載されるIC回路素子とを示す説明図である。 本発明の実施の一形態を示すパネル搬送装置を設けたパネル基板のIC回路素子の圧着機構の全体構成を示す説明図である。 図2の圧着機構におけるパネル搬送装置の搬送路構成部の縦断面図である。 図2のA−A位置の断面図である。 搬送路構成部の外観図である。 圧電素子群の構成を示す説明図である。 圧電素子の作動説明図である。 搬送路構成部における他の実施の形態を示す図4と同様の断面図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。まず、図1にフラットディスプレイの一例として、液晶ディスプレイにおけるパネル基板1の要部構成を示す。2枚のガラス基板を貼り合わせ、その間に液晶を封入したパネル基板1の構成を示す。ここで、パネル基板1は下基板2と上基板3とから構成され、下基板2は少なくとも1辺が上基板3より張り出しており、これらの張り出し部に所定数のドライバ回路を構成するIC回路素子4がACF5を用いて搭載される。従って、パネル基板1には複数のIC回路素子4の搭載部6を有するものである。これら各搭載部6は下基板2に形成した所定数の配線群から構成され、搭載部毎に一定の間隔を有している。
ACF5は導電粒子を熱硬化樹脂からなるバインダ樹脂に均一に分散させたものからなり、パネル基板1にIC回路素子4を搭載するために、まずパネル基板1における下基板2の張り出し部にACF5を貼り付けておく。その後に、ACF5上にIC回路素子4を相対位置決めした状態で仮圧着させる。その後、仮圧着したACF5に含まれている導電粒子によりIC回路素子4に設けた所定数の電極とパネル基板1に形成した配線とをそれぞれ電気的に接続すると共に、バインダ樹脂によってIC回路素子4をパネル基板1に固着させるようにする。
そこで、以下においては、本発明のパネル搬送装置をパネル基板1におけるIC回路素子4を搭載する工程に適用したものとして説明する。ただし、本発明のパネル搬送装置はこの用途に限定されるものではない。図2にIC回路素子4の搭載ラインを示す。このラインは、パネル基板1を搬入する搬入ステージ10と、ACF貼り付けステージ11,仮圧着ステージ12及び本圧着ステージ13とから構成される。
搬入ステージ10では、適宜の移載手段によりパネル基板1が搬入されて、図2に矢印で示した方向に移動させる間に、ACF5の貼り付け、IC回路素子4の載置及び圧着が行われる。このために、パネル基板1は上流側のステージから下流側のステージに向けて搬送され、各ステージに搬入される毎に位置決めされ、固定的に保持される。
ACF貼り付けステージ11では、パネル基板1における下基板2の表面にACF5が貼り付けられる。このために、ACF貼り付けステージ11にはACF貼り付け機構20が設けられており、このACF貼り付け機構20によって、ACF5がパネル基板1の下基板2における所定の位置に貼り付けられる。ACF5はパネル基板1の一つの辺の全長に及ぶように貼り付けても良いが、各IC回路素子4が搭載される領域毎に個別的に貼り付けるようにすることもできる。
ACF5が貼り付けられたパネル基板1は仮圧着ステージ12に搬送される。この仮圧着ステージ12には仮圧着機構21が設けられており、この仮圧着機構21によって、IC回路素子4がパネル基板1における所定の位置に位置決めされて、このIC回路素子4がパネル基板1に載置される。ACF5の粘着力によってIC回路素子4をパネル基板1への接続状態に維持する仮圧着が行われる。
仮圧着ステージ12で所定数のIC回路基板4が接続されたパネル基板1は本圧着ステージ13に移行する。この本圧着ステージ13には本圧着機構22が設けられており、この本圧着機構22によって、パネル基板1に仮圧着されているIC回路素子4を上部から加熱下で加圧することによって、パネル基板1に熱圧着される。
前述した各ステージ11,12,13では、それぞれ所定の処理が行われるが、搬入ステージ10に搬入されたパネル基板1を搬送するために、パネル搬送装置が設けられている。このパネル搬送装置は各ステージ10〜13と平行な経路に沿ってパネル基板1を搬送するものであり、搬送路構成部30とエア浮上部40とから構成される。
ここで、ACF貼り付け機構20,仮圧着機構21及び本圧着機構22によりパネル基板1に対して処理が施されるのは、パネル基板1における下基板2の張り出し部であるIC回路素子4が搭載される搭載部6においてである。従って、搬送路構成部30はこの搭載部6を避けた位置であって、しかもこの搭載部6にできるだけ近い位置に設けられている。ここで、搬送路構成部30は、比較的幅の狭い搬送用トラックを構成しており、この搬送路構成部30により搬送されるパネル基板1は、図2に示したものにあっては、搬送路構成部30の幅寸法より遥かに大きい幅寸法を有するものである。従って、パネル基板1は搬送路構成部30から大きくはみ出すことになり、エア浮上部40は、このはみ出した部分をフローティングさせるためにもうけられる。
搬送路構成部30は、図3乃至図5に示したように構成されている。即ち、図3及び図4から明らかなように、搬送路構成部30は断面が四角形状となった中空の長尺部材からなり、内部には負圧チャンバ31が形成されており、この負圧チャンバ31には、負圧源に接続した負圧吸引管32が接続されている。そして、搬送路構成部30を構成する天板部30aには、図5に示したように、多数の圧電素子33が搬送路構成部30の長さ方向の全長にわたって1列に並ぶようにして設けられている。
このように、圧電素子33は天板部30aの表面に臨むようにして、一定の間隔をもって装着されている。圧電素子33は天板部30aに形成した4周の周壁と底壁により形成した凹部内に装着されており、常時においては、この圧電素子33は、天板30aの表面とほぼ同一の高さ位置に保持されている。そして、圧電素子33に電圧を印加したときには、天板部30aの表面から突出する変形することになる。
さらに、前後の圧電素子33,33の間には負圧吸引口35が開口しており、この負圧吸引口35は負圧チャンバ31に接続されて、負圧チャンバ31内の負圧が作用するようになっている。これによって、天板部30aに当接するパネル基板1には負圧吸引力が作用し、この負圧吸引力によって、パネル基板1は圧電素子33の表面に押圧されるようになる。
エア浮上部40は扁平な筐体41から構成され、この筐体41には陽圧チャンバ42が設けられている。陽圧チャンバ42には加圧エア供給管43が接続されており、またその天板部41aには多数の噴出口44が全体にほぼ均一になるように分散配置されて、この噴出口44から噴出する加圧エアによって、パネル基板1は天板部41aから浮上することになる。そして、パネル基板1は搬送路構成部30によって、図2の矢印方向に搬送されるが、パネル基板1の搬送路構成部30からはみ出した部位がエア浮上部40の作用によって、筐体41の上面から浮上した状態に保持されて、自重が作用しない状態にして搬送されるようになっている。
搬送路構成部30に配置した圧電素子33は、所定数毎に群となし、複数の圧電素子群を構成する。今、図6に示したように、4個の圧電素子33a〜33dを1つの圧電素子群33Gとしたときに、まず圧電素子33aを駆動し、次いで時間遅れをもって、順次圧電素子33b,33c,33dを駆動する。即ち、時間Tをサイクルタイムとなし、このサイクルタイム内で各圧電素子33a〜33dを各々順次時間T/4ずらせるようにして遅延駆動する。このために、各圧電素子群33Gを構成する各々の圧電素子33a〜33dには、接点36a〜36dが接続されており、これらの各接点36a〜36dには、圧電素子駆動回路37に接続したロータリ接点38が接続されている。そして、各圧電素子群33Gの第1番目の圧電素子33aから最終番目の圧電素子33dまでをそれぞれ配線39a〜39dで短絡させるように構成する。その結果、各圧電素子群33Gにおける各圧電素子33a〜33dが順次電歪して、天板部30aの表面から突出するようになるので、図7に示したような正弦波が発生する。パネル基板1は、搬送路構成部30の表面に形成した負圧吸引口35により吸引されて、このパネル基板1は圧電素子33に押圧されているから、圧電素子群33Gの駆動による正弦波によりパネル基板1を搬送する進行波として機能し、パネル基板1が図2の矢印方向に搬送される。
搬送路構成部30におけるアクチュエータとしては圧電素子33であり、パネル基板1の搬送時においける動きを滑らかにするために、圧電素子33を小型化して、前後の間隔も短くすることになる。その結果、パネル基板1に作用する搬送面の部位は狭い幅となる。パネル基板1は、そのサイズが極めて小さいものであれば、この搬送路構成部30のみで安定して搬送するのに支障を来すことはない。ただし、大判のパネル基板1の場合には、パネル基板1は搬送路構成部30からはみ出すことになる。そこで、このはみ出し部分を安定化させるために、エア浮上部40が設けられており、このエア浮上部40を構成する筐体41の天板部41aの表面は浮上面として機能する。パネル基板1は天板部30aに形成した負圧吸引口35により吸引保持されているので、位置ずれは起こさないが、パネル基板1の全体が加圧エアによるフローティング状態となって、変形したり、搬送路構成部30から脱落したりすることはない。従って、この浮上面は搬送路構成部30の搬送面よりほぼ同一の高さか、若しくはそれより僅かに低い位置となし、パネル基板1の浮上量は、その搬送路構成部30における吸引保持されている高さ位置とほぼ一致することになる。
ところで、パネル基板1の搬送面への押圧力は負圧の作用で得られるものであるが、負圧チャンバ31に開口する負圧吸引口35は全てパネル基板1で覆われるものではなく、部分的に負圧吸引口35が大気と連通したままの状態となっていることがある。この状態では、負圧チャンバ31内がリークすることになり、負圧の度合が低下する。これによって、パネル基板1の搬送路構成部30への押圧力が不足する場合には、図8に示したように、パネル基板1の上部位置に加圧エア供給部材50を設けるようになし、この加圧エア供給部材50にエア噴出口51を設けて、このエア噴出口51からパネル基板1を押圧するための加圧エアを吹き付ける構成とすることもできる。
搬送路構成部30はACF貼り付け、IC回路素子4の載置及び圧着の各処理が行われる部位の近傍に配置されているので、処理されるパネル基板1のサイズが変化しても、この搬送路構成部30における各部の構成を変える必要はない。パネル基板1のサイズが大きく変化すると、エア浮上部40は、パネル基板1の搬送路構成部30が作用している部位以外を噴出口44から噴出される加圧エアの作用でフローティングさせるためのものである。従って、エア浮上部40を最大のパネル基板1をもフローティングできる大きさとしておくことによって、処理されるパネル基板1のサイズが変化しても、十分対応できるようになる。ここで、パネル基板1のサイズが小さいと、パネル基板1で覆われない噴出口44の数が多くなり、陽圧チャンバ42内の圧力が多少低下するが、この陽圧チャンバ42の圧力はパネル基板1を加圧エアによるフローティングのために用いられるものであるから、多少圧力が変化しても、格別問題とはならない。ただし、パネル基板1により覆われない噴出口44の数によっては、陽圧チャンバ42内に導かれる圧力を変化させるようにしても良い。
1 パネル基板 4 IC回路素子
5 ACF 6 搭載部
10 搬入ステージ 11 ACF貼り付けステージ
12 仮圧着ステージ 13 本圧着ステージ
30 搬送路構成部 30a 天板部
31 負圧チャンバ 33,33a〜33d 圧電素子
33G 圧電素子群 35 負圧吸引口
40 エア浮上部 41 筐体
41a 天板部 42 陽圧チャンバ
44 噴出口 50 加圧エア供給部材
51 エア噴出口

Claims (4)

  1. パネル基板を搬送する搬送用トラックを構成する搬送路構成部と、
    前記搬送路構成部の搬送面に臨み、この搬送面から突出するように電歪可能な圧電素子を所定の間隔をもって1列または複数列配設した圧電素子列と、
    前記圧電素子列を構成する圧電素子の表面に向けて前記パネル基板を押圧する押圧手段を備え、
    前記圧電素子列を構成する複数の圧電素子を所定の数をもって群として、複数の圧電素子群に分割し、これら各圧電素子群を構成する1番目の圧電素子から最終番目の圧電素子までを順次遅延させながら繰り返しサイクル駆動することによって、前記各圧電素子の電歪に基づく進行波を前記パネル基板に作用させる
    構成としたことを特徴とするパネル搬送装置。
  2. 前記押圧手段は、前記各圧電素子間の位置に設けた負圧吸引口から構成したことを特徴とする請求項1記載のパネル搬送装置。
  3. 前記搬送路構成部には、前記パネル基板を挟んだ上部側の位置に加圧エア供給手段を設け、前記負圧吸引口から前記パネル基板を吸引すると共に、この加圧エア供給手段からの加圧エアによりこのパネル基板を前記圧電素子に向けて押圧する構成としたことを特徴とする請求項2記載のパネル搬送装置。
  4. 前記搬送路構成部に並ぶようにして表面に加圧エアの噴出口を開口させたエア浮上部を形成し、前記搬送路構成部による前記パネル基板の搬送時に、このパネル基板の前記搬送路構成部と対面する部位以外の部位をエア浮上させる構成としたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のパネル搬送装置。
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