JP2011088609A - 車両用情報提供装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発音体をフレームに接着して成るスピーカを用いた車両用情報提供装置において、接着部強度が低下した場合においても発音体がフレームから外れないようにする。
【解決手段】ケーシング3のスピーカ2の発音体21に対応して貫通孔31を設けるとともに、貫通孔31の内壁に支持リング32を設けた。スピーカ2がケーシング3に固定された状態において、発音体21は、支持リング32の弾性力により突起部32aと発音体21との当接部に作用する力を受けて、常にフレーム22の底部22aに向けて押し付けられている。これにより、コンビネーションメータ1の使用過程において、何らかの要因により発音体21とフレーム22の接着力がなくなっても、発音体21の発音時に、発音体21がフレーム22に対して相対的に動くことが阻止されて、発音時に異音が生じる等の不具合発生を防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載され、たとえばスピーカあるいはブザー等の発音手段を備え、それを作動させて運転者等へ各種情報を提供する車両用情報提供装置に関するものであり、自動車に用いて好適である。
従来の車両用情報提供装置として、たとえば、回路基板に実装されたスピーカと、回路基板のスピーカ実装側に配設されスピーカから出る音を利用者側へ導く導音部が一体成型されたカバー部材とを備えたものがある(特許文献1参照)。
この場合、導音部のスピーカ側端部はスピーカの外周部に当接している。導音部のスピーカ側端部とスピーカの外周部との当接部分において、導音部とスピーカとの間に緩衝材を挟む場合もある。なお、スピーカと回路基板との電気的接続は、一般的にはスピーカが備えるリードピンを回路基板の導体部にはんだ付けすることにより行われている。
特開2007−69886号公報
従来、車両用情報提供装置におけるスピーカの取り付け方法としては、スピーカに固定されている給電用のリードピンを車両用情報提供装置の電気回路部を構成している回路基板にはんだ付けすることにより、あるいは、車両用情報提供装置のカバーに挟み込むことにより行われている。ところで、車両用情報提供装置に対してスピーカから発せられる音波の音圧を高くする、すなわち音を大きくすることの要求がある。この要求を満足させる方策として、より体格が大きいスピーカを採用することになり、スピーカが発音中であるときの振動エネルギーが増大する。そうすると、スピーカの振動がリードピンを介して回路基板に伝達されて回路基板が振動して異音が生じる、あるいはスピーカとカバーの導音部との当接部を介してスピーカの振動がカバーに伝達されカバーが振動して異音が生じる可能性がある。大形のスピーカを採用する場合は、上述した異音発生を防ぐために、スピーカを車両用情報提供装置のケース等にねじ止めにより強固に固定するとともに、柔軟なリード線を介してスピーカと回路基板とを電気的に接続することが行われている。
ところで、車両用情報提供装置のケース等にねじ止めされるような大形のスピーカは、一般に、振動板やコイル等を備えた略円盤状の発音体を、樹脂材料等から略有底円筒状に形成されてなるフレームの円筒内に収容するとともにフレームの底面に接着固定して形成されている。また発音体は、その発音面を底面に対向させて接着されるとともに、フレームの底面には、発音体が発する音を外方へ放射するための放音孔として複数の貫通孔が設けられている。つまり、フレームの底面は、発音体の発音面を異物等から保護する役目も果たしている。したがって、このようなスピーカは、通常は、有底円筒状のフレームの開放端をスピーカが取り付けられる部材側として固定されている。フレームの円筒部の内径寸法は、スピーカの組み付け作業性向上の観点から発音体の外径寸法よりも大きく形成されている。さらに、スピーカが被固定部材に固定された状態で発音体が被固定部材に接触して異音が発生することがないように、発音体の発音面と反対側の面である背面と被固定部材との間には隙間が形成されている。さらに、フレームの外周には、スピーカを被固定部材にねじ止めするためのねじ用孔が設けられている。
上述したような従来のスピーカ取り付け構造においては、車両用情報提供装置の使用過程において、フレームと発音体とを接合している接着剤が劣化すると発音体がフレームから外れる可能性がある。そうすると、発音体がフレームと被固定部材とに囲まれた空間内で移動可能となり、発音時にフレームや被固定部材に衝突して異音が生じる、あるいは発音体が損傷する、といった問題が生じる可能性がある。さらに、被固定部材の発音体の背面に対向した部分に孔が形成されている場合には、発音体がこの孔を通って車両用情報提供装置内に侵入する、という事態に至る可能性がある。
本発明は、このような問題に鑑みなされたものであり、その目的は、発音体をフレームに接着して成るスピーカを用いた車両用情報提供装置において、接着部強度が低下した場合においても発音体がフレームから外れないような、車両用情報提供装置を実現することである。
本発明の請求項1に記載の車両用情報提供装置は、電力の供給を受けて音波を発生する略円盤状の発音体を略有底円筒状に形成されたフレームの底部に発音体を接着固定してなるスピーカと、スピーカが固定されるケーシングと、スピーカが電気的に接続される回路基板と、を備える車両用情報提供装置であって、スピーカは発音体が接着された底部と反対側の開口孔をケーシングに対向させてケーシングに固定され、ケーシングはスピーカが固定される部分よりも剛性が低くなるように形成された支持腕部を一体的に備え、スピーカがケーシングに固定された状態において、支持腕部は弾性変形してスピーカの発音体に当接し、支持腕部と発音体との当接部において、支持腕部による弾性力は発音体をフレームの低部に押し付ける方向に作用することを特徴としている。
上記構成の車両用情報提供装置によれば、スピーカがケーシングに固定された状態において、スピーカの発音体は、常に支持腕によりフレームの底面に向けて押圧されている。したがって、万が一フレームと発音体との接着部において接合力がなくなる事態が発生しても、発音体は、依然として支持腕によってフレームに押し付けられることになる。すなわち、発音体がフレームから離れ、発音体がフレームに対して相対的に移動することがない。これにより、接着部強度が低下した場合においても発音体がフレームから外れないような、車両用情報提供装置を提供することができる。
本発明の請求項2に記載の車両用情報提供装置は、ケーシングにはスピーカの発音体に対向する位置に貫通孔が設けられ、支持腕部は貫通孔の内壁面から伸出して形成されることを特徴としている。
ケーシングが一体的に備える支持腕を、ケーシングにおいてスピーカの発音体の背面と対向している面である対抗面上に設けた場合は、発音体の背面とケーシングの対向面とのの間に所定の距離を設ける、すなわち、支持腕が弾性変形した状態で、言い換えると、発音体を確実にフレームに向けて押圧することができるような弾性力を発生させることができるような距離を設ける必要がある。このため、スピーカのケーシングからの突き出し長さがある程度長くなってしまう。これに対して、本発明の請求項2に記載の車両用情報提供装置によれば、支持腕は、ケーシングにおいて、発音体の背面からの距離が対向面よりは大きい位置である貫通孔の内壁面から伸出して設けられている。これにより、発音体を確実にフレームに向けて押圧することができるような弾性力を発生させることができるような距離を設けつつ、スピーカのケーシングからの突き出し長さ短くできる、言い換えると、小型化が可能な車両用情報提供装置を提供することができる。
本発明の請求項3に記載の車両用情報提供装置は、スピーカはケーシングにねじ締めにより固定されることを特徴としている。
上記構成の車両用情報提供装置によれば、接着部強度が低下した場合においても発音体がフレームから外れない、という効果を得ることができると同時に、スピーカを強固にケーシングに固定できる車両用情報提供装置を提供することができる。
本発明の請求項4に記載の車両用情報提供装置は、ケーシングは樹脂材料を成型加工して形成され、支持腕部もケーシングと一体的に成型加工により形成されることを特徴としている。
樹脂材料は種類が豊富で様々な特性を有するものを選択することができるが、中には弾性を有するものもあるので、支持腕を形成する材質としては好適である。さらに、支持腕をケーシングと一体的に成型加工して形成することにより、車両用情報提供装置の組み付け工数を低減することができる。
以上により、上記構成の車両用情報提供装置によれば、接着部強度が低下した場合においても発音体がフレームから外れない、という効果を得ることができると同時に、車両用情報提供装置の組み付け工数を低減することができる車両用情報提供装置を提供することができる。
本発明の請求項5に記載の車両用情報提供装置は、スピーカは柔軟な電気導線を介して回路基板に電気的に接続されることを特徴としている。
剛性の高い針金状のリードピンを介してスピーカと回路基板との電気的導通を採る場合、スピーカ鳴動時にスピーカの振動がリードピンを介して回路基板へ伝達され、回路基板から異音が発せられる可能性がある。そこで、スピーカと回路基板との電気的導通を柔軟な電気導線を用いて行えば、接着部強度が低下した場合においても発音体がフレームから外れない、という効果を得ることができると同時に、スピーカ鳴動時にスピーカの振動がリードピンを介して回路基板へ伝達され、回路基板から異音が発せられることを防止できる車両用情報提供装置を提供することができる。
本発明の一実施形態による車両用情報提供装置の断面図であり、図2中のI−I線断面図である。 図1中のII−II線断面図である。 図1中のIII−III線断面図である。 本発明の一実施形態による車両用情報提供装置の変形例の断面図であり、図2に相当する。
以下、本発明に係る車両用情報提供装置の一実施形態を、コンビネーションメータ1に適用した場合を例に、図に基づいて説明する。
コンビネーションメータ1は、自動車の運転席前方且つ運転席に着座した運転者から見易い位置に配置されている。コンビネーションメータ1には、図示しない速度計、エンジン回転数計、残存燃料計、エンジン冷却水温計などの計器が一体的に設けられており、運転者が必要とする自動車に関わる各種情報を主に視覚情報として提供している。
また、自動車やエンジンの状態が、運転者が直ちに認識すべき状態になったときにそのことを聴覚情報、つまり警告音として知らせるためのスピーカ2を備えている。本発明の特徴は、コンビネーションメータ1におけるスピーカ2の取り付け構造にあるので、以下、コンビネーションメータ1におけるスピーカ2取り付け部を中心に説明する。
スピーカ2は、電力の供給を受けて音波を発生する略円盤状の発音体21と、樹脂材料により平べったい有底円筒形状に形成されたフレーム22とを備え、図1に示すように、発音体21をフレーム22の底部22aに接着により固定して形成されている。発音体21は、図示しないコイル、可動コアおよび可動コアに連結された振動板等を内蔵しモジュール化したものである。発音体21は、外部の電気回路に接続されて音声信号を発音体へ供給するための電気導体としてのリード線6を備えている。リード線6の発音体21と反対側の端部には、外部の電気回路、本発明に係る一実施形態であるコンビネーションメータ1では回路基板5に実装されるコネクタ8と電気的に接続するためのプラグ7が取り付けられている。フレーム22は、図1に示すように、発音体21が発する音波を外部へ放射するための放音孔22bを備えている。放音孔22bは、複数個設けられている。フレーム22は、スピーカ2をケーシング3へねじ締めにより固定するため、ねじを通すための貫通孔22cを備えている。貫通孔22cは、本発明に係る一実施形態であるコンビネーションメータ1では、3個が円周方向120°等分に設けられている。
ケーシング3は、図示しない他の計器類を収容保持するもので、樹脂材料から形成されている。ここでは、ケーシング3においてスピーカ2が取り付けられている部分の形状について説明する。ケーシング3は、図1に示すように、スピーカ2取り付け位置を規定するためのガイド壁36を備えている。ガイド壁36の内周形状は、スピーカ2のフレーム22の外周形状よりもわずかに大きく形成されている。ケーシング3のガイド壁31の内周側には、スピーカ2をねじ締めによりケーシング3へ固定するためのねじ穴35が設けられている。ねじ穴35は、スピーカ2のフレーム22の貫通孔22cに対応する位置に形成されている。ケーシング3は、ガイド壁36の内周側に貫通孔31を備えている。貫通孔31の直径は、図1に示すように、スピーカ2の発音体21の外径よりも大きく形成されている。この貫通孔31の役割は、スピーカ2が発する音量を高効率で(少ない消費電力で)大きくすることである。スピーカ2が音波を放射する方向は図1における上向きであるが、スピーカ2の背後、つまりスピーカ2の発音方向と反対側に或る程度大きい空間が存在する場合、効率良く音圧を高めることができる、との経験に基づいている。貫通孔31の内壁面には、図1に示すように、内壁面から伸出するように支持腕部としての支持リング32がケーシング3と一体的に形成されている。支持リング32は、図2に示すように、貫通孔31と同心上に配置されるとともに連結部33を介して貫通孔31の内壁に接続している。連結部33は、本発明に係る一実施形態であるコンビネーションメータ1では、図2に示すように、3個が円周方向120°等分に設けられている。また、支持リング32のスピーカ2側表面には、支持リング32の表面からスピーカ2に向かって突出する突起部32aが設けられている。突起部32aの支持リング23の表面からの突き出し高さは、図3に示すように、高さhである。突起部32aは、本発明に係る一実施形態であるコンビネーションメータ1では、図2に示すように、3個が円周方向120°等分に設けられている。突起部32aと連結部33の円周方向角度位置は、図2に示すように、60°だけずれている。つまり、突起部32aと連結部33とは、円周方向において60°間隔で交互に(突起部32a−連結部33−突起部32a−連結部33−突起部32a−連結部33)配列されている。突起部32aの径方向位置は、スピーカ2がケーシング3に固定されたときに突起部32aが、図1に示すように、スピーカ2の背面に当接する位置に設定されている。
スピーカ2の発音体21の背後、つまり発音体21におけるフレーム22の底部22aと反対側には、図1に示すように、回路基板5が配置されている。回路基板5は、コンビネーションメータ1の電気回路を構成しており、スピーカ2に発音動作させるための出力端子も備えている。この出力端子には、図1に示すようにコネクタ8が実装されている。スピーカ2から延伸されるリード線6のプラグ7がコネクタに結合されることにより、スピーカ2は回路基板5と電気的に接続される。回路基板5のスピーカ2と反対側には、図1に示すように、ロアカバー4がケーシング3に装着されている。スピーカ2と回路基板5との間には、ケーシング3の貫通孔31に臨む所定容積の空間が確保されている。これにより、スピーカ2が発する音圧を効率良く高めることができる。
プリント基板との接続、ロアボディ、
次に、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1におけるスピーカ2のケーシングへの組み付け方法について説明する。なお、スピーカ2の取り付け工程実施時には、回路基板5のケーシング3への取り付けが既に完了している。
初めに、スピーカ2をケーシングのガイド壁36に近づけ、リード線6を、貫通孔31を通過させて、プラグを回路基板5のコネクタ8に結合する。
次に、スピーカ2のフレーム22をケーシング3のガイド壁36の内周に嵌める。このとき、フレーム22のすべての貫通孔22cをケーシング3のねじ穴35に連通するように一致させる。
続いて、貫通孔31の軸方向に回路基板5に向かって押し込み、ねじ9をフレーム22の各貫通孔22cに装着し、締め付ける。ねじ9は、たとえば、セルフタッピングねじが用いられている。以上で、スピーカ2のケーシングへの固定が完了する。
ここで、本発明の特徴的構成である、ケーシング3の貫通孔31に支持リング32を設けて、支持リング32の突起部32aをスピーカ2の背面に当接させた構造の作用・効果について説明する。
支持リング32のケーシング3の貫通孔31に対する位置関係、詳しくは、貫通孔31の軸方向における位置関係、および支持リング32形状について説明する。支持リング32の貫通孔31の軸方向における位置は、スピーカ2がケーシング3にねじ9を締め付けて固定された状態において、スピーカ2の背面、詳しくは発音体21の背面と支持リング32の突起部32aの無い一般表面とが接するように、すなわち図1および図3に示すような位置関係に、且つ貫通孔31の軸方向に直交するように設定されている。このため、スピーカ2の組み付け作業時に、スピーカ2のフレーム22をケーシング3のガイド壁36の内周に嵌め、スピーカ2を貫通孔31の軸方向に回路基板5に向かって押し込んでいくと、先ず、発音体21の背面が支持リング32の突起部32aに当接する。さらに押し込んでいくと、支持リング32が部分的に貫通孔31の軸方向に弾性変形する。このときの軸方向変形量は、図3に示すように、突起部32a部分で最大となり、連結部33部分で最小となる。さらに押し込んでいくと、やがて発音体21の背面と支持リング32が連結部33近傍で当接する。同時に、フレーム22がガイド壁36の内周領域でケーシング3と当接する。このときにおける支持リング32の軸方向の弾性変形量は、図3に示すように、突起部32a周辺部分で最大となり、その値はhとなる。支持リング32が弾性変形することにより生じる弾性力は、図1において上向きに作用する。すなわち、この弾性力は、突起部32aと発音体21との当接部において発音体21をフレーム22の底部22aに押し付けるように作用する。スピーカ2は、発音体21をフレーム22に接着固定して形成されている。コンビネーションメータ1の使用過程において、何らかの要因により発音体21とフレーム22の接着力がなくなった場合、支持リング32がない場合、発音体はフレームからはずれてしまい、発音時に異音が生じる等の不具合が発生する恐れがある。あるいは、何らかの支持部材を設けて発音体がフレームから大幅に移動しないようにしたとしても、発音時に発音体がフレームに断続的に接触して、やはり発音時に異音が生じる恐れがある。これに対して、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1では、スピーカ2がケーシング3に固定された状態において、発音体21は、支持リング32の弾性力により突起部32aと発音体21との当接部に作用する力を受けて、常にフレーム22の底部22aに向けて押し付けられている。これにより、コンビネーションメータ1の使用過程において、何らかの要因により発音体21とフレーム22の接着力がなくなっても、発音体21の発音時に、発音体21がフレーム22に対して相対的に動くことが阻止されて、発音時に異音が生じる等の不具合発生を防止することができる。
本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1では、突起部32aおよび支持リング32を貫通孔31の壁面に連結する連結部33それぞれを、突起部32aと連結部33との円周方向角度位置を60°ずらしている。これにより、支持リング23の弾性変形による弾性力は、発音体21に対して円周方向120°等分の3箇所に作用し、それらの力の大きさはほぼ等しくなっている。したがって、発音体21は、フレーム22に向かって園周方向均等な力で押し付けられることになる。
ここで、支持リング32は、隣接する2つの連結部33を支持点とし、且つ両連結部33に挟まれた突起部32aを力の作用点とする両持ち板ばねと見做すことができる。したがって、そのばね定数Kは、支持リング32の断面形状(図1中、III−III断面指示線がある部分)、連結部33と突起部32aの角度間隔(≒板ばねの長さ)等を変えることにより所望の値とすることができる。したがって、上記パラメータを適宜選定すれば、発音体21をフレーム22へ押し付けるために必要な力を実現することができる。
図4に、本発明の一実施形態の変形例によるコンビネーションメータ1における支持腕部形状を示す。この変形例では、連続した円環状の支持リング32に替えて、独立した3個の支持アーム37を備えている。この場合、支持腕部は、連結部33を支持点とし、突起部37aを力の作用点とする片持ち板ばねと見做すことができる。
なお、以上説明した、本発明の一実施形態およびその変形例によるコンビネーションメータ1では、支持腕部における発音体への力の作用点、あるいは支持腕部の個数をそれぞれ3個としているが、3個に限らず幾つでもよい。
また、以上説明した、本発明の一実施形態およびその変形例によるコンビネーションメータ1では、支持腕部をケーシングと一体的に形成、すなわちケーシング3を樹脂成型する際に一体的に成型しているが、支持腕部を別に製作しケーシングに固定する構成としてもよい。たとえば、支持腕部を金属板から製作し樹脂成型によるケーシングに固定してもよい。
1 コンビネーションメータ(車両用情報提供装置)
2 スピーカ
21 発音体
22 フレーム
22a 底部
22b 放音孔
22c 貫通孔
3 ケーシング
31 貫通孔
32 支持リング(支持腕部)
32a 突起部
32b 中央孔
33 連結部
34 支持アーム(支持腕部)
34a 突起部
35 ねじ穴
36 ガイド壁
37 支持アーム(支持腕部)
37a 突起部
4 ロアケース
5 回路基板
6 リード線(電気導線)
7 プラグ
8 コネクタ
9 ねじ
h 高さ

Claims (5)

  1. 電力の供給を受けて音波を発生する略円盤状の発音体を略有底円筒状に形成されたフレームの底部に前記発音体を接着固定してなるスピーカと、
    前記スピーカが固定されるケーシングと、
    前記スピーカが電気的に接続される回路基板と、を備える車両用情報提供装置であって、
    前記スピーカは前記発音体が接着された底部と反対側の開口孔をケーシングに対向させて前記ケーシングに固定され、
    前記ケーシングは前記スピーカが固定される部分よりも剛性が低くなるように形成された支持腕部を一体的に備え、
    前記スピーカが前記ケーシングに固定された状態において、前記支持腕部は弾性変形して前記スピーカの前記発音体に当接し、
    前記支持腕部と前記発音体との当接部において、前記支持腕部による弾性力は前記発音体を前記フレームの前記低部に押し付ける方向に作用することを特徴とする車両用情報提供装置。
  2. 前記ケーシングには前記スピーカの前記発音体に対向する位置に貫通孔が設けられ、
    前記支持腕部は前記貫通孔の内壁面から伸出して形成されることを特徴とする請求項1に記載の車両用情報提供装置。
  3. 前記スピーカは前記ケーシングにねじ締めにより固定されることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか一つに記載の車両用情報提供装置。
  4. 前記ケーシングは樹脂材料を成型加工して形成され、前記支持腕部も前記ケーシングと一体的に成型加工により形成されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一つに記載の車両用情報提供装置。
  5. 前記スピーカは柔軟な電気導線を介して前記回路基板に電気的に接続されることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一つに記載の車両用情報提供装置。
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