JP2011087167A - カメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】ノーファインダ撮影の状態を確実に検出し、被写体の傾きが気にならない画像を撮影することのできるカメラを提供する。
【解決手段】撮影レンズが設けられた面の反対の外観面に、撮影者の目から所定距離離間して観察されるタイプである被写体視認用の表示部27を有するカメラにおいて、撮影レンズが開放され、かつ表示部27が撮影者の身体または所持する用具の少なくともにいずれかによって塞がれた状態であることを検出し、かつ撮影者の身に付けられている状態であるノーファインダ状態であることを判定するノーファインダ判定部11dと、ノーファインダと判定された状態で撮影された画像について、その画面の一部を円形でトリミングした円形画像として記録させる記録制御部11eを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】撮影レンズが設けられた面の反対の外観面に、撮影者の目から所定距離離間して観察されるタイプである被写体視認用の表示部27を有するカメラにおいて、撮影レンズが開放され、かつ表示部27が撮影者の身体または所持する用具の少なくともにいずれかによって塞がれた状態であることを検出し、かつ撮影者の身に付けられている状態であるノーファインダ状態であることを判定するノーファインダ判定部11dと、ノーファインダと判定された状態で撮影された画像について、その画面の一部を円形でトリミングした円形画像として記録させる記録制御部11eを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、カメラに関し、詳しくは、ファインダを通して構図を決めることなく行うノーファインダ撮影を可能にするカメラに関する。
近年、カメラのデジタル化が進むことにより、内部機構のレイアウトの自由度が向上し、小型化や携帯性が改善されてきている。このため、ウエラブルで撮影できるカメラデザインが可能となってきている。つまり、薄型にすることによりポケットに入れたり、軽量化することによってクリップで留めたり、ストラップでアクセサリ代わりに保持する方法等が可能になってきている。
また、アウトドア等では両手がふさがっている場合が多く、ウエラブルで撮影を行いたい場合がある。両手が空いている通常の撮影の場合には、図16(a)に示すように、カメラ100の左右を両手で把持し、背面に設けられた表示部127を観察しながら、構図を決めて撮影する。両手でカメラ100をしっかり保持していることから、意図に反して被写体が傾いて撮影されるおそれがない。しかし、カメラ100がポケット110に入れられた状態では、図16(b)に示すように、カメラ100の背面に設けられたファインダ(表示部)を確認することができず、またポケット110の中でカメラ100が傾き、場合によっては撮影者の姿勢等により、正しいフレーミングができない。このため、図16(c)に示すように、左右に傾いた画像が撮影されることが多い。
傾いて撮影された画像については、傾きを補正可能なカメラは種々提案されている。例えば、特許文献1には、撮影時に傾きを検出し、この傾きデータを画像と共に記録しておき、再生時に傾きを補正するカメラが開示されている。
前述したように、撮影時に傾いた画像については再生時に補正することは種々提案されている。しかし、図16(b)に示したような状況で、ファインダによって被写体を確認せずに行う撮影(以下、「ノーファインダ撮影」という)については、何ら提案されていない。ノーファインダ撮影を自動的に検出し、被写体の傾きを自動的に補正することができれば、より自由な状態で撮影を行うことができ、今まで撮影できなかったような画像も撮影することが可能となる。
ノーファインダ撮影ではしばしばカメラが傾いていたり、撮影された被写体が傾いていたりするが、しかし、このような状態が検出された場合であっても、必ずしもノーファインダ撮影であるとは限らない。なぜなら、撮影者が意識的にカメラを傾けている場合もあれば、被写体が斜めになっている場合も少なからずあるからである。ノーファインダ撮影でないにも関わらず、カメラが誤認しノーファインダ撮影における補正処理を行うと、撮影者の意図に反した画像となってしまう。そこで、ノーファインダ撮影であることを確実に検出し、ノーファインダ撮影に適した記録処理を行うことができれば、撮影者自身の行動度の自由度が広がり、特に野外やスポーツ等、活動的な場面での撮影がより可能となる。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、ノーファインダ撮影の状態を確実に検出し、被写体の傾きが気にならない画像を撮影することのできるカメラを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため第1の発明に係わるカメラは、撮影レンズが設けられた面の反対の外観面に、撮影者の目から所定距離離間して観察されるタイプである被写体視認用の表示部を有するカメラにおいて、上記撮影レンズが開放され、かつ上記画像表示部が撮影者の身体または所持する用具の少なくともにいずれかによって塞がれた状態であることを検出し、かつ撮影者の身に付けられている状態であるノーファインダ状態であることを判定するノーファインダ判定部と、上記ノーファインダと判定された状態で撮影された画像について、その画面の一部を円形でトリミングした円形画像として記録させる記録制御部と、を備える。
第2の発明に係わるカメラは、上記第1の発明において、上記表示部が設けられた面に配置される発光部と、上記撮影者の身体または所持する用具の少なくともいずれかによって反射された上記発光部から発光光を受光する受光部と、上記受光部の出力を検出する反射検出部と、を備え、上記ノーファインダ判定部は、上記反射検出部による出力によりノーファインダ状態を判定する。
第3の発明に係わるカメラは、上記第2の発明において、上記表示部にはタッチパネルが備えられ、上記発光部は、上記表示部に内蔵されたバックライトであり、上記受光部は、上記タッチパネルに内蔵され、上記タッチパネル面に置かれる指からの反射光を受光して指の操作を検出する受光センサである。
第3の発明に係わるカメラは、上記第2の発明において、上記表示部にはタッチパネルが備えられ、上記発光部は、上記表示部に内蔵されたバックライトであり、上記受光部は、上記タッチパネルに内蔵され、上記タッチパネル面に置かれる指からの反射光を受光して指の操作を検出する受光センサである。
第4の発明に係わるカメラは、上記第1の発明において、上記ノーファインダ状態での撮影時に、画面の傾きにつながる当該カメラの傾きを検出する傾き検出部と、上記検出されたカメラの傾きに応じて、円形画像の画面の傾きを補正する傾き補正部と、を備え、上記記録制御部は、上記傾き補正部によって補正された円形画像を記録させる。
第5の発明に係わるカメラは、上記第4の発明において、上記カメラの姿勢を検出する加速度検出部を備え、上記傾き検出部は、上記加速度検出部で検出された重力加速度により当該カメラの傾きを検出する。
第6の発明に係わるカメラは、上記第5の発明において、上記ノーファインダ状態での撮影時に、上記加速度検出部により検出された上記カメラに対するタップ操作によって、撮影開始を指示する入力検出部を備える。
第5の発明に係わるカメラは、上記第4の発明において、上記カメラの姿勢を検出する加速度検出部を備え、上記傾き検出部は、上記加速度検出部で検出された重力加速度により当該カメラの傾きを検出する。
第6の発明に係わるカメラは、上記第5の発明において、上記ノーファインダ状態での撮影時に、上記加速度検出部により検出された上記カメラに対するタップ操作によって、撮影開始を指示する入力検出部を備える。
第7の発明に係わるカメラは、上記第1の発明において、再生時に撮影画像を上記表示部に表示させる表示制御部を備え、上記表示制御部は、再生時のインデックス画面表示時には、円形画像として記録されていない画像についてもその画面の一部を円形でトリミングした円形画像として、上記ノーファインダ状態で撮影された上記円形画像と並べて表示させる。
第8の発明に係わるカメラは、上記第7の発明において、上記表示制御部は、上記インデックス画面上の各円形画像について、各画像の鉛直軸が上記表示部の画面の中央から外側に向かって略放射状に並ぶように、上記各円形画像を回転させて表示させる。
第8の発明に係わるカメラは、上記第7の発明において、上記表示制御部は、上記インデックス画面上の各円形画像について、各画像の鉛直軸が上記表示部の画面の中央から外側に向かって略放射状に並ぶように、上記各円形画像を回転させて表示させる。
第9の発明に係わるカメラは、撮影レンズが設けられた面の反対の外観面に、撮影者の目から所定距離離間して観察されるタイプである被写体視認用の表示部を有するカメラにおいて、上記表示部によって被写体を確認せずに撮影を行うノーファインダ状態であるか否かを判定するノーファインダ判定部と、上記ノーファインダと判定された状態で撮影された画像について、その画面の一部を円形でトリミングした円形画像として記録させる記録制御部と、を備える。
第10の発明に係わるカメラは、上記第9の発明において、上記ノーファインダ判定部は、(1)上記撮影レンズが開放され、(2)上記画像表示部が撮影者の身体または所持する用具の少なくともにいずれかによって塞がれた状態であり、(3)当該カメラが撮影者によって把持されておらず、かつ撮影者の身に付けられている状態であるの条件の内、少なくとも1つを満すか否かを判定する。
第10の発明に係わるカメラは、上記第9の発明において、上記ノーファインダ判定部は、(1)上記撮影レンズが開放され、(2)上記画像表示部が撮影者の身体または所持する用具の少なくともにいずれかによって塞がれた状態であり、(3)当該カメラが撮影者によって把持されておらず、かつ撮影者の身に付けられている状態であるの条件の内、少なくとも1つを満すか否かを判定する。
第11の発明に係わるカメラは、撮影レンズが設けられた面の反対の外観面に、撮影者の目から所定距離離間して観察されるタイプである被写体視認用の表示部を有するカメラにおいて、上記表示部によって被写体を確認せずに撮影を行うノーファインダ状態であるか否かを判定するノーファインダ判定部と、上記ノーファインダ状態での撮影時に、画面の傾きにつながる当該カメラの傾きを検出する傾き検出部と、上記検出されたカメラの傾きに応じて、画像の画面の傾きを補正する傾き補正部と、上記ノーファインダと判定された状態で撮影された画像について、上記傾き補正部によって上記傾き補正部によって補正した画像を記録させる記録制御部と、を備える。
上記第1の発明によれば、ノーファインダ撮影の状態を確実に検出し、被写体の傾きが気にならない画像を撮影することのできるカメラを提供することができる。また、傾いた画像が多数撮影されるノーファインダ画像の際には、撮影画像を円形にトリミングして記録するようにしたので、傾いて撮影されても、通常の矩形の画像に比較し鑑賞時の違和感が少ない。
上記第2の発明によれば、反射光によりノーファインダ状態を検出するので、撮影に支障なく検出することができる。
上記第3の発明によれば、タッチパネルのセンサがそのまま利用でき、新たなセンサを設ける必要がないので、カメラボディの省スペースにつながる。
上記第3の発明によれば、タッチパネルのセンサがそのまま利用でき、新たなセンサを設ける必要がないので、カメラボディの省スペースにつながる。
上記第4の発明によれば、傾きが補正されるので、ノーファインダ撮影の利用用途が高まる。
上記第5の発明によれば、加速度検出部によって姿勢を検知するので、加速度センサのセンサをそのまま利用でき、新たなセンサを設ける必要がないので、カメラボディの省スペースにつながる。
上記第6の発明によれば、タップ操作で撮影が実行できるので、通常のレリーズ動作がしずらいノーファインダ状態でも、簡単に撮影指示ができる。
上記第5の発明によれば、加速度検出部によって姿勢を検知するので、加速度センサのセンサをそのまま利用でき、新たなセンサを設ける必要がないので、カメラボディの省スペースにつながる。
上記第6の発明によれば、タップ操作で撮影が実行できるので、通常のレリーズ動作がしずらいノーファインダ状態でも、簡単に撮影指示ができる。
上記第7の発明によれば、円形と矩形を混在させないで、円形で統一するようにしたので、インデックス画面として統一感が維持される。
上記第8の発明によれば、カメラを囲んで色々な方向から同時に鑑賞できるという、新たな鑑賞法が提案できる。
上記第8の発明によれば、カメラを囲んで色々な方向から同時に鑑賞できるという、新たな鑑賞法が提案できる。
上記第9の発明によれば、ノーファインダ状態で撮影する場合には円形画像を記録するようにしたので、傾いた画像が記憶されたとしても、通常の矩形の画像に比較し、見たときの違和感を和らげることができる。
上記第10の発明によれば、ノーファインダ状態を確実に判定することができる。
上記第11の発明によれば、ノーファインダ状態と判定されると、撮影画像に対して傾き補正を施した後に記録しているので、再生時に傾き補正を行うことなく、直ちに傾きのない画像を鑑賞することができる。
上記第10の発明によれば、ノーファインダ状態を確実に判定することができる。
上記第11の発明によれば、ノーファインダ状態と判定されると、撮影画像に対して傾き補正を施した後に記録しているので、再生時に傾き補正を行うことなく、直ちに傾きのない画像を鑑賞することができる。
以下、図面に従って本発明を適用したカメラを用いて好ましい実施形態について説明する。本発明の好ましい実施形態に係わるカメラ10は、デジタルカメラであり、撮像部を有し、この撮像部によって被写体像を画像データに変換し、この変換された画像データに基づいて、被写体像を本体の背面に配置した表示部にライブビュー表示する。撮影者はライブビュー表示を観察することにより、構図やシャッタチャンスを決定する。レリーズ操作時には、画像データを記録媒体に記録し、このとき併せて撮影日時、撮影モード等の情報を記録する。また、記録媒体に記録した撮影画像は、再生モードを選択すると、表示部に再生表示することができる。
このカメラ10の詳細な構成を説明する前に、まず、本実施形態におけるノーファインダ撮影について、図13ないし図15を用いて説明する。図13は、カメラストラップ108を利用したノーファインダ撮影の態様を示す図である。ストラップ取り付け位置を切り換えできるカメラでは、ストラップ108等は、アクセサリ感覚で、カメラ10への取り付けを選択されるため、カメラ10の上下左右を、撮影画面の水平線や鉛直線方向に合わせることは困難であった。ユーザの好みによって、カメラ10の保持姿勢が種々変化するからである。
図13(a)は、カメラ10を背面から見た外観斜視図であり、このカメラ10の背面の大部分に表示部27の表示画面が露呈している。また、カメラ10の短辺側には、カメラのグリップ部が設けてあり、このグリップ部の上下の2か所に、ストラップ108を取り付けるためのストラップピン104が1本ずつ設けられている。
図13(b)は、2本のストラップピン104の両方にストラップ108が通され、このカメラ10を撮影者の首にかけた状態を示す図である。この状態では、カメラ10の上下左右と、撮影画面の水平線と鉛直線の方向が比較的一致しやすい。図13(c)は、2本のストラップピン104の片方にストラップ108が通され、このカメラ10を撮影者の首にかけた状態を示す図である。この状態では、カメラ10の撮影レンズ106は前を向いているが、カメラ10の上下左右と、撮影画面の水平線と鉛直線は一致し難い。
また、図13(d)は、撮影者の腕に鞄112と共にカメラ10のストラップ108を通した状態を示す図である。この状態も、カメラ10の撮影レンズ106は前を向いているが、カメラ10の上下左右と、撮影画面の水平線と鉛直線の方向は一致し難いといえる。この場合、鞄112の傾きにカメラ10の傾きも加わり、撮影時の画面の傾きを予想することは困難である。
図14は、クリップ付きカメラを利用したノーファインダ撮影の態様を示す図である。カメラ10には、図14(a)に示すように、背面に表示部27が設けられていると共に、クリップ109が設けられている。このクリップ109によって、図14(b)(c)に示すように、撮影者のポケット110にカメラ10を取り付けることができる。カメラ10のポケット110への取り付け角度は、図14(b)ではカメラ10の上下左右と、撮影画面の水平線と鉛直線の方向が略一致しているが、しかし、図14(c)に示す例では、これらの方向が一致していない。この角度は撮影者の好み等により変化することから、カメラ画面の傾きを予想することは、この場合でも困難である。
図15(b)は、撮影者がカメラ10を手に持った状態でノーファインダ撮影を行っている様子を示す。通常の撮影にあたっては、図15(a)に示すように、撮影者はカメラ10から十分離し、表示部に表示されるライブビュー表示を観察しながら、構図を決定する。ノーファインダ撮影では、図15(b)に示すように、撮影者はカメラ10を提げ、カメラ10の背面に配置された表示部を観察することなく、撮影を行う。この状態では、カメラ10の撮影レンズは、被写体の方向を向いており、かつカメラ100の背面側は撮影者に近接している。
次に、本発明の一実施形態に係わるカメラ10の構成について、図1に示すブロック図を用いて説明する。カメラ10内には、制御部(CPU:Central Processing Unit)11が設けられており、この制御部11は、プログラム/データ記憶部12に記憶された制御プログラムに従って動作し、カメラ10の全体制御を行う。制御部11内には、反射検出部11a、傾き検出部11b、入力検出部11c、ノーファインダ判定部11d、記録制御部11e、表示制御部11fが設けられている。制御部11内の11a〜11fは、制御プログラムにより実行される処理の一部であるので、制御部11に含まれる機能部として説明する。
反射検出部11aは、タッチパネル14からの反射光を検出し、表示部27上での指のタッチ位置や動きを検出する。また、後述するように、反射光がタッチパネル14の全体で検出された場合には、タッチパネル14の全体が覆われている場合であり、ノーファインダ状態を検出するための一手段となる。傾き検出部11bは、加速度検出部15から重力加速度の検知結果を入力し、カメラの傾き等、姿勢を検知する。この傾き検出も、ノーファインダ状態を検出するための一手段となる。
入力検出部11cは、操作部13から出力される各信号を入力し、操作部13の操作状態を検出する。制御部11は、入力検出部11cおよび反射検出部11a等の検出結果に応じて、カメラの制御を行う。すなわち、反射検出部11aおよび入力検出部11cの検出結果に応じて、撮影モードや再生モードの設定、露出やピント調節などの撮影パラメータの変更等を行う。また、再生時には、画像の切換操作を受け付ける。
ノーファインダ判定部11dは、反射検出部11aと傾き検出部11bからの検出結果を判断し、カメラ10がポケット内にある等、ノーファインダ状態にあるかを判定する。ノーファインダ判定部11dは、下記の3つの条件を満たす場合に、ノーファインダ状態と判定する。
(1)カメラ10の背面が覆われた状態であること。
通常の撮影時には、図16(a)に示したように、表示部の画面を観察する必要があることから、表示画面前面が覆われることはない。カメラ10の背面が覆われたか否かの判定は、反射検出部11aによって、タッチパネル14の面全体から反射光が得られているか否かによって行う。この判定の詳細については、図2および図3を用いて後述する。
通常の撮影時には、図16(a)に示したように、表示部の画面を観察する必要があることから、表示画面前面が覆われることはない。カメラ10の背面が覆われたか否かの判定は、反射検出部11aによって、タッチパネル14の面全体から反射光が得られているか否かによって行う。この判定の詳細については、図2および図3を用いて後述する。
(2)カメラ10がノーファインダ状態特有の姿勢にあること。
通常の撮影時には、図16(a)に示すように、カメラ10は横位置、場合によって縦位置に保持される。しかし、ノーファインダ撮影の場合には、図13(c)(d)、図14(c)等に示されるように、通常の横位置や縦位置ではない姿勢となる。ノーファインダ状態の姿勢検出は、傾き検出部11bによって行う。この判定の詳細については図2を用いて行う。
通常の撮影時には、図16(a)に示すように、カメラ10は横位置、場合によって縦位置に保持される。しかし、ノーファインダ撮影の場合には、図13(c)(d)、図14(c)等に示されるように、通常の横位置や縦位置ではない姿勢となる。ノーファインダ状態の姿勢検出は、傾き検出部11bによって行う。この判定の詳細については図2を用いて行う。
(3)カメラ10の撮影レンズが露出していること。
上の2つの条件が満たされる場合であっても、鞄等に収納されている場合には、撮影レンズが露出しておらず、撮影しても真っ暗な状態である。そこで、このような場合にはノーファインダ撮影とならないことから、カメラ10の撮影レンズの露出状態を判定する。判定にあたっては、撮像部20から出力されるライブビュー画像が所定輝度以下であるかによって判定する。
上の2つの条件が満たされる場合であっても、鞄等に収納されている場合には、撮影レンズが露出しておらず、撮影しても真っ暗な状態である。そこで、このような場合にはノーファインダ撮影とならないことから、カメラ10の撮影レンズの露出状態を判定する。判定にあたっては、撮像部20から出力されるライブビュー画像が所定輝度以下であるかによって判定する。
記録制御部11eは、ノーファインダ判定部11dの出力を入力し、ノーファインダ判定部11dがノーファインダ状態であることを判定した場合、撮影画像を記録するにあたって、円形画像に画像処理した後に記録する。
表示制御部11fは、画像記憶部25に記憶されている画像データに基づいて、インデックス画像として表示する際、表示画像の中にノーファインダ撮影された画像(ノーファインダ画像)が含まれている場合に、通常撮影された画像についても、円形画像にトリミングして表示する。また、インデックス画像を表示する場合、指示に応じて、インデックス画面上の各円形画像について、各画像の鉛直軸が表示部27の画面の中央から外側に向かって放射状に並ぶように、各円形画像を回転させて表示する。
制御部11には、プログラムおよびデータ記憶部12、操作部13、タッチパネル14、加速度検出部15、およびバス30が接続されている。プログラムおよびデータ記憶部12には前述したように制御部11において実行するプログラムが記憶されており、また各種データも記憶されている。
操作部13は、カメラ10の外装に配置されたレリーズ釦、電源釦、ズーミングのためのテレ・ズーム(TW)釦、メニュー釦等の各種操作部材からなり、撮影者の指示を制御部11に入力する。なお、ノーファインダ撮影は、メニュー釦によって設定されるメニュー画面において、直接設定し、また解除することができる。ノーファインダ撮影を一定時間継続しておきたい場合には、直接設定した方が、検出ミスのおそれがないからである。
タッチパネル14は、表示部27の前面に一体的に構成され、表示部27の画面をユーザがタッチすると、タッチ位置に応じた信号を、反射検出部11aに出力する。ノーファインダ状態を検出する手段ともなる。タッチパネル14の詳細については図2を用いて後述する。
加速度検出部15は、カメラ本体の内部に配置された複数の加速度センサとそのドライバ等から構成され、カメラの姿勢やカメラに加えられた振動を検出する。加速度検出部15の検出結果は、入力検出部11cと傾き検出部11bに出力され、撮像部20に設けられる手振れ補正に用いられると共に、ノーファインダ状態を検出する手段ともなる。加速度検出部15の詳細については図4を用いて後述する。
制御部11は、バス30に接続されており、このバス30には、撮像部20、SDRAM21、画像処理部22、圧縮伸張部23、記録再生部24、表示処理部26、時計部28、通信部29が接続されている。
バス30に接続された撮像部20は、被写体像を結像させるための撮影レンズ、被写体像を画像データに変換するための撮像素子、およびこれらの処理回路、撮影レンズの光路中に介挿された絞りおよびシャッタ等を含む。撮像部20によって生成された画像データはバス30に出力される。撮影レンズまたは撮像素子には、手振れ補正機能が設けられている。ノーファインダ撮影時には、カメラが不安定な状態で撮影されるので、手振れ補正を行うことにより、画像のぶれを防止することができる。
SDRAM(Dynamic Random Access Memory)21は、電気的に書き換え可能な不揮発性の一時記憶メモリであり、撮像部20から出力される画像データの一時記憶に用いられる。また、SDRAM21内の一部の記憶領域が、円形画像を記録するために、仮記憶部A21aと仮記憶部B21bに割り当てられている。
画像処理部22は、デジタル画像データのデジタル的増幅(デジタルゲイン調整処理)、ホワイトバランス、色補正、ガンマ(γ)補正、コントラスト補正、ライブビュー表示用画像生成、動画画像生成等の各種の画像処理を行なう。また、画像処理部22内には、トリミング部22aおよび傾き補正部22bが設けられている。トリミング部22aは、ノーファインダ撮影時に、矩形形状の撮影画像からその一部(例えば中央部)を円形にトリミング処理を行う。傾き補正部22bは、円形画像の画面の傾きを補正し、また上述のトリミング処理された円形画像の傾きを、傾き検出部11bによって検出された傾き値によって補正する。このトリミング処理および傾き補正については、図6および図8を用いて後述する。
また、再生時に、トリミング部22aは、ノーファインダ画像を含むインデックス画像表示の際には、通常撮影によって取得した画像に対して、画面中央部を円形にトリミング処理を行う。また、傾き補正部22bは、再生時にユーザによって指示がなされると、インデックス画像の各円形画像を放射状に傾いて表示されるように、各画像に対して回転処理を行う。また、傾き補正部22bは、単独画像表示の際に、タッチパネル14へのスライド指示によって回転処理を行う。これらの再生時における処理については、図10〜図12を用いて後述する。
表示処理部26は、撮影時にはライブビュー表示、再生時には再生画像を、表示部27に表示させる。表示部27は、表示処理部26に接続されており、本体の背面等に配置された液晶モニタや有機EL等のディスプレイを有し、表示処理部18による制御により画面に所定の画像が表示される。表示部27の前面には、前述したように、タッチパネル14が一体に構成されている。
圧縮伸張部23はSDRAM16や画像記憶部25に記憶された静止画や動画の画像データをJPEGやTIFF等の圧縮方式により圧縮し、また表示等のために伸張するための回路である。なお、画像圧縮はJPEGやTIFFに限らず、他の圧縮方式も適用できる。
記録再生部24は、圧縮伸張部23において圧縮された画像データを画像記憶部25に記憶し、また、画像記憶部25に記憶された撮影画像の画像データを読み出す。この読み出された画像データは、圧縮伸張部23において伸張され、この伸張された画像データに基づいて、表示部27に画像が再生表示される。
画像記憶部25は、記録再生部24に接続されており、カメラ本体に内蔵、または装填可能な画像データの記録媒体である。画像データのタグ(ヘッダ)には、ノーファインダ判定部11dによって判定されたノーファインダ撮影で撮影されたか否かの情報や、撮影日時等の情報が記録されている。
時計部28は、計時機能を有し、また日時情報を出力する。撮影時には、この日時情報が画像データと共に画像記憶部25に記録される。通信部29は、USB端子を介して外部と通信を行う。通信方式としては、有線通信以外にも無線通信でも赤外線通信でも勿論かまわない。
次に、タッチパネル14の構成と、その動作について、図2を用いて説明する。前述したように、タッチパネル14は、ユーザによって表示部27の表示面をタッチされた位置を検出すると共に、カメラ10の背面が覆われた状態であるか否かを判定する。
本実施形態におけるタッチパネル14は、液晶部14a内に光センサ14bをマトリックス状に所定間隔で2次元配置している。また、タッチパネル14の背面側には、バックライト14cを配置しており、このバックライト14cから発光光41aが表示面側に照射される。この発光光41aが物体に照射し、その反射光41bを光センサ14bで受光すると、その受光位置に基づいて、タッチ位置を検出することができる。したがって、本実施形態においては、タッチパネル14は、表示部27を構成する液晶パネルの上に配置されるのではなく、液晶パネル内に一体に構成される。
図2(a)はユーザの指43がタッチパネル14に接近している場合、また図2(b)はユーザの指43がタッチパネル14に密着した場合における、タッチパネル14の模式的な断面図である。バックライト14cからの発光光41aは、ユーザの指43に反射されない場合には、図2(a)に示すように、そのまま外部に発散していく。また、ユーザの指41がタッチパネル14より少し離れているが、近接している場合には、図2(a)に示すように、発光光41bは指43で反射され、その反射光の一部は光センサ14bによって受光され検出信号を反射検出部11aに出力する。このとき検出した光センサ14bの位置に基づいて、タッチ位置を検出することができる。また、複数の位置にタッチした場合には、複数の光センサ14bが反応するので、反応した光センサ14bの位置を検出することにより、複数のタッチ位置を検出することができる。
さらに、ユーザの指43がタッチパネル14に近づくと、図2(b)に示すように、バックライト14cからの発光光41aが、指43によって反射され、光センサ14bによって検出される。
また、タッチパネル14は、指43によるタッチ以外にも、カメラ10がポケット110等に入れられ、タッチパネル14の全面、言い換えると、カメラ10の背面側の全部が覆われる場合も検出することができる。図2(c)は、カメラ10がポケット110に入れられた様子を示している。この場合には、服45のポケット110によって、バックライト14cからの発光光41aが、略全面に亘って反射される。このため、略全部の光センサ14bが反射光41bを受光し、検出信号を反射検出部11aに出力する。従って、略全部の光センサ14が反射光41bを検出した場合には、ポケット110等によってカメラ10の背面側が覆われている可能性が高いと判定できる。
本実施形態においては、タッチパネル14によって、カメラ10の背面側が覆われたことを検出するが、タッチパネル14以外の手段によってこのことを検出しても良い。図3に、背面側が覆われたことを検出する他の例を示す。図3(a)は覆われた状態にあることを検出する専用の光学センサを背面に配置した例である。すなわち、表示部27の周囲の3か所に受光センサ45を配置している。
本発明の一実施形態においては、タッチパネル14内に光センサ14bをマトリックス状に配置し、指43やポケット110等からの反射光41bを検出していた。図3(a)に示す例では、光センサ14bを省略し、代わりに発光部と受光センサの組が内蔵された受発光センサ45が設けられる。発光部からの光が服の生地で反射された反射光を受光するようにしている。受光センサ45の検出信号は、ノーファインダ判定部11dに出力され、ノーファインダ判定部11dは3つの受光センサ45の全てで反射光を縦横した場合に、ノーファインダ状態であると判定する。
また、図3(b)は、背面側が覆われていることを検出するさらに他の例である。この他の例では、カメラ10の正面の撮影レンズ以外に、背面にも自分撮り用の撮像部を構成するレンズ47を設けている。自分撮り用の撮像部は、通常の撮像部20とは独立して画像を撮影するものであり、例えば、被写体撮影と同時に撮影中の撮影者の顔も撮影し、2つの画像を合成して記録し楽しむことができる。自分撮り用の撮像部からの画像データは、画像処理部22等によって画像処理され、画像記憶部25に記憶される。ここで、自分撮り用の撮像部からの画像データは、ノーファインダ判定部11dにも出力され、ノーファインダ判定にも使用される。
ノーファインダ状態では、自分撮り用のレンズ47が、撮影者の体等に密着して隠されてしまうので、自分撮り撮像部からの画像データが所定輝度以下になってしまう。そこで、ノーファインダ判定部11dは、自分撮り撮像部からの画像データが所定輝度以下である場合には、ノーファインダ状態と判定する。
次に、加速度検出部15の構成と、その動作について、図4を用いて説明する。前述したように、加速検出部15を構成する加速度センサは、カメラ10に加えられた振動を検出すると共に、カメラ10がノーファインダ状態特有の姿勢にあるか否かを判定する。
加速度検出部15の加速度センサは、図4(a)に示すように、チップ表面の固定金属部62a、62bと、架橋された金属部61から構成されており、例えばMEMSプロセス等によって製造される。金属部61は、4つの基点61aとこの基点61aによって保持されるH形状をした架橋部61bと、固定金属部62a、62bとはす向かいに対向する可動部61cとから構成される。加速度センサは、可動部61cと固定金属部62a、62bで構成されるコンデンサの静電容量を検知する。
カメラ10の姿勢を変えると、重力の加わる方向が変化し、そのため可動部61cがたわんで変化し、コンデンサの静電容量が変化する。また、図2(a)中の矢印の方向に金属部61が移動すると、コンデンサの静電容量が変化することから、この変化量を求めることにより、矢印方向の加速度αを検知することができる。
カメラ10を動かすと、そのときの加速度αがプラスであるかマイナスであるかに基づいて、どちらの方向に動かされたのかが分かる。本実施形態においては、上下方向に動かされたか、左右(X方向)に動かされたか、前後方向(Z方向)に動かされたかを、検出できるように、図4(b)に示すように、カメラ10内に加速度センサを、3つの方向に沿ってそれぞれ配置している。
図4(b)は、カメラ10の背面側からみた透視斜視図であり、加速度センサ150x、150y、150zをカメラ10のボディ内の3か所に配置し、XYZ軸の3方向の加速度(αx、αy、αz)を検出する例を示す。カメラ10の背面には表示部27が設けられており、カメラ10の内部には、加速度センサ150x、150y、150zが配置されている。加速度センサ150xは、カメラ10の上部に幅方向(カメラの長手方向)の加速度αxを検出する向きに配置されている。加速度センサ150yは、カメラ10の背面側から見て左端部に上下方向の加速度αyを検出する向きに配置されている。加速度センサ150zは、カメラ10の底部に厚さ方向(撮像部20の撮影レンズの光軸方向と同じ方向)の加速度αzを検出する向きに配置されている。
加速度センサは、図4(b)に示す各方向にカメラ10の移動が有った場合には、図4(c)に示すような信号を出力する。カメラ10を叩くようなタッピングが行われると、パルスが発生し、タッピングの向きに応じて、プラスマイナスの極大値が変化する所定周波数の波形が現われる。この所定周波数のパルスを検出することにより、タップされたことを検出することができる。ノーファインダ撮影時には、レリーズ釦の押下げ操作に代えて、タップ検出によって撮影を行うようにしても良い。
次に、カメラ10の姿勢を変化させた時の加速度センサ150x〜150zの出力の変化例を示す。図16(a)に示すような正しくカメラ10を構えているような時(図中のタイミングt2)には、Y方向のみに重力加速度がかかる。それに対して、ノーファインダ撮影状態に有る場合には(図中のタイミングt1またはt3)、加速度センサ150xの出力が加速度センサ150yの出力に対して、プラス側またはマイナス側に大きくずれる。したがって、ノーファインダ状態にあるか否かは、加速度センサ150xと150yの出力バランスをみることにより、カメラ10の傾きを検出し、この検出結果に基づいて判定することができる。
次に、本実施形態における動作について、図6、図7および図10に示すフローチャートを用いて説明する。このフローは主に制御部11によって実行される。具体的には、反射検出部11a、傾き検出部11b、入力検出部11c、ノーファインダ判定部11d、記録制御部11e等によって実行される。
撮影モードに入ると、まず、撮影再生の切り換えがなされたか否かの判定を行う(S11)。撮影モード時に再生釦を操作することにより再生モードとなり、また再生モード時に再生釦を操作することにより撮影モードとなることから、このステップでは、再生釦の操作状態を判定する。
ステップS1における判定の結果、再生モードに切り換えがなされた際には、再生モードを実行する(S22)。ここでは、画像記憶部25に記憶されている画像データを読出し、表示部27に再生表示する。再生表示にあたって、ノーファインダ撮影された画像については、円形画像で表示される。この再生モードの詳細については、図10を用いて後述する。再生モードを実行すると、ステップS11に戻る。
ステップS11における判定の結果、再生モードに切り換えられていなかった場合には、撮影モードとして、まず、ノーファインダ判定を行う(S11)。ここでは、図13〜図15を用いて説明したノーファインダ撮影状態であるか否かの判定を行う。ノーファインダ状態の判定条件としては、前述したように、
(1)カメラ10の背面が覆われた状態であること、
(2)カメラ10がノーファインダ状態特有の姿勢にあること、
(3)カメラ10の撮影レンズが露出していること、
であり、これら3つの条件を満たしているか否かの判定を行う。このノーファインダ判定の詳細については、図7を用いて後述する。なお、メニュー画面において、ノーファインダ撮影が直接設定された場合には、ステップS13における判定処理は省略し、ステップS14に進む。
(1)カメラ10の背面が覆われた状態であること、
(2)カメラ10がノーファインダ状態特有の姿勢にあること、
(3)カメラ10の撮影レンズが露出していること、
であり、これら3つの条件を満たしているか否かの判定を行う。このノーファインダ判定の詳細については、図7を用いて後述する。なお、メニュー画面において、ノーファインダ撮影が直接設定された場合には、ステップS13における判定処理は省略し、ステップS14に進む。
次に、ステップS12におけるノーファインダ判定の結果に基づいて、ノーファインダか否かの判定を行う(S13)。この判定の結果、ノーファインダでなかった場合には、通常撮影モードを実行する(S23)。ここでは、撮像部20からの画像データに基づいてライブビュー表示を行い、またAEやAF等の処理を行う。
続いて、レリーズ釦が押下げられたか否かの判定を行う(S24)。この判定の結果、レリーズ釦が押下げられていなかった場合には、ステップS11に戻る。一方、レリーズ釦が押下げられていた場合には、通常記録を行う(S25)。ここでは、レリーズ釦押下げ時の画像データを画像処理部22で画像処理し、圧縮伸張部23において圧縮処理した後、画像記憶部25に記憶する。また、通常撮影によって撮影されたことも画像データと共に記録する。
ステップS13における判定の結果、ノーファインダ状態であった場合には、ノーファインダモードに切り換える(S14)。続いて、表示部27において表示オフを行う(S15)。ノーファインダ状態の際には、撮影者は表示部27のライブビュー表示等を見ることがないので、省エネルギのために、表示部27における表示を消す。
続いて、タップ検出されたか否かの判定を行う(S16)。ノーファインダ状態では、図16(a)に示すように、撮影者はカメラ10を正しく構えておらず、レリーズ釦を押下げてレリーズを行うことは困難な場面も多い。そこで、本実施形態においては、カメラ10に対してタップ操作を行うことにより、レリーズ動作を行うようにしている。したがって、このステップS16においては、加速度検出部15を用いて、タップ操作がなされたか否かの判定を行う。
ステップS16における判定の結果、タップ検出がなされなかった場合には、ステップS11に戻る。一方、タップ検出がなされた場合には、次に、撮影を行う(S17)。ここでは、タップ検出がなされた際の撮像部20から画像データを取得する。
続いて、トリミング処理を行う(S18)。ステップS17において、図8(a)に示すような撮影画像が得られたとすると、このステップS18においては、撮影画像の画像データから、円形領域71の画像(円形画像)を排除した部分を黒画像に変換し(図8(b)参照)、この画像データを仮記憶部A21aに一時記憶する。また、円形画像の画像データについては、仮記憶部B21bに一時記憶する。
トリミング処理を行うと、次に、傾き補正を行う(S19)。傾き補正は、仮記憶部21bに一時記憶された円形画像を、図8(c)に示すような傾きのない画像データに回転補正する。続いて、仮記憶部A21aに一時記憶されている黒画像と、回転補正後の円形画像を合成する。
ステップS19において傾き補正処理を行うと、次に、記録を行う(S20)。ここでは、ステップS19において生成された傾きのない円形画像の画像データを、圧縮伸張部23において圧縮処理した後、画像記憶部25に記憶する。また、ノーファインダ撮影によって撮影されたことも画像データと共に記憶する。
ステップS20における記録を行うと、またはステップS25における通常記録を行うと、次に、電源オフ操作か否かの判定を行う(S21)。本実施形態においては、電源釦を操作すると電源がオンとなり、再度、電源釦を操作すると電源がオフとなることから、ここでは、電源釦の操作状態を判定する。この判定の結果、電源オフ操作がなされていなかった場合には、ステップS11に戻る。一方、電源オフ操作がなされた場合には、電源オフ処理を行ってからこのフローを終了する。
次に、ステップS12におけるノーファインダ判定の動作について、図7に示すフローチャートを用いて説明する。ノーファインダ判定のフローに入ると、まず、タイマが所定時間に達したか否かの判定を行う(S41)。ノーファインダ状態であるか否かの判定にあたっては、バックライト14cを発光させて行うが、バックライトを常時、点灯状態とすると電源を浪費してしまう。そこで、本実施形態においては、バックライト14cの点灯は、所定時間間隔、例えば、5秒間間隔で行うようにしている。したがって、このステップでは、時計部28による計時時間がバックライト14cの消灯後、所定時間に達したか否かの判定を行う。この判定の結果、所定時間が経過していなかった場合には、ステップS42およびS43をスキップし、ステップS46に進む。
ステップS41における判定の結果、タイマによって所定時間の経過を判定すると、バックライト14cの発光を行う(S42)。続いて、画面全体で反射があったか否かの判定を行う(S43)。ここでは、反射検出部11aによって、タッチパネル14の略全面で、言い換えると略全部の光センサ14bによってバックライト14cの反射光を受光したか否かの判定を行う。
ステップS43における判定の結果、画面全体で反射が有った場合には、次に、カメラが傾いているか否かの判定を行う(S44)。前述したように、ノーファインダ状態の場合には、カメラ10は正しく構えられていないことから、傾いている場合が多い。そこで、ここでは、加速度検出部15の検出出力に基づき、傾き検出部11bがカメラ10の傾き状態を判定する。
ステップS44における判定の結果、カメラが傾いていたと判定された場合には、次に、ライブビューが低輝度か否かの判定を行う(S45)。前述したように、ノーファインダ状態の場合であっても、撮影レンズが被写体に向けられている限りは通常、ライブビュー画像の輝度信号は低輝度であることはない。ここでは、撮像部20から出力されるライブビュー表示用の画像信号に基づいて判定する。
ステップS45における判定の結果、ライブビューが低輝度でなかった場合には、ノーファインダと判定する(S46)。ステップS43〜S45における判定の結果、ノーファインダ状態を判定するための3つの条件を満足したことから、ノーファインダと判定される。ここでノーファインダと判定されると、前述したステップS13において、ノーファインダと判定される。
ステップS43における判定の結果、画面全体で反射していなかった場合、またはステップS44における判定の結果、カメラが傾いていなかった場合、またはステップS45における判定の結果、ライブビューが低輝度であった場合には、通常状態と判定する(S47)。この場合は、ステップS43〜S45において、ノーファインダ状態を判定するための3つの条件の内のいずれかを満足していないからである。通常状態と判定されると、前述したステップS13においてノーファインダでないと判定される。ステップS46またはS47において、それぞれ判定すると、元のフローに戻る。
このように、本実施形態における撮影においては、ノーファインダ状態か否かを判定し、ノーファインダ状態であると判定された場合には、ノーファインダ撮影を行う。わざわざノーファインダ撮影の設定を行わなくても、自動的に判定し、所定の条件を満たす場合には、ノーファインダ撮影に切り換わるので、便利である。
また、本実施形態においては、通常撮影からノーファインダ撮影に切り換わると、撮影時に取得した撮影画像は、円形に画像処理を行い、この円形画像を記録する。矩形の撮影画像の場合、傾いていると、傾きが目立ち見苦しいが、円形画像の場合には多少の傾きは気にはならない。従って、記録画像の形状は円形に限られるものではなく、同等な効果を及ぼすような多角形状あるいは楕円形上であっても良い。
また、本実施形態においては、撮影時に取得した撮影画像に対して、ノーファインダ撮影の場合には、傾き補正を行ってから画像データの記録を行うようにしている。このため再生時に傾き補正を行う必要がない。特に、円形画像に対して傾き補正を行っているので、傾いていることが目立ちにくいという利点がある。
また、本実施形態においては、トリミングする位置を撮影画像の中央として説明してきたが、これに限られるものではなく、被写体の位置によって、あるいは撮影者の指示によって、撮影画像の任意の位置をトリミングするようにしても良い。
また、本実施形態においては、トリミングする位置を撮影画像の中央として説明してきたが、これに限られるものではなく、被写体の位置によって、あるいは撮影者の指示によって、撮影画像の任意の位置をトリミングするようにしても良い。
さらに、本実施形態においては、レリーズ釦の押下げではなく、タップ操作を検出し、タップ操作がなされた場合にレリーズ動作を行うようにしている。ノーファインダ撮影の場合には、カメラ10をしっかり構えていないことからレリーズ動作をし難いが、タップ操作によって簡単にレリーズを行うことができる。
なお、本実施形態においては、ノーファインダ状態の判定として、カメラ10の背面が覆われた状態であることを判定しており、このため、バックライト14cの反射光を反射光検出部11aによって判定していた。しかし、背面が覆われていることを判定できれば、反射光の検出に限られない。例えば、カメラ10のボディを撮影者が把持しているか否かを判定するようにしても良い。
図9はボディを把持しているか否かの検出機能を有するカメラを示す。すなわち、カメラ10の背面には表示部27の表示画面が設けられており、カメラ10の底部であって、カメラ10を構えた際に右手の親指がかかる位置に、操作部13の1つとして把持検出用釦75が配置されている。このような位置に把持検出用釦75を配置しておくと、通常の撮影時には、把持検出用釦75は押下げられ、一方、ノーファインダ撮影時には、把持検出用釦75は押下げられることはないので、ノーファインダ状態の判定に用いることができる。
把持検出用釦75を設ける以外にも、例えば、ストラップ108(図13(b)〜(d)参照)に、カメラ10の重力が加わったことを検出するテンションセンサを設け、このテンションセンサの検出出力に基づいて、ノーファインダ状態の判定を行うようにしても良い。
本実施形態においては、ノーファインダ状態の判定にあたっては、前述の(1)〜(3)の3つの条件を満足した場合に、ノーファインダ状態と判定していた。しかし、3つの条件を満足していなくても、(1)+(2)、(1)+(3)、(2)+(3)のように、3つの内の2つの条件を満足した場合、あるいは、(1)または(2)のいずれか単独の条件を満たした場合に、ノーファインダ状態と判定するようにしても良い。各検出手段自体の精度、あるいは求めるノーファインダ状態の判定精度のレベルによって、適宜組み合わせれば良い。
次に、ステップS22における再生モードについて、図10に示すフローチャートを用いて説明する。再生モードのフローに入ると、まず、インデックス表示か否かの判定を行う(S51)。インデックス表示は、画像記憶部25に記憶されている画像を縮小し、複数の画像を一度に表示部27に表示するモードである。本実施形態においては、このインデックス表示がデフォルト値として設定されている。テレ・ワイド釦を操作することにより、インデックス表示と単独表示を交互に切り換えることができる。
ステップS51における判定の結果、インデックス表示でなかった場合には、単独画像の読出しを行う(S71)。ここでは、画像記憶部25に記憶されている画像データを読み出す。また、読出しにあたって、画像データと共に記憶されているノーファインダ撮影に関する情報も読み出す。
続いて、ノーファインダ画像であるか否かの判定を行う(S72)。ここでは、ステップS71において画像データを読み出す際に併せて読み出されたノーファインダ撮影に関する情報を用いて、ノーファインダ画像か否かの判定を行う。この判定の結果、ノーファインダ画像でなかった場合には、通常表示を行う(S73)。ここでは、一般的な単独画像の再生表示を行う。
ステップS72における判定の結果、ノーファインダ画像であった場合には、次に、カメラ姿勢の検出を行う(S74)。ここでは、カメラ10の現在の姿勢を、加速度検出部15および傾き検出部11bによって検出する。続いて、現在カメラが正立か否かの判定を行う(S75)。ステップS74において検出したカメラ姿勢が、例えば、±20度以内であれば、正立と判定する。
ステップS75における判定の結果、現在カメラが正立していなかった場合には、次に、カメラの向きに応じて回転補正を行う(S76)。ここでは、ステップS74によって検出されたカメラの姿勢に基づいて、傾き補正部22bによって円形画像の回転補正を行う。
ステップS76におけるカメラの向きに応じた回転補正を行うと、またはステップS75における判定の結果、現在カメラが正立していた場合には、次に、タッチスライドがなされたか否かの判定を行う(S77)。ユーザが表示部27の表示画面に表示されている円形画像a(図11(a)参照)を、手動により回転させたい場合には、回転方向に沿って指をP方向にスライドする(図11(b)参照)。そこで、このステップでは、タッチパネル14上の指の動きを検出する。
ステップS77における判定の結果、タッチスライドがあった場合には、スライド方向に応じて、回転補正を行う(S78)。ここでは、スライド方向に応じて、傾き補正部22bが、図11(c)に示すように、円形画像aに対して回転補正を行う。
ステップS51における判定の結果、インデックス表示であった場合には、次に表示画像の読出しを行う(S52)。ここでは、画像記憶部25に記憶されているインデックス表示用の複数の画像データを読出す。また、読出しにあたって、画像データと共に記憶されているノーファインダ撮影に関する情報も読み出す。
次に、ノーファインダ画像が含まれているか否かの判定を行う(S53)。ここでは、インデックス表示用に読みだされた複数の画像の内、1つでもノーファインダ画像が含まれているか否かを判定する。この判定の結果、インデックス表示用の全ての画像がノーファインダ画像でなければ、通常表示を行う(S54)。ここでは、一般的なインデックス表示を表示部27の表示画面に行う。
ステップS53における判定の結果、インデックス表示用の画像の中にノーファインダ画像が1つでも含まれていれば、次に、ステップS74と同様に現在のカメラ姿勢を検出する(S55)。続いて、ステップS75と同様に、現在カメラが正立しているか否かを判定する(S56)。
ステップS56における判定の結果、現在カメラが正立していなかった場合には、次に、カメラの向きに応じて全て回転補正を行う(S57)。ここでは、ステップS55によって検出されたカメラの姿勢に基づいて、傾き補正部22bによって円形画像の回転補正を行う。この回転補正により、カメラ10の姿勢に応じた見やすい画像となる。
なお、ノーファインダ画像が1つでも含まれていると、矩形で記録されている画像もトリミング部22aによって円形画像に表示形態を変更した後に表示される。図12(a)に示す例では、円形画像a1〜a4はノーファインダ撮影によって取得された画像であるが、円形画像b1、b2は通常撮影によって取得された画像である。なお、通常撮影で取得した画像については、図12(a)においては、破線で囲っているが、これ以外にも、外周の色を変更したり、また形状を変更する等、他の方法で識別できるようにしても良い。
ステップS56においてカメラの向きに応じて全ての回転補正を行うと、またはステップS56における判定の結果、現在カメラが正立であった場合には、次に、サークル表示の指示がなされたか否かの判定を行う(S58)。サークル表示は、インデックス表示を図12(c)に示すように、複数人でカメラ10を囲むように見ている場合に、各人から見やすくするために、図12(b)に示すように円形画像の向きを放射状に変更する表示方法である。このサークル表示は、表示部27の表示画面上に表示したサークル表示マーク77を、ユーザがタッチすることにより、この表示切り換えるので、このステップでは、サークル表示マーク77がタッチされたか否かを判定する。
ステップS58における判定の結果、サークル表示の指示がなされた場合には、次に、放射状に回転補正を行う(S59)。ここでは、傾き補正部22bによって、各円形画像の鉛直線方向が、表示画面の中心から放射線状になるように、回転補正を行う。なお、この回転補正は、カメラ10を見る者に見やすくするためであることから、厳密に放射線状にならなくても良い。
ステップS59において放射状に回転補正を行うと、またはステップS58における判定の結果、サークル表示指示がなされなかった場合には、またはステップS54において通常表示を行うと、次に、画像選択がなされたか否かの判定を行う(S60)。インデックス表示された画像の中から、ユーザが単独画像で見たい場合には、その画像をタッチ等により選択するので、ここでは、タッチ等により画像が選択されたか否かを判定する。この判定の結果、画像が選択された場合には、前述のステップS71に進み、単独画像の再生表示を行う。
ステップS60における判定の結果、画像選択がなされなかった場合、またはステップS78においてスライド方向に応じて回転補正を行った場合、またはステップS77における判定の結果、タッチスライドがなされていなかった場合、またはステップS73において通常表示を行うと、次に、別画像の指示がなされたか否かの判定を行う(S61)。インデックス表示の場合には、十字釦等によりインデックス画面のページ送り・戻しを行い、また単独画像表示の場合には、十字釦等により画像送り・戻しを行うので、ここでは、十字釦等により、別画像の指示がなされたか否かの判定を行う。
ステップS61における判定の結果、別画像の指示がなかった場合には、電源オフか否かの判定を行う(S62)。ここでは、電源釦の操作状態を判定する。この判定の結果、電源オフ操作がなされていなかった場合、またはステップS61における判定の結果、別画像の指示がなされていた場合には、ステップS11に戻る。一方、電源オフ操作がなされた場合には、電源オフ処理を行ってからこのフローを終了する。
このように、本実施形態における再生においては、ノーファインダ撮影された画像か否かを判定し、ノーファインダ画像であると判定された場合には、ノーファインダ画像に相応しい再生を行う。すなわち、単独画像でノーファインダ画像を再生する場合には、カメラ姿勢に応じて、円形画像の回転補正を行っている。このため、カメラの姿勢に応じた見やすい画像となる。また、単独画像の再生表示の場合、タッチスライドにより、円形画像の向きを変更可能としている。このため、ユーザの意図に沿った向きで画像を表示することができる。
また、本実施形態においては、インデックス表示の場合には、ノーファインダ画像が1つでも含まれている場合には、全てのインデックス画像を円形画像に変換した後にインデックス表示を行うようにしている。このため、通常撮影された画像が混在する場合でも、統一感のある表示を行うことができる。また、インデックス表示の場合でも、カメラ姿勢に応じて円形画像の回転補正を行っている。このため、カメラの姿勢に応じた見やすい画像となる。また、サークル表示指示がなされると、放射状に回転補正を行っている。このため、カメラ10を囲んで色々な方向から同時に鑑賞することができ、新たな鑑賞方法を提案できる。
なお、本実施形態においては、タッチスライドにより円形画像の向きを変更していたが、これ以外にも、例えば、ダイヤル等によって向きを変更するようにしても勿論かまわない。
以上、説明したように、本発明の一実施形態においては、ノーファインダ状態と判定されると、撮影画像を円形画像に変形した後に記録している。このため、傾いた画像が記憶されたとしても、通常の矩形の画像に比較し、見たときの違和感を和らげることができる。
また、本発明の一実施形態においては、ノーファインダ状態と判定されると、撮影画像に対して傾き補正を施した後に記録している。このため、再生時に傾き補正を行うことなく、直ちに傾きのない画像を鑑賞することができる。
さらに、本発明の一実施形態においては、インデックス表示する際に、ノーファインダ撮影された画像が含まれている場合には、通常撮影された画像も円形画像で表示するので、統一感のある表示を行うことができる。
なお、本発明の一実施形態においては、撮影画像の再生は、カメラ10で行っていたが、これに限らず、他の再生装置、例えば、パーソナルコンピュータ、テレビ等で行っても良い。この場合、他の再生装置は、カメラ10から画像データやノーファインダ撮影情報等を、通信部29等を介して受信し、この受信した画像データや情報等に基づいて、図10に示したようなフローチャートで再生すれば良い。
また、本発明の一実施形態においては、撮影のための機器として、デジタルカメラを用いて説明したが、カメラとしては、デジタル一眼レフカメラでもコンパクトデジタルカメラでもよく、ビデオカメラ、ムービーカメラのような動画用のカメラでもよく、さらに、携帯電話や携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assist)、ゲーム機器等に内蔵されるカメラでも構わない。
本発明は、上記実施形態にそのまま限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素の幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10・・・カメラ、11・・・制御部(CPU)、11a・・・反射検出部、11b・・・傾き検出部、11c・・・入力検出部、11d・・・ノーファインダ判定部、11e・・・記録制御部、12・・・プログラム/データ記憶部、13・・・操作部、14・・・タッチパネル、14a・・・液晶部、14b・・・光センサ、14c・・・バックライト、15・・・加速度検出部、20・・・撮像部、21・・・SDRAM、21a・・・仮記憶部A、21b・・・仮記憶部B、22・・・画像処理部、22a・・・トリミング部、22b・・・傾き補正部、23・・・圧縮伸張部、24・・・記録再生部、25・・・画像記憶部、26・・・表示処理部、27・・・表示部、28・・・時計部、29・・・通信部、30・・・バス、41a・・・発光光、41b・・・反射光、43・・・指、45・・・受光センサ、47・・・自分撮り用のレンズ、61・・・金属部、61a・・・基点、61b・・・架橋部、61c・・・可動部、62a・・・固定金属部、62b・・・固定金属部、71・・・円形領域、75・・・把持検出用釦、77・・・サークル表示マーク、104・・・ストラップピン、106・・・撮影レンズ、108・・・ストラップ、109・・・クリップ、110・・・ポケット、112・・・鞄、127・・・表示部、150x・・・加速度センサ、150y・・・加速度センサ、150z・・・加速度センサ
Claims (11)
- 撮影レンズが設けられた面の反対の外観面に、撮影者の目から所定距離離間して観察されるタイプである被写体視認用の表示部を有するカメラにおいて、
上記撮影レンズが開放され、かつ上記画像表示部が撮影者の身体または所持する用具の少なくともにいずれかによって塞がれた状態であることを検出し、かつ撮影者の身に付けられている状態であるノーファインダ状態であることを判定するノーファインダ判定部と、
上記ノーファインダと判定された状態で撮影された画像について、その画面の一部を円形でトリミングした円形画像として記録させる記録制御部と、
を備えることを特徴とするカメラ。 - 上記表示部が設けられた面に配置される発光部と、
上記撮影者の身体または所持する用具の少なくともいずれかによって反射された上記発光部から発光光を受光する受光部と、
上記受光部の出力を検出する反射検出部と、を備え、
上記ノーファインダ判定部は、上記反射検出部による出力によりノーファインダ状態を判定することを特徴とする請求項1に記載のカメラ。 - 上記表示部にはタッチパネルが備えられ、
上記発光部は、上記表示部に内蔵されたバックライトであり、
上記受光部は、上記タッチパネルに内蔵され、上記タッチパネル面に置かれる指からの反射光を受光して指の操作を検出する受光センサである、
ことを特徴とする請求項2に記載のカメラ。 - 上記ノーファインダ状態での撮影時に、画面の傾きにつながる当該カメラの傾きを検出する傾き検出部と、
上記検出されたカメラの傾きに応じて、円形画像の画面の傾きを補正する傾き補正部と、を備え、
上記記録制御部は、上記傾き補正部によって補正された円形画像を記録させることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。 - 上記カメラの姿勢を検出する加速度検出部を備え、
上記傾き検出部は、上記加速度検出部で検出された重力加速度により当該カメラの傾きを検出することを特徴とする請求項4に記載のカメラ。 - 上記ノーファインダ状態での撮影時に、上記加速度検出部により検出された上記カメラに対するタップ操作によって、撮影開始を指示する入力検出部を備えることを特徴とする請求項5に記載のカメラ。
- 再生時に撮影画像を上記表示部に表示させる表示制御部を備え、
上記表示制御部は、再生時のインデックス画面表示時には、円形画像として記録されていない画像についてもその画面の一部を円形でトリミングした円形画像として、上記ノーファインダ状態で撮影された上記円形画像と並べて表示させることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。 - 上記表示制御部は、上記インデックス画面上の各円形画像について、各画像の鉛直軸が上記表示部の画面の中央から外側に向かって略放射状に並ぶように、上記各円形画像を回転させて表示させることを特徴とする請求項7に記載のカメラ。
- 撮影レンズが設けられた面の反対の外観面に、撮影者の目から所定距離離間して観察されるタイプである被写体視認用の表示部を有するカメラにおいて、
上記表示部によって被写体を確認せずに撮影を行うノーファインダ状態であるか否かを判定するノーファインダ判定部と、
上記ノーファインダと判定された状態で撮影された画像について、その画面の一部を円形でトリミングした円形画像として記録させる記録制御部と、
を備えることを特徴とするカメラ。 - 上記ノーファインダ判定部は、
(1)上記撮影レンズが開放され、
(2)上記画像表示部が撮影者の身体または所持する用具の少なくともにいずれかによって塞がれた状態であり、
(3)当該カメラが撮影者によって把持されておらず、かつ撮影者の身に付けられている状態である
の条件の内、少なくとも1つを満すか否かを判定することを特徴とする請求項9に記載のカメラ。 - 撮影レンズが設けられた面の反対の外観面に、撮影者の目から所定距離離間して観察されるタイプである被写体視認用の表示部を有するカメラにおいて、
上記表示部によって被写体を確認せずに撮影を行うノーファインダ状態であるか否かを判定するノーファインダ判定部と、
上記ノーファインダ状態での撮影時に、画面の傾きにつながる当該カメラの傾きを検出する傾き検出部と、
上記検出されたカメラの傾きに応じて、画像の画面の傾きを補正する傾き補正部と、
上記ノーファインダと判定された状態で撮影された画像について、上記傾き補正部によって上記傾き補正部によって補正した画像を記録させる記録制御部と、
を備えることを特徴とするカメラ。
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