JP2011086073A - 警報器 - Google Patents

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【課題】COセンサ備えたCO警報器において、COセンサ1の故障を診断して故障警報を行う際に、故障の誤検知を防止する。
【解決手段】マイコン10によりCOセンサ1でCO濃度を検出する。検出濃度が予め設定された警報濃度になると警報を発生する。警報器の設置後に24時間のCO濃度のデータや温度データを監視して記憶する。記憶した24時間分のCO濃度の内、CO濃度が最小値となった時点を特定時刻とする。または、記憶した24時間分の温度データの内、温度データが最大値となった時点を特定時刻とする。または、24時間分のCO濃度と温度データの内、CO濃度が50ppm以下で温度データが0℃を超えるような時点を特定時刻とする。その後、日周期で特定時刻となったとき自己診断回路30でCOセンサ1の故障診断を行う。COガスの影響、水の凍結の影響を回避する。
【選択図】図1

Description

本発明は、警報器に係り、特に、水を収容する水容器からの水蒸気と対象ガスとの反応によって対象ガス濃度を検出する電気化学式ガスセンサに故障があるか否かを自己診断する警報器に関する。
従来、燃焼機器の不完全燃焼等によるCOガスを検出し警報するCO警報器のように、周辺雰囲気中のCO濃度を測定する装置として、電気化学式COセンサ(ガスセンサ)を内蔵したものが知られている。図9は電気化学式COセンサの一例を示す断面図であり、この電気化学式COセンサ1は、内部に水5が収容された金属缶2(水容器)の上部開口4にプロトン導電体膜3を設置して、その対極32を金属缶2内に露出させると共に、反対側の検知極31にガス吸着フィルタ8cを内蔵した金属キャップ8を重ねて金属缶2の上部開口4にかしめ固定して構成されている。
この電気化学式のCOセンサ1では、周辺雰囲気中のCOガス(対象ガス)が、金属キャップ8の導入孔8aから内部に導入されて、活性炭やシリカゲル、ゼオライト等からなるガス吸着フィルタ8cや導出孔8b、そして、金属キャップ8とプロトン導電体膜3との間に介設した金属製の拡散防止板7の拡散制御孔7aを通過して検知極31に到達し、ここで、対極32側からプロトン導電体膜3に供給される金属缶2内の水5の水分を利用した酸化反応を起こして、検知極31にプロトン(2H+ )と電子(2e- )を発生させる。
検知極31に発生した電子(2e- )はプロトン導電体膜3の内部を通過できないので検知極31に滞留し、一方、プロトン(2H+ )は、プロトン導電体膜3の内部を通過して対極32に移動し、ここで、金属缶2内の酸素と還元反応を起こして、対極32に水(H2 O)を生成する。したがって、検知極31と電気的に接続されてそのターミナルとして機能する金属キャップ8と、拡散防止板7を介して対極32と電気的に接続されてそのターミナルとして機能する金属缶2との間に負荷(図示せず)を接続すると、検知極31に滞留した電子(2e- )の対極32に向かう流れが負荷に生じ、これにより対極32から負荷を経て検知極31に向かう短絡電流の流れが生じるので、この負荷に流れる短絡電流を電流−電圧変換することで、周辺雰囲気中のCO濃度に応じた電圧値のCO濃度信号が得られる。
ところで、上述したCOセンサを用いたCO警報器において、従来より、金属缶2中の水が減少する「水なし」、「断線」、「短絡」といった故障を検出する自己診断を行っている(例えば特許文献1,2)。このCOセンサ1の自己診断は、このCOセンサ1を一種のコンデンサとみなし、その放電時の電流波形が「水なし」、「断線」、「短絡」といった故障によって正常時とは異なることを利用して行っている。
前述のCOセンサの自己診断時に、COセンサ(CO警報器)の周囲にCOガスが存在すると、COセンサを流れる充放電電流はそのCO濃度により変動する。このため、実際の設置環境において、COガス存在中に出荷モードを解除した場合、COガスを検出し、故障として誤検知してしまうという問題があった。この問題を解決するために特許文献3のものでは、出荷モード解除時にCOガスの存在を検出した場合には、出荷モード解除を停止し、報知するという提案がなされている。また、COセンサの自己診断を行う際に、周囲温度を検出し、検出温度が氷点以下の場合には自己診断を禁止するようにしたガス警報器がある(特許文献4)。この特許文献4のものは、特に極低温環境において、COセンサの水が凝固して断線と同様な現象を起こすことがあり、このような現象があっても低温から常温に戻ればセンサは正常に戻るにもかかわらず、自己診断で故障として誤検知してしまうのを回避するものである。
特開2008−309711号公報 特開2008−309713号公報 特開2008−309712号公報 特開2008−152322号公報
前述の従来の警報器にあっては、COセンサが初期正常状態でCOガスが存在していた場合、故障として誤検知して出荷モード解除が停止されてしまい、COセンサが正常であるにもかかわらず、クレーム品として返却されてしまうという問題がある。また、この故障診断は、氷点下では誤検知するおそれがある。
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、COセンサに故障があるか否かを自己診断する警報器において、COガスが発生する可能性のある環境において、自己診断を適正なタイミングで実行して誤検知を防止することを課題とする。
請求項1の警報器は、水を収容する水容器からの水蒸気と対象ガスとの反応によってプロトン導電体膜を挟む検知極と対極との間に流れる電流が対象ガスのガス濃度に応じて変化する電気化学式ガスセンサと、該ガスセンサの充電及び放電を行って該ガスセンサの故障診断を行う自己診断手段と、を有する警報器において、設置時から1日間の環境を監視して、前記ガスセンサの故障診断に適した環境となった特定時刻を記憶し、以後、該特定時刻のタイミングで前記自己診断手段によりガスセンサの故障診断を行うことを特徴とする。特定時刻を記憶した後、その特定時刻の他で行う自己診断は、請求項5のように特定時刻を基点として日周期でもよいが、この日周期に限らず、特定時刻を基点として24時間の倍数のタイミングであればいつでもよい。例えば週周期、月周期等でもよい。また、この特定時刻を基点とする自己診断の周期は任意に変更するものでもよい。
請求項2の警報器は、請求項1に記載の警報器であって、前記設置時から1日間の対象ガスのガス濃度を監視して、該ガス濃度が最小値となった特定時刻を記憶し、以後、該特定時刻のタイミングで前記自己診断手段によりガスセンサの故障診断を行うことを特徴とする。
請求項3の警報器は、請求項1に記載の警報器であって、前記設置時から1日間の周囲温度を監視して、該周囲温度が最大値となった特定時刻を記憶し、以後、該特定時刻のタイミングで前記自己診断手段によりガスセンサの故障診断を行うことを特徴とする。
請求項4の警報器は、請求項1に記載の警報器であって、前記設置時から1日間の対象ガスのガス濃度と周囲温度を監視して、該ガス濃度が所定レベル以下でかつ周囲温度が氷点を超えている時点の特定時刻を記憶し、以後、該特定時刻のタイミングで前記自己診断手段によりガスセンサの故障診断を行うことを特徴とする。
請求項5の警報器は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の警報器であって、前記特定時刻を基点として日周期のタイミングで前記自己診断手段によりガスセンサの故障診断を行うことを特徴とする。
請求項6の警報器は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の警報器であって、前記特定時刻を初回に記憶した後、所定期間の経過により、再度1日間の環境を監視して、前記ガスセンサの故障診断に適した環境となった特定時刻を設定更新するようにしたことを特徴とする。
請求項1の警報器によれば、ガスセンサの故障診断に適した環境となる特定時刻に故障診断を行うので、対象ガスの存在による故障の誤検知を防止しながら、故障診断を行うことができる。
請求項2の警報器によれば、COガスなどの対象ガスのガス濃度が最小値となる特定時刻に故障診断を行うので、対象ガスの存在による故障の誤検知を防止しながら、故障診断を行うことができる。
請求項3の警報器によれば、周囲温度が最大値となる通常は氷点を超える特定時刻に故障診断を行うので、水の凍結による故障の誤検知を防止しながら、故障診断を行うことができる。
請求項4の警報器によれば、COガスなどの対象ガスのガス濃度が所定レベル以下で、かつ周囲温度が氷点を超える特定時刻に故障診断を行うので、対象ガスの存在による故障の誤検知と、水の凍結による故障の誤検知を防止しながら、故障診断を行うことができ、さらに精度高く誤検知を防止できる。
請求項5の警報器によれば、請求項1乃至4の効果に加えて、24時間タイマの規定を特定時刻として1日のタイミングで、故障診断を行うようにできるので制御が簡単になる。
本発明の実施形態のガス警報器の要部ブロック図である。 実施形態におけるマイコンが実行する通常モード時の制御プログラムの要部フローチャートである。 実施形態におけるマイコンが実行する第1実施例の設置時のCO濃度監視処理の要部フローチャートである。 実施形態におけるマイコンが実行する第2実施例の設置時の環境温度監視処理の要部フローチャートである。 実施形態におけるマイコンが実行する第3実施例の設置時のCO濃度、環境温度監視処理の要部フローチャートである。 第1実施例によるCO濃度の計測値に対する特定時刻と故障診断のタイミングの例を示す図である。 第2実施例による温度データの計測値に対する特定時刻と故障診断のタイミングの例を示す図である。 第3実施例によるCO濃度及び温度データの計測値に対する特定時刻と故障診断のタイミングの例を示す図である。 本発明に係る電気化学式COセンサの一例を示す断面図である。
次に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の実施形態に係るガス警報器の要部ブロック図である。図に示すように、ガス警報器は、ガスセンサとしてのCOセンサ1、マイクロコンピュータ(以下、マイコンという)10、サーミスタ等の温度センサ20、自己診断回路30、増幅回路40、音声警報出力回路50及び当該ガス警報器の各部に電源を供給する電池60を備えている。なお、COセンサ1は、例えば前掲の図9に示す電気化学式センサ1であり、CO濃度に応じて発生する電流を電圧に変換して、増幅回路40を介してマイコン10に出力する。また、温度センサ20は当該ガス警報器の図示しない本体ケース内の温度を検出するものであり、その温度検出信号をマイコン10に出力する。
マイコン10は、処理プログラムに従って各種の処理を行うCPU10aと、CPU10aが行う処理のプログラムなどを格納したROM10bと、CPU10aでの各種の処理過程で利用するワークエリア、各種データを格納するデータ記憶エリアなどを有するRAM10c、所定のレジスタに設定された時間の計測あるいは日時、時刻等を計時するためのタイマ10d等で構成されており、これらの各要素はバスラインによって接続されている。そして、マイコン10は、所定のサンプリング周期により、COセンサ1から増幅回路40を介して出力される電圧信号によりCOガスのガス濃度を計測し、そのガス濃度が警報設定点以上となった時に音声警報出力回路50から警報を発し、警報解除設定点以下になったときに警報を停止する。
自己診断回路30はマイコン10からの指示によりCOセンサ1の自己診断を実行する回路である。この自己診断回路30によるCOセンサ1の自己診断は、このCOセンサ1を一種のコンデンサとみなし、その充放電特性が水の量に応じて異なることを利用している。自己診断回路30は、COセンサ1を充電する充電回路や、充電及び放電の切換動作を行うためのトランジスタスイッチ等を備えている。そして、自己診断回路30はマイコン10からの指示により、COセンサ1に抵抗を通じて充電した後、放電し、放電電流を電圧に変換し、増幅回路40を介してマイコン10に出力する。そして、マイコン10はその放電カーブを検出する。この放電カーブは、ガスセンサ1に水が減少していない正常時と、水が減少した劣化時とでは異なっている。また、ガスセンサ1における短絡、断線等の故障時にも放電カーブが正常時と異なっている。したがって、マイコン10は検出される放電カーブを正常時の放電カーブと比較して「水なし」、「短絡」、「断線」の故障を診断する。そして、故障と判定されると図示しない表示手段を使って報知する。
上記の故障診断は、当該警報器が設置場所に設置されたときから1日の間、周囲の環境を監視し、COセンサ1で検出されるCO濃度や、温度センサ20で検出される周囲温度を記録する。そして、以下の各実施例のように、その1日の記録の中で、COセンサ1の故障検出に適した環境となった時刻を特定時刻として設定し、マイコン10が24時間タイマにより日周期でその特定時刻となるときにCOセンサ1の故障診断を行う。
図2はマイコン10が実行する通常モード時の制御プログラムの要部フローチャートであり、この処理は後述の第1〜第3実施例に共通な処理である。この処理は24時間タイマの基点を上記特定時刻に設定し、この24時間タイマで診断のタイミングを取るようにしている。まず、ステップS1で、24時間タイマにより現タイミングが診断のタイミングであるか(特定時刻であるか)を判定し、診断のタイミングでなければステップS2で、COガスの監視(及び警報)、あるいはその他の処理を行ってステップS1に戻る。現タイミングが診断のタイミングであれば、ステップS3で、自己診断回路30に指示を出力して故障診断を行う。そして、ステップS4で故障が検出されているかを判定し、故障が検出されていなければ、ステップS5で故障警報を解除し、故障が検出されていれば、ステップS6で故障警報を開始して処理を終了する。
(第1実施例)図3はマイコン10が実行する第1実施例の設置時のCO濃度監視処理の要部フローチャートであり、当該ガス警報器を設置場所に設置したときに例えば出荷モード解除したことにより実行する。この第1実施例では、24時間の間、CO濃度を監視して記録する。まず、ステップS11で24時間監視タイマをスタートし、ステップS12でCOセンサ1によりCO濃度を計測して、ステップS13で24時間が経過するのを監視し、24時間分のCO濃度を記憶していく。そして、24時間が経過したら、ステップ14で、記憶したCO濃度の内でCO濃度の最小値を記録した(最小値となった)時間(時刻)を特定時刻Tm1として記憶する。次に、ステップS15で、特定時刻Tm1を基点(0時)として24時間タイマをセットして処理を終了する。これにより、それ以降に24時間タイマにより特定時刻Tm1となると、前記図2の処理により診断のタイミングと判定されて故障診断が行われる。
(第2実施例)図4はマイコン10が実行する第2実施例の設置時の環境温度監視処理の要部フローチャートであり、前記同様に出荷モード解除したことにより実行する。この第2実施例では、24時間の間、環境温度を監視して記録する。まず、ステップS21で24時間監視タイマをスタートし、ステップS32で温度センサ20により温度データを計測して、ステップS23で24時間が経過するのを監視し、24時間分の温度データを記憶していく。そして、24時間が経過したら、ステップ24で、記憶した温度データの内で温度の最大値を記録した時間(時刻)を特定時刻Tm2として記憶する。次に、ステップS25で、特定時刻Tm2を基点(0時)として24時間タイマをセットして処理を終了する。これにより、それ以降に24時間タイマにより特定時刻Tm2となると、前記図2の処理により診断のタイミングと判定されて故障診断が行われる。
(第3実施例)図5はマイコン10が実行する第3実施例の設置時のCO濃度、環境温度監視処理の要部フローチャートであり、前記同様に出荷モード解除したことにより実行する。この第3実施例では、24時間の間、CO濃度と環境温度を監視して記録する。まず、ステップS31で24時間監視タイマをスタートし、ステップS32でCOセンサ1によりCO濃度を計測し、ステップS33で温度センサ20により温度データを計測して、ステップS34で24時間が経過するのを監視し、24時間分のCO濃度と温度データを記憶していく。そして、24時間が経過したら、ステップ35で、記憶したCO濃度の内でCO濃度が50ppm以下で、かつ、温度が0℃を超えたことを記録した時間(時刻)を特定時刻Tm3として記憶する。次に、ステップS36で、特定時刻Tm3を基点(0時)として24時間タイマをセットして処理を終了する。これにより、それ以降に24時間タイマにより特定時刻Tm3となると、前記図2の処理により診断のタイミングと判定されて故障診断が行われる。
図6は第1実施例によるCO濃度の計測値に対する特定時刻と故障診断のタイミングの例を示す図である。CO濃度は24時間を周期とする波形で変動しており、そのCO濃度の値は日周期内で同じ時刻で同様な値となっている。これは、通常の設置環境において、COガスの発生状況はガス器具等を使用している時間帯に増加し、使用しない時間帯に減少し、このような状況は一般家庭や業務用厨房など日周期で繰り返される人の活動に起因しているものと考えられる。この例では、設置後21時間前後でCO濃度が50ppm以下になり、21時間のときにCO濃度が最も低くなっている。したがって、この設置後21時間経過のときに、24時間内のCO濃度が最小値となり、この時刻が特定時刻として記憶される。そして、この特定時刻が故障診断のタイミングとなり、24時間毎に、この最もCO濃度が低くなるタイミングで故障診断が行われる。このように、CO濃度が最小値となるタイミングでは、COガスの影響を極力抑えて故障診断をすることができるので、誤検出を防止することができる。
図7は第2実施例による温度データの計測値に対する特定時刻と故障診断のタイミングの例を示す図である。環境温度も24時間を周期とする波形で変動しており、その温度データは日周期内で同じ時刻で同様な値となっている。これも、通常の設置環境において、人の活動状況や日中と夜間の繰り返しに起因しているものと考えられる。この例では、設置後16時間当たりで温度が最大値となっている。したがって、この設置後16時間経過のときに、24時間内の温度が最大値となり、この時刻が特定時刻として記憶される。そして、この特定時刻が故障診断のタイミングとなり、24時間毎に、この最もCO濃度が低くなるタイミングで故障診断が行われる。このように、温度が最大値となっているタイミングでは、通常は十分に氷点を超えてるので、水の凍結を回避して故障診断を行うので、誤検出を防止することができる。
図8は第3実施例によるCO濃度及び温度データの計測値に対する特定時刻と故障診断のタイミングの例を示す図である。CO濃度の変化と温度の変化は図6及び図7と同様である。なお、設置のタイミングは図7と同様である。この例では、設置後19時間前後でCO濃度が50ppm以下になり、この設置後19時間前後では温度が0℃を超えている。したがって、この設置後19時間経過のときに、24時間内の温度が最大値となり、この時刻が特定時刻として記憶される。そして、この特定時刻が故障診断のタイミングとなり、24時間毎に、この最もCO濃度が50ppm以下で、かつ、温度が0℃を超えているタイミングで故障診断が行われる。したがって、COガスの影響を抑え、水の凍結を避けて故障診断を行うことができるので、さらに誤検出を防止することができる。
以上の実施形態では、故障診断のタイミングを規定する特定時刻を設定する処理を設置時直後に実施するようにしているが、これに加えて例えば1ヶ月後に再度24時間のデータ計測を行って特定時刻を設定更新するようにしてもよいし、定期的に設定更新するようにしてもよい。
1 COセンサ(ガスセンサ)
10 マイコン
20 温度センサ
30 自己診断回路

Claims (6)

  1. 水を収容する水容器からの水蒸気と対象ガスとの反応によってプロトン導電体膜を挟む検知極と対極との間に流れる電流が対象ガスのガス濃度に応じて変化する電気化学式ガスセンサと、該ガスセンサの充電及び放電を行って該ガスセンサの故障診断を行う自己診断手段と、を有する警報器において、
    設置時から1日間の環境を監視して、前記ガスセンサの故障診断に適した環境となった特定時刻を記憶し、以後、該特定時刻のタイミングで前記自己診断手段によりガスセンサの故障診断を行うことを特徴とする警報器。
  2. 前記設置時から1日間の対象ガスのガス濃度を監視して、該ガス濃度が最小値となった特定時刻を記憶し、以後、該特定時刻のタイミングで前記自己診断手段によりガスセンサの故障診断を行うことを特徴とする請求項1に記載の警報器。
  3. 前記設置時から1日間の周囲温度を監視して、該周囲温度が最大値となった特定時刻を記憶し、以後、該特定時刻のタイミングで前記自己診断手段によりガスセンサの故障診断を行うことを特徴とする請求項1に記載の警報器。
  4. 前記設置時から1日間の対象ガスのガス濃度と周囲温度を監視して、該ガス濃度が所定レベル以下でかつ周囲温度が氷点を超えている時点の特定時刻を記憶し、以後、該特定時刻のタイミングで前記自己診断手段によりガスセンサの故障診断を行うことを特徴とする請求項1に記載の警報器。
  5. 前記特定時刻を基点として日周期のタイミングで前記自己診断手段によりガスセンサの故障診断を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の警報器。
  6. 前記特定時刻を初回に記憶した後、所定期間の経過により、再度1日間の環境を監視して、前記ガスセンサの故障診断に適した環境となった特定時刻を設定更新するようにしたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の警報器。
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