JP2011085780A - 画像形成装置及び階調補正方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】1回の補正における用紙の出力枚数を低減させつつ、補正精度を維持する。
【解決手段】画像形成部において用紙10面分のプリントが終了する毎に(ステップS5;YES)、複数種類の階調パターン画像の中から予め定められた順序に従って一の階調パターン画像を用紙上にプリントし、チャートを1枚出力する(ステップS6)。そして、一の階調パターン画像に含まれる各パッチの濃度を濃度センサにより検出し、各パッチの濃度検出結果に基づいて、Y,M,C,Kの色毎に画像形成部の階調特性を補正する際に用いる補正カーブを算出する(ステップS8)。新たに算出された補正カーブと現状の補正カーブを1:3の比で加算し(ステップS9)、補正カーブ記憶部に記憶されている補正カーブを更新する(ステップS10)。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置及び階調補正方法に関する。
一般に、プリンタにとって階調の安定性は非常に重要である。従来、電子写真方式の画像形成装置では、複数の濃度のパッチを含む階調パターン画像を転写ベルト上に形成し、この階調パターン画像の濃度を測定し、測定結果に基づいて階調補正を行うことで、階調の安定性を確保してきた(特許文献1、特許文献2参照)。
しかし、転写ベルト上の濃度を測定する方法では、転写ベルトから用紙への転写(2次転写)及び定着の影響までは加味されないため、実際の出力紙上における階調の安定性を保証することはできなかった。
また、従来、プリンタ階調の安定性問題の一つとして、カバレッジ(画像率)が大きく変化した場合、そこから最初の100枚程度は濃度が安定しない、という現象があった。これは、転写ベルト上の濃度を測定しても制御することが困難であるため、現状では最初の100枚をやれ紙(損紙)として捨てていた。
そこで、昨今、画像形成時に一定間隔で用紙上に階調パターン画像を形成し、出力された用紙上の階調パターン画像を濃度センサで測定することでプリンタの階調補正を行う手法が用いられるようになってきている。実際に出力された用紙を用いて一定間隔で階調補正を実施することで、安定した出力結果を供給することができる。濃度センサのアパーチャー等の制限より、用紙1枚に形成可能なパッチ数は限られるため、32階調のパターンを用いる場合にはA4サイズで4枚ほど階調パターン画像を出力することが必要となる(図4参照)。
特開2003−35977号公報 特開2005−164922号公報
しかし、用紙上に階調パターン画像を形成する方法では、実際に用紙を出力する必要があるため、1回の補正に4枚の階調パターン画像を出力する場合、100枚出力する途中で10枚に1回の間隔で補正を行うと、合計で40枚のやれ紙が出てしまうことになる。
このように、補正を行う度に複数の階調パターン画像を出力していたのでは、出力枚数も多くなり、その分時間も長くかかる。また、階調パターン画像中のパッチ数を減らして1枚の用紙に収める簡易的な補正もあったが、その分補正精度が低かった。
本発明は上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、1回の補正における用紙の出力枚数を低減させつつ、補正精度を維持することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の画像形成装置は、画像形成部と、濃度センサと、複数の異なる濃度のパッチを含む階調パターン画像を複数種類記憶する階調パターン画像記憶部と、前記画像形成部の階調特性を補正する際に用いる補正カーブを記憶する補正カーブ記憶部と、前記画像形成部において予め定められた面数のプリントが終了する毎に、前記階調パターン画像記憶部に記憶されている複数種類の階調パターン画像の中から予め定められた順序に従って一の階調パターン画像を読み出し、前記画像形成部を制御して前記読み出された一の階調パターン画像を用紙上にプリントさせ、当該用紙上にプリントされた一の階調パターン画像に含まれる各パッチの濃度を前記濃度センサにより検出し、当該検出結果に基づいて、当該一の階調パターン画像の前記複数種類の階調パターン画像に対する割合に応じて前記補正カーブ記憶部に記憶されている補正カーブを更新する制御部と、を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記複数種類の階調パターン画像はそれぞれ異なるものであり、前記複数種類の階調パターン画像のそれぞれは、最低濃度から最高濃度までの範囲のうち複数の濃度のパッチを含む。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記制御部は、前記一の階調パターン画像から得られる補正カーブと現状の補正カーブとの間に予め定められた値以上の差分がある場合には、前記階調パターン画像記憶部に記憶されている複数種類の階調パターン画像の中から前記一の階調パターン画像を除く他の階調パターン画像を読み出し、前記画像形成部を制御して前記読み出された他の階調パターン画像をそれぞれ用紙上にプリントさせ、当該用紙上にプリントされた他の階調パターン画像に含まれる各パッチの濃度を前記濃度センサにより検出し、前記複数種類の階調パターン画像全てに対する検出結果に基づいて、前記補正カーブ記憶部に記憶されている補正カーブを更新する。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記制御部は、前記補正カーブの更新の前後において、当該両補正カーブの間に予め定められた値以上の差分がある場合には、前記予め定められた面数の値をより小さくする。
請求項5に記載の階調補正方法は、画像形成部において予め定められた面数のプリントが終了する毎に、複数の異なる濃度のパッチを含む階調パターン画像を複数種類記憶する階調パターン画像記憶部に記憶されている複数種類の階調パターン画像の中から予め定められた順序に従って一の階調パターン画像を読み出し、前記画像形成部を制御して前記読み出された一の階調パターン画像を用紙上にプリントさせる工程と、当該用紙上にプリントされた一の階調パターン画像に含まれる各パッチの濃度を濃度センサにより検出する工程と、当該検出結果に基づいて、当該一の階調パターン画像の前記複数種類の階調パターン画像に対する割合に応じて前記画像形成部の階調特性を補正する際に用いる補正カーブを更新する工程と、を含む。
請求項1、5に記載の発明によれば、予め定められた面数のプリントが終了する毎に、一の階調パターン画像をプリントするので、1回の補正における用紙の出力枚数を低減させることができる。また、予め定められた面数のプリントが終了する毎に、いずれかの階調パターン画像の濃度検出結果に基づいて補正カーブを更新するので、補正精度を維持することができる。
請求項2に記載の発明によれば、複数種類の階調パターン画像のうちいずれかのみを用いた場合にも、ある程度のレベルの補正精度を確保することができる。
請求項3に記載の発明によれば、一の階調パターン画像から得られる補正カーブと現状の補正カーブとの間に予め定められた値以上の差分がある場合には、他の階調パターン画像も用いて補正カーブを更新するので、補正精度を向上させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、補正カーブの更新の前後において、両補正カーブの間に予め定められた値以上の差分がある場合には、補正カーブの更新の頻度を上げることができる。
第1の実施の形態における画像形成装置の機能的構成を示すブロック図である。 画像形成部の内部構成を示す図である。 濃度センサの概略構成図である。 階調パターン画像の例を示す図である。 各階調パターン画像に含まれる各パッチに対応する階調値を示す図である。 第1の実施の形態における画像形成装置において実行される第1の階調補正処理を示すフローチャートである。 補正のタイミングを説明するための図である。 第2の実施の形態における画像形成装置において実行される第2の階調補正処理を示すフローチャートである。 第3の実施の形態における画像形成装置において実行される第3の階調補正処理を示すフローチャートである。
[第1の実施の形態]
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。
図1に、第1の実施の形態における画像形成装置100の機能的構成を示す。画像形成装置100は、コピー機能、画像読取機能、プリンタ機能を備えた複合機であって、電子写真方式のカラー画像形成装置である。
図1に示すように、画像形成装置100は、制御部10、操作表示部20、スキャナ部30、画像処理部40、画像形成部50、濃度センサ70、記憶部80、通信部90等により構成され、各部はバスにより接続されている。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により構成される。CPUは、操作表示部20の操作により、ROMに記憶されているシステムプログラムや各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って、画像形成装置100の各部の動作を集中制御する。
制御部10は、画像形成部50において予め定められた面数のプリントが終了する毎に、階調パターン画像記憶部81に記憶されている複数種類の階調パターン画像の中から予め定められた順序に従って一の階調パターン画像を読み出し、画像形成部50を制御して読み出された一の階調パターン画像を用紙上にプリントさせ、当該用紙上にプリントされた一の階調パターン画像に含まれる各パッチの濃度を濃度センサ70により検出し、当該検出結果に基づいて、当該一の階調パターン画像の複数種類の階調パターン画像に対する割合に応じて補正カーブ記憶部82に記憶されている補正カーブを更新する。
操作表示部20は、LCD(Liquid Crystal Display)により構成され、制御部10から入力される表示信号の指示に従って表示画面上に各種操作ボタンや装置の状態表示、各機能の動作状況等の表示を行う。LCDの表示画面上は、透明電極を格子状に配置して構成された感圧式(抵抗膜圧式)のタッチパネルで覆われており、手指やタッチペン等で押下された位置座標を電圧値で検出し、検出された位置信号を操作信号として制御部10に出力する。また、操作表示部20は、数字ボタン、スタートボタン等の各種操作ボタンを備え、ボタン操作による操作信号を制御部10に出力する。
スキャナ部30は、原稿を載置するコンタクトガラスの下部にスキャナを備えて構成され、原稿の画像を読み取る。スキャナは、光源、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ、A/D変換器等により構成され、光源から原稿へ照明走査した光の反射光を結像して光電変換することにより原稿の画像をRGB信号として読み取り、読み取った画像をA/D変換して画像処理部40に出力する。
画像処理部40は、スキャナ部30により読み取って得られた画像データ、通信部90により受信された画像データに対して、画像形成部50の階調特性を補正するガンマ補正処理、中間調処理等の画像処理を施して画像形成部50に出力する。画像処理部40は、制御部10のCPUとROMに記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
画像形成部50は、電子写真方式により、画像処理部40から出力されたYMCKの画像データに基づいて、用紙上に画像を形成して出力する。
図2に、画像形成部50の内部構成を示す。図2に示すように、画像形成部50は、Y,M,C,K各色の感光体ドラム51Y,51M,51C,51Kと、現像器52Y,52M,52C,52Kと、帯電器53Y,53M,53C,53Kと、クリーナ54Y,54M,54C,54Kと、1次転写ローラ55Y,55M,55C,55Kと、中間転写ベルト56と、ローラ57と、レジストローラ58と、2次転写ローラ59と、定着ユニット60と、排紙ローラ61とを備えて構成されている。
ここで、画像形成部50における画像形成について説明する。
まず、感光体ドラム51Yが回転し、その表面が帯電器53Yにより帯電され、図示しないレーザ光源等の露光によりその帯電部分に画像処理部40から入力されたYデータの画像の潜像が形成される。そして、現像器52Yによりその潜像部分にイエローのトナー像が形成される。そのトナー像は1次転写ローラ55Yの圧接により中間転写ベルト56に転写される。トナー像は、出力対象の画像データに対応するイエローの像となる。転写されなかったトナーは、クリーナ54Yにより除去される。
マゼンタ、シアン、黒のトナー像についても、それぞれ同様に形成及び転写される。
ローラ57、1次転写ローラ55Y,55M,55C,55K、2次転写ローラ59の回転により、中間転写ベルト56が回転し、YMCKのトナー像が中間転写ベルト56上に順に重ねられて転写される。また、レジストローラ58の回転により、図示しない給紙トレイから用紙が2次転写ローラ59に搬送される。
2次転写ローラ59の圧接部を用紙が通過することにより、中間転写ベルト56上のYMCKのトナー像が用紙に転写される。YMCKのトナー像が転写された用紙は、定着ユニット60を通過する。定着ユニット60の加圧及び加熱により、YMCKのトナー像が用紙上に定着されてカラー画像が形成される。画像形成された用紙は、排紙ローラ61により、図示しない排紙トレイ等に搬送される。なお、画像形成部50により階調パターン画像のプリントが行われた場合には、通常のプリントが行われた場合とは異なるトレイに排紙される。例えば、通常のプリントが行われた場合にはメイントレイに排紙され、階調パターン画像のプリントが行われた場合にはサブトレイに排紙される。
また、両面印刷をする場合には、片面に画像形成された用紙が、図示しない両面搬送ユニットにより反転され、画像形成されていない面に再び画像形成するようにレジストローラ58により、2次転写ローラ59に搬送される。
濃度センサ70は、画像形成部50により画像形成された定着後の用紙上の階調パターン画像の各パッチの濃度に応じた電圧値を制御部10に出力する。濃度センサ70は、図2に示すように、定着ユニット60の後段、すなわち、用紙の搬送方向において定着ユニット60の下流側に設けられている。
本実施の形態では、画像形成装置100の本体内に濃度センサ70を設けた例を示しているが、本体から排出された用紙上の階調パターン画像を、本体外に設けられた濃度センサ70にて検出するようにしてもよい。
図3に、濃度センサ70の概略構成を示す。図3に示すように、濃度センサ70は、LED(Light Emitting Diode)71、レンズ72、受光素子73等を備える。濃度センサ70は、階調パターン画像が形成された用紙上の各パッチにLED71から光を照射し、その反射光をレンズ72を介して受光素子73により受光する。そして、受光素子73は反射光に応じた電圧値を制御部10に出力する。LED71として、濃度の検出対象色がシアン及び黒の場合には赤色LEDを用い、マゼンタの場合には緑色LEDを用い、イエローの場合には青色LEDを用いる。
制御部10は、濃度センサ70から出力される電圧値に基づいて、各パッチの濃度を検出する。イエロー、マゼンタ、シアン、黒の各濃度は、XYZデータのいずれかの値に換算される。具体的には、イエローの濃度はZ値、マゼンタの濃度はY値、シアンの濃度はX値、黒の濃度はY値で表される。
記憶部80は、ハードディスクやフラッシュメモリ等により構成され、各種データを記憶する。記憶部80は、階調パターン画像を形成するためのYMCKデータを複数種類記憶する階調パターン画像記憶部81、画像形成部50の階調特性を補正する際に用いる補正カーブのデータをY,M,C,Kの色毎に記憶する補正カーブ記憶部82等を有する。
本実施の形態では、図4に示すように、四つの階調パターン画像P1,P2,P3,P4を用いる。各階調パターン画像P1,P2,P3,P4はそれぞれ異なるものであり、各階調パターン画像P1,P2,P3,P4は、最低濃度(階調値0)から最高濃度(階調値255)までの範囲のうち所定の範囲以上にわたる複数の濃度のパッチを含んでいる。
図5に、階調パターン画像記憶部81に記憶されている各階調パターン画像P1,P2,P3,P4に含まれる各パッチに対応する階調値を示す。
階調パターン画像P1に含まれるイエロー色のパッチY1〜Y8の階調値は、それぞれ0,32,65,98,131,164,197,230である。階調パターン画像P1に含まれるマゼンタ色のパッチM1〜M8、シアン色のパッチC1〜C8、黒色のパッチK1〜K8の階調値についても同様である。
階調パターン画像P2に含まれるイエロー色のパッチY9〜Y16の階調値は、それぞれ8,41,74,106,139,172,205,238である。階調パターン画像P2に含まれるマゼンタ色のパッチM9〜M16、シアン色のパッチC9〜C16、黒色のパッチK9〜K16の階調値についても同様である。
階調パターン画像P3に含まれるイエロー色のパッチY17〜Y24の階調値は、それぞれ16,49,82,115,148,180,213,246である。階調パターン画像P3に含まれるマゼンタ色のパッチM17〜M24、シアン色のパッチC17〜C24、黒色のパッチK17〜K24の階調値についても同様である。
階調パターン画像P4に含まれるイエロー色のパッチY25〜Y32の階調値は、それぞれ24,57,90,123,156,189,222,255である。階調パターン画像P4に含まれるマゼンタ色のパッチM25〜M32、シアン色のパッチC25〜C32、黒色のパッチK25〜K32の階調値についても同様である。
補正カーブ記憶部82には、Y,M,C,Kの色毎に補正カーブのデータが記憶されている。補正カーブは、画像形成部50の階調特性を補正する際に用いるものであり、入力値と出力値とが対応付けられている。補正カーブは、入力値に対して出力濃度がリニアになるような階調変換を行うためのものである。補正カーブは、入力値に対する演算式の形で記憶されていてもよいし、入力値と出力値とを対応付けたLUT(Look Up Table)の形で記憶されていてもよい。
通信部90は、モデム、LAN(Local Area Network)アダプタ、ルータ、TA(Terminal Adapter)等によって構成され、ネットワークNに接続された各装置との通信制御を行う。
次に、動作について説明する。
図6は、第1の実施の形態における画像形成装置100において実行される第1の階調補正処理を示すフローチャートである。この処理は、制御部10のCPUとROMに記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
画像形成装置100では、短間隔補正モードに設定されている(ステップS1)。短間隔補正モードは、プリント面数10面毎に階調補正(補正カーブの更新)を行うモードである。
まず、制御部10により、プリント面数カウンタのカウンタ値が0に初期化される(ステップS2)。プリント面数カウンタは、画像形成部50におけるプリント処理に対して、用紙の面毎にカウントされるものであり、片面印刷の場合には1枚の出力で「1」だけカウンタ値が増加し、両面印刷の場合には1枚の出力で「2」だけカウンタ値が増加する。プリント面数カウンタのカウンタ値は、制御部10のRAMに記憶されている。
次に、制御部10の制御に従って、画像形成部50により、用紙1面分のジョブが実行される(ステップS3)。そして、制御部10により、プリント面数カウンタが1インクリメントされる(ステップS4)。ここで、制御部10により、プリント面数カウンタのカウンタ値を10で割った余りが0であるか否か、すなわち、プリント面数カウンタのカウンタ値が10で割り切れるか否かが判断される(ステップS5)。プリント面数カウンタのカウンタ値を10で割った余りが0でない場合には(ステップS5;NO)、ステップS3に戻り、ステップS3〜ステップS5の処理が繰り返される。
ステップS5において、プリント面数カウンタのカウンタ値を10で割った余りが0である場合には(ステップS5;YES)、制御部10により、階調パターン画像記憶部81に記憶されている複数種類の階調パターン画像の中から予め定められた順序に従って一の階調パターン画像が読み出され、画像形成部50が制御されて、一の階調パターン画像が用紙上にプリントされ、チャートが1枚出力される(ステップS6)。図6に示すフローチャートにおいて、ステップS6の処理が行われる度に、複数種類の階調パターン画像の中から異なる階調パターン画像のプリントが実行され、複数種類の階調パターン画像全てについてプリントが終了した後、また初めの階調パターン画像に戻り、この順序に従って階調パターン画像のプリントが繰り返される。
次に、制御部10により、濃度センサ70から出力される電圧値に基づいて、用紙上にプリントされた一の階調パターン画像に含まれる各パッチの濃度が検出される(ステップS7)。次に、制御部10により、各パッチの濃度検出結果に基づいて、Y,M,C,Kの色毎に補正カーブが算出される(ステップS8)。
次に、制御部10により、Y,M,C,Kの色毎に、ステップS8で新たに算出された補正カーブと、補正カーブ記憶部82に記憶されている現状の補正カーブが1:3の比で加算され(ステップS9)、補正カーブ記憶部82に記憶されている補正カーブが更新される(ステップS10)。具体的には、制御部10により、新たに算出された補正カーブと現状の補正カーブにおいて、同一の入力値に対応付けられている各出力値に対して、1:3の比で重み付け平均値が算出される。なお、一の階調パターン画像については、ステップS7で新たに得られた各パッチの濃度の検出結果を用い、他の階調パターン画像については、過去の検出結果を用いて、全てのパッチの濃度の検出結果に基づいて、補正カーブを算出し直すこととしてもよい。
次に、制御部10により、プリント面数カウンタのカウンタ値が100以上であるか否かが判断される(ステップS11)。プリント面数カウンタのカウンタ値が100未満の場合には(ステップS11;NO)、ステップS3に戻り、ステップS3〜ステップS11の処理が繰り返される。
ステップS11において、プリント面数カウンタのカウンタ値が100以上である場合には(ステップS11;YES)、制御部10により、Y,M,C,Kの色毎に、補正カーブの更新の前後において、両補正カーブの間に予め定められた一定値以上の差分があるか否かが判断される(ステップS12)。例えば、制御部10により、更新後の補正カーブと更新前の補正カーブとの間で、同一の入力値に対する出力値の差分の平均値が算出され、この平均値が一定値以上であるか否かが判断される。Y,M,C,Kのいずれかの色において、補正カーブの更新の前後で、両補正カーブの間に一定値以上の差分がある場合には(ステップS12;YES)、ステップS1に戻り、短間隔補正モードが継続され、ステップS1〜ステップS12の処理が繰り返される。
ステップS12において、Y,M,C,Kのいずれの色においても、補正カーブの更新の前後で、両補正カーブの間に一定値以上の差分がない場合には(ステップS12;NO)、濃度が安定してきたと考えられるため、長間隔補正モードに移行する(ステップS13)。長間隔補正モードでは、プリント面数1000面毎に階調パターン画像がプリントされ、各パッチの濃度の検出結果に基づいて、補正カーブが更新される。
図7に、補正のタイミングを示す。画像形成部50において最初の10面(1面〜10面)のプリントが終了すると、階調パターン画像P1がプリントされたチャートが出力される。階調パターン画像P1に含まれる各パッチの濃度検出結果に基づいて、Y,M,C,Kの色毎に補正カーブが算出され、算出された補正カーブと現状の補正カーブが1:3の比で加算される。
画像形成部50において次の10面(11面〜20面)のプリントが終了すると、階調パターン画像P2がプリントされたチャートが出力される。階調パターン画像P2に含まれる各パッチの濃度検出結果に基づいて、Y,M,C,Kの色毎に補正カーブが算出され、算出された補正カーブと現状の補正カーブが1:3の比で加算される。
画像形成部50において次の10面(21面〜30面)のプリントが終了すると、階調パターン画像P3がプリントされたチャートが出力される。階調パターン画像P3に含まれる各パッチの濃度検出結果に基づいて、Y,M,C,Kの色毎に補正カーブが算出され、算出された補正カーブと現状の補正カーブが1:3の比で加算される。
画像形成部50において次の10面(31面〜40面)のプリントが終了すると、階調パターン画像P4がプリントされたチャートが出力される。階調パターン画像P4に含まれる各パッチの濃度検出結果に基づいて、Y,M,C,Kの色毎に補正カーブが算出され、算出された補正カーブと現状の補正カーブが1:3の比で加算される。
各補正のタイミングで、現状の補正カーブに対して1/4の割合で新たな濃度検出結果が反映される。40面のプリントが終了し、階調パターン画像P4を用いた階調補正が終了した時点で、階調パターン画像P1〜P4全ての濃度検出結果が反映されたことになる。このように、プリント面数10面に1回という頻度の高い補正を行っても、やれ紙はプリント面数10面につき1枚に抑えることができる。
画像形成部50において更に次の10面(41面〜50面)のプリントが終了すると、再び階調パターン画像P1がプリントされたチャートが出力される。このように、各補正のタイミングにおいて、階調パターン画像P1,P2,P3,P4が一つずつ順にプリントされ、階調補正が行われる。
以上説明したように、第1の実施の形態における画像形成装置100によれば、予め定められた面数のプリントが終了する毎に、一の階調パターン画像をプリントするので、1回の補正における用紙の出力枚数を低減させることができる。例えば、第1の実施の形態のように、四つの階調パターン画像P1,P2,P3,P4が用意されている場合には、各補正のタイミングで、階調パターン画像P1〜P4のうちいずれか一の階調パターン画像を出力すればよいので、四つの階調パターン画像P1〜P4全てを出力した場合と比較して、出力枚数が1/4になる。
また、予め定められた面数のプリントが終了する毎に、いずれかの階調パターン画像の濃度検出結果に基づいて補正カーブを更新するので、補正精度を維持することができる。例えば、第1の実施の形態の短間隔補正モードでは、プリント面数10面毎にいずれかの階調パターン画像の濃度検出結果に基づいて補正カーブを更新するので、プリント面数40面毎に四つの階調パターン画像P1〜P4の濃度検出結果に基づいて補正カーブを更新する場合よりも補正の頻度を上げることができる。
また、複数種類の階調パターン画像P1〜P4のそれぞれは、最低濃度から最高濃度までの範囲のうち複数の濃度のパッチを含むので、複数種類の階調パターン画像P1〜P4のうちいずれかのみを用いた場合にも、ある程度のレベルの補正精度を確保することができる。
また、一の階調パターン画像の複数種類の階調パターン画像に対する割合に応じて補正カーブを更新するので、補正カーブの変化がなだらかとなり、画質が急に変化するのを防ぐことができる。
なお、第1の実施の形態では、短間隔補正モードとしてプリント面数10面毎に階調補正を行い、長間隔補正モードとしてプリント面数1000面毎に階調補正を行う場合について説明したが、補正間隔はこれらの値に限定されるものではない。
[第2の実施の形態]
次に、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態における画像形成装置は、第1の実施の形態に示した画像形成装置100と同様の構成であるため、図1〜図3を援用し、その構成については説明を省略する。また、使用する階調パターン画像P1,P2,P3,P4についても、図4及び図5に示したものと同様である。以下、第2の実施の形態に特徴的な構成及び処理について説明する。
制御部10は、画像形成部50において予め定められた面数のプリントが終了する毎に、階調パターン画像記憶部81に記憶されている複数種類の階調パターン画像の中から予め定められた順序に従って一の階調パターン画像を読み出し、画像形成部50を制御して読み出された一の階調パターン画像を用紙上にプリントさせ、当該用紙上にプリントされた一の階調パターン画像に含まれる各パッチの濃度を濃度センサ70により検出し、当該検出結果に基づいて、当該一の階調パターン画像の複数種類の階調パターン画像に対する割合に応じて補正カーブ記憶部82に記憶されている補正カーブを更新する。
制御部10は、一の階調パターン画像から得られる補正カーブと現状の補正カーブとの間に予め定められた値以上の差分がある場合には、階調パターン画像記憶部81に記憶されている複数種類の階調パターン画像の中から一の階調パターン画像を除く他の階調パターン画像を読み出し、画像形成部50を制御して読み出された他の階調パターン画像をそれぞれ用紙上にプリントさせ、当該用紙上にプリントされた他の階調パターン画像に含まれる各パッチの濃度を濃度センサ70により検出し、複数種類の階調パターン画像全てに対する検出結果に基づいて、補正カーブ記憶部82に記憶されている補正カーブを更新する。
次に、動作について説明する。
図8は、第2の実施の形態における画像形成装置において実行される第2の階調補正処理を示すフローチャートである。この処理は、制御部10のCPUとROMに記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
第2の実施の形態における画像形成装置では、補正間隔Aモードに設定されている(ステップS21)。補正間隔Aモードは、プリント面数A面毎に階調補正を行うモードである。
まず、制御部10により、プリント面数カウンタのカウンタ値が0に初期化される(ステップS22)。
次に、制御部10の制御に従って、画像形成部50により、用紙1面分のジョブが実行される(ステップS23)。そして、制御部10により、プリント面数カウンタが1インクリメントされる(ステップS24)。ここで、制御部10により、プリント面数カウンタのカウンタ値をAで割った余りが0であるか否か、すなわち、プリント面数カウンタのカウンタ値がAで割り切れるか否かが判断される(ステップS25)。プリント面数カウンタのカウンタ値をAで割った余りが0でない場合には(ステップS25;NO)、ステップS23に戻り、ステップS23〜ステップS25の処理が繰り返される。
ステップS25において、プリント面数カウンタのカウンタ値をAで割った余りが0である場合には(ステップS25;YES)、制御部10により、階調パターン画像記憶部81に記憶されている複数種類の階調パターン画像の中から予め定められた順序に従って一の階調パターン画像が読み出され、画像形成部50が制御されて、一の階調パターン画像が用紙上にプリントされ、チャートが1枚出力される(ステップS26)。
次に、制御部10により、濃度センサ70から出力される電圧値に基づいて、用紙上にプリントされた一の階調パターン画像に含まれる各パッチの濃度が検出される(ステップS27)。次に、制御部10により、各パッチの濃度検出結果に基づいて、Y,M,C,Kの色毎に補正カーブが算出される(ステップS28)。
次に、制御部10により、Y,M,C,Kの色毎に、新たに算出された補正カーブと現状の補正カーブとの間に、予め定められた一定値以上の差分があるか否かが判断される(ステップS29)。例えば、制御部10により、新たに算出された補正カーブと現状の補正カーブとの間で、同一の入力値に対する出力値の差分の平均値が算出され、この平均値が一定値以上であるか否かが判断される。
Y,M,C,Kのいずれの色においても、新たに算出された補正カーブと現状の補正カーブとの間に一定値以上の差分がない場合には(ステップS29;NO)、制御部10により、Y,M,C,Kの色毎に、ステップS28で新たに算出された補正カーブと、補正カーブ記憶部82に記憶されている現状の補正カーブが1:3の比で加算され(ステップS30)、補正カーブ記憶部82に記憶されている補正カーブが更新される(ステップS31)。具体的には、制御部10により、新たに算出された補正カーブと現状の補正カーブにおいて、同一の入力値に対応付けられている各出力値に対して、1:3の比で重み付け平均値が算出される。なお、一の階調パターン画像については、ステップS27で新たに得られた各パッチの濃度の検出結果を用い、他の階調パターン画像については、過去の検出結果を用いて、全てのパッチの濃度の検出結果に基づいて、補正カーブを算出し直すこととしてもよい。
Y,M,C,Kのいずれかの色において、新たに算出された補正カーブと現状の補正カーブとの間に一定値以上の差分がある場合には(ステップS29;YES)、制御部10により、階調パターン画像記憶部81に記憶されている複数種類の階調パターン画像の中から一の階調パターン画像を除く他の階調パターン画像が読み出され、画像形成部50を制御して読み出された他の階調パターン画像がそれぞれ用紙上にプリントされ、残りの全チャートが出力される(ステップS32)。
次に、制御部10により、濃度センサ70から出力される電圧値に基づいて、各用紙上にプリントされた他の階調パターン画像に含まれる各パッチの濃度が検出される(ステップS33)。次に、制御部10により、ステップS27において検出された一の階調パターン画像に含まれる各パッチの濃度及びステップS33において検出された他の階調パターン画像に含まれる各パッチの濃度、すなわち、複数種類の階調パターン画像全てに対する検出結果に基づいて、Y,M,C,Kの色毎に補正カーブが算出される(ステップS34)。そして、制御部10により、補正カーブ記憶部82に記憶されている補正カーブが更新される(ステップS35)。
ステップS31又はステップS35の後、ステップS22に戻り、ステップS22〜ステップS31又はステップS35の処理が繰り返される。
以上説明したように、第2の実施の形態における画像形成装置によれば、第1の実施の形態と同様の効果に加え、一の階調パターン画像から得られる補正カーブと現状の補正カーブとの間に予め定められた一定値以上の差分がある場合には、他の階調パターン画像も用いて補正カーブを更新するので、補正精度を向上させることができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明を適用した第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態における画像形成装置は、第1の実施の形態に示した画像形成装置100と同様の構成であるため、図1〜図3を援用し、その構成については説明を省略する。また、使用する階調パターン画像P1,P2,P3,P4についても、図4及び図5に示したものと同様である。以下、第3の実施の形態に特徴的な構成及び処理について説明する。
制御部10は、画像形成部50において予め定められた面数のプリントが終了する毎に、階調パターン画像記憶部81に記憶されている複数種類の階調パターン画像の中から予め定められた順序に従って一の階調パターン画像を読み出し、画像形成部50を制御して読み出された一の階調パターン画像を用紙上にプリントさせ、当該用紙上にプリントされた一の階調パターン画像に含まれる各パッチの濃度を濃度センサ70により検出し、当該検出結果に基づいて、当該一の階調パターン画像の複数種類の階調パターン画像に対する割合に応じて補正カーブ記憶部82に記憶されている補正カーブを更新する。
制御部10は、補正カーブの更新の前後において、当該両補正カーブの間に予め定められた値以上の差分がある場合には、予め定められた面数(補正間隔)の値をより小さくする。
次に、動作について説明する。
図9は、第3の実施の形態における画像形成装置において実行される第3の階調補正処理を示すフローチャートである。この処理は、制御部10のCPUとROMに記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
第3の実施の形態における画像形成装置では、補正間隔Aモードに設定されている(ステップS41)。補正間隔Aモードは、プリント面数A面毎に階調補正を行うモードである。
まず、制御部10により、プリント面数カウンタのカウンタ値が0に初期化される(ステップS42)。
次に、制御部10の制御に従って、画像形成部50により、用紙1面分のジョブが実行される(ステップS43)。そして、制御部10により、プリント面数カウンタが1インクリメントされる(ステップS44)。ここで、制御部10により、プリント面数カウンタのカウンタ値をAで割った余りが0であるか否か、すなわち、プリント面数カウンタのカウンタ値がAで割り切れるか否かが判断される(ステップS45)。プリント面数カウンタのカウンタ値をAで割った余りが0でない場合には(ステップS45;NO)、ステップS43に戻り、ステップS43〜ステップS45の処理が繰り返される。
ステップS45において、プリント面数カウンタのカウンタ値をAで割った余りが0である場合には(ステップS45;YES)、制御部10により、階調パターン画像記憶部81に記憶されている複数種類の階調パターン画像の中から予め定められた順序に従って一の階調パターン画像が読み出され、画像形成部50が制御されて、一の階調パターン画像が用紙上にプリントされ、チャートが1枚出力される(ステップS46)。
次に、制御部10により、濃度センサ70から出力される電圧値に基づいて、用紙上にプリントされた一の階調パターン画像に含まれる各パッチの濃度が検出される(ステップS47)。次に、制御部10により、各パッチの濃度検出結果に基づいて、Y,M,C,Kの色毎に補正カーブが算出される(ステップS48)。
次に、制御部10により、Y,M,C,Kの色毎に、新たに算出された補正カーブと、補正カーブ記憶部82に記憶されている現状の補正カーブが1:3の比で加算され(ステップS49)、補正カーブ記憶部82に記憶されている補正カーブが更新される(ステップS50)。具体的には、制御部10により、新たに算出された補正カーブと現状の補正カーブにおいて、同一の入力値に対応付けられている各出力値に対して、1:3の比で重み付け平均値が算出される。なお、一の階調パターン画像については、ステップS47で新たに得られた各パッチの濃度の検出結果を用い、他の階調パターン画像については、過去の検出結果を用いて、全てのパッチの濃度の検出結果に基づいて、補正カーブを算出し直すこととしてもよい。
次に、制御部10により、Y,M,C,Kの色毎に、補正カーブの更新の前後において、両補正カーブの間に予め定められた一定値以上の差分があるか否かが判断される(ステップS51)。例えば、制御部10により、更新後の補正カーブと更新前の補正カーブとの間で、同一の入力値に対する出力値の差分の平均値が算出され、この平均値が一定値以上であるか否かが判断される。Y,M,C,Kのいずれの色においても、補正カーブの更新の前後で、両補正カーブの間に一定値以上の差分がない場合には(ステップS51;NO)、ステップS42に戻り、ステップS42〜ステップS51の処理が繰り返される。
ステップS51において、Y,M,C,Kのいずれかの色において、補正カーブの更新の前後で、両補正カーブの間に一定値以上の差分がある場合には(ステップS51;YES)、制御部10により、補正間隔Aが現状より小さい値に変更され(ステップS52)、ステップS42に戻り、ステップS42〜ステップS51の処理が繰り返される。
以上説明したように、第3の実施の形態における画像形成装置によれば、第1の実施の形態と同様の効果に加え、補正カーブの更新の前後において、両補正カーブの間に予め定められた一定値以上の差分がある場合には、補正カーブの更新の頻度を上げることができる。
なお、上記各実施の形態における記述は、本発明に係る画像形成装置の例であり、これに限定されるものではない。画像形成装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
例えば、第1の実施の形態における短間隔補正モード/長間隔補正モードの切り替え処理、第2の実施の形態における階調パターン画像の出力枚数の切り替え処理、第3の実施の形態における補正間隔の切り替え処理を適宜組み合わせて用いてもよい。
以上の説明では、各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な媒体としてROMを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)を適用することとしてもよい。
10 制御部
20 操作表示部
30 スキャナ部
40 画像処理部
50 画像形成部
51Y,51M,51C,51K 感光体ドラム
52Y,52M,52C,52K 現像器
53Y,53M,53C,53K 帯電器
54Y,54M,54C,54K クリーナ
55Y,55M,55C,55K 1次転写ローラ
56 中間転写ベルト
57 ローラ
58 レジストローラ
59 2次転写ローラ
60 定着ユニット
61 排紙ローラ
70 濃度センサ
71 LED
72 レンズ
73 受光素子
80 記憶部
81 階調パターン画像記憶部
82 補正カーブ記憶部
90 通信部
100 画像形成装置
P1,P2,P3,P4 階調パターン画像

Claims (5)

  1. 画像形成部と、
    濃度センサと、
    複数の異なる濃度のパッチを含む階調パターン画像を複数種類記憶する階調パターン画像記憶部と、
    前記画像形成部の階調特性を補正する際に用いる補正カーブを記憶する補正カーブ記憶部と、
    前記画像形成部において予め定められた面数のプリントが終了する毎に、前記階調パターン画像記憶部に記憶されている複数種類の階調パターン画像の中から予め定められた順序に従って一の階調パターン画像を読み出し、前記画像形成部を制御して前記読み出された一の階調パターン画像を用紙上にプリントさせ、当該用紙上にプリントされた一の階調パターン画像に含まれる各パッチの濃度を前記濃度センサにより検出し、当該検出結果に基づいて、当該一の階調パターン画像の前記複数種類の階調パターン画像に対する割合に応じて前記補正カーブ記憶部に記憶されている補正カーブを更新する制御部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記複数種類の階調パターン画像はそれぞれ異なるものであり、
    前記複数種類の階調パターン画像のそれぞれは、最低濃度から最高濃度までの範囲のうち複数の濃度のパッチを含む、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記一の階調パターン画像から得られる補正カーブと現状の補正カーブとの間に予め定められた値以上の差分がある場合には、前記階調パターン画像記憶部に記憶されている複数種類の階調パターン画像の中から前記一の階調パターン画像を除く他の階調パターン画像を読み出し、前記画像形成部を制御して前記読み出された他の階調パターン画像をそれぞれ用紙上にプリントさせ、当該用紙上にプリントされた他の階調パターン画像に含まれる各パッチの濃度を前記濃度センサにより検出し、前記複数種類の階調パターン画像全てに対する検出結果に基づいて、前記補正カーブ記憶部に記憶されている補正カーブを更新する、
    請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記補正カーブの更新の前後において、当該両補正カーブの間に予め定められた値以上の差分がある場合には、前記予め定められた面数の値をより小さくする、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 画像形成部において予め定められた面数のプリントが終了する毎に、
    複数の異なる濃度のパッチを含む階調パターン画像を複数種類記憶する階調パターン画像記憶部に記憶されている複数種類の階調パターン画像の中から予め定められた順序に従って一の階調パターン画像を読み出し、前記画像形成部を制御して前記読み出された一の階調パターン画像を用紙上にプリントさせる工程と、
    当該用紙上にプリントされた一の階調パターン画像に含まれる各パッチの濃度を濃度センサにより検出する工程と、
    当該検出結果に基づいて、当該一の階調パターン画像の前記複数種類の階調パターン画像に対する割合に応じて前記画像形成部の階調特性を補正する際に用いる補正カーブを更新する工程と、
    を含む階調補正方法。
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