JP2011085482A - 搬送台車の異常診断装置および異常診断方法 - Google Patents

搬送台車の異常診断装置および異常診断方法 Download PDF

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Abstract

【課題】搬送ハンガーの合否判定精度の優れた異常診断装置および異常診断方法を提供する。
【解決手段】搬送レール2に車輪6を介して載置される搬送ハンガー1と、搬送ハンガー1を走行駆動させる複数のチェーンコンベア13a、13bと、搬送ハンガー1を押圧してチェーンコンベア13aからチェーンコンベア13bに移載させる移載装置23と、を有する搬送装置Sにおいて、移載装置23による搬送ハンガー1に対する押圧力を検出するロードセル30と、搬送ハンガー1のハンガー番号を読み取る読取装置33と、搬送ハンガー1毎に、ロードセル30により検出した押圧力と読取装置33で読み取ったハンガー番号とを関連付けて記憶する記憶手段と、現在移載中の搬送ハンガー1について、現在検出中の押圧力および前記記憶手段で記憶した押圧力の履歴に基づいて搬送ハンガー1の合否を判定する判定手段とを備える異常診断装置Tとした。
【選択図】図1

Description

本発明は、搬送台車の異常診断装置および異常診断方法に関する。
トロリ装置のローラの軸受を検査する装置の従来例として特許文献1に記載のものが挙げられる。同文献には、トロリが通過する際、トロリのローラをトロリ進行方向に対し左右方向または上下方向に傾かせる偏向斜面からなるローラ偏向部を設ける一方、ローラ偏向部の近傍には、該ローラ偏向部を通過するローラの側面に帯光を照射しその照射線の傾きを観測する観測手段を設け、かつその観測結果を表示する表示手段を設け、照射線の傾き、つまりローラの傾きの程度によりローラの軸受部の劣化を判断する技術が記載されている。
特開2005−61933号公報
特許文献1の技術は各ローラの軸受部をそれぞれ単独で検査する技術である。しかしながら、搬送ハンガーなどが複数のトロリ装置により支持されている場合、搬送ハンガーを搬送レールに沿って移動させるときの各トロリ装置にかかる押圧力を特定することは困難であり、例えば各々のローラの軸受部の劣化がそれぞれ単独では「異常無し」の範疇であっても、実際には各トロリの製造誤差や搬送ハンガーのアーム部の製造誤差等によるレールとのフリクションのばらつきなどが存在するために、搬送ハンガー全体としての走行負荷については過負荷となって搬送ラインが停止するということも考えられる。この問題を回避するためにローラの軸受部の劣化の判断基準を高く設定することも考えられるが、そうするとまだ使用に耐え得るローラを交換してしまう事態も予想され、不経済な方法となってしまう。
本発明は、以上のような課題を解決するために創作されたものであり、搬送ハンガー等の搬送台車の合否判定精度の優れた異常診断装置および異常診断方法を提供することを目的としている。
本発明は、前記課題を解決するため、搬送レールに車輪を介して載置される複数の搬送台車と、前記搬送台車を走行駆動させる複数の搬送コンベアと、前記搬送台車を押圧して上流の搬送コンベアから下流の搬送コンベアに移載させる移載装置と、を有する搬送装置において、前記移載装置による前記搬送台車に対する押圧力を検出する押圧力検出手段と、前記搬送台車に付設された台車番号を読み取る読取手段と、搬送台車毎に、前記押圧力検出手段により検出した押圧力と前記読取手段で読み取った台車番号とを関連付けて記憶する記憶手段と、前記移載装置により現在移載中の搬送台車について、前記押圧力検出手段により現在検出中の押圧力および前記記憶手段で記憶した押圧力の履歴に基づいて搬送台車の合否を判定する判定手段と、を備えたことを特徴とする搬送台車の異常診断装置とした。
当該異常診断装置によれば、移載装置による搬送台車に対する押圧力、つまり搬送コンベア間における搬送台車全体の移載時に生じる負荷を検出してこれを合否の判断材料として用いるために、前記特許文献1のように各ローラの状態を検出してそれを合否の判断材料とする技術に比べ、搬送台車全体の走行機能に対する合否精度の信頼性が向上する。
また、1回のみの検出値を基に合否判定するのではなく、過去の検出値の履歴をも用いて合否判定を行うので、突発的に生じた不合格判定を排除でき、合否精度が一層高まる。したがって、まだ使用可能にも拘わらず車輪を交換してしまうという事態を回避できる。
また、本発明は、前記移載装置により現在移載中の搬送台車の台車番号と、前記押圧力検出手段により現在検出中の押圧力の情報と、前記記憶手段に記憶された台車番号毎の押圧力の履歴情報と、を表示する表示手段をさらに備えることを特徴とする搬送台車の異常診断装置とした。
当該異常診断装置によれば、搬送台車の合否状態を視認にて容易に把握できる。特に押圧力の履歴情報を視認できるので、搬送台車の経時状態を瞬時に把握できる。
また、本発明は、搬送レールに車輪を介して載置される複数の搬送台車と、前記搬送台車を走行駆動させる複数の搬送コンベアと、前記搬送台車を押圧して上流の搬送コンベアから下流の搬送コンベアに移載させる移載装置と、を有する搬送装置において、前記移載装置による或る搬送台車に対する押圧力を検出してその押圧力の履歴を記憶し、前記移載装置により現在移載中の前記搬送台車について、現在検出中の押圧力および前記押圧力の履歴に基づいて搬送台車の合否を判定することを特徴とする搬送台車の異常診断方法とした。
当該方法によれば、移載装置による搬送台車に対する押圧力、つまり搬送コンベア間における搬送台車全体の移載にかかる負荷を検出してこれを合否の判断材料として用いるために、前記特許文献1のように各ローラの状態を検出してそれを合否の判断材料とする技術に比べ、搬送台車全体の走行機能に対する合否精度の信頼性が向上する。
また、1回のみの検出値を基に合否判定するのではなく、過去の検出値の履歴をも用いて合否判定を行うので、突発的に生じた不合格判定を排除でき、合否精度が一層高まる。したがって、まだ使用可能にも拘わらず車輪を交換してしまうという事態を回避できる。
本発明によれば、搬送台車の異常診断精度に優れる搬送台車の異常診断装置および異常診断方法を提供できる。
本発明を適用する搬送装置の側面図である。 図1におけるA矢視図である。 搬送装置および本発明の異常診断装置の一部を示す外観斜視図である。 本発明の異常診断装置の構成ブロック図である。 記録装置のモニタ画面を示す図である。 表示装置の表示画面を示す図である。 車輪の拡大説明図である。
図1において、搬送装置Sは、搬送レール2に車輪6を介して載置される複数の搬送台車としての搬送ハンガー1と、搬送ハンガー1を走行駆動させる複数の搬送コンベアとしてのチェーンコンベア13a、13bと、搬送ハンガー1を押圧して上流のチェーンコンベア13aから下流のチェーンコンベア13bに移載させる移載装置23と、を備えている。
搬送ハンガー1は、搬送レール2に沿って移動するハンガー本体3と、ハンガー本体3に吊下げ支持される一対の吊下げアーム4と、吊下げアーム4間に掛け渡されてワークWを載置する載置部5と、を備えて構成される。ワークWは例えば自動車の車体である。ハンガー本体3は、搬送レール2を走行する複数の車輪6によりトロリ7、8を介してその後端および前端が支持される。トロリ7、8は、それぞれ搬送方向の後方および前方に延びる一対の間隔保持アーム10、9を介してトロリ11、12に連結している。
間隔保持アーム9の一端に取り付けられたトロリ12の上部には、搬送レール2の上方で搬送レール2に沿って配設されたチェーンコンベア13a、13bの係合片14に係合するドグ15が設けられている。図7において、車輪6は車軸16により回転自在に支持されており、対向して配設された略コ字型の搬送レール2(図1)内に係合している。車軸16はローラ17を外装した軸受部材18の内輪19内に嵌合されている。内輪19と外輪20との間にはボール部材21が転動自在に配設されている。
図1において、チェーンコンベア13a、13bは駆動源の駆動力の関係で互いに分割して配設されるものであり、それぞれ不図示の駆動源と従動歯車22a、22bとの間にループ状に掛け回されている。チェーンコンベア13a、13bには所定の間隔毎に前記した係合片14が取り付けられている。
チェーンコンベア13a、13b間には搬送ハンガー1を上流のチェーンコンベア13aから下流のチェーンコンベア13bに移載するための移載装置23が配設されている。図2、図3も参照して、移載装置23は基台24上に配設された押圧シリンダ25からなる。押圧シリンダ25のシリンダロッド26の先端に配設された支持部材27には、常時は支持部材27との間に張設された圧縮コイルばね等からなるばね部材28により支持部材27の位置決め部27aに当接して起立状態を維持する押圧片29が回転軸27b回りに回転自在に取り付けられている。
以上の搬送装置Sにおいて本発明の異常診断装置Tは、図4に示すように、移載装置23による搬送ハンガー1(以降、図1参照)に対する押圧力を検出する押圧力検出手段としてのロードセル30と、搬送ハンガー1に付設された台車番号(ハンガー番号)を読み取る読取手段としての読取装置33と、各搬送ハンガー1毎に、ロードセル30により検出した押圧力と読取装置33で読み取ったハンガー番号とを関連付けて記憶する記憶手段38と、移載装置23により現在移載中の搬送ハンガー1について、ロードセル30により現在検出中の押圧力および記憶手段38で記憶した押圧力の履歴に基づいて搬送ハンガー1の合否を判定する判定手段39と、を備える。
具体的に説明すると、押圧片29の前面には、搬送ハンガー1に対する押圧力を検出するロードセル30が配設されており、図3に示すように、押圧片29によりハンガー本体3に形成された横枠31の後方側の車輪6を支持するトロリ7の直下の後端面31aを押圧するように構成されている。図4において、ロードセル30は記録装置36を介して制御装置32に接続されている。記録装置36には、図5に示すように、押圧力−経過時間の折れ線グラフ、ロードセル30の検出値のリアルタイム値、最大値、最小値、判定上限値を表示するモニタ36aが備えられている。
図4において、制御装置32はCPU、メモリ等からなり、例えば前記した記憶手段38、判定手段39を含んで構成される。また、制御装置32には前記読取装置33が接続される。読取装置33は、図1等に示すように移載装置23とチェーンコンベア13aの一端側間の近傍に配設され、搬送ハンガー1のハンガー本体3の横枠31に取り付けられたIDプレート34に書き込まれた各搬送ハンガー固有のハンガー番号を読み取るように構成されている。さらに、制御装置32には図4に示すように警報装置35、表示装置37が接続されている。
本発明の作用を説明する。搬送ハンガー1がチェーンコンベア13aにより搬送され、チェーンコンベア13aの一端側近傍に配置されている読取装置33によりハンガー本体3のIDプレート34のハンガー番号が読み取られると、これに連動して移載装置23が作動する。すなわち、押圧片29によりハンガー本体3の横枠31の後端面31aが押圧され、この押圧力により搬送ハンガー1はチェーンコンベア13aから下流のチェーンコンベア13bに押し出され、搬送ハンガー1のドグ15とチェーンコンベア13bの係合片14とが係合することで搬送ハンガー1が下流に向けて搬送される。
このときの搬送ハンガー1に対する押圧力が押圧片29に配設されたロードセル30により検出される。検出された数値は記録装置36に記録されるとともに記録装置36のモニタ36aに表示される。モニタ36aには、図5に示すように、押圧力−経過時間の折れ線グラフ、移載装置23により押圧されているロードセル30の検出値のリアルタイム値および最大値、最小値、判定上限値が表示される。前記最大値は搬送ハンガー1を押圧する1サイクル間にロードセル30が検出した値の中の最大値である。前記最小値はロードセル30の無負荷状態における検出値であり、ロードセル30の検出値校正用に使用する。前記判定上限値はロードセル30で検出される押圧力の上限閾値である。
前記押圧力−経過時間の折れ線グラフは移載装置23の押圧シリンダ25が伸長端に達するまでを示している。本グラフから判るように、初めに押圧力の検出値は経過時間と共に徐々に増大し、搬送ハンガー1が前方に向けて移動を開始するとき、検出値が最大値となる。以降、搬送ハンガー1の前方への慣性力により検出値は徐々に減少し、押圧シリンダ25が伸長端に達したとき、押圧片29とハンガー本体3の後端面31aとの当接が解除されて分離するため、検出値は「0」となる。
記録装置36で記録されたデータは制御装置32に送信され蓄積される。このとき読取装置33により読み取られたハンガー番号と前記データとが関連付けされて制御装置32の記憶手段38に記憶される。そして、搬送ハンガー1のロードセル30により検出された現在の押圧力のデータおよび履歴データは、図6に示すように表示装置37のハンガー負荷測定画面37aおよびハンガー負荷測定結果履歴画面37bに表示される。
ハンガー負荷測定画面37aは、例えば、検出している搬送ハンガー1のハンガー番号を表示するハンガー番号表示部37a1と、検出値の最大値を色分け表示する押出し負荷表示部37a2とを備えて構成される。押出し負荷表示部37a2は、例えば検出値の最大値が、85Kgf(≒830N)未満の場合には基準範囲内にあるとして「緑色」表示され、85Kgf以上90Kgf未満の場合には警戒範囲内にあるとして「黄色」表示され、90Kgf以上の場合には閾値を超えているとして「赤色」表示される。ハンガー負荷測定結果履歴画面37bには、記憶手段38に記憶されたハンガー番号毎の押圧力の履歴情報が表示され、具体的にはハンガー番号毎に過去の検出値の最大値が「緑色」、「黄色」、「赤色」のいずれかに色分け表示される。
搬送ハンガー1は1日に繰り返しワークWを搬送することから、過去のデータはハンガー番号毎に制御装置32に蓄積されており、ロードセル30によって押圧力を検出中の搬送ハンガー1に関する押出し負荷表示部37a2の表示が「黄色」や「赤色」となった場合、過去のハンガー番号毎のデータをサーチする。そして、例えば過去のデータを含めて所定回数「黄色」または「赤色」が表示されていた場合、判定手段39はその搬送ハンガー1が異常であると判定し、制御装置32は警報装置35によりアラームを発するとともに、制御装置32からライン制御コンピュータ(図示せず)に現在検出中の搬送ハンガー1のハンガー番号が送信され、不図示の後流の脇出しラインに自動的に脇出される。以下、ある搬送ハンガー1について押出し負荷表示部37a2の表示が、連続的または断続的に「黄色」表示された場合と、連続的または断続的に「赤色」表示された場合の計4パターンの具体例を記す。
「連続的に3回「黄色」表示された場合」(ハンガー負荷測定結果履歴画面37bのハンガー番号「125」参照)
例えばハンガー番号「125」の搬送ハンガー1を検出中に押出し負荷表示部37a2の表示が「黄色」となった場合、そのハンガー番号「125」の搬送ハンガー1の過去のデータをサーチして、1回前および2回前のデータも「黄色」表示だった場合、つまり過去のデータと合わせて連続的に3回「黄色」表示である場合、判定手段39はその搬送ハンガー1が異常であると判定し、制御装置32は警報装置35によりアラームを発するとともに、制御装置32からライン制御コンピュータ(図示せず)に現在検出中の搬送ハンガー1のハンガー番号が送信され、前記脇出しラインに自動的に脇出される。
前記脇出しラインへの脇出態様としては、脇出しラインの上流直前の本線側搬送レール2の一側に配設された読取装置33によりハンガー番号を読み取り、該読み取ったハンガー番号が前記ライン制御コンピュータに送信されたハンガー番号と一致したとき、分岐装置(図示せず)を作動させてNGとなった搬送ハンガー1を脇出しラインに搬入する。脇出しラインでは、車軸16から全ての車輪6を取り外し、新たな軸受18が嵌合された車輪6に交換する。
「少なくとも一部断続的として5回「黄色」表示された場合」(ハンガー負荷測定結果履歴画面37bのハンガー番号「122」参照)
例えばハンガー番号「122」の搬送ハンガー1を検出中に押出し負荷表示部37a2の表示が「黄色」となった場合、そのハンガー番号「122」の搬送ハンガー1の過去のデータをサーチして、過去のデータと合わせて少なくとも一部断続的として計5回「黄色」表示である場合、判定手段39はその搬送ハンガー1が異常であると判定し、制御装置32は警報装置35によりアラームを発するとともに、制御装置32からライン制御コンピュータ(図示せず)に現在検出中の搬送ハンガー1のハンガー番号が送信され、前記脇出しラインに自動的に脇出され、車輪6の交換が行われる。本例における「少なくとも一部断続的」とは、途中に「緑色」表示や「赤色」表示などが少なくとも一回介在する場合を指す。
「連続的に「赤色」表示された場合」(ハンガー負荷測定結果履歴画面37bのハンガー番号「123」参照)
例えばハンガー番号「123」の搬送ハンガー1を検出中に押出し負荷表示部37a2の表示が「赤色」となった場合、そのハンガー番号「123」の搬送ハンガー1の過去のデータをサーチして、1回前のデータも「赤色」表示だった場合、つまり連続的に「赤色」表示である場合、判定手段39はその搬送ハンガー1が異常であると判定し、制御装置32は警報装置35によりアラームを発するとともに、制御装置32からライン制御コンピュータ(図示せず)に現在検出中の搬送ハンガー1のハンガー番号が送信され、前記脇出しラインに自動的に脇出され、車輪6の交換が行われる。
「少なくとも一部断続的として3回「赤色」表示された場合」(ハンガー負荷測定結果履歴画面37bのハンガー番号「128」参照)
例えばハンガー番号「128」の搬送ハンガー1を検出中に押出し負荷表示部37a2の表示が「赤色」となった場合、そのハンガー番号「128」の搬送ハンガー1の過去のデータをサーチして、過去のデータと合わせて少なくとも一部断続的として計3回「赤色」表示である場合、判定手段39はその搬送ハンガー1が異常であると判定し、制御装置32は警報装置35によりアラームを発するとともに、制御装置32からライン制御コンピュータ(図示せず)に現在検出中の搬送ハンガー1のハンガー番号が送信され、前記脇出しラインに自動的に脇出され、車輪6の交換が行われる。本例における「少なくとも一部断続的」とは、途中に「緑色」表示や「黄色」表示などが少なくとも一回介在する場合を指す。
そして、例えば上記4パターンのいずれにも該当しない場合には、判定手段39はその搬送ハンガー1が正常であると判定し、搬送ハンガー1は脇出されることなく稼動を続行する。
以上のように、移載装置23による搬送ハンガー1に対する押圧力を検出する押圧力検出手段(ロードセル30)と、搬送ハンガー1に付設された台車番号(ハンガー番号)を読み取る読取手段(読取装置33)と、各搬送ハンガー1毎に、押圧力検出手段(ロードセル30)により検出した押圧力と読取手段(読取装置33)で読み取った台車番号(ハンガー番号)とを関連付けて記憶する記憶手段38と、移載装置23により現在移載中の搬送ハンガー1について、押圧力検出手段(ロードセル30)により現在検出中の押圧力および記憶手段38で記憶した押圧力の履歴に基づいて搬送ハンガー1の合否を判定する判定手段39と、を備えた異常診断装置Tとすれば、次のような効果が奏される。
すなわち、本発明の異常診断装置Tは、移載装置23による搬送ハンガー1に対する押圧力、つまり搬送コンベア(チェーンコンベア13a、13b)間における搬送ハンガー1全体の移載時に生じる負荷を検出してこれを合否の判断材料として用いるために、前記特許文献1のように各ローラの状態を検出してそれを合否の判断材料とする技術に比べ、搬送ハンガー1全体の走行機能に対する合否精度の信頼性が向上する。
また、1回のみの検出値を基に合否判定するのではなく、過去の検出値の履歴をも用いて合否判定を行うので、突発的に生じた不合格判定を排除でき、合否精度を一層高めることができる。したがって、まだ使用可能にも拘わらず車輪を交換してしまうという事態も回避できる。
また、移載装置23により現在移載中の搬送ハンガー1の台車番号(ハンガー番号)と、押圧力検出手段(ロードセル30)により現在検出中の押圧力の情報と、記憶手段38に記憶された台車番号(ハンガー番号)毎の押圧力の履歴情報と、を表示する表示手段(表示装置37)をさらに備える構成とすれば、搬送ハンガー1の合否状態を視認にて容易に把握できる。特に押圧力の履歴情報を視認できるので、搬送ハンガー1の経時状態を瞬時に把握できる。
1 搬送ハンガー(搬送台車)
2 搬送レール
6 車輪
13a、13b チェーンコンベア(搬送コンベア)
23 移載装置
30 ロードセル(押圧力検出手段)
32 制御装置
33 読取装置(読取手段)
35 警報装置
36 記録装置
37 表示装置(表示手段)
38 記憶手段
39 判定手段
S 搬送装置
T 異常診断装置

Claims (3)

  1. 搬送レールに車輪を介して載置される複数の搬送台車と、
    前記搬送台車を走行駆動させる複数の搬送コンベアと、
    前記搬送台車を押圧して上流の搬送コンベアから下流の搬送コンベアに移載させる移載装置と、
    を有する搬送装置において、
    前記移載装置による前記搬送台車に対する押圧力を検出する押圧力検出手段と、
    前記搬送台車に付設された台車番号を読み取る読取手段と、
    搬送台車毎に、前記押圧力検出手段により検出した押圧力と前記読取手段で読み取った台車番号とを関連付けて記憶する記憶手段と、
    前記移載装置により現在移載中の搬送台車について、前記押圧力検出手段により現在検出中の押圧力および前記記憶手段で記憶した押圧力の履歴に基づいて搬送台車の合否を判定する判定手段と、
    を備えたことを特徴とする搬送台車の異常診断装置。
  2. 前記移載装置により現在移載中の搬送台車の台車番号と、
    前記押圧力検出手段により現在検出中の押圧力の情報と、
    前記記憶手段に記憶された台車番号毎の押圧力の履歴情報と、
    を表示する表示手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の搬送台車の異常診断装置。
  3. 搬送レールに車輪を介して載置される複数の搬送台車と、
    前記搬送台車を走行駆動させる複数の搬送コンベアと、
    前記搬送台車を押圧して上流の搬送コンベアから下流の搬送コンベアに移載させる移載装置と、
    を有する搬送装置において、
    前記移載装置による或る搬送台車に対する押圧力を検出してその押圧力の履歴を記憶し、
    前記移載装置により現在移載中の前記搬送台車について、現在検出中の押圧力および前記押圧力の履歴に基づいて搬送台車の合否を判定することを特徴とする搬送台車の異常診断方法。
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