JP2011085328A - 加熱冷却装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 熱交換容器の熱交換面に復水が残存しにくくすることによって、加熱から冷却への切り換え時に、冷却温度を精度良く所定値に維持することのできる加熱冷却装置を得ること。
【解決手段】 熱交換容器1に自動弁12を介して冷却水供給管5を接続する。熱交換容器1の上面に熱交換面2を配置する。熱交換面2の下面19に、水をぬぐい取るワイパー21を取り付ける。熱交換容器1の下端部を、管路8を介して吸引手段6の吸引室10と接続する。吸引手段6を、液体エゼクタ13と冷却水タンク14と循環ポンプ15とで構成する。
熱交換面2の下面19で蒸気の凝縮した復水は、ワイパー21によってぬぐい取られ滴下することで下面19に残存することはない。
【選択図】
図1
【解決手段】 熱交換容器1に自動弁12を介して冷却水供給管5を接続する。熱交換容器1の上面に熱交換面2を配置する。熱交換面2の下面19に、水をぬぐい取るワイパー21を取り付ける。熱交換容器1の下端部を、管路8を介して吸引手段6の吸引室10と接続する。吸引手段6を、液体エゼクタ13と冷却水タンク14と循環ポンプ15とで構成する。
熱交換面2の下面19で蒸気の凝縮した復水は、ワイパー21によってぬぐい取られ滴下することで下面19に残存することはない。
【選択図】
図1
Description
本発明は、熱交換容器の内部を減圧状態にして、被熱交換物を加熱あるいは冷却する加熱冷却装置に関する。
従来の加熱冷却装置は、冷却水注入ノズルに電動モータを接続して、この電動モータにより冷却水注入ノズルを回転させることによって、数少ない冷却水注入ノズルでもって、より広い面積の被冷却物に冷却水を注入することができるものである。
上記従来の加熱冷却装置では、加熱から冷却へと切り換えた時に、冷却温度を精度良く所定値に維持できない問題があった。これは、加熱から冷却へと切り換えた時に、加熱時に使用した加熱用蒸気の凝縮水としての復水が、熱交換面に不均一に残存しており、この残存復水の温度は、冷却流体すなわち冷却水の温度と大きく異なるために、冷却温度を精度良く所定値に維持できないのである。
解決しようとする問題点は、熱交換容器の熱交換面に復水が残存しにくくすることによって、加熱から冷却への切り換え時に、冷却温度を精度良く所定値に維持することのできる加熱冷却装置を得ることである。
本発明は、熱交換容器へ弁を介して加熱あるいは冷却用の流体を供給すると共に、熱交換容器の内部を減圧状態に維持する吸引手段を接続して、熱交換容器の被熱交換物を加熱あるいは冷却するものにおいて、熱交換容器の熱交換面に、水をぬぐい取るワイパーを取り付けたものである。
本発明は、熱交換容器の熱交換面に水をぬぐい取るワイパーを取り付けたことにより、加熱から冷却へと切り換えた時に、加熱用蒸気の凝縮水としての復水が、熱交換面からワイパーでぬぐい取ることで残存しないために、加熱から冷却への切り換え時に、冷却温度を精度良く所定値に維持することができる。
本発明は、熱交換容器の熱交換面にワイパーを取り付けるものであるが、ワイパーは従来周知のものを用いることができる。
図1において、円筒状で平板状の熱交換容器1と、この熱交換容器1の上端面に水平状に形成した熱交換面2と、熱交換容器1内へ加熱用の蒸気を供給する蒸気供給管3、及び、熱交換容器1の下方に連通した吸引手段6とで加熱冷却装置を構成する。
蒸気供給管3には、熱交換容器1へ供給する蒸気の量を制御するための制御弁7を取り付ける。蒸気供給管3から熱交換容器1へ供給された加熱用の蒸気によって、熱交換面2を加熱するものである。熱交換面2の下面19には、棒状のワイパー21を取り付けて、熱交換容器1の外部に配置したワイパー駆動装置22で回転可能に連結する。
熱交換容器1に冷却水を供給する冷却水供給管5を接続する。冷却水供給管5の下端は吸引手段6の一部と接続する。冷却水供給管5には、水エゼクタ11と自動弁12を介在して、熱交換容器1の冷却水噴射ノズル20と接続する。自動弁12が開弁することにより、冷却水噴射ノズル20から熱交換面2の下面19へ冷却水が噴射供給されるものである。
冷却水供給管5に取り付けた水エゼクタ11の吸込室には蒸気供給管16を接続する。水エゼクタ11内を流下する冷却水に、蒸気供給管16から加熱用の蒸気を供給することで、熱交換容器1へ供給する冷却水の温度を調節することができるものである。
冷却水供給管5に取り付けた自動弁12と並列に、冷却水循環弁18を取り付ける。冷却水循環弁18は、常時、微少開弁しておき、自動弁12が閉弁しても、少しの冷却水を熱交換容器1内へ供給して、冷却水の一部を絶えず循環するものである。
熱交換容器1の下端部から管路8によりスチームトラップ4の入口側と接続する。スチームトラップ4と並列に開閉弁9を取り付ける。スチームトラップ4と開閉弁9の出口側は、吸引手段6を構成する液体エゼクタ13の吸込室10と接続する。
吸引手段6を、液体エゼクタ13と冷却水タンク14と循環ポンプ15とで構成する。循環ポンプ15の駆動によって、冷却水タンク14内の冷却水を液体エゼクタ13へ供給して吸込室10で所定の吸引力を発生すると共に、冷却水供給管5から熱交換容器1へ冷却水を供給するものである。
冷却水タンク14の上部に、冷却水補給管30を接続すると共に、循環ポンプ15の吐出側の管路を分岐して余剰水排出管17を接続する。
熱交換面2を加熱する場合は、蒸気供給管3と制御弁7から熱交換容器1内へ所定量の蒸気を供給することによって、蒸気によって加熱される。熱交換面2の下面19で加熱により蒸気の凝縮した復水は、ワイパー21でぬぐい取られるために、下面19に付着残存することがない。また、熱交換容器1内の復水は、熱交換容器1下端の管路8からスチームトラップ4を通り、更に、液体エゼクタ13から冷却水タンク14へと至る。
熱交換面2を加熱から冷却へと切り換える場合に、熱交換面2の下面19に復水が残存することがないために、冷却水供給管5の自動弁12を開弁して冷却水噴射ノズル20から供給される冷却水によって、冷却温度を精度良く所定値に維持することができる。冷却水噴射ノズル20から供給された冷却水が熱交換面2の熱により蒸発気化して、その蒸発潜熱でもって冷却することで、冷却効率を向上することができる。
間接的な加熱と冷却を行うさまざまな加熱冷却装置として適用できる。
1 熱交換容器
2 熱交換面
5 冷却水供給管
6 吸引手段
10 吸込室
11 水エゼクタ
12 自動弁
13 液体エゼクタ
14 冷却水タンク
15 循環ポンプ
18 冷却水循環弁
19 下面
20 冷却水噴射ノズル
21 ワイパー
22 ワイパー駆動装置
2 熱交換面
5 冷却水供給管
6 吸引手段
10 吸込室
11 水エゼクタ
12 自動弁
13 液体エゼクタ
14 冷却水タンク
15 循環ポンプ
18 冷却水循環弁
19 下面
20 冷却水噴射ノズル
21 ワイパー
22 ワイパー駆動装置
Claims (1)
- 熱交換容器へ弁を介して加熱あるいは冷却用の流体を供給すると共に、熱交換容器の内部を減圧状態に維持する吸引手段を接続して、熱交換容器の被熱交換物を加熱あるいは冷却するものにおいて、熱交換容器の熱交換面に、水をぬぐい取るワイパーを取り付けたことを特徴とする加熱冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009238794A JP2011085328A (ja) | 2009-10-16 | 2009-10-16 | 加熱冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009238794A JP2011085328A (ja) | 2009-10-16 | 2009-10-16 | 加熱冷却装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011085328A true JP2011085328A (ja) | 2011-04-28 |
Family
ID=44078401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009238794A Pending JP2011085328A (ja) | 2009-10-16 | 2009-10-16 | 加熱冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011085328A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63189763A (ja) * | 1987-01-30 | 1988-08-05 | 鐘淵化学工業株式会社 | 加熱−冷却容器 |
JPH04290556A (ja) * | 1991-03-15 | 1992-10-15 | Tlv Co Ltd | 加熱冷却装置 |
JP2001147096A (ja) * | 1999-09-09 | 2001-05-29 | Tadahiro Omi | 高効率気体温湿度調整用装置及び調整方法 |
JP2008122041A (ja) * | 2006-11-15 | 2008-05-29 | Tlv Co Ltd | 加熱冷却装置 |
JP2008170125A (ja) * | 2007-01-15 | 2008-07-24 | Tlv Co Ltd | 加熱冷却装置 |
-
2009
- 2009-10-16 JP JP2009238794A patent/JP2011085328A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS63189763A (ja) * | 1987-01-30 | 1988-08-05 | 鐘淵化学工業株式会社 | 加熱−冷却容器 |
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