JP2011085288A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】イオン発生機を搭載した空気調和機において、吹出部の一部に設置された放電針から、負イオン又は負イオンと正イオンを発生させる場合、負イオンの比率を高くすると、製品本体や周辺の壁面や機器が帯電しやすくなり、ホコリが付着しやすくなる。
【解決手段】空気を循環させる送風回路の吸入部(吸入グリル6)と吹出部(吹出しグリル4)とを有し、前記吸入部に高電圧方式により放電針ユニット1−Bで負イオンと正イオンとを発生させて本体を除電する除電装置と、前記吹出部に高電圧方式により放電針ユニット1−Aで負イオンを発生させ、前記イオン発生量を風量により変化させるように構成したイオン発生装置とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、送風回路の吹出部と吸入部に放電針を設け、本体が帯電しにくいように吸入部に除電機能を設けて本体を除電しながら、吹出部から負イオン又は負イオンと正イオンを適当量(例えば、部屋内でイオン量が200〜3000個/cc)発生することが可能な、除電装置とイオン発生装置を備えた空気調和機に関するものである。
従来、空気調和機の吹出部のフィン(羽根)に除電装置を組み込んだもの(例えば、特許文献1参照)や、送風回路の吹出部にイオン発生機を搭載した空気調和機はある(例えば、特許文献2参照)が、空気調和機の吸入部に除電装置と吹出部にイオン発生装置を併用して備えたものは開示されていない。
特開2005−42988号公報 特公平7−23777号公報
イオン発生機を搭載した空気調和機において、吹出部の一部に設置された放電針から、負イオン又は負イオンと正イオンを発生させる場合、負イオンの比率を高くすると、製品本体や周辺の壁面や機器が帯電しやすくなり、ホコリが付着しやすくなる課題を有していた。
本発明は、上記課題を解決するもので、イオン発生機を搭載した空気調和機において、本体を除電(帯電防止)しながら、負イオン又は負イオンと正イオンを発生させ、風量によりイオン発生量を変化させることができる、除電装置とイオン発生装置を備えた空気調和機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の本発明の空気調和機は、空気を循環させる送風回路の吸入部と吹出部に、一例として円筒型の電極を用いた放電針ユニットを設け、高電圧方式によりイオンを発生させ、吸入部側の放電針ユニットで、正と負を等電圧にして本体を除電しながら、吹出部側の放電針ユニットで負イオンを発生させて、風量によりイオン発生量を変化させる、除電装置とイオン発生装置を備えたものである。
請求項2記載の本発明の空気調和機は、送風回路の吸入部と吹出部に、一例として円筒型の電極を用いた放電針ユニットを設け、高電圧方式によりイオンを発生させ、吸入部側の放電針ユニットで、正と負を等電圧にして本体を除電しながら、吹出部の放電針ユニットで、負イオンと正イオンを発生させて、例えば正イオンと負イオンの比率が1:1〜1.2として負イオン量を多く発生させたものである。尚、吸入部の除電の放電針ユニットと、吹出部の放電針ユニットは、各々独立した高電圧装置を空気調和機の電源部に設置して構成したものである。
請求項3記載の本発明の空気調和機は、空気調和機本体に帯電圧センサーを設け、本体の帯電圧を検知して除電装置の電圧を変化させることにより、空気調和機本体の周囲で帯電圧が±0.3kV未満になるように構成したものである。
請求項4記載の本発明の空気調和機は、空気調和機本体にイオンセンサーを設け、室内の汚染微粒子の増加に伴って減少するイオンを、イオンセンサーにより室内のイオン量を検知して、電圧を変化させることにより、負イオンを適量に発生させて補充し、空気調和機の送風条件が変化しても、部屋内のイオン量を適正量(例えば負の小イオンで200〜1000個/cc)に維持させるものである。
また本発明は、空気調和機の送風回路の吸入部と吹出部に、円筒型の電極を用いた放電針ユニットを設け、高電圧装置を空気調和機の電源部に設置し、イオンセンサーを吸入部に設けて構成したものである。
吸入部の放電針ユニットで、本体を適宜、除電しながら、室内の汚染微粒子の増加に伴って減少するイオンを、イオンセンサーにより室内のイオン量を検知して、電圧を変化させることにより、負イオンと正イオンを、吹出部の放電針ユニットから適量に発生させて補充し、空気調和機の送風条件が変化しても負または正のそれぞれの小イオンで、部屋内のイオン量を、例えば200〜1000個/ccに変化させ、負イオンと正イオンの比率を1:1.0〜1.2で発生させるものである。
本発明は空気調和機を除電しながら、イオン発生ユニットにより、室内に負イオン或いは負イオンと正イオンを送風の強さにより適当量発生することができる。また、室内の粉塵量を同時に低減できる。また、本体や周囲の汚れを長期に軽減することができる。
すなわち、請求項1では、部屋内に負イオンを補充させることができる。請求項2は部屋内に負イオンと正イオンを補充させることができる。また、請求項3では帯電圧センサーにより本体の帯電圧を0.3kV以内にしながら、負イオン或いは負イオンと正イオンを発生さすことができる。また、請求項4ではイオンセンサーにより、部屋内のイオン量を感知しながら適当量の負イオン或いは負イオンと正イオンを発生することができる。
本発明の実施の形態1における空気調和機の斜視図 同空気調和機の断面模式図 同空気調和機に備えた放電針ユニットの斜視図 同空気調和機のイオン測定を行った測定室の平面図 本発明の実施の形態1における空気調和機のイオン測定結果の特性図 本発明の実施の形態1における空気調和機のイオン測定結果の特性図 本発明の実施の形態1における空気調和機のイオン測定結果の特性図 本発明の実施の形態1における空気調和機のイオン測定結果の特性図 従来の空気調和機の斜視図 従来の空気調和機のイオン測定結果の特性図
請求項1記載の本発明の空気調和機は、空気を循環させる送風回路の吸入部と吹出部とを有し、前記吸入部に高電圧方式により放電針ユニットで負イオンと正イオンと発生させて本体を除電する除電装置と、前記吹出部に高電圧方式により放電針ユニットで負イオンを発生させ、前記イオン発生量を風量により変化させるように構成したイオン発生装置とを備えたものである。
この構成であれば、空気調和機の本体や本体周りの帯電が軽減され、同時に汚れの付着を抑制し、部屋内の粉塵量を1/2〜1/10程度に減少させることができる。また、送
風条件を強風、弱風、微風に変化させることにより、イオン量も高、中、低と変化させることができ、部屋内で減少する負イオンを補充することができる。
請求項2記載の本発明の空気調和機は、請求項1の発明において、吹出部のイオン発生装置で負イオンと正イオンとを発生させるものである。
この構成であれば、空気調和機の本体や本体周りの帯電が軽減され、同時に汚れの付着を抑制し、部屋内の粉塵量を1/2〜1/10程度に減少させることができる。また、室内の負イオンと正イオンを補充できて、正イオンと負イオンの比率を、1:0.8〜1.2程度にして負イオン量を多く発生させることができて、室内の汚染微粒子の増加に伴って減少する負イオンと正イオンを補充できる。
また、空気調和機の送風条件の強さを変化させることにより、部屋内のイオン量を、負また正の小イオンで適正量(例えば200〜3000個/cc)に変化させることができる。また、負または正のそれぞれの小イオンで、200〜3000個/ccに変化させることにより、室内の負または正のそれぞれの小イオン量が、高原や温泉地のようなさわやかなイオン量と同程度となる。負イオンの作用としては、一般的に、鎮静作用があり、イライラ感などを解消し健康面での効果や作業能力の向上があると言われており、同様の効果が得られる。また負イオンと正イオンの比率を1:0.8〜1.2で発生させることにより、自然状態に近い負と正の小イオン量が確保できる。
また、送風条件を強風、弱風、微風に変化させることにより、イオン量も高、中、低と変化させることができる。
請求項3記載の本発明の空気調和機は、空気調和機本体に帯電圧センサーを設け、本体の帯電圧を検知して除電装置の電圧を変化させることにより、空気調和機本体の側面の帯電圧が±0.3kV未満になるように構成したものである。
この構成によれば、帯電圧センターが空気調和機の本体及び周囲の帯電圧を検知して、室内の正イオンや負イオンのイオンバランスが変わって空気調和機本体が帯電しても、本体の帯電圧が中和状態(好ましくは0.1k程度以下)になるように除電することが可能となる。また、請求項2記載の同様の作用が得られる。
請求項4記載の本発明の空気調和機は、室内のイオン量を感知するイオンセンサーを設け、室内の空気イオンを所定量に調整するように構成したものである。吸入部の放電針ユニットで本体を適宜除電しながら、室内の汚染微粒子の増加に伴って減少するイオンをイオンセンサーにより室内のイオン量を検知して電圧を変化させることにより、負イオンと正イオンを吹出部の放電針ユニットから適量に発生させて補充し、空気調和機の送風条件が変化しても負または正のそれぞれの小イオンで部屋内のイオン量を、例えば200〜1000個/ccに変化させ、負イオンと正イオンの比率を1:1.0〜1.2で発生させるものである。
この構成によれば、部屋内の負イオンと正イオンのバランスが偏っていても負イオンと正イオンの比率が所定量を1:1.0〜1.2程度になるようにイオン発生量を調整できる。また、空気調和機の送風条件が変化してもイオンセンサーが室内のイオン量を検知して電圧を変化させることにより負のイオンを適量に発生するため、部屋内の負の小イオン量が大きく変動することがなく安定して、所定量(例えば、200〜1000個/cc)に確保することができる。
また、これらの構成によれば、帯電圧センターが空気調和機の本体及び周囲の帯電圧を
検知して、室内の正イオンや負イオンのイオンバランスが変わって空気調和機本体が帯電しても、本体の帯電圧が中和状態(好ましくは0.1k程度以下)になるように除電することが可能となる。また、除電されることにより汚れの付着を抑制し、部屋内の粉塵量を1/2〜1/10程度に減少させることができる。また、負イオンの作用としては、一般的に、鎮静作用があり、イライラ感などを解消し、健康面での効果や作業能力の向上があると言われており、同様の効果が得られる。
(実施の形態1)
以下、本発明の一実施例について、添付図面を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態1における空気調和機の斜視図、図2は同空気調和機の断面模式図であり、除電機とイオン発生装置を備えた空気調和機の構成を示す。図3は同空気調和機に備えた放電針ユニットの斜視図で、図4は同空気調和機のイオン測定を行った測定室の平面図を示す。
除電装置とイオン発生装置を備えた空気調和機は、除電装置の放電針ユニット1−Bを空気調和機11の送風回路である吸入グリル6に設け、またイオン発生装置の放電針ユニット1−Aは吹出しグリル4にそれぞれ2箇所設け、交流高電圧ユニット(吸入部用2−B、吹出部用2−A)を電源箱8内に設置し、帯電センサー10は空気調和機の側面に、またイオンセンサー3は前面パネル20の箇所に設けて構成されている。ここでは、吸入部の除電装置と、吹出部のイオン発生装置は、各々独立した高電圧装置を空気調和機の電源部に設置して構成したものである。
空気調和機11の送風方向は図2に示すように、室内の空気を前面パネルの吸入部9と吸入グリル6から吸込み、熱交換器7、ファン5、吹出グリル4の順序で室内に再び送風される。
除電の放電針ユニット1−Bとイオン発生機の放電針ユニット1−Aの各々放電針101から発生されるイオンは、前面パネル側の吸入部9と吸入グリル6から吸い込まれて循環する空気を、吹出グリル4から室内に再び送風される時に放電により空気を電離させ発生するものである。吸入グリル用の放電針ユニット1−Bは、正と負を等電圧にしてイオンを発生させ、本体を除電する機能を有するものである。
吹出用の放電針ユニット1−Aは、吹出グリル4の近くでは多量のイオンを発生するが、イオンは発生と中和と消滅とを繰り返すために、室内のイオン量は発生電圧と送風量を一定にすれば比較的一定量に保たれている。
放電針ユニット1−A、1−Bは、それぞれ放電針(101−A、101−B)と設置用電極(102−A、102−B)と電源コード(103−A、103B)で構成したものである。設置用電極は室外のアースに接続している。
図4に示すイオン測定および粉塵量を評価した部屋の大きさは、約6畳、容積、約23mで、室内の壁は壁紙、床はじゅうたんを使用し、窓はカーテンを付けたものである。イオン測定時の条件は、空気調和機11は暖房運転で25℃にセットし、測定時はドアを閉め換気はしない状態である。
イオン測定機14は、神戸電波製MODEL KSI−3000を使用し、室内の空気イオンを測定した。測定したイオンはイオンの移動度により分類し、小、中、間イオンを測定し、イオン測定結果は小イオンの変化を用いた。また、測定は部屋中央の測定点Aを中心にして1m間隔で、B,C,D,Eの5箇所とし、床面から1mの高さの空気をサンプリングした。
測定結果はイオンを発生して3時間後のデータを用いた。また、粉塵計16は柴田科学製MODEL PCD−1を使用して、Bの床から約1.2mの高さの位置で測定した。
空気調和機の帯電状態は、静電メーター(シムコジャパン製 MODEL FM200)で測定した結果を用いる。また、ホコリの付着状態は、前面パネル6の汚れ状態と空気調和機周辺の壁の汚れ状態を見たものを示す。汚れ状態は、下記実施例の条件で運転して1週間前後の埃や塵の汚れ付着状態を見たものである。
本体の汚れの評価基準は、
◎が前面パネル及び壁に汚れが認められなく優れている状態、
○〜◎が前面パネル及び壁に極僅かの付着があるが綺麗な状態(全体の1/20以下程度)、
○が前面パネル及び壁によく見ると僅かに汚れの付着がある状態(全体の1/10以下程度)、
△が前面パネル及び壁に少し汚れの付着が認められる状態(全体の1/5程度)、
×が汚れの付着が目立つ状態(全体)
である。
まず、本発明の第1の実施例について説明する。吸入グリル6に設けた除電の放電針ユニット1−Bの放電針101−Bからは、本体を除電するために負イオンと正イオンを等量発生させ、吹出グリル4に設けた放電針ユニット1−Aの放電針101−Aからは、負イオンのみを発生させ、送風量を強風、弱風、微風に変化させることにより、イオン量を高、中、低と変化させ、室内の負のイオンを200〜3000個/cc程度にするものである。負イオンのみを発生する高電圧ユニット(吹出部用)2−Aは電圧5.0kV、電流約5μAの条件に設定したものである。また、負イオンと正イオンを等量発生させて除電している高電圧ユニット2−B(吸入部用)は電圧4.5kV、電流約3μAの条件に設定したものである。
図5に測定結果を示す。イオン発生前の負の小イオン量は、A〜E全て100個/cc以下であるが、空気調和機11を運転してイオン発生した3時間後のイオン量は、強風で1000〜3000個/cc、弱風で600〜2000個/cc、微風で200〜850個/ccで、200〜3000個/cc程度のイオンを室内で確保できる。また、その時の前面パネル20や空気調和機本体の側面の帯電状態は、静電メーターで+0.5〜−0.5kV程度で、空気調和機11はほぼ中和状態で、本体の汚れ状態の評価は○で、前面グリル6や本体の側面へのホコリの付着はよく見ると僅かに汚れている程度である。また、粉塵量は0.005mg/mである。自然状態での粉塵量は0.05mg/m程度であり、イオン発生時には約1/10に減少している。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。吸入グリル6に設けた除電の放電針ユニット1−Bの放電針101−Bからは本体を除電するために負イオンと正イオンを等量発生させ、吹出グリル4に設けた放電針ユニット1−Aの放電針101−Aからは負イオンと正イオンを発生させ、送風量を強風、弱風、微風に変化させることにより、イオン量を高、中、低と変化させ、室内の負のイオンを200〜3000個/cc程度にするものである。負イオンと正イオンを発生する高電圧ユニット2−A(吹出部用)は電圧5.0kV、電流約5μAの条件に設定したものである。また、負イオンと正イオンを等量発生させて除電している高電圧ユニット(吸入部用)2−Bは電圧4.5kV、電流約3μAの条件に設定したものである。
図6に測定結果を示す。イオン発生前の負と正の小イオン量は全て100個/cc以下であるが、空気調和機11を運転してイオン発生した3時間後のイオン量は、強風で10
00〜3000個/cc、弱風で800〜2750個/cc、微風で200〜800個/ccで、200〜3000個/cc程度のイオンを室内で確保でき、また負と正イオンの比率は1:0.8〜1.2程度に確保できる。また、その時の前面パネル20や空気調和機本体の側面の帯電状態は、静電メーターで+0.3〜−0.3kV程度で、空気調和機11はほぼ中和状態で、本体の汚れ状態の評価は○〜◎で、前面グリル6や本体の側面へのホコリの付着は極僅かに汚れの付着がある程度である。また、粉塵量は0.010mg/mである。自然状態での粉塵量は0.05mg/m程度であり、イオン発生時には約1/5に減少している。
次に、本発明の第3の実施例について説明する。第3の実施例は、吸入グリル6に設けた除電の放電針ユニット1−Bの放電針101−Bからは本体を除電するために負イオンと正イオンを発生させ、吹出グリル4に設けた放電針ユニット1−Aの放電針101−Aからは負イオンと正イオンを発生させ、送風量を強風、弱風、微風に変化させることにより、イオン量を高、中、低と変化させ、室内の負のイオンを200〜3000個/cc程度にするものである。負イオンと正イオンを発生する高電圧ユニット2−A(吹出部用)は電圧5.0kV、電流約5μAの条件に設定したものである。
除電するための負イオンと正イオンの比率は、帯電圧センサー10により本体の帯電状態を感知して、高電圧ユニット(吸入部用)2−Bの電圧を2〜5kV程度に変化させ調整する。帯電圧センサーによって本体の帯電圧を±0.3kV以内にするものである。
図7に測定結果を示す。イオン発生前の負と正の小イオン量は全て100個/cc以下であるが、空気調和機11を運転してイオン発生した3時間後のイオン量は、強風で1300〜3000個/cc、弱風で900〜2600個/cc、微風で200〜800個/ccで、200〜3000個/cc程度のイオンを室内で確保でき、また負と正イオンの比率は1:0.8〜1.2程度に確保できる。
また、その時の前面パネル20や空気調和機本体の側面の帯電状態は静電メーターで+0.1〜−0.1kV程度で、空気調和機11はほぼ中和状態で、本体の汚れ状態の評価は◎で、前面パネル6や本体の側面へのホコリの付着は初期と同程度であり特に汚れた箇所はない。また粉塵量は0.015mg/mである。自然状態での粉塵量は0.050mg/m程度であり、イオン発生時には約1/3に減少している。
尚、帯電圧センサーを用いることにより、負イオン或いは負イオンと正イオンを吹き出しグリルの放電針ユニットから発生させても、前面パネルや本体の側面の帯電圧は±0.3kV未満にできる。
次に、本発明の第4の実施例について説明する。第4の実施例は、吸入グリル6に設けた除電の放電針ユニット1−Bの放電針101−Bからは本体を除電するために負イオンと正イオンを発生させ、吹出グリル4に設けた放電針ユニット1−Aの放電針101−Aからは負イオンと正イオンを発生させ、送風量を強風、弱風、微風に変化させることにより、イオン量を高、中、低と変化させ、室内の負のイオンを200〜1000個/cc程度にするものである。除電するための負イオンと正イオンの比率は、帯電圧センサー10により本体の帯電状態を感知して、高電圧ユニット(吸入部用)2−Bの電圧を変化させ調整する。負イオンと正イオンを発生する高電圧ユニット2−A(吹出部用)は電圧5.0kV、電流約5μAの条件に設定したものである。
除電するための負イオンと正イオンの比率は、帯電圧センサー10により本体の帯電状態を感知して、高電圧ユニット(吸入部用)2−Bの電圧を2〜5kV程度に変化させ調整する。帯電圧センサーによって本体の帯電圧を±0.3kV以内にするものである。
また、イオンセンサー3が室内のイオン量を感知して、高電圧ユニット2−A(吹出部用)の電圧を変化させ、室内のイオン量を負の小イオンで200〜1000個/cc程度にするものである。
図8に測定結果を示す。イオン発生前の部屋の負と正イオンの小イオン量はA〜E共に100個/cc以下であるが、空気調和機11を運転してイオン発生した3時間後のイオン量は、強風で600〜1000個/cc、弱風で450〜800個/cc、微風で200〜700個/ccで、200〜1000個/cc程度のイオンを発生し、負と正イオンの比率は1:1.0〜1.2程度に確保できる。また、その時の前面パネル20や空気調和機本体の側面の帯電状態は、静電メーターで+0.1〜−0.1kV程度で、空気調和機11はほぼ中和状態で、本体の汚れ状態の評価は◎で、前面パネル6や本体の側面へのホコリの付着は初期と同程度であり特に汚れた箇所はない。また、粉塵量は0.008mg/mである。自然状態での粉塵量は0.050mg/m程度であり、イオン発生時には約1/6に減少している。
これらの構成によれば、帯電圧センターが空気調和機の本体及び周囲の帯電圧を検知して、室内の正イオンや負イオンのイオンバランスが変わって空気調和機本体が帯電しても、本体の帯電圧が中和状態(好ましくは0.1k程度以下)になるように除電することが可能となる。また、除電されることにより汚れの付着を抑制し、部屋内の粉塵量を1/2〜1/10程度に減少させることができる。また、負イオンの作用としては、一般的に、鎮静作用があり、イライラ感などを解消し、健康面での効果や作業能力の向上があると言われており、同様の効果が得られる。
尚、帯電圧センサーを用いることにより、負イオン或いは負イオンと正イオンを吹き出しグリルの放電針ユニットから発生させても前面パネルや本体の側面の帯電圧は±0.3kV未満にできる。
次に、参考例として従来例について説明する。従来例は、図9に示すように、吹出グリル401に設けた放電針ユニット101−Cの放電針から負イオンのみを発生させ、送風量を強風、弱風、微風に変化させることにより、イオン量を高、中、低と変化させ、室内の負のイオンを、200〜3000個/cc程度にするものである。この場合は、特に吸入部に除電の働きをする機能を使っていない。高電圧ユニットの電圧は5kVで約5μAに設定したものである。
図10に測定結果を示す。イオン発生前の負の小イオン量は、A〜E全て100個/cc以下であるが、空気調和機11Cを運転してイオン発生した3時間後のイオン量は、強風で1200〜3000個/cc、弱風で700〜2200個/cc、微風で200〜850個/ccで、200〜3000個/cc程度のイオンを発生させている。また、その時の前面パネル20や空気調和機本体の側面の帯電状態は、静電メーターで0〜−1.5kV程度で、空気調和機11Cは少しマイナスに帯電しやすくなっている。本体の汚れ状態の評価は△で、帯電しやすいために前面グリル601や本体の側面へのホコリの付着は多めであり、初期より少し汚れた状態となっている。また、粉塵量は0.015mg/mである。自然状態での粉塵量は0.050mg/m程度であり、イオン発生時には約1/3に減少している。
以上説明したように、本発明は空気調和機を除電しながら、イオン発生ユニットにより、室内に負イオン或いは負イオンと正イオンを送風の強さにより適当な所定量発生することができる。また、室内の粉塵量を同時に低減できる。また、本体や周囲の汚れを長期に軽減することができる。
尚、本発明の放電針ユニット1−Aと放電針ユニット1−Bの放電針は、交流方式で電圧を印加して一つの放電針から負イオンまたは負イオンと正イオンを発生する方式を用いたものである。一つ放電針から負イオンと正イオンの発生する場合は、交互に発生させるものである。
また、負イオンと正イオンを発生する方式は、他に直流式で負と正の一対の放電針を用いて高電圧を印加し連続的に発生させる方式や、直流式で交互に高電圧を印加するパルス方式があり、その方式で用いて発生させることも可能である。尚、負イオンと正イオンの発生量の制御は、発生電圧やパルス方式の場合は、電圧とパルス間隔を調整することで可能となる。発生方式によりオゾン発生量は異なるが、一般的には交流方式よりも直流方式の方が少なく、特にパルス方式の場合は少ない。
また、本発明において、除電装置とイオン発生装置を併用しているが、本体周囲の帯電圧が大きいときは、時間的にイオン発生装置を除電機能として使うように変更することも可能である。
本発明は、除電装置とイオン発生機装置を備えた空気調和機について説明したが、家庭内で使用される空気清浄機や送風ファンを使用する循環型の加湿器や空調換気扇などにも適用することが可能である。
1−A 放電針ユニット(吹出部用)
1−B 放電針ユニット(吸入部用)
2 高電圧装置
3 イオンセンサー
4 吹出グリル
5 ファン
6 吸入グリル
10 帯電圧センサー
11 空気調和機
14 イオン測定機
16 粉塵計
20 前面パネル

Claims (4)

  1. 空気を循環させる送風回路の吸入部と吹出部とを有し、前記吸入部に高電圧方式により放電針ユニットで負イオンと正イオンとを発生させて本体を除電する除電装置と、前記吹出部に高電圧方式により放電針ユニットで負イオンを発生させ、前記イオン発生量を風量により変化させるように構成したイオン発生装置とを備えたことを特徴とする空気調和機。
  2. 吹出部のイオン発生装置で負イオンと正イオンとを発生させることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 本体に帯電圧センサーを設け、帯電圧が空気調和機本体の側面で±0.3kV未満になるように調整する構成としたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の空気調和機。
  4. 室内のイオン量を感知するイオンセンサーを設け、室内の空気イオンを所定量に調整するように構成したことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の空気調和機。
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