JP2005042988A

JP2005042988A - 除電装置

Info

Publication number: JP2005042988A
Application number: JP2003278392A
Authority: JP
Inventors: Makoto Takayanagi; 真高柳
Original assignee: Trinc Corp
Current assignee: Trinc Corp
Priority date: 2003-07-23
Filing date: 2003-07-23
Publication date: 2005-02-17

Abstract

【課題】部屋の中の人間や物の帯電を除去する除電装置を提供する。
【解決手段】除電装置をエアコンに装着する。その場合、除電装置をはエアコンのエア吹きだし口に配置する。または、除電装置をエア吹きだし口のフィンに組み込む。または、除電装置をエアコンのエア吹きだし口のフィンに取付ける。除電装置がテープ状の除電器であることが好ましい。さらに、除電装置の印加電圧が低周波数で直流電圧を切り替えられるものである。
【選択図】図１

Description

本発明は、除電装置に関し、特にエアコン（空調機）用除電装置に関する。

従来、エアコンに装着する除電装置は存在しなかった。

従来はこのようなエアコン用除電装置が存在しなかったので、部屋の中を歩いたり、部屋の中で動作する人間に帯電した静電気を除去することは難しかった。

ただ人間に除電装置を携帯させる方法はあったが、かさばる除電装置を携帯することは動作上不便であり、工場等の必要不可欠の場合以外は使われないことが多かった。例えば、ホテルの廊下の絨毯の上を歩行動作した人は絨毯と靴との摩擦により帯電し易く、帯電した人が部屋のドアを開けようとノブに触った瞬間に感電してびっくりするケースが頻発しているが、現実的な良い対策方法が存在しなかった。特に、心臓障害を持った人にとっては命に係る問題であり，早急な対策が要請されていた。

したがって、本発明の目的は、部屋の中の人間や物の帯電を除去する除電装置を提供することにある。

前記目的を達成するために、本発明は、エアコンに装着することを特徴とする除電装置を採用するものである。また、エアコンのエア吹きだし口に装着すること特徴とする除電装置を採用するものである。また、エアコンのエア吹きだし口のフィンに組み込んだことを特徴とする除電装置を採用するものである。また、エアコンのエア吹きだし口のフィンに取付けたことを特徴とする除電装置を採用するものである。さらに、上記いずれかの除電装置において、除電装置がテープ状の除電器であることが好ましく、除電装置の印加電圧が低周波数で直流電圧を切り替えられるものであることが好ましい。

本発明では、部屋の中の人間や物の帯電を除去する除電装置が得られる。

図１に本発明の実施例１の除電装置を示す。図１において、エアコン１０の吹き出し口１２に設けられているフィン１４に除電装置のコロナ放電用の放電針（放電電極）１６を装備させる。図４に参照して後述するように、この除電装置（全体を表示するのは省略し，放電針１６だけを表示する）は電源からの交流電圧を電子装置（＋および−直流電圧に変換するコンバータ）および放電針が配列された導体を介して＋および−直流電圧に変換して放電針１６に交互に印加する。したがって、放電針１６からは＋と−のイオンが交互に発生される。

この放電針１６によって作られたイオンはエアコン１０から吹き出される風に乗って部屋全体に送られる。この結果、部屋の中の人間や物に帯電している静電気は全て除去される。

図２に本発明の実施例２の除電装置を示す。この除電装置２０は既存のエアコンに後付けで装着されるものである。除電装置２０は細長いテープ状のものであり、長手方向に複数の放電針１６が設けられており、フィン１４の片側(又は両側)に接着または固着される。放電針から発生されたイオンはエアコンの吹き出し風に乗せてフィンの方向に放出され、遠くまで運ばれる。

図３に本発明の実施例３の除電装置を示す。図３において、除電装置は天井取付け型のエアコン１０に装備されており、イオンはエアコンから吹き出される風に乗って部屋の隅まで運ばれる。

図４は実施例１〜３の除電装置の放電針に印加される波形を示す。従来の交流式や直流式でもなく、またパルス式でもない独特のものであり、直流を切り替える方式である。すなわち、放電針から放射されるイオンは＋と−の極性に交互に切り替わる。その極性の切り替えの周期は数秒から数十秒という非常にゆっくりしたサイクルである。この結果、イオンは、部屋の隅まで到達する間、逆極性にならないので、イオン同士の再結合による消滅が抑えられる。

図５は除電効果範囲を示す。従来の除電装置をエアコンに装着するとイオンの有効距離は１．５ｍでとても部屋の隅々までイオンを行き渡らすことはできない。これに対して本発明の除電装置では、その実測値が６から８ｍほどであり、イオンを部屋の隅まで至らすことができ、隅まで除電することができる。

図１は本発明の実施例１の除電装置を示す概略図である。図２は本発明の実施例２の除電装置を示す概略図である。図３は本発明の実施例３の除電装置を示す概略図である。図４は本発明の実施例１〜３の除電装置に適用される印加電圧を示すグラフである。図５は本発明の除電装置と従来の除電装置の除電効果範囲を説明するための図である。

符号の説明

１０エアコン
１２吹き出し口
１４フィン
１６放電針

Claims

エアコンに装着することを特徴とする除電装置。
請求項１記載の除電装置において、エアコンのエア吹きだし口に配置されること特徴とする除電装置。
請求項２記載の除電装置において、エア吹きだし口のフィンに組み込んだことを特徴とする除電装置。
エアコンのエア吹きだし口のフィンに取付けることを特徴とする除電装置。
請求項１〜４のいずれか１つに記載の除電装置において、除電装置がテープ状の除電器であることを特徴とする除電装置。
請求項１〜５のいずれか１つに記載の除電装置において、除電装置の印加電圧が低周波数で直流電圧を切り替えられるものであることを特徴とする除電装置。
請求項１〜６に記載の除電装置を備えたエアコン。