JP2011084797A - バレルめっき装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被めっき物の量の多少に関わらず、良好なめっき被膜を得ることができるバレルめっき装置を提供することを目的としている。
【解決手段】本発明は、バレルめっき装置(1)であって、内部に被めっき物を収容する、内壁面に陰極が設けられたバレル(4)と、このバレルの中に配置された陽極(6)と、バレルを回転、揺動、又は振動させるバレル駆動部(8)と、陽極を回転、揺動、又は振動させる陽極駆動部(10)と、を有することを特徴としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、バレルめっき装置に関し、特に、ボルト、ねじ等の小物部品の電気めっきに使用することができるバレルめっき装置に関する。
特開昭49−130号公報(特許文献1)には、メッキ槽におけるバーレル回転支持方法並びに装置が記載されている。ここに記載されているめっき装置は、被めっき物を収容するバレルと、このバレルの中に挿入され、被めっき物と接触される陰極と、バレルの外部に配置された陽極と、を有する。
また、特開2006−312759号公報(特許文献2)には、電解クロムめっき用バレルめっき装置が記載されている。このバレルめっき装置においては、バレル容器の胴部が金属で形成され、この胴部が陰極電極を構成している。また、バレル容器の軸中心部には陽極電極が挿通され、固定されている。
特開昭49−130号公報 特開2006−312759号公報
特開昭49−130号公報に記載されたバレルめっき装置においては、バレルに挿入された陰極が被めっき物と接触して、各被めっき物が陰極電位となるように構成されているので、被めっき物の数量が少ない場合には、陰極と被めっき物の接触、又は被めっき物同士の接触が十分に確保されず、通電不良を起こしやすいという問題がある。多数のめっき物のうちの一つでも通電不良が生じると、バイポーラ現象が発生し、良好なめっき被膜を得ることができなくなる。また、被めっき物が多い場合には、めっきに必要な総電流量が大きくなり、また、浴電圧も高くなるため、この電流が、バレル外部の陽極からバレルの壁面に設けられた穴を通って流れるため、そこに電流が集中し、焦げと呼ばれるめっき金属の異常析出が発生するという問題がある。
また、特開2006−312759号公報に記載された装置では、バレルの内壁面が陰極とされているため、被めっき物の数量が少ない場合でも通電不良を起こしにくい。しかしながら、被めっき物の数量が多い場合には、浴電圧が高くなるため、「焦げ」が発生しやすいという問題がある。
従って、本発明は、被めっき物の量の多少に関わらず、良好なめっき被膜を得ることができるバレルめっき装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明は、バレルめっき装置であって、内部に被めっき物を収容する、内壁面に陰極が設けられたバレルと、このバレルの中に配置された陽極と、バレルを回転、揺動、又は振動させるバレル駆動部と、陽極を回転、揺動、又は振動させる陽極駆動部と、を有することを特徴としている。
このように構成された本発明においては、バレルに収容された被めっき物は、バレルの内壁面に設けられた陰極に導通する。バレルはバレル駆動部により回転、揺動、又は振動される。また、陽極はバレルの中に配置され、陽極駆動部により回転、揺動、又は振動される。
このように構成された本発明によれば、陰極がバレルの内壁面に設けられているので被めっき物と陰極との導通が確実に確保されると共に、陽極がバレルの中に配置され、陽極駆動部により回転、揺動、又は振動されるので、浴電圧の過度の上昇を防止することができる。これにより、被めっき物の量の多少に関わらず、良好なめっき被膜を得ることができる。
本発明において、好ましくは、さらに、陽極の回転、揺動、又は振動を許容しながら、陽極へ通電させる陽極電気接点を有し、この陽極電気接点は、めっき液の中に浸漬されている。
このように構成された本発明によれば、陽極の回転、揺動、又は振動を許容する陽極電気接点を、めっき液の中に浸漬することができるので、バレルめっき装置全体の構成を簡単にすることができる。
本発明において、好ましくは、陽極電気接点の接点部は、陽極に導通した可動側がアルミニウム製であり、これと接触する固定側が耐腐食性金属材料製である。
このように構成された本発明によれば、陽極電気接点の接点部がめっき液の中に浸漬されていても、接点の接触抵抗を低く抑えることができる。
本発明において、好ましくは、陽極固定側の耐腐食性金属材料がチタン又はチタン合金である。
本発明において、好ましくは、陽極は、円筒又は円柱形状である。
このように構成された本発明によれば、陽極を簡単に形成することができる。
本発明において、好ましくは、陽極は、その表面に凹凸が形成されている。
このように構成された本発明によれば、浴電圧の過度の上昇をさらに抑えることができる。
本発明において、好ましくは、陽極は、不溶性陽極又は可溶性陽極である。
本発明において、好ましくは、陽極は、プラスチック製及び/又は金属製の中空円筒表面に、交換可能な可溶性陽極材又は不溶性陽極材を取り付けたものである。
本発明において、好ましくは、陰極は、導電性を有する材料で形成されている。
本発明において、好ましくは、陰極は、銅、金、鉄、ニッケル、ステンレス、アルミニウム、チタン、カーボン、又は導電性樹脂製である。
本発明において、好ましくは、バレル及びその内壁面に設けられた陰極には多数の穴が形成されており、これらの穴を介してめっき液が流入又は流出される。
このように構成された本発明によれば、バレルをめっき液槽に浸けることにより、被めっき物をめっき液に浸けることができる。
本発明において、好ましくは、バレルは、バレル内のめっき液が、別に設けためっき液槽との間で強制循環できるものである。
本発明において、好ましくは、バレルの内壁面に設けられた陰極は、バレルの内壁面全体を覆っている。
このように構成された本発明によれば、被めっき物と陰極との導通を、より確実にすることができる。
本発明において、好ましくは、さらに、バレル内に配置され、バレル内の被めっき物を混合するための三角柱状山型の邪魔板を有する。
このように構成された本発明によれば、バレル内の被めっき物を、より効果的に混合することができるので、形成されるめっき層をより均一にすることができる。
本発明において、好ましくは、バレルは、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、又はテフロン(登録商標)製である。
本発明において、好ましくは、さらに、陰極と陽極の間にパルス状の電圧を印可するパルス電源部を有する。
本発明のバレルめっき装置によれば、アルミニウム、アルミニウム合金、亜鉛、亜鉛合金、クロム、スズ合金、ニッケル、ニッケル合金等の各種金属の電気めっきを、被めっき物の量の多少に関わらず、ヤケやコゲのない均一で緻密なめっき被膜を得ることができる。
本発明の第1実施形態によるバレルめっき装置の正面図である。 本発明の第1実施形態によるバレルめっき装置の左側面図である。 本発明の第1実施形態によるバレルめっき装置の右側面図である。 バレルの断面図である。 陽極にプラス電圧を付与する陽極電気接点の機構を示す図である。 本発明の第2実施形態によるバレルめっき装置の構成を模式的に示す断面図である。
次に、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を説明する。
まず、図1乃至図5を参照して、本発明の第1実施形態によるバレルめっき装置を説明する。図1は本実施形態によるバレルめっき装置の正面図であり、図2は左側面図であり、図3は右側面図である。また、図4は、バレルの断面図である。図5は、陽極にプラス電圧を付与する陽極電気接点の機構を示す図である。
図1乃至3に示すように、本実施形態のバレルめっき装置1は、2枚のフレーム板2a、2bと、このフレーム板に対して揺動可能に支持され、陰極が設けられたバレル4と、このバレル4が揺動する中心軸線上に配置された陽極6と、バレル駆動部であるバレル駆動用モーター8と、陽極駆動部である陽極駆動用モーター10と、陰極と陽極6の間に電圧を印可する電源部11と、を有する。
本実施形態のバレルめっき装置1は、アルミニウム製の可溶性陽極を使用した、アルミバレルめっき装置である。この装置は、バレル4に、ボルト、ねじ等の小物物品を収容し、バレルめっき装置1を所定の位置までめっき液槽のめっき液の中に漬ける。次いで、陽極駆動用モーター10を起動して陽極6を回転させながら、バレル4を所定の周期で揺動させると共に、陽極6とバレル4に設けられた陰極の間に電流を流すことにより、バレル4内の小物物品にアルミめっきを施すものである。
電源部11は、本実施形態においては、陰極と陽極6の間にパルス状の電圧を印可するパルス電源部である。
フレーム板2a、2bは、絶縁体で形成された2枚の平板であり、3本の連結棒2c、2d、2eにより、平行に連結されている。また、フレーム板2a、2bには、それらの間にバレル4を揺動可能に支持するための軸受けが設けられている。なお、本実施形態においては、フレーム板2a、2bは、テフロン(登録商標)製である。
図4に示すように、バレル4は、両端に配置された2つの大径のバレル歯車12と、これらを連結するように配置された金属製の薄板14と、陽極カバー16と、陰極端子18と、邪魔板20と、を有する。
薄板14は、凹形に折り曲げられ、半八角形断面を有するバレルを形成し、被めっき物(図示せず)が、この内側に収容される。本実施形態においては、薄板14は、多数の小穴が設けられたアルミニウム板であり、その内側表面は内壁面に設けられた陰極として機能する。使用時においては、めっき液は、薄板14の多数の小穴を通って流入し、又は流出する。
なお、本実施形態においては、バレル自体を導電性を有する材料で形成して陰極を構成しているが、変形例として、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、テフロン(登録商標)等の絶縁体で形成されたバレルの内壁面に導体の陰極板を取り付けても良い。また、本実施形態においては、薄板14はアルミニウム製であるが、他の金属として、銅、金、鉄、ニッケル、ステンレス、チタン、或いは、カーボン、導電性樹脂によりバレル4を構成することもできる。
陽極カバー16は、5枚の板状の部材で形成され、バレル4の中に配置される陽極6の概ね下半分を覆うように配置されている。この陽極カバー16により、被めっき物の数量が多い場合等において、被めっき物の陽極6への偶発的な接触が防止される。陽極カバー16には多数の小穴が形成されており、これらの小穴を通って、陽極から被めっき物に電流が流れるように構成されている。なお、本実施形態においては、陽極カバー16はテフロン(登録商標)製である。
陰極端子18は、薄板14の両側から延びる金属製の細長い板であり、電源部11のマイナス側の端子に接続される(図1)。
邪魔板20は、折り曲げられた薄板14の角部に配置された角柱状の部材であり、この邪魔板20により、バレル4の内側に三角形状の断面の山を形成している。邪魔板20は、バレル4の内側に山を形成することにより、バレル4が揺動された際に、被めっき物が良く混合されるようにしている。
図1乃至3に示すように、陽極6は、両端部の直径が小さく構成されている段付き軸状のアルミニウム製の円柱であり、その両端部は各フレーム板2a、2bを貫通して延びている。これにより、陽極6は、フレーム板2a、2bに対して回転可能に支持されている。また、陽極6の一方の段部には陽極駆動用歯車22が取り付けられている。変形例として、陽極6を中空に形成し、円筒状としても良い。また、陽極6は、プラスチック及び/又は金属で形成された中空円筒の表面に、可溶性又は不溶性の陽極材を交換可能に取り付けることにより構成することもできる。好ましくは、陽極6の表面にゴルフボールのディンプル状の凹凸を形成しておく。
図3に示すように、バレルめっき装置1の上部に配置された陽極駆動用モーター10は、フレーム板2bに取り付けられた伝動用歯車24a、24b、24cを介して陽極駆動用歯車22を回転駆動する。これにより、陽極6が回転駆動される。
一方、図2に示すように、バレルめっき装置1の上部に配置されたバレル駆動用モーター8は、フレーム板2aに取り付けられた伝動用歯車26a、26bを介してバレル歯車12を駆動する。また、バレル歯車12には、突起12a、12bが設けられている。バレル歯車12が陽極6を中心に回転すると、突起12a、12bが移動され、これによりフレーム板2aに回動可能に取り付けられたロッド28が回動される。回動されたロッド28の先端部は、その両側に配置されたマイクロスイッチ30a、30bをオン又はオフに切り替える。即ち、図2において、バレル歯車12が反時計回りに回転されると、突起12aがロッド28の下端部を左方向に押し、ロッド28は時計回りに回動される。これにより、ロッド28の上端部がマイクロスイッチ30aを押して、これをオンにする。マイクロスイッチ30aがオンにされると、バレル駆動用モーター8の回転が反転され、バレル歯車12は時計回りに回転されるようになる。
バレル歯車12が時計回りに回転されると、突起12bがロッド28の下端部を右方向に押し、ロッド28は反時計回りに回動される。これにより、ロッド28の上端部がマイクロスイッチ30bを押して、これをオンにする。マイクロスイッチ30bがオンにされると、バレル駆動用モーター8の回転が反転され、バレル歯車12は再び反時計回りに回転されるようになる。以上の作用を繰り返すことにより、バレル4は、約90゜の角度範囲に亘って揺動運動される。
次に、図5を参照して、陽極電気接点部の構成を説明する。
図5に示すように、陽極電気接点部は、棒状の陽極端子32と、この陽極端子32を付勢するコイルスプリング34と、陽極6と接触する固定側の部材である固定側接点部材36と、内部に陽極端子32を通す絶縁スリーブ38と、コイルスプリング34による付勢力を調節するスプリング調節ボルト40と、を有する。なお、使用時において、陽極電気接点部はめっき液の中に浸漬され、固定側接点部材36に対して陽極6が摺動される。
陽極端子32は、上部が細く形成された段付きのアルミニウム製の軸であり、その上端は電源部11のプラス端子に接続され、下端には固定側接点部材36が取り付けられている。また、陽極端子32の細くなった上部は、コイルスプリング34に通されており、陽極端子32の段部がコイルスプリング34の下端と係合されるようになっている。
固定側接点部材36は、チタン製であり、陽極端子32の下端部に螺合されている。また、固定側接点部材36の底面は、陽極6の小径部と広い接触面積で摺動するように、円筒面に形成されている。陽極電気接点の固定側である固定側接点部材36の底面と、陽極電気接点の可動側であるアルミニウム製の陽極6が接触しながら陽極6が回転される。これにより、電源部11のプラス端子から陽極端子32、固定側接点部材36を介して陽極6に電流が流れる。
なお、変形例として、固定側接点部材36及び/又は陽極電気接点の可動側を、チタン、チタン合金等の耐腐食性の金属材料で構成することもできる。
絶縁スリーブ38は、テフロン(登録商標)製のパイプであり、陽極端子32及びコイルスプリング34を覆うように配置される、また、スプリング調節ボルト40は、中心にボアが形成されたテフロン(登録商標)製のボルト状の部材であり、絶縁スリーブ38の上部に螺合されるように形成されている。スプリング調節ボルト40は、そのボアに陽極端子32が貫通され、スプリング調節ボルト40の先端がコイルスプリング34の上端を押圧するように配置される。このため、スプリング調節ボルト40を回転させることにより、コイルスプリング34を圧縮する力が変化し、固定側接点部材36を陽極6に押し付ける力を調節することができる。
次に、本発明の第1実施形態によるバレルめっき装置1の作用を説明する。
まず、本実施形態のバレルめっき装置1のバレル4に、被めっき物である例えば鉄材のボルト、ねじ等の小物物品を入れる。これにより、各被めっき物は、バレル4の内壁面に直接接触して、又は、バレル4の内壁面に接触している他の被めっき物を介して陰極と導通される。バレル4に被めっき物を入れた後、バレルめっき装置1を、めっき液が入れられためっき槽に所定の位置まで浸す。具体的には、バレル4及び陽極6が完全にめっき液に浸かり、バレル駆動用モーター8及び陽極駆動用モーター10が、めっき液の液面よりも上方に位置するようにバレルめっき装置1をめっき液に浸す。なお、本実施形態においては、めっき液として浴温80〜110゜C程度の非水溶液系のAl−Mn−Zn合金めっき液が使用されている。
次に、バレル駆動用モーター8及び陽極駆動用モーター10を起動する。陽極6は、陽極駆動用モーター10の駆動力により、陽極6の中心軸線を中心に約50〜100rpmで回転される。一方、バレル4のバレル歯車12は、バレル駆動用モーター8の駆動力により約1rpmの回転速度で回転駆動され、約90゜回動される毎に回転方向が反転されるように揺動される。
また、電源部11により、陽極端子32と陰極端子18との間に例えばパルス状の50A−10Vの電流を流す。これにより、電流は、陽極端子32、固定側接点部材36、陽極6、めっき液、被めっき物、陰極(バレル4の内壁面)を通って流れる。陽極6から溶出した例えばアルミニウムイオン、マンガンイオン、ジルコニウムイオンなどの金属イオンはめっき液中に供給され、めっき液中の金属イオンが被めっき物表面に還元析出し、被めっき物表面にアルミニウム、マンガン、ジルコニウム等の均一で緻密なめっき層が形成される。このときの電流効率としては、通常95%以上である。
さらに、バレル4が揺動されることにより、バレル4内の被めっき物が混合され、被めっき物の表面に均一なめっき層が形成される。また、バレル4内に設けられた邪魔板20は、バレル4内における被めっき物の混合が促進され、より均一なめっき層が形成される。また、バレル4の内壁面が陰極を構成しているので、被めっき物の数量が少なく、被めっき物同士が接触していない状態であっても、被めっき物の陰極への導通が確保され、バイポーラ現象の発生が防止される。さらに、陽極6の周囲には陽極カバー16が配置されているので、被めっき物の数量が多い場合でも、被めっき物の陽極6への直接接触が防止される。
また、めっき液に浸漬されている陽極6は回転されているので、陽極6の周囲にめっき液の流れが常に生成され、浴電圧(陽極端子32と陰極端子18の間の電圧)異常な上昇を防止することができる。さらに、陽極6がバレル4の中の、陰極に比較的近い位置に配置され、陽極6を囲むように被めっき物が配置されるので、陽極6の被めっき物に対する露出面積が大きくなり、電流集中による黒色析出物や、焦げの発生が防止される。
所定時間後、電源部11による電圧の印加を停止し、バレルめっき装置1をめっき液槽から引き上げで、めっき作業を終了する。
次に、図6を参照して、本発明の第2実施形態によるバレルめっき装置を説明する。本実施形態によるバレルめっき装置は、密閉式のバレルめっき装置である点が上述した第1実施形態とは異なる。ここでは、本実施形態の第1実施形態とは異なる点のみを説明し、同様の構成、作用、効果については説明を省略する。図6は、本発明の第2実施形態によるバレルめっき装置の構成を模式的に示す断面図である。
図6に示すように、本発明の第2実施形態によるバレルめっき装置100は、密閉式のバレル104と、このバレル104の内部に配置された陽極106と、バレル104の中に導入するめっき液を溜めておくめっき液補給タンク108と、を有する。本実施形態においては、バレル104内のめっき液は、バレル104とは別に設けためっき液槽であるめっき液補給タンク108との間を、ポンプにより強制的に循環される。
バレル104は、截頭円錐台状に構成されており、内部にめっき液を収容しておくことができるように密閉可能に構成されている。また、バレル104は、その中心軸線が鉛直線に対して約45゜傾斜するように配置されており、バレル駆動用モーター(図示せず)により、中心軸線を中心に回転されるように構成されている。また、バレル104の内側側面及び底面を覆うように金属製の陰極104aが配置されている。バレル104内に収容された被めっき物は、傾斜した截頭円錐台の底面の低い部分に集まり、バレル104が截頭円錐台の中心軸線を中心に回転されることにより混合される。
陽極106は、バレル104の中心軸線上に配置され、バレル104内に挿入されたシャフト106aにより支持され、バレル104内部の中心軸線上に配置されている。シャフト106aは、陽極駆動用モーター(図示せず)により回転駆動され、陽極106はバレル104の内部でバレル104の中心軸線を中心に回転される。
また、バレル104には、バレル104内のめっき液を外部に引き出すためのめっき液引き出しパイプ110が挿入されており、このめっき液引き出しパイプ110は、バレル104の頂面に設けられた引き出し口110aを介して外部に引き出され、めっき液補給タンク108に接続されている。このめっき液補給タンク108は密閉式のタンクであり、所定量のめっき液が内部に貯留されている。
めっき液補給タンク108にはめっき液注入パイプ112が接続されており、このめっき液注入パイプ112は、注入口112aを介してバレル104の内部に延びている。また、めっき液補給タンク108にはポンプ(図示せず)が内蔵されている。このポンプにより、めっき液は、めっき液引き出しパイプ110を介してめっき液補給タンク108に引き出されると共に、めっき液注入パイプ112パイプを介してバレル104内に還流される。
さらに、バレル104の頂面には窒素ガス入口114aと、窒素ガス出口114bが設けられており、バレル104に窒素ガスを循環させることができるように構成されている。これにより、密閉式のバレル104内の空間は窒素ガスで満たされている。
本発明の第2実施形態のバレルめっき装置によれば、密閉式のバレルを使用しているので、特別なパージ室を設けることなく窒素雰囲気中でめっき処理を行うことができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、上述した実施形態に種々の変更を加えることができる。特に、上述した実施形態は、本発明を可溶性陽極を使用したアルミ電気めっき用のバレルめっき装置に適用したものであるが、上述した非水溶液系のアルミ溶融塩めっきの他、不溶性陽極を使用しためっき装置、水溶液系のめっき装置等、任意のバレルめっき装置に本発明を適用することができる。
また、上述した実施形態においては、陽極は、バレルの中で回転されていたが、陽極が揺動又は振動されるように本発明のバレルめっき装置を構成することもできる。
さらに、上述した実施形態においては、バレルは、揺動され、又は回転されていたが、バレルが振動されるように、本発明のバレルめっき装置を構成することもできる。
1 本発明の第1実施形態によるバレルめっき装置
2a、2b フレーム板
2c、2d、2e 連結棒
4 バレル
6 陽極
8 バレル駆動用モーター(バレル駆動部)
10 陽極駆動用モーター(陽極駆動部)
11 電源部
12 バレル歯車
14 薄板
16 陽極カバー
18 陰極端子
20 邪魔板
22 陽極駆動用歯車
24a、24b、24c 伝動用歯車
26a、26b 伝動用歯車
28 ロッド
30a、30b マイクロスイッチ
32 陽極端子
34 コイルスプリング
36 固定側接点部材
38 絶縁スリーブ
40 スプリング調節ボルト
100 本発明の第2実施形態によるバレルめっき装置
104 バレル
106 陽極
106a シャフト
108 めっき液補給タンク
110 めっき液引き出しパイプ
110a 引き出し口
112 めっき液注入パイプ
112a 注入口
114a 窒素ガス入口
114b 窒素ガス出口

Claims (16)

  1. バレルめっき装置であって、
    内部に被めっき物を収容する、内壁面に陰極が設けられたバレルと、
    このバレルの中に配置された陽極と、
    上記バレルを回転、揺動、又は振動させるバレル駆動部と、
    上記陽極を回転、揺動、又は振動させる陽極駆動部と、
    を有することを特徴とするバレルめっき装置。
  2. さらに、上記陽極の回転、揺動、又は振動を許容しながら、上記陽極へ通電させる陽極電気接点を有し、この陽極電気接点は、めっき液の中に浸漬されている請求項1記載のバレルめっき装置。
  3. 上記陽極電気接点の接点部は、上記陽極に導通した可動側及びこれと接触する固定側が共に耐腐食性金属材料製である請求項1又は2記載のバレルめっき装置。
  4. 上記耐腐食性金属材料がチタン又はチタン合金である請求項1乃至3の何れか1項に記載のバレルめっき装置。
  5. 上記陽極は、円筒又は円柱形状である請求項1乃至4の何れか1項に記載のバレルめっき装置。
  6. 上記陽極は、その表面に凹凸が形成されている請求項1乃至5の何れか1項に記載のバレルめっき装置。
  7. 上記陽極は、不溶性陽極又は可溶性陽極である請求項1乃至6の何れか1項に記載のバレルめっき装置。
  8. 上記陽極は、プラスチック製及び/又は金属製の中空円筒表面に、交換可能な可溶性陽極材又は不溶性陽極材を取り付けたものである請求項1乃至7の何れか1項に記載のバレルめっき装置。
  9. 上記陰極は、導電性を有する材料で形成されている請求項1乃至8の何れか1項に記載のバレルめっき装置。
  10. 上記陰極は、銅、金、鉄、ニッケル、ステンレス、アルミニウム、チタン、カーボン、又は導電性樹脂製である請求項1乃至9の何れか1項に記載のバレルめっき装置。
  11. 上記バレル及びその内壁面に設けられた陰極には多数の穴が形成されており、これらの穴を介してめっき液がバレル内に流入又は流出される請求項1乃至10の何れか1項に記載のバレルめっき装置。
  12. 上記バレルは、バレル内のめっき液が、別に設けためっき液槽との間で強制循環できるものである請求項1乃至11の何れか1項に記載のバレルめっき装置。
  13. 上記バレルの内壁面に設けられた陰極は、バレルの内壁面全体を覆っている請求項1乃至12の何れか1項に記載のバレルめっき装置。
  14. さらに、上記バレル内に配置され、上記バレル内の被めっき物を混合するための三角柱状山型の邪魔板を有する請求項1乃至13の何れか1項に記載のバレルめっき装置。
  15. 上記バレルは、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、又はテフロン(登録商標)製である請求項1乃至14の何れか1項に記載のバレルめっき装置。
  16. さらに、上記陰極と上記陽極の間にパルス状の電圧を印可するパルス電源部を有する請求項1乃至15の何れか1項に記載のバレルめっき装置。
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