JP2011083946A - 画像記録装置及び画像記録装置の制御方法 - Google Patents

画像記録装置及び画像記録装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】インク漏れが発生する虞があることをユーザに通知することができる画像記録装置及びその制御方法を提供することを課題とする。
【解決手段】カレンダ部9によってインク供給部3によるインクの供給を行わなかった期間である未使用時間とインク供給部3によるインク供給に要した期間である供給時間を計測する。そして、リーク検出部11は、カレンダ部9が計測した未使用時間及び供給時間からインクのリーク量異常を検出する。
【選択図】 図1

Description

本発明はインクを供給する画像記録装置、及び画像記録装置の制御方法に関し、特にインク供給部での微小なインク漏れを検知する画像記録装置、及び画像記録装置の制御方法に関する。
プリンター、コピー機、FAX等の画像記録装置で用いられる記録方式としてはインクジェット方式が知られている。インクジェット方式の画像記録装置では、紙やフィルム等の記録媒体に記録ヘッド上に設けられた複数のノズルからインクを吐出して画像記録を行う。
このようなインクジェット方式の画像記録装置では、インクを補給するためのインクカートリッジから、記録ヘッドまでのインク経路が長くなっている。また記録ヘッドにメニスカスを形成するために、記録ヘッド内のインク経路を負圧状態に保つためのインクタンクが設けられている。そしてこのインク経路及びインクタンクからのインク漏れや空気漏れによって記録品質が低下したり、装置を汚したりする虞がある。
インクもしくは空気漏れを検出する技術としては、例えば特許文献1が提案されている。この特許文献1には、装置が動作している状態において、ヘッドタンク内の空気量が所定量を超えているかどうかを検出し、超えている場合は負圧回復動作を実施する画像形成装置が開示されている。
この特許文献1の画像形成装置では、上述した負圧回復動作が所定時間内に所定回数を超えて発生した場合に空気漏れをユーザに通知することにより、微小な空気漏れの検出精度を高めている。
特開2009−67006号公報
しかしながら、特許文献1の画像形成装置では、装置が動作状態での空気漏れを、予め定められた検出回数と閾値の比較によって検出している。このため、装置が未使用状態にあった場合の空気漏れを検出することができないため、装置が長期間未使用状態で放置された場合のインク漏れは検出できない。
そこで本発明は、装置が長期間未使用状態であった場合においても、長期間未使用状態で放置された場合にインク漏れが発生する虞があることをあらかじめユーザに通知することができる画像記録装置、及び画像記録装置の制御方法を提供することを目的とする。
本画像記録装置は、前記記録媒体にインクを吐出して画像記録を行う画像記録部と、前記画像記録部にインクを供給する供給部と、前記供給部によるインクの供給を行わなかった期間である未使用時間及び前記供給部によるインク供給に要した期間である供給時間を計測するカレンダ部と、前記カレンダ部が計測した前記未使用時間及び前記供給時間からインクのリーク量異常を検出するリーク検出部と、を備えることを特徴とする。
本画像記録装置の制御方法は、前記記録媒体にインクを吐出して画像記録を行う画像記録部にインクの供給を行わなかった期間である未使用時間及びインク供給に要した期間である供給時間を計測し、前記未使用時間及び前記供給時間からインクのリーク量異常を検出することを特徴とする。
本発明によれば、インク漏れが発生する虞があることをユーザに通知することができる。
第1及び第2の実施形態に係る画像記録装置の構成例を示す概念的なブロック図である。 第1の実施形態に係る画像記録装置のインク供給部の各構成要素の配置例を示す図である。 第1の実施形態の画像記録装置のリーク検出処理を示すフローチャートである。 リーク量異常を判定するのに用いる時間関係を示すグラフである。 第2の実施形態に係る画像記録装置のインク供給部の各構成要素の配置例を示す図である。 第2の実施形態の画像記録装置のリーク検出処理を示すフローチャートである。 インク温度を考慮した、リーク量異常を判定するのに用いる時間関係を示すグラフである。
以下、本実施形態の画像記録装置を図面を参照しながら詳細に説明する。なお以下の説明では本実施形態の画像記録装置を、インクジェット方式のフルライン型のカラー画像記録装置として構成した場合を例として説明する。
フルライン型のカラー画像記録装置では、例えばK(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロ)の各色のインク毎に長尺の記録ヘッドを設けるか、又はKCMYの色毎に短尺の複数の記録ヘッドを設け、カラーの画像記録を行っている。なお、色毎に短尺の複数の記録ヘッドを設ける場合、複数の短尺記録ヘッドは記録媒体の搬送方向(副走査方向)に対して直交する方向(主走査方向)に並べられている。
本実施形態の画像記録装置は、上位装置から送信される記録データを含むジョブ情報を受信し、このジョブ情報に基づいて、例えば長尺の記録ヘッドからそれぞれKCMYの各色のインクを吐出して、画像記録部の直下を搬送される記録媒体に画像記録を行う。この画像記録を行うとき、各色のノズル列の複数のノズルからインクを記録媒体に向けて吐出することで、所望の文字や画像の記録処理を高速に行うことができる。
なお本実施形態の画像記録装置は、フルライン型のカラー画像記録装置に限定されるものではなく、インクを用いて画像記録を行う方式の画像記録装置であれば走査型等他の形式の画像記録装置であっても良い。また画像記録に用いるインクの色数も3色以下であっても、5色以上であっても良い。
図1は、第1及び第2の実施形態に係る画像記録装置の構成例を示す概念的なブロック図である。また、図2は第1の実施形態に係る画像記録装置のインク供給部3の各構成要素の配置例を示す図である。
図1に示されている画像記録装置1は、制御部2、インク供給部3、画像記録部4、報知部5、給送部6、搬送部7、及び収納部8を備えている。また、本実施形態の画像記録装置1には、パーソナルコンピュータ(PC)等の上位装置15が接続され、上位装置15から受信したジョブ情報に基づいて、後述する複数のノズルより記録媒体上にインクを吐出し、記録処理を行う。
制御部2は、例えば制御機能及び演算機能を有する演算処理装置であり、MPU(Micro Processor Unit:演算処理装置)、制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、及びMPUが作業用記憶領域として使用するRAM(Random Access Memory)等からなる制御処理回路、及び画像記録装置1の制御に関する各種設定値等を記憶する不揮発性メモリとを少なくとも有する。
画像記録装置1の制御部2では、例えば記憶部10を上記ROM、RAM及び不揮発性メモリにより構成する。また、制御部2では、例えばMPUが制御プログラムを実行することでリーク検出部11を構成し、この制御プログラムを記憶部10に予め記憶させておく。さらに、制御部2では、例えばカレンダ部9をRTC(Real Time Clock)とMPUが実行する制御プログラムで構成し、この制御プログラムも記憶部10に予め記憶させておく。
なお、記憶部10の所定の記憶領域には、未使用期間に発生したインクのリークを検出するリーク検出処理を実行するための判定条件を予め記録させておく。この判定条件としては、画像記録装置の未使用期間に対応したインク供給時間等の情報である。例えば、画像記録装置の未使用期間に比例してリークによるインク液面低下が発生し画像記録装置起動時にインク供給動作が行われるため、未使用期間に対応したインク供給動作時間の情報が記憶されている。
なお、以下の説明では上述したようにリーク検出部11やカレンダ部9はソフトウエアによって実現する例を示すが、これらは制御部2の演算処理装置が制御するハードウェアである信号処理回路として構成してもよい。
画像記録部4は、例えば記録処理のためのインクを吐出する複数のノズルより形成された少なくとも1つのノズル列13、制御部2の駆動指示によりノズル列13を構成する複数のノズルをそれぞれ駆動するノズル列駆動部12、及びノズル列13の近傍のインク温度を計測するインク温度計測部14を備えている。
給送部6は、例えば紙やフィルム等の不図示の記録媒体を積載する給送トレイ、及び記録媒体を搬出する給送ローラを備え、制御部2からの指示に従って給送ローラを駆動し、記録媒体を搬送部7まで搬送する。
搬送部7は、例えば不図示の無端ベルトで構成される搬送部材、無端ベルトを駆動する搬送駆動部、及び記録媒体の搬送距離情報を生成する搬送情報生成部を備え、記録媒体を収納部8に搬送する。
制御部2は、この搬送距離情報に基づいて、画像記録部4のノズル列13によるインク吐出のタイミングを決定し、記録媒体がノズル列13と対向する位置に搬送されるタイミングでノズル列駆動部12を制御し、ノズル列13からインクを吐出させ、記録処理を行う。
収納部8は不図示の排紙ローラと収納トレイで構成され、画像記録部4によって記録処理が行われた記録媒体を排紙ローラによって機外に排出し、収納トレイに収納する。
次に、図2に示されている第1の実施形態の画像記録装置1のインク供給部3は、カートリッジ15、第1の経路20、第2の経路21、供給弁22、第1の大気開放経路23、第1の大気開放弁24、ポンプ25、第1のタンク30、第1の液面検知フロート31、及び第1の液面検知センサ32を備える構成となっている。また、インク供給部3の第2の経路21には、画像記録部4が接続されインクが供給され、制御部2の駆動指示により記録処理を行う。
カートリッジ15は、インクが充填されたインクカートリッジ、及びインクカートリッジを着脱可能に保持する不図示のカートリッジ保持部材を少なくとも有する構成となっている。そしてカートリッジ15は、カートリッジ保持部材に装着されたインクカートリッジ内のインクを第1の経路20へと供給する。
第1の経路20は、第1のタンク30とカートリッジ15の間に供給弁22を介して設けられ、制御部2の供給弁22の駆動指示により供給弁22が開放されると、カートリッジ15内のインクを第1のタンク30に供給する。
第2の経路21は、第1のタンク30と画像記録部4を接続している。
画像記録部4のノズル列13は、第1のタンク30内のインク液面より高さHだけ高い位置に設けられており、ノズル列13を所定の負圧状態とすることによりメニスカスが生成されるように配置されている。
画像記録部4からのインクの吐出量に応じて、制御部2は、供給弁22及び第1の大気開放弁24を閉じ、またポンプ25を駆動することにより、インクを第1のタンク30から画像記録部4に供給する。
供給弁22は、例えば制御部2の駆動指示で動作する電磁弁で構成される。後述する第1の液面検知フロート31と第1の液面検知センサ32によって第1のタンク30内のインク量が所定量を下回ったと検知されると、制御部2は第1のタンク30にインク供給が必要と判断する。これにより制御部2は駆動指示を行い、第1の大気開放弁24を開放すると共に供給弁22を開放する。
第1の大気開放弁24は、例えば制御部2の駆動指示で動作する電磁弁で構成される。この第1の大気開放弁24は、第1の大気開放経路23によって第1のタンク30を大気開放できるように構成され、カートリッジ15からインクを供給する際に大気開放される。
第1の液面検知フロート31は、第1のタンク30内でインク上に浮くように配設され、第1のタンク30の対面する位置に配設された第1の液面検知センサ32により、その位置を検知できるように構成されている。この第1の液面検知センサ32から出力される信号によって、制御部2が第1のタンク30内のインク量を検知できるように構成されている。
次に、本実施形態における画像記録装置1のリーク検出部11によっておこなわれる、画像記録装置未使用期間に発生したインクのリークを検出するリーク検出処理の第1の実施形態について説明する。
この第1の実施形態のリーク検出処理では、カレンダ部9によって計測した未使用時間と画像記録装置1が起動時に行うインク供給の供給時間を比較することによって、インクのリーク量異常を検出する。
図3は、第1の実施形態の画像記録装置1のリーク検出処理を示すフローチャートである。尚、同図に示す処理は、記憶部10に予め記憶されている制御プログラムを制御部2のMPUが読み出して実行することにより実現され、制御部2はこの制御プログラムをMPUが実行することによって、リーク検出部11として機能しインクのリーク検出及び報知を制御する。
画像記録装置1の起動後、まず制御部2はリーク検出処理を開始し、第1のタンク30内の第1の液面検知センサ32の出力状態を検知する。本実施形態では、タンク内のインク液面が所定の位置にある場合は液面検知センサはONを出力し、所定の位置にない場合はOFFを出力することとする。そして制御部2は、第1の液面検知センサ32の出力状態から、第1のタンク30内のインクが減少していないと検知した場合、すなわち液面検知センサの出力がONの場合(ステップS1、NO)、インクのリークは発生していないと判断し、リーク検出処理を終了する。
一方制御部2は、第1の液面検知センサ32の出力状態で、第1のタンク30内のインクが減少していると検知した場合、すなわち液面検知センサの出力がOFFの場合(ステップS1、YES)、ステップS2として、カレンダ部9から、供給弁22が閉じられていた時間を取得する。
次に制御部2は、ステップS3において、第1のタンク30にカートリッジ15からインクを供給できるようにするために、第1の大気開放弁24を開放し、第1のタンク30を大気開放状態にする。
そして次に制御部2は、ステップS4において、第1のタンク30にカートリッジ15からインクを供給するために、供給弁22を開放する。
これによりカートリッジ15から第1のタンク30にインクが供給され、制御部2は、ステップS5において、第1のタンク30内のインク量が第1の液面検知センサ32がONとなる所定の量となるまで待機(ステップS5、NO)する。そしてタンク30に所定のインク量が供給され液面検知センサがONとなると(ステップS5、YES)、ステップS6として制御部2は、供給弁22及び第1の待機弁24を閉じて、第1のタンク30へのインクの供給を止める。
そして同時に制御部2は、ステップS7として、ステップS4で供給弁22を開放して第1のタンク30にインクを供給開始してから、第1のタンク30が所定のインク量が供給され第1の液面検知センサ32がONとなるまでの時間を計測する。
次に制御部2は、ステップS8において、ステップS2で取得した供給弁22が閉じられていた時間(画像記録装置1の未使用時間)と、ステップS7で計測した第1のタンク30内のインク量が所定のインク量となるのに要した時間(供給時間)を比較し、インクのリーク量が正常かどうかを求める。
図4は、ステップS2で求めた画像記録装置1の供給弁22が長期間閉じられていた時間すなわち未使用時間とステップS7で求めた供給時間の関係からリーク量異常を判定するのに用いるグラフである。
画像記録装置1内のインクは時間の経過と共に自然蒸発してゆく。よって画像記録装置1が稼働していないときは、新たなインクは供給されないので第1のタンク30内のインク量は減ってゆく。画像記録装置1を起動して、第1のタンク30内に供給するインクの量がこの自然蒸発による量より多ければ、インクのリークが生じている可能性がある。自然蒸発するインクの量は、画像記録装置1の未使用時間に比例し、第1のタンク30に供給するインクの量は、供給時間に比例するので、両者を比較することによってインクのリークが生じているかどうかを判定することが出来る。
図4のグラフは、横軸に画像記録装置1の未使用時間、縦軸に供給時間をとって示したものである。制御部2では、この図4のグラフを記憶部10に表や式の形で記憶している。
図3のステップS8で制御部2は、図4で示した未使用時間と供給時間との関係を参照し、ステップS9において正常かあるいはインクのリーク異常が生じているかを判定する。
図4において、未使用時間から推測される値よりインクの供給時間が短ければ、参照位置は正常を示す範囲45となり、逆に未使用時間から推測される値よりインクの供給時間が長ければ、参照位置はリーク量異常を示す範囲46となる。
ステップS9における判定の結果、リーク量異常と判断されれば(ステップS9、YES)、オペレータに音声や表示等によって異常を報知(ステップ10)後、終了する。
またステップ9において正常と判断されれば(ステップS9、NO)、そのまま本処理を終了する。
このように第1の実施形態の画像記録装置1におけるリーク検出処理では、未使用時間とインクの供給時間を計測し、両者を比較することによってインクのリーク量異常が生じているかどうかを判定することが出来る。
次に第2の実施形態の画像記録装置1について説明する。
図2に示した第1の実施形態の画像記録装置1のインク供給部3は非循環系であったが、第2の実施形態の画像記録装置1では、循環系のインク供給部3を備える構成となっている。
図5は、第2の実施形態の画像記録装置1のインク供給部3の各構成要素の配置例を示す図である。なお図5は、図2の第1の実施形態の画像記録装置1の構成要素と、基本的に同じ機能を果たすものには、同じ符号が付されている。
図5に示されている第2の実施形態の画像記録装置1のインク供給部3は、カートリッジ15、第1の経路20、第2の経路21、供給弁22、第1の大気開放経路23、第1の大気開放弁24、ポンプ25、第3の経路26、第4の経路27、第1のタンク30、第1の液面検知フロート31、第1の液面検知センサ32、第2のタンク40、第2の液面検知フロート41、第2の液面検知センサ42、第2の大気開放経路43、及び第2の大気開放弁44を備える構成となっている。
この図5の第2の実施形態の画像記録装置1のインク供給部3の構成を図2の第1の実施形態と比較すると、図5の構成ではインク供給部3を循環系の構成とするために、第2のタンク40を設けている。この第2のタンク40は、画像記録部4に自然落下でインクを供給するため、画像記録部4より高さH1高い位置に配置され、また画像記録部4のノズル列13に負圧を発生させメニスカスを形成するために、第1のタンク30は画像記録部4より高さH2低い位置に配置される。そして第2のタンク40も第1のタンクと同様、内部のインク量を検出するための第2の液面検知フロート41及び第2の液面検知センサ42を備えている。
また第2のタンク40と画像記録部4の間を第3の経路26で接続し、画像記録部4と第1のタンク30の間を第4の経路27によって接続する。これにより第3の経路26から画像記録部4に供給されたインクが第4の経路27を通して第1のタンク30に回収されるように構成される。
またポンプ25によって、第2の経路21を通して第1のタンク30から第2のタンク40にインクを供給できるようにしている。さらに、第2のタンク40から第3の経路26を介し、画像記録部4にインクを供給し、第4の経路27により画像記録部4から第1のタンク30にインクを回収するように構成することにより循環系が構成されている。
次にこの第2の実施形態の画像記録装置1によって実行される、未使用期間に発生したインクのリークを検出するリーク検出処理について説明する。
図6は、第2の実施形態の画像記録装置1において実行されるリーク検出処理を示すフローチャートである。尚、同図に示す処理は、制御部2の記憶部10に予め記憶されている制御プログラムをMPUが読み出して実行することにより実現され、制御部2はこの制御プログラムをMPUが実行することによって、リーク検出部11として機能する。
なお、第1のタンク30のリーク検出処理については図3を用いて説明した第1の実施形態の場合と同じとなるため、第2の実施形態でのリーク検出処理では、第2のタンク40のインク量が減っておらず、第2のタンク40のリーク検出処理を行わないときに行う。図6の処理において、画像記録装置1の起動後、まず制御部2はリーク検出処理を開始し、第2のタンク40内の第2の液面検知センサ42の出力状態を検知する。そして制御部2は、第2の液面検知センサ42の出力状態から、第2のタンク40内のインクが減少していないと検知した場合(ステップS21、NO)、第2のタンク40ではインクのリークは発生していないと判断し、ステップS33として、図3に示した第1のタンク30のリーク検出処理を行った後、本処理を終了する。
一方第2の液面検知センサ42の出力状態から、第2のタンク40内のインクが減少していると検知したとき(ステップS21、YES)、制御部2は、カレンダ部9から、第2のタンク40にインクを供給するポンプ25が停止していた時間を取得する。
次に制御部2は、ステップS23において、第2のタンク40を大気開放するために第2の大気開放弁44を開放する。そして制御部2は、ステップS24において、ポンプ25を駆動して第1のタンク30から第2のタンク40へのインクの送液を開始する。
次にステップS25において、制御部2は第2の液面検知センサ42の出力状態を検知する。その結果、第2のタンク40内のインク量が所定の量に達しておらず、第2の液面検知センサ42の出力状態がOFFのとき(ステップS25、NO)、第1のタンク30のインク量に応じてカートリッジ15からのインク供給を行うために第1の液面検知センサ32の出力状態を検知する。その結果第1の液面検知センサ32の出力状態がOFFならば(ステップS26、YES)、ステップS27として供給弁22を開放してカートリッジ15から第1のタンク30にインクを供給した後にステップS25に処理を戻す。また第1の液面検知センサ32の出力状態がONならば(ステップS26、NO)、第1のタンク30内には所定の量のインクがあるので、そのまま処理をステップS25に戻し、第2の液面検知センサ42がONとなるのを待機する。
一方ステップS25において、制御部2が第2の液面検知センサ42の出力状態がONであることを検知したとき(ステップS25、YES)、制御部2は第2のタンク40内のインク量は所定の量に達したと判定する。そして、制御部2はステップS28においてポンプ25を停止し、さらに供給弁22を閉じて第1のタンク30及び第2のタンク40へのインク供給を停止する。それと同時に制御部2は、ステップS29において、ステップS24でポンプ25の駆動を開始してから、第2の液面検知センサ42の出力がONとなるまでの時間を計測する。
そして制御部2は、ステップS30において、ステップS22で取得したポンプ25が停止していた時間(画像記録装置1の未使用時間)とステップS29で計測したポンプ25の駆動時間(供給時間)を比較する。
この比較の結果から制御部2は、ステップS31において、画像記録装置1の未使用時間と供給時間の関係が図4に示すリーク量異常の範囲46にあるときは(ステップS31、YES)、ステップS32としてオペレータに音声や表示等によって異常を報知後、本処理を終了する。またステップS30の比較、画像記録装置1の未使用時間と供給時間の関係が図4に示す正常の範囲45であった場合(ステップS31、NO)、そのまま本処理を終了する。
このように第2の実施形態の画像記録装置1のように2つのタンク30及び40を備える構成においても、インクのリーク量異常を検出することが出来る。
なお上記説明では、リーク量異常の検出で図4のグラフを用いたが、タンクの容量、インク経路長等の構成によりグラフ中のリーク量異常の範囲46の大きさは変化する。よって図4のようなリーク量異常の検出に用いるグラフは、これらの点を考慮した適切な設定を行う必要がある。
また同一の供給時間でも、供給されるインク量はインク温度によって異なってくるため、図4に示したグラフを、図7に示すように温度範囲ごとに規定してもよい。温度が高くなると単位時間あたりのインク供給量が減るので、図7のグラフでは、インク温度tが高くなるとリーク量異常の範囲47が狭くなっている。
図7のグラフを用いる場合、制御部2は、カレンダ部9が計測する画像記録装置1の未使用時間及び未使用時間の他に、インク温度計測部14による計測結果を用いてインクのリーク量不良を検出する。
また本実施形態の画像記録装置は、単体機能のものに限定されるものではなく、複写機やスキャナー等を含む所謂複合機であってもよい。
さらに、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、本発明は、前述した実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明をなすことができる。例えば本発明は、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。
1 画像記録装置
2 制御部
3 インク供給部
4 画像記録部
5 報知部
6 給送部
7 搬送部
8 収納部
9 カレンダ部
10 記憶部
11 リーク検出部
12 ノズル列駆動部
13 ノズル列
14 インク温度計測部
15 上位装置
20 第1の経路
21 第2の経路
22 供給弁
23 第1の大気開放経路
24 第1の大気開放弁
25 ポンプ
26 第3の経路
27 第4の経路
30 第1のタンク
31 第1の液面検知フロート
32 第1の液面検知センサ
40 第2のタンク
41 第2の液面検知フロート
42 第2の液面検知センサ
43 第2の大気開放経路
44 第2の大気開放弁

Claims (15)

  1. 記録媒体にインクを吐出して画像記録を行う画像記録部と、
    前記画像記録部にインクを供給する供給部と、
    前記供給部によるインクの供給を行わなかった期間である未使用時間及び前記供給部によるインク供給に要した期間である供給時間を計測するカレンダ部と、
    前記カレンダ部が計測した前記未使用時間及び前記供給時間からインクのリーク量異常を検出するリーク検出部と、
    を備えることを特徴とする画像記録装置。
  2. 演算処理部、及び制御プログラムを予め記憶している記憶部を少なくとも備える制御部をさらに備え、
    前記制御部は、前記演算処理部に前記制御プログラムを実行させることにより前記リーク検出部として機能する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記インクを一時的に貯留する第1のインクタンクを更に備え、
    前記供給部は、前記第1のタンクにインクを供給し、当該第1のタンク内のインクが前記画像記録部に供給されることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  4. 前記第1のインクタンク内のインク量を検知する第1のインク量検知部を更に備え、
    前記供給時間は、前記供給部が前記第1のタンクにインクの供給を開始してから、前記第1のインク量検知部が前記第1のタンク内のインク量が所定の量に達したことを検知するまでの期間を示すことを特徴とする請求項3に記載の画像記録装置。
  5. 前記未使用時間は、前記供給部が停止していた時間であることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  6. 前記インクを一時的に貯留する第1のインクタンクと、
    前記第1のタンクと前記画像記録部との間に設けられ、前記インクを一時的に貯留する第2のインクタンクと、
    前記第1のタンクと前記第2のタンクの間に設けられ、前記第1のタンク内のインクを前記第2のタンクへ供給するポンプ部を更に備え、
    前記第2のタンク内のインクが前記画像記録部に供給され、前記画像記録部内のインクが前記第1のタンクに回収されることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  7. 前記第2のインクタンク内のインク量を検知する第2のインク量検知部を更に備え、
    前記供給時間は、前記ポンプ部が前記第2のタンクにインクの供給を開始してから、前記第2のインク量検知部が前記第2のタンク内のインク量が所定の量に達したことを検知するまでの期間を示すことを特徴とする請求項6に記載の画像記録装置。
  8. 前記第1のインクタンク内のインク量を検知する第1のインク量検知部を更に備え、
    前記画像記録装置が起動時に前記リーク検出部は、前記リーク量異常の検出を行い、当該起動時に前記第2のインク量検知部が前記第2のタンク内のインク量が所定の量に達したことを検知したとき、前記リーク検出部は、前記供給部がインクの供給を開始してから前記前記第1のインク量検知部が前記第1のタンク内のインク量が所定の量に達したことを検知するまでの期間を前記供給時間として前記リーク量異常の検出を行うことを特徴とする請求項6に記載の画像記録装置。
  9. 前記未使用時間は、前記ポンプ部が停止していた時間であることを特徴とする請求項6に記載の画像記録装置。
  10. 前記リーク検出部は、前記未使用時間から推測される値より前記供給時間が大きいときインクのリーク量異常を報知することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  11. 前記インクの温度を計測するインク温度計測部を更に備え、
    前記リーク検出部は、前記カレンダ部が計測した前記未使用時間及び前記供給時間に加え、前記インク温度計測部が計測した前記インクの温度も考慮してインクのリーク量異常を検出することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  12. 画像記録装置の制御方法であって、
    記録媒体にインクを吐出して画像記録を行う画像記録部に前記インクの供給を行わなかった期間である未使用時間及び前記インク供給に要した期間である供給時間を計測し、
    前記未使用時間及び前記供給時間からインクのリーク量異常を検出する
    ことを特徴とする画像記録装置の制御方法。
  13. 前記インクを一時的に貯留して前記画像記録部に前記インクを供給する第1のインクタンクにインクの供給を開始してから、前記第1のタンク内のインク量が所定の量に達したことを検知するまでの期間を前記供給時間とすることを特徴とする請求項12に記載の画像記録装置の制御方法。
  14. 前記画像記録部からインクを回収し、前記インクを一時的に貯留する第1のインクタンクと、当該第1のタンクと前記画像記録部との間に設けられ、前記インクを一時的に貯留する第2のインクタンクと、の間に設けられ、前記第1のタンク内のインクを前記第2のタンクへ供給するポンプ部が前記第2のタンクにインクの供給を開始してから、前記第2のタンク内のインク量が所定の量に達するまでの期間を前記供給時間とすることを特徴とする請求項12に記載の画像記録装置の制御方法。
  15. 前記未使用時間から推測される値より前記供給時間が大きいときインクのリーク量異常を報知することを特徴とする請求項12に記載の画像記録装置の制御方法。
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