JP2011083917A - 液体吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像の質感を簡易に調整する。
【解決手段】媒体の表面を加工するための加工液であって、光が照射されると硬化する加工液を媒体に吐出するヘッドと、仮硬化用の光を照射する第1照射部と、本硬化用の光を照射する第2照射部と、ヘッドから加工液を吐出させることによって媒体にドットを形成し、さらに、媒体に形成されたドットに第1照射部から光を照射させ、第1照射部からの光が照射されたドットに第2照射部から光を照射させるコントローラーであって、画像の質感の設定に応じて、第1照射部からの光の照射エネルギーを変更するコントローラーと、を備える。
【選択図】図9

Description

本発明は、液体吐出装置に関する。
媒体(紙、布、OHP用紙など)に液体(例えばインク)を吐出する液体吐出装置(例えばプリンタ)がある。このような液体吐出装置では、画像を印刷するために、例えば着色剤として顔料を含むカラーインクが用いられる。また、このようなカラーインクと共に、顔料等の着色剤を含まない無色透明の液体(クリアーインク)を用いて媒体の表面を加工(例えばコーティング)する技術も開発されている。(例えば特許文献1参照)。
特開2003-286428号公報
上述したような液体吐出装置では、表面の光沢を抑えた低光沢の画質(マット調)の画像を印刷する場合には、表面に凹凸のある媒体を使用し、表面の光沢を高めた高光沢の画質(グロス調)の画像を印刷する場合には、表面が平滑な媒体を使用していた。このように、画像を印刷する際に、質感に応じた媒体を用意する必要があり手間がかかった。
そこで、本発明は、画像の質感を簡易に調整することを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、媒体の表面を加工するための加工液であって、光が照射されると硬化する加工液を前記媒体に吐出するヘッドと、仮硬化用の光を照射する第1照射部と、本硬化用の光を照射する第2照射部と、前記ヘッドから前記加工液を吐出させることによって前記媒体にドットを形成し、さらに、前記媒体に形成されたドットに前記第1照射部から光を照射させ、前記第1照射部からの光が照射されたドットに前記第2照射部から光を照射させるコントローラーであって、画像の質感の設定に応じて、前記第1照射部からの光の照射エネルギーを変更するコントローラーと、を備えたことを特徴とする液体吐出装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
プリンターの全体構成のブロック図である。 印刷領域周辺の概略図である。 各ヘッドのノズル配置の説明図である 図4A〜図4Cは、仮硬化におけるUVの照射エネルギーとUVインク(ドット)の形状との関係の説明図である。 比較例のプリンターの構成の説明図である。 プリンターの印刷時にプリンタードライバーが行なう処理のフロー図である。 コンピューターに表示される画面の一例を示す図である。 第1実施形態のプリンターによる印刷処理のフロー図である。 照射条件設定処理のフロー図である。 図10A及び図10Bは、第1実施形態による印刷物の概念図である。 第2実施形態における印刷領域周辺の概略図である。 第2実施形態のプリンターによる印刷処理のフロー図である。 図13A及び図13Bは、第2実施形態による印刷物の概念図である。 第3実施形態における印刷領域周辺の概略図である。 第3実施形態のプリンターによる印刷処理のフロー図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
媒体の表面を加工するための加工液であって、光が照射されると硬化する加工液を前記媒体に吐出するヘッドと、仮硬化用の光を照射する第1照射部と、本硬化用の光を照射する第2照射部と、前記ヘッドから前記加工液を吐出させることによって前記媒体にドットを形成し、さらに、前記媒体に形成されたドットに前記第1照射部から光を照射させ、前記第1照射部からの光が照射されたドットに前記第2照射部から光を照射させるコントローラーであって、画像の質感の設定に応じて、前記第1照射部からの光の照射エネルギーを変更するコントローラーと、を備えたことを特徴とする液体吐出装置が明らかとなる。
このような液体吐出装置によれば、画像の質感を簡易に調整することができる。
かかる液体吐出装置であって、前記画像の質感がマット調に設定された場合に前記第1照射部から照射される光の照射エネルギーは、前記画像の質感がグロス調に設定された場合に前記第1照射部から照射される光の照射エネルギーよりも大きいことが望ましい。
このような液体吐出装置によれば、照射エネルギーの大きさを変えることによって画像の質感をマット調あるいはグロス調にすることができる。
かかる液体吐出装置であって、前記画像の質感がマット調に設定された場合に前記第1照射部から照射される光の照射エネルギーは15mJ/cm〜30mJ/cmであり、前記画像の質感がグロス調に設定された場合に前記第1照射部から照射される光の照射エネルギーは5mJ/cm〜15mJ/cmであることが望ましい。
かかる液体吐出装置であって、カラーの液体を色毎に吐出する複数のカラー用ヘッドをさらに備え、前記コントローラーは、前記複数のカラー用ヘッドからそれぞれカラーの液体を吐出させることによって前記媒体に画像を印刷した後、画像の印刷された前記媒体に前記加工液を吐出させてもよい。
このような液体吐出装置によれば、画像の印刷と表面の加工とを連続して行うことができる。
かかる液体吐出装置であって、前記カラーの液体は、光が照射されると硬化する液体であってもよい。
このような液体吐出装置によれば、液体を吸収しにくい媒体にも良好に印刷することができる。
かかる液体吐出装置であって、前記カラーの液体は、水性の液体であってもよい。
このような液体吐出装置によれば、画像(画像の有無、あるいは画像の濃淡)に関係なく質感の調整を行うことができ、光沢をより均一にすることができる。
以下の実施形態では、液体吐出装置としてラインプリンター(プリンター1)を例に挙げて説明する。
===第1実施形態===
<プリンターの構成について>
図1は、プリンター1の全体構成のブロック図である。また、図2は、印刷領域周辺の概略図である。
プリンター1は、紙、布、フィルム等の媒体に画像を印刷する印刷装置であり、外部装置であるコンピューター110と通信可能に接続されている。
コンピューター110にはプリンタードライバーがインストールされている。プリンタードライバーは、表示装置(不図示)にユーザーインターフェイスを表示させ、アプリケーションプログラムから出力された画像データを印刷データに変換させるためのプログラムである。このプリンタードライバーは、フレキシブルディスクFDやCD−ROMなどの記録媒体(コンピューター読み取り可能な記録媒体)に記録されている。または、このプリンタードライバーは、インターネットを介してコンピューター110にダウンロードすることも可能である。なお、このプログラムは、各種の機能を実現するためのコードから構成されている。
そして、コンピューター110は、プリンター1に画像を印刷させるため、印刷させる画像に応じた印刷データをプリンター1に出力する。
本実施形態のプリンター1は、液体の一例として、紫外線(以下、UV)の照射によって硬化する紫外線硬化型インク(以下、UVインク)を吐出することにより、媒体に画像を印刷する装置である。UVインクは、紫外線硬化樹脂を含むインクであり、UVの照射を受けると紫外線硬化樹脂において光重合反応が起こることにより硬化する。なお、本実施形態のプリンター1は、画像を印刷するためのCMYKの4色のUVインク(カラーインク)と、無色透明のUVインク(クリアインク)を用いる。
本実施形態のプリンター1は、搬送ユニット20、ヘッドユニット30、照射ユニット40、検出器群50、及びコントローラー60を有する。外部装置であるコンピューター110から印刷データを受信したプリンター1は、コントローラー60によって各ユニット(搬送ユニット20、ヘッドユニット30、照射ユニット40)を制御して、印刷データに従って媒体に画像を印刷する。コントローラー60は、コンピューター110から受信した印刷データに基づいて、各ユニットを制御し、媒体に画像を印刷する。プリンター1内の状況は検出器群50によって監視されており、検出器群50は、検出結果をコントローラー60に出力する。コントローラー60は、検出器群50から出力された検出結果に基づいて、各ユニットを制御する。
搬送ユニット20は、媒体(例えば、紙など)を所定の方向(以下、搬送方向という)に搬送させるためのものである。この搬送ユニット20は、上流側搬送ローラ23A及び下流側搬送ローラ23Bと、ベルト24とを有する。不図示の搬送モータが回転すると、上流側搬送ローラ23A及び下流側搬送ローラ23Bが回転し、ベルト24が回転する。給紙ローラ(不図示)によって給紙された媒体は、ベルト24によって、印刷可能な領域(ヘッドと対向する領域)まで搬送される。ベルト24が媒体を搬送することによって、媒体がヘッドユニット30に対して搬送方向に移動する。印刷可能な領域を通過した紙Sは、ベルト24によって外部へ排紙される。なお、搬送中の媒体は、ベルト24に静電吸着又はバキューム吸着されている。
ヘッドユニット30は、媒体にUVインクを吐出するためのものである。ヘッドユニット30は、搬送中の媒体に対して各インクを吐出することによって、媒体にドットを形成し、画像を媒体に印刷する。本実施形態のプリンター1はラインプリンターであり、ヘッドユニット30の各ヘッドは媒体幅分のドットを一度に形成することができる。なお、図2に示すように、搬送方向の上流側から順に、ブラックのUVインクを吐出するブラックインクヘッドK、シアンのUVインクを吐出するシアンインクヘッドC、マゼンダのUVインクを吐出するマゼンダインクヘッドM、イエローのUVインクを吐出するイエローインクヘッドY、クリアインクを吐出するクリアインクヘッドCLの各ヘッドが設けられている。なお、以下、カラーインク(ブラック、シアン、マゼンダ、イエロー)を吐出する各ヘッドのことをカラーインク用ヘッドともいい、クリアインクを吐出するクリアインクヘッドCLのことをクリアインク用ヘッドともいう。
なお、ヘッドユニット30の構成の詳細ついては、後で説明する。
照射ユニット40は、媒体に着弾したUVインクに向けてUVを照射するものである。媒体上に形成されたドットは、照射ユニット40からのUVの照射を受けることにより、硬化する。本実施形態の照射ユニット40は、仮硬化用照射部42a〜42e、及び本硬化用照射部44を備えている。
仮硬化用照射部42a〜42eは、媒体に形成されたドットを仮硬化させるためのUVを照射する。なお、本実施形態において、仮硬化とは、インク間の滲みやドットの広がりを抑制するために行なう硬化のことである。
仮硬化用照射部42aは、ブラックインクヘッドKの搬送方向下流側に設けられており、仮硬化用照射部42bは、シアンインクヘッドGの搬送方向下流側に設けられている。また、仮硬化用照射部42cは、マゼンダインクヘッドMの搬送方向下流側に設けられており、仮硬化用照射部42dは、イエローインクヘッドYの搬送方向下流側に設けられている。そして、仮硬化用照射部42eは、クリアインクヘッドCLの搬送方向下流側に設けられている。なお、仮硬化用照射部42eは第1照射部に相当する。
これらの仮硬化用照射部42a〜42eの媒体幅方向の長さは媒体幅以上である。そして、仮硬化用照射部42a〜42eは、ヘッドユニット30の対応するヘッドによって形成されたドットに仮硬化のUVを照射する。
本実施形態の仮硬化用照射部42は、UV照射の光源として発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)を備えている。LEDは入力電流の大きさを制御することによって、照射エネルギーを容易に変更することが可能である。
なお、仮硬化の詳細については後述する。
本硬化用照射部44は、媒体に形成されたドットを本硬化させるためのUVを照射する。なお、本実施形態において、本硬化とは、ドットを完全に硬化させるために行なう硬化のことである。
本硬化用照射部44は、仮硬化用照射部42eよりも搬送方向下流側に設けられている。また、本硬化用照射部44の媒体幅方向の長さは媒体幅以上である。そして、本硬化用照射部44は、ヘッドユニット30の各ヘッドによって形成されたドットにUVを照射する。なお、本硬化用照射部44は第2照射部に相当する。
本実施形態の本硬化用照射部44は、UV照射の光源として、ランプ(メタルハライドランプ、水銀ランプなど)を備えている。
なお、本硬化の詳細については後述する。
検出器群50には、ロータリー式エンコーダ(不図示)、紙検出センサ(不図示)などが含まれる。ロータリー式エンコーダは、上流側搬送ローラ23Aや下流側搬送ローラ23Bの回転量を検出する。ロータリー式エンコーダの検出結果に基づいて、媒体の搬送量を検出することができる。紙検出センサは、給紙中の媒体の先端の位置を検出する。
コントローラー60は、プリンターの制御を行うための制御ユニット(制御部)である。コントローラー60は、インターフェイス部61と、CPU62と、メモリー63と、ユニット制御回路64とを有する。インターフェイス部61は、外部装置であるコンピューター110とプリンター1との間でデータの送受信を行う。CPU62は、プリンター全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリー63は、CPU62のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものであり、RAM、EEPROM等の記憶素子を有する。CPU62は、メモリー63に格納されているプログラムに従って、ユニット制御回路64を介して各ユニットを制御する。
<印刷動作について>
プリンター1がコンピューター110から印刷データを受信すると、コントローラー60は、まず、搬送ユニット20によって給紙ローラ(不図示)を回転させ、印刷すべき媒体をベルト24上に送る。媒体はベルト24上を一定速度で停まることなく搬送され、ヘッドユニット30、及び照射ユニット40の下を通る。この間に、コントローラー60は、ヘッドユニット30の各ヘッドのノズルからインクを断続的に吐出させることによって媒体にドットを形成するとともに、照射ユニット40の各照射部からUVを照射させる。こうして媒体に画像が印刷される。そして、最後にコントローラー60は、画像の印刷が終了した媒体を排紙する。
<ヘッドの構成について>
図2に示すように本実施形態のプリンター1はカラーインク用ヘッドとクリアインク用ヘッドと有している。
カラーインク用ヘッドは、画像を印刷するためのUVインクをインク色毎に吐出する。本実施形態では、カラーインク用ヘッドとして、搬送方向の上流側から順に、ブラックインクヘッドK、シアンインクヘッドC、マゼンダインクヘッドM、イエローインクヘッドYが設けられている。カラーインク用ヘッドは、クリアインク用ヘッドよりも搬送方向の上流側に設けられている。なお、カラーインク用ヘッドのノズル配置については後述する。
クリアインク用ヘッドCLは、媒体の表面を加工するための加工液の一種である無色透明のクリアインクを媒体の全面に吐出(以下、塗布ともいう)する。
図3は、各ヘッドのノズル配置の一例の説明図である。
なお、図3は、カラーインク用ヘッド、若しくは、クリアインク用ヘッドの配置を示している。これらの各ヘッドは、図に示すように「A列」「B列」の2個のノズル列を備える。
各列のノズルは、搬送方向と交差する方向(ノズル列方向)に沿って、1/180インチの間隔(ノズルピッチ)で並んでいる。また、A列のノズルのノズル列方向の位置と、B列のノズルのノズル列方向の位置は、半ノズルピッチ分(1/360インチ)だけずれている。これにより、1/360インチの解像度でカラードット、若しくは、クリアドットを形成可能になっている。
なお、これらの各ノズル列のノズル列方向の長さは、媒体幅分の長さ以上であり、これにより媒体幅分のドットを一度に形成することができる。
<仮硬化及び本硬化について>
本実施形態のプリンター1では、照射ユニット40として、仮硬化用照射部42a〜42eと本硬化用照射部44とを備えており、ドットの形成後に仮硬化と本硬化の2段階の硬化を行なっている。以下、各硬化の機能について説明する。
仮硬化は、ドットの表面のみを硬化させることにより、インク間の滲みやドットの広がりを抑制するための硬化である。この仮硬化の際に、媒体の単位面積あたりに照射されるUVの照射エネルギー(以下、単に照射エネルギーとする)は小さく、仮硬化の後においてもUVインク(ドット)は完全に硬化していない。なお照射エネルギー(mJ/cm)とは、照射強度(mW/cm)と照射時間(sec)との積のことである。本実施形態では媒体の搬送速度は一定(各照射部による照射時間が一定)である。よって、UVの照射エネルギーは照射強度に依存する。
図4A〜図4Cは、仮硬化におけるUVの照射エネルギーとUVインク(ドット)の形状との関係の説明図である。なお、図4A、図4B、図4Cの順でUVの照射エネルギーが小さくなっている。
UVの照射エネルギーが大きい場合、例えば図4Aのようになる。この場合、インク間の滲みやドットの広がりを抑制することができるが、ドットによって構成される媒体表面の凹凸が大きくなるため光沢が悪化する。
一方、UVの照射エネルギーが小さい場合、例えば図4Cのようになる。この場合、光沢は良好になる。但し、他のインクとの間で滲みが生じやすくなる。
本硬化は、インクを完全に硬化させるための硬化である。この本硬化におけるUVの照射エネルギーは、仮硬化のUVの照射エネルギーよりも大きい。具体的には、仮硬化のUV照射エネルギーが、3〜30mJ/cmであるのに対して、本硬化のUV照射エネルギーは200〜500mJ/cmである。
<比較例について>
図5は、比較例のプリンターの構成の説明図である。この比較例ではカラーインク及びクリアインクとして、UVインクではなく水性インクが用いられている。また、水性インクを用いているのでUVの照射部(仮硬化用照射部、及び本硬化用照射部)は設けられていない。
この比較例では、媒体が搬送ベルト24上を一定速度で停まることなく搬送され、ブラックインクヘッドK、シアンインクヘッドC、マゼンダインクヘッドM、イエローインクヘッドY、クリアインクヘッドCLの下を順に通る。この間(各ヘッドの下を媒体が通る間)に、コントローラー60の指示によって各ヘッドのノズルからインクが吐出される。その結果、媒体上には、4色のカラーインクによるカラー画像とクリアインクによるコーティング層が形成される。
この比較例では、表面の光沢を抑えた低光沢の画質(マット調)の画像を印刷する場合には、表面に凹凸のある媒体を使用し、表面の光沢を高めた高光沢の画質(グロス調)の画像を印刷する場合には、表面が平滑な媒体を使用する必要がある。このように、印刷する画像の質感に応じた媒体を用意しなければならない。
そこで、本実施形態では、媒体を変えることなく、簡易に画像の質感を調整できるようにしている。
また、この比較例では、クリアインクは表面のコーティングのために用いられているが、水性インクは弾性が無いのでコーティングしても傷が付きやすいという問題がある。本実施形態ではコーティングにUVインクを用いることで、より確実に表面の保護を行えるようにしている。
<第1実施形態の印刷処理について>
図6は、プリンター1の印刷時にプリンタードライバーが行なう処理のフロー図である。
プリンタードライバーは、アプリケーションプログラムから画像データを受け取り、プリンター1が解釈できる形式の印刷データに変換し、印刷データをプリンターに出力する。アプリケーションプログラムからの画像データを印刷データに変換する際に、プリンタードライバーは、解像度変換処理・色変換処理・ハーフトーン処理・ラスタライズ処理・コマンド付加処理などを行う。以下に、プリンタードライバーが行う各種の処理について説明する。
解像度変換処理は、アプリケーションプログラムから出力された画像データ(テキストデータ、イメージデータなど)を、紙に印刷する際の解像度(印刷解像度)に変換する処理である。例えば、印刷解像度が720×720dpiに指定されている場合、アプリケーションプログラムから受け取ったベクター形式の画像データを720×720dpiの解像度のビットマップ形式の画像データに変換する。なお、解像度変換処理後の画像データの各画素データは、RGB色空間により表される多階調(例えば256階調)のRGBデータである。
色変換処理は、RGBデータを、画像を形成するインク色に対応した色空間のデータに変換する処理である。例えばCMYKのインクを用いて画像を印刷する場合は、RGBデータをCMYK色空間に変換する。この場合の色変換処理は、RGBデータの階調値とCMYKデータの階調値とを対応づけたテーブル(色変換ルックアップテーブルLUT)に基づいて行われる。なお、この場合、色変換処理後の画素データは、CMYK色空間により表される256階調のCMYKデータである。
ハーフトーン処理は、高階調数のデータを、プリンターが形成可能な階調数のデータに変換する処理である。例えば、ハーフトーン処理により、256階調を示すデータが、2階調を示す1ビットデータや4階調を示す2ビットデータに変換される。ハーフトーン処理では、ディザ法・γ補正・誤差拡散法などが利用される。ハーフトーン処理されたデータは、印刷解像度(例えば720×720dpi)と同等の解像度である。ハーフトーン処理後の画像データでは、画素ごと1ビット又は2ビットの画素データが対応しており、この画素データは各画素でのドットの形成状況(ドットの有無、ドットの大きさ)を示すデータになる。
ラスタライズ処理は、マトリクス状に並ぶ画素データを、プリンター1に転送すべきデータ順に、画素データごとに並べ替える。例えば、各ノズル列のノズルの並び順に応じて、画素データを並べ替える。
コマンド付加処理は、ラスタライズ処理されたデータに、印刷方式に応じたコマンドデータ(後述する)を付加する処理である。コマンドデータとしては、例えば媒体の搬送速度を示す搬送データや画質を示す画質データなどがある。
ユーザーインターフェイス表示処理は、印刷に関係する種々のユーザインターフェースウィンドウを表示装置に表示する処理と、それらのウィンドウ内においてユーザーの入力を受け取る処理とを含む。
UIプリンタインターフェイス処理は、ユーザインターフェース(UI)とプリンター1間のインターフェイスを取る処理である。ユーザーがユーザーインターフェイスにより指示した命令を解釈して、プリンター1へ送信する各種のコマンドを生成したり、逆に、プリンター1から受信したコマンドを解釈して、ユーザーインターフェイスへ表示を行ったりする。
図7は、プリンター1のプリンタードライバーによりコンピューター110の表示装置に表示される画面の一例を示す図である。ここでは、プリンタードライバーの各種設定を行う「プリンターのプロパティ」において、画質の設定画面が表示されている。
この、画質の設定画面では、画質の種類が表示されている。本実施形態では画質の種類として、表面の光沢を抑えた低光沢の質感(以下、マット調)と、表面の光沢を高めた高光沢の質感(以下、グロス調)とを選択できるようになっている。
ユーザーが画面上のマット調又はグロス調の何れかをクリックすると、プリンタードライバーがこれを検出する。そして、UIプリンタインターフェイス処理によって画質の設定に関するコマンドデータ(以下、画質データ)が生成され、その画質データは前述したコマンド付加処理によって印刷データに付加される。
これらの処理を経て生成された印刷データは、プリンタードライバーによりプリンター1に送信される。
図8は、第1実施形態のプリンター1による印刷処理のフロー図である。
まず、プリンター1のコントローラー60は、プリンタードライバーから印刷データを受信する(S101)。そして、コントローラー60は、受信した印刷データに付加された画質データに応じて後述する照射条件設定処理を行う(S102)。その後、印刷データに基づいて、各カラーインク用ヘッドからそれぞれカラーインクを吐出させることによりカラードットを形成し(S103)、そのドット形成直後、各カラーインク用ヘッドと対応する仮硬化用照射部からそれぞれUVを照射させてカラードットの仮硬化を行う(S104)。
カラードットの形成後、コントローラー60は、クリアインク用ヘッドからクリアインクを媒体の全面に吐出(塗布)させてクリアドットを形成し(S105)、その後、仮硬化用照射部から仮硬化のUVを照射させてクリアドットの仮硬化を行う(S106)。
最後に、コントローラー60は、本硬化用照射部44から本硬化用のUVを照射させて媒体上のドットの本硬化を行う(S107)。
図9は、本実施形態の照射条件設定処理(S102)のフロー図である。
コントローラー60は、プリンタードライバーから受信した画質データがマット調を示すか否かを判断する(S1021)。受信した画質データがマット調を示すと判断した場合(S1021でYES)、コントローラー60は、クリアインク用ヘッドに対応する仮硬化用照射部42eの照射エネルギーを15mJ/cmよりも大きくする(S1022)。
一方、受信した画質データがマット調を示さないと判断した場合(S1021でNO)、つまり、受信した画質データがグロス調の場合、コントローラー60は、クリアインク用ヘッドに対応する仮硬化用照射部42eの照射エネルギーを15mJ/cmよりも小さくする(S1023)。
図10A及び図10Bは、第1実施形態による印刷物の概念図である。なお、図10Aはマット調に設定された場合の概念図であり、図10Bはグロス調に設定された場合の概念図である。
ユーザーがマット調を選択した場合には、カラー画像上に塗布されたクリアインクへの仮硬化のUV照射エネルギーは、15mJ/cmより大きく(例えば30mJ/cmに)設定される。この場合、図10Aに示すようにクリアインクによるコーティング層の表面形状の凹凸が大きくなり、低光沢の画像になる。
また、ユーザーがグロス調を選択した場合には、カラー画像上に塗布されたクリアインクへの仮硬化のUV照射エネルギーは、15mJ/cmより小さく(例えば5mJ/cmに)設定される。この場合、図10Bに示すようにクリアインクによるコーティング層の表面形状が滑らかになり、高光沢の画像になる。
以上、説明したように、本実施形態のプリンター1では、ユーザーインターフェイスにおけるユーザーによる画質(質感)の設定に応じて、クリアインク用ヘッドと対応する仮硬化用照射部42eからの仮硬化のUV照射エネルギーを変更するようにしている。こうすることにより、媒体の種類を変えることなく簡易に画像の質感を調整することができる。
また、表面のコーティングを行うクリアインクとして弾性のあるUVインクを用いているので、比較例と比べて、画像の表面をより確実に保護することができる。
また、本実施形態ではカラーインクにもUVインクを用いているので、液体を吸収しにくい媒体に対しても良好に画像を印刷することができる。なお、本実施形態では、各カラーインク用ヘッドにそれぞれ対応して仮硬化用照射部42a〜42dが設けられていたが、カラーインク用ヘッドのうち最も搬送方向下流側のヘッドと対応する仮硬化用照射部(図2の場合、イエローインクヘッドYと対応する仮硬化用照射部42d)のみであっても良い。そして、カラー画像形成後に仮硬化を行うようにしても良い。
さらに、媒体を逆搬送することが可能であれば、仮硬化用照射部42eだけでも良い。この場合、カラーインク用ヘッドによって媒体に画像を印刷した後、クリアインクを塗布せずに仮硬化用照射部42eから仮硬化のUVを照射してカラー画像を仮硬化させる。そして、媒体を逆搬送させることによって媒体をクリアインク用ヘッドの手前まで戻し、その後、通常の搬送でクリアインクを全面に塗布して、仮硬化用照射部42eから仮硬化のUVを照射するようにすればよい。
===第2実施形態===
第1実施形態では、画像を印刷するためのカラーインクと、表面をコーティングするためのクリアインクとにそれぞれUVインクを用いていた。この場合、図10A及び図10Bのように画像の形成される部分と形成されない部分とで、例えば10μm程度の段差が生じる。また、濃い画像と淡い画像との間にも段差が生じる。このため、同じ条件でクリアインクを仮硬化させても、印刷する画像によっては光沢が均一にならないおそれがある。
そこで、第2実施形態では、カラーインクとして水性インクを用いて、表面をコーティングするクリアインクのみにUVインクを用いる。
図11は、第2実施形態における印刷領域周辺の概略図である。
第2実施形態のプリンター1では、カラーインク用ヘッド(ブラックインクヘッドK、シアンインクヘッドC、マゼンダインクヘッドM、イエローインクヘッドY)は、それぞれ水性のインク(カラーインク)を吐出する。
また、図2と比較すると、カラーインク用ヘッドから吐出されるのは水性インクなので、仮硬化用照射部42a〜42dが設けられていない。
図12は、第2実施形態のプリンター1による印刷処理のフロー図である。
図12のステップS201、S202は、図8のステップS101、S102とそれぞれ同じであるので説明を省略する。
第2実施形態では、照射条件設定処理(S202)の後、コントローラー60は、印刷データに基づいて、各カラーインク用ヘッドからそれぞれ水性のカラーインクを吐出させてカラードットを形成する(S203)。
そして、コントローラー60は、クリアインク用ヘッドからクリアインクを媒体の全面に吐出(塗布)させてクリアドットを形成し(S204)、その後、仮硬化用照射部から仮硬化のUVを照射させてクリアドットの仮硬化を行う(S205)。
最後に、コントローラー60は、本硬化用照射部44から本硬化用のUVを照射させて媒体上のドットの本硬化を行う(S206)。
図13A及び図13Bは、第2実施形態による印刷物の概念図である。なお、図13Aはマット調に設定された場合の概念図であり、図13Bはグロス調に設定された場合の概念図である。
第1実施形態と同様に、ユーザーがマット調を選択した場合には、カラー画像上に塗布されたクリアインクへの仮硬化のUV照射エネルギーは、15mJ/cmより大きく(例えば30mJ/cmに)設定される。この場合、図13Aに示すようにクリアインクによるコーティング層の表面形状の凹凸が大きくなり、低光沢の画像になる。
また、ユーザーがグロス調を選択した場合には、カラー画像上に塗布されたクリアインクへの仮硬化のUV照射エネルギーは、15mJ/cmより小さく(例えば5mJ/cmに)設定される。この場合、図13Bに示すようにクリアインクによるコーティング層の表面形状が滑らかになり、高光沢の画像になる。
第2実施形態では、カラーインクに水性インクを用いているので、カラー画像を薄く形成することができる。よって、第1実施形態(図10A、図10B参照)と比べて、カラー画像の有無による段差を小さくすることができ、フラットな媒体上にコーティングを行うことができる。これにより、印刷する画像(画像の有無、あるいは画像の濃淡)に関係なく質感の調整を行うことができる。よって、光沢をより均一にすることができる。
また、カラーインクに水性インクを用いることにより、UVインクを用いる場合と比べて、表現できる色の範囲 (ガマット)を広げることができる。
===第3実施形態===
前述した実施形態では、カラー画像の印刷処理と、クリアインクによるコーティング処理とをプリンター1で行っていたが、第3実施形態では、クリアインクによるコーティングの処理のみを行う。
図14は、第3実施形態における印刷領域周辺の概略図である。なお、図において図2と同一構成の部分には同一符号を付し説明を省略する。
第3実施形態のプリンター1は、クリアインクを吐出するクリアインクヘッドCLと仮硬化用照射部42eと本硬化用照射部44を備えている。
図15は、第3実施形態のプリンター1による印刷処理のフロー図である。
まず、コントローラー60は、プリンタードライバーから印刷データを受信する(S301)。但し、第3実施形態で受信する印刷データには、カラー画像を印刷するためのデータは含まれない。そして、コントローラー60は、印刷データに付加された画質データに応じて照射条件設定処理を行う(S302)。なお、この照射条件設定処理は、前述した図9(図8のS102、図12のS202)と同じ処理であるので説明を省略する。
そして、コントローラー60は、媒体の搬送中にクリアインク用ヘッドからクリアインクを媒体の全面に吐出(塗布)させてクリアドットを形成し(S303)。その後、仮硬化用照射部42eから仮硬化用のUVを照射してクリアドットの仮硬化を行い(S304)、最後に本硬化用照射部44から本硬化用のUVを照射して本硬化を行う(S305)。
このように、すでに画像(カラー画像)が印刷された媒体に対しても、クリアインクを塗布して、仮硬化のUV照射のエネルギーを変えることによって表面の質感を調整することができる。
===その他の実施形態===
一実施形態としてのプリンター等を説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
<プリンターについて>
前述の実施形態では、液体吐出装置の一例としてプリンターが説明されていたが、これに限られるものではない。例えば、カラーフィルタ製造装置、染色装置、微細加工装置、半導体製造装置、表面加工装置、三次元造形機、液体気化装置、有機EL製造装置(特に高分子EL製造装置)、ディスプレイ製造装置、成膜装置、DNAチップ製造装置などのインクジェット技術を応用した各種の液体吐出装置に、本実施形態と同様の技術を適用しても良い。
また、前述の実施形態ではラインプリンターであったがこれには限られない。例えば、円筒形の搬送ドラムの周面と対向して複数のヘッドと複数の仮硬化用照射部が交互に設けられ、最も搬送方向の下流側に本硬化用照射部が設けられたプリンターであってもよい。
<インクについて>
前述の実施形態は、紫外線(UV)の照射を受けることによって硬化するインク(UVインク)をノズルから吐出していた。しかし、ノズルから吐出する液体は、このようなインクに限られるものではなく、UV以外の他の光(例えば可視光線など)の照射を受けることによって硬化する液体をノズルから吐出しても良い。この場合、仮硬化用照射部及び本硬化用照射部から、その液体を硬化させるための光(可視光線など)を照射するようにすればよい。
<プリンタードライバーについて>
前述したプリンタードライバーの処理をプリンター側で行っても良い。その場合、プリンターとプリンタードライバーをインストールしたPCとで液体吐出装置が構成される。
<クリアインクについて>
前述した実施形態では、画像以外のドットを形成するのに無色透明のクリアインクを用いていたが、クリアインクに限られない。例えば、媒体の表面に光沢性をもたせる半透明な加工液であっても良い。
<画質の設定について>
前述した実施形態では、画質の設定としてマット調とグロス調の2種類であったがこれには限られず、2種類以上であってもよい。その場合、クリアインク用ヘッドと対応する仮硬化用照射部からのUV照射エネルギーを、画質に応じて変更するようにすればよい。例えば、光沢を高くするときほどUV照射エネルギーが小さくなるようにすればよい。
1 プリンター、20 搬送ユニット、
23A 上流側搬送ローラ、23B 下流側搬送ローラ、
24 ベルト、30 ヘッドユニット、40 照射ユニット、
42a〜42e 仮硬化用照射部、44 本硬化用照射部、
50 検出器群、60 コントローラー、61 インターフェイス部、
62 CPU、63 メモリー、64 ユニット制御回路、
110 コンピューター、
K ブラックインクヘッド、C シアンインクヘッド、M マゼンダインクヘッド、
Y イエローインクヘッド、CL クリアインクヘッド

Claims (6)

  1. 媒体の表面を加工するための加工液であって、光が照射されると硬化する加工液を前記媒体に吐出するヘッドと、
    仮硬化用の光を照射する第1照射部と、
    本硬化用の光を照射する第2照射部と、
    前記ヘッドから前記加工液を吐出させることによって前記媒体にドットを形成し、さらに、前記媒体に形成されたドットに前記第1照射部から光を照射させ、前記第1照射部からの光が照射されたドットに前記第2照射部から光を照射させるコントローラーであって、画像の質感の設定に応じて、前記第1照射部からの光の照射エネルギーを変更するコントローラーと、
    を備えたことを特徴とする液体吐出装置
  2. 請求項1に記載の液体吐出装置であって、
    前記画像の質感がマット調に設定された場合に前記第1照射部から照射される光の照射エネルギーは、前記画像の質感がグロス調に設定された場合に前記第1照射部から照射される光の照射エネルギーよりも大きい
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  3. 請求項2に記載の液体吐出装置であって、
    前記画像の質感がマット調に設定された場合に前記第1照射部から照射される光の照射エネルギーは15mJ/cm〜30mJ/cmであり、
    前記画像の質感がグロス調に設定された場合に前記第1照射部から照射される光の照射エネルギーは5mJ/cm〜15mJ/cmである、
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の液体吐出装置であって、
    カラーの液体を色毎に吐出する複数のカラー用ヘッドをさらに備え、
    前記コントローラーは、前記複数のカラー用ヘッドからそれぞれカラーの液体を吐出させることによって前記媒体に画像を印刷した後、画像の印刷された前記媒体に前記加工液を吐出させる
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  5. 請求項4に記載の液体吐出装置であって、
    前記カラーの液体は、光が照射されると硬化する液体である
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  6. 請求項4に記載の液体吐出装置であって、
    前記カラーの液体は、水性の液体である
    ことを特徴とする液体吐出装置。
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