JP2011083347A - 超音波内視鏡用穿刺針装置 - Google Patents

超音波内視鏡用穿刺針装置 Download PDF

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Abstract

【課題】穿刺針をスライド不能にするためのロック手段を操作し忘れた場合であっても、穿刺針を支持するスライド部材が自重や手などに対する意図しない軽い接触等により穿刺針がシースの先端から突出させる位置までスライドするのを防止可能な超音波内視鏡用穿刺針装置を提供する。
【解決手段】穿刺針55を支持し、穿刺針の先端がシース42の先端から突出する突出位置と先端がシース内に収納される収納位置との間を筒状接続部31に対して移動可能なスライド部材50と、スライド部材に対して常に付勢力を及ぼして、外力が掛からない状態にあるスライド部材を収納位置に保持する付勢手段S1と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、超音波内視鏡の内部管路に挿入して使用する超音波内視鏡用穿刺針装置に関する。
特許文献1は、超音波内視鏡の表面に突設した口金に対して着脱可能な穿刺針装置を開示している。
この穿刺針装置は、口金に対して着脱される筒状部材である穿刺操作部(筒状接続部)と、穿刺操作部の内部にスライド可能に設けた筒状部材である穿刺針外套管スライド部と、穿刺針外套管スライド部の内部にスライド可能に設けた穿刺針突出スライド部と、穿刺針外套管スライド部に一端を支持し、他端が穿刺操作部の先端から外部に突出する外套管(シース)と、一端が穿刺針外套管スライド部に支持され外套管の内部をスライド自在な穿刺針と、を具備している。
穿刺針突出スライド部は穿刺針外套管スライド部に対して、最も後方に引き出した収納位置と、最も先端側にスライドさせた突出位置との間をスライド可能であり、穿刺針突出スライド部が収納位置に位置すると穿刺針の先端は外套管内に位置し、穿刺針突出スライド部が突出位置に位置すると穿刺針の先端は外套管の先端から外部に突出する。
さらに穿刺針外套管スライド部の内部には、収納位置に位置する穿刺針突出スライド部に対しては非接触で突出位置に位置する穿刺針突出スライド部に対して接触する圧縮コイルばねが収納してある。そのため穿刺針突出スライド部を突出位置に移動させることにより圧縮コイルばねを圧縮させた後に、穿刺針突出スライド部を突出位置に保持するロック手段をアンロック状態にすると、圧縮コイルばねの付勢力によって穿刺針突出スライド部は収納位置側に移動する。
特開平9−103433号公報
特許文献1の超音波内視鏡用穿刺針装置は、穿刺針突出スライド部を収納位置に保持するためのロック手段を備えている。
しかし、術者が当該ロック手段をロック状態にするのを忘れたまま超音波内視鏡用穿刺針装置を超音波内視鏡(口金)に接続したり、超音波内視鏡(口金)に対する接続を解除すると、穿刺針突出スライド部が自重により突出位置までスライドし、外套管の先端から突出した穿刺針が超音波内視鏡の内部管路を傷つけるおそれがある。
本発明は、穿刺針をスライド不能にするためのロック手段を操作し忘れた場合であっても、穿刺針を支持するスライド部材が自重や手などに対する意図しない軽い接触等により穿刺針がシースの先端から突出させる位置までスライドするのを防止可能な超音波内視鏡用穿刺針装置を提供することを目的とする。
本発明の超音波内視鏡用穿刺針装置は、超音波内視鏡に突設した口金に対して着脱可能な筒状接続部と、一部が該筒状接続部内に位置すると共に先端が筒状接続部から突出し、かつ筒状接続部を上記口金に接続したときに上記超音波内視鏡の内部管路に進入する可撓性を有するシースと、該シース内に進退可能に挿入した穿刺針と、該穿刺針を支持し、穿刺針の先端がシースの先端から突出する突出位置と先端がシース内に収納される収納位置との間を上記筒状接続部に対して移動可能なスライド部材と、該スライド部材に対して常に付勢力を及ぼして、外力が掛からない状態にある上記スライド部材を上記収納位置に保持する付勢手段と、を備えることを特徴としている。
上記シースを支持し、かつ上記筒状接続部に対して相対移動することにより、上記シースの筒状接続部に対する突出量を調整するシース支持部材を備えるのが好ましい。
上記シース支持部材が上記付勢手段を内蔵する筒状部材であり、上記スライド部材がシース支持部材内にスライド可能に挿入してあるのが好ましい。
本発明によれば、穿刺針を支持するスライド部材に対して常に付勢手段の付勢力が及ぶので、意図しない軽い接触等が生じてもスライド部材は収納位置に保持される。そのため、仮に術者がスライド部材を収納位置に保持するためのロック手段をロック状態にするのを忘れたまま超音波内視鏡用穿刺針装置を超音波内視鏡(口金)に接続したり、超音波内視鏡(口金)に対する接続を解除しても、穿刺針が超音波内視鏡の内部管路を傷つけることはない。
請求項2のように構成すれば、シースの筒状接続部に対する突出量を調整可能になる。
請求項3のように構成すれば、シース支持部材によって付勢手段が外部に露出するのが防止されるので、外観が向上するとともに、付勢手段が破損しにくくなる。
本発明の一実施形態の超音波内視鏡と、スライド部材を突出位置に位置させた穿刺針装置の接続状態における側面図である。 スライド部材を突出位置に位置させた穿刺針装置の斜視図である。 口金の斜視図である。 スライド部材を収納位置に位置させた穿刺針装置の縦断側面図である。 図4の要部の拡大縦断側面図である。 スライド部材を突出位置に位置させた図4と同様の断面図である。 変形例の図4と同様の断面図である。 図7の要部の拡大縦断側面図である。 図6と同様の断面図である。
以下、図1〜図6を参照しながら本発明の一実施形態を説明する。なお、以下の説明中の前後方向は、超音波内視鏡10については挿入部13の先端部側を「前方」、操作部11側を「後方」と定義し、穿刺針装置30については穿刺針55の先端側を「前方」、スタイレット支持キャップ58側を「後方」としている。まず、穿刺針装置30を着脱可能な超音波内視鏡10の構造について説明する。
超音波内視鏡10は、操作部11と、操作部11から前方に延びかつ先端に超音波プローブ12を備える挿入部13と、共に操作部11から挿入部13と反対側に延びるライトガイド用チューブ及び超音波画像伝送用チューブ(いずれも図示略)と、を備え、ライトガイド用チューブと超音波画像伝送用チューブの端部には光源用コネクタと超音波画像用コネクタがそれぞれ設けてある。挿入部13の先端部近傍をなす湾曲部14は、操作部11に設けた湾曲操作レバー15の回転操作に応じて上下方向に湾曲する。操作部11には処置具挿通用突部16が突設してあり、処置具挿通用突部16の後端面には略円筒形状をなしかつ両端が開口する口金17が突設してある。図3に示すように、口金17の外周面の先端部近傍には、円の両側部を該円の中心点に関して対称をなす一対の円弧に沿って切り落とした非円形形状の鍔部18が一体的に突設してある。また、口金17の外周面には鍔部18と軸線方向の位置をずらして正面視円形の環状フランジ19が突設してある。さらに、操作部11及び挿入部13の内部には、一端が口金17に接続し他端が挿入部13に超音波プローブ12の直後に位置させて形成した処置具用開口21に接続する内部管路20(図1参照)が設けてある。
超音波画像用コネクタを超音波診断装置(図示略)に接続すると共に超音波診断装置をCRTモニタに接続し、さらに超音波プローブ12にゴム製のバルーン(図示略)を被せた上で、該超音波診断装置の超音波スイッチを押すと、超音波プローブ12の表面から被検部に向けて超音波が発信され、被検部によって反射された超音波を超音波プローブ12が受信する。挿入部13、操作部11及び超音波画像伝送用チューブの内部には超音波プローブ12と超音波画像用コネクタを接続する超音波画像伝送用ケーブル(図示略)が設けてあるので、超音波プローブ12が受信した超音波画像は超音波診断装置により電気的に処理された上でCRTモニタに表示される。
続いて穿刺針装置30の構造について説明する。
穿刺針装置30は硬質樹脂(PC(ポリカーボネイト)や、ノリル等のEOG滅菌可能な樹脂材料)によって成形した略円筒形状の筒状接続部31を有している。筒状接続部31の後端は開放しており、筒状接続部31の前面には内部空間と連通する接続用雌ねじ孔32が形成してある。筒状接続部31の後端部には、筒状接続部31より大径の筒状部材であり硬質樹脂(PC等)からなる第1ロック支持部材34が同心状態で固定してある。第1ロック支持部材34には、第1ロック支持部材34を径方向に貫通する雌ねじ孔35が形成してあり、雌ねじ孔35には第1ロック部材36のねじ部37が螺合している。
筒状接続部31及び第1ロック支持部材34の内部空間には、その外径が筒状接続部31の内径より小さくかつ第1ロック支持部材34の後部の内径と略同一であり、筒状接続部31と同じ材料により成形した筒状部材であるシース支持部材39が、筒状接続部31及びシース支持部材39の軸線方向にスライド自在として挿入してある。シース支持部材39の後端は開放しており、シース支持部材39内部の前端部にはホルダ40が固定してある。ホルダ40を軸線方向に貫通する貫通支持孔41には樹脂等の可撓性材料からなり両端が開口するシース42の後端部が嵌合固定してあり、シース42の前部は接続用雌ねじ孔32を通って筒状接続部31の前方に突出している。シース支持部材39の内部空間にはシース支持部材39と略同軸をなす圧縮コイルばねS1(付勢手段)が配設してあり、圧縮コイルばねS1の前端部はホルダ40に当接している。シース支持部材39の後端部にはシース支持部材39より大径の硬質樹脂(PC等)からなる筒状部材である第1ストッパ部材44が同心状態で固定してある。従ってシース支持部材39は、第1ストッパ部材44が第1ロック支持部材34の後端面に当接する最大押込位置(図4の位置)と、第1ストッパ部材44が第1ロック支持部材34の後端面から後方に離間する最大引出位置(図示略。シース支持部材39の前端部は筒状接続部31内に位置し、ホルダ40が第1ロック支持部材34の内周側端部に当接することによりそれ以上の後方移動は規制される)との間を筒状接続部31に対してスライド可能であり、シース支持部材39をスライドさせることによりシース42の筒状接続部31に対する突出量を調整できる。さらに、第1ロック部材36を雌ねじ孔35に対して回転させて、ねじ部37の端面をシース支持部材39の外周面に圧接すれば、筒状接続部31に対するシース支持部材39の相対位置を所望の位置に保持できる。
シース支持部材39と第1ストッパ部材44の内部空間には、その外径が第1ストッパ部材44の後端部の内径と略同一であり、かつ筒状接続部31と同じ材料により成形した両端が開口する筒状部材であるスライド部材50が、筒状接続部31およびシース支持部材39の軸線方向にスライド自在として挿入してある。スライド部材50の前端部には、シース支持部材39の内部空間に位置するリテーナ51が設けてあり、リテーナ51に圧縮コイルばねS1の後端部が当接している。さらに、スライド部材50の外周面には、硬質樹脂(PC等)からなる筒状部材である第2ロック支持部材45の中心貫通孔がスライド自在に嵌合している。この第2ロック支持部材45には、第2ロック支持部材45を径方向に貫通する雌ねじ孔46が形成してあり、雌ねじ孔46には第2ロック部材47のねじ部48が螺合している。従って、スライド部材50に対する第2ロック支持部材45の位置を調整し、かつ第2ロック部材47のねじ部48の端面をスライド部材50の外周面に圧接してスライド部材50に対する第2ロック支持部材45の位置を固定すれば、第2ロック支持部材45の前端面が第1ストッパ部材44の後端面に当接したときのシース42の筒状接続部31に対する突出量を調整できる。
スライド部材50は、リテーナ51がシース支持部材39の内部空間の後端部に位置し、かつリテーナ51の後端面が第1ストッパ部材44の内面44a(シース支持部材39の後端面が当接している面。図5参照)に当接する収納位置(図4、図5の位置)と、第2ロック支持部材45の前端面が第1ストッパ部材44の後端面に接触すると共に後述する穿刺針55がシース42の先端から突出する突出位置(図1、図2、図6の位置)との間を、シース支持部材39(及び筒状接続部31)に対してスライド可能である。なお、図1、図2、図6に示す「突出位置」は第2ロック支持部材45をスライド部材50の後端部に位置させた場合の「突出位置」であるが、第2ロック支持部材45のスライド部材50に対する位置をより前方に設定した場合の「突出位置」は、後端部50aから前方に離間した第2ロック支持部材45の前端面が第1ストッパ部材44の後端面に接触し、かつ後述する穿刺針55がシース42の先端から突出する位置のことである。また、スライド部材50が収納位置に位置するときも圧縮コイルばねS1は自由状態より縮んだ状態にあるので、スライド部材50には常に圧縮コイルばねS1の付勢力が掛かる。
また、図4に示すように、第2ロック部材47によって第2ロック支持部材45をスライド部材50に対する前端位置に保持しかつ第2ロック支持部材45を第1ストッパ部材44に当接させれば、スライド部材50に前向きに外力を掛けてもスライド部材50が収納位置から前方にスライドすることはない。
スライド部材50の後端部50aの内部空間には硬質樹脂(ポリプロピレン等)からなる穿刺針支持部材53の前部が嵌合固定してある。穿刺針支持部材53の前部に形成した支持孔54には、可撓性を有する中空の金属材からなり、後端が開口すると共に前端近傍に開口55a(図1参照)を有する穿刺針55の後端部が嵌合固定してある。穿刺針55の前部は、スライド部材50の内部空間を通ってシース42の内部に挿入してある。スライド部材50が上記収納位置に位置するとき穿刺針55の先端はシース42の内部に位置するが、スライド部材50が上記突出位置に移動すると穿刺針55の先端はシース42の先端から突出する(図1参照)。また、穿刺針支持部材53の後部には支持孔54と連通する後部空間56が形成してあり、穿刺針支持部材53の後部の外周面には雄ねじ57が形成してある。
穿刺針支持部材53に対しては硬質樹脂製(例えばPOM等)のスタイレット支持キャップ58を着脱可能である。スタイレット支持キャップ58の前部には、穿刺針支持部材53の後部空間56に挿脱可能な嵌合部59と、嵌合部59の外周側に位置する外側筒状部60とが同心状態で設けてあり、外側筒状部60の内周面には雌ねじ61が形成してある。さらに、スタイレット支持キャップ58には可撓性部材であるスタイレット63の後端が固定してある。従って、嵌合部59を後部空間56に嵌合し、雌ねじ61を雄ねじ57に螺合すると、スタイレット63の先端が穿刺針55の後端開口から穿刺針55の内部空間に挿入され、スタイレット63の前端部が穿刺針55の開口55aを塞ぐ。
続いて超音波内視鏡10の口金17に対する着脱要領と穿刺針装置30の使用要領について説明する。
超音波内視鏡10から分離されている穿刺針装置30を超音波内視鏡10の口金17に接続するには、まず図4に示すようにスライド部材50を収納位置に位置させ、かつ、第1ロック部材36のねじ部37の端面をシース支持部材39の外周面から離間した状態にした上で、シース42を口金17の内部及び内部管路20に挿入しながら筒状接続部31の接続用雌ねじ孔32を口金17の鍔部18に被せ、筒状接続部31を口金17に対してその軸線回りに回転させることにより、筒状接続部31の前端面が環状フランジ19に接触するまで鍔部18と接続用雌ねじ孔32を互いに螺合する。さらに第1ストッパ部材44を筒状接続部31に対してスライドさせることによりシース42の先端を処置具用開口21から数mm程度突出させた状態(図1参照)に調整した後に、第1ロック部材36を締め付けて第1ストッパ部材44の位置を固定する。本実施形態の穿刺針装置30は圧縮コイルばねS1の付勢力によってスライド部材50を収納位置に位置させているので、仮に当該接続作業中に術者が第2ロック部材47によるロックをし忘れたとしても、術者の手等がスライド部材50に強い力(圧縮コイルばねS1の付勢力より強い力)で接触したりしない限り、スライド部材50、リテーナ51、穿刺針支持部材53、穿刺針55、スタイレット支持キャップ58、及び、スタイレット63の自重によってスライド部材50が突出位置までスライドし、穿刺針55の先端がシース42の先端から突出することはない。そのため、穿刺針装置30の超音波内視鏡10に対する接続作業中に穿刺針55によって内部管路20を傷つけてしまうことはない。
このようにして穿刺針装置30を超音波内視鏡10(口金17)に接続すると穿刺針装置30が口金17(超音波内視鏡10)に対して不動状態となる。そのため、術者はCRTモニタに表示された画像を見ながら超音波内視鏡10に接続した穿刺針装置30を操作できる。例えば、スタイレット支持キャップ58の穿刺針支持部材53に対する螺合を解除してスタイレット支持キャップ58を穿刺針支持部材53に対して後方に移動させれば、穿刺針55の内部からスタイレット63を引き抜くことができる。さらに、第2ロック部材47を回転させてねじ部48の端面をスライド部材50の外周面から離間させた上で(第2ロック部材47によるロックを解除して)、圧縮コイルばねS1を圧縮させながらスライド部材50を前方にスライドさせれば、穿刺針55がシース42に対して先端側に移動し、スライド部材50が突出位置まで移動したときに穿刺針55の先端がシース42の先端から突出する(図1参照)。また、第2ロック支持部材45のスライド部材50に対するスライド位置を調整することにより、第2ロック支持部材45が第1ストッパ部材44に当接したときの穿刺針55のシース42の先端からの突出量を調整できる。さらに、圧縮コイルばねS1の付勢力に抗してスライド部材50を前方にスライドさせた後にスライド部材50に対する外力を解放すれば、圧縮コイルばねS1の付勢力によってスライド部材50は収納位置まで自動的に移動復帰する。
穿刺針装置30を超音波内視鏡10から取り外したい場合は、筒状接続部31を口金17に対して装着時とは逆方向に回転させて接続用雌ねじ孔32と口金17(鍔部18)の螺合(接続)を解除する。そして、接続解除後に穿刺針装置30を口金17から後方に引き離せば穿刺針装置30が超音波内視鏡10から分離し、シース42が超音波内視鏡10の内部管路20内を口金17側に移動する。本実施形態では圧縮コイルばねS1の付勢力によってスライド部材50を収納位置に位置させているので、仮に当該引き抜き動作中に術者が第2ロック部材47によるロックをし忘れたとしても、術者の手等がスライド部材50に強い力で接触したりしない限り穿刺針55の先端はシース42内に位置する。従って、穿刺針55の先端によって内部管路20を傷つけてしまうことはない。
以上、上記実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は様々な変更を施しながら実施可能である。
例えば、図7〜図9に示す変形例の態様で実施してもよい(上記実施形態と同じ部材には同じ符号を付してある)。
この変形例の穿刺針装置70のシース支持部材71はシース支持部材39より長く、シース支持部材71が最大押込位置(図示の位置)に位置するとき第1ストッパ部材44の前端面は第1ロック支持部材34の後端面から後方に離間する(図示略のストッパによりシース支持部材71が最大押込位置より前方にスライドするのを規制している)。さらにシース支持部材71の内周面には環状ストッパ72が一体的に設けてある。スライド部材73はスライド部材50より長く、スライド部材73の前端部に固定したリテーナ74の前端部には環状ストッパ72に対して前方から当接可能な環状フランジ75が形成してある。スライド部材73はシース支持部材71(及び筒状接続部31)に対して、環状フランジ75が環状ストッパ72に対して当接する収納位置(図7、図8の位置)と、第2ロック支持部材45の前端面が第1ストッパ部材44の後端面に接触すると共に穿刺針55がシース42の先端から突出する突出位置(図9の位置)との間をスライド可能である。そして、リテーナ74と第1ストッパ部材44の内面44aには引張コイルばねS2(付勢手段)の前後両端がそれぞれ固着してあり、引張コイルばねS2はスライド部材73が収納位置に位置するときも自由状態からやや伸びた状態となる(引張コイルばねS2からスライド部材73に対して常に引張力が及ぶ)。
このような構成の穿刺針装置70も、スライド部材73が収納位置に位置するときに第2ロック部材47によるロックを解除しても(ねじ部48をスライド部材73から離間させても)、スライド部材73に突出位置側への強い外力(引張コイルばねS2の付勢力より強い力)が掛からない限りスライド部材73は引張コイルばねS2の付勢力によって収納位置に保持され、穿刺針支持部材53、穿刺針55、スタイレット支持キャップ58、スタイレット63、スライド部材73、及び、リテーナ74の自重によってスライド部材73が突出位置までスライドすることはない。また、スライド部材73に対して前向きの外力を与えなければ、引張コイルばねS2の付勢力によってスライド部材73は自動的に収納位置まで移動する。従って、本変形例の穿刺針装置70は穿刺針装置30と同様の作用効果を発揮できる。
穿刺針装置30、70の内部に設けるスライド部材50、73を収納位置に移動付勢するための付勢手段は圧縮コイルばねS1や引張コイルばねS2以外のもの、例えば磁石セット(例えば、シース支持部材39、71の前端部に固定した磁石と、当該磁石との間に反発力を生じるスライド部材50、73の前端部に固定した磁石)であってもよい。
10 超音波内視鏡
11 操作部
12 超音波プローブ
13 挿入部
14 湾曲部
15 湾曲操作レバー
16 処置具挿通用突部
17 口金
18 鍔部
19 環状フランジ
20 内部管路
21 処置具用開口
30 穿刺針装置
31 筒状接続部
32 接続用雌ねじ孔
34 第1ロック支持部材
35 雌ねじ孔
36 第1ロック部材
37 ねじ部
39 シース支持部材
40 ホルダ
41 貫通支持孔
42 シース
44 第1ストッパ部材
45 第2ロック支持部材
46 雌ねじ孔
47 第2ロック部材
48 ねじ部
50 スライド部材
51 リテーナ
53 穿刺針支持部材
54 支持孔
55 穿刺針
56 後部空間
57 雄ねじ
58 スタイレット支持キャップ
59 嵌合部
60 外側筒状部
61 雌ねじ
63 スタイレット
70 穿刺針装置
71 シース支持部材
72 環状ストッパ
73 スライド部材
74 リテーナ
75 環状フランジ
S1 圧縮コイルばね(付勢手段)
S2 引張コイルばね(付勢手段)

Claims (3)

  1. 超音波内視鏡に突設した口金に対して着脱可能な筒状接続部と、
    一部が該筒状接続部内に位置すると共に先端が筒状接続部から突出し、かつ筒状接続部を上記口金に接続したときに上記超音波内視鏡の内部管路に進入する可撓性を有するシースと、
    該シース内に進退可能に挿入した穿刺針と、
    該穿刺針を支持し、穿刺針の先端がシースの先端から突出する突出位置と先端がシース内に収納される収納位置との間を上記筒状接続部に対して移動可能なスライド部材と、
    該スライド部材に対して常に付勢力を及ぼして、外力が掛からない状態にある上記スライド部材を上記収納位置に保持する付勢手段と、
    を備えることを特徴とする超音波内視鏡用穿刺針装置。
  2. 請求項1記載の超音波内視鏡用穿刺針装置において、
    上記シースを支持し、かつ上記筒状接続部に対して相対移動することにより、上記シースの筒状接続部に対する突出量を調整するシース支持部材を備える超音波内視鏡用穿刺針装置。
  3. 請求項2記載の超音波内視鏡用穿刺針装置において、
    上記シース支持部材が上記付勢手段を内蔵する筒状部材であり、
    上記スライド部材がシース支持部材内にスライド可能に挿入してある超音波内視鏡用穿刺針装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012245195A (ja) * 2011-05-30 2012-12-13 Hoya Corp 超音波内視鏡用穿刺針装置
WO2020009351A1 (ko) * 2018-07-02 2020-01-09 주식회사 제이시스메디칼 약물 주입용 팁, 핸드 피스 및 피부 처치 장치
CN113476114A (zh) * 2021-07-01 2021-10-08 吉林大学 一种神经介入用脑血管介入穿刺定位装置
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