JP2011081891A - 中継基板およびハードディスクドライブ - Google Patents

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Abstract

【課題】配線回路基板と補強板との接着部分に加わる応力を分散させ、補強板の配線回路基板からの剥離を防止する。
【解決手段】ハードディスクドライブに実装され、制御回路基板と、ハードディスク上を揺動するロードビームに搭載される回路付サスペンション基板とを中継する中継フレキシブル回路基板9において、ロードビームに接続されるアッセンブリ側補強板22と配線回路基板21とを、中継フレキシブル回路基板をハードディスクドライブに実装する実装時に、アッセンブリ側補強板と配線回路基板との接着部分に加わる応力を分散させる第1接着端縁61、および、ロードビームの揺動時に接着部分に加わる応力を分散させる第2接着端縁62を形成するように接着する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ハードディスクドライブにおいて制御回路基板とサスペンション基板とを中継する中継基板、および、その中継基板を備えるハードディスクドライブに関する。
一般に、ハードディスクドライブなどの磁気ディスク装置は、磁気ディスクに対して情報を読み書きする磁気ヘッドを備えるヘッドアクチュエータアッセンブリを備えている。ヘッドアクチュエータアッセンブリは、磁気ヘッドを支持するサスペンション、および、サスペンションを支持するロードビームを備え、磁気ディスクに対して回動自在に構成されている。
このような磁気ディスク装置として、例えば、ベース部と、ベース部から延出した帯状のメインフレキシブルプリント回路基板(メインFPC)とを備える基板ユニットが、メインFPCの延出端においてヘッドアクチュエータアッセンブリに接続されたディスク装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このディスク装置では、メインFPCは、その延出端において、裏面に裏打ち板が貼付された接続端部を備えており、その接続端部において、ヘッドアクチュエータアッセンブリに接続されている。
また、ベース部にも、折り曲げ部を有する裏打ち板が裏面に貼付されており、メインFPCの基端部は、裏打ち板の折り曲げ部に貼付されている。ベース部には、磁気ヘッドの動作を制御するためのプリント回路基板が接続されている。
特開2009−99163号公報
しかるに、上記した特許文献1に記載のディスク装置では、ヘッドアクチュエータアッセンブリがケースに回動自在に固定されている。そして、ベース部がケースにねじ止めされるとともに、メインFPCが略U字状に湾曲されるようにヘッドアクチュエータアッセンブリに固定されている。これにより、基板ユニットがディスク装置に装着されている。
そして、ヘッドアクチュエータアッセンブリが磁気ディスクに対して回動するときには、基板ユニットは、メインFPCの湾曲部分の撓みにより、ヘッドアクチュエータアッセンブリに追従する。
そのため、ヘッドアクチュエータアッセンブリが回動したときには、メインFPCの湾曲部分の撓みにより発生する応力が、メインFPCの接続端部または基端部に集中する場合がある。
また、基板ユニットをディスク装置に装着するときにも、メインFPCの湾曲部分の撓みにより発生する応力が、接続端部または基端部に集中する場合がある。
その結果、接続端部または基端部において、裏打ち板がメインFPCから剥離する場合がある。
そこで、本発明の目的は、配線回路基板と補強板との接着部分に加わる応力を分散させ、補強板の配線回路基板からの剥離を防止することができる中継基板、および、その中継基板を実装したハードディスクドライブを提供することにある。
上記した目的を達成するために、本発明の中継基板は、ハードディスクドライブにおいて、制御回路基板と、ハードディスク上を揺動するロードビームに搭載されるサスペンション基板とを中継する中継基板であって、可撓性を有する配線回路基板と、前記配線回路基板の一端部に接着される補強板とを備え、前記補強板と前記配線回路基板とは、第1接着端縁および第2接着端縁を形成するように、接着されており、前記第1接着端縁と前記第2接着端縁とは、前記第1接着端縁に沿う第1線と、前記第2接着端縁に沿う第2線とが、互いに交差するように設けられ、前記第1接着端縁は、前記中継基板を前記ハードディスクドライブに実装する実装時に、前記補強板と前記配線回路基板との接着部分に加わる応力を分散させるように、配置され、前記第2接着端縁は、前記ロードビームの揺動時に前記接着部分に加わる応力を分散させるように、配置されていることを特徴としている。
この中継基板は、補強板と配線回路基板とが、第1接着端縁および第2接着端縁を形成するように接着されている。そして、第1接着端縁と第2接着端縁とは、第1接着端縁に沿う第1線と、第2接着端縁に沿う第2線とが、互いに交差するように設けられており、第1接着端縁は、中継基板をハードディスクドライブに実装する実装時に、補強板と配線回路基板との接着部分に加わる応力を分散させるように配置され、第2接着端縁は、ロードビームの揺動時に接着部分に加わる応力を分散させるように配置されている。
そのため、中継基板をハードディスクドライブに実装する実装時、および、ロードビームの揺動時のいずれの場合においても、接着部分に加わる応力を分散させることができ、補強板の配線回路基板からの剥離を防止することができる。
また、本発明の中継基板は、前記配線回路基板は、一端部において前記補強板が接着される接着領域と、前記接着領域から他端部に向かって延びる可撓領域とを備え、前記第1接着端縁は、前記可撓領域が延びる方向と直交する方向に延び、前記第2接着端縁は、前記第1接着端縁と連続して、前記中継基板を前記ハードディスクドライブに実装したときに前記ハードディスクの読書面と直交する方向に延びることが好適である。
この中継基板は、第1接着端縁が、可撓領域が延びる方向と直交する方向に延びている。
そのため、中継基板をハードディスクドライブに実装するときに可撓領域が湾曲され、可撓領域が延びる方向から、接着部分に応力が加わったとしても、その応力を、分散することができる。
また、第2接着端縁が、第1接着端縁と連続して、中継基板をハードディスクドライブに実装したときにハードディスクの読書面と直交する方向に延びている。
そのため、中継基板がハードディスクドライブに実装され、ロードビームの揺動により、ハードディスクの読書面が延びる方向から、接着部分に応力が加わったとしても、その応力を分散することができる。
その結果、中継基板をハードディスクドライブに実装する実装時、および、ロードビームの揺動時のいずれの場合においても、接着部分に加わる応力を確実に分散させることができ、補強板の配線回路基板からの剥離を確実に防止することができる。
また、本発明のハードディスクドライブは、制御回路基板と、サスペンション基板と、それらを中継するための請求項1または2に記載の中継基板とを備えていることを特徴としている。
そのため、補強板の配線回路基板からの剥離をより防止することができる。
本発明の中継基板によれば、中継基板をハードディスクドライブに実装する実装時、および、ロードビームの揺動時のいずれの場合においても、接着部分に加わる応力を分散させることができ、補強板の配線回路基板からの剥離を防止することができる。
本発明のハードディスクドライブの第1実施形態を示す概略構成図である。 図1に示すハードディスクドライブにおけるロードビームの揺動を説明するための概略構成図である。 図1に示す中継フレキシブル回路基板を示す平面図である。 中継フレキシブル回路基板において、配線回路基板とアッセンブリ側補強板との接着部分を説明するための説明図であって、(a)は、本発明の第1実施形態における、配線回路基板とアッセンブリ側補強板との接着部分を示し、(b)は、従来の配線回路基板とアッセンブリ側補強板との接着部分を示す。 図3に示す中継フレキシブル回路基板の第1接着端縁の作用を説明するための説明図である。 図3に示す中継フレキシブル回路基板の第2接着端縁の作用を説明するための説明図である。 図5に示す接着部分の要部拡大図である。 図6に示す接着部分の要部拡大図である。 本発明の第2実施形態における中継フレキシブル回路基板を示し、(a)は、平面図であり、(b)は、配線回路基板とケーシング側補強板との接着部分を示す要部拡大図である。 本発明のハードディスクドライブの第2実施形態を示す概略構成図である。 図9に示すハードディスクドライブにおけるロードビームの揺動を説明するための概略構成図である。
(第1実施形態)
図1は、本発明のハードディスクドライブの第1実施形態を示す概略構成図である。
まず、ハードディスクドライブ1の構成について、図1を参照して説明する。
ハードディスクドライブ1は、図1に示すように、略ボックス状のケーシング2の内部に、ハードディスク7(後述)を回転させるためのディスク駆動部3と、ハードディスク7(後述)に対して情報を読み書きするための読書機構部4とを備えている。
ディスク駆動部3は、ディスク収容部5、モータ6およびハードディスク7を備えている。
ディスク収容部5は、ケーシング2の底部において、ハードディスク7の外径よりも大きな直径を有する略円形状に区画されている。
モータ6は、ディスク収容部5の径方向略中央に設けられている。モータ6は、ハードディスク7を支持し、回転駆動させる。
ハードディスク7は、アルミニウムやガラスなどの基板表面に、磁気記録層を有する読書面16を備える円板であり、ディスク収容部5内に配置されている。また、ハードディスク7は、その中央に形成された嵌合穴10がモータ6に嵌合されることにより、モータ6に相対回転不能に固定されている。ハードディスク7は、情報を磁気で記録する。
なお、ハードディスク7の読書面16は、ケーシング2の底部に対向する裏面と反対側の表面に形成されている。また、図示しないが、ハードディスク7の内周には、ハードディスクドライブ1の停止時において、磁気ヘッド14(後述)を退避させるための退避領域が形成されており、ハードディスク7の退避領域よりも外周には、情報を記録するための記録領域が形成されている。
読書機構部4は、ディスク駆動部3に対して隣接配置されている。読書機構部4は、ヘッドアッセンブリ8、軸受ユニット11、中継基板の一例としての中継フレキシブル回路基板9、およびストッパ18を備えている。
ヘッドアッセンブリ8は、ロードビーム12、サスペンション基板の一例としての回路付サスペンション基板13および磁気ヘッド14を備えている。
ロードビーム12は、ステンレスなどの金属から平面視略二等辺三角形の平板状に形成され、その頂角を有する先端がハードディスク7の読書面16に対向するように、ハードディスク7に向かって延びている。また、ロードビーム12は、その重心部分において、略円形状の軸受嵌合穴15を備えている。
回路付サスペンション基板13は、ロードビーム12において、ハードディスク7との対向面に設けられている。また、回路付サスペンション基板13は、ロードビーム12の先端から軸受嵌合穴15に向かって、ロードビーム12の先端と軸受嵌合穴15との途中まで延びる平面視略矩形状に形成されている。
磁気ヘッド14は、回路付サスペンション基板13の先端において、ハードディスク7との対向面に設けられている。磁気ヘッド14は、回路付サスペンション基板13に対して電気的に接続されており、ハードディスク7に対して、情報を読み書きする。
軸受ユニット11は、ケーシング2の厚み方向に延びる略円筒形状に形成されており、ディスク収容部5の近傍に隣接配置されている。軸受ユニット11は、ケーシング2に対して相対回転可能なスリーブ17を備えている。
そして、ロードビーム12の軸受嵌合穴15が軸受ユニット11のスリーブ17に相対回転不能に外嵌されることにより、ヘッドアッセンブリ8は、磁気ヘッド14がハードディスク7の内周(退避領域)に退避する退避位置と、磁気ヘッド14がハードディスク7の外周(記録領域)と対向する読書位置(図2参照)との間を揺動するように、軸受ユニット11に支持されている。
中継フレキシブル回路基板9は、一端部がヘッドアッセンブリ8に接続され、他端部がケーシング2に接続されている。中継フレキシブル回路基板9の一端部は、回路付サスペンション基板13の軸受嵌合穴15側端部に対して電気的に接続されている。また、中継フレキシブル回路基板9の他端部には、制御回路基板27が電気的に接続されている。
また、中継フレキシブル回路基板9は、後で詳述するが、可撓領域26を備えた配線回路基板21を備えている。
ストッパ18は、ディスク収容部5と、ロードビーム12の後端(先端と反対側の端部)との間に配置され、略円筒形状に形成されている。ストッパ18は、ロードビーム12の後端に当接して、ロードビーム12の揺動範囲を規制する(図2参照)。
次いで、ハードディスクドライブ1の動作について、図1および図2を参照して説明する。
図2は、図1に示すハードディスクドライブにおけるロードビームの揺動を説明するための概略構成図である。
ハードディスクドライブ1は、停止状態において、ハードディスク7が停止されるとともに、ヘッドアッセンブリ8が退避位置に配置されている(図1参照)。
ハードディスクドライブ1が駆動されると、まず、モータ6が駆動され、ハードディスク7が回転される。すると、ハードディスク7の回転により、ハードディスク7の退避領域において、磁気ヘッド14が、ハードディスク7と間隔を隔てて対向するように、浮上される。
その後、図2に示すように、ヘッドアッセンブリ8が読書位置に向かって揺動されると、磁気ヘッド14がハードディスク7の記録領域と対向される。
そして、磁気ヘッド14がハードディスク7に対して情報を読み書きするときには、磁気ヘッド14がハードディスク7の記録領域上を走査するように、ヘッドアッセンブリ8が揺動される。
なお、ヘッドアッセンブリ8の揺動範囲は、ストッパ18により、磁気ヘッド14がハードディスク7の最外周と対向する位置において、規制されている。
このとき、中継フレキシブル回路基板9は、可撓領域26が撓むことにより、ヘッドアッセンブリ8の揺動に追従する。
次いで、中継フレキシブル回路基板9の構成について、図3を参照して説明する。
図3は、図1に示す中継フレキシブル回路基板の一実施形態を示す平面図である。
なお、中継フレキシブル回路基板9の説明において、方向に言及する場合には、紙面上下方向を縦方向とし、紙面左右方向を横方向とする。
中継フレキシブル回路基板9は、図3に示すように、配線回路基板21と、アッセンブリ側補強板22と、ケーシング側補強板23とを備えている。
配線回路基板21は、ポリイミドなどの可撓性を有する樹脂層に、銅などの金属からなる配線が封入されたフレキシブルプリント配線回路基板であり、略S字形状の帯状に形成され、可撓性を有している。配線回路基板21は、接着領域の一例としてのアッセンブリ側接着領域24、ケーシング側接着領域25、および、可撓領域26を備えている。
アッセンブリ側接着領域24は、配線回路基板21の一端部に区画されている。また、アッセンブリ側接着領域24は、アッセンブリ側接続部31およびアッセンブリ側可撓領域支持部32を備えている。
アッセンブリ側接続部31は、配線回路基板21の縦方向一端部(紙面上側端部)において、横方向に沿って延びる略矩形状に形成されている。
アッセンブリ側可撓領域支持部32は、アッセンブリ側接続部31の横方向他端部(紙面左側端部)から連続して略L字形状に形成されている。
詳しくは、アッセンブリ側可撓領域支持部32は、アッセンブリ側接続部31の横方向他端部の縦方向他端縁(紙面下側端部)から縦方向他方側に向かって延びる直線部分35と、直線部分35に連続して横方向一方側(紙面右側)へ屈曲される屈曲部分36とを備えている。
ケーシング側接着領域25は、配線回路基板21の他端部に区画されている。また、ケーシング側接着領域25は、ケーシング側接続部33およびケーシング側可撓領域支持部34を備えている。
ケーシング側接続部33は、配線回路基板21の縦方向他端部において、略六角形状に形成されている。
ケーシング側可撓領域支持部34は、ケーシング側接続部33の縦方向一端部から連続して略L字形状に形成されている。
詳しくは、ケーシング側可撓領域支持部34は、ケーシング側接続部33の縦方向一端縁から縦方向一方側に向かって延びる直線部分37と、直線部分37に連続して横方向他方側へ屈曲される屈曲部分38とを備えている。
可撓領域26は、アッセンブリ側接着領域24とケーシング側接着領域25との間に区画されており、アッセンブリ側接着領域24からケーシング側接着領域25に向かって延びる領域である。
可撓領域26は、アッセンブリ側接着領域24のアッセンブリ側可撓領域支持部32から、ケーシング側接着領域25のケーシング側可撓領域支持部34へ向かって延びる略直線状に形成されている。詳しくは、可撓領域26は、アッセンブリ側可撓領域支持部32から連続して、横方向他方から横方向一方へ向かうに従って縦方向一方へ傾斜するように延び、その後、横方向一方へ向かって屈曲され、横方向に沿って延びている。
アッセンブリ側補強板22は、ステンレスなどの剛性を有する金属からなる平板であり、アッセンブリ側接着領域24に貼付されている。
アッセンブリ側補強板22は、第1アッセンブリ側補強部41、アッセンブリ側折曲部43および第2アッセンブリ側補強部42を備えている。
第1アッセンブリ側補強部41は、配線回路基板21のアッセンブリ側接続部31と略同形状に形成されている。
アッセンブリ側折曲部43は、第1アッセンブリ側補強部41の横方向他端部の縦方向他端縁から縦方向他方側に向かって延びている。アッセンブリ側折曲部43の縦方向長さは、アッセンブリ側可撓領域支持部32の直線部分35の縦方向長さと、ほぼ同じである。アッセンブリ側折曲部43の横方向長さは、アッセンブリ側可撓領域支持部32の横方向長さよりも長く形成されている。また、アッセンブリ側折曲部43には、その剛性を低下させて折り曲げ易くするために、横方向に延びる略矩形状の貫通穴44が形成されている。貫通穴44は、アッセンブリ側可撓領域支持部32の横方向長さよりもやや長い横方向長さに形成されている。
第2アッセンブリ側補強部42は、アッセンブリ側折曲部43の縦方向他端部から連続して、アッセンブリ側可撓領域支持部32の屈曲部分36と同様に屈曲されており、アッセンブリ側可撓領域支持部32の屈曲部分36よりも横方向一方側に長く形成されている。
ケーシング側補強板23は、アッセンブリ側補強板22と同様の材質からなる平板であり、ケーシング側接着領域25に貼付されている。
ケーシング側補強板23は、第1ケーシング側補強部51、ケーシング側折曲部53および第2ケーシング側補強部52を備えている。
第1ケーシング側補強部51は、配線回路基板21のケーシング側接続部33と略同形状に形成されている。
ケーシング側折曲部53は、第1ケーシング側補強部51の縦方向一端縁から縦方向一方側に向かって延びている。ケーシング側折曲部53の縦方向長さは、ケーシング側可撓領域支持部34の直線部分37の縦方向長さと、ほぼ同じである。ケーシング側折曲部53の横方向長さは、ケーシング側可撓領域支持部34の横方向長さよりも長く形成されている。また、ケーシング側折曲部53には、その剛性を低下させて折り曲げ易くするために、横方向に延びる略矩形状の貫通穴54が形成されている。貫通穴54は、ケーシング側可撓領域支持部34の横方向長さよりもやや長い横方向長さに形成されている。
第2ケーシング側補強部52は、ケーシング側折曲部53の縦方向一端部から連続して縦方向に延びる略矩形状に形成されている。第2ケーシング側補強部52の縦方向長さは、ケーシング側可撓領域支持部34の屈曲部分38の縦方向長さと略同じ長さである。また、第2ケーシング側補強部52の横方向長さは、ケーシング側折曲部53の横方向長さと略同じ長さである。
そして、配線回路基板21のアッセンブリ側接着領域24にアッセンブリ側補強板22が接着剤により接着されている。
詳しくは、アッセンブリ側補強板22は、第1アッセンブリ側補強部41がアッセンブリ側接続部31に接着され、第2アッセンブリ側補強部42がアッセンブリ側可撓領域支持部32の屈曲部分36に接着されることにより、アッセンブリ側接着領域24に接着されている。なお、アッセンブリ側可撓領域支持部32の直線部分35は、第2アッセンブリ側補強部42の貫通穴44と重なるように配置されている。
また、配線回路基板21のケーシング側接着領域25にケーシング側補強板23が接着剤により接着されている。
詳しくは、ケーシング側補強板23は、第1ケーシング側補強部51がケーシング側接続部33に接着され、第2ケーシング側補強部52がケーシング側可撓領域支持部34の屈曲部分38に接着されることにより、ケーシング側接着領域25に接着されている。なお、ケーシング側可撓領域支持部34の直線部分37は、第2ケーシング側補強部52の貫通穴54と重なるように配置されている。
次いで、配線回路基板21とアッセンブリ側補強板22との接着部分について、図4を参照して説明する。
図4は、中継フレキシブル回路基板において、配線回路基板とアッセンブリ側補強板との接着を説明するための説明図であって、(a)は、本発明の第1実施形態における、配線回路基板とアッセンブリ側補強板との接着を示し、(b)は、従来の配線回路基板とアッセンブリ側補強板との接着を示す。
配線回路基板21のアッセンブリ側可撓領域支持部32と、アッセンブリ側補強板22の第2アッセンブリ側補強部42とは、図4(a)に示すように、横方向一端部において、第1接着端縁61および第2接着端縁62を形成するように、接着されている。
第1接着端縁61は、アッセンブリ側可撓領域支持部32と第2アッセンブリ側補強部42との接着部分(以下、単に接着部分とする。)の縦方向一方側において、可撓領域26の傾斜部分が延びる方向と直交する方向に延びている。
第2接着端縁62は、接着部分の縦方向他方側において、第1接着端縁61から屈曲するように連続して、縦方向に延びている。
すなわち、第1接着端縁61と第2接着端縁62とは、第1接着端縁61に沿う第1線L1(可撓領域26の傾斜部分が延びる方向と直交する方向に延びる仮想線)と、第2接着端縁62に沿う第2線L2(縦方向に延びる仮想線)とが、互いに交差するように設けられている。
次いで、中継フレキシブル回路基板9のハードディスクドライブ1への組み付けを、図1および図3を参照して説明する。
中継フレキシブル回路基板9をハードディスクドライブ1に組み付けるには、まず、中継フレキシブル回路基板9(図3参照)を、アッセンブリ側折曲部43およびケーシング側折曲部53において、稜線が横方向に沿うように、略直角に山折り(図3において、紙面手前から見て山折り)する。
すると、アッセンブリ側補強板22およびケーシング側補強板23の屈曲に追従して、配線回路基板21のアッセンブリ側可撓領域支持部32およびケーシング側可撓領域支持部34が、それぞれ、アッセンブリ側接続部31およびケーシング側接続部33に対して直角に屈曲されて維持される。
その後、図1に示すように、中継フレキシブル回路基板9の一端部を、アッセンブリ側補強板22の第1アッセンブリ側補強部41が、ロードビーム12のケーシング2と反対側の表面に積載されるように、接着などによりロードビーム12に固定する。
また、中継フレキシブル回路基板9の他端部を、配線回路基板21のケーシング側接続部33がケーシング2に対向されるように、ケーシング側補強板23をケーシング2にねじ止めすることにより、ケーシング2に固定する。
これにより、中継フレキシブル回路基板9がハードディスクドライブ1に実装される。
このとき、配線回路基板21のアッセンブリ側接続部31およびケーシング側接続部33は、ハードディスク7の読書面16に対して平行に組み付けられており、配線回路基板21のアッセンブリ側可撓領域支持部32、ケーシング側可撓領域支持部34および可撓領域26は、ハードディスク7の読書面16に対して垂直に組み付けられている。
また、アッセンブリ側可撓領域支持部32と第2アッセンブリ側補強部42との接着部分では、第1接着端縁61は、ハードディスク7の読書面16に対して直交する方向に延びている。
次いで、第1接着端縁61および第2接着端縁62の作用を、図5〜図8を参照して説明する。
図5は、図3に示す中継フレキシブル回路基板の第1接着端縁の作用を説明するための説明図である。図6は、図3に示す中継フレキシブル回路基板の第2接着端縁の作用を説明するための説明図である。図7は、図5に示す接着部分の拡大図である。図8は、図6に示す接着部分の拡大図である。
従来の中継フレキシブル回路基板9では、図4(b)に示すように、配線回路基板21とアッセンブリ側補強板22との接着端縁は、中継フレキシブル回路基板9がハードディスクドライブ1に実装されたときにハードディスク7の読書面16に対して直交する方向に延びるように、縦方向に沿って形成されている。
これにより、中継フレキシブル回路基板9をハードディスクドライブ1へ実装したときには、ロードビーム12が揺動し、ハードディスク7の読書面16と平行な方向から接着部分に応力が加わっても、その応力を分散することができる。
しかし、上記したように中継フレキシブル回路基板9をハードディスクドライブ1へ組み付けるときには、可撓領域26が、接着部分に対して、例えば、ねじれたりすることにより、ハードディスク7の読書面16と平行な方向以外の別の方向から、接着部分に応力が加わる場合がある。
その場合には、従来の接着端縁では、接着部分に加わる応力を分散させることができず、配線回路基板21とアッセンブリ側補強板22とが剥離するという不具合がある。
一方、この中継フレキシブル回路基板9では、上記したように、可撓領域26の傾斜部分が延びる方向と直交する方向に延びる第1接着端縁61と、接着部分の縦方向他方側において、第1接着端縁61と連続して、縦方向に延びる第2接着端縁62とを備えている(図4(a)参照。)。
中継フレキシブル回路基板9を実装するときに、例えば、図5および図7に示すように、可撓領域26が、可撓領域26の傾斜部分が延びる方向と平行に湾曲される。
この場合には、第1接着端縁61が、可撓領域26の傾斜部分が延びる方向から接着部分に加わる応力に対して直交し、その応力を分散させる。
すなわち、第1接着端縁61は、中継フレキシブル回路基板9をハードディスクドライブ1に実装する実装時に、接着部分に加わる応力を分散させるように、配置されている。
また、中継フレキシブル回路基板9を実装した後、ハードディスクドライブ1が駆動され、ロードビーム12が揺動されると、可撓領域26は、図6および図8に示すように、ハードディスク7の読書面16と平行に湾曲される。
この場合には、第2接着端縁62が、ハードディスク7の読書面16と平行な方向から接着部分に加わる応力に対して直交し、その応力を分散させる。
すなわち、第2接着端縁62は、ロードビーム12の揺動時に接着部分に加わる応力を分散させるように、配置されている。
すなわち、このハードディスクドライブ1および中継フレキシブル回路基板9によれば、図5および図6に示すように、アッセンブリ側補強板22と配線回路基板21とが、第1接着端縁61および第2接着端縁62を形成するように接着されている。そして、第1接着端縁61と第2接着端縁62とは、第1接着端縁61に沿う第1線L1と、第2接着端縁62に沿う第2線L2とが、互いに交差するように設けられており、第1接着端縁61は、中継フレキシブル回路基板9をハードディスクドライブ1に実装する実装時に、アッセンブリ側補強板22と配線回路基板21との接着部分に加わる応力を分散させるように配置され、第2接着端縁62は、ロードビーム12の揺動時に接着部分に加わる応力を分散させるように配置されている。
そのため、中継フレキシブル回路基板9をハードディスクドライブ1に実装する実装時、および、ロードビーム12の揺動時のいずれの場合においても、接着部分に加わる応力を分散させることができ、アッセンブリ側補強板22の配線回路基板21からの剥離を防止することができる。
また、このハードディスクドライブ1および中継フレキシブル回路基板9によれば、第1接着端縁61が、可撓領域26が延びる方向と直交する方向に延びている。
そのため、中継フレキシブル回路基板9をハードディスクドライブ1に実装するときに可撓領域26が湾曲され、可撓領域26が延びる方向から、接着部分に応力が加わったとしても、その応力を、分散することができる。
また、第2接着端縁62が、第1接着端縁61と連続して、中継フレキシブル回路基板9をハードディスクドライブ1に実装したときにハードディスク7の読書面16と直交する方向に延びている。
そのため、中継フレキシブル回路基板9がハードディスクドライブ1に実装され、ロードビーム12の揺動により、ハードディスク7の読書面16が延びる方向から、接着部分に応力が加わったとしても、その応力を分散することができる。
その結果、中継フレキシブル回路基板9をハードディスクドライブ1に実装する実装時、および、ロードビーム12の揺動時のいずれの場合においても、接着部分に加わる応力を確実に分散させることができ、アッセンブリ側補強板22の配線回路基板21からの剥離を確実に防止することができる。
(第2実施形態)
図9は、本発明の第2実施形態における中継フレキシブル回路基板を示し、(a)は、平面図であり、(b)は、配線回路基板とケーシング側補強板との接着部分を示す要部拡大図である。図10は、本発明のハードディスクドライブの第2実施形態を示す概略構成図である。図11は、図10に示すハードディスクドライブにおけるロードビームの揺動を説明するための概略構成図である。
なお、第2実施形態において、第1実施形態と同様の部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。また、第2実施形態においても第1実施形態と同様に、中継フレキシブル回路基板71の説明において、方向に言及する場合には、紙面上下方向を縦方向とし、紙面左右方向を横方向とする。
上記した第1実施形態では、配線回路基板72とアッセンブリ側補強板73との接着部分に、第1接着端縁61と第2接着端縁62とを形成したが、第2実施形態では、図9に示すように、第1接着端縁96および第2接着端縁97は、配線回路基板72とケーシング側補強板74との接着部分に形成されている。
中継フレキシブル回路基板71は、図9(a)に示すように、配線回路基板72と、アッセンブリ側補強板73と、補強板の一例としてのケーシング側補強板74とを備えている。
配線回路基板72は、帯状に形成され、アッセンブリ側接着領域75、接着領域の一例としてのケーシング側接着領域76、および、可撓領域77を備えている。
アッセンブリ側接着領域75は、配線回路基板72の横方向一端部(紙面右側端部)に区画されている。また、アッセンブリ側接着領域75は、アッセンブリ側接続部81およびアッセンブリ側可撓領域支持部82を備えている。
アッセンブリ側接続部81は、配線回路基板72の横方向一端部において、略矩形状に形成されている。
アッセンブリ側可撓領域支持部82は、アッセンブリ側接続部81の横方向他端部から横方向他方へ延びる略矩形状に形成されている。
ケーシング側接着領域76は、配線回路基板72の横方向他端部(紙面左側端部)に区画されている。また、ケーシング側接着領域76は、ケーシング側接続部83およびケーシング側可撓領域支持部84を備えている。
ケーシング側接続部83は、配線回路基板72の横方向他端部において、略矩形状に形成されている。
ケーシング側可撓領域支持部84は、ケーシング側接続部83の横方向一端部から連続して略クランク形状に形成されている。
詳しくは、ケーシング側可撓領域支持部84は、ケーシング側接続部83の横方向一端縁から横方向一方側に向かって延び(直線部分84a)、縦方向他方(紙面下側)へ向かって屈曲して、横方向他方から横方向一方へ向かうに従って縦方向他方へ傾斜するように延び(第1傾斜部分84b)、さらに縦方向一方(紙面上側)へ向かって屈曲して、横方向他方から横方向一方へ向かうに従って縦方向一方へ傾斜するように延びている(第2傾斜部分84c)。
可撓領域77は、アッセンブリ側接着領域75とケーシング側接着領域76との間に区画されており、アッセンブリ側接着領域75からケーシング側接着領域76に向かって延びる領域である。
可撓領域77は、アッセンブリ側接着領域75のアッセンブリ側可撓領域支持部82から、ケーシング側接着領域76のケーシング側可撓領域支持部84へ向かって延びる略直線状に形成されている。
詳しくは、可撓領域77は、アッセンブリ側可撓領域支持部82から連続して、横方向他方から横方向一方へ向かうに従って縦方向一方へ傾斜するように延び、その後、横方向一方へ向かって屈曲され、横方向に沿って延びている。
アッセンブリ側補強板73は、ステンレスなどの剛性を有する金属からなる平板であり、アッセンブリ側接着領域75に貼付されている。
アッセンブリ側補強板73は、アッセンブリ側補強部85およびアッセンブリ側折曲部86を備えている。
アッセンブリ側補強部85は、配線回路基板72のアッセンブリ側接続部81と略同形状に形成されている。
アッセンブリ側折曲部86は、アッセンブリ側補強部85の横方向他端部から横方向他方側に向かって延びる略矩形状に形成されている。
アッセンブリ側折曲部86の横方向長さは、アッセンブリ側可撓領域支持部82の横方向長さと、ほぼ同じである。アッセンブリ側折曲部86の縦方向長さは、アッセンブリ側可撓領域支持部82の縦方向長さよりも長く形成されている。
また、アッセンブリ側折曲部86には、その剛性を低下させて折り曲げ易くするために、縦方向に延びる略矩形状の貫通穴87が形成されている。貫通穴87は、アッセンブリ側可撓領域支持部82の縦方向長さよりもやや長い縦方向長さに形成されている。
ケーシング側補強板74は、アッセンブリ側補強板73と同様の材質からなる平板であり、ケーシング側接着領域76に貼付されている。
ケーシング側補強板74は、ケーシング側補強部91、第1ケーシング側折曲部92および第2ケーシング側折曲部93を備えている。
ケーシング側補強部91は、配線回路基板72のケーシング側接続部83と略同形状に形成されている。
第1ケーシング側折曲部92は、ケーシング側補強部91の横方向一端縁から横方向一方側に向かって延びている。
第1ケーシング側折曲部92の横方向長さは、ケーシング側可撓領域支持部84の直線部分84aの横方向長さとほぼ同じである。第1ケーシング側折曲部92の縦方向長さは、ケーシング側可撓領域支持部84の直線部分84aの縦方向長さよりも長く形成されている。
また、第1ケーシング側折曲部92には、その剛性を低下させて折り曲げ易くするために、横方向に延びる略矩形状の貫通穴94が形成されている。貫通穴94は、ケーシング側可撓領域支持部84の直線部分84aの縦方向長さよりもやや長い縦方向長さに形成されている。
第2ケーシング側折曲部93は、第1ケーシング側折曲部92の横方向一端部から連続して、ケーシング側可撓領域支持部84の第1傾斜部分84bおよび第2傾斜部分84cに対応するように、横方向他方から横方向一方へ向かうに従って縦方向他方へ傾斜するように延びる略直線状に形成されている。
第2ケーシング側折曲部93の縦方向長さは、ケーシング側可撓領域支持部84の第1傾斜部分84bの縦方向長さと略同じ長さである。また、第2ケーシング側折曲部93の横方向長さは、ケーシング側可撓領域支持部84の第1傾斜部分84bおよび第2傾斜部分84cを合わせた横方向長さと略同じ長さである。
また、第2ケーシング側折曲部93には、その剛性を低下させて折り曲げ易くするために、横方向他方から横方向一方へ向かうに従って縦方向一方へ傾斜するように延びる略矩形状の貫通穴95が形成されている。貫通穴95は、ケーシング側可撓領域支持部84の第1傾斜部分84bの縦方向長さよりもやや長い縦方向長さに形成されている。
そして、配線回路基板72のアッセンブリ側接着領域75にアッセンブリ側補強板73が接着剤により接着されている。
詳しくは、アッセンブリ側補強板73は、アッセンブリ側補強部85がアッセンブリ側接続部81に接着され、アッセンブリ側折曲部86がアッセンブリ側可撓領域支持部82に接着されることにより、アッセンブリ側接着領域75に接着されている。このとき、アッセンブリ側可撓領域支持部82は、アッセンブリ側折曲部86の貫通穴87と重なるように配置されている。
また、配線回路基板72のケーシング側接着領域76にケーシング側補強板74が接着剤により接着されている。
詳しくは、ケーシング側補強板74は、ケーシング側補強部91がケーシング側接続部83に接着され、第1ケーシング側折曲部92がケーシング側可撓領域支持部84の直線部分84aに接着され、第2ケーシング側折曲部93がケーシング側可撓領域支持部84の第1傾斜部分84bおよび第2傾斜部分84cに接着されることにより、ケーシング側接着領域76に接着されている。
なお、ケーシング側可撓領域支持部84の直線部分84aは、第1ケーシング側折曲部92の貫通穴94と重なるように配置され、ケーシング側可撓領域支持部84の第1傾斜部分84bは、第2ケーシング側折曲部93の貫通穴95と重なるように配置されている。
次いで、配線回路基板72とケーシング側補強板74との接着部分について説明する。
配線回路基板72のケーシング側可撓領域支持部84と、ケーシング側補強板74の第2ケーシング側折曲部92とは、図9(b)に示すように、横方向一端部において、第1接着端縁96および第2接着端縁97を形成するように、接着されている。
第1接着端縁96は、ケーシング側可撓領域支持部84と第2ケーシング側折曲部92との接着部分(以下、単に接着部分とする。)の縦方向一方側において、可撓領域77の傾斜部分が延びる方向と直交する方向に延びている。
第2接着端縁97は、接着部分の縦方向他方側において、第1接着端縁96から屈曲するように連続して、縦方向に延びている。
すなわち、第1接着端縁96と第2接着端縁97とは、第1接着端縁96に沿う第1線L1(可撓領域77の傾斜部分が延びる方向と直交する方向に延びる仮想線)と、第2接着端縁97に沿う第2線L2(縦方向に延びる仮想線)とが、互いに交差するように設けられている。
次いで、中継フレキシブル回路基板71のハードディスクドライブ1への組み付けを説明する。
中継フレキシブル回路基板71をハードディスクドライブ1に組み付けるには、まず、アッセンブリ側補強板73(図9(a)参照)を、アッセンブリ側折曲部86において、稜線が縦方向に沿うように谷折り(図9(a)において、紙面手前から見て谷折り)して、折り返す。
すると、図10に示すように、アッセンブリ側補強板73の屈曲に追従して、配線回路基板72のアッセンブリ側可撓領域支持部82が屈曲され、アッセンブリ側補強部85とアッセンブリ側折曲部86との間に挟まれるように維持される。
また、ケーシング側補強板74(図9(a)参照)を、第1ケーシング側折曲部92において、稜線が縦方向に沿うように、略直角に谷折りするとともに、第2ケーシング側折曲部において、稜線が横方向他方から横方向一方へ向かうに従って縦方向一方に傾斜するように山折りして、折り返す。
すると、ケーシング側補強板74の屈曲に追従して、配線回路基板72のケーシング側可撓領域支持部84が、ケーシング側接続部83に対して直角に屈曲され、その後折り返されるように維持される。
そして、図10に示すように、中継フレキシブル回路基板71の一端部を、アッセンブリ側補強板73のアッセンブリ側補強部85が、ロードビーム12の側面(磁気ヘッド14が読書位置に配置されるようにヘッドアッセンブリ8が揺動されたとき(図11参照)に、ハードディスク7の径方向外側へ向かう面)に固定されるように、接着などによりロードビーム12に固定する。
また、中継フレキシブル回路基板71の他端部を、配線回路基板72のケーシング側接続部83がケーシング2に対向されるように、ケーシング側補強板74をケーシング2にねじ止めすることにより、ケーシング2に固定する。
これにより、中継フレキシブル回路基板71がハードディスクドライブ1に実装される。
このとき、配線回路基板72のアッセンブリ側接続部81は、ハードディスク7の読書面16に対して垂直に組み付けられており、ケーシング側接続部83は、ハードディスク7の読書面16に対して平行に組み付けられている。
また、配線回路基板72のアッセンブリ側可撓領域支持部82、ケーシング側可撓領域支持部84および可撓領域77は、ハードディスク7の読書面16に対して垂直に組み付けられている。
これにより、ケーシング側可撓領域支持部84と第2ケーシング側折曲部93との接着部分では、第1接着端縁96は、ハードディスク7の読書面16に対して直交する方向に延びている。
第2実施形態においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
詳しくは、中継フレキシブル回路基板71を実装するときには、可撓領域77が、可撓領域77の傾斜部分が延びる方向と平行に湾曲され、第1接着端縁96が、可撓領域77の傾斜部分が延びる方向から接着部分に加わる応力に対して直交し、その応力を分散させる。
また、中継フレキシブル回路基板71を実装した後、ハードディスクドライブ1が駆動され、ロードビーム12が揺動されると、図11に示すように、可撓領域77は、ハードディスク7の読書面16と平行に湾曲され、第2接着端縁97が、ハードディスク7の読書面16と平行な方向から接着部分に加わる応力に対して直交し、その応力を分散させる。
これにより、中継フレキシブル回路基板71をハードディスクドライブ1に実装する実装時、および、ロードビーム12の揺動時のいずれの場合においても、接着部分に加わる応力を分散させることができ、ケーシング側補強板74からの配線回路基板72の剥離を防止することができる。
(その他の変形例)
また、上記した第1実施形態では、配線回路基板72とアッセンブリ側補強板73との接着部分に、第1接着端縁61および第2接着端縁62の2つを形成したが、接着端縁は、3つ以上形成してもよい。
1 ハードディスクドライブ
7 ハードディスク
9 中継フレキシブル回路基板
12 ロードビーム
13 回路付サスペンション基板
16 読書面
21 配線回路基板
22 アッセンブリ側補強板
24 アッセンブリ側接着領域
26 可撓領域
27 制御回路基板
61 第1接着端縁
62 第2接着端縁
71 中継フレキシブル回路基板
72 配線回路基板
74 ケーシング側補強板
76 ケーシング側接着領域
77 可撓領域
96 第1接着端縁
97 第2接着端縁
L1 第1線
L2 第2線

Claims (3)

  1. ハードディスクドライブにおいて、制御回路基板と、ハードディスク上を揺動するロードビームに搭載されるサスペンション基板とを中継する中継基板であって、
    可撓性を有する配線回路基板と、
    前記配線回路基板の一端部に接着される補強板とを備え、
    前記補強板と前記配線回路基板とは、第1接着端縁および第2接着端縁を形成するように、接着されており、
    前記第1接着端縁と前記第2接着端縁とは、前記第1接着端縁に沿う第1線と、前記第2接着端縁に沿う第2線とが、互いに交差するように設けられ、
    前記第1接着端縁は、前記中継基板を前記ハードディスクドライブに実装する実装時に、前記補強板と前記配線回路基板との接着部分に加わる応力を分散させるように、配置され、
    前記第2接着端縁は、前記ロードビームの揺動時に前記接着部分に加わる応力を分散させるように、配置されていることを特徴とする、中継基板。
  2. 前記配線回路基板は、
    一端部において前記補強板が接着される接着領域と、
    前記接着領域から他端部に向かって延びる可撓領域とを備え、
    前記第1接着端縁は、前記可撓領域が延びる方向と直交する方向に延び、
    前記第2接着端縁は、前記第1接着端縁と連続して、前記中継基板を前記ハードディスクドライブに実装したときに前記ハードディスクの読書面と直交する方向に延びることを特徴とする、請求項1に記載の中継基板。
  3. 制御回路基板と、サスペンション基板と、それらを中継するための請求項1または2に記載の中継基板とを備えていることを特徴とする、ハードディスクドライブ。
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