JP2011081852A - 光ディスク再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】再生動作中に高周波モジュールが動作することによる高周波帯域での輻射波の発生を抑制し、電波受信装置への影響を低減した光ディスク再生装置を提供する。
【解決手段】光ディスク再生装置100は、光ディスク10にレーザ光を照射するレーザ発光部111と、レーザ発光部111を駆動する駆動電流に高周波電流を重畳して戻り光による再生ノイズの発生を抑制する高周波モジュール114と、を含む光ピックアップ部11と、高周波モジュール114の動作状態を制御すると共に、光ディスク10から読み出される信号から再生ジッタを測定し、高周波モジュール114が非動作状態にあり、かつ、光ディスク10の再生を継続するのに必要な再生ジッタを維持できると判定された場合に、高周波モジュール114を非動作状態としたまま光ディスク10の再生を行う制御部14と、により構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーザ発光部の駆動電流に高周波電流を重畳し、光ディスクからの戻り光による再生ノイズの発生を抑制する高周波モジュールを備えた光ディスク再生装置に関する。
DVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクを再生する光ディスク再生装置では、レーザ発光部として使用されるLD(Laser Diode)の戻り光による再生ノイズを低減させるために、光ピックアップユニットに内蔵された高周波モジュールにより、LD駆動電流に数百MHz帯域の高周波電流を重畳している。
上述した高周波モジュールを内蔵する光ピックアップユニットにより光ディスクに記録された情報を読み取り再生する光ディスク再生装置において、例えば、特許文献1には、省電力化、温度上昇の抑制、半導体レーザの延命化を目的として、レーザ発光部が発光しない区間、光ディスクから情報を読み出す準備動作中、及び光ディスクに情報を記録するための記録準備動作中は、高周波モジュールの動作を停止させる技術が開示されている。
特開2004−355795号公報
特許文献1に開示された技術によれば、光ディスク再生装置の省電力化、LDの延命化は可能であるが、再生動作中は高周波モジュールが動作することによる輻射波が常に発生するため、再生動作中の輻射波を抑制することが困難であると考えられる。したがって、例えば、車載装置において、AM/FMラジオ等の電波受信装置も同時に動作させている状況では、高周波モジュールから発生する高周波帯域の輻射波が電波受信装置に悪影響を及ぼして再生ノイズを発生させる等、動作不具合を起こすという課題があった。
本発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、再生動作中に高周波モジュールが動作することによる高周波帯域での輻射波の発生を抑制し、電波受信装置への影響を低減した光ディスク再生装置を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために本発明の光ディスク再生装置は、光ディスクにレーザ光を照射するレーザ発光部と、前記レーザ発光部を駆動する駆動電流に高周波電流を重畳して戻り光による再生ノイズの発生を抑制する高周波モジュールと、を含む光ピックアップ部と、前記高周波モジュールの動作状態を制御すると共に、前記光ディスクから読み出される信号から再生ジッタを測定し、前記高周波モジュールが非動作状態にあり、かつ、前記光ディスクの再生を継続するのに必要な再生ジッタを維持できると判定された場合に、前記高周波モジュールを非動作状態としたまま前記光ディスクの再生を行う制御部と、を備えたものである。
本発明によれば、再生動作中に高周波モジュールが動作することによる高周波帯域での輻射波の発生を抑制し、電波受信装置への影響を低減した光ディスク再生装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る光ディスク再生装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る光ディスク再生装置の制御部の構成を機能展開して示したブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る光ディスク再生装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る光ディスク再生装置の動作(ケース1)を示すタイミング図である。 本発明の実施の形態1に係る光ディスク再生装置の動作(ケース2)を示すタイミング図である。 本発明の実施の形態1に係る光ディスク再生装置の動作(ケース3)を示すタイミング図である。 本発明の実施の形態1に係る光ディスク再生装置の動作(ケース4)を示すタイミング図である。 本発明の実施の形態1に係る光ディスク再生装置の動作(ケース5)を示すタイミング図である。 本発明の実施の形態1に係る光ディスク再生装置の動作(ケース6)を示すタイミング図である。 本発明の実施の形態1に係る光ディスク再生装置の動作(ケース7)を示すタイミング図である。 本発明の実施の形態2に係る光ディスク再生装置の制御部の構成を機能展開して示したブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る光ディスク再生装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る光ディスク再生装置の動作を示すタイミング図である。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態1に係る光ディスク再生装置100の構成を示すブロック図である。図1によれば、本実施の形態1に係る光ディスク再生装置100は、光ピックアップ部11と、信号処理部12と、レーザ制御部13と、制御部14と、を含み構成される。
光ピックアップ部11は、情報記録媒体としての光ディスク10にレーザ光を照射することにより記録された情報を読み取る、あるいは書き込む機能を有する。このため、光ピックアップ部11は、レーザ発光部111と、光検出器112と、パワー検出器113と、高周波モジュール114と、光学部品である対物レンズ115およびビームスプリッタ116と、により構成される。
レーザ発光部111は、波長が約650nmの赤色レーザを発光する。ここで発光され出射された光は、不図示のコリメータレンズにより略平行な光に変換され、ビームスプリッタ116を通過し、例えば、NA0.6の対物レンズ115で光ディスク10のグルーブまたはランドにビームとして集光される。
光ディスク10で反射された光は、対物レンズ115に戻り、ビームスプリッタ116で光路が変更され、不図示の検出光学系を介して、複数のパターン化した受光領域から構成される光検出器112に入射される。
光検出器112で検出された信号は、信号処理部12(後述する信号生成マトリックス回路121)に入力され、ここで高周波信号(RF信号)他、トラッキング誤差信号(TE信号)、フォーカス誤差信号(FE信号)等の制御信号が生成される。
レーザ発光部111は、外部のレーザ制御部13(後述するレーザ駆動回路131)、及び内蔵する高周波モジュール114により並列駆動される。高周波モジュール114は、レーザ発光部111を駆動する駆動電流に高周波電流を重畳し、光ディスク10の戻り光による再生ノイズの発生を抑制するものである。
高周波モジュール114は、本実施の形態1では、光ピックアップ部11に内蔵されるものとして説明するが、光ピックアップ部11に外付けされたICチップであっても構わない。通常の光ディスク再生装置100において、高周波モジュール114は、再生動作中、および再生準備動作中におけるレーザ発光部111の連続発光時に駆動されるが、本実施の形態1では、後述するように、再生ジッタが閾値より低い場合と、再生起動時のみ電源が供給され動作を行う。
パワー検出器113は、レーザ発光部111の出射パワーを検出する。ここで検出された信号は、レーザ制御部13(後述するパワー検出信号回路132)に出力され、制御部14による制御の下でレーザ駆動回路131へフィードバックされる。
信号処理部12は、光ピックアップ部11(光検出器112)から出力される再生信号をサンプルホールドして再生信号を復調する他に、再生ジッタ判定のための使用されるRF信号、不図示のサーボ系の制御のために使用するTE、FE信号等の制御信号を分離生成して制御部14へ供給する機能を有する。
このため、信号処理部12は、信号生成マトリックス回路121と、アナログデシタル変換器(A/Dコンバータ122)と、デジタルアナログ変換器(D/Aコンバータ123)と、を含み構成される。
信号生成マトリックス回路121は、光ピックアップ部11が内蔵する光検出器112によって検出される信号を入力として得て、RF信号、TE信号、FE信号を分離生成し、これら生成された信号をA/Dコンバータ122によりデジタル信号に変換して制御部14へ出力する。また、制御部14により生成される制御信号は、D/Aコンバータ123によりアナログ信号に変換され、光ピックアップ部11が内蔵する高周波モジュール114、およびレーザ制御部13が内蔵するレーザ駆動回路131へ出力される。
レーザ制御部13は、光ピックアップ部11が内蔵するレーザ発光部111の発光動作を制御する機能を有する。このため、レーザ制御部13は、レーザ駆動回路131と、パワー検出信号回路132とを含み構成される。
レーザ駆動回路131は、上述した高周波モジュール114と共にレーザ発光部111を駆動する駆動信号を生成する。そして、パワー検出器113により検出されたパワーは、パワー検出信号回路132で検出され、ここで検出された信号に基づき、制御部14による制御の下、最適なパワーパターンで光ディスク10にレーザ光が照射される。
制御部14は、光ディスク再生装置100として光ディスク10を再生するための制御中枢となる他、ここでは、特に、光ピックアップ部11が内蔵する高周波モジュール114の動作状態を制御すると共に、光ディスク10から読み出される信号から再生ジッタを測定し、高周波モジュール114が非動作状態にあり、かつ、光ディスク10の再生を継続するのに必要な再生ジッタを維持できると判定された場合に、高周波モジュール114を非動作状態としたまま光ディスク10の再生を行う機能を有する。
制御部14は、例えば、マイクロプロセッサで構成され、内蔵もしくは外付けされるメモリに記録されたプログラムを逐次読み出し、実行することにより、上述した機能を実現する。このため、制御部14は、図2にその内部構成が機能展開され示されているように、主制御部140と、再生ジッタ判定部141と、動作状態制御部142と、を含み構成される。
再生ジッタ判定部141は、信号処理部12の信号生成マトリックス回路121により生成されるRF信号から再生ジッタを測定し、その結果を主制御部140へ通知する機能を有する。動作状態制御部142は、主制御部140による制御の下、再生起動時、高周波モジュール114を動作状態に設定し、再生ジッタ判定部141により判定される再生ジッタが閾値を超える場合に高周波モジュール114の動作状態を継続制御し、閾値より小さい場合に高周波モジュール114を非動作状態に設定して再生ジッタを再測定した結果に基づき高周波モジュール114の動作状態を制御する機能を有する。ここで制御される動作状態とは、高周波モジュール114に対する電源供給のON/OFFとする。
主制御部140は、制御部14が、高周波モジュール114の動作状態を制御すると共に、光ディスク10から読み出される信号から再生ジッタを測定し、高周波モジュール114が非動作状態にあり、かつ、光ディスク10の再生を継続するのに必要な再生ジッタを維持できると判定された場合に、高周波モジュール114を非動作状態としたまま光ディスク10の再生を行う機能を実行するために、上述した再生ジッタ判定部141と、動作状態制御部142のシーケンス制御を行う。
なお、制御部14は、不図示の再生系、アクチュエータやスピンドルモータの動きをコントロールするサーボ系の制御も司る。この再生系や、サーボ制御系については、本発明と直接的に関係しないため、ここでは図示省略してある。
図3は、本実施の形態1に係る光ディスク再生装置100の動作を示すフローチャートである。
以下、図3のフローチャートを参照しながら、図1、図2に示す本実施の形態1に係る光ディスク再生装置100(制御部14)の動作について詳細に説明する。
図3によれば、制御部14(主制御部140)は、再生起動時、まず、動作状態制御部142を制御して高周波モジュール114の電源をON設定する(ステップST301)。主制御部140は、次に、再生ジッタ判定部141にて再生ジッタの判定を行う(ステップST302)。
再生ジッタ判定部141では、信号処理部12(信号生成マトリックス回路121)から出力されるRF信号を、例えば、8%の判定閾値と比較し、再生ジッタが8%未満か否かを判定する(ステップST303)。再生ジッタ判定部141は、再生ジッタが8%以上の場合は、“HIGH”信号を、8%未満の場合は、“LOW”信号を、それぞれ動作状態制御部142へ出力する。
動作状態制御部142は、再生ジッタ判定部141から“HIGH”信号(8%以上)を受信した場合は(ステップST303“NO”)、D/Aコンバータ123を介して高周波モジュール114の電源をON状態に設定したままとし、“LOW”信号(8%未満)を受信した場合は(ステップST303“YES”)、高周波モジュール114の電源をOFF設定する(ステップST304)。
高周波モジュール114の電源がOFF設定されると、主制御部140による制御の下、再生ジッタ判定部141による再生ジッタの再判定が行われる(ステップST305)。再生ジッタ判定部141は、高周波モジュール114の電源がOFF設定された場合にのみ再生ジッタの再判定を行い(ステップST306)、同じく8%の閾値と比較してその判定結果を動作状態制御部142へ出力する。
動作状態判定部142は、再生ジッタの再判定結果を受信し、再生ジッタが8%以上(“HIGH”信号受信)あった場合(ステップST306“YES”)、高周波モジュール114の電源をON設定し(ステップST307)、8%未満(“LOW”信号受信)の場合は(ステップST306“NO”)、高周波モジュール114の電源をOFF状態のままとする。すなわち、動作状態制御部142は、再生ジッタ判定部141による再生ジッタの再判定結果に基づき、D/Aコンバータ123を介して高周波モジュール114の電源のON/OFF設定制御を行う。以上の処理を経て光ディスク再生装置100は再生動作に移行する。
図4〜図10は、本実施の形態1に係る光ディスク再生装置100の再生起動時と再生中の動作を、ケース(1)〜(7)毎に示したタイミング図である。
いずれのケースにおいても、(a)は再生ジッタ、(b)は再生ジッタ判定部141出力(ジッタ判定)、(c)は高周波モジュール141の電源ON/OFF設定状態、(d)は動作状態制御部142出力(動作状態制御)を、それぞれを時間軸上に示してある。なお、本実施の形態1では、動作状態制御部142がD/Aコンバータ123を介して高周波モジュール114の駆動電流に重畳する高周波電流は、0か、K〔mApp〕のいずれかの2値とする。
図4に示すケース(1)において、再生起動時、制御部14は、再生ジッタが8%以下であるため、高周波モジュール114の電源をOFFした状態で再生を開始している。また、再生中、制御部14は、再生起動時同様再生ジッタが8%以下であり、高周波モジュール114の電源もOFF状態を継続しているため、再生ジッタの再判定は行わない。
図5に示すケース(2)において、再生起動時、制御部14は、再生ジッタが8%以下であったが、高周波モジュール114の電源をOFFしたところ再生ジッタが8%以上になったため、高周波モジュール114の電源をONした状態で再生を開始している。また、再生中、制御部14は、再生ジッタが8%未満(“LOW”信号)になったため、高周波モジュール114の電源をOFFしている。
図6に示すケース(3)において、再生起動時、制御部14は、図5のケース同様、高周波モジュール114の電源をONした状態で再生を開始し、再生中、再生ジッタが8%未満となったが、高周波モジュール114の電源をOFFして再生ジッタを再測定したところ、8%以上になったため、高周波モジュール114の電源をONしている。
図7に示すケース(4)において、再生起動時、制御部14は、図5及び図6のケース(2)(3)と同様、高周波モジュール114の電源をONした状態で再生を開始し、再生中、再生ジッタが8%以上になったため、高周波モジュール114の電源をON状態のまま継続制御している。
図8に示すケース(5)において、再生起動時、再生中共に制御部14は、再生ジッタが8%以上であるため、高周波モジュール114の電源をON状態のまま継続制御している。
図9に示すケース(6)において、再生起動時、制御部14は、再生ジッタが8%以上であるため、高周波モジュール114の電源をON状態のまま継続制御し、再生中、再生ジッタが8%未満になったため、高周波モジュール114の電源をOFFしている。
図10に示すケース(7)において、再生起動時、制御部14は、図9のケース(6)同様、再生ジッタが8%以上であったため、高周波モジュール114の電源をON状態のままで再生を開始し、再生中、再生ジッタが8%未満になったため、高周波モジュール114の電源をOFFして再度再生ジッタを測定したところ8%以上になり、このため、高周波モジュール114の電源をONしている。
なお、図4〜図10において、再生起動時を区間毎に割り当てた記号A〜Eは、制御部14の時間軸上での動作を示し、再生ジッタ判定部141による再生ジッタ判定、再生ジッタ判定部141から動作状態制御部142への再生ジッタ判定結果の送信、再生ジッタ判定部141による再生ジッタの再判定、再生ジッタ判定部141から動作状態制御部142への再生ジッタ再判定結果送信、動作状態制御部142からD/Aコンバータ123を介して行う高周波モジュール114の電源ON/OFF再設定動作のそれぞれを示す。
また、再生中を区間毎に割り当てた記号F〜Jは、同じく制御部14の時間軸上での動作を示し、再生ジッタ判定部141による再生ジッタ判定、再生ジッタ判定部141から動作状態制御部142への再生ジッタ判定結果の送信、再生ジッタ判定部141による再生ジッタの再判定、再生ジッタ判定部141から動作状態制御部142への再生ジッタ再判定結果送信、動作状態制御部142からD/Aコンバータを介して行う高周波モジュール114の電源ON/OFF再設定動作のそれぞれを示す。
上述した本実施の形態1に係る光ディスク再生装置100によれば、制御部14が、光ディスク10の再生起動時、高周波モジュール114を動作状態に設定すると共に再生ジッタを測定し、当該測定した再生ジッタが閾値以上の場合に、高周波モジュール114の動作状態を継続制御し、閾値未満の場合に、高周波モジュール114を非動作状態に設定して再生ジッタを再測定し、再測定の結果に基づき前記高周波モジュールの動作状態を制御することにより、高周波モジュール114を非動作状態に設定したままで再生を開始することができるため、高周波モジュール114から発生する高周波帯域の輻射波を抑制することができる。これにより、電波受信装置への影響を極力抑えることが出来、再生ノイズの発生を低減することができる。
実施の形態2.
上述した本実施の形態1では、制御部14が高周波モジュール114の駆動電流に重畳する高周波電流は、0か、K〔mApp〕のいずれか2値をとるものとしたが、ここで重畳する高周波電流を、例えば、0〜K[mApp]までの間で段階的に可変とし、都度、再生ジッタを再判定して高周波モジュール114の動作状態を制御することにより省電力化がはかれる。これを実施の形態2として以下に詳細に説明する。
以下に説明する実施の形態2においても上述した実施の形態1同様、図1に示す光ディスク再生装置100の構成を用いるものとする。但し、制御部14の構成は、図11に示されるように、図2に示す実施の形態1が有する構成に、更に、高周波電流調整部143が付加され構成されるものとする。他の構成は、図2に示す実施の形態1と同様である。
図11において、高周波電流調整部143は、例えば、上述した高周波電流0〜K[mApp]までの間をM(Mは2以上の整数)段階に調整し、増加させることができるものとする。このとき、主制御部140は、高周波モジュール114の動作状態を定期的に監視し、高周波モジュール114が動作状態にあり、かつ再生ジッタ判定部141により測定された再生ジッタが閾値を超える場合に、高周波モジュール114を動作状態に設定し、再生ジッタが閾値より小さくなるまでレーザ発光部111への駆動電流に重畳する高周波電流を調整して戻り光による再生ノイズの発生を抑制する必要がある。
図12は、本実施の形態2に係る光ディスク再生装置100の動作を示すフローチャートである。
以下、図12のフローチャートを参照しながら、図11に示す本実施の形態2に係る光ディスク再生装置100(制御部14)の動作について詳細に説明する。
図12によれば、制御部14(主制御部140)は、再生中、定期的にL〔msec〕で高周波モジュール114の動作状態を監視しており、ここでは、高周波モジュール114の電源がOFF状態にあるか否かの判定を行う(ステップST121)。
続いて、主制御部140は、再生ジッタ判定部141による再生ジッタの測定を行う(ステップST122)。再生ジッタ判定部141は、再生ジッタが8%以上の場合は(ステップST122“YES”)、“HIGH”信号を動作状態制御部142へ出力する。動作状態制御部142は、これを受けて高周波モジュール114の電源をD/Aコンバータ123を介してON設定する(ステップST123)。
主制御部140は、高周波モジュール114の電源がOFF状態で(ステップST121“YES”)、再生ジッタ判定部141から“LOW”信号を受信した場合に(ステップST122“NO”)、高周波モジュール114の電源をOFF状態のままとする。また、主制御部140は、高周波モジュール114の電源がON状態で(ステップST121“NO”)、再生ジッタ判定部141から“HIGH”信号を受信した場合に(ステップST129“NO”)、高周波モジュール114の電源をON状態のままとする。
また、主制御部140は、高周波モジュール114の電源がOFF状態で(ステップST121“YES”)、再生ジッタ判定部141から“HIGH”信号を受信した場合に(ステップST122“YES”)、動作状態判定部142により高周波モジュール114の電源をON設定する(ステップST123)。そして、高周波電流調整部143により、高周波モジュール114の駆動電流(レーザ駆動回路131により出力され、供給される駆動電流)に重畳する電流の調整を行う。そして、再生ジッタ判定部141から再生ジッタの再判定結果として“LOW”信号を受信するまで、高周波モジュール114へ重畳する電流の調整動作を繰り返し実行する。
ここで、高周波電流調整部143が高周波モジュール114の駆動電流に重畳する電流は、0〜K〔mApp〕まで、M回段階的に調整が可能であるものとする。このため、主制御部140は、高周波電流調整部143を制御して、再生ジッタ判定部141から“HIGH”信号を受信する毎に、重畳する高周波電流をK/M〔mApp〕増加させる。
但し、最大の調整回数はM回とし、調整回数N〔回〕が最大調整回数M〔回〕を超えた時点で電流調整を終了する。
このため、主制御部140は、調整回数N(プログラムに設定されるカウンタN)に“1”を設定し(ステップST124)、高周波電流調整部143により、調整回数Nが最大調整回数M以下の条件で(ステップST125“YES”)、重畳電流をK/M〔mApp〕増加させ(ステップST126)、調整回数Nを+1更新する処理を実行する(ステップST127)。そして、主制御部140は、再生ジッタ判定部141から“HIGH”信号を受信し、すなわち、再生ジッタが8%以上である場合に(ステップST128“NO”)ステップST125〜ST127の処理を繰り返し実行することにより、重畳する高周波電流を、都度、段階的に増加させ、再生ジッタが8%未満になったところで(ステップST128“YES”)電流調整の繰り返し処理の実行を終了する。
なお、主制御部140は、高周波モジュール114の電源がON状態で(ステップST121“NO”)、再生ジッタ判定部141から“LOW”信号を受信した場合(ステップST129“YES”)、動作状態制御部142によりD/Aコンバータ123を介して高周波モジュール114の電源をOFF設定し(ステップST130)、また、再生ジッタ判定部141による再生ジッタの再判定を行なう(ステップST131)。続いて主制御部140はステップST122の処理に戻ってその再判定結果にしたがい上述した動作状態制御部142によりD/Aコンバータ123を介して高周波モジュール114の電源ON/OFF制御を行う。
図13に、光ディスク10再生中における電流調整の具体例がタイミング図として示されている。図13は、図4〜図10に実施の形態1として示したタイミング図同様、(a)は再生ジッタ、(b)は再生ジッタ判定部141の出力(ジッタ判定)、(c)は高周波モジュール114の電源ON/OFF、(d)動作状態制御部142の出力(動作状態制御)のそれぞれを時間軸上に示したものである。
また、再生中を区間毎に割り当てた記号F〜Kは、制御部14の時間軸上での動作を示し、再生ジッタ判定部141による再生ジッタ判定、再生ジッタ判定部141から動作状態制御部142への再生ジッタ判定結果の送信、再生ジッタ判定部141による再生ジッタの再判定、再生ジッタ判定部141から動作状態制御部142への再生ジッタ再判定結果送信、再生ジッタ判定部141による再生ジッタの再判定、再生ジッタ判定部141から動作状態制御部142への再生ジッタ再判定結果送信、のそれぞれを示す。
図13によれば、再生起動時、制御部14は、再生ジッタが8%以下であるため、高周波モジュール114の電源をOFF状態で再生を起動し、また、再生中、再生ジッタが8%以上になったため、高周波モジュール114の電源をON設定し、重畳する電流調整を行っている。ここでは、再生ジッタ判定部141から“HIGH”信号を受信する毎に、調整回数N=1〜M回の電流調整により、レーザ発光部111の駆動電流に重畳される電流が段階的に増加していることが理解できる。
上述した実施の形態2に係る光ディスク再生装置100によれば、制御部14は、光ディスク10の再生中、高周波モジュール114の動作状態を定期的に監視し、高周波モジュール114が動作状態にあり、かつ測定した再生ジッタが閾値以上の場合、高周波モジュール114を動作状態に設定し、再生ジッタが閾値未満になるまでレーザ発光部111への駆動電流に重畳する高周波信号を調整することにより、高周波モジュール114から発生する高周波帯域の輻射波を抑制することができ、これより、電波受信装置への再生ノイズの発生を抑え、車載機器の動作不具合の発生を回避することが出来る。
なお、上述した本実施の形態2では、調整回数Nが最大調整回数M以下の条件で、駆動電流に重畳する高周波電流をK/M〔mApp〕だけ増加させることとしたが、高周波電流をMに満たない所定回数増加させても再生ジッタが閾値未満にならない場合、高周波モジュール114を強制的に非動作状態に設定(電源OFF)して戻り光による再生ノイズの発生を抑制してもよい。この場合、上述した実施の形態2が有する効果に、更に、無駄な処理を省略したことによる高速再生処理、ならびに省電力化が図れる。
なお、図1、図2、図11の制御部14が有する機能は、全てをソフトウェアによって実現しても、あるいはその少なくとも一部をハードウェアで実現してもよい。
例えば、制御部14が、D/Aコンバータ123を介して高周波モジュール114の動作状態を制御すると共に、光ディスク10から読み出される信号から再生ジッタを測定し、高周波モジュール114が非動作状態にあり、かつ、光ディスク10の再生を継続するのに必要な再生ジッタを維持できると判定された場合に、高周波モジュール114を非動作状態としたまま光ディスク10の再生を行うデータ処理は、1または複数のプログラムによりコンピュータ上で実現してもよく、また、その少なくとも一部をハードウェアで実現してもよい。
10 光ディスク、11 光ピックアップ部、12 信号処理部、13 レーザ制御部、14 制御部、100 光ディスク再生装置、111 レーザ発光部、112 光検出器、113 パワー検出器、114 高周波モジュール、115 対物レンズ、116 ビームスプリッタ、121 信号生成マトリックス回路、122 A/Dコンバータ、123 D/Aコンバータ、131 レーザ駆動回路、132 パワー検出信号回路、140 主制御部、141 再生ジッタ判定部、142 動作状態制御部、143 高周波電流調整部。

Claims (4)

  1. 光ディスクにレーザ光を照射するレーザ発光部と、前記レーザ発光部を駆動する駆動電流に高周波電流を重畳して戻り光による再生ノイズの発生を抑制する高周波モジュールと、を含む光ピックアップ部と、
    前記高周波モジュールの動作状態を制御すると共に、前記光ディスクから読み出される信号から再生ジッタを測定し、前記高周波モジュールが非動作状態にあり、かつ、前記光ディスクの再生を継続するのに必要な再生ジッタを維持できると判定された場合に、前記高周波モジュールを非動作状態としたまま前記光ディスクの再生を行う制御部と、
    を備えたことを特徴とする光ディスク再生装置。
  2. 前記制御部は、
    前記光ディスクの再生起動時、前記高周波モジュールを動作状態に設定すると共に前記再生ジッタを測定し、前記測定した再生ジッタが閾値以上の場合に、前記高周波モジュールの動作状態を継続制御し、前記閾値未満の場合に、前記高周波モジュールを非動作状態に設定して前記再生ジッタを再測定し、前記再測定の結果に基づき前記高周波モジュールの動作状態を制御することを特徴とする請求項1記載の光ディスク再生装置。
  3. 前記制御部は、
    前記光ディスクの再生中、前記高周波モジュールの動作状態を定期的に監視し、前記高周波モジュールが動作状態にあり、かつ前記測定した再生ジッタが前記閾値以上の場合に前記高周波モジュールを動作状態に設定し、前記再生ジッタが前記閾値未満になるまで前記レーザ発光部への駆動電流に重畳する前記高周波電流を調整して前記戻り光による再生ノイズの発生を抑制することを特徴とする請求項1記載の光ディスク再生装置。
  4. 前記制御部は、
    前記高周波モジュールが非動作状態にあり、かつ、前記測定した再生ジッタが前記閾値以上の場合に、前記高周波モジュールを動作状態に設定して前記高周電流を段階的に増加させる制御を行い、前記高周波電流を所定回数増加させても前記再生ジッタが前記閾値未満にならない場合は、前記高周波モジュールを強制的に非動作状態に設定して前記戻り光による再生ノイズの発生を抑制することを特徴とする請求項3記載の光ディスク再生装置。
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