JP2008204550A - 記録装置、光ピックアップ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録性能・サーボ(再生)性能の双方の向上と光学系の構成の簡素化・低コスト化の両立を図る。
【解決手段】光ピックアップ装置の光学系として、第1のレーザ光とそれと略同一波長を有する第2のレーザ光とを発光可能に構成した上で、上記第1のレーザ光と同一光軸上に上記第2のレーザ光が足し込まれるようにしてそれぞれのレーザ光が対物レンズを介して光記録媒体に照射され、且つ光記録媒体からの第1のレーザ光の反射光のみが受光手段に入射されるように構成する。その上で、上記第1のレーザ光と上記第2のレーザ光の双方を発光させて上記光記録媒体に対する記録を行う。反射光が受光手段に導かれるようにされた第1のレーザ光の受発光系についてはサーボ(再生)用に割り切った簡素な構成とすることができ、同様に第2のレーザ光の光学系についても記録用に割り切った簡素な構成とすることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、光の照射により信号の記録/再生が行われる光記録媒体について少なくとも記録を行う記録装置と、光ピックアップ装置とに関する。
例えばCD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray Disc:登録商標)などの光の照射により信号の記録/再生が行われる光記録媒体について、信号の記録再生を行う記録再生装置が広く普及している。
従来より、このような記録再生装置においては、記録を可能とするための高出力レーザ1本で光学系が構成されるのが一般的である。すなわち、記録時には、このような記録用の高出力レーザを用いて記録パワーによるレーザ光を照射して信号の記録とサーボ動作とを行う。また、再生時には、記録パワーよりも低い所要の再生パワーに切り換えて信号の読み出し及びサーボ動作を行うといったものである。
ここで、記録にあたっては、例えばさらなる高速記録を可能とするなどの目的でパワー効率を優先させた光学設計とするのが望ましい。具体的には、往路光学カップリング効率を上げるといったものである。
一方で、再生・サーボ側にとっては、カップリング効率を落として元パワーをかせいでおくのが望ましい。すなわち、レーザ光の元パワーを高めに設定できれば、その分、レーザの量子ノイズの抑制を図ることができるので、その意味で再生・サーボの面ではカップリング効率は低めに設定することが望ましいものとなる。
なお、関連する従来技術については下記特許文献を挙げることができる。
特開2006−92657号公報 特開2000−76679号公報
上記説明から理解されるように、記録性能の向上とサーボ・再生性能の向上を図る上では、カップリング効率についてトレードオフの関係が生じる。具体的には、記録性能の向上を図るためにカップリング効率を高く設定した場合は、サーボ・再生性能の向上が図られず、また逆に、サーボ・再生性能の向上を図るとしてカップリング効率を低めに設定した場合には、記録性能の向上が図られないといったものである。
このように記録/再生(及びサーボ)を共通の1本のレーザを用いた光学系で行う場合には、それぞれの性能向上のためにカップリング効率について相反する条件を満たす必要があり、そのためにシビアな光学設計を強いられることになる。特に、例えばBD等の青紫レーザを用いる光学系など、光学トレランス的に厳しい系ではよりシビアな設計が強いられ、それによって光学系の簡素化や低コスト化が妨げられてしまう。
上記問題点に鑑み、本発明では光記録媒体に対する少なくとも記録を行う記録装置として以下のようにすることとした。
つまり、第1のレーザ光を発光する第1レーザ発光手段と、上記第1のレーザ光と略同一波長を有する第2のレーザ光を発光する第2レーザ発光手段と、上記光記録媒体に対するレーザ光の出力端となる対物レンズと、上記光記録媒体からの反射光を受光する受光手段と、上記第1のレーザ光と同一光軸上に上記第2のレーザ光が足し込まれるようにして上記第1及び第2のレーザ光が上記対物レンズを介して上記光記録媒体に照射され、且つ上記光記録媒体からの上記第1のレーザ光の反射光のみが上記受光手段に入射されるように構成された光学系と、を備えた光ピックアップを備える。
さらに、上記第1のレーザ光と上記第2のレーザ光の双方を発光させて上記光記録媒体に対する記録が行われるように制御する制御手段を備えるようにした。
また、本発明では光記録媒体に対してレーザ光の受発光を行う光ピックアップ装置として以下のように構成することとした。
すなわち、第1のレーザ光を発光する第1レーザ発光手段と、上記第1のレーザ光と略同一の波長を有する第2のレーザ光を発光する第2レーザ発光手段とを備える。
また、上記光記録媒体に対するレーザ光の出力端となる対物レンズと、上記光記録媒体からの反射光を受光する受光手段とを備える。
さらに、上記第1のレーザ光と同一光軸上に上記第2のレーザ光が足し込まれるようにして上記第1及び第2のレーザ光が上記対物レンズを介して上記光記録媒体に照射され、且つ上記光記録媒体からの上記第1のレーザ光の反射光のみが上記受光手段に入射されるように構成された光学系を備えるものである。
上記本発明によれば、受光手段に反射光が導かれるようにして照射される第1のレーザ光と、第2のレーザ光とが足し込まれるようにして光記録媒体に照射される。これによれば、第2のレーザ光を記録用のメインのレーザ光とすることができ、他方の第1のレーザ光については、記録時にサブ的に照射するレーザ光としてパワーの追求を行わずに済むものとできる。パワー追求が必要でなければ、その分、サーボに有利となるような割り切った光学設計とすることができ、第1のレーザ光についての光学系の構成は簡素化することができる。さらに、第2のレーザ光の光学系についても、記録用のみとして割り切った光学設計とすることができるので、非常に簡素な構成とすることができる。
また、上記本発明によれば、第1及び第2のレーザ光の波長が略同一とされることで、双方のレーザ光とも記録に関与することになる。これによれば、一方のみが記録に関与するようにされた場合よりもさらにパワー的に有利にでき、1つのレーザが持つポテンシャル以上のパフォーマンスで記録を行うことができる。
このようにして本発明によれば、受光手段に反射光が導かれるようにして照射される第1のレーザと第2のレーザ光とが足し込まれるようにして光記録媒体に照射されることで、第2のレーザ光を記録用のメインのレーザ光とし、他方の第1のレーザ光については、記録時にサブ的に照射するレーザ光としてパワーの追求を行わずに済むものとできる。この結果、第1のレーザ光の光学系については、サーボ(ひいては再生)に有利となるような割り切った光学設計とすることができ、その分構成の簡素化を図ることができ、またそれによる低コスト化を図ることができる。さらに、第2のレーザ光の光学系についても、記録用のみとして割り切った光学設計とすることができるので、非常に簡素な構成とすることができ、低コスト化が図られる。
また、さらに割り切れば、第1のレーザ光については、再生パワーによるレーザ光を照射するように構成することもできる。その場合、第1のレーザ光についてはサーボや再生にとってのみ有利となるような光学設計とすることができので、さらなる構成の簡素化及び低コスト化を図ることができる。
以下、発明を実施するための最良の形態(以下実施の形態とする)について説明していく。
図1は、本発明の記録装置の一実施形態としての記録再生装置の内部構成について示したブロック図である。
実施の形態の記録再生装置は、図示する光ディスクDとして、BD(Blu-ray Disc:登録商標)に対応可能に構成される。確認のために述べておくと、このBDに対しては、対物レンズの開口数NA=0.85、レーザ波長=405nmという条件で記録再生が行われる。
図1において、光ディスクDは、記録再生装置に装填されると図示しないターンテーブルに積載され、記録/再生動作時においてスピンドルモータ2によって一定線速度(CLV)で回転駆動される。
再生時には、光ピックアップ(光学ヘッド)1によって光ディスクD上のトラックに記録されたマーク(ピット)の情報の読出が行われる。
また光ディスクDが記録可能型のディスクの場合、データ記録時には光ピックアップ1によって光ディスクD上のトラックにユーザーデータがフェイズチェンジマークもしくは色素変化マークとして記録される。
なお、光ディスクD上には、再生専用の管理情報として例えばディスクの物理情報等がエンボスピット又はウォブリンググルーブによって記録されるが、これらの情報の読出もピックアップ1によって行われる。さらに記録可能型の光ディスクDに対しては、光ピックアップ1によって光ディスクD上のグルーブトラックのウォブリングとして埋め込まれたADIP情報の読み出しもおこなわれる。
光ピックアップ1内には、レーザ光源となるレーザダイオードや、反射光を検出するためのフォトディテクタ、レーザ光の出力端となる対物レンズ、レーザ光を対物レンズを介してディスク記録面に照射し、またその反射光をフォトディテクタに導く光学系等が形成される。
この光ピックアップ1内において、上記対物レンズは、図示されない2軸機構によってトラッキング方向及びフォーカス方向に移動可能に保持されている。また光ピックアップ1全体はスレッド機構3によりディスク半径方向に移動可能とされている。
また、光ディスクDとしてBDに対応可能とされていることで、この場合の光ピックアップ1内には、球面収差を補正するための球面収差補正機構も備えられる。この球面収差補正機構は、図中のSA(球面収差)補正ドライバ14によって駆動され、これによって球面収差が補正される。
ここで、本実施の形態の場合、光ピックアップ1においては、記録/再生のためのレーザダイオードとして、2つのレーザダイオードが設けられる。そのため、本例の記録再生装置内には、図示するようにして第1レーザドライバ9と第2レーザドライバ19とが備えられ、各レーザダイオードを駆動制御するようにされている。
なお、本実施の形態の場合の光ピックアップ1の内部構成については後述する。
光ディスクDからの反射光情報はフォトディテクタ(後述する受光部29)によって検出され、その受光光量に応じた電気信号がマトリクス回路4に供給される。
マトリクス回路4には、上記フォトディテクタとしての複数の受光素子からの出力電流に対応して電流電圧変換回路、マトリクス演算/増幅回路等を備え、マトリクス演算処理により必要な信号を生成する。
例えば再生データに相当する再生データ信号(再生RF信号)、サーボ制御のためのフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信号TEなどを生成する。
さらに、グルーブのウォブリングに係る信号、即ちウォブリングを検出する信号としてプッシュプル信号PPを生成する。
マトリクス回路4から出力される再生データ信号(RF)はデータ信号処理回路5に供給される。また、フォーカスエラー信号FE及びトラッキングエラー信号TEはサーボ回路11に供給され、プッシュプル信号PPはウォブル信号処理回路6へ供給される。
データ信号処理回路5は、再生データ信号の2値化処理を行う。また、PLL処理を行って再生クロックを生成する。さらには、上記2値化処理後の2値データ列から同期信号を検出する処理なども行う。
データ信号処理回路5において、上記2値化処理により得られた2値データ列は後段の再生処理部7に対して供給される。また、生成された上記再生クロックは、図示は省略したが各部の動作クロックとして供給される。また検出された同期信号は再生処理部7に対して供給される。
再生処理部7は、上記2値データ列についての復調処理を行う。即ち、再生データの復調、デインターリーブ、ECCデコード、アドレスデコード等の各種復調処理を行う。
再生時においては、上記データ信号処理回路5で復号された2値データ列、及び同期信号に基づく復調タイミングで示されるタイミングで、上記2値データ列に対する復調処理を行い、再生データを得る。再生処理部7で再生データにまでデコードされたデータは、ホストインタフェース8に転送され、システムコントローラ10の指示に基づいてホスト機器100に転送される。ホスト機器100とは、例えばコンピュータ装置やAV(Audio Visual)システム機器などである。
また、デコードされたアドレスデータは、システムコントローラ10に対して供給される。
ここで、光ディスクDが記録可能型ディスクである場合、その記録時には、上記ホスト機器100から記録データが転送されてくるが、この記録データはホストインターフェース8を介して記録処理部17に供給される。
記録処理部17は、記録データのエンコード処理として、エラー訂正コード付加(ECCエンコード)やインターリーブ、サブコードの付加等を行う。また、これらの処理を施したデータに対してRLL(1−7)PP変調などの所定の変調を施す。
記録処理部17で処理された記録データは、ライトストラテジ部18において、記録補償処理として、記録層の特性、レーザ光のスポット形状、記録線速度等に対する最適記録パワーの微調整やレーザドライブパルス波形の調整などが行われた状態のレーザ駆動パルス信号とされ、第2レーザドライバ19に供給される。この記録時におけるレーザ駆動パルス信号波形はシステムコントローラ10の指示に基づいて調整される。
第2レーザドライバ19は、記録補償処理したレーザ駆動パルス信号を光ピックアップ1内の後述する第2レーザ部22におけるレーザダイオード24に与えてレーザ発光駆動を実行させる。これにより光ディスクDに記録データに応じたマークが形成されることになる。
なお、第2レーザドライバ19は、いわゆるAPC回路(Auto Power Control)を備え、光ピックアップ1内に設けられたレーザパワーのモニタ用ディテクタ(後述するフロントモニタ27)の出力によりレーザ出力パワーをモニターしながらレーザ出力が温度などによらず一定になるように制御する。記録時のレーザ出力の目標値はシステムコントローラ10から与えられ、記録時にはそれぞれレーザ出力レベルが、その目標値になるように制御する。なお、図1ではこのようなAPCの系については図示を省略している。
また、この場合、レーザドライバとしては、上記第2レーザドライバ19と共に第1レーザドライバ9も備えられる。この第1レーザドライバ9は、システムコントローラ10からの指示に基づき、記録/再生時で共に、光ピックアップ1内の後述する第1レーザ部21におけるレーザダイオード23が発光されるようにレーザ駆動制御を行う。
また、光ディスクDが記録可能型ディスクである場合、光ディスクDには、ウォブリンググルーブによってディスクの物理情報などの管理情報やADIP情報などが記録されている。
ウォブル信号処理回路6は、システムコントローラ10からの指示に基づき、上述したマトリクス回路4より供給されるプッシュプル信号PPからこのように光ディスクDのウォブリンググルーブによって記録された情報を検出し、これをシステムコントローラ10に対して供給する。
サーボ回路11は、上述したマトリクス回路4からのフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信号TEから、フォーカス、トラッキング、スレッドの各種サーボドライブ信号を生成しサーボ動作を実行させる。
即ちフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信号TEに応じてフォーカスドライブ信号FD、トラッキングドライブ信号TDを生成し、光ピックアップ1内の2軸機構のフォーカスコイル、トラッキングコイルを駆動することになる。これによって光ピックアップ1、マトリクス回路4、サーボ回路11、2軸機構によるトラッキングサーボループ及びフォーカスサーボループが形成される。
またサーボ回路11は、システムコントローラ10からのトラックジャンプ指令に応じて、トラッキングサーボループをオフとし、ジャンプドライブ信号を出力することで、トラックジャンプ動作を実行させる。
またサーボ回路11は、トラッキングエラー信号TEの低域成分として得られるスレッドエラー信号や、システムコントローラ10からのアクセス実行制御などに基づいてスレッドドライブ信号SDを生成し、これによりスレッド機構3を駆動する。スレッド機構3には、図示しないが、光ピックアップ1を保持するメインシャフト、スレッドモータ、伝達ギア等による機構を有し、スレッドドライブ信号に応じてスレッドモータを駆動することで、光ピックアップ1の所要のスライド移動が行なわれる。
またサーボ回路11は、SA補正ドライバ14に対する球面収差補正値の設定を行うことが可能に構成される。すなわち、サーボ回路11は、システムコントローラ10からの指示に基づく球面収差補正値をSA補正ドライバ14に対して設定することができる。SA補正ドライバ14は、設定された球面収差補正値に応じた駆動信号により光ピックアップ1内の球面収差補正機構を駆動する。
また、サーボ回路11は、フォーカスバイアスの設定も可能に構成される。すなわち、システムコントローラ10からの指示に基づくフォーカスバイアスを上述したフォーカスサーボループに対して加算することができる。
スピンドルサーボ回路12はスピンドルモーター2をCLV回転させる制御を行う。
スピンドルサーボ回路12は、データ信号処理回路5にて生成される再生クロックを現在のスピンドルモーター2の回転速度情報として得て、これを所定のCLV基準速度情報と比較することでスピンドルエラー信号を生成する。
なお、光ディスクDが記録可能型ディスクである場合には、ウォブル信号に対するPLL処理で生成されるクロックを現在のスピンドルモーター2の回転速度情報として得ることができるので、これを所定のCLV基準速度情報と比較することでスピンドルエラー信号を生成することもできる。
そしてスピンドルサーボ回路12は、スピンドルエラー信号に応じて生成したスピンドルドライブ信号を出力し、スピンドルドライバ13によりスピンドルモーター2のCLV回転を実行させる。
またスピンドルサーボ回路12は、システムコントローラ10からのスピンドルキック/ブレーキ制御信号に応じてスピンドルドライブ信号を発生させ、スピンドルモーター2の起動、停止、加速、減速などの動作も実行させる。
以上のようなサーボ系及び再生系の各種動作はシステムコントローラ10により制御される。このシステムコントローラ10は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)や、EEP−ROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)等の不揮発性メモリを備えたマイクロコンピュータで構成される。
システムコントローラ10は、ホストインターフェース8を介して与えられるホスト機器100からのコマンドに応じて各種処理を実行する。
例えばホスト機器100から書込命令(ライトコマンド)が出されると、システムコントローラ10は、まず書き込むべきアドレスにピックアップ1を移動させる。そして記録処理部17により、ホスト機器100から転送されてきたデータ(例えばビデオデータやオーディオデータ等)について上述したようにエンコード処理を実行させる。そして上記のようにエンコードされたデータに応じて第2レーザドライバ19がレーザ発光駆動することで光ディスクDに対する記録が実行される。
また、例えばホスト機器100から光ディスクDに記録されている或るデータの転送を求めるリードコマンドが供給された場合、システムコントローラ10は、先ず指示されたアドレスを目的としてシーク動作制御を行う。即ちサーボ回路11に指令を出し、シークコマンドにより指定されたアドレスをターゲットとするピックアップ1のアクセス動作を実行させる。
その後、その指示されたデータ区間のデータをホスト機器100に転送するために必要な動作制御を行う。即ち光ディスクDからのデータ読出を行い、データ信号処理回路5・再生処理部7における処理を実行させ、要求されたデータを転送する。
なお、この図1の例では、ホスト機器100に接続される記録再生装置として説明したが、本発明の記録装置としては他の機器に接続されない形態もあり得る。その場合は、操作部や表示部が設けられたり、データ入出力のインターフェース部位の構成が、図1とは異なるものとなる。つまり、ユーザ操作に応じて記録(或いは記録や再生)が行われるとともに、各種データの入出力のための端子部が形成されればよい。
もちろん記録装置の構成例としては他にも多様に考えられ、例えば記録専用装置としての例もあり得る。
ここで、この図1に示したような光ディスクDについて記録/再生を行う記録再生装置では、記録性能の向上とサーボ・再生性能の向上を図る上で、先にも述べたように光学系のカップリング効率について相反する条件をそれぞれ満たす必要がある。
つまり、例えばさらなる高速記録を可能とするなど記録性能の向上のためパワー効率を優先させるにあたっては、往路光学カップリング効率を上げることが望ましい。一方で、再生・サーボ側にとっては、カップリング効率を落として元パワーをかせいでおくのが望ましい。
先に述べたように、例えば従来の一般的な記録再生装置のように記録/サーボ(及び再生)を共通の1本のレーザを用いた光学系で行う場合は、記録/サーボ・再生性能の双方の向上のためにこれら相反する条件を満たす上で、シビアな光学設計を強いられ、その結果、光学系の簡素化や低コスト化を図ることが困難とされている。特に、本例の場合のようにBD等の光学トレランス的に厳しい系とされる場合は、よりシビアな設計が強いられ、光学系の簡素化や低コスト化を図ることが非常に困難となってしまう。
そこで、本実施の形態では、光ピックアップ1内においてレーザを2つ設けるものとし、一方は光ディスクDに対する記録用のみに用い、他方は記録及び再生時のサーボ用、及び再生時の信号読み出し用(再生用)として用いるものとしている。
図2は、図1に示した光ピックアップ1の内部構成を示している。
なお、この図2を始めとして以降で説明するピックアップ1の内部構成図としては、光学系のうち、第1レーザ光、第2レーザ光の光ディスクDへの出射経路、及び光ディスクDからの反射光経路を決定づける部分について主に示し、他の部分については省略しているものとする。
図2において、光ピックアップ1内には、第1レーザ部21、第2レーザ部22、ビームスプリッタBS、偏光ビームスプリッタPBS、フロントモニタ27、受光用光学レンズ28、受光部29が設けられる。
図示するようにして第1レーザ部21には、レーザダイオード23と偏光板25とが設けられている。この第1レーザ部21におけるレーザダイオード23は、図1に示した第1レーザドライバ9により発光駆動される。
このレーザダイオード23としては、レーザ波長としてBDに対応した405nmが設定されている。また、このレーザダイオード23は、再生パワーとして、記録に必要な記録パワーよりも低い所定パワーによるレーザ光を出力するように構成されている。
レーザダイオード23により発光された再生パワーによるレーザ光(以下、第1レーザ光と呼ぶ)は、偏光板25を介することでp偏光により第1レーザ部21から出射される。図中では説明の便宜上、このようなp偏光による第1レーザ光を両矢印を付して示している。
第2レーザ部22には、レーザダイオード24と偏光板26とが設けられている。第2レーザ部22におけるレーザダイオード24は、図1に示した第2レーザドライバ19により駆動制御される。このレーザダイオード24としては、上述した第1レーザ光と同一波長(この場合は405nm)のレーザ光を出力するように構成される。また、このレーザダイオード24としては、記録パワーとして、所定以上のレーザパワーによるレーザ光を出力するように構成されている。
レーザダイオード24によって発光された記録パワーによるレーザ光(以下、第2レーザ光と呼ぶ)は、偏光板26を介することでs偏光により第2レーザ部22から出射される。このようなs偏光による第2レーザ光については、図示するようにして丸矢印を付して示している。
このとき、第2レーザ光はs偏光ジャストの状態よりもやや回転させた状態で第2レーザ部22から出力されるように構成しておく。これは、第2レーザ光の一部が、後述する偏光ビームスプリッタPBSを透過してレーザパワーモニタ用のフロントモニタ27側に導かれるようにするためである。
第1レーザ部21より出射されたp偏光による第1レーザ光は、ビームスプリッタBS→偏光ビームスプリッタPBSを透過し、光ディスクDへのレーザ光出力端となる対物レンズ側に導かれる。
一方、第2レーザ部22より出射された略s偏光による第2レーザ光は、その一部が偏光ビームスプリッタPBSを透過してフロントモニタ27側に導かれ、残りの成分は反射して上記第1レーザ光と共に上記対物レンズ側に導かれるようになっている。
このとき、偏光ビームスプリッタPBSを反射して対物レンズ側に導かれる第2レーザ光の光軸は、同じく対物レンズ側に導かれる第1レーザ光の光軸と一致するようにして第2レーザ光及び第1レーザ光の偏光ビームスプリッタPBSへの入射位置が調整されている。
この結果、互いに偏光方向が直交する関係となるようにされた第1レーザ光と第2レーザ光とが同一光軸上で混合されて対物レンズを介して光ディスクDに照射されるようになっている。
光ディスクDから得られる第1レーザ光の反射光は、p偏光であることより往路と同様に偏光ビームスプリッタPBSを透過する。そして、このように偏光ビームスプリッタPBSを透過した第1レーザ光の反射光は、ビームスプリッタBSにて反射され、図示するようにして受光用光学レンズ28を介して受光部29に受光される。
一方、光ディスクDからの第2レーザ光の反射光は、s偏光であることより偏光ビームスプリッタPBSにて反射される。すなわち、これにより第2レーザ光の反射光は受光部29側には導かれないようになっており、上記第1レーザ光の反射光のみが受光部29側に導かれることになる。
受光部29はフォトディテクタで構成され、第1レーザ光の反射光の受光光量に応じた電気信号を図1に示したマトリクス回路4に供給する。
ここで、光ピックアップ1をこの図2に示す構成とした上で、本実施の形態の記録再生装置では、以下のような記録時/再生時の制御を行う。
先ず、記録時においては、図1に示したシステムコントローラ10が、上述もしたように記録処理部17によりホスト機器100から転送されてきたデータについてエンコード処理を実行させ、これによってエンコードデータに応じて第2レーザドライバ19により第2レーザ部22におけるレーザダイオード24を発光駆動させて光ディスクDに対する記録を実行させる。
さらに、記録時の制御として、この場合のシステムコントローラ10は、第1レーザドライバ9を制御して第1レーザ部21のレーザダイオード23を発光駆動させる。
このような制御により、記録時においては記録パワーによる第2レーザ光の照射によって光ディスクDへの記録が行われると共に、再生パワーによる第1レーザ光の照射に応じて光ディスクDから得られる反射光に基づき、フォーカスサーボ、トラッキングサーボの各サーボ動作が実行されることになる。
また、第1レーザ光と第2レーザ光とは波長が同一とされているので、この場合の記録動作には第1レーザ光も関与することになる。すなわち、この場合の記録動作は記録パワーによる第2レーザ光に対し第1レーザ光が足し込まれて行われるものとなっている。
一方、再生時においてシステムコントローラ10は、第1レーザドライバ9に対する制御を行って第1レーザ部21におけるレーザダイオード23のみを発光駆動させる。すなわち、再生時においては再生パワーによる第1レーザ光のみを照射し、それに応じた光ディスクDからの反射光に基づいて信号読み出し及びサーボ動作が実行されることになる。
このようにして本実施の形態では、記録時において、第1レーザ光と第2レーザ光とが足し込まれるようにして光ディスクDにレーザ光照射を行って記録動作を行うものとしている。これによれば、第2レーザ光を記録用のメインのレーザ光とすることができ、第1レーザ光については、記録時にサブ的に照射するレーザ光として、パワーの追求を行わずに済むものとできる。パワー追求が必要でなければ、その分、サーボや再生に有利となるような割り切った光学設計とすることができ、第1レーザ光についての光学系の構成は簡素化することができる。
さらに、第2レーザ光の光学系についても、記録用のみとして割り切った光学設計とすることができるので、非常に簡素な構成とすることができる。具体的に言えば、第2レーザ光についての光学系は往路カップリング効率を最優先とした構成とすることができ、従来の1つのレーザを用いる場合のようなサーボ系(及び再生系)のレーザパワーの制約についての考慮を不要とした、より簡素な構成とすることができる。
これらのことから本実施の形態によれば、光ピックアップ1内の光学系の構成の簡素化を図ることができる。また、このような構成の簡素化に伴う低コスト化を図ることができる。
また、本実施の形態では、第1及び第2レーザ光の波長は同一となるようにされているので、双方のレーザ光とも記録に関与することになる。これによれば、一方のみが記録に関与するようにされた場合よりもさらにパワー的に有利にでき、1つのレーザが持つポテンシャル以上のパフォーマンス(例えば倍速記録など)で記録を行うことができる。
また、実施の形態では、第1レーザ光として、再生パワーによるレーザ光を照射するものとしている。これによれば、第1レーザ光の光学系についてはサーボ性能・再生性能の向上(例えばサーボ特性やジッター特性)に特化した構成とすることができる。これにより、第1レーザ光についての光学系の構成についてさらなる簡易化を図ることができ、また、それによるさらなる低コスト化を図ることができる。
また、このように第1レーザ光として再生パワーによるレーザ光を照射することによっては、サーボ動作は常に再生用受発光系(広めのレーザ放射角で成り立っている系)に基づき行われるようにすることができるので、光学的なバラツキに対して極めて安定とすることができ、また光学トレランス上も極めて安定とすることができる。
また、第1レーザ光として再生パワーによるレーザ光を照射することによっては、サーボ・再生のための反射光検出を行う受光部29(フォトディテクタ)は再生専用のIC設計でよいものとでき、このような受光部29についてもその構成の簡素化及び低コスト化を図ることができる。
さらに、第1レーザ光として再生パワーによるレーザ光を照射するものとすれば、図2に示されるように、記録時専用のフロントモニタ27を独立して設けることができる。つまり、このフロントモニタ27としては記録時専用のIC設計とすることができ、その結果、構成の簡素化及び低コスト化を図ることができる。
また、このように記録時専用の構成とすることができることで、パワーモニタ用として導くべき第2レーザ光の光量もその分少なくすることが可能となり、それによって第2レーザ光のパワー効率の向上を図ることもできる。
以下、実施の形態の変形例について説明しておく。
図3〜図7は、実施の形態の光ピックアップ1の各変形例について説明するための図である。
先ず、図3は、第1の変形例としての光ピックアップ1内の光学系の構成について示している。この第1の変形例は、図2の構成において備えられていた貼り合わせ型のビームスプリッタBSに代えて、斜め板Sによるビームスプリッタを設けるようにしたものである。
図示するようにしてこの第1の変形例の場合は、第1レーザ部21から出射されるp偏光による第1レーザ光が、斜め板Sにて反射されて偏光ビームスプリッタPBS側に導かれるようになっている。この場合も偏光ビームスプリッタPBS側に導かれた第1レーザ光は、当該偏光ビームスプリッタPBSを透過して対物レンズ側に導かれるようになっている。そして、光ディスクDからの第1レーザ光の反射光は、偏光ビームスプリッタPBSを透過した後、図示するようにして斜め板Sを透過して受光部29側に導かれる。
このような構成によっても、第1レーザ光と第2レーザ光とが同一光軸上で足し込まれて光ディスクDに照射され、且つ第1レーザ光の反射光のみが受光部29側に導かれるようにすることができる。
図4は、第2の変形例の光ピックアップ1の内部構成を示している。
第2の変形例は、第1レーザ光の受発光系を集積デバイスにより構成し、構成の簡素化を図ったものである。
この場合、第1レーザ光の受発光系として、レーザダイオード23と受光部29とHOE(Holographic Optical Element)31とを一体的に形成した集積デバイス30を設ける。
HOE31は、第1レーザ光について、先の偏光ビームスプリッタBSと同様の往路/復路の分配機能を有する。また、HOE31は、受光部29に導かれるべき第1レーザ光の反射光に非点収差を生じさせ、サーボのための誤差信号検出が可能となるように構成されている。
図5は、図4に示される集積デバイス30の矢印X方向の矢示断面図(図5(a))と、斜視図(図5(b))を示している。なお、図5(b)の斜視図では図示の都合上、集積デバイス30内のレーザダイオード23、受光部29、立ち上げミラー32を透過させて示している。
この図5に示されるようにして、集積デバイス30においては、受光部29上に立ち上げミラー32、レーザダイオード23が集積され、さらにその上部にHOE31が設けられる。レーザダイオード23から出射されたレーザ光は立ち上げミラー32で反射され、HOE31を透過してp偏光による第1レーザ光として偏光ビームスプリッタPBSに入射するようにされる。
一方、光ディスクDからの第1レーザ光の反射光は、偏光ビームスプリッタPBSを透過した後、HOE31を透過して受光部29に導かれる。
この第2の変形例によっても第1レーザ光と第2レーザ光とが同一光軸上で足し込まれて光ディスクDに照射され、且つ第1レーザ光の反射光のみが受光部29側に導かれるようにすることができる。
図6は、第3の変形例としての光ピックアップ1内の構成を示している。
第3の変形例は、第2の変形例で用いた集積デバイス30に対し、さらに偏光ビームスプリッタPBSを一体的に構成したものである。
また、図7は、第4の変形例としての光ピックアップ1内の構成を示している。
第4の変形例は、第3の変形例のように集積デバイス30と一体的に構成された偏光ビームスプリッタPBSに対し、さらにフロントモニタ27も一体的に構成したものである。
このようにして第1レーザ光の受発光系は、記録パワー向上についての考慮が不要となることで非常に簡易な構成で実現することができる。
なお、本発明としてはこれまでに説明した具体例に限定されるべきものではない。
例えば、これまでの説明では、本発明がBDに対応して記録再生を行う場合に適用される場合を例示したが、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)など他の光ディスクに対応する場合にも本発明は好適に適用することができる。
また、ディスク状以外の光記録媒体に対応する場合にも好適に適用できる。
また、これまでの説明では、本発明が光記録媒体についての記録と再生の双方が可能な記録再生装置に適用される場合を例示したが、本発明としては記録のみが可能とされる記録専用装置に対しても適用することができる。
また、これまでの説明では、第1レーザ光として、再生パワーによるレーザ光を照射するものとしたが、第1レーザ光として出力するレーザ光としては必ずしも再生パワーに限定されるべきものではない。
先にも述べたように、再生パワーを出力するものとすれば、第1レーザの受発光系の構成は非常に簡素なものとできるが、例えば従来の1倍速記録程度が可能な記録パワーによるレーザ光を照射する記録/再生光学系を第1レーザ光の受発光系として適用するなどしても、従来と比較すれば光学設計のシビアさは緩和される傾向となるので、その分、第1レーザ光の受発光系の構成は簡素化できることになる。
ここで確認のために述べておくと、このように第1レーザ光も記録パワーによるレーザ光を照射する場合には、第1レーザ光としても記録データに応じてON/OFFされるように構成する必要がある。具体的に言うと、この場合の記録時においては、例えば図1に示した第1レーザドライバ9に対してもライトストラテジ回路18からのパルスを入力するように構成しておき、レーザダイオード23も記録データに応じたパターンで発光されるようにする。このようにすることで、光ディスクDに対し適正に記録データに応じた信号を記録することができる。
なお、この場合において、再生も可能な記録再生装置とする場合には、第1レーザ光の光源(レーザダイオード23)として記録パワー/再生パワーの切換出力が可能となるように構成しておき、記録時には記録パワー、再生時には再生パワーによる第1レーザ光が出力されるように切換制御を行うように構成すればよい。
また、これまでの説明では、第1レーザ光と第2レーザ光の波長が同一であるものとして説明したが、第1レーザ光と第2レーザ光の波長は略同一とみなせる範囲内であれば異なるものであってもよい。例えば、BDであればBDの規格上で定められるレーザ波長の条件を満たすなど、略同一の波長とみなせる範囲内に収まるものとされていればそれぞれの波長は異なるものであってもよい。このようにして波長が略同一とされる範囲内に収まっていることで、例えばそれぞれの波長が倍以上異なるなど大幅な波長差がある場合のように、一方のレーザ光が記録に関与しないといったことはなくなり、その分、記録パワー的に有利とすることができる。
本発明の実施の形態としての記録装置の内部構成について示したブロック図である。 実施の形態の光ピックアップ装置の内部構成について示した図である。 第1の変形例としての光ピックアップ装置の内部構成について示した図である。 第2の変形例としての光ピックアップ装置の内部構成について示した図である。 第2の変形例の光ピックアップ装置が備える集積デバイスの構成について説明するための図である。 第3の変形例としての光ピックアップ装置の内部構成について示した図である。 第4の変形例としての光ピックアップ装置の内部構成について示した図である。
符号の説明
1 光ピックアップ、2 スピンドルモーター、3 スレッド機構、4 マトリクス回路、5 データ信号処理回路、6 ウォブル信号処理回路、7 再生処理部、8 ホストインタフェース、9 第1レーザードライバ、10 システムコントローラ、11 サーボ回路、12 スピンドルサーボ回路、13 スレッドドライバ、14 2軸ドライバ、15 SA補正ドライバ、16 スピンドルドライバ、17 記録処理部、18 ライトストラテジ回路、19 第2レーザドライバ、21 第1レーザ部、22 第2レーザ部、23,24 レーザダイオード、25,26 偏光板、27 フロントモニタ、28 受光用光学レンズ、29 受光部、PBS 偏光ビームスプリッタ、BS ビームスプリッタ、100 ホスト機器、D 光ディスク

Claims (5)

  1. 光記録媒体に対する少なくとも記録を行う記録装置であって、
    第1のレーザ光を発光する第1レーザ発光手段と、
    上記第1のレーザ光と略同一波長を有する第2のレーザ光を発光する第2レーザ発光手段と、
    上記光記録媒体に対するレーザ光の出力端となる対物レンズと、
    上記光記録媒体からの反射光を受光する受光手段と、
    上記第1のレーザ光と同一光軸上に上記第2のレーザ光が足し込まれるようにして上記第1及び第2のレーザ光が上記対物レンズを介して上記光記録媒体に照射され、且つ上記光記録媒体からの上記第1のレーザ光の反射光のみが上記受光手段に入射されるように構成された光学系と、を備えた光ピックアップを備えると共に、
    さらに、上記第1のレーザ光と上記第2のレーザ光の双方を発光させて上記光記録媒体に対する記録が行われるように制御する制御手段を備える、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 上記制御手段は、
    再生時の制御として、上記第1のレーザ光のみを発光させ、上記受光手段により得られる上記第1のレーザ光の反射光に応じた受光信号に基づき再生動作及びサーボ動作が行われるように制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. さらに、ディスク状とされた上記光記録媒体を回転駆動する回転駆動手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  4. 上記光記録媒体はBD(Blu-ray Disc)であり、上記第1レーザ発光手段及び第2レーザ発光手段は略405nmの波長による上記レーザ光を発光するように構成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  5. 光記録媒体に対してレーザ光の受発光を行う光ピックアップ装置であって、
    第1のレーザ光を発光する第1レーザ発光手段と、
    上記第1のレーザ光と略同一の波長を有する第2のレーザ光を発光する第2レーザ発光手段と、
    上記光記録媒体に対するレーザ光の出力端となる対物レンズと、
    上記光記録媒体からの反射光を受光する受光手段と、
    上記第1のレーザ光と同一光軸上に上記第2のレーザ光が足し込まれるようにして上記第1及び第2のレーザ光が上記対物レンズを介して上記光記録媒体に照射され、且つ上記光記録媒体からの上記第1のレーザ光の反射光のみが上記受光手段に入射されるように構成された光学系と、
    を備えることを特徴とする光ピックアップ装置。
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