JP2011081058A - レンズ駆動装置、オートフォーカスカメラ及びカメラ付き携帯電話 - Google Patents

レンズ駆動装置、オートフォーカスカメラ及びカメラ付き携帯電話 Download PDF

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Abstract

【課題】部品点数が少なく、安価で且つ簡易な制御で手振れ補正できるレンズ駆動装置、オートフォーカスカメラ及びカメラ付き携帯電話を提供する。
【解決手段】レンズ支持対5をX―Y方向に移動する手振れX−Y駆動部32と、レンズの結像位置に設けた主画像センサ31と、主画像センサ31の外周部に設けたX方向画像センサ38a、38bと、Y方向画像センサ39a、39bと、制御部25とを備え、制御部25はX方向画像センサ38a、38b及びY方向画像センサ39a、39bにおいて、各々現在のコントラストの高域成分領域と時間的ずれをもって記録された過去のコントラストの高域成分領域の位置のずれ量を算出し、X―Y駆動部は制御手段が算出したX方向のずれ量とY方向のずれ量だけレンズ支持体5を主画像センサ31に対して移動させることにより手振れ補正する。
【選択図】図7

Description

本発明は、手振れ補正機能を有するレンズ駆動装置、オートフォーカスカメラ及びカメラ付き携帯電話に関する。
特許文献1には、ジャイロセンサを設けてジャイロセンサによりX方向及びY方向の手振れ量を検出し、検出した手振れ量に基づいてレンズ支持体の駆動手段によりレンズ支持体をX方向及びY方向に移動し、ホール素子によりレンズ支持体の移動位置を検出することで、手振れ補正することが開示されている。
特開2008−236371号公報
しかし、特許文献1に開示されている手振れ補正では、高価なジャイロセンサや位置検出のためのホール素子を必要とするので、部品点数が多くなると共にレンズ駆動装置の費用が高くなるという問題がある。
また、特許文献1の技術では、ジャイロセンサにより手振れ量を検出した後、検出した手振れ量だけレンズ支持体を移動し、移動したレンズ支持体の位置情報をホール素子により検知することにより、手振れ量だけレンズ支持体を移動させている。即ち、手振れ補正するときに、制御部はレンズ支持体の位置情報をフィードバックしてレンズ支持体の移動位置を確認しているので手振れ補正制御が複雑になるという問題がある。
そこで、本発明は、部品点数が少なく、安価で且つ簡易な制御で手振れ補正できるレンズ駆動装置、オートフォーカスカメラ及びカメラ付き携帯電話の提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、内周にレンズを支持するレンズ支持体と、レンズ支持対を光軸に直交するX―Y方向に移動する手振れ補正手段と、レンズの結像位置に設けた主画像センサと、主画像センサの外周部で且つ主画像センサの一側に設けたX方向画像センサと、主画像センサの外周部で且つX方向画像センサと直角を成す位置に設けたY方向画像センサと、制御部とを備え、制御部はX方向画像センサ及びY方向画像センサにおいて、各々現在のコントラストの高域成分領域と時間的ずれをもって記録された過去のコントラストの高域成分領域の位置のずれ量を算出し、手ぶれ補正手段は制御手段が算出したX方向のずれ量とY方向のずれ量だけレンズ支持体を主画像センサに対して移動させることにより手振れ補正することを特徴とするレンズ駆動装置である。
X方向画像センサ及びY方向画像センサは、主画像センサと別に配置しても良いし、主画像センサの周囲部の一部を利用するものであってもよい。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、X方向画像センサとY方向画像センサとは、各々対向する位置に2箇所ずつ配置してあり、制御部はX方向ずれ量を2つのX方向画像センサのずれ量の平均を算出し、Y方向ずれ量を2つのY方向画像センサのずれ量の平均を算出することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のレンズ駆動装置と、レンズ支持体を光軸方向に移動するフォーカス駆動手段とを備え、制御部は主画像センサにおける中心部のコントラストの高域成分領域を検出するようにフォーカス駆動手段を駆動することを特徴とするオートフォーカスカメラである。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、レンズ支持体を傾斜させる光軸補正駆動手段を備え、制御部は、主画像センサの中心部における現在のコントラストの高域成分領域と時間的ずれをもって記録された過去のコントラストの高域成分領域の位置のずれ量を算出し、このずれ量に応じて光軸補正駆動手段を駆動してレンズ支持体を傾斜させることにより光軸補正を行うことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載のオートフォーカスカメラを搭載したことを特徴とするカメラ付き携帯電話である。
請求項1に記載の発明によれば、手振れ補正は、主画像センサの周囲部に設けたX方向画像センサと、Y方向画像センサとにより、各々コントラストの高域成分領域を検出して過去の高域成分領域と比較することで、X方向におけるずれ量と、Y方向におけるずれ量を算出して、レンズ支持体を駆動する。
したがって、本発明によれば、X方向画像センサとY方向画像センサとを設ければよいので、ジャイロセンサやホール素子を必要とする従来技術に比較して、部品点数を少なく且つ簡易な構成で手振れ補正することができる。
制御部はX方向画像センサとY方向画像センサとから信号を受けて、高域成分画像情報を随時比較しているので、従来のフィードバック制御に比較して、簡易な制御でしかも正確に手振れ補正ができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の作用効果を奏すると共に、制御部は2つのX方向画像センサにおけるコントラストの高域成分のずれ量の平均値と、2つのY方向画像センサにおけるコントラストの高域成分のずれ量の平均値をとっているので、誤差を低減でき、迅速でより正確な手振れ補正ができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の作用効果を奏するオートフォーカスカメラを提供できる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の作用効果を奏すると共に、簡易な構成で簡単にレンズ支持体の光軸補正ができるオートフォーカスカメラを提供できる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項3又は4に記載の作用効果を奏するカメラ付き携帯電話を提供できる。
第1実施の形態に係るレンズ駆動装置を水平に切断した断面図である。 第1実施の形態に係るレンズ駆動装置においてヨークの内側部分を示す斜視図である。 第1実施の形態に係るレンズ支持体の図であり、(a)は第1及び第2環状コイルを装着する前の斜視図であり、(b)は第1及び第2環状コイルを装着した斜視図である。 第1実施の形態に係るレンズ駆動装置の分解斜視図である。 第1実施の形態に係るレンズ駆動装置の外観を示す斜視図である。 第1実施の形態に係るレンズ駆動装置における、レンズ支持体と駆動部との関係を示すブロック図である。 第1実施の形態に係る画像センサと制御部との関係を示すブロック図である。 第1実施の形態に係るレンズ駆動装置の作用を説明する図である。 変形例に係る主画像センサの平面図である。 変形例に係る主画像センサの平面図である。
以下に、添付図面の図1〜図8を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。本実施の形態に係るレンズ駆動装置1は、携帯電話に組み込まれるオートフォーカスカメラのレンズ駆動装置である。
このレンズ駆動装置1は、図4に示すように、環状のヨーク3と、レンズ支持体5と、ヨーク3の光軸方向前側に配置されるフレーム7及び前側スプリング9と、ヨーク3の後側に配置されるベース8及び後側スプリング11とを備えており、前側スプリング9とヨーク3との間には前側スペーサ14、前側フレキシブル絶縁シート13が配置されており、後側スプリング11とヨーク3との間には後側スペーサ15、後側フレキシブル絶縁シート12が配置されている。
図1及び図4に示すように、ヨーク3は略四角筒形状を成しており、ヨーク3の4つの各角度にはその内周側に第1マグネット部17が固定されており、第1マグネット部17は、図4に示すように、前側マグネット17a及び後側マグネット17bとの2つのマグネットから構成されている。尚、ヨーク3はベース8とフレーム7との間に固定されている。
前側マグネット17a及び後側マグネット17bは各々前側から見た平面が略三角形状を成し、内周側がレンズ支持体5の外周に沿った円弧状を成している。前側マグネット17aと後側マグネット17bとは内周側の磁極を互いに異にしており、例えば前側マグネットはレンズ支持体側の面をN極とし、後側マグネットはS極としてある。
四角筒形状のヨーク3の4つの側面の内周には、各々第2マグネット部18が固定されている。第2マグネット部18はヨークの各側面に形成された矩形の穴20に外周側から挿入されてヨーク3に固定されている。
第2マグネット部18は、図1及び図2に示すように、補助ヨーク18cとこの補助ヨーク18cを挟む左右に設けた左右のマグネット18a、18bとから構成されており、左右のマグネット18a、18cは補助ヨーク18cと反対側の面の磁極が互いに異なるようにしている。図1に一点鎖線で抜き出して示すように、例えば、左右の右側面の磁極をN極とし、左右の右側の磁極をS極としている。
図3及び図4に示すように、レンズ支持体5は、略円筒形状であり、その内周側にレンズ(図示せず)が固定されている。レンズ支持体5の外周面には周方向に等間隔をあけて設けた4つの第1環状コイル19a、19b、19c、19dが設けてある。4つの第1環状コイル19a、19b、19c、19dは、レンズ支持体5の外周面に周囲方向に等間隔で取付けてあり、各々側面視矩形の環を成しており、各環状コイル19a〜19dは、その環の中空にレンズ支持体5の突状部22に挿入してあり、位置決めされている。
各第1環状コイル19a〜19dの前側辺部21は第1マグネット部17の前側マグネット17aに対面し、後側辺部23は後側マグネット17bに対面している。
隣り合う第1環状コイル19a〜19d間には、第2環状コイル16a、16b、16c、16dが配置されている。各第2環状コイル16a〜16dは各々側面視矩形を成しており、図1及び図2に示すように、矩形の環の内側には第2マグネット部18が挿入されている。各第2環状コイル16a〜16dは、各々周方向の右側辺部24が第2マグネット18の右側マグネット18aに対面し、左側辺部26が左側マグネット18bに対面している。
図6に示すように、各第1環状コイル19a〜19dは、Z−θ駆動部32に接続されており、各第2各環状コイル16〜16dはX―Y駆動部(手振れ補正手段)33に接続されており、各々駆動部31、33から所定値の電流が通電されるようになっている。各駆動部31、33は後述する制御部25から制御信号を受けて、各コイルに所定値の電流を流す。
尚、本実施の形態では、第1環状コイル19a〜19dには、各々個別に電流を流すが、第2環状コイル16a及び16cと、16b及び16dとが直列に接続されており、X方向及びY方向で共に2つの環状コイル16a及び16c、16b及び16dで同方向に駆動するようになっている。
例えば、制御部25からの駆動信号を受けて、Z−θ駆動部32では、レンズ支持体5をフォーカス位置へ移動する場合には、フォーカス部35から各第1環状コイル19a〜19dに通電する電流Aを流し、チルト補正部37によりチルト補正をする場合には、対応する第1環状コイル19a、19b、19c、19dに電流Bを流す。尚、図6では符合A、Bは流した電流に基づいて生じる推力の方向と大きさを示している。
同様に、手振れ補正をする場合には、X―Y駆動部33では、第2環状コイル16a及び16cに電流Eを流してX方向にレンズ支持体を移動させ、第2環状コイル16b及び16dに電流Fを流してY方向にレンズ支持体を移動させる。これにより、レンズ支持体をX―Y方向に移動して手振れ補正を行う。
次に、図7及び図8を参照して、レンズの結像位置にある主画像センサ31及びその周辺部と制御部25の構成を説明する。
図7に示すように、主画像センサ31は本実施の形態では平面視矩形であり、主画像センサ31の外周には画像センサ31のY方向で主画像センサ31を挟むように、一組のX方向画像センサ38a、38bが設けてある。各X方向画像センサ38a、38bはX方向に長い帯状であり、矩形の主画像センサ31の縁に沿って配置されている。同様に、主画像センサ31の外周において、画像センサ31のX方向には主画像センサ31を挟むように、一組のY方向画像センサ39a、39bが設けてある。各Y方向画像センサ39a、39bはY方向に長い帯状であり、矩形の主画像センサ31の縁に沿って配置されている。
主画像センサ31、X方向画像センサ38a、38b及びY方向画像センサ39a、39bは、本実施の形態では、それぞれCCD(Charge Coupled Device)であるが、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)であっても良い。
制御部25には、焦点・チルト制御部41と手振れ制御部43とが設けてあり、各々コントラスト記憶部45、コントラスト比較部46及び演算部47が設けてある。
コントラスト比較部46では、現在のコントラストのピーク(高域成分)を、コントラスト記憶部45に時間的ずれをもって過去に記憶されたコントラストのピークと比較して、演算部47では現在のコントラストのピーク位置とコントラスト記憶部45で記憶されたコントラストのピーク位置とのずれ量を演算して、対応する各駆動部32、33へ駆動信号を発する。尚、コントラストの比較とずれ量の演算は所定時間毎に随時行う。
具体的には、焦点・チルト演算部41では、焦点位置へレンズ支持体5を移動する場合には、中心部e(図7参照)における最大ピーク位置となるように光軸方向(Z方向)にレンズ支持体5を移動し、図8に示すように、焦点(コントラストピーク)が中心e1からずれてe2にある場合には、レンズ支持体5を所定量傾けるように、所定の第1環状コイル19a〜19dに所定の電流を流すように、Z―θ駆動部に制御信号を発する。
レンズ支持体5を光軸方向(Z方向)に移動する場合には、第1環状コイル19a〜19dでは前側部分21と後側部分23とで異なる方向の電流が流れるが、前側部分21に対向する前側マグネット17aと後側部分23に対向する後側マグネット17bとの磁極を異ならせているので、同方向の推力を生じさせて、大きな推力を得ることができる。
同様に、各第1環状コイル19a、19b、19c、19dでは、右側辺部24と左側後辺部26とで互いに逆方向に電流が流れるが、右側辺部24に対面する右側マグネット18aと左側辺部26に対面する左側マグネット18bとは磁極を異ならせているので、左側辺部24と右側辺部26とで同方向の推力を生じさせ、大きな推力を得ることができる。
尚、レンズ支持体5の光軸の傾き補正は、レンズ支持体5を所定位置に移動後にしても良いし、レンズ支持体5を移動するときに傾きを制御したまま移動する(対応する第1環状コイル19a〜19dに電流A又は電流A+Bを同時に流す)ものであってもよい。
一方、手振れ補正部43では、2つの各X方向画像センサ38a、38bにおいて、各々記憶部45に記憶されているコントラストのピーク位置と現在のコントラストのピーク位置を比較部46で比較して演算部47でそのずれ量を演算し、更に2つのX方向画像センサ38a、38bの平均を算出して、X方向におけるずれ量を補正するように、第2環状コイル16a及び16cに所定の電流Eを流す駆動制御信号をX―Y駆動部33に発する。
同様に、2つのY方向画像センサ39a、39bについてもコントラストの比較から同様な演算を行って、第2環状コイル16b、16dに所定の電流Fを流すように、X―Y駆動部33に制御信号を発する。
図4に示すように、前側スプリング9は、組み付け前の自然状態が平板状であり、平面視矩形の環状を成す外周側部9aと、外周側部9aの内周に配置され平面視円弧形状の内周側部9bと、外周側部9aと内周側部9bとを連結する各腕部9cとで構成されている。
同様に、後側スプリング11は、組み付け前の自然状態が平板状であり、平面視矩形の環状を成す外周側部11aと、外周側部11aの内周に配置され平面視円弧形状の内周側部11bと、外周側部11aと内周側部11bとを連結する各腕部11cとで構成されている。
前側スプリング9の外周側部9aはフレーム7と前側スペーサ14との間に挟持されており、内周側部9bはフレキシブル絶縁シート13を介してレンズ支持体5の前端に固定されている。後側スプリング11の外周側部11aはベース8と後側スペーサ15との間に挟持されており、内周側部11bはフレキシブル絶縁シート12を介してレンズ支持体5の後端に固定されている。これにより、レンズ支持体5は前側スプリング9と後側スプリング11とにより、前後方向(Z方向)及びX―Y方向に移動自在に支持されている。
そして、レンズ支持体5が前方に移動すると、レンズ支持体5は、前側スプリング9及び後側スプリング11の付勢力の合力と、環状コイル16及びマグネット17との間で生じる電磁力とが吊り合う位置で停止する。
次に、本発明の実施の形態に係るレンズ駆動装置1の組立て、作用及び効果について説明する。
レンズ駆動装置1の組立ては、図4に示すように、ベース8に、後側スプリング11、後側スペーサ15、第1環状コイル19a〜19dと第2環状コイル16a〜16dを外周面に固定したレンズ支持体5(図3参照)、4つの第1マグネット17部を内側角部に固定したヨーク3、前側スペーサ14、前側スプリング9及びフレーム7をこの順序で組み付けた後、ヨーク3の穴20に第2マグネット部18を挿入して固定する。
第1環状コイル19a〜19dは各々入力端と出力端とをZ−θ駆動部32に接続し、第2環状コイル16a〜16dは、対向するコイル16aと16c、16bと16dを直列に接続した後、X―Y駆動33に入力端と出力端とを接続する。
本実施の形態に係るレンズ駆動装置1の駆動は、図7及び図8に示すように、制御部25において、焦点・チルト制御部41が画像センサ31から受ける高域成分(コントラスト)のピークを比較しつつ、合焦点位置e1(図6参照)へレンズ支持体5をZ方向へ直線移動する。
レンズ支持体5のZ方向への直線移動の際には、焦点・チルト制御部41から各第1環状コイル19a〜19dに電流値Aを流すことにより生じるマグネット部17との間で生じる電磁力と、前側スプリング9と後側スプリング11との付勢力の合力とが吊り合う位置で停止する。
一方、図8に示すように、光軸に傾き(ずれ)が生じている場合(e2)には、光軸を補正するために、レンズ支持体5を傾ける必要がある。この場合、焦点・チルト制御部41は、比較部46で各コントラストピークの比較し、演算部47でe1とe2との位置ずれ量を演算して、Z−θ駆動部32に駆動信号を発する。Z−θ駆動部32は、図6に示すように、第1環状コイル19a、19b、19c、19dのうちの所定の環状コイル(一つ又は、2つ、3つ)に電流Bを流すことにより、レンズ支持体5の姿勢(傾き)を制御して、光軸の傾きθを補正する。
次に、制御部25は手振れ補正部43により、レンズ支持体5のX―Y制御を行う。まず、X方向の制御について説明する。手振れ補正部43は、X方向画像センサ38a、38bにより各々X方向におけるコントラストのピークをについて、比較部46で現在のコントラストのピーク位置と記憶部45に記憶されている過去のコントラストのピーク位置とを比較して、演算部47でそのずれ量を検出し、2つのX方向画像センサ38a、38bにおけるピーク位置のずれ量の平均値を演算し、X―Y駆動部33に駆動信号を発する。X―Y駆動部33は、手振れ補正部43から駆動信号に基づいて、X方向の第2環状コイル16a、16cに通電してレンズ支持体5をX方向に移動する。
同様にY方向の制御においても、手振れ補正部43は、Y方向画像センサ39a、39bにより各々Y方向におけるコントラストのピークをについて、現在と時間的ずれをもって記憶したコントラストのピーク位置とを比較してそのずれ量を検出し、2つのY方向画像センサ38a、38bにおけるピーク位置のずれ量の平均値を演算し、X―Y駆動部33に駆動信号を発する。X―Y駆動部33は、手振れ補正部43から駆動信号に基づいて、Y方向の第2環状コイル16b、16dに通電してレンズ支持体5をY方向に移動する。
本実施の形態によれば、手振れ補正は、X方向画像センサ38a、38bとY方向画像センサ39a、39bとを設ければよいので、ジャイロセンサやホール素子を必要とする従来技術に比較して、部品点数を少なく且つ簡易な構成で手振れ補正することができる。
手振れ制御部43はX方向画像センサ38a、38bとY方向画像センサ39a、39bとから信号を受けて、コントラストのピーク(高域成分)を随時比較しているので、従来のフィードバック制御に比較して、簡易な制御でしかも正確に手振れ補正ができる。
手振れ補正制御部43は、2つのX方向画像センサ38a、38bにおけるコントラストのピークのずれ量の平均値と、2つのY方向画像センサ39a、39bにおけるコントラストのピークのずれ量の平均値をとっているので、誤差を低減でき、迅速でより正確な手振れ補正ができる。
本実施の形態によれば、レンズ支持体5をフォーカス移動(Z方向への移動)、チルト補正移動(θ補正)及び手振れ補正(X―Y方向への移動)ができる。
レンズ支持体5の外周面に第1環状コイル19a〜19dと、第2環状コイル16a〜16dを周方向に間隔をあけて配置し、ヨーク(ベース)3には各環状コイルに対面するマグネット部17、18を設けるだけであるから、簡易な構成で小型化を図ることができる。
レンズ支持体5をチルト補正したり、手振れ補正するように移動できるから、レンズ支持体やレンズ支持体を移動自在に保持する部品等の精度や組立て精度を低くできると共に部品不良やレンズ駆動装置1の不良を低減できる。
第2マグネット部18は第2環状コイル16a〜16dの環の内側のデッドスペースに配置しているので、更にレンズ支持体の径方向スペースを小さくでき且つコンパクトな構成にできる。
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、図9に示すように、X方向画像センサ38a、38bと、Y方向画像センサ39a、39bは、主画像センサ31の周囲部の一部の領域を使用するものであっても良い。
また、図10に示すように、主画像センサ31の角部の領域をX方向画像センサ38a、38bと、Y方向画像センサ39a、39bとして使用するものであっても良い。
X方向画像センサ38a、38b及びY方向画像センサ39a、39bは対向して2個ずつ設けて平均値をとったが、X方向画像センサ38a及びY方向画像センサ39aとしてX方向とY方向とに各々一つずつ設けるものであっても良い。
X―Y駆動部(手振れ補正手段)33において、レンズ支持体5をX方向に駆動する駆動機構及びレンズ支持体5をY方向に駆動する駆動機構は、上述した実施の形態に限らず、X直線方向に駆動するモータ及びY方向に駆動するモータを設けてレンズ支持体5をX―Y方向に移動するものであっても良いし、特許文献1にあるように駆動軸を圧電素子により振動させてレンズ支持体を移動するものであっても良い。
レンズ駆動装置1は、ズームレンズを備えて、ズーム機能を合わせもつものであっても良い。
1 レンズ駆動装置
5 レンズ支持体
25 制御部
31 主画像センサ
32 Z−θ駆動部
33 X−Y駆動部(手振れ補正手段)
38a、38b X方向画像センサ
39a、39b Y方向画像センサ

Claims (5)

  1. 内周にレンズを支持するレンズ支持体と、レンズ支持対を光軸に直交するX―Y方向に移動する手振れ補正手段と、レンズの結像位置に設けた主画像センサと、主画像センサの外周部で且つ主画像センサの一側に設けたX方向画像センサと、主画像センサの外周部で且つX方向画像センサと直角を成す位置に設けたY方向画像センサと、制御部とを備え、制御部はX方向画像センサ及びY方向画像センサにおいて、各々現在のコントラストの高域成分領域と時間的ずれをもって記録された過去のコントラストの高域成分領域の位置のずれ量を算出し、手ぶれ補正手段は制御手段が算出したX方向のずれ量とY方向のずれ量だけレンズ支持体を主画像センサに対して移動させることにより手振れ補正することを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. X方向画像センサとY方向画像センサとは、各々対向する位置に2箇所ずつ配置してあり、制御部はX方向ずれ量を2つのX方向画像センサのずれ量の平均を算出し、Y方向ずれ量を2つのY方向画像センサのずれ量の平均を算出することを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  3. 請求項1又は2に記載のレンズ駆動装置と、レンズ支持体を光軸方向に移動するフォーカス駆動手段とを備え、制御部は主画像センサにおける中心部のコントラストの高域成分領域を検出するようにフォーカス駆動手段を駆動することを特徴とするオートフォーカスカメラ。
  4. レンズ支持体を傾斜させる光軸補正駆動手段を備え、制御部は、主画像センサの中心部における現在のコントラストの高域成分領域と時間的ずれをもって記録された過去のコントラストの高域成分領域の位置のずれ量を算出し、このずれ量に応じて光軸補正駆動手段を駆動してレンズ支持体を傾斜させることにより光軸補正を行うことを特徴とする請求項3に記載のオートフォーカスカメラ。
  5. 請求項3又は4に記載のオートフォーカスカメラを搭載したことを特徴とするカメラ付き携帯電話。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2017069491A1 (en) * 2015-10-20 2017-04-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Camera module having stabilizer and electronic device including the same
WO2024053950A1 (ko) * 2022-09-05 2024-03-14 엘지이노텍 주식회사 카메라 엑추에이터 및 이를 포함하는 카메라 모듈

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