JP2011080434A - オイル分離器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ケース13内にオイルミストを含むガスの流路16を形成し、そのケース13内にオイルミスト捕捉用のフィルタ17を設ける。フィルタ17により、ガスの流路16を上流室16aと下流室16bとに区画する。フィルタ17には、フィルタ17の上流室16a内の圧力が高くなったときに、その圧力によって開かれて圧力を下流室16bに逃がすためのリリーフ部25を設ける。
【選択図】図2
Description
前記の構成において、前記各フィルタシートは、ガスの流路方向に沿って凹凸が形成された波形をなすことが好ましい。
前記の構成において、前記各フィルタシートは、その波形部のピッチを下流側が狭くなるようにするとよい。
前記の構成において、前記フィルタは、フィルタシートを蛇行状に折り曲げることにより、複数の導入空間を形成し、その導入空間の上流側端部に面するフィルタシートの一部に前記リリーフ部を設けることが好ましい。
以下に、この発明を具体化したオイル分離器の第1実施形態を、図1〜図4に従って説明する。
図2に示すように、フィルタ17は、複数枚のフィルタシート21をガスの流路16の方向に沿って間隔をおいて延長状態で、かつ全体として蛇行するように配置することにより構成されている。各フィルタシート21は、不織布よりなる濾材シートにより形成されている。各フィルタシート21は、ガスの流路16の方向に沿って凹凸を連続させた波形部21aを有し、従って、全体として波形状に形成されている。そして、上方から見た場合、2種類のフィルタシート21A,21Bが互いの逆方向に傾斜した状態で交互に配置され、この状態で各フィルタシート21A,21Bの上下両端縁がケース13の上壁13b及び底壁13aの内面に接合固定されている。
次に、前記のように構成されたオイル分離器の作用を説明する。
このように、フィルタ17によるオイルミストの捕捉が継続されて、フィルタ17のフィルタシート21に目詰まりが生じた場合には、フィルタ17の上流室16a内の圧力が高くなる。すると、その上流室16a内の圧力により、隣接するフィルタシート21A,21Bの下流側端部間に設けられたリリーフ部25が開放され、上流室16a内の圧力がリリーフ部25を介して下流室16bに逃がされる。このため、フィルタシート21の目詰まりにともなって、圧力損失が上昇することが抑制され、クランク室内の圧力の高騰が防止される。
(1) この実施形態においては、不織布よりなる各フィルタシート21が、ガスの流路16の方向に沿って凹凸の波形部21aを有する形状に形成されている。このため、各フィルタシート21の濾過面積を広く確保することができて、フィルタ17全体のオイル分離機能を向上させることができる。
次に、この発明を具体化したオイル分離器の第2実施形態を、図5に基づいて前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
(7) この実施形態においては、リリーフ部25の下流側にオイルミスト捕捉用の捕捉部材31が近接して対向配置されている。このため、リリーフ部25の開放時に、そのリリーフ部25を介して上流室16aから下流室16bに流れるガスに含まれるオイルミストを、捕捉部材31よって捕捉することができ、オイルの捕捉機能を高めることができる。
次に、この発明を具体化したオイル分離器の第3実施形態を、図6に基づいて前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
(9) この実施形態においては、フィルタ17が1枚のフィルタシート32を蛇行状に折り曲げることにより、ガスの流路16の方向に沿って延びる複数の捕捉シート部33を有するように構成されている。このため、フィルタ17を1枚のフィルタシート32によって、広い濾過面積を有するように簡単に構成することができて、フィルタ17の構造を簡略化することができる。
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記第1及び第2実施形態においては、フィルタシート21がケース13の底壁13aと上壁13bとの間に張設されている。これに対し、図7に示すように、フィルタシート21をケース13の側壁13c間に張設すること。この構成の場合、下部側のフィルタシート21として、上部側のものより目の粗いものを用いるとよい。ガス流中のオイルミストは、粒径の大きなものほど下部側を流れる傾向があり、このように下部側のフィルタシート21として目の粗いものを用いれば、捕捉機能を確保しつつ目詰まりを少なくすることが可能となる。
・ フィルタ17として、ハニカム状のフィルタを使用し、その各小室がガス流の方向を指向するようにするとともに、各小室の両端部のうちの一方の端部を、隣接する他の小室の各端部と交互に閉鎖されるように構成すること。このようにすれば、ガスの導入空間と導出空間とが交互に配置される。
・ 前記第1,第2実施形態及び図7の実施形態において、フィルタシート21として波形ではなく、第3実施形態のようなフラットなものを用いること。
・ 前記第3実施形態において、導入空間22を下流側ほど先窄まりとなるように形成すること。あるいは導入空間22の下流側端を半円弧状に形成すること。
Claims (8)
- 内部をオイルミスト含有ガスが流れるケース内にオイルミスト捕捉用のフィルタを設けたオイル分離器において、
前記フィルタを形成するフィルタシートを蛇行状に配置して、前記ガスの流路を上流室と下流室とに区画し、そのフィルタには、フィルタの上流側の流路内の圧力が高くなったときに、その圧力によって開かれて圧力を下流側の流路に逃がすためのリリーフ部を設けたことを特徴とするオイル分離器。 - 前記フィルタは、複数枚のフィルタシートをガスの流路方向に沿って延長することにより全体として蛇行状に形成するとともに、隣接するフィルタシート間に先窄まりの導入空間を形成したことを特徴とする請求項1に記載のオイル分離器。
- 前記フィルタシートの下流側端部間に前記リリーフ部を設けたことを特徴とする請求項2に記載のオイル分離器。
- 前記各フィルタシートは、ガスの流路方向に沿って凹凸が形成された波形をなすことを特徴とする請求項2または3に記載のオイル分離器。
- 導入空間を介して対向する一対のフィルタシートは、少なくとも下流側の端部の波形部の位相が合っていることを特徴とする請求項4に記載のオイル分離器。
- 前記各フィルタシートは、その波形部のピッチを下流側が狭くなるようにしたことを特徴とする請求項4または5に記載のオイル分離器。
- 前記各フィルタシートは、その波形部の高さを下流側が低くなるようにしたことを特徴とする請求項4〜6のうちのいずれか一項に記載のオイル分離器。
- 前記フィルタは、フィルタシートを蛇行状に折り曲げることにより、複数の導入空間を形成し、その導入空間の上流側端部に面するフィルタシートの一部に前記リリーフ部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のオイル分離器。
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CN102900941A (zh) * | 2011-07-30 | 2013-01-30 | 哈尔滨迅普科技发展有限公司 | 过滤式防真空吸油雾罩 |
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2009
- 2009-10-08 JP JP2009234407A patent/JP5304582B2/ja not_active Expired - Fee Related
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