JP2011080253A

JP2011080253A - キーボックス構造

Info

Publication number: JP2011080253A
Application number: JP2009233229A
Authority: JP
Inventors: Nobuyo Sakai; 信世酒井; Yoshimasa Kataumi; 好正片海
Original assignee: KEIDEN SECURITY KIKI HANBAI KK
Current assignee: KEIDEN SECURITY KIKI HANBAI KK
Priority date: 2009-10-07
Filing date: 2009-10-07
Publication date: 2011-04-21
Anticipated expiration: 2029-10-07
Also published as: GB2474332A; CN102031902A; CN102031902B; US8341986B2; GB201015677D0; US20110079056A1; JP5153749B2

Abstract

【課題】強度を持たせた上で回転と取外しが出来る扉構造とし、掛け金を容易に脱着出来る構造にして兼用化を図り、カード、キー、指輪等を収納しても、取出し易い構造であって、取付けの容易化と色彩のある外観をもった軟質樹脂構造とするキーボックス構造を提供すること。
【解決手段】この発明は、キーボックス構造に関し、扉の軸に回転軸方向に平行な２平面を設け、アウターカバーが通常開閉では外れない角度で同一幅の溝を設けて、アウターカバーに軸受け部を設け、扉の下端部にフックを設け、フックとラッチによりインナーケースに直接に引っ掛けることとしたことを特徴とした。
【選択図】図１−２

Description

この発明は、確実に不正解除を阻止し得る強度を有するキーボックス構造に関する。

既存のダイヤル式キーボックスにおいて、２個以上の０〜９の番号を持ったダイヤルを設定した任意の数字（暗証番号）に合わせ、扉を回転させる（開ける）構造であるが、扉が外せない為、番号設定や壁等への取付けが行い難く、また、回転軸を持ち外せる構造にすることは強度上、出来なかった。

また、掛け金が外し難く、壁やドアへの取付けが大変であった為、吊り下げタイプと壁付けタイプを兼用することが出来なかった。また、クレジットカードの様なものを収納した場合、内壁に立て掛かり取出し難い問題と、カードが邪魔をして、キー、指輪等の収納がし難い問題があった。更に、外観、即ちアウターカバーは、吊り下げタイプの場合、取付ける相手への傷付き防止の為、ゴムや樹脂等で覆ってあるが美化を損なうものであった。

特開２００５ー２９９７３号公報米国特許第６８３４５１９号明細書

この発明の課題は、強度を持たせた上で回転と取外しが出来る扉構造とし、掛け金を容易に脱着出来る構造にして兼用化を図り、カード等を収納しても、取出し易い構造であって、取付けの容易化と色彩のある外観をもった軟質樹脂構造とするキーボックス構造を提供することである。

この課題は、扉の軸に回転軸方向に平行な２平面を設け、アウターカバーが通常開閉では外れない角度で同一幅の溝を設けて、アウターカバーに軸受け部を設け、扉の下端部にフックを設け、フックとラッチによりインナーケースに直接に引っ掛けることとしたキーボックス構造によって、解決される。

また、この発明の掛け金は、その両足にロックレバーに係合する溝を点対称的に設ける構造として、掛け金の挿入時の方向性（前後）を無くした。

この発明のキーボックス構造によると、鍵収納トレーを内蔵する構造とした。
さらに、収納トレーがが手前の扉側から奥にかけて傾斜をもたせ、カードを入れた場合、自然に手前の扉側に倒れる構造としたものにもできる。

更に、フロントアウターカバーは扉を回転させる為の軸受け部により、扉が閉まっている時は取外しが出来ない形状とし、リアアウターカバーは掛け金挿入穴を設けて、掛け金を外さないと、取外しが出来ない形状とした。

この発明のキーボックス構造によると、アウターカバーが通常開閉では外れない角度で同一幅の溝を設けることにより、取外し可能な扉構造とした。また、扉の下端部にフックを設けることにより、軸受け部が弱くても関係無く、扉を閉めた状態では、フックとラッチによりインナーケースに直接に引っ掛ける構造にし、破壊強度の強いものとした。更に、取外し可能な扉構造としたから、扉やアウターカバーが壊れた場合にも、それのみの交換で対応できるために安価である。

この発明では、掛け金の挿入時の前後方向性を無くしてワンタッチ脱着が出来る扉構造としたことにより、壁やドア等への取付けが容易になり、基本部品（扉、フロントアウターカバー、フロントインナーケース、収納トレー、リアインナーケース、リアカバー）の兼用化ができた。また、掛け金は掛け金ロックレバーにより掛け金の両足をロックするために従来以上の強度を確保できる。

鍵収納トレーがキーボックス内に内蔵されていることにより、カード、キー、指輪等の脱落ががなくなり収納をし易くした。
さらに、収納トレーが手前の扉側から奥にかけてカードの横幅より少し狭い幅で両側に傾斜を設ける構造にすれば、カードを入れた場合、自然に手前の扉側に倒れ、なお、キー、指輪等の収納し易さと、収納スペースの最大限確保を図れる。

アウターカバーがワンタッチ組付け形状とし、フロントアウターカバーは扉を回転させる為の軸受け部により、扉が閉まっている時は取外しが出来ない形状とし、リアアウターカバーは掛け金挿入穴を設けて、掛け金を外さないと、取外しが出来ない形状とした。

キーボックスの扉を閉めた状態を側断面図で示す。キーボックスの扉を取外し可能な位置まで開けた状態を側断面図で示す。キーボックスの扉を矢印方向に引き抜いた状態を側断面図で示す。キーボックスの扉を最大に開けた状態を側断面図で示す。アウターカバー軸受け部の上面、正面と側断面を示す図である。扉軸部の正面と側面を示す図である。掛け金にロックレバーを掛ける過程を示す図である。掛け金、掛け金ロックレバーと掛け金ホルダーを分解した図を示す。掛け金を外してラバーを付けるところを表す図を示す。キーボックス内にカードを入れた場合を示す。キーボックス内にカードを入れて、アウターカバーを開けた場合を示す。鍵収納トレーの斜視図である。インナーケースアッセンブリにアウターカバーを付ける前の状態を示す斜視図である。インナーケースアッセンブリにアウターカバーを勘合した状態を示す斜視図である。フロントアウターカバーの正面と内側を見た斜視図である。扉の側断面、裏面透視面、正面、上面、側面を示す図である。ダイヤルカム溝とロックプレートを離脱した状態を示す図である。ダイヤルカム溝とロックプレートを係止した状態を示す図である。ダイヤルとロックプレートの関係状態を示す図である。ダイヤルカム溝とロックプレートの離脱した作動状態を示す図である。ダイヤルとカム溝とロックプレートの離脱した別の作動状態を示す図である。掛け金タイプのキーボックスの分解斜視図を示す。壁掛け、ドア取付けタイプのキーボックスの分解斜視図を示す。キーボックスの外観斜視図を示す。

次に、この発明は、図面に基づいて実施例を詳細に説明される。

図１には、キーボックスが扉１を閉めた状態（図１−１）から扉を取外し可能な位置まで開けた状態（図１−２）、扉を矢印方向に引き抜いた状態（図１−３）を経て、扉を最大に開けた状態（図１−４）までが図示されている。

扉１の軸に回転軸方向に平行な２平面Ｂを設け（図３）、軸受け側のアウターカバー２は通常開閉では外れない角度Ａ（図１−２）で同一幅の溝Ｃを設けること（図２）により取外し可能な扉構造とした。扉１の取外しは、樹脂製アウターカバー２に軸受け部２０を設けることで可能としたが、それだけでは、破壊強度に弱い。この解決方法として、扉１の下端部にフック１４を設けること（図１−１）で軸受け部２０が弱くても関係無く、扉１を閉めた状態では、フック１４とラッチ１２によりインナーケース３（強度部材で出来ている）に直接に引っ掛ける構造にし、破壊強度に強いものとした。また、取外し可能構造にしたことで万一、扉１やアウターカバー２が壊れた場合でも、それのみの交換で対応できるために、安価である。図３は扉軸部２１の正面と側面を示す図である。

掛け金１０の挿入時の前後方向性を無くしてワンタッチ脱着が出来る構造としたことにより、壁やドア等への取付けが容易になり、基本部品（扉、フロントアウターカバー、フロントインナーケース、収納トレー、リアインナーケース、リアカバー）の兼用化ができた。また、掛け金１０は掛け金ロックレバー５により掛け金１０の両足をロックするために従来以上の強度を確保した（図４、５）。図６は、壁やドア等への取付ける掛け金１０をキーボックスから外し、ラバー１１を付けるところを表す。

鍵収納トレー４がキーボックス内に充填されていて、トレー４が手前の扉１側から奥にかけて傾斜Ｄし、奥壁に突起１５が設けて有り、カード１３を入れた場合、自然に手前扉側に倒れる構造にしたことで、取出し易くした（図７−１、図７−２）。傾斜Ｄはカード１３の横幅より少し狭い幅Ｃで両側に設けることで、キー等の収納スペースへの影響を最小限にした。

アウターカバー２、９は、ワンタッチ組付け形状とし、カラーバリエーションを持たせた軟質樹脂を使用する。フロントアウターカバー２は扉１を回転させる（開ける）ための軸受け部２０により、扉１が閉まっている時は取外しが出来ない形状とした。リアアウターカバー９は掛け金１０の挿入孔２２を設けてあるために、掛け金１０を外さないと取外しが出来ない形状とした。

図８−１は、インナーケースアッセンブリ（フロントインナーケース３、掛け金ロックレバー５、掛け金ロックレバースプリング６、掛け金ホルダー７、リアインナーケース８のアッセンブリ）にアウターカバー２、９を付ける前の状態で、フロントアウターカバー２の７箇所のつめ１６とリアアウターカバー９の７箇所のフック溝１７によりインナーケースアッセンブリを覆うかたちで勘合する構造である。

図８−２は、インナーケースアッセンブリにアウターカバー２、９を勘合した状態を示す。
図８−３は、フロントアウターカバーの正面と内側を見た斜視図であり、アウターカバー２には、７箇所のつめ１６が明確に開示されている。

扉１には、ダイヤル２４が照合すると、ダイヤル２４に設けられたカム溝１８に図９−１から図９−２に示すように、ロックプレート１９が入り込むことによりラッチ１２がロックプレート１９から開放され、降下できる体勢となり、扉１を開けることができる。

次に、ダイヤル２４とロックプレート１９の作動を説明すると、図９−３は、四つのダイヤル２４と、ダイヤルの数字０でロックプレート１９がカム溝１８に入り、開く設定となる位置とを示し、図９−４は、ダイヤルを数字１に設定した状態では、ロックプレート１９がカム溝１８から外れ、開く状態にはならない。また図９−５は、ダイヤルを数字９に設定した状態であって、図９−４と同様にロックプレート１９がカム溝１８から外れ、開く位置にならない。

図１０は掛け金タイプのキーボックスの分解斜視図を示し、扉１、フロントアウターカバー２、フロントインナーケース３、収納トレー４、掛け金ロックレバー５、掛け金ロックレバースプリング６、掛け金ホルダー７、リアインナーケース８、リアアウターカバー９と掛け金１０を分解して開示する。

図１１は壁掛け、ドア取付けタイプのキーボックスの分解斜視図を示し、掛け金１０を備えていないが、ラバー１１を備える点で、掛け金タイプのキーボックスと異なるけれども、部材１乃至９は共用している。

以上のように、キーボックスを分解された状態で説明したが、図１２はこれら部材が組み立てられたキーボックス外観を斜視図で示す。

１．．．．扉
２．．．．フロントアウターカバー
３．．．．フロントインナーケース
４．．．．収納トレー
５．．．．掛け金ロックレバー
６．．．．掛け金ロックレバースプリング
７．．．．掛け金ホルダー
８．．．．リアインナーケース
９．．．．リアアウターカバー
１０．．．．掛け金
１１．．．．ラバー
１２．．．．ラッチ
１３．．．．カード
１４．．．．フック
１５．．．．突起
１６．．．．爪
１７．．．．フック溝
１８．．．．カム溝
１９．．．．ロックプレート
２０．．．．アウターカバー軸受け部
２１．．．．扉軸部
２２．．．．孔
２３．．．．カム
２４．．．．ダイヤル

Claims

キーボックスにおいて、扉の軸に回転軸方向に平行な２平面を設け、アウターカバーが通常開閉では外れない角度で同一幅の溝を設けて、アウターカバーに軸受け部を設け、扉の下端部にフックを設け、フックとラッチによりインナーケースに直接に引っ掛けることとしたことを特徴としたキーボックス構造。
掛け金は、その両足にロックレバーに係合する溝を点対称的に設ける構造としたことを特徴とした請求項１に記載のキーボックス構造。
鍵収納トレーがキーボックス内に充填されていて、トレーが手前の扉側から奥にかけて傾斜し及び奥壁に突起が設けて、カード、キー、指輪等を入れた場合、自然に手前の扉側に倒れる構造としたことを特徴とした請求項１或いは２に記載のキーボックス構造。
フロントアウターカバーは扉を回転させる為の軸受け部により、扉が閉まっている時は取外しが出来ない形状とし、リアアウターカバーは掛け金挿入穴を設けて、掛け金を外さないと、取外しが出来ない形状としたことを特徴とした請求項１乃至３のいずれか一項に記載のキーボックス構造。