JP2011080189A - 持ち上げ可能な顎ガードを備える安全ヘルメット - Google Patents

持ち上げ可能な顎ガードを備える安全ヘルメット Download PDF

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Abstract

【課題】 顎ガードを持ち上げ位置に解除可能にロックすることができる、回動可能な顎ガードを有する安全ヘルメットを提供する
【解決手段】 この安全ヘルメットは、顎ガード(4)と一体のフォロワ(3)と、少なくとも1つの自由度を有して、シェル(5)に拘束されており、かつ顎ガード(4)の持ち上げ位置の少なくとも近傍において、フォロワ(3)に係合するようになっている抑止部材(1)と、抑止部材(1)の位置、および/または運動の手動調節手段(2)とを備えている。抑止部材(1)は、顎ガード(4)が持ち上げ位置、またはその近傍にあるときにフォロワ(3)をロックしているロッキング位置と、フォロワ(3)が抑止部材(1)から脱係合している脱係合位置との間で移動可能であり、手動調節手段(2)は、抑止部材(1)がフォロワ(3)をロッキング位置に安定して保持することを可能にするか、または阻止するようになっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、シェルに回動可能に取り付けられており、ユーザによって、シェルの前面開口部の下端まで引き下げられ、また必要に応じて、前面開口部の上方まで持ち上げられる顎ガードを備えるタイプの、オートバイでの使用に適した安全ヘルメットに関する。
オートバイの分野において、シェルと一体の顎ガードを備えている従来の一体型ヘルメット、および顎ガードを備えていない、いわゆる「ジェット」ヘルメットとともに用いられるようになっている安全ヘルメットは、通常、ユーザの顔の下部を保護するための位置に、すなわち、引き下げ位置に顎ガードを解除可能に固定するためのメカニズムを具備している。顎ガードは、衝撃が加えられた場合にも、ずっとその位置に確実に位置していなければならない。
簡単な一形態として、引き下げ位置に顎ガードを解除可能に固定するためのこのようなメカニズムは、例えば顎ガードに回動可能に取り付けられた弾性的なフックを備えていてもよい。この弾性的なフックに連結されており、かつ手動制御によって操作される連結棒または支柱を操作することによって、ユーザは、弾性的なフックを、ヘルメットのシェルに備えられたストライカとの係合位置、および/または脱係合位置に置くことができる。しかし、このようなメカニズムにおいては、顎ガードが持ち上げ位置にあるときに、通常、顎ガードは、安定よく固定されることはない。
すなわち、上述のような安全ヘルメットにおいて、いわゆる一体型ヘルメットと同様の機能を有するヘルメットを得るために、ユーザは、顎ガードがユーザの顔を保護する引き下げ位置において、効果的に機能するヘルメットを用いる必要がある。
しかしながら、実際には、「ジェット」タイプのヘルメットと同様の機能を有するヘルメットを得るために、顎ガードを持ち上げ位置に維持することが、有用または必要である場合がある。
このことに関して言及すると、顎ガードを引き下げ位置に固定する上述のメカニズムだけではなく、ユーザの制御によって、持ち上げ位置においても、顎ガードを解除可能にロックするための装置を有するタイプの、持ち上げ可能な顎ガードを有するヘルメットが、従来技術として公知である。
顎ガードを持ち上げ位置に解除可能にロックするための装置は、単純化された一形態において、顎ガードがその持ち上げ位置の近傍にあるときのみ、顎ガードと係合するように、シェル上に配置された弾性的な留め具を備えていてもよい。この弾性的な留め具は、ユーザが、顎ガードに、その弾性的な留め具を一時的に変形させるのに十分な力を加え、それによって、顎ガードの回転の再開を可能にしない限り、通常の状態においては、顎ガードが回転しないようになっている。
例えばラクロア(Lacroix)による特許文献1は、シェルに形成されており、かつ横方向に、部分的に突き出た弾性突起を内部に備えている円弧状の案内溝を有する、顎ガードを持ち上げ位置にロックするための装置を開示している。顎ガードは、案内溝内にスライド可能に結合している突起物、すなわちフォロワを備えている。このフォロワは、顎ガードの持ち上げ中または引き下げ中、シェルに形成されている円弧状の案内溝内を移動する。弾性突起は、顎ガードが、その最も高い持ち上げ位置の近傍にあるときに、顎ガードのフォロワにぶつかり、それによって、弾性的に変形しやすい留め具として働くように、円弧状の案内溝内に配置されている。
ユーザが、このような弾性突起を一時的に変形させることができる力を加えたときだけ、フォロワは、顎ガードと一体になって、弾性突起を通り越し、顎ガードの最も高い持ち上げ位置に対応するように、案内溝によって定められているリミットストップに到達することができる。対抗力がない状態で、フォロワがそのようなリミットストップ位置に到達すると、弾性突起は、顎ガードを、その最も高い持ち上げ位置に保持することができる。
同様に、ロカテリ(Locatelli)によって出願されている特許文献2は、顎ガードの内壁に一体化された弾性突起を有する、持ち上げ可能な顎ガードを備えた安全ヘルメットを開示している。この弾性突起は、顎ガードがその持ち上げ位置の近傍にあるときに、シェルに形成されている相補的な台座部に係合することができる。弾性突起の、相補的な台座部への係合または脱係合は、ユーザが、弾性突起に、弾性変形を生じさせるのに十分な力を及ぼしたときにのみ生じる。
顎ガードと一体化された剛体素子に対する、シェルに一体化された弾性変形可能な素子による抗力、またはその逆に、このようなタイプの装置においては、顎ガードに対して偶発的な力が及ぼされると、その力は、それほど大きくなくても、持ち上げ位置への顎ガードのロッキングを解除して、顎ガードを、望ましくない落下をさせるのに十分である。そのため、このような装置は、容易に組み立てられ、また得ることができるが、顎ガードを、その持ち上げ位置に保持するには、あまり有効ではないことは明らかである。
実際、当業者には明らかなように、弾性変形可能な素子の剛性が高すぎると、偶発的に加えられた力による、顎ガードの突然の落下の発生は防止されるが、顎ガードが持ち上げ位置にあり、かつ顎ガードを解除可能にロックする上述の装置によって保持されているときに、顎ガードの持ち上げ/引き下げステップにおいて、ユーザが弾性変形可能な素子によって及ぼされる力に打ち勝つことは困難である。また顎ガードの引き下げの場合には、ユーザによって及ぼされる力が十分に大きいと、弾性変形可能な素子の剛性が高いために、ヘルメット(顎ガードと一体化されている)の望ましくない下方への回転、または顎ガードの突然の望ましくない落下が生じることがあるので、弾性変形可能な素子の剛性を、十分に高くすることは不可能である。
シャーク(Shark)社によって出願されている特許文献3には、回動可能な顎ガードを有するヘルメットにおいて、顎ガードを、その持ち上げ位置に解除可能に、回転することなくロックするための、ユーザによって制御される別の装置が開示されている。
特許文献3に開示されているこの装置によれば、顎ガードは、回転可能で、かつスライド可能な拘束体(すなわちスライダ)を介して、シェルに結合されており、顎ガードの持ち上げ、および引き下げの操作中、顎ガードの運動および位置は、シェルに形成されている案内溝に係合している顎ガードと一体のフォロワによって定められる。
案内溝の形状は、顎ガードが、シェルの前面開口部に比して、シェル上の極めて後方の位置に到達することができるような形状である。案内溝は、さらに、フォロワのためのいくつかのリミットストップを備えており、ユーザが、顎ガードに複雑な回転/並進運動を行わせることなく、顎ガードを各リミットストップから移動させることを阻止している。
このような装置は、単純で、また顎ガードを持ち上げ位置にロックするためには有効であるが、ユーザが、不自然で、かつ実行することが困難な方向およびやり方で、顎ガードに力を及ぼすことを余儀なくさせる。さらに、顎ガードがあらかじめ持ち上げ位置にロックされていない限り(回転させられていない限り)、このような装置は、顎ガードを一時的な持ち上げ状態にすることはできない。
米国特許第6249918号公報 ヨーロッパ特許公開第0895726号公報 国際公開第WO06/045912号公報
本発明は、上述の従来技術の欠点を克服した、顎ガードを持ち上げ位置にロックするための装置を具備するタイプの、回動可能な顎ガードを有する安全ヘルメットを提供することを1つの目的としている。
また本発明は、ユーザが望むときだけ、顎ガードを持ち上げ位置に効果的にロックすることができるとともに、ユーザが容易に操作することができる、顎ガードを持ち上げ位置にロックするための装置を具備する、回動可能な顎ガードを有する安全ヘルメットを提供することを、さらなる目的としている。
本発明は、ユーザの判断において、安定なロッキングと、外力の影響を受けやすいロッキングとの両方を可能にする、すなわち、容易かつ実際的に製造・実装されるただ1つの弾性的な抑止部材または摩擦性の抑止部材が、顎ガードの運動に抗するか、または不安定な支持を与えるタイプの、顎ガードを持ち上げ位置にロックするための装置を備えた、回動可能な顎ガードを有する安全ヘルメットを提供することを、さらなる目的としている。
これらの目的およびそれ以外の目的は、本発明の独立請求項、およびそれに続く従属請求項に記載の回動可能な顎ガードを有する安全ヘルメットによって達成される。
本発明による安全ヘルメットは、シェルに、シェルの前面開口部の下端部に位置する引き下げ位置と、前面開口部の上方に位置する少なくとも1つの持ち上げ位置との間で回動可能に取り付けられている顎ガードと、顎ガードを、この少なくとも1つの持ち上げ位置に解除可能にロックするための少なくとも1つのロッキング装置とを備えている。このロッキング装置は、顎ガードと一体に回動可能な少なくとも1つのフォロワと、少なくとも1つの自由度を有して、シェルに拘束されており(好ましくはヒンジされており)、かつ顎ガードの持ち上げ位置の少なくとも近傍において、この少なくとも1つのフォロワに係合するように作られている、対応する少なくとも1つの抑止部材とを備えているか、または、少なくとも1つの自由度を有し、かつシェルに拘束されている少なくとも1つのフォロワと、顎ガードと一体に回動可能であり、かつ顎ガードの持ち上げ位置の少なくとも近傍において、この少なくとも1つのフォロワに係合するように作られている、対応する少なくとも1つの抑止部材とを備えている。
このロッキング装置は、さらに、抑止部材の位置、および/または運動の手動調節手段を備えている。本発明によれば、抑止部材は、顎ガードが持ち上げ位置、またはその近傍にあるときに、固定部分と協働して、フォロワをロックしている少なくとも1つのロッキング位置と、フォロワが抑止部材から脱係合している少なくとも1つの脱係合位置との間で移動可能であると有利である。さらに、抑止部材の位置、および/または運動の手動調節手段は、抑止部材が、固定部分と協働して、フォロワを、ロッキング位置に安定して保持することを可能にするか、または阻止する。
弾性領域を有しない固定部分と協働して、顎ガードを、その持ち上げ位置に解除可能に拘束するように作られた成形体(いわゆる抑止部材)を用いることによって、望ましくない力が顎ガードに及ぼされている場合にも、顎ガードを、その持ち上げ位置に、安定して保持することが可能になる。安定したロッキング位置を、得るように、抑止部材を作動させるための手段を用いることによって、さらに、ユーザは、顎ガードをその持ち上げ位置にロックするためのロッキング装置を、簡単かつ自由に操作することができるようになる。
本発明の好適な一態様によれば、抑止部材は、顎ガードが持ち上げ位置、またはその近傍にあるときに、フォロワが不安定に係合する支持位置に移動可能である。抑止部材の位置、および/または運動の手動調節手段は、抑止部材を、フォロワが不安定に係合している支持位置に一時的にとどまらせることができる。
フォロワを一時的に保持するために、例えば抑止部材の一部分に弾性を与えることによって、または抑止部材を弾性体にすることによって、または高摩擦性にすることによって、またはフォロワのための不安定な支持面を設けることによって、抑止部材とフォロワとの間に不安定な支持が行われる、抑止部材のそのような位置、すなわち、顎ガードに過度の力が及ぼされた場合には損なわれてしまう位置が、さらに存在することによって、ユーザは、顎ガードを持ち上げ位置に安定してロックさせるのか、それとも一時的にロックさせるだけなのかのいずれかを選択することができる。
本発明のさらなる一態様によれば、抑止部材は、さらに、フォロワを安定して支持するための少なくとも1つの第1の表面部分を有しており、この第1の表面部分は、抑止部材が、抑止部材の位置、および/または運動の手動調節手段によってロッキング位置に保持されているときに、固定部分と協働して、フォロワと係合する。抑止部材は、さらに、フォロワを外力の影響を受けやすく支持するための少なくとも1つの第2の表面部分を有しており、この第2の表面部分は、抑止部材の位置、および/または運動の手動調節手段が、抑止部材を、フォロワが不安定に係合する支持位置に位置させたときに、不安定かつ外力の影響を受けやすく、フォロワと係合する。
上述の実施形態において、抑止部材の位置、および/または運動の手動調節手段が、抑止部材を、フォロワからの脱係合位置に移動させるときに、その手動調節手段に属しており、かつ例えば抑止部材とヘルメットのシェルとの間に配置されている適切な復帰ばねによって、抑止部材には、弾性的な影響が及ぼされる。
以下により詳細に説明する実施形態によれば、顎ガードの持ち上げ位置において、抑止部材を、外力の影響を受けやすい支持位置と、解除可能なロッキング位置とのどちらにも、ユーザによる手動操作によって、容易に位置させることができ、かつ顎ガードを持ち上げ位置にロックするための装置を、容易かつ効果的に得ることができる。
本発明の好適な一態様による、回転する顎ガードを有する安全ヘルメットの側面図である。 図1のヘルメットに使用可能な、顎ガードを持ち上げ位置に解除可能にロックするための、本発明の一態様による装置の分解側方斜視図である。 顎ガードが持ち上げ位置に安定してロックされているときの、図2の装置の略側面図である。 顎ガードが持ち上げ位置に外力の影響を受けやすく支持されているときの、図2の装置の略側面図である。 図2の装置における抑止部材の側面図である。 図5aの抑止部材の運動、および/または位置の手動調節手段の側面図である。 顎ガードが持ち上げ位置において安定してロックされているときの、図3の装置の拡大側面図である。 顎ガードが持ち上げ位置において不安定に係合しているときの、図3の装置の拡大側面図である。
例示のためのものであって、限定することを目的にしていない、本発明の好適な実施形態を、添付図面を参照して、以下に説明する。
図1に示すように、図示されている、本発明の一態様による安全ヘルメットは、ユーザが被ることができるように、下方にも開いている前面開口部を備えたシェル5、およびシェル5の前面開口部の両側端の近傍で、回転中心C2において、シェル5の2つの側部にヒンジされた顎ガード4を有するタイプのものであり、オートバイでの使用に特に適している。
当技術分野において公知のように、ユーザに最適な外部視界を与えるとともに、空気流、および/または空気中を流れているかもしれない微分子から、ユーザの顔を保護する働きをする、ユーザのための少なくとも1つの適切なバイザー10が、顎ガード4にヒンジ止めされる(図1の回転中心C3において)場合もある。
従来技術によれば、顎ガード4およびシェル5は、顎ガード4がシェル5の前面開口部の下端に位置する引き下げ位置(ユーザの顔の保護が得られる)と、顎ガード4が前面開口部に重ならない、少なくとも1つの持ち上げ位置との間で、手動で顎ガード4を回転させることができるようになっている。
顎ガード4とシェル5とは、公知のように、顎ガード4がその引き下げ位置にあるときに、シェル5の下端近傍の部分と顎ガード4とが接し、かつ顎ガード4がユーザの前方視野を妨害したり、制限したりしない、少なくとも1つの持ち上げ位置を取りうるように、両者が連結することができるような幾何的形状を有している。
公知のように、顎ガード4が、ユーザの顔を保護するために引き下げ位置にあるときに、顎ガード4が偶発的に動くことを防止するために、顎ガード4は、引き下げ位置において、自身をシェル5に解除可能に固定するためのメカニズム(図示せず)を備えている。
本明細書に示す安全ヘルメットは、さらに、持ち上げ位置において、顎ガード4を解除可能にロックするための2つの部材を備えている、すなわち、各図に示すように、安全ヘルメットのシェル5に対して1つの自由度しか有しないように制約されている抑止部材1と、顎ガード4と一体に回動可能な、対応するフォロワ3とを備えている(例えば図2を参照)。さらにこの安全ヘルメットは、抑止部材1を、固定部分との協働によって、抑止部材1へのフォロワ3(したがって顎ガード4)を安定良くロックする少なくとも1つのロッキング位置と、フォロワ3が顎ガード4と一体になって自由に回転することができる、フォロワ3と係合していない少なくとも1つの脱係合位置とに位置させることができる、抑止部材1に対する位置、および/または運動の手動調節手段2を備えている。
本発明の実施形態においては、抑止部材1は、例えば図5a、図6および図7に示すように、適切な台座部6のくぼみ内で、回転中心C1が位置する端部においてシェル5にヒンジされている、縦長のカム形状のボディ1.2から成っており、一方、フォロワ3は、少なくとも、顎ガード4が持ち上げ位置の近傍に位置しているときに、抑止部材1のボディ1.2の側面の少なくとも一部分、具体的には、抑止部材1の、回転中心C1の反対側の上部表面部分に係合するのに適した位置において、顎ガード4の側端部分から内側に突き出た円柱体から成っている。
本明細書における、本発明の実施形態においては、抑止部材1とフォロワ3との回転中心C1とC2とは互いに異なるから、抑止部材1とフォロワ3とは、相異なる円軌道を描くことに留意されたい。しかし、それらの円軌道は、多点で交差し、および/または1つの点で接するように設計されている。
抑止部材1に1つの自由度を与えることによって、抑止部材1がフォロワ3の円軌道と交差するか、および接することが可能になる、いかなる他の手段や構成も、本発明の範囲に含まれる。
台座部6は、顎ガード4の引き下げ位置から持ち上げ位置までの全回転範囲にわたって、顎ガード4と一体になったフォロワ3を受容するように形成されており、かつ、フォロワ3に対して少なくとも1つの上方ストローク面、すなわちフォロワ3、したがって顎ガード4に対して、上方リミットストップとして働く上方リミットストップ面6aを提供するように形成されている。
台座部6には、抑止部材1のボディ1.2から内側に突き出た小さなピン8をスライド可能に受けるための円弧状ガイド7が形成されている。円弧状ガイド7は、抑止部材1の回転に対する上方リミットストップ、および下方リミットストップを定めている。したがって、抑止部材1の運動は、必ずしも、台座部6の壁のみによって制限されるわけではない。
上述のように、顎ガードの回転中心C2のまわりに、フォロワ3によって描かれる円軌道は、抑止部材1がとっている位置に応じて、抑止部材1のボディ1.2の側面の表面部分AまたはBと交差するか、または接する。表面部分AおよびBは、持ち上げ位置にある顎ガード4の、シェル5への投影上に、またはその近傍に位置している。
より詳細には、フォロワ3は、顎ガード4と一体の回転運動において、台座部6の上部の側壁6b(基本的にガイドとして働く)、および抑止部材1のボディ1.2の外側側壁によってガイドされる。
すなわち、本発明の実施形態においては、フォロワ3によって描かれる円軌道は、フォロワ3の運動の大部分において、抑止部材1のボディ1.2に接し、かつボディ1.2の上部が特殊な形状を有しているために、フォロワ3が、上方リミットストップ面6aの位置、またはその近傍の位置に達しており(すなわち、顎ガード4が持ち上げ位置に、またはその近傍に達しており)、かつ抑止部材1が台座部6内の定められた位置に達しているときに、より適切に表現すると、位置しているときに、ボディ1.2の上述の表面部分AまたはBと係合する場合に、フォロワ3の軌道は、それらの表面部分AまたはBと交差する。
図示のように、顎ガード4が持ち上げ位置の近傍、または持ち上げ位置にあるときのフォロワ3の運動中に、抑止部材1が、タイミングよく、フォロワ3の運動を止めるための適切な位置、すなわち、フォロワ3が、抑止部材1の表面部分Aと、台座部6の上方リミットストップ面6aとの間に拘束される位置に位置するか、または抑止部材1の表面部分Bと、台座部6の上方リミットストップ面6aとの間に拘束される位置に位置する(それぞれ図6および図7を参照)場合に限り、フォロワ3は、表面部分AまたはBに係合することができる。
本発明の一態様による、図示されている安全ヘルメットは、さらに、設計ステップにおいてあらかじめ定められた角度範囲内でしか、またはあらかじめ定められた回転方向内でしか回転することができないようにするために、抑止部材1を、定められた位置に固定するか、または抑止部材1の運動を制限するのに特に適している、抑止部材1の位置、および/または運動の手動調節手段2を備えている。
図示の例においては、この手動調節手段2は、作動レバーの形態の制御部材2.2、および復帰ばね2.4と協働して、抑止部材1を制御するのに適するストライカ2.1を備える、回転中心C2でヒンジされている回転可能なディスク2.5から成っている。具体的には、ディスク2.5から内側に突き出ているストライカ2.1は、抑止部材1を回転させることができ、および/または、取っている位置に応じて、抑止部材1の、一方または他方の方向への自由回転を防止することができるように、抑止部材1のボディ1.2に形成された、適切な形状のガイド1.1に係合している。
扇形の台座部9のくぼみ内に配置された、作動レバーの形態の制御部材2.2をユーザが操作することによって、ディスク2.5と一体のストライカ2.1の、回転中心C2のまわりの回転が引き起こされ、それによって、ストライカ2.1がガイド1.1の対応する内壁に係合するために、抑止部材1の回転が引き起こされることは明らかである。
シェル5と抑止部材1のボディ1.2との間に配置されている復帰ばね2.4(可撓性の線ばねであることが好ましい)は、さらに、抑止部材1を、設計段階において定められた初期位置に復帰させるように、したがって、抑止部材1のボディ1.2の、実行されている回転方向の回転に抗するように形成されている。
本発明の実施形態においては、このような復帰ばね2.4は、抑止部材1の上部(すなわち、上述の表面部分AおよびBを有する領域部分)が、ヘルメットの前面開口部に向かって、すなわち後述するように、フォロワ3、したがって顎ガード4の安定したロッキングが生じる、抑止部材1の位置に向かって、回転中心C1のまわりに再回転するような(添付図面においては時計回りに)力を、回転中心C1においてヒンジされている抑止部材1に作用する。
本発明の実施形態においては、ディスク2.5の回転中心C2は、顎ガード4の回転中心と一致し、かつ抑止部材1の回転中心C1から距離を置いて配置されている。しかしながら、ディスク2.5の回転中心が、抑止部材1の回転中心と一致しているか、または、さらに、ディスク2.5および抑止部材1の回転中心が、顎ガード4の回転中心とも一致している、任意の他の実施形態も可能である。さらに、手動調節手段2が回転可能なタイプではなく、例えば抑止部材1の運動を制限し、および/または抑止部材1を適切な位置に配置することができる適切なカーソルから成っている実施形態も可能である。
図示の手動調節手段2は、さらに、シェル5から一体的に突き出ているペグ5.1が滑り嵌合している溝スロット2.3を有している(図2を参照)。溝スロット2.3は、ペグ5.1に、弾性変形可能な領域によって隔てられた2つの安定した終端位置を与えるように形成されている。この弾性変形可能な領域は、ペグ5.1を、溝スロット2.3の2つの安定した終端位置のいずれか一方に位置させるように形成されている。
溝スロット2.3、およびシェル5のペグ5.1は、扇形の形状を有する台座部9の幾何形状によって定められる2つのリミットストップ位置のいずれか一方だけに、制御部材2.2を安定に到達させておき、制御部材2.2、したがってストライカ2.1が、それぞれに対する2つのリミットストップ位置の間の中間位置に位置することを防止する。
本発明によれば、特に図3および図6に示すように、持ち上げ位置における顎ガード4の、シェル5への解除可能なロッキングは、抑止部材1のボディ1.2の上部の上述の少なくとも1つの表面部分Aと、フォロワ3が備えている相補的な接触面との間の、固定部分と協働しての係合結合によって確実にされる。より詳細に後述するように、このような解除可能なロッキングは、ユーザが、抑止部材1の位置、および/または運動の手動調節手段2を用いて、抑止部材1を、フォロワ3の軌道が表面部分Aと交差するような位置に配置したときに生じる。このとき、表面部分Aは、フォロワ3を強く抑止し、また、手動調節手段2は、固定部分と協働して、抑止部材1がフォロワ3に対するそのような安定なロッキング位置から動くことを防止するようになっている。
持ち上げ位置において、フォロワ3と抑止部材1とのそれぞれが、顎ガードと適切な相互配置にあるとき、そのようなロッキング位置においては、抑止部材1の位置、および/または運動の手動調節手段2によって、フォロワ3が、抑止部材1に安定よく保持される。より適切に表現すると、手動調節手段2によって、フォロワ3の軌道が抑止部材1の表面部分Aから自由になるような方向へ、抑止部材1が回転(図3および図6においては時計回りの方向の)するのが防止されるから、このような位置関係の場合には、表面部分Aの形状、およびフォロワ3に相対的な表面部分Aの幾何配置(すなわち、表面部分Aがフォロワ3の軌道と交差していること)によって、抑止部材1は、固定部分と協働して、フォロワ3をロックすることができる。
より詳細に述べると、この安定ロッキング位置においては、手動調節手段2によって、抑止部材1は、その表面部分Aがフォロワ3の軌道と交差する位置に配置されている。すなわち、フォロワ3は、そのリミットストップ位置に到達すると、ガイドとして働く側壁6bの上方リミットストップ面6aと、抑止部材1の表面部分Aとの間に配置され(一定のクリアランスを有して)、一方、手動調節手段2は、抑止部材1が、フォロワ3と脱係合するように回転する(図3および図6においては時計回りの方向に)ことを防止する。
本発明の実施形態においては、特に図3および図6に示すように、抑止部材1が、顎ガード4の安定ロッキング位置にあるとき、固定部分との協働によって、フォロワ3が表面部分Aに係合しているために、抑止部材1の表面部分Aは、傾くとすれば、顎ガード4を閉じさせる方向(図3においては反時計回りの方向)のフォロワ3のいかなる動きによっても、抑止部材1が反時計回りに回転させられるように傾く。しかしながら、このような抑止部材1の反時計回りの回転は、手動調整手段2のストライカ2.1が抑止部材1のガイド1.1の内部にあるために、また小さなピン8が、円弧状ガイド7のリミットストップに到達しているために、さらに、仮に抑止部材1が反時計回りに回転すると仮定すると、抑止部材1が台座部6の側壁6bに接するために防止される。
前述のように、本発明の好適な一態様によれば、抑止部材1のボディ1.2の上部、すなわち、回転中心C1と反対側の抑止部材1の部分は、さらに、手動調整手段2の作用によって、フォロワ3を安定良く支持することはないように、フォロワ3の軌道と交差しうるように形成され、かつ配置されている第2の表面部分Bを有している。このような不安定な係合位置において、手動調整手段2は、復帰ばね2.4の作用を介して、抑止部材1を一時的に係合状態に保つ。
より具体的には、図4および図7から理解されるように、フォロワ3のこのような不安定係合位置においては、抑止部材1および手動調節手段2の特定の配置のために、フォロワ3は、一定のクリアランスを有し、台座部6の上方リミットストップ面6aと、抑止部材1のボディ1.2の表面部分Bによって与えられる支持部との間に位置し、抑止部材1は、このような不安定係合位置に保たれる。表面部分Bは、抑止部材1の回転(図4および図7においては時計回りの方向の)に抗する復帰ばね2.4の作用だけを受けて、フォロワ3の軌道の下降部分と辛うじて交差する。この抑止部材1の回転が生じると、フォロワ3の軌道は拘束されなくなり、その結果、フォロワ3の脱係合が起こる。
本発明の実施形態においては、表面部分Bの上述の形状、台座部6およびフォロワ3に相対的な表面部分Bの上述の配置、および手動調節手段2が、表面部分Bを、フォロワ3を受け入れる位置に弾性的にしか保たない(復帰ばね2.4を介して)ため、フォロワ3は、表面部分B上に、外力の影響を受けやすく支持されるだけである。
より詳細には、手動調節手段2が、抑止部材1を、その不安定係合位置に位置させたとき(図4および図7に示されている)、フォロワ3が、上方リミットストップ面6aと表面部分Bとの間に位置すると、フォロワ3の軌道と交差して、フォロワ3を、外力の影響を受けやすく支持する表面部分Bは、顎ガード4を閉じさせる方向(図4および図7においては反時計回りの方向)のフォロワ3の回転運動が生じると、フォロワ3と表面部分Bとが接しているために、抑止部材1の反対方向(時計回りの方向)の回転がもたらされるような傾きに達する。しかしながら、このような回転は、実際には、シェル5と抑止部材1との間に挿入されている復帰ばね2.4によって、相当に妨げられる。
顎ガード4を閉じさせる方向(図4および図7においては反時計回りの方向)にフォロワ3を回転させる力が、復帰ばね2.4による逆向きの力を上回った場合には、手動調節手段2は、抑止部材1が回転する(図4および図7においては時計回りの)ことを可能にする。それによって、フォロワ3は、表面部分Bから離脱して、ガイドとして働く側壁6bに沿って動き続け、最終的に、抑止部材1のボディ1.2の側部に静止する。
さらに、本発明の実施形態において、顎ガード4の持ち上げ中のフォロワ3の運動を考えると、表面部分Bは表面部分Aの直前に存在し、フォロワ3の回転運動において、前述のように、表面部分Bに先立って、抑止部材1の側部がフォロワ3のガイドとして働き、抑止部材1は、復帰ばね2.4の作用によって、フォロワ3に押し付けられることに注意されたい。
当業者にとっては明らかなように、フォロワ3の、外力の影響を受けやすい支持を行うことができる任意の他の手段も、本発明の範囲に含まれる。そのような手段として、例えば表面部分Bから突き出た弾性的なレリーフを設けること、または、抑止部材1とフォロワ3との一定の相互空間配置において、抑止部材1によるフォロワ3の不安定な(外力の影響を受けやすい)支持が生じるような、フォロワ3の表面と相補的な幾何形状を有する表面部分Bを設けるなどの弾性的な手段が好ましいが、これらに限られるものではない。
本発明の実施形態においては、抑止部材1は、シェル5にヒンジされており、フォロワ3は顎ガード4と一体であるが、より困難であるとしても、抑止部材1が、少なくとも1つの自由度を有して顎ガード4に拘束されており、かつフォロワ3が、安全ヘルメットのシェル5と一体である、顎ガード4を持ち上げ位置に解除可能にロックするための装置を実現することが得ることは明らかであることに留意されたい。
さらに、シェル5の両側部で釣り合いが取れるように、シェル5の一方の側部には、顎ガード4を持ち上げ位置に、解除可能にロックするロッキング装置を配置し、シェル5の他方の側部には、別のロッキング装置、もしくは同様のロッキング装置、または持ち上げ位置への顎ガード4の維持を助ける補助装置を配置していてもよい。
本発明の好適な一実施形態にしたがって、特に図2〜図4、図6、図7を参照しながら、以下に、顎ガードを持ち上げ位置に解除可能にロックするロッキング装置の動作を、より詳細について説明する。
最初に、手動調節手段2の制御部材2.2が、ユーザによって、対応する台座部9のくぼみ内で、持ち上げ位置への顎ガード4の安定なロッキングが得られるリミットストップ位置に配置されている状態(図3および図6)を考えると、抑止部材1は、その上部の表面部分A(回転中心C1の反対側の)が、顎ガード4と一体のフォロワ3の軌道と交差し、かつフォロワ3のための台座部6の上方リミットストップ面6aに実質的に向き合う位置をとるように配置されている。
このような配置においては、手動調節手段2のストライカ2.1は、対応するリミットストップ位置で、シェル5の円弧状ガイド7の内部に係合している小さなピン8と協働し、ヘルメットの前面開口部に向かっての、抑止部材1のいかなるさらなる回転(図3および図6においては反時計回りの)も防止するが、抑止部材1の反対方向の回転(図3および図6においては時計回りの)を妨害しない位置で、抑止部材1のボディ1.2のガイド1.1と係合している。
ユーザの顔を保護するために、顎ガード4が、完全に引き下げられた位置にある場合には、フォロワ3は、台座部6のくぼみ内で、台座部6の側壁6b、および抑止部材1の回転中心C1に隣接して位置する、抑止部材1のボディ1.2の側面に接するように配置されている。
抑止部材1が、手動調節手段2によって、図3および図6に示されている安定ロッキング位置に配置されており、かつフォロワ3が、回転中心C1の近傍において、台座部6のくぼみ内に配置されている場合には、顎ガード4を持ち上げるための、顎ガード4の回転によって、台座部6の側壁6bによって構成されるガイド内の、フォロワ3の対応する回転と、それに伴って必然的に引き起こされる、回転中心C1のまわりの、ヘルメットの前面開口部から遠ざかる方向(すなわち、図3および図6においては時計回りの方向)の、抑止部材1の若干の回転運動とが生じる。この抑止部材1の回転運動は、フォロワ3が、復帰ばね2.4(図3および図6には図示せず)の作用によって妨げられながら、台座部6のくぼみ内を通過することを可能にするために必要である。
顎ガード4が持ち上げ位置に到達すると、フォロワ3は、図3および図6に示されている位置、すなわち、上方リミットストップ面6aと、抑止部材1の上部の表面部分Aとの間に挟まれた位置に到達する。フォロワ3が表面部分Bを通過して、実質的に上方リミットストップ面6aに位置しているとき、抑止部材1は、復帰ばね2.4の作用によって、この位置に押し込められている。
この配置においては、前述のように、表面部分Aは、フォロワ3の軌道と交差しており、固定部分と協働して、顎ガード4を引き下げる方向の、フォロワ3のいかなる回転も防止する。
事実、表面部分Aの幾何形状、およびフォロワ3の軌道に相対的な表面部分Aの配置は、顎ガード4を引き下げる方向(図3において反時計回りの方向)の、顎ガード4に働くいかなる力も、表面部分A上にフォロワ3を静止させるように働くように構成されている。したがって、そのような方向のいかなるスラストも、同じ方向(すなわち、反時計回りの方向)を向く、抑止部材1への回転スラストに変換される。
しかし、抑止部材1に作用するこのような回転スラスト(反時計回りの)があったとしても、ピン8がリミットストップにおいて、円弧状ガイド7に係合していること、およびストライカ2.1がガイド1.1に係合していること、また万一の場合には、抑止部材1の側面が、台座部6の側壁6bに当接することによって、このような回転スラストの効果を安定して防除することができる。
このような安定ロッキング位置においては、顎ガード4と一体のフォロワ3は、上方リミットストップ面6aおよび抑止部材1の表面部分Aとの間に一定のクリアランスを有しているにもかかわらず、固定部分との協働によって表面部分Aを超えることはないから、顎ガード4は、その引き下げ位置に戻ることはできない。
顎ガード4を、このような安定ロッキング位置から解除するためには、必然的に、顎ガード4の持ち上げ位置において、フォロワ3が表面部分Aによってもはや保持されなくなるが、外力の影響を受けやすい支持を与える表面部分Bによって保持される、すなわち、フォロワ3が上方リミットストップ面6aと表面部分Bとの間に位置するような位置に抑止部材1を配置するように、抑止部材1に力を及ぼす(ストライカ2.1とガイド1.1との間の相互作用によって)べく、ユーザは、制御部材2.2を作用させなければならない。
したがって、ユーザが、制御部材2.2を、対応する台座部9のくぼみ内で、第2のリミットストップ位置(図4および図7に示されている)に移動させるように、制御部材2.2を作用させることによって、ストライカ2.1が回転中心C2のまわりに回転する。そうすると、ストライカ2.1は、復帰ばね2.4によって及ぼされる力に打ち勝って、抑止部材1を、回転中心C1のまわりに、ヘルメットの前面開口部から離れる方向に、すなわち、図4および図7において時計回り方向に回転させる。
シェル5と一体のペグ5.1が、ディスク2.5の弾性的な溝スロット2.3の内部に係合しているから、制御部材2.2すなわち作動レバーは、対応する台座部9のくぼみ内で、そのリミットストップ位置に留まることができることに留意されたい。
さらに、このような配置においては、フォロワ3と上方リミットストップ面6aと抑止部材1の表面部分Bとの間にクリアランスが存在するために、抑止部材1は、復帰ばね2.4によって及ぼされる力に打ち勝てば、もはやリミットストップ位置に拘束されることはなく、それどころか、さらに回転することができる(図4および図7においては、時計回り方向に)。
前述のように、解除可能なロッキングを行う、本発明によるロッキング装置を構成している部品のこのような配置における、抑止部材1の表面部分Bの、フォロワ3と相対的な傾き、および空間配置は、フォロワ3に作用し、かつ顎ガード4を引き下げる方向(図4および図7においては反時計回りの方向)を向くいかなるスラストも、フォロワ3が表面部分B上に外力の影響を受けやすく支持されているために、抑止部材1に働く反対方向(図4および図7においては時計回りの方向)のスラストを発生させるような傾きおよび空間配置である。
そのような時計回りの方向のスラストは、手動調節手段2によって定められている配置のゆえに、実質的に、復帰ばね2.4によって抗されるだけであり、したがって、そのスラストの大きさは、フォロワ3が、表面部分Bから脱係合して、抑止部材1の回転中心C1の近傍に位置するまで、ガイドとなる側壁6bに沿って移動し、それによって、顎ガード4を引き下げることができるほどに、復帰ばね2.4によって及ぼされる復帰力を上回ることは十分にあり得る。
フォロワ3が、回転中心C1の近傍の位置に到達しており、かつ手動調節手段2が、図4および図7に示されている不安定係合位置にとどまっている場合には、その後に、顎ガード4が持ち上げられると、最初に、復帰ばね2.4によって及ぼされる力に抗しながらの、ヘルメットの前面開口部から遠ざかる抑止部材1のわずかの回転(図4および図7において反時計回りの方向の)を必然的に伴いながら、フォロワ3は、台座部6のくぼみ内を上方(図において)に移動し、次いで、フォロワ3は、台座部6の上方リミットストップ面6aと、抑止部材1の表面部分Bとの間に位置するリミットストップ位置にもたらされる。
この場合には、前述のように、復帰ばね2.4は、フォロワ3および顎ガード4の回転(図4において反時計回りの方向の)に抗するだけであるから、表面部分Bに支持されているフォロワ3は、外力の影響を受けやすい。
持ち上げ位置において、フォロワ3、したがって顎ガード4が到達しているこの不安定係合位置から、ユーザが、顎ガード4を安定してロックしようとする場合には、制御部材2.2を、反対側のリミットストップ位置に向かって回転させることによって、ストライカ2.1が、抑止部材1のボディ1.2の反時計回り(図4および図7において)の回転を可能にするガイド1.1内の位置、すなわち、フォロワ3を安定してロックするのに適した位置に達するまで、ガイド1.1内で回転する(図4および図7において下方に)。
この時点において、回転中心C1のまわりに回転するように、抑止部材1に反時計回りの力を加えようとする復帰ばね2.4、およびフォロワ3と抑止部材1の上部との間に存在するクリアランスの作用により、本発明によるロッキング装置を構成している部品は、フォロワ3の移動、したがって顎ガード4の引き下げが不可能な、図3および図6に示されている安定ロッキング位置に戻る。
上述から明らかなように、抑止部材1の運動、および/または位置の手動調節手段2を操作することによって、顎ガード4を、顎ガード4の持ち上げ運動の最後に、フォロワ3を抑止部材1の表面部分Aに係合させ、固定部分と協働して、顎ガード4の引き下げを阻止する安定ロッキング位置に配置するか、またはそうではなくて、顎ガード4の持ち上げの直後に、フォロワ3を表面部分Bに係合させて、顎ガード4の引き下げに弾性的に抗するだけの不安定係合位置に配置することができる。
1 抑止部材
1.1 ガイド
1.2 ボディ
2 手動調節手段
2.1 ストライカ
2.2 制御部材
2.3 溝スロット
2.4 復帰ばね
2.5 ディスク
3 フォロワ
4 顎ガード
5 シェル
5.1 ペグ
6 台座部
6a 上方リミットストップ面
6b 側壁
7 円弧状ガイド
8 ピン
9 台座部
10 バイザー
A、B 表面部分
C1、C2、C3 回転中心

Claims (11)

  1. シェル(5)に、このシェル(5)の前面開口部の下端部に位置する引き下げ位置と、該前面開口部の上方に位置する少なくとも1つの持ち上げ位置との間で回動可能に取り付けられている顎ガード(4)と、この顎ガード(4)を、前記少なくとも1つの持ち上げ位置に解除可能にロックするための少なくとも1つのロッキング装置とを備えているタイプの安全ヘルメットであって、前記少なくとも1つのロッキング装置は、前記顎ガードと一体に回動可能な少なくとも1つのフォロワ(3)と、少なくとも1つの自由度を有して、前記シェル(5)に拘束されており、かつ前記顎ガード(4)の持ち上げ位置の少なくとも近傍において、前記少なくとも1つのフォロワ(3)に係合するように作られている、対応する少なくとも1つの抑止部材(1)とを備えているか、または、少なくとも1つの自由度を有して、前記シェル(5)に拘束されている少なくとも1つのフォロワ(3)と、前記顎ガードと一体に回動可能であり、かつ前記顎ガード(4)の持ち上げ位置の少なくとも近傍において、前記少なくとも1つのフォロワ(3)に係合するように作られている、対応する少なくとも1つの抑止部材(1)とを備えており、前記少なくとも1つのロッキング装置は、さらに、前記少なくとも1つの抑止部材(1)の位置・運動の手動調節手段(2)を備えている安全ヘルメットにおいて、前記少なくとも1つの抑止部材(1)は、前記顎ガード(4)が前記持ち上げ位置、またはその近傍にあるときに、固着している部材とは対照的に、前記少なくとも1つのフォロワ(3)をロックしている少なくとも1つのロッキング位置と、前記少なくとも1つのフォロワ(3)が抑止部材(1)から脱係合している少なくとも1つの脱係合位置との間を移動可能であり、前記少なくとも1つの抑止部材(1)の位置・運動の手動調節手段(2)は、前記抑止部材(1)が、固定部分と協働して、前記少なくとも1つのフォロワ(3)を、前記少なくとも1つのロッキング位置に安定して保持することを可能にするか、または阻止するようになっていることを特徴とする安全ヘルメット。
  2. 前記少なくとも1つの抑止部材(1)は、前記顎ガード(4)が前記持ち上げ位置、またはその近傍にあるときに、前記少なくとも1つのフォロワ(3)が不安定に係合する少なくとも1つの支持位置に移動可能であり、前記少なくとも1つの抑止部材(1)の位置・運動の手動調節手段(2)は、前記少なくとも1つの抑止部材(1)を、前記少なくとも1つのフォロワ(3)が不安定に係合している前記少なくとも1つの支持位置に一時的にとどまらせることができるようになっていることを特徴とする、請求項1に記載の安全ヘルメット。
  3. 前記少なくとも1つの抑止部材(1)は、前記少なくとも1つのフォロワ(3)を安定して支持するための少なくとも1つの第1の部分(A)を有しており、この少なくとも1つの第1の部分(A)は、前記少なくとも1つの抑止部材(1)が前記ロッキング位置に保持されているときに、固着している部材とは対照的に、前記少なくとも1つのフォロワ(3)と係合することを特徴とする、請求項1または2に記載の安全ヘルメット。
  4. 前記少なくとも1つの抑止部材(1)は、前記少なくとも1つのフォロワ(3)を、外力の影響を受けやすく支持するための少なくとも1つの第2の部分(B)を有しており、かつ前記少なくとも1つの抑止部材(1)は、前記顎ガード(4)が前記持ち上げ位置、またはその近傍にあるときに、前記少なくとも1つのフォロワ(3)は、前記少なくとも1つの第2の部分(B)上に不安定に係合する前記少なくとも1つの支持位置に移動可能であり、かつ前記少なくとも1つの抑止部材(1)の位置・運動の手動調節手段(2)は、前記少なくとも1つの抑止部材(1)を、前記少なくとも1つのフォロワ(3)が不安定に係合している前記支持位置に一時的にとどまらせることができるようになっていることを特徴とする、請求項1、2または3に記載の安全ヘルメット。
  5. 前記少なくとも1つの抑止部材(1)の位置・運動の手動調節手段(2)は、前記少なくとも1つの抑止部材(1)が、固着している部材とは対照的に、前記少なくとも1つのフォロワ(3)と不安定に係合している前記少なくとも1つの支持位置と、前記少なくとも1つのフォロワ(3)をロックしている前記少なくとも1つのロッキング位置との間で運動することを可能にし、かつこの手動調節手段(2)は、前記少なくとも1つの抑止部材(1)が、固着している部材とは対照的に、前記支持位置から前記ロッキング位置へ、および前記ロッキング位置から前記支持位置へ自由運動するのを防止するようになっていることを特徴とする、請求項2に記載の安全ヘルメット。
  6. 前記少なくとも1つのフォロワ(3)は、この少なくとも1つのフォロワ(3)に対する少なくとも1つの上方リミットストップ面(6a)を備えるガイド(6b)内を、前記シェル(5)と相対的にスライドすることを特徴とする、請求項2〜4のいずれか1つに記載の安全ヘルメット。
  7. 前記少なくとも1つのフォロワ(3)は、前記ガイド(6b)の少なくとも1つの上方リミットストップ面(6a)に接しているとき、前記少なくとも1つのフォロワ(3)と前記少なくとも1つの抑止部材(1)との間に、いくらかのクリアランスが存在していることを特徴とする、請求項6に記載の安全ヘルメット。
  8. 前記少なくとも1つの抑止部材(1)の位置・運動の手動調節手段(2)は、前記少なくとも1つの抑止部材(1)を、固着している部材とは対照的に、前記少なくとも1つのフォロワ(3)をロックする前記少なくとも1つのロッキング位置に復帰させるための少なくとも1つの復帰ばね(2.4)を備えていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1つに記載の安全ヘルメット。
  9. 前記少なくとも1つの抑止部材(1)のための前記少なくとも1つの復帰ばね(2.4)は、前記少なくとも1つの抑止部材(1)の、前記少なくとも1つのフォロワ(3)から脱係合する前記少なくとも1つの脱係合位置に向かう運動に抗することを特徴とする、請求項2および8に記載の安全ヘルメット。
  10. 前記少なくとも1つの抑止部材(1)は、前記シェル(5)に回動可能に取り付けられていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1つに記載の安全ヘルメット。
  11. 前記少なくとも1つの抑止部材(1)の位置・運動の手動調節手段(2)は、前記シェル(5)に回動可能に取り付けられている制御部材(2.2)、およびこの制御部材(2.2)と一体に回動可能であり、かつ前記少なくとも1つの抑止部材(1)に形成されているガイド(1.1)に係合しているストライカ(2.1)を備えていることを特徴とする、請求項10に記載の安全ヘルメット。
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