JP2011079407A - 鉄道車両用操舵台車 - Google Patents

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Abstract

【課題】 緩和曲線のような曲率半径の変化する曲線軌道をよりスムーズに通過可能な鉄道車両用の操舵台車を提供する。
【解決手段】 複数の輪軸間に機械的連携機構を与えて該輪軸同士の運動に連携を与える鉄道車両用の操舵台車である。輪軸を軸箱及び軸箱支持装置を介して保持する台車枠と、その長手方向の両端部上に配置された2つの枕ばねを間に介して車体をその上に支持する枕はりと、を含む。台車枠と枕はりとを略平行に対峙させるように離間させた上で台車枠に対して枕はりを回転自在に支持する回転支持機構を有し、回転支持機構を枕はりの長手方向の中央部において台車枠との間に与えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の輪軸間に機械的連携機構を与えて該輪軸同士の運動に連携を与える鉄道車両用の操舵台車に関し、特に、緩和曲線出入口のような曲率の変化する曲線軌道をよりスムーズに通過可能な鉄道車両用の操舵台車に関する。
鉄道車両用の台車において、前後方向に離間して配置された一対の輪軸のそれぞれについてその前後方向に支持剛性を低減させた上で、リンク機構のような機械的連携機構を与えた操舵台車が知られている。リンク機構により一対の輪軸の操舵角を互いに逆位相になるように連結すると、その自己操舵性により曲線軌道では輪軸のそれぞれが曲率半径中心を向くように操舵されて、曲線軌道の通過性能が向上するのである。
例えば、特許文献1では、輪軸を回転支持する軸箱が台車枠に対して前後方向に移動自在に支持されており、台車枠の側はりに沿って平行に配置された上下2本の平行リンクとその端部を連結する水平リンク(縦梃)とによるZリンクを該軸箱に係合させた操舵台車を開示している。水平リンクの一端部は車体と連結されており、車体と台車枠のヨーイングによりZリンクが駆動せしめられ、一対の輪軸の操舵角を互いに逆位相になるように強制操舵して曲線の通過性能を高めている。
上記した台車枠の側はりの側部にあって鉛直面内で駆動するZリンクを設けた操舵台車において、リンク機構による一対の輪軸の操舵角の調整を曲線軌道の曲率半径に合わせてZリンクに掛かる荷重を制御しながら行う操舵台車も知られている。このような操舵台車によれば、大きな曲線軌道から小さな曲線軌道までスムーズに通過することができる。
例えば、特許文献2は、台車枠の側はりの側部に設けられたZリンクと車体との間に油圧アクチュエータを設け、曲線軌道検出部によって検出された曲線軌道の曲率半径によって、油圧アクチュエータの油圧を変化させる操舵台車を開示している。曲率半径が小さく、Zリンクに掛かる荷重が大となると、荷重を油圧アクチュエータにて吸収し、一対の輪軸の操舵角を調整する。かかる操舵台車によれば、台車重量を大きくすることなく、すなわちバネ下重量を大きくすることなく、曲率半径の大きな曲線軌道から小さな曲線軌道までスムーズに通過することが出来る、と述べている。
更に、曲率半径の大きな曲線軌道から、例えば、駅構内等の非常に曲率半径の小さな曲線軌道まで速度を落とすことなくスムーズに通過させることが望まれた。これに対して、前後一対の輪軸のそれぞれが正確に曲率中心を向き得るよう、操舵角度幅を大きく出来る操舵台車も知られている。
例えば、特許文献3では、Zリンクを台車枠の側はりの側部ではなくその上部に設け、軌道面内に対して水平面内で駆動させる操舵台車を開示している。かかるリンク機構によれば、一対の輪軸の操舵角をより大きくすることが出来て、更に、一対の輪軸に等しい操舵角を与えることが出来るから、曲率半径の大きな軌道から、曲率半径の非常に小さな曲線軌道まで、よりスムーズに通過させ得ると述べている。
特開平4−19264号公報 特開平8−104233号公報 特開平10−203364号公報
ところで、実際の曲線軌道では、その出入口で曲率半径を大きくした緩和曲線を設けている。高速で通過していく操舵台車においては、このような曲率半径の変化に素早く追従して輪軸の操舵角を変化させる必要がある。
本発明はかかる状況に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、緩和曲線のような曲率半径の変化する曲線軌道をよりスムーズに通過可能な鉄道車両用の操舵台車を提供することにある。
本発明による操舵台車は、複数の輪軸間に機械的連携機構を与えて該輪軸同士の運動に連携を与える鉄道車両用の操舵台車であって、前記輪軸を軸箱及び軸箱支持装置を介して保持する台車枠と、その長手方向の両端部上に配置された2つの枕ばねを間に介して車体をその上に支持する枕はりと、を含み、前記台車枠と前記枕はりとを略平行に対峙させるように離間させた上で前記台車枠に対して前記枕はりを回転自在に支持する回転支持機構を前記枕はりの前記長手方向の中央部において前記台車枠との間に与えたことを特徴とする。
かかる発明によれば、車体荷重は、枕はりの長手方向の中央部において台車枠との間に与えられた回転支持機構により枕はりを介して台車枠に支持される。つまり、回転支持機構は、台車枠と枕はりとを略平行に対峙させるように離間させた上で、台車枠に対して枕はりを回転自在に支持する。これにより、回転軸から離れた位置で台車枠に対して枕はりを下から持ち上げるようにして摺動自在に支持した場合と回転モーメントを比較して、回転抵抗を大きく減じ得る。故に、緩和曲線のような曲率半径の変化する曲線軌道であっても、枕はりに対して台車枠が曲率半径に合わせて速やかに回転して、機械的連携機構(リンク機構)による一対の輪軸の操舵角の調整を速やかに行い得て、よりスムーズな曲線軌道の通過を可能とするのである。
上記した発明において、前記台車枠に対する前記枕はりの回転抵抗を変化させる回転抵抗可変手段を有することを特徴としてもよい。かかる発明によれば、曲率半径の変化に対してアクティブにリンク機構による一対の輪軸の操舵角の調整を行い得るので、曲線軌道をよりスムーズに通過可能となる。
上記した発明において、前記回転支持機構はクロスローラベアリングであることを特徴としてもよい。かかる発明によれば、枕はりに対して台車枠を速やかに回転させることが出来て、リンク機構による一対の輪軸の操舵角の調整を行い得るので、よりスムーズに通過可能となる。
上記した発明において、前記台車枠の上に与えられ、前記枕はりの前記長手方向の両端部下面に当接し得る側受を有することを特徴としてもよい。かかる発明によれば、回転軸から離れた位置にある側受での台車枠と枕はりとの接触荷重が低減できるので、枕はりに対して台車枠を回転させる回転モーメントを高めることなく、台車枠と枕はりとを略平行に対峙させるように離間させ得る。
上記した発明において、前記回転抵抗可変手段は前記枕はり及び前記台車枠の間に配置された減衰力可変ダンパ又はアクチュエータであって、前記回転支持機構を挟んで一対を有することを特徴としてもよい。かかる発明によれば、回転支持機構を挟んだ両側に回転抵抗可変手段を与えるから、回転モーメントを利用して、小さな荷重で枕はりに対して台車枠を回転させ得る。つまり、曲率半径の変化に対してアクティブにリンク機構による一対の輪軸の操舵角の調整を行い得るので、曲線軌道をよりスムーズに通過可能となる。
本発明による操舵台車の平面図である。 本発明による操舵台車の側面図である。 本発明による操舵台車の要部の図である。 本発明による操舵台車の要部の平面図である。 本発明による操舵台車と車体とを正面で見た図である。 本発明による操舵台車の動きを平面で見た図である。 本発明による操舵台車の動きを平面で見た図である。 本発明による操舵台車の要部の動きを平面で見た図である。
次に、本発明の1つの実施例である複数の輪軸間に機械的連携機構を与えて該輪軸同士の運動に連携を与える鉄道車両用の操舵台車について、図1乃至図5を用いて詳細を説明する。
図1及び図2に示すように、操舵台車1は車体2とともに線路3の上を矢印の方向に向けて走行するものとし、この矢印の方向を以後、前方と称することとする。また、線路3の中心軸を挟んで左右と称することとする。
車軸14a及び車輪16aからなる輪軸12aと、車軸14b及び車輪16bからなる輪軸12bとは、一対として、進行方向前後に離間して配置される。車軸14a及び14bは、車輪16a及び16bの中心孔に貫挿され外側に向けて突出している。かかる突出端部には、その内部に図示しないベアリングなどを含む軸箱18a及び18bが取り付けられ、車軸14a及び14bは軸箱18a及び18bに対して回転自在である。
軸箱18a及び18bと台車枠20の側はり20aとの間には、それぞればね19a及び19bが挿入されており、軸箱18a及び18bは、進行方向前後に沿って移動自在である。ここで図1では省略したが、図3に示すように、軸箱18aは、台車枠20に対して前後方向にばね19aにより移動自在なだけでなく、台車枠20に対して上下方向にばね19a1により移動自在であって、且つ、左右方向にばね19a2により移動自在に支持されている。つまり、軸箱18aは互いに直交する三方向に移動自在となるように、ばね19a、19a1及び19a2を含む軸箱支持装置により支持されている。また、軸箱18bについても同様である。
再び、図1及び図2を参照すると、台車枠20の横はり20bの長手方向中央上には、回転支持機構であるクロスローラベアリング22が設けられている。クロスローラベアリング22の上には、枕はり(ボルスタ)30が載置されて固定される。つまり、クロスローラベアリング22を横はり20b及び枕はり30の間に介在させることで、横はり20bに対して枕はり30を上方に離間させた上で略平行に対峙させつつ、台車枠20の横はり20bに対して枕はり30を回転自在に支持する。なお、横はり20bの両端部近傍上には、側受20b2が補助的に設けられているが、クロスローラベアリング22により横はり20bと枕はり30とは離間して略平行に維持されているから、従来の台車のように、側受20b2の上に枕はり30の荷重が大きく負荷されることはない。
クロスローラベアリング22を挟んで台車枠20の横はり20bと枕はり30との間には、一対のダンパ32が取り付けられている。ダンパ32の一端部32aは、枕はり30の前方に回転自在にピン接続され、他端部32bは横はり20bから前方へ向けて突出した取付部20b1の前方突出端部に回転自在にピン接続されている。ダンパ32の減衰力は、ダンパ制御装置101からの信号によって可変であって、このような減衰力可変ダンパ32は、台車枠20に対する枕はり30の回転抵抗を変化させる回転抵抗可変手段として機能する。なお、ダンパ32は電源オフ時やフェール時に輪軸の操舵角に急激な影響を与えないよう、減衰力を大となるように設定されている。詳細については後述する。
一対のクランクプレート35a及び35bは、側はり20aの上にあって、側はり20aの上の回転軸35’を軸に回転自在に取り付けられている。なお、図1では、横はり20bの伸張する方向と平行に配置されている。
ここで図4を併せて参照すると、クランクプレート35a及び35bの外側端部には、コンロッド36a及び36bの一端部36a1及び36b1がそれぞれ回転自在にピン接続されている。また、コンロッド36a及び36bの他端部36a2及び36b2は、対応する前方の軸箱18aの上に回転自在にピン接続されている。更に、クランクプレート35a及び35bの内側端部近傍には、コンロッド37a及び37bの一端部37a1及び37b1がそれぞれ回転自在にピン接続されている。また、コンロッド37a及び37bの他端部37a2及び37b2は、対応する後方の軸箱18bに回転自在にピン接続されている。
クランクプレート35a及び35bの最内側端部には、リンクプレート38の後端部がピン接続されている。リンクプレート38は、枕はり30の長手方向端部の裏面側に植設されたピン31に回転自在にピン接続されている。後述するように、台車枠20の横はり20bに対して枕はり(ボルスタ)30は、横はり20b上のクロスローラベアリング22を軸に回転するが、このときクランクプレート35a及び35bも、横はり20b上の回転軸35’を軸に回転する。
特に図2及び図5に示すように、枕はり30の両端部上には、枕ばね40が車体2との間に設けられている。また、枕はり30と車体2とは、ボルスタアンカー42を介して接続されている。
次に、上記した鉄道車両用の操舵台車1の動作について、図6乃至図8に、適宜、図1乃至図5を参照しつつ、詳細を説明する。
車両が直線軌道を走行中にあっては、車体2と線路3を固定した軌道とが平行を維持している。このとき、特に、図5及び図8(a)を参照すると、台車枠20の横はり20bと枕はり30とはクロスローラベアリング22によって互いに上下方向に離間されつつ、その長手方向を一致させている。
また、特に図4及び図6を参照すると、台車枠20の左右のリンク、すなわち、クランクプレート35a、コンロッド36a及びコンロッド37aと、クランクプレート35b、コンロッド36b及びコンロッド37bとは、線路3の中心線を挟んで鏡面対称に配置されている。
一方、特に図7を参照すると、車両が曲線軌道を走行中にあっては、横圧を低減するよう、自己操舵により車軸14a及び14bには、それぞれ軸線P1及びP2を線路3の曲率半径中心Cに向かせるように力が働く。これにより内輪側のコンロッド36b及びコンロッド37bはその総長さを減じるように、また、外輪側のコンロッド36a及びコンロッド37aはその総長さを伸ばすように、それぞれクランクプレート35b及びクランクプレート35aが、回転軸35’を中心に回転する。また、一対のクランクプレート35a及び35bの内側に接続されたリンクプレート38は、枕はり30の裏面に植設されたピン31と接続したまま移動する。これにより、輪軸12a及び12bの軸線P1及びP2は、横はり20bの長手方向軸P3と角度αずつ回転するのである。
一方、台車枠20の横はり20bと枕はり30とは、これらの長手方向中心位置に与えられた回転支持機構であるクロスローラベアリング22を回転軸に、角度βだけオフセットする。このオフセット角度βは、曲線軌道の曲率半径と車体2に取り付けられた前後一対の操舵台車1の間の距離とに依存する。
ここで、曲率半径が連続的に変化するような軌道、例えば、直線軌道から曲線軌道への入口や出口における曲率半径を大きくした緩和曲線軌道などでは、操舵台車1を高速で通過させるためには、曲率半径の変化に素早く追従して輪軸のヨーイング量(操舵角)αを変化させる必要がある。すなわち、台車枠20の横はり20bと枕はり30のオフセット角度βを素早く変化させなければならない。
これに対して、従来の台車装置であれば、台車枠20の横はり20b及び枕はり30の長手方向中心位置にはセンターピンが与えられ、センターピンから離間した横はりの両端部近傍上には枕はり30との距離を一定に維持する側受が与えられていた。かかる台車装置においては、側受は枕はり30の下面に摺動しながら、横はり20b及び枕はり30の互いの距離を維持しつつ、横はり20b及び枕はり30をセンターピンを中心に互いに回転せしめていた。曲線軌道では、車体2が曲線軌道内側に傾くため、この曲線軌道内側の側受に枕はり30が強く押し付けられる。これはセンターピンを回転軸とした横はり20b及び枕はり30との間の回転に対して回転抵抗として働くため、高速で横はり20b及び枕はり30を互いに回転させることは困難であった。
本実施例では、上記したセンターピンをクロスローラベアリング22とし、台車枠20及び枕はり30とを略平行に対峙させて上下方向に離間させた上で、台車枠20に対して枕はり30を回転自在に支持しているので、これによれば、回転抵抗をより少なくすることが出来て、高速で横はり20b及び枕はり30をセンターピンを中心に互いに回転させ得るのである。
ところで、クロスローラベアリング22を挟んで台車枠20の横はり20bと枕はり30との間には、ダンパ制御装置101からの信号によって減衰力を変化させ得る一対のダンパ32が取り付けられている。この一対のダンパ32のそれぞれの減衰力を調節して台車枠20に対する枕はり30の回転抵抗を制御出来る。つまり、例えば、図8(a)に示すように、直線軌道を走行中において、台車枠20の横はり20bと枕はり30とが長手方向を一致させて一直線に重なった状態から、図8(b)や(c)に示すように、曲線軌道に進入して、台車枠20の横はり20bと枕はり30とが互いに角度を与えられた場合に、時間遅れを調整し、曲率の連続して変化し得るような曲線軌道をよりスムーズに進行し得るのである。
なお、ダンパ32はその電源オフ時やフェール時に輪軸の操舵角に急激な影響を与えないよう、その減衰力を大となるように設定されている。つまり、かかる場合にあっては、従来の側受によって与えられていたような大なる回転抵抗をダンパ32で擬似的に与えて、高速走行時の走行安定性を確保できるようになっている。
以上、本実施例によれば、車体2の荷重は、枕はり30の長手方向の中央部において台車枠20との間に与えられたクロスローラベアリング22により枕はり30を介して台車枠20に支持される。つまり、クロスローラベアリング22は、台車枠20の横はり20bと枕はり30とを略平行に対峙させるように離間させた上で、横はり20bに対して枕はり30を回転自在に支持する。これにより、回転軸から離れた位置にある側受20b2だけで台車枠20に対して枕はり30を下から持ち上げるようにして摺動自在に支持する場合と比較して、回転軸からの距離による回転モーメントを考慮すれば、回転抵抗を大きく減じ得るのである。故に、緩和曲線のような曲率半径の変化する曲線軌道であっても、枕はり30に対して台車枠20が曲率半径に合わせて速やかに回転して、機械的連携機構(リンク機構)による一対の輪軸12a及び12bの操舵角αの調整を速やかに行い得て、よりスムーズな曲線軌道の通過を可能とするのである。
ここまで本発明による代表的実施例及びこれに基づく変形例を示したが、本発明は必ずしもこれらに限定されるものではなく、適宜、当業者によって変更され得る。例えば、リンク機構は上記したような水平面内で展開する水平リンクだけでなく、鉛直面内で展開する鉛直リンクであってもよく、公知の各種リンクを用いることが出来る。すなわち、当業者であれば、添付した特許請求の範囲を逸脱することなく、種々の代替実施例及び改変例を見出すことが出来るであろう。
1 操舵台車
2 車体
3 線路
12a、12b 輪軸
14a、14b 車軸
16a、16b 車輪
18a、18b 軸箱
20 台車枠
20a 側はり
20b 横はり
22 クロスローラベアリング
30 枕はり(ボルスタ)
32 ダンパ
35a、35b クランクプレート
36a、36b、37a、37b コンロッド
38 リンクプレート
40 枕ばね
42 ボルスタアンカー
101 ダンパ制御装置

Claims (5)

  1. 複数の輪軸間に機械的連携機構を与えて該輪軸同士の運動に連携を与える鉄道車両用の操舵台車であって、
    前記輪軸を軸箱及び軸箱支持装置を介して保持する台車枠と、
    その長手方向の両端部上に配置された2つの枕ばねを間に介して車体をその上に支持する枕はりと、を含み、
    前記台車枠と前記枕はりとを略平行に対峙させるように離間させた上で前記台車枠に対して前記枕はりを回転自在に支持する回転支持機構を前記枕はりの前記長手方向の中央部において前記台車枠との間に与えたことを特徴とする鉄道車両用の操舵台車。
  2. 前記台車枠に対する前記枕はりの回転抵抗を変化させる回転抵抗可変手段を有することを特徴とする請求項1記載の鉄道車両用の操舵台車。
  3. 前記回転支持機構はクロスローラベアリングであることを特徴とする請求項1又は2に記載の鉄道車両用の操舵台車。
  4. 前記台車枠の上に与えられ、前記枕はりの前記長手方向の両端部下面に当接し得る側受を有することを特徴とする請求項3記載の鉄道車両用の操舵台車。
  5. 前記回転抵抗可変手段は前記枕はり及び前記台車枠の間に配置された減衰力可変ダンパ又はアクチュエータであって、前記回転支持機構を挟んで一対を有することを特徴とする請求項2乃至4のうちの1つに記載の鉄道車両用の操舵台車。
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FR3046125A1 (fr) * 2015-12-28 2017-06-30 Alstom Transp Tech Vehicule ferroviaire avec bogie a essieux orientables

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