JP2011078451A - 車両用シートパッド - Google Patents

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【課題】着座時のソフト感の向上効果に優れ、かつ成形性、サポート性に優れた車両用シートパッドを提供する。
【解決手段】発泡樹脂成形体よりなる車両用シートパッド10において、パッド表面における尻下部18や腿受部20等の着座部14の少なくとも一部の領域に、互いに独立した複数のスリット状溝28を分散配置させる。例えば、幅方向Xに延びる第1スリット状溝28Aと、前後方向Yに延びる第2スリット状溝28Bとを設け、これらを幅方向Xと前後方向Yの少なくとも一方向において交互に配設する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用シートパッドに関し、特にパッド表面のソフト感を向上させたシートパッドに関するものである。
一般に、自動車用シートにはクッション性の高い軟質ポリウレタンフォームからなるシートパッドが使用されており、これを支持フレーム上に載置するとともに、パッド表面に表皮材を被せる等して、車両用シートとして構成されている。
このようなシートパッドにおいて、着座時のソフト感を得るために、発泡成形したポリウレタンフォームからなるパッド本体の表面に、軟らかいスラブウレタンフォームを後貼りする方法がある。しかしながら、この方法では、スラブの貼り付けにコストがかかり、また、スラブは接着剤で貼り付けるため、接着不良によるメクレ上がり等の品質不具合が発生することがある。
下記特許文献1には、乗員と接するパッド表面に複数のスリットを格子状に設けることにより、表面のソフト感を向上させることが記載されており、このスリットは、ウレタンパッドの発泡成形後に刃物により表面に切れ目を入れたり、発泡成形型自体によって設けることができるとある。下記特許文献2には、乗員当接面の少なくとも一部の領域に複数の凸部を設けることにより、また、下記特許文献3には、乗員当接面の少なくとも一部の領域に複数の凹穴を設けることにより、いずれも、表面のソフト感に優れ、乗員の支持特性も良好にすることが開示されている。
特開平11−348629号公報 特開2009−78142号公報 特開2009−160371号公報
しかしながら、上記特許文献1のようの格子状のスリットをウレタンパッドの発泡成形時に成形する場合、成形型の表面にスリットを成形するための突条を格子状に設ける必要がある。このような格子状の突条を持つ発泡成形型においては、成形時、発泡原液を注入したときに、格子状の突条の内側に発泡原液がまわりにくく、欠肉が生じるなど、成形不良となりやすい。
上記特許文献2のようにパッド表面に複数の凸部を設ける場合にも、凸部を成形するために発泡成形型の表面に凹部が設けられているので、成形時、発泡原液を注入したときに各凹部内に発泡原液が充填されにくく、欠肉が生じるなどの成形不良が生じやすい。
一方、上記特許文献3のようにパッド表面に複数の凹穴を設ける場合には、上記2文献のような発泡成形時の液まわりによる成形不良の問題は比較的生じにくい。しかしながら、特許文献3のように複数の凹穴を設け、凹穴同士の間に形成される凸条により乗員当接面を構成する場合、着座時のソフト感には優れるものの、凸条が高さ方向で圧縮されるまでばね定数は低いままであり、そのため、乗員の身体のサポート性に劣るという問題がある。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、着座時のソフト感の向上効果に優れた車両用シートパッドを提供することを目的とする。
本発明に係る車両用シートパッドは、発泡樹脂成形体よりなる車両用シートパッドにおいて、パッド表面における着座部の少なくとも一部の領域に、複数の互いに独立したスリット状溝が分散配置されたことを特徴とするものである。
本発明によれば、パッド表面に複数のスリット状溝を設けたので、着座時のソフト感を向上することができる。また、該スリット状溝を分散配置し、上記格子状のような連結形状としていないので、シートパッドの発泡成形時に、発泡原液の液まわり不良による欠肉を生じにくくして、成形性を改良することができる。また、パッド表面に設けたスリット状溝は、着座時にパッド表面が撓み変形することでスリットを閉じることができるので、初期荷重ではスリット状溝によって柔らかくソフト感を発揮しながら、ある程度荷重がかかるとスリット状溝が閉じてばね定数が高くなるので、乗員の身体をしっかりとサポートすることができる。
第1実施形態に係る車両用シートパッドの平面図 同シートパッドの要部拡大斜視断面図 同シートパッドの発泡形成型の断面図 (a)及び(b)は発泡成形時における液流れを説明するための模式図 第2実施形態に係る車両用シートパッドの平面図 第3実施形態に係る車両用シートパッドの要部拡大断面図(図5のVI−VI線に相当する断面図) 第3実施形態における発泡成形型の断面図 第4実施形態に係る車両用シートパッドの平面図
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示される第1実施形態のシートパッド10は、自動車シートにおいて、着座者である乗員の臀部を支持するためのシートクッションに用いられるパッドであり、軟質ポリウレタンフォームなどの弾力性を持つ発泡成形体からなる。
シートパッド10は、幅方向中央の着座部14と、その左右両側において上方に隆起状に形成されたサイド部16,16とからなり、着座部14は、更に、乗員の臀部を受け止め支持する後側の尻下部18と、乗員の大腿部を受け止め支持する前側の腿受部20とを有して構成されている。
パッド表面、即ちシートパッド10の上面には、当該パッド表面を覆う不図示の表皮材を係止するため、前後方向に延びる左右一対の縦吊込み溝24,24と、幅方向に延びる横吊込み溝26とが設けられている。そして、一対の縦吊込み溝24,24よりも幅方向外側が上記サイド部16,16となり、その間が着座部14となっている。また、横吊込み26の後側が尻下部18となり、前側が腿受部20となっている。
尻下部18と腿受部20の上面には、パッド表面のソフト感を向上するために、複数のスリット状溝28が設けられている。これら複数のスリット状溝28は、互いに連結させることなく、それぞれが独立した状態となるように分散配置されており、すなわち、尻下部18と腿受部20のそれぞれに多数点在した状態に設けられている。
詳細には、スリット状溝28は、シートパッド10の幅方向(第1の方向に相当する)Xと、該幅方向Xに垂直な前後方向(第2の方向に相当する)Yに、それぞれ複数並べて設けられている。スリット状溝28は、上記幅方向Xにストレート状に延びる複数の第1スリット状溝28Aと、上記前後方向Yにストレート状に延びる複数の第2スリット状溝28Bとからなる。第1スリット状溝28Aは、上記幅方向Xと前後方向Yにそれぞれ複数並べて設けられており、また、第2スリット状溝28Bも、上記幅方向Xと前後方向Yにそれぞれ複数並べて設けられている。
そして、この例では、上記幅方向Xにおいて、第1スリット状溝28Aと第2スリット状溝28Bが交互に並べて設けられている。詳細には、幅方向Yに延びる第1スリット状溝28Aを前後方向Yに複数並べた列34と、前後方向Yに延びる第2スリット状溝28Bを前後方向Yに複数並べた列36とを、幅方向Xに交互に配置している。
図2に拡大して示すように、幅方向Xに隣り合う2つの第2スリット状溝28B,28B間に挟まれた第1スリット状溝28Aは、第2スリット状溝28Bの前後方向Yにおける中央部で挟まれるように配置されている。
スリット状溝28は、パッド表面に陥没形成された細くかつ比較的短い溝であり、着座時に乗員の荷重によりパッド表面が撓み変形することで、溝の相対向する壁面30,32が接触してスリット(隙間)を閉じることができるものであれば、その幅や深さは特に限定されない。具体的には、例えば、スリット状溝28の幅は、3〜10mmであることが好ましく、深さは5〜30mmであることが好ましい。また、スリット状溝28の長さは、スリット状溝28の幅にもよるが、20〜80mmであることが好ましい。
シートパッド10を製造するに際しては、例えば、図3に示すような発泡成形型50を用いて発泡成形することができる。
発泡成形型50は、パッド表面側を成形する上方に開口する下型52と、パッド裏面側を成形する上型54とを備える。上型54は、下型52の一辺側に配されたヒンジ56を介して下型52に対し回動可能に設けられており、下型52の上面開口を開閉することで、下型52との間にパッド形状に対応する発泡空間であるキャビティ58を形成するように構成されている。
下型52には、上記吊込み溝24,26を成形するための吊込み溝用突条60が設けられるとともに、該吊込み溝用突条60によって囲まれた尻下部18と腿受部20に対応する位置に、上記スリット状溝28を成形するための溝成形突条62が設けられている。溝成型突条62は、薄肉の板状をなして下型52の型表面から突出形成されており、図1に示すスリット状溝28の配置形状に対応するように、互いに独立して複数設けられている。
該発泡成形型50を用いて、不図示の注入装置から下型52内に発泡原液を注入し、図3に示すように型閉めして、キャビティ58内でシートパッド10を発泡成形させる。その際、本実施形態によれば、第1スリット状溝28Aと第2スリット状溝28Bを交互に並べて設けたので、次のような作用効果が奏される。
すなわち、仮に、図4(a)に示すように、溝成形突条62として、同一方向に延びる突条62A,62Aを近づけて設けた場合において、下型52に注入された発泡原液が、矢印Mで示すように突条62Aの側方から流れてきたとき、その突条62Aの裏側には発泡原液がまわり込みにくく、つまり、点線M’で示すような2つの突条62A,62A間への発泡原液の流れ込みは起こりにくい。両突条62A,62A間への液まわりを確保するためには、突条62A,62Aの間隔を大きくする必要があり、その場合、成形されるスリット状溝28の間隔も大きくなって、着座時のソフト感の向上効果を発揮しにくくなる。
これに対し、本実施形態であれば、第1スリット状溝28Aと第2スリット状溝28Bを交互に並べて設けるものであるため、溝成形突条62は、図4(b)に示すように、同一方向に延びる2つの突条62A,62Aの間に、これらに垂直な方向に延びる突条62Bが介在することになる。この場合、同一方向の2つの突条62A,62Aの間隔が大きいので、両者の間には矢印Mで示すように発泡原液がまわり込みやすく、成形性を向上することができる。しかも、両突条62A,62Aの間には突条62Bが設けられており、それによってスリット状溝28が成形されるので、着座時のソフト感を維持することができる。よって、前後方向Yに延びる第2スリット状溝28Bの配設間隔を広げて成形性を向上したものでありながら、その間に幅方向Xに延びる第1スリット状溝28Aを設けたことで着座時のソフト感を維持することができる。
以上のようにしてシートパッド10を発泡成形した後、上型54を開いて、脱型することにより、シートパッド10が得られる。得られたシートパッド10は、吊込み溝24,26を利用して、パッド表面に表皮材を被せ、係止されることにより、車両用シートを構成することができる。
以上よりなる本実施形態のシートパッド10であると、パッド表面に設けた上記スリット状溝28により、着座時のソフト感を向上することができる。また、該スリット状溝28は、着座時にパッド表面が撓み変形することで閉じるものであるので、初期荷重ではスリット状溝28によって柔らかくソフト感を発揮しながら、ある程度荷重がかかるとスリット状溝28が閉じてばね定数が高くなるので、乗員の身体をしっかりとサポートすることができる。
また、上記スリット状溝28を分散配置し、格子状のような連結形状としていないので、シートパッド10の発泡成形時に、発泡原液の液まわり不良による欠肉を生じにくくすることができる。特に、縦横のスリット状溝28(第1スリット状溝28Aと第2スリット状溝28B)を組み合わせたことにより、着座時のソフト感を維持しながら、前後方向Yに延びる第2スリット状溝28Bの配設間隔を広げて発泡原液の液まわりをよくし、成形性を向上することができる。
図5は、第2実施形態に係るシートパッド10Aを示したものである。この実施形態では、各スリット状溝28の大きさと配置が上記実施形態とは異なる。
すなわち、この例では、幅方向Xに延びる第1スリット状溝28Aと、前後方向Yに延びる第2スリット状溝28Bが、ともに、第1実施形態の場合よりも、溝幅が大きく、かつ長さも長く設定されている。
また、この例では、幅方向Xと前後方向Yの双方において、第1スリット状溝28Aと第2スリット状溝28Bが交互に並べて設けられている。詳細には、幅方向Yに延びる第1スリット状溝28Aを幅方向Xに複数並べた列38と、前後方向Yに延びる第2スリット状溝28Bを幅方向Xに複数並べた列40とを、前後方向Yに交互に配置することで、前後方向Yにおいて、第1スリット状溝28Aと第2スリット状溝28Bを交互に配置している。また、その際、第1スリット状溝28Aの前後方向Yにおける列34と、第2スリット状溝28Bの前後方向Yにおける列36が、幅方向Xにおいて交互に配置されるように、両者の配置をずらすことにより、幅方向Xにおいても、第1スリット状溝28Aと第2スリット状溝28Bが交互に配置されている。
その他の構成は第1実施形態と同様であり、この実施形態でも、初期荷重ではスリット状溝28によってソフト感を発揮しながら、ある程度荷重がかかったときにはスリット状溝28が閉じて乗員の身体をしっかりとサポートすることができる。また、縦横のスリット状溝28(第1スリット状溝28Aと第2スリット状溝28B)を組み合わせたことにより、着座時のソフト感を維持しながら、発泡原液の液まわりをよくして成形性を向上することができる。
図6は、第3実施形態に係るシートパッドの要部を示したものである。この実施形態では、スリット状溝28を、パッド表面に対して垂直な方向から傾斜した姿勢に形成した点が上記実施形態とは異なる。
詳細には、この例は、図5に示す第2実施形態のシートパッド10Aにおいて、幅方向Xに延びる第1スリット状溝28Aを、図6に示すように、パッド表面に対して傾斜した姿勢に形成した傾斜スリット状溝28Cで構成したものである。傾斜スリット状溝28Cは、その底部側ほどシートパッド10Aの後端側に位置するように、下方かつ後方に傾斜している。なお、前後方向Yに延びる第2スリット状溝28Bは、この例では傾斜させずにパッド表面に対して垂直な姿勢に形成している。
図7は、この第3実施形態に係るシートパッドを成形するための発泡成形型50Aを示したものであり、幅方向Xに延びる傾斜スリット状溝28Cを成形する溝成形突条62Cは、先端ほどパッド本体12の後端側(すなわち、ヒンジ56と反対側)に位置するように、上方かつ反ヒンジ側に傾斜した姿勢に突設されている。
この第3実施形態であると、スリット状溝28Cを傾斜させて設けたことにより、乗員の着座時、傾斜スリット状溝28C近傍のパッド表面は、傾斜させた側のパッド部分42の方が撓みやすくなる。このようにスリット状溝28C近傍のパッド表面の撓みに方向性を持たせることができ、すなわち、着座時にその近傍のパッド表面を一方向に安定して撓ませることができるので、着座時に安定したソフト感を得やすい。
また、成形性の点でも、上記のように溝成形突条62Cを上方かつ反ヒンジ側に傾斜させたことにより、成形後の下型52からの脱型性を向上することができる。すなわち、脱型時、作業者は、反ヒンジ側からシートパッド10を脱型するので、溝成形突条62Cが反ヒンジ側に傾斜していることにより、作業者が下型52からシートパッド10を手前に引き出すときに、溝成形突条62Cが障害となりにくく、脱型しやすい。
図8は、第4実施形態に係るシートパッド10Bを示したものである。この実施形態では、各スリット状溝28の形状が上記実施形態とは異なる。
すなわち、この例では、スリット状溝28Dは、直線状でなく曲線状をなしており、パッド表面における幅方向Xと前後方向Yにそれぞれ並べて設けられている。詳細には、スリット状溝28Dは、Sを縦方向に長くした積分記号状をなしており、着座部14の幅方向Xにおける中心線Lを対称軸として左右対称に設けられている。各スリット状溝28Dの形状について詳述すれば、概ね前後方向Yに延びる曲線状のスリットであって、その長さ方向の中央部は前後方向Yに延びる略直線状をなし、後端部が中心線L側に向かって湾曲し、かつ前端部が幅方向X外側に向かって湾曲しており、よって、前端側ほど中心線Lから離れるような形状に形成されている。
上記のような曲線状にスリット状溝28Dを形成したことにより、発泡成形時における発泡原液の液まわりを良くして成形性を向上することができる。また、このスリット状溝28Dが着座部14の中心線Lに対して所定の方向性を持たせて左右対称に設けられているので、着座時の撓み変形に方向性を持たせることができ、安定したソフト感を得ることができる。その他の構成は、上記実施形態と同様である。
なお、上記実施形態では、スリット状溝28を尻下部18と腿受部20の双方に設けたが、いずれか一方のみに設けることもできる。更には、サイド部16にも、このようなソフト感を向上するためのスリット状溝を設けてもよい。
また、スリット状溝28の分散配置形態や、各スリット状溝の形状、大きさ、数などは、上記実施形態には限らず、種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、スリット状溝28を幅方向Xと前後方向Yにそれぞれ複数列に設けたが、斜め方向に複数列に設けてもよい。また、第1実施形態や第2実施形態における第1スリット状溝28Aと第2スリット状溝28Bの形成方向も、上記のように幅方向Xと前後方向Yには限らず、それぞれ幅方向Xに対して斜めに延びかつ互いに垂直なスリット状溝を組み合わせて設けてもよい。
更に、上記実施形態では、乗員の臀部を支持するためのシートクッションパッドに適用したが、本発明は、背もたれ部を構成するシートバックパッドに適用することもでき、その場合、シートバックパッドのパッド表面(即ち、前面)における着座部(即ち、乗員が当接する幅方向中央部)の少なくとも一部の領域に、上記実施形態と同様のスリット状溝を設ければよい。その他、一々列挙しないが、本発明の趣旨を逸脱しない限り、種々の変更が可能である。
10,10A,10B…シートパッド、 12…パッド本体、
14…着座部、 16…サイド部、
18…尻下部、 20…腿受部、
28…スリット状溝、 28A…第1スリット状溝、
28B…第2スリット状溝、 28C…傾斜スリット状溝、
28D…曲線状のスリット状溝、 X…幅方向(第1の方向)、
Y…前後方向(第2の方向)

Claims (4)

  1. 発泡樹脂成形体よりなる車両用シートパッドにおいて、
    パッド表面における着座部の少なくとも一部の領域に、複数の互いに独立したスリット状溝が分散配置されたことを特徴とする車両用シートパッド。
  2. 前記複数のスリット状溝が、パッド表面における第1の方向に延びる複数の第1スリット状溝と、パッド表面における前記第1の方向に垂直な第2の方向に延びる複数の第2スリット状溝とを含み、前記第1の方向と第2の方向の少なくとも一方向において、前記第1スリット状溝と第2スリット状溝が交互に並べて設けられたことを特徴とする請求項1記載の車両用シートパッド。
  3. 前記スリット状溝が、曲線状に延びるスリット状溝を含み、パッド表面における第1の方向と該第1の方向に垂直な第2の方向にそれぞれ並べて設けられたことを特徴とする請求項1記載の車両用シートパッド。
  4. 前記スリット状溝が、パッド表面に対して垂直な方向から傾斜した姿勢に形成された傾斜スリット状溝を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用シートパッド。
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