JP2011076992A - 調光制御装置、調光制御方法、および調光制御装置を備えた照明器具 - Google Patents

調光制御装置、調光制御方法、および調光制御装置を備えた照明器具 Download PDF

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Abstract

【課題】
照度センサと光源が隣接して設けられていても、周囲照度に基づいて光源を調光制御可能な調光制御装置、調光制御方法、および前記調光制御装置を備えた照明器具を提供する。
【解決手段】
照明器具400は照度センサ206、調光制御装置402、および光源202を備える。調光制御装置402は、光源202消灯時の照度測定値と、前記光源を所定の出力で点灯させた時の照度測定値に基づいて、前記光源202の光出力特性を算出し、該光出力特性に基づいて、周囲照度の算出を行う。照度センサ206による照度測定は所定時間ごとに行われ、光源202は、算出された周囲照度に基づいて調光制御される。
【選択図】図6

Description

本発明は、調光制御装置、調光制御方法、および調光制御装置を備えた照明器具に関する。
照度センサおよび調光制御装置を備えた照明器具において、照明器具周辺の照度を測定し、測定した照度に応じて調光制御装置が照明器具の出力を変化させる照明器具は従前良く知られている。
しかし、上記した照明器具において、照度センサに照明器具が発する光(以下照明光ともいう)が入射することにより、調光制御装置が、周囲照度が変化したものと誤認し、照明が予期しない点滅動作を行うという不具合(所謂自己点滅問題)が生じることが知られている。
上記不具合を克服するためには、照度センサが照明照度を含まない周囲照度のみを測定する必要がある。そのためには照明器具と照度センサの距離を離したり、照度センサに覆いを取り付けることにより、照明光が照度センサに入射しないようにすればよいが、照明器具の構造が複雑になり、小型化、低コスト化の面で不具合が生ずる。
特許文献1および特許文献2には、LEDを間欠パルス点灯する照明器具において、LEDがオフとなる消灯期間に周囲照度の測定を行う技術思想が開示されている。特許文献1および特許文献2記載の照明器具によれば、十分に応答速度の速い照度センサを用いることで、照明器具を実質的に点灯状態のまま、周囲照度のみを測定することが可能であるとしている。測定された周囲照度に基づいて照明器具の出力を変化させれば、前記自己点滅問題の発生を防止できる。
特許文献3には、照明器具の出力を変化させ、異なる2つの出力時における照度センサの測定値から、周囲照度の算出を行う技術思想が開示されている。
特開2003−163089号公報 特開2004−233569号公報 特開平11−214179号公報
特許文献1および特許文献2には、間欠パルス点灯されるLED照明において、LEDがオフとなる消灯期間に周囲照度の測定を行う技術思想が開示されているが、LED照明の消灯期間は、人の目にチラつきを感じさせないためにたとえば20ms以下の短い時間に設定されており、それ以上の応答速度で測定可能な照度センサが必要となる。
また、PWM制御等によってLEDの消灯期間の長さが照度センサの応答時間よりも短くなった場合には周囲照度の測定を行うことができない。
特許文献3には、照明器具の出力を変化させ、異なる2つの出力時における照度センサの測定値から周囲照度の算出を行う技術思想が開示されているも、算出された周囲照度は、照度センサのゲイン調整に用いられるだけであって、周囲照度に基づいて照明器具の出力を逐次変化させる具体的な方法については開示されていない。
本発明はこうした不具合を克服したものであって、光源自体の照明光が変化した場合にも周囲照度のみを正確に取得し、該周囲照度に応じて光源の出力を変化させる調光制御装置、および該調光制御装置を備えた照明器具を提供することを目的とする。
本明細書において「照明光」とは調光制御装置に接続された光源が発する光を指し、「照明照度」とは「照明光」の照度を指す。なお、特に説明が無い場合、前記光源が発した光が壁面等に反射することによって生ずる反射光も「照明光」に含むものとする。
本明細書において「外光」とは、照度センサが設置された空間における照明光以外の光を指し、「周囲照度」とは「外光」の照度を指す。
本明細書において「調光制御機能」とは、「周囲照度」に応じて「光源」の明るさを調節する機能を指す。
本発明は、照度センサおよび光源が接続され、前記光源を調光制御する調光制御装置であって、前記調光制御装置は、前記光源を点灯期間および消灯期間を繰り返す間欠パルス点灯制御し、前記消灯期間において前記照度センサから外光による周囲照度の照度情報を取得するとともに、該周囲照度に基づいて前記光源を調光制御し、前記照度情報取得時の前記消灯期間の長さは、前記照度センサの応答時間に基づいて決定すること特徴とする。
こうした構成の調光制御装置は、光源の消灯期間に周囲照度の照度情報を取得するため、照明照度を除いた周囲照度のみの照度情報に基づいて光源を調光制御することが可能となる。
さらに、照度センサからの照度情報取得時における光源の消灯期間の長さは、照度センサの応答時間に基づいて決定されるため、応答時間の遅い照度センサを用いても正確な周囲照度を取得することができる。
本発明の別の形態は、照度センサおよび光源が接続され、前記光源を調光制御する調光制御装置であって、前記調光制御装置は、前記光源消灯時の前記照度センサからの照度情報と、前記光源を所定の出力で点灯させた時の前記照度情報に基づいて、前記光源の光出力特性を求め、前記光出力特性と前記照度情報に基づいて、外光による周囲照度を求めるとともに、前記周囲照度に基づいて、前記光源を調光制御することを特徴とする。
本発明のさらに別の形態は、照度センサおよび光源が接続され、前記光源を調光制御する調光制御装置であって、前記調光制御装置は、前記光源を第1の出力で点灯させた時の前記照度センサからの照度情報と、前記光源を前記第1の出力とは異なる第2の出力で点灯させた時の前記照度情報に基づいて、前記光源の光出力特性を求め、前記光出力特性と前記照度情報に基づいて、外光による周囲照度を求めるとともに、前記周囲照度に基づいて、前記光源を調光制御することを特徴とする。
こうした構成の調光制御装置は、光源の光出力特性を求めることにより、光源の出力を変化させた場合にも照明照度を正確に算出することが可能となるため、照度センサから取得する照度情報が、外光による周囲照度と光源による照明照度を合わせた照度情報であっても、計算により外光による周囲照度のみを求めることができる。これにより、該周囲照度によって、光源を調光制御することが可能となる。
本発明の調光制御装置は、外光による周囲照度のみを取得する手段を備えているため、該周囲照度に基づいて光源を調光制御することが可能である。したがって、照度センサに照明光が入射することによる光源の自己点滅問題が発生することが無く、照度センサと光源を隣接して設けることが可能となる。
本発明の調光制御装置の概略図である。 本発明の第1の実施形態にかかる調光制御装置および照明器具を示す機能ブロック図である。 本発明における変換率テーブルの一例である。 本発明の第1の実施形態にかかる調光制御装置および照明器具の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態にかかる調光制御装置の照度情報取得タイミングを示す図である。 本発明の第2の実施形態にかかる調光制御装置および照明器具を示す機能ブロック図である。 本発明の第2の実施形態にかかる調光制御装置の光出力特性算出方法を説明する図である。 本発明の第2の実施形態にかかる調光制御装置および照明器具の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態にかかる調光制御装置の照度情報取得タイミングを示す図である。
図1に、本明細書中全ての実施形態に共通する本発明の概略図を示す。照明器具102は、室の天井に取り付けられ、光源104、照度センサ106、および調光制御装置108を備える。参照符号114を付した箇所は室の壁面を模式的に示したものである。参照符号110を付した矢印は光源104からの照明光を、参照符号112を付した矢印は太陽光等による外光を、それぞれ模式的に示したものである。
調光制御装置108は、照度センサ106から照度情報を取得し、該照度情報に基づいて光源104を調光制御する。
光源104と照度センサ106は隣接して設けられており、光源104の点灯時、照度センサ106は照明光110による照明照度および外光112による周囲照度を足し合わせた照度を測定することとなる。
(第1の実施形態)
第1の実施形態にかかる調光制御装置および該調光制御装置を備えた照明器具について、図2〜図5を用いて説明する。
図2は、第1の実施形態にかかる照明器具の機能ブロック図である。照明器具200は、光源202、調光制御装置204、および照度センサ206を備える。光源202、調光制御装置204、および照度センサ206は、図1における光源104、調光制御装置108、および照度センサ106にそれぞれ対応する。
調光制御装置204はレギュレータ210、ADコンバータ212、照度情報取得部214、乗算部216、信号生成部218、制御部219、光源点灯用電流源220、センサ用電源端子222、照度入力第1端子224、照度入力第2端子226、初期設定端子228、および光源接続端子230を備える。
調光制御装置204のセンサ用電源端子222、照度入力第1端子224には照度センサ206が接続される。照度センサ206としてはたとえば、フォトダイオード、フォトトランジスタ、フォトIC等が利用可能である。照度入力第1端子224と照度入力第2端子226の間には、照度センサ206の出力電流を電圧に変換するための変換用抵抗208が接続される。さらに、センサ接続第2端子226は基準電位232に接続される。
光源接続端子230には、光源202が接続される。第1の実施形態において光源202は、たとえばLEDのような応答速度の速い素子を用いることが望ましい。
初期設定端子228には、PWM初期値Ssetが入力される。PWM初期値Ssetは光源202の点灯制御に用いられるPWM信号Spの初期デューティ比を指示する信号である。PWM信号Spのデューティ比はPWM初期値Ssetに、後述するPWM変換率Scを乗じた値となる。
レギュレータ210は、センサ用電源端子222に接続されており、照度センサ206に定電圧を印加する。レギュレータ210が照度センサ206に印加する電圧値および、変換用抵抗208の抵抗値については、照度センサ206の特性に応じて適宜設定すればよい。
ADコンバータ212は照度入力第1端子224および照度入力第2端子226に接続されており、照度センサ206の照度測定値をアナログ信号として受け取り、該アナログ信号をデジタル信号に変換した信号である照度情報Esを出力する。
制御部219は、照明器具200の電源オンと同時に、照度情報取得部214に照度情報Esの取得を指示する照度情報取得信号Sgを送信し、以後所定時間ごとに、照度情報取得部214には照度情報取得信号Sgを、信号生成部218には光源消灯信号Soffを送信する。光源消灯信号Soffは、照度情報取得部が照度情報Esを取得する際、PWM信号Spのオフ期間を照度センサ206の応答時間に応じて設定するための信号である。
照度情報取得部214は、照度情報取得信号Sgの受信に基づいて、照度情報Esを取得し、後述する変換率テーブル250に基づいて、PWM変換率Scを出力する。また、照度情報取得部214は、PWM信号Spをモニタしており、照明光を含まない周囲照度のみの照度情報を取得するために、照度情報Esの取得は、PWM信号Spの消灯期間かつ照度情報Esの安定時に行われる。照度情報Esの取得タイミングの詳細については後述する。
図3に変換率テーブル250の一例を示す。照度情報取得部214は、照度センサ206により測定された照度情報Esの値に応じて、PWM初期値Ssetに乗ずるPWM変換率Scを決定する。たとえば照度情報Esの値が0〜50ルクスを示していれば、PWM変換率Scは2.0倍となり、照度情報Esの値が1000ルクス以上であればPWM変換率Scは0.0倍となる。なお、変換率テーブルは図3の例に限定されず、種々の変形実施が可能である。例えば、照度情報Esの値が大きくなるほど、PWM変換率Scが大きくなるように設定すれば、周囲照度が明るいときほど光源202のデューティ比を上昇させることができる。これは、本明細書における他の実施形態についても同様である。
再び図2を参照する。乗算部216は、PWM変換率ScとPWM初期値Ssetを受信し、両者を乗じた値であるPWM設定値Sdを出力する。
信号生成部218は、PWM設定値Sdを受信し、光源202点灯用の矩形信号であるPWM信号Spを出力する。PWM信号SpはPWM設定値Sdにより与えられたデューティ比を持つ。PWM信号Spのオンデューティおよびオフデューティは、予め設定されたPWM信号Spの周波数(たとえば400Hz)とPWM設定値Sdにより与えられるデューティ比に基づいて決定される。たとえば、PWM信号Spの周波数が400Hz、PWM設定値Sdがデューティ比80%に設定されていれば、PWM信号Spのオンデューティは2.0msに、PWM信号Spのオフデューティは0.5msに設定される。また、信号生成部218は、制御部219から光源消灯信号Soffを受信すると、照度センサ206の応答時間に合わせて、PWM信号Spの次のオフデューティを設定する
光源点灯用電流源220はPWM信号Spに基づいて光源202を間欠パルス点灯制御する。すなわち、PWM信号Spがハイレベルである間は、光源202に電流を供給することにより光源202を点灯制御し、PWM信号Spがローレベルである間は、光源202への電流の供給を停止し光源202を消灯制御する。もちろん、PWM信号Spの電位と光源202の点灯制御および消灯制御の関係は逆転してもよく、PWM信号Spがローレベルである間は、光源202を点灯制御し、PWM信号Spがハイレベルである間は、光源202を消灯制御するように構成することもできる。
図4は第1の実施形態にかかる照明器具200における調光制御機能のフローチャートである。照明器具200の電源がオンされるとステップS1から処理が開始される。
ステップS1では、照度情報取得部214が、制御部219からの照度情報取得信号Sgに基づいて照度センサ206の照度測定値である照度情報Esを取得する。照度情報取得部214、乗算部216、信号生成部218では前述した処理が行われ、照度情報EsとPWM初期値Ssetに基づいて光源202のオンデューティおよびオフデューティが設定される。
ステップS2では、光源202の点灯制御が行われる。ステップS3では、光源202の点灯時間が設定されたオンデューティに達したかどうかが判定される。光源202の点灯時間が設定されたオンデューティに達していなければNOと判定され、ステップS2へと戻り光源202の点灯が続行され、光源202の点灯時間が設定されたオンデューティに達していればYESと判定されステップS4へ移行する。
ステップS4では、光源202の消灯制御が行われる。ステップS5では、前回の照度測定から所定時間経過したかどうかが判定される。前回の照度測定から所定時間経過していなければNOと判定されステップS6に移行し、前回の照度測定から所定時間経過していればYESと判定されステップS7に移行する。該所定時間の大きさは例えば1秒程度に設定することができる。
ステップS6では、光源202の消灯時間が設定したオフデューティに達したかどうかが判定される。光源202の消灯時間が設定したオフデューティに達していればYESと判定されステップS2へ戻り、光源202の点灯制御が行われ、光源202の消灯時間が設定したオフデューティに達していなければNOと判定され、ステップS4に戻り光源202の消灯制御が継続される。
ステップS7では、照度情報Esが安定しているかどうかの判定が行われる。照度情報Esが安定しているかどうかの判定は、たとえば、ある時刻Aにおける照度情報Esと、時刻Aから微小時間Δt(たとえば0.05ms)後の時刻Bにおける照度情報Es’の差が所定の範囲内に収まっているかどうかで判定することができる。また、調光制御装置204に照度センサ206の応答時間を予め入力しておき、光源202を消灯制御してから該応答時間が経過したかどうかによって照度情報Esの安定を判定してもよい。
ステップS7において、照度情報Esが安定していると判定されれば(YES)、ステップS1へと移行し、オンデューティ、オフデューティの再設定が行われる。
ステップS7において、照度情報Esが安定していないと判定されれば(NO)、ステップS4へと移行し、光源202の消灯制御が継続される。
図5は第1の実施の形態にかかる照明器具200の照度情報取得タイミングを示す図である。(a)に光源202が発する光の照度である照明照度の変化を、(b)に外光の照度である周囲照度の変化を、(c)に照度センサ206の照度測定値である照度情報Esをそれぞれ示す。
今、時刻Xにおいて、照度情報取得部214が照度情報取得信号Sgを受信したとすると、照度情報取得部214は、PWM信号Spがオフ期間であることを確認し、照度情報Esが安定しているかどうかの判定を開始する。照度情報Esが安定していないと判定されれば光源202の消灯制御が継続され、照度情報Esが安定した時刻(照度センサ206の応答時間経過後)で、照度情報取得部214による照度情報Esの取得が行われる。照度情報Es安定の判定については前述のとおりである。この時、取得される照度情報Esは、外光による周囲照度の値である。
照度情報取得部214は、変換率テーブル250に基づいて、照度情報Esに対応するPWM変換率Scを出力し、乗算部216は、PWM初期値SsetとPWM変換率Scを乗算し、PWM設定値Sdを出力する。
信号生成部218は、PWM設定値Sdに基づいてPWM信号Spを出力するため、照度情報取得部214の照度情報Es取得に応じて、光源202のPWMデューティ比が更新されることとなる。
時刻Xにおいて光源202の消灯制御が行われると、照度情報Esはすぐに周囲照度の値まで低下する訳ではなく、照度センサ206の応答時間だけ遅れて、照度情報Esが安定した所で周囲照度の値を示す。そのタイミングで照度情報の取得が行われる。時刻Yにおいては、照度センサ206が測定した周囲照度に基づいて、PWM変換率Scが再設定され、PWM設定値Sdが変化している。すなわち周囲照度の低下に基づいて、光源202のPWMデューティ比が50%から75%に上昇している。時刻Zにおいては照度センサ206が測定した周囲照度が前回の測定時と比較して上昇したことに基づいて、PWM変換率Scが再設定され、PWM設定値Sdが変化している。すなわち、光源202のPWMデューティ比が75%から25%に低下している。図5(c)において、斜線を付けて示した部分が周囲照度の値である。
以上、第1の実施形態について図2〜図5を用いて説明した。本構成によれば、光源202の駆動信号であるPWM信号Spの消灯期間を用いて周囲照度の測定を行っているので、光源202の照明照度にほとんど影響を与えずに周囲照度の測定を行うことができる。
また、照度センサ206による周囲照度測定時における、PWM信号Spの消灯期間は、照度センサ206の応答時間に応じて延長されるため、応答時間の長い照度センサを用いても、正確に周囲照度を測定することができる。さらに、光源202の調光制御は、照明照度を含まない周囲照度に基づいて行われるため、光源202の調光制御による自己点滅問題は発生しない。
第1の実施形態にかかる照明器具200において、光源202の間欠パルス点灯は人の目にちらつきを感じさせないために50Hz以上の周波数で行われることが望ましい。
第1の実施形態にかかる照明器具200において、周囲照度の測定は複数回連続して行われてもよい。複数回連続して測定された周囲照度の値の平均値を照度情報Esとして採用することもできる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態にかかる調光制御装置および該調光制御装置を備えた照明器具について、図6〜図9を用いて説明する。
図6は、第2の実施形態にかかる照明器具の機能ブロック図である。図2と同じ箇所には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。照明器具400は、光源202、調光制御装置402、および照度センサ206を備える。光源202、調光制御装置402、および照度センサ206は、図1における光源104、調光制御装置108、および照度センサ106にそれぞれ対応する。
調光制御装置402はレギュレータ210、ADコンバータ212、アベレージフィルタ410、周囲照度演算部404、照明照度演算部406、制御部408、変換率参照部412、乗算部216、信号生成部218、光源点灯用電流源220、センサ用電源端子222、照度入力第1端子224、照度入力第2端子226、初期設定端子228、および光源接続端子230を備える。
照明器具400は、図2に示した照明器具200と比較して、周囲照度演算部404、照明照度演算部406を備えた点が大きく異なる。
アベレージフィルタ410は、所定時間(たとえば10ms)中に入力された照度情報Esの平均値を平均照度Eaとして出力する。
照明器具400の電源がオンされると、光源202の点灯前に、照度情報Esの平均値である平均照度Eaが照明照度演算部406に読み込まれる。その後光源202が間欠パルス点灯制御され、再度、平均照度Eaが照明照度演算部406に読み込まれる。照明照度演算部406は、これら2つの平均照度Eaの値から光源202の光出力特性を算出する。
光出力特性とは、光源202を間欠パルス点灯させた時の、PWMデューティ比と照明照度との関係を示す特性である。通常LEDを間欠パルス点灯制御する場合には、PWMデューティ比と照明照度との間には比例関係が存在するため、PWMデューティ比に対する照明照度の変化率が光源202の光出力特性となる。
図7を用いて、光源202の光出力特性の算出方法について説明する。図7は周囲照度を一定とし、PWM設定値Sdを変化させた時の、平均照度Eaの変化を示したものである。
照明照度演算部406は、照明器具の電源がオンされると、光源202の点灯前に平均照度Eaとして周囲照度Bを取得する(測定点E1)。次に、光源点灯後に(周囲照度+照明照度)に相当する照度Cを取得する(測定点E2)。
照明照度演算部406は、周囲照度B、照度C、および照度C取得時のPWM設定値Aから、PWM設定値Pdに対する照明照度の変化率Dを算出し記憶する。変化率Dは次の式によって算出される。
Figure 2011076992
照明照度演算部406は、変化率Dを算出した後、PWM信号SpのPWMデューティ比から照明照度Elampを算出し、周囲照度演算部404へ出力する。照明照度Elampは次の式によって算出される。
Figure 2011076992
周囲照度演算部404は、照明照度演算部406から照明照度Elampを取得し、照明照度Elampと平均照度Eaの値から、周囲照度Eoutを算出し、出力する。周囲照度Eoutは次の式によって算出される。周囲照度演算部404による照明照度Elampおよび平均照度Eaの取得は所定時間(たとえば1秒)ごとに行われる。
Figure 2011076992
変換率参照部412は、周囲照度Eoutを取得し、変換率テーブルに基づいて、PWM変換率Scを出力する。変換率テーブルの例については図3に示した。
乗算部216は、PWM変換率情報ScとPWM初期値Ssetを取得し、両者を乗じた値であるPWM設定値Sdを出力する。
信号生成部218は、PWM設定値Sdを受信し、光源202点灯用のPWM信号Spを出力する。PWM信号SpはPWM設定値Sdにより与えられたデューティ比を持った矩形パルス信号である。
光源点灯用電流源220はPWM信号Spに基づいて光源202を間欠パルス点灯制御する。
PWM信号Spは、照明照度演算部406にも入力され、照明照度演算部406はPWM信号Spから現在のPWMデューティ比を算出する。
第2の実施形態において、変化率Dの算出は光源202消灯時の照度情報と光源202を所定の出力で点灯させた時の照度情報に基づいて行われるものとして説明を行ったが、光源202を第1の出力で点灯させた時の照度情報と、光源202を前記第1の出力とは異なる第2の出力で点灯させた時の照度情報に基づいて光源202の光出力特性を求めることもできる。光源202を第1の出力で点灯させた時のPWM設定値をA1、その時照明照度演算部406に入力された照度をE1とし、光源202を第2の出力で点灯させた時のPWM設定値をA2、その時照明照度演算部406に入力された照度をE2とすると、変化率Dは次の式によって求めることができる。
Figure 2011076992
図8は第2の実施形態にかかる照明器具400における調光制御機能のフローチャートである。照明器具400の電源がオンされるとステップS1から処理が開始される。
ステップS1では、光源202点灯前に、照明照度演算部406が照度センサ206の平均照度Eaを取得し記憶する。この時取得される照度値は、図7に示した周囲照度Bの値である。周囲照度Bの値が周囲照度Eoutとして変換率参照部412に入力され、変換率参照部412、乗算部216、信号生成部218では前述した処理が行われ、光源202のオンデューティ・オフデューティが設定され、ステップS2へ移行する。
ステップS2では、光源202の間欠パルス点灯制御がおこなわれ、その後ステップ3において(周囲照度+照明照度)の取得が行われる。この時取得される照度値は、図7に示した照度Cの値である。
ステップS4では、光源202の光出力特性の算出が行われる。光出力特性の算出については前述のとおりである。
ステップS5では、前回の照度測定から所定時間経過したかどうかが判定される。前回の照度測定から所定時間経過していなければNOと判定され、ステップS10へ移行し、現在のオンデューティ・オフデューティが変更されることなく、光源202の間欠パルス点灯制御が継続される。前回の照度測定から所定時間経過していればYESと判定されステップS6へ移行する。
ステップS6では周囲照度演算部404による平均照度Eaの取得がおこなわれる。この時取得されるのは外光による周囲照度と光源202による照明照度を合わせた値である。
ステップS7では周囲照度演算部404による周囲照度の算出が行われる。周囲照度の算出については前述したとおりである。
ステップS8では周囲照度が変化したかどうかが判定される。前回の平均照度Ea取得時から、周囲照度が変化していなければNOと判定されステップS10へと移行し、現在のオンデューティ・オフデューティが変更されることなく、光源202の間欠パルス点灯制御が継続される。周囲照度が変化していればYESと判定されステップS9へと移行する。
ステップS9では周囲照度の変化に基づいて、オンデューティ・オフデューティの再設定が行われる。具体的には、変換率参照部412が周囲照度Eoutに基づいて、新たなPWM変換率Scを乗算部216へ入力することにより、光源202のオンデューティ・オフデューティが再設定される。
ステップS10では設定されたオンデューティ・オフデューティに基づいて光源202の間欠パルス点灯制御が行われる。
図9は第2の実施形態にかかる照明器具400の照度情報取得タイミングを示す図である。(a)に光源202が発する光の照度である照明照度の変化を、(b)に外光の照度である周囲照度の変化を、(c)に周囲照度演算部404または照明照度演算部406に入力される平均照度Eaの変化を示す。
図9(c)測定点E1で示すように、照明器具400の電源がオンされると、光源202の点灯前に周囲照度の測定が行われる。該周囲照度に基づいて、光源202のオンデューティ・オフデューティが設定され、光源202の間欠パルス点灯制御が開始される。
光源202が間欠パルス点灯制御された後に、図9(c)測定点E2で示すタイミングで照明照度演算部406に平均照度Eaの値が入力される。照明照度演算部406は測定点E1および測定点E2での照度測定値に基づいて、光源202の光出力特性の算出を行う。
以後、周囲照度演算部404は所定時間ごとに平均照度Eaの値を取得する。周囲照度演算部404は、平均照度Eaと照明照度Elampの値に基づいて、周囲照度Eoutを変換率参照部に入力し、PWM設定値Sdの更新を行う。
時刻Yにおいては、周囲照度の上昇に基づいて平均照度Eaが上昇し、PWM変換率Scが再設定され、PWM設定値Sdが変化している。すなわち、図3に示した変換率テーブル250に基づいて、PWM変換率Scが再設定されることで、光源202のPWMデューティ比が50%から25%に低下している。時刻Zにおいては、周囲照度の低下に基づいてPWM変換率Scが再設定され、PWM設定値Sdが変化している。すなわち、PWMデューティ比が25%から75%に上昇している。周囲照度演算部404による平均照度Eaの取得は所定時間ごとに行われ、周囲照度の変化に対応したPWMデューティ比による光源202の点灯制御が行われる。図5(c)において、斜線を付けて示した部分が周囲照度の値である。
以上、第2の実施形態について図6〜図9を用いて説明した。本構成によれば、光源202の光出力特性を算出することにより、光源202の出力が変化した場合にも、正確な周囲照度を算出することが可能である。光源202の調光制御は該周囲照度に基づいて行われるため、光源202の調光制御による自己点滅問題は発生しない。
第2の実施形態における光出力特性の算出は照明器具400の電源オン時に毎回行われるものとして説明を行ったが、光出力特性の算出は必ずしも電源オン時に毎回行われる必要は無い。使用者の指示に基づいて、光出力特性の算出が行われるようにしてもよいし、所定期間(たとえば一週間)ごとに光出力特性の算出が行われるようにしても良い。照明器具400の劣化や、設置環境の変化による光出力特性の変化を考慮しなければ、光出力特性の算出は照明器具400の設置時に一度行えばそれでよい。ただし、照明器具400の電源オン後、光源202の温度変化によって、光出力特性が変化する可能性がある場合には、光出力特性の算出は所定時間(たとえば1分)ごとに行うことが望ましい。
第2の実施形態において、光源202はPWM制御によって調光制御されるものとして説明を行ったが、光源202の調光制御方法はPWM制御に限定されず、例えば、光源202へ供給する電流値を変化させることにより、光源202の調光制御を行っても良い。PWM制御される場合には、光源202としてLED等の応答速度の速い素子を用いることが望ましい。
第2の実施形態において、光源202の照明照度とPWM設定値Sdの間には比例関係があるものとして説明を行ったが、照明照度とPWM設定値Sdの間に比例関係が無くとも、異なる2つのPWM設定値Sdに対する照度情報から光源202の光出力特性を求めることができれば、本発明は実施可能である。例えば、PWM設定値Sdに対して、照明照度が指数関数的に増大するような場合であっても本発明は実施可能である。
第1の実施形態または第2の実施形態において、レギュレータ210にスイッチを設けることにより、照度測定時のみ、照度センサ206に定電圧が印加される構成にしてもよい。かかる構成によれば、照明器具の消費電力を低減することができる。
第1の実施形態または第2の実施形態において、信号生成部218はPWM設定値Sdが変化した場合に、それをPWM信号Spのデューティ比に即反映してもよいし、所定の時間をかけてPWM信号Spのデューティ比を徐々に変化させてもよい。
第1の実施形態または第2の実施形態において、光源202の調光制御は照明器具の電源オンと同時に開始されるものとして説明を行ったが、光源202の調光制御が開始されるタイミングは照明器具の電源オン時に限定されず、種々の変形実施が可能である。たとえば、使用者の指示に基づいて光源202の調光制御が行われるようにしてもよいし、予め設定された時刻に調光制御が開始されるようにしてもよい。また、照明器具の電源オンから所定時間経過した後に調光制御が開始されるようにすることもできる。その場合、調光制御が行われていない時の光源202のデューティ比はPWM初期値Ssetに基づいて設定すればよい。
第1の実施形態または第2の実施形態において、光源202の調光制御はPWM制御で行うものとして説明を行ったが、光源202の調光制御をPFM制御によって行うことも可能である。
第1の実施形態または第2の実施形態に記載の照明器具を用いれば、照度センサに覆いを取り付けたりせずとも、光源と照度センサを隣接して設置することが可能となるが、光源と照度センサは必ずしも隣接して設置する必要は無く、所定距離離して設置しても良い。
以上説明したように本発明の照明器具は、光源と照度センサが隣接していても、周囲照度の測定または算出が可能であるため、該周囲照度に基づいて光源の調光制御を行うことが可能である。したがって、光源の自己点滅問題が発生せず、その産業上の利用可能性は高い。
102、200、400 照明器具
104、202 光源
106、206 照度センサ
108、204、402 調光制御装置
110 照明光
112 外光
114 壁面
208 変換用抵抗
210 レギュレータ
212 ADコンバータ
214 照度情報取得部
216 乗算部
218 信号生成部
219、408 制御部
220 光源点灯用電流源
222 センサ用電源端子
224 照度入力第1端子
226 照度入力第2端子
228 初期設定端子
230 光源接続端子
232 基準電位
250 変換率テーブル
300 第1の実施形態フローチャート
350 第1の実施形態タイミングチャート
450 第2の実施形態フローチャート
500 第2の実施形態タイミングチャート
404 周囲照度演算部
406 照明照度演算部
410 アベレージフィルタ
412 変換率参照部

Claims (19)

  1. 照度センサおよび光源が接続され、前記光源を調光制御する調光制御装置であって、
    前記調光制御装置は、
    前記光源を点灯期間および消灯期間を繰り返す間欠パルス点灯制御し、
    前記消灯期間において前記照度センサから外光による周囲照度の照度情報を取得するとともに、該周囲照度に基づいて前記光源を調光制御し、
    前記照度情報取得時の前記消灯期間の長さは、前記照度センサの応答時間に基づいて決定することを特徴とする調光制御装置。
  2. 照度センサおよび光源が接続され、前記光源を調光制御する調光制御装置であって、
    前記調光制御装置は、
    前記照度センサから照度情報を取得する照度情報取得部と、
    前記照度情報に基づいて、前記光源の点灯期間および消灯期間を決定し、前期光源を間欠パルス点灯制御する信号生成部を備え、
    前記照度情報取得部は、前記消灯期間において前記照度センサから照度情報を取得し、
    前記信号生成部は、前記照度センサの応答時間に基づいて、前記照度情報取得部による照度情報取得時の前記消灯期間の長さを決定することを特徴とする調光制御装置。
  3. 請求項1または請求項2記載の調光制御装置であって、前記間欠パルス点灯制御は50Hz以上の周波数で行うことを特徴とする調光制御装置。
  4. 照度センサおよび光源が接続され、前記光源を調光制御する調光制御装置であって、
    前記調光制御装置は、
    前記光源消灯時の前記照度センサからの照度情報と、前記光源を所定の出力で点灯させた時の前記照度情報に基づいて、前記光源の光出力特性を求め、
    前記光出力特性と前記照度情報に基づいて、外光による周囲照度を求めるとともに、
    前記周囲照度に基づいて、前記光源を調光制御することを特徴とする調光制御装置。
  5. 照度センサおよび光源が接続され、前記光源を調光制御する調光制御装置であって、
    前記調光制御装置は、
    前記光源の光出力特性と前記照度センサから取得した照度情報に基づいて、前記光源による照明照度を求める照明照度演算部と、
    前記照度センサから取得した照度情報と前記照明照度に基づいて、外光による周囲照度を求める周囲照度演算部を備え、
    前記周囲照度に基づいて、前記光源を調光制御し、
    前記照明照度演算部は、前記光源消灯時の前記照度センサからの照度情報と、前記光源を所定の出力で点灯させた時の前記照度情報に基づいて、前記光源の光出力特性を求めることを特徴とする調光制御装置。
  6. 照度センサおよび光源が接続され、前記光源を調光制御する調光制御装置であって、
    前記調光制御装置は、
    前記光源を第1の出力で点灯させた時の前記照度センサからの照度情報と、前記光源を前記第1の出力とは異なる第2の出力で点灯させた時の前記照度情報に基づいて、前記光源の光出力特性を求め、
    前記光出力特性と前記照度情報に基づいて、外光による周囲照度を求めるとともに、
    前記周囲照度に基づいて、前記光源を調光制御することを特徴とする調光制御装置。
  7. 照度センサおよび光源が接続され、前記光源を調光制御する調光制御装置であって、
    前記調光制御装置は、
    前記光源の光出力特性と前記照度センサから取得した照度情報に基づいて、前記光源による照明照度を求める照明照度演算部と、
    前記照度センサから取得した照度情報と前記照明照度に基づいて、外光による周囲照度を求める周囲照度演算部を備えるとともに、前記周囲照度に基づいて、前記光源を調光制御し、
    前記照明照度演算部は、前記光源を第1の出力で点灯させた時の前記照度センサからの照度情報と、前記光源を前記第1の出力とは異なる第2の出力で点灯させた時の前記照度情報に基づいて、前記光源の光出力特性を求めることを特徴とする調光制御装置。
  8. 請求項4乃至請求項7のいずれか1項に記載の調光制御装置であって、
    前記調光制御装置は、該調光制御装置の電源投入時に前記光出力特性を求めることを特徴とする調光制御装置。
  9. 請求項4乃至請求項7のいずれか1項に記載の調光制御装置であって、
    前記調光制御装置は、使用者の指示に基づいて前記光出力特性を求めることを特徴とする調光制御装置。
  10. 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の調光制御装置であって、
    前記光源の調光制御はPWM制御により行うことを特徴とする調光制御装置。
  11. 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の調光制御装置であって、
    前記調光制御装置は、前記周囲照度が所定の照度より暗いとき、前記光源の照度を上げ、前記周囲照度が所定の照度より明るいとき前記光源の照度を下げることを特徴とする調光制御装置。
  12. 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の調光制御装置であって、
    前記調光制御装置は、前記周囲照度が所定の照度より明るいとき、前記光源の照度を上げ、前記周囲照度が所定の照度より暗いとき、前記光源の照度を下げることを特徴とする調光制御装置。
  13. 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の調光制御装置を備えた照明器具。
  14. 請求項13記載の照明器具であって、
    前記光源はLEDであることを特徴とする照明器具。
  15. 請求項13記載の照明器具であって、
    前記照度センサには、照度測定時のみ電圧が印加されることを特徴とする照明器具。
  16. 照度センサから照度情報を取得し、間欠パルス点灯される光源のオンデューティおよびオフデューティを設定するステップと、
    前記光源を点灯制御するステップと、
    前記光源の点灯時間が前記オンデューティに達したか判定するステップと、
    前記光源を消灯制御するステップと、
    前回、照度情報を取得してから所定時間経過したか判定するステップと、
    前記光源の消灯時間が前記オフデューティに達したか判定するステップと、
    前記照度センサから取得した照度情報が安定しているか判定するステップとを有する調光制御方法。
  17. 照度センサから周囲照度としての照度情報を取得し、光源の出力を設定するステップと、
    前記光源を点灯制御するステップと、
    前記照度センサから周囲照度と照明照度の合算値としての照度情報を取得するステップと、
    前記光源の光出力特性を算出するステップと、
    前回、照度情報を取得してから所定時間経過したか判定するステップと、
    前記照度センサから周囲照度と照明照度の合算値としての照度情報を取得し、該照度情報と前記光出力特性に基づいて周囲照度の算出を行うステップと、
    周囲照度が変化したか判定するステップと、
    前記光源の出力を再設定するステップとを有する調光制御方法。
  18. 光源を第1の出力で点灯制御し、照度センサから第1の照度情報を取得するステップと、
    前記光源を前記第1の出力とは異なる第2の出力で点灯制御し、前記照度センサから第2の照度情報を取得するステップと、
    前記第1の照度情報と前記第2の照度情報から前記光源の光出力特性を算出するステップと、
    前回、照度情報を取得してから所定時間経過したか判定するステップと、
    前記照度センサから周囲照度と照明照度の合算値としての照度情報を取得し、該照度情報と前記光出力特性に基づいて周囲照度の算出を行うステップと、
    周囲照度が変化したか判定するステップと、
    前記光源の出力を再設定するステップとを有する調光制御方法。
  19. 請求項17または請求項18記載の調光制御方法であって、
    前記点灯制御は間欠パルス点灯制御であって、
    前記光源の出力の設定は、前記間欠パルス点灯制御におけるオンデューティおよびオフデューティを設定することにより行われる調光制御方法。
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