JP2011076870A - 張力止を備えるソケット - Google Patents

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慎八 浅賀
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Abstract

【課題】ソケット側に張力止めを設けて直接リード線を固定することでリード線を確実に固定することでリード線に加えられた張力をソケット本体に伝達しないようにすることができ、しかも、これを簡単な構造で実現できる張力止めを備えたソケットを提供する。
【課題を解決するための手段】ソケット本体と、ソケット本体に導かれるリード線に加えられる張力をソケット本体に伝達しないための張力止とからなるソケットであって、前記張力止は、ソケット本体に固定される挟板と、ソケット本体に導かれるリード線を挟板で挟んだ状態で固定する挟板固定部材とからなるソケットを提供する。
【選択図】図1

Description

本件発明は、ソケットに関し、特に、ソケット本体に導かれるリード線に加えられる張力をソケット本体に伝達しないための張力止めを備えるソケットに関する。
照明器具などの電気器具を接続して使用するソケットには、天井などからリード線でぶら下げられた状態で使用するものがある。また、ソケットが壁に埋め込まれる形で取り付けられて固定されていても、リード線自体は外部に露出させた状態で使用するものもある。これらの場合において、何らかの原因でリード線に張力(引っ張る力)が加えられることがある。例えば、天井にぶらさげられた照明器具を人が誤って下に強く引っ張ったり、ソケットが壁に埋め込まれて固定されている場合でも外部に露出したリード線に人がつまずいたりといった事態が考えられる。このような場合、このリード線に加えられた張力がソケット本体に伝達されると、リード線の端子がソケット本体の端子受け部からはずれて短絡事故や地絡事故を引き起こすおそれがある。そこで、これを防ぐため、器具本体に張力止めを設けることによりこの張力をソケット本体に伝達しないという方法が従来から広く用いられている。例えば、特許文献1には、リード線に張力止め金具をかしめるとともに、この張力止め金具を照明器具本体に形成された溝に係止するように構成された照明器具が開示されている(特許文献1参照)。また、器具本体に張力止めを設けるのではなく、ソケット側に張力止めを設けて、この張力止めで直接リード線を固定するようにしたものも知られている。例えば、特許文献2には、ソケットのボディおよびカバーの中に受金、中心接触片、電線を収納し、ボディとカバーの複数対の対向面によって、電線の一部を互いに異なる角度で挟持して張力止めを行うようにしたねじ込みソケットが開示されている(特許文献2参照)。
実開昭59−69427号公報 特開2008−4449号公報
しかし、特許文献1に開示されているものをはじめとする従来の張力止めの多くは、器具本体に設けられたものであるため、器具が複数あればその一つ一つに張力止めを設けなければならず、設置が煩雑であった。また、ソケット本体に直接リード線を固定するものではないため、リード線に加えられた張力をソケット本体に伝達しないという効果も必ずしも十分なものではなかった。
一方、特許文献2に開示されているものは、ソケット側に張力止めを設けて、この張力止めで直接リード線を固定するようにしたものであるため、リード線を確実に固定することでリード線に加えられた張力をソケット本体に伝達しないようにすることができるという点では優れたものである。しかし、特許文献2に開示されているソケットは、上述のように、ソケットのボディおよびカバーの中に受金、中心接触片、電線を収納し、ボディとカバーの複数対の対向面によって、電線の一部を互いに異なる角度で挟持して張力止めを行うようにしたねじ込みのものであり、構造が複雑であり、張力止めを設ける際の煩雑さを解消できるものではなかった。
そこで、本発明の解決すべき課題は、ソケット側に張力止めを設けて直接リード線を固定することでリード線を確実に固定することでリード線に加えられた張力をソケット本体に伝達しないようにすることができ、しかも、これを簡単な構造で実現できる張力止めを備えたソケットを提供することにある。
以上の課題を解決するため、第一の発明は、ソケット本体と、ソケット本体に導かれるリード線に加えられる張力をソケット本体に伝達しないための張力止(ちょうりょくどめ。本明細書では、特に本件発明に係るソケットを構成する張力止めをこのように表記する)とからなるソケットであって、前記張力止は、ソケット本体に固定される挟板(はさみいた)と、ソケット本体に導かれるリード線を挟板で挟んだ状態で固定する挟板固定部材とからなるソケットを提供する。
第二の発明は、第一の発明を基礎として、前記挟板は、金属板であるソケットを提供する。
第三の発明は、第一または第二の発明を基礎として、前記挟板は、ソケット本体の台座金具と、ソケット本体との間に挟持固定されることで前記ソケット本体に固定されているソケットを提供する。
第四の発明は、第一から第三のいずれか一の発明を基礎として、前記挟板は、ソケット本体の底面を介してソケット本体に対して略コの字状に巻きまわされることで前記ソケット本体に固定されているソケットを提供する。
第五の発明は、第一から第四のいずれか一の発明に記載の張力止を提供する。
本発明により、ソケット側に張力止を設けて直接リード線を固定することでリード線を確実に固定することでリード線に加えられた張力をソケット本体に伝達しないようにすることができ、しかも、これを簡単な構造で実現できる張力止めを備えたソケットを提供することが可能となる。
実施例1のソケットの形状の一例を示す斜視図 実施例1のソケットにおける張力止のソケット本体へ取り付け構造の一例を説明するための図 実施例1の張力止の形状の一例を示す分解斜視図 実施例1のソケットにおけるソケット本体の分解斜視図 実施例2のソケットの形状の一例を示す斜視図 実施例2のソケットにおける張力止のソケット本体へ取り付け構造の一例を説明するための図 実施例2の張力止の形状の一例を示す分解斜視図
0100 ソケット
0110 ソケット本体
0111 ソケット本体の円筒形状の孔部
0120 張力止
0121 挟板
0122 挟板固定部材
0130 リード線
0140 台座金具
0140a 台座金具の両端付近に穿たれた一対の孔
以下に、本発明の実施例を説明する。なお、本発明はこの実施例に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
<概要>
本実施例のソケットは、ソケット本体と、ソケット本体に導かれるリード線に加えられる張力をソケット本体に伝達しないための張力止とからなるソケットであって、張力止が、ソケット本体に固定される挟板と、ソケット本体に導かれるリード線を挟板で挟んだ状態で固定する挟板固定部材とからなる点に特徴を有する。特に、本実施例のソケットには、上記の挟板が金属板であるものが含まれる。また、本実施例のソケットには、上記の挟板が、ソケット本体の台座金具と、ソケット本体との間に挟持固定されることで前記ソケット本体に固定されているものも含まれる。
<構成>
(全般)
図1は、本実施例のソケットの形状の一例を示す斜視図である。このうち、(a)は、ソケットの上面側の斜め方向から見た図であり、(b)は、ソケットの底面側の斜め方向から見た図である。本図に示すように、本実施例に係るソケット0100は、ソケット本体0110と、張力止め0120とからなる。本図の例は、照明器具を接続して使用するための円筒形状のソケットの例であり、ソケット本体に、ランプの口金部を螺合させることにより照明器具をソケットに取り付けるための円筒形状の孔部0111が備えられている。また、本図の例では、上記の挟板が、ソケット本体の台座金具0140と、ソケット本体との間に挟持固定されることで前記ソケット本体に固定されている。この台座金具はソケット本体を壁などに固定するためのものであり、本図の場合は、その両端付近に穿たれた一対の孔0140aを利用してビス等(図示されない)で固定することができるようになっている。
ソケットに接続される電気器具の種類に限定はない。またソケット本体の形状にも特に限定はなく、図1に示したようなものを含む略円筒形状のもののほか、略直方体その他の略多角柱形状のものであってもよいし、その他の形状であってもよい。ソケット本体の形状をどのようなものとするかは、ソケットの寸法をどのようなものとするかということともに、電気器具の規格寸法などに合わせて設計されるべき事項であり、様々な形状・寸法のものがあり得る。
そこで以下では、本発明において特に特徴的な構成である張力止の構成を中心に、その具体的な構成の一例について説明する。
(張力止)
張力止は、電源線(リード線)に引っ張り力が加わることによって接続部から電源線が外れて短絡事故や地絡事故を生ずることを防止するために行う、押さえ処理の機能ないしかかる機能を果たすための部材である。
図1に示すように、本実施例の張力止0120は、ソケット本体に固定される挟板0121と、挟板固定部材0122とからなる。
(挟板)
挟板は、挟板固定部材によってソケット本体に対して固定された状態でリード線0130を挟みつけることで、リード線に対してソケット本体とは反対側に向かう張力が加えられた時に、この張力をソケット本体に伝達しないようにするための部材である。
また、挟板はアース端子の取り付け用の部材としても使用されることが望ましい。
このような挟板の役目に照らせば、挟板は金属や導電性プラスチックなどの弾性および導電性のある材料からなるものであることが望ましい。このような材料を用いることで、リード線に対してソケット本体とは反対側に向かう張力が加えられた時に、この張力をソケット本体に伝達しないようにすることをより好適に実現でき、また、挟板を利用してアースをとることが可能となる。
また挟板がリード線に加えられた張力をソケット本体に伝達しないためには、挟板がある程度強くリード線を挟みつける必要があるため、特にある程度の幅(概ね5mm〜10mm程度)を有していることが望ましい。特に、挟板が金属製の場合は、挟板がある程度の幅を有することは必須である。なぜなら、挟板の幅が狭いと挟板がリード線を切ってしまうおそれがあるためである。
挟板の形状には特に限定はなく、ソケット本体の形状などに合わせて適宜設計される。例えば、挟板は平らな板であってもよいし、凹凸のある形状をしていてもよい。また、図1に示した例とは異なるが、挟板の両側部がリード線とは反対側に折り返されていたり、リード線と反対側に湾曲したR形状をしていたりしてもよい。これは、板の強度を増すとともに、リード線が挟板の切り出し面でこすれて切断されることを防ぐために望ましい構成である。また、かかる構成は、切り出し面で人がけがなどをしないようにするという意味でも望ましいものである。このような構成の具体例については、別の実施例で図を用いて説明する。
挟板は、1箇所に設けられてもよいし、2箇所に設けられてもよい。即ち、ソケット本体に接続されるリード線は通例+極用、−極用の2本であるが、これら2本のリード線をソケット本体の1箇所に取り付けた挟板で挟むようにしてもよいし、2箇所(例えばソケット本体の両側)に取り付けた挟板で挟むようにしてもよい。
挟板(2箇所に設けられる場合は、それぞれの個所に設けられる挟板)は、例えば、複数(典型的には2枚であるが、3枚以上であってもよい)の板によって構成される。この場合、複数の板を重ねて、板と板の間にリード線を挟むことにより、リード線が挟板に保持される。あるいは、挟板は1枚の板であって、これを略U字形に折り曲げ、2箇所の折り曲げ部分の間にリード線を挟むようにしてもよい。
また、挟板は、独立した別部材であってもよいし、一部または全部が台座などの他の部材と一体的に成形されたものであってもよい。
図1に示したものは、挟板が2枚の金属製(より詳細にはステンレス製)の板からなり、このうちソケット本体に遠い方(外側)の板は平らな板であり、ソケット本体に近い方(内側)の板は略L字形の板である。また、それぞれの板の幅は、ともに約6mmである。また、図1に示したものは、挟板が1箇所に設けられている例であり、さらに、2枚の板がともに他の部材から独立した別部材であるが、このうち、上述のように、ソケット本体に近い方の板が、台座金具とソケット本体との間に挟持固定されることでソケット本体に固定されており、これにソケット本体に遠い方の板がビスおよびナットで直接固定され、全体としてかかる2枚の板からなる挟板がソケット本体にソケット本体に固定された状態となっている。
なお、図1に示したものソケットの他の部分の寸法は、ソケット本体の外径が約25mm、ソケット本体の高さが約34mm、台座金具の左右の幅が約40mmである。また、挟板のうち外側の板の長さは約28mm、内側の板の台座金具からの高さ(即ち、略直角に折り曲げられた垂直部分の長さ)は約32mmである。ただし、以上に示した寸法は、好適な一例であって、ソケットの寸法は、電気器具の規格寸法などに合わせて、その形状とともに設計される。
図2は、本実施例のソケットにおける張力止のソケット本体へ取り付け構造の一例を説明するための図であって、図1(a)のA−A断面図である。本図に示すように、ソケット0200は、ソケット本体0210と張力止0220とから構成される。また、張力止0220は、挟板0221と挟板固定部材0222(左上がり斜線で示す)とからなり、さらに挟板0221はソケット本体に遠い方(外側)の板0221aと、ソケット本体に近い方(内側)の板0221bとからなる。本図には、2枚の挟板の間に2本のリード線0230が挟まれて固定されている状態が示されている。ソケット本体に近い方の板0221bは、その水平部分がソケット本体の台座金具0240とソケット本体との間に挟持固定されることでソケット本体に固定されている。
図3は、本実施例の張力止の形状の一例を示す分解斜視図であって、張力止によるリード線固定要領とともに示したものである。本図に示すように、張力止は0320は、挟板0321と挟板固定部材0322とからなり、さらに挟板0321はソケット本体(図示されない)に遠い方(外側)の板0321aと、ソケット本体に近い方(内側)の板0321bとからなる。ソケット本体に遠い方の板は平板であり、ソケット本体に近い方の板は略L字型である。リード線を固定するときは、2枚の板でリード線を挟み、挟板固定部材(本図の例では1対のビス0322aおよびナット0322b)で固定するとともに、ソケット本体に近い方の板の水平部分を台座金具とソケット本体(図示されない)との間に挿入することで、張力止全体をソケット本体に固定する。
なお、図1〜3に示した張力止のソケット本体への具体的な固定方法は、あくまで一例であって、これに限定されるものではない。例えば、後述するような、挟板がソケット本体の底面を介してソケット本体に対して略コの字状に巻きまわされることでソケット本体に固定されているものであってもよい。あるいは、図示は省略するが、例えば、張力止をソケット本体の一部(例えば、ソケット本体を壁などに固定するためのねじ穴を有する突起部分)に載置した上で、ねじ頭でソケット本体と張力止を一緒に押さえつけることなどによって、張力止がソケット本体に固定されるようにしたものであってもよい。
(挟板固定部材)
「挟板固定部材」は、ソケット本体に導かれるリード線を挟板で挟んだ状態で固定するためのものである。
挟板の固定方法には特に限定はないため、これに対応して挟板固定部材の種類にも特に限定はない。挟板の固定方法としては、例えば図1に示したように、ビスおよびナットで固定する方法のほか、はんだ、スポットなどの溶着による方法、かしめなどの圧着による方法、あるいは接着剤で固定する方法などが考えられる。
以上のように、本実施例の張力止は、極めて簡単にソケット本体に設置できるものであり、これにより、リード線に加えられた張力をソケット本体に伝達しないための構造を簡単に実現できる張力止めを備えたソケットを提供することが可能となる。
(張力止によるリード線の固定をより確実にするためのソケット本体の構成)
ところで、張力止によるリード線の固定をより確実にするために、ソケット本体もこの張力止による固定を補助するような構成を備えていることが望ましい。なぜなら、頻繁には起こらないとはいえ、リード線のうち張力止とソケット本体間の部分が引っ張られるおそれもないとはいえず、このような場合、いくら張力止がリード線をしっかりと固定していても、ソケット本体がリード線をしっかりと固定していなければ、リード線に加えられた張力がソケット本体に伝達されてしまうおそれが生じるからである。
図1に示したソケットも、ソケット本体がこのような構成を備えている好適な例を示したものである。
図4は、このことをより詳細に説明するため、本実施例のソケットにおけるソケット本体を分解斜視図で示した図である。本図に示すように、ソケット本体は、上半体部0411と下半体部0412とを有し、下半体部の収納スペース0412c内にリード線0430に接合されたランプ受け金0413、中心接点とランプ受け金の絶縁を確保するためのスペーサ0414、リード線0430に接合され中心接点を有する金属製平板0415とが収納された状態で両半体部をねじ0416で固定することによって接合される。その際、ソケット本体の下に台座金具0440が配置され、ソケット本体の両半体と台座金具とが一体的にねじ止めされる。なお、このとき、台座金具とソケット本体の下半体部との間に張力止の一部が挟み込まれた状態で固定される。本図には、台座金具上の二点鎖線0421bで示した位置に、図3に示した張力止のうちソケット本体に近い方の板0321bの水平部分が載置された状態で挟み込まれることが示されている。なお、ソケット本体の下半体部に穿たれた2箇所の穴0412dおよび台座金具に穿たれた2箇所の穴0440bは、いずれも上記の固定用のねじ穴である。
ここで、張力止によるリード線の固定をより確実にするために、上半体部はその底面から下に向かう略直方体の突起0411aを有する(本図には現れないが、本図の突起の対称位置にも突起が備えられている)。この突起は、下半体部に設けられた溝に嵌め込まれ、同じく溝に嵌め込まれるスペーサの突起部0414aとの間に一方のリード線(ランプ受け金に接合されたリード線)を挟み込んで固定する。また、スペーサの突起部とソケット本体の下半体部の溝内の略下半分に設けられた台状部分0412eとの間には、他方のリード線(金属製平板に接合されたリード線)が挟み込まれて固定される。なお、本発明の目的とは直接の関係はないが、この溝は、ソケットを他の機器などに取り付けて固定する際に利用することも可能なものである。
また、上半体部はその底面から下に向かう略U字形の突起0411bも有する(本図には現れないが、本図の突起の対称位置にも突起が備えられている)。この突起は、下半体部に設けられた略U字形の溝0412bに嵌め込まれ、両半体を縦方向に貫通するねじによってねじ止めされる。これにより両半体が確実に固定される。なお、本図には現れていないが、ソケット本体の上半体部の上記略直方体の突起の底面側の面のリード線を抑える位置に、例えば略半球状の小さな突起が備えられていてもよい。これにより、上半体部とスペーサとによるリード線の固定をより確実に行うことが可能となる。
以上のような構成により、リード線がソケット本体にしっかりと固定されるため、リード線に加えられた張力をソケット本体に伝達しないための構成をより好適に実現することが可能となる。
<効果>
本実施例の発明により、ソケット側に張力止を設けて直接リード線を固定することでリード線を確実に固定することでリード線に加えられた張力をソケット本体に伝達しないようにすることができ、しかも、これを簡単な構造で実現できる張力止めを備えたソケットを提供することが可能となる。
<概要>
本実施例のソケットは、実施例1のソケットと基本的に共通するが、特に、挟板がソケット本体の底面を介してソケット本体に対して略コの字状に巻きまわされることでソケット本体に固定されている点に特徴があるものである。
<構成>
(全般)
図5は、本実施例のソケットの形状の一例を示す斜視図である。このうち、(a)は、ソケットの上面側の斜め方向から見た図であり、(b)は、ソケットの底面側の斜め方向から見た図である。本図に示すように、本実施例のソケット0500も、ソケット本体0510と、張力止0520とからなる点は実施例1のソケットと同様である。また、張力止0520が、ソケット本体に固定される挟板0521と、挟板固定部材0522とからなる点も、実施例1のソケットと同様である。
ただし、本実施例では、実施例1のソケットと異なり、挟板がソケット本体の底面を介してソケット本体に対して略コの字状に巻きまわされることでソケット本体に固定されている。
ソケットに接続される電気器具の種類に限定はない点や、ソケット本体の形状や寸法にも特に限定はなく、電気器具の規格寸法などに合わせて設計されるべき事項であり、様々な形状・寸法のものがあり得る点は、実施例1のソケットと同様である。
そこで、本実施例においても張力止の構成を中心として、その具体的な構成の一例について以下説明する。
(張力止:挟板)
挟板の役目は、実施例1の挟板の役目と同様であり、このような挟板の役目に照らせば、本実施例においても、挟板は金属や導電性プラスチックなどの弾性および導電性のある材料からなるものであることが望ましい。
また(1)挟板がある程度の幅(概ね5mm〜10mm程度)を有していることが望ましい点や、(2)挟板の形状はソケット本体の形状などに合わせて適宜設計されるものであり、例えば、挟板は平らな板であってもよいし、凹凸のある形状をしていてもよい点、(3)挟板は1箇所に設けられてもよいし、2箇所に設けられてもよい点、(4)挟板が複数の板からなるものであっても、1枚の板を折り曲げたものであってもよい点、(5)挟板は、独立した別部材であってもよいし、一部または全部が台座などの他の部材と一体的に成形されたものであってもよい点は、実施例1の挟板と同様である。
図5に示したものは、挟板が2箇所に設けられている例であって、ソケット本体に遠い方(外側)の板がソケット本体の底面を介してソケット本体に対して略コの字状に巻きまわされている例を示す。本図には明確に現れていないが、ソケット本体に近い方(内側)の板は左右2枚の板からなる。これら2枚の板は、それぞれ略L字形の板であって、ソケット本体に遠い方の板にほぼ平行に配置される。やはり本図には明確に現れていないが、これら2枚の板のそれぞれの一方の端は、例えば、ソケット本体内においてソケット本体をビス等で壁などに固定するためのビス穴付近に位置するように配置され、当該ビス等によってソケット本体とともに固定されるように構成されている。
図5に示したものは、挟板が2枚の金属製(より詳細にはステンレス製)の板からなり、このうちソケット本体に遠い方(外側)の板は略コの字形状をしている。また、本図の例では、垂直部分は、両側部が外側に折り返されている。これは、板の強度を増すとともに、リード線が切り出し面でこすれて切断されることを防ぐためのものである。また、切り出し面で人がけがなどをしないようにするという目的も有する。同様の目的で、ソケット本体に近い方の板も両側部が内側に折り返されている。もちろん、本実施例においても、このような構成はあくまで望ましい構成の一例であり、実施例1において図1に示したような、挟板の両側部分が折り返されずに切り出し面が露出したままのものであってもよい。ソケット本体に遠い方の板の幅は、ソケット本体底面に接している部分で約6mm、垂直部分で約10mmである。ソケット本体に近い方の板の幅は約8mmである。
図5に示したものは、挟板が2箇所に設けられている例であり、さらに、2枚の板がともに他の部材から独立した別部材である例である。そして、上述のように、ソケット本体に近い方の2枚の板のそれぞれの一方の端がソケット本体内においてソケット本体をビス等で壁などに固定するためのビス穴付近に位置するように配置され、ソケット本体に遠い方の板がビスおよびナットで直接固定され、全体としてかかる2枚の板からなる挟板がソケット本体に固定された状態となっている。
図6は、本実施例のソケットにおける張力止のソケット本体へ取り付け構造の一例を説明するための図であって、図5(a)のA−A断面図である。本図に示すように、ソケット0600は、ソケット本体0610と張力止0620とから構成される。また、張力止0620は、挟板0621と挟板固定部材0622とからなり、さらに0621挟板はソケット本体に遠い方(外側)の1枚の板0621aと、ソケット本体に近い方(内側)の2枚の板0621bとからなる。ソケット本体に遠い方の板は、ソケット本体の底面を介してソケット本体に対して略コの字状に巻きまわされている。また、ソケット本体に近い方(内側)の左右2枚の板0621bは略L字型の形状をしており、それぞれの板の垂直面はおおむねソケット本体に遠い方(外側)の板0621aにほぼ平行に配置されている。これら2枚の板0621bのそれぞれの一方の端0621b1は、例えば、ソケット本体においてソケット本体をビス等(図示されない)で壁などに固定するためのビス穴0612d付近に位置するように配置され、当該ビス等によってソケット本体とともに固定されるように構成されている。
図5、図6に示した例では、ソケット本体に近い方(内側)の板は略L字形の板である。また、それぞれの板の幅は、ともに約6mmである。また、図1に示したものは、挟板が1箇所に設けられている例であり、さらに、2枚の板がともに他の部材から独立した別部材であるが、このうち、上述のように、ソケット本体に近い方の板が、台座金具とソケット本体との間に挟持固定されることでソケット本体に固定されており、これにソケット本体に遠い方の板がビスおよびナットで直接固定され、全体としてかかる2枚の板からなる挟板がソケット本体にソケット本体に固定された状態となっている。
なお、図5、図6に示したものソケットの他の部分の寸法は、ソケット本体の外径が約31mm、ソケット本体の高さが約23mmである。また、挟板のうち外側の板の左右の幅は約45mm、高さは約21mmである。内側の板の左右の幅は約35mm、高さは約16mmである。ただし、以上に示した寸法は、好適な一例であって、ソケットの寸法が電気器具の規格寸法などに合わせてその形状とともに設計される点は実施例1のソケットと同様である。
図7は、本実施例の張力止の形状の一例を示す分解斜視図であって、張力止によるリード線固定要領とともに示したものである。本図に示すように、張力止は0720は、挟板0721と挟板固定部材0722とからなり、さらに挟板0721はソケット本体(図示されない)に遠い方(外側)の板0721aと、ソケット本体に近い方(内側)の板0721bとからなる。ソケット本体に遠い方の板は略コの字状であり、ソケット本体に近い方の板は略L字型の2枚の板である(左右対象につき右側に現れる板の図示は省略した)。リード線0730を固定するときは、内側の2枚の板のそれぞれと外側の板とでリード線を挟み、挟板固定部材(本図の例では1対のビス0722aおよびナット0722b)で固定するとともに、ソケット本体に遠い方の板をソケット本体の底面に巻き回すことで、張力止全体をソケット本体に固定する。
(1)実施例1で説明した、挟板がソケット本体の台座金具とソケット本体との間に挟持固定されることでソケット本体に固定されているものと、(2)本実施例の、挟板がソケット本体の底面を介してソケット本体に対して略コの字状に巻きまわされることでソケット本体に固定されているものとを比較すると、(1)のソケットは、リード線を1箇所で止めるようにしている点で、2箇所で止めるようにしている(2)のソケットよりも構造が簡単であるといえるが、半面、(2)のソケットは、その分リード線を確実に挟んで固定するという点でより優れているといえる。一方、(1)のソケットでは、挟板を台座金具とソケット本体の間に挟み込んで固定することで、確実な固定を担保している。このように、どちらの形状のものも優れた効果を発揮し得るものであり、この他にも本発明の要旨を逸脱しない範囲で様々な形状・寸法のものを設計することができることから、本発明により、電気器具の形状などに応じた好適な張力止付ソケットを提供することが可能となる。
<効果>
本実施例の発明により、ソケット側に張力止を設けて直接リード線を固定することでリード線を確実に固定することでリード線に加えられた張力をソケット本体に伝達しないようにすることができ、しかも、これを簡単な構造で実現できる張力止めを備えたソケットを、実施例1とは異なる形態で提供することが可能となる。特に、本実施例のソケットによれば、リード線を確実に挟んで固定するという点に関してより優れた効果を発揮することが可能となる。

Claims (5)

  1. ソケット本体と、
    ソケット本体に導かれるリード線に加えられる張力をソケット本体に伝達しないための張力止とからなるソケットであって、
    前記張力止は、
    ソケット本体に固定される挟板と、
    ソケット本体に導かれるリード線を挟板で挟んだ状態で固定する挟板固定部材と、
    からなるソケット。
  2. 前記挟板は、金属板である請求項1に記載のソケット。
  3. 前記挟板は、ソケット本体の台座金具と、ソケット本体との間に挟持固定されることで前記ソケット本体に固定されている請求項1または2に記載のソケット。
  4. 前記挟板は、ソケット本体の底面を介してソケット本体に対して略コの字状に巻きまわされることで前記ソケット本体に固定されている請求項1から3のいずれか一に記載のソケット。
  5. 請求項1から4のいずれか一に記載の張力止。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11283432A (ja) * 1998-03-31 1999-10-15 Matsushita Electric Works Ltd 電源線固定具
JP2006277959A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Matsushita Electric Works Ltd 電気器具

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