JP5620740B2 - コネクタプラグ及び照明装置 - Google Patents
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Description
本発明に係る照明装置は、上記コネクタプラグを有する照明ランプと、上記コネクタプラグが装着されるコネクタソケットを有するベース部材とを備えている。
図1に示すように、照明装置100は、長手方向に沿って長尺なベース部材1と、2つの照明ユニット2と、各照明ユニット2の両端に夫々1つ、計4つのコネクタ構造3とを有している。コネクタ構造3は、コネクタプラグ4と、ベース部材1に取り付けられたコネクタソケット5とを有している。
図1に示されるように、ベース部材1は、凸状部分6と、凸状部分6の両脇に形成された平坦部分7とを有している。凸状部分6及び各平坦部分7は、ステンレス、アルミニウム、銅及び鉄等の、光を反射可能な金属で構成されている。また、ベース部材1の内部には、図示しない放電灯点灯装置が搭載されている。
図2に示されるように、照明ユニット2は、ベース部材1の長手方向に沿って延在する長尺な円筒状のランプカバー17や、このランプカバー17の内部に挿入された一対の放電灯18や、図示しない反射板等を有している。ランプカバー17は、ポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂やガラスなどの材料を用いて構成されている。また、ランプカバー17の両端部の開口は、コネクタプラグ4によって覆われている。各放電灯18は、ここでは外部電極放電ランプ(EEFL)を用いており、両端部の外周面上に形成された一対の電極20を形成したランプカバー17の長手方向に沿って延在する放電管19からなる。
図3に示されるように、コネクタ構造3は、コネクタプラグ4と、このコネクタプラグ4が着脱自在に装着されるコネクタソケット5とを有している。なお、図3では、説明の都合上、ベース部材1の各平坦部分7の図示を省略している。
図3及び図4に示されるように、コネクタプラグ4は、ランプカバー17の両端部に嵌め込まれると共に、コネクタソケット5に装着されている。図7及び図8に示されるように、コネクタプラグ4は、プラグ本体部4aと、このプラグ本体部4aに支持されるとともに着脱可能なラッチ部25とを有している。プラグ本体部4aは、後述する給電端子23及びプラグ端子31を除いて、難燃性や耐熱性を有する絶縁性の硬質樹脂であって、PBT(ポリブチレンテレフタレート)を用いて構成されている。一方、ラッチ部25は、プラグ本体部4aよりも柔らかく且つ弾性のある絶縁性の軟質樹脂を用いて構成されており、具体的にはABS樹脂が使用される。
図4及び図5に示されるように、コネクタプラグ4のプラグ本体部4aは、円柱形状を有する筒状部21と、筒状部21の一端部の開口を覆う蓋体22と、筒状部21の内部に収容され且つ放電灯18の電極20に対して電気的に接続される給電端子23等を有している。蓋体22は、接着剤等によって筒状部21に嵌め込まれた状態で接着されている。図5に示されるように、給電端子23は、ベース部材1の長手方向に突出する2対の突片23aを有し、2対の突片23aは放電管19に形成された電極20を長手方向から把持している。
図5に示されるように、ラッチ部25は、プラグ本体部4aに支持される一対の支持板34と、各支持板34に接続される押圧板33とを有している。詳細には、ラッチ部25はプラグ本体部4aのプラグ凸部29に支持される一対の支持板34と、各支持板34に接続される押圧板33とを有しており、図6(a)、(b)に示されるように、ラッチ部25は、羽根形状を有する一対の押圧板33と、各押圧板33に接続された一対の支持板34と、各支持板34を相互に接続する接続板35と、を有している。
図5及び図12に示されるように、一対の押圧板33は、その両端部にユーザによって押圧操作される押圧爪37a等からなる押圧部分37と、コネクタプラグ4のコネクタソケット5への係止のため互いに対向する方向に突出する係止爪38aとを有している。また、一対の押圧板33は、コネクタソケット5から遠ざかる方向に関して、広がるように傾斜して形成されている。詳細には、一対の押圧板33は、接続部分36と、押圧部分37と、係止部分38の3つの部位で構成されている。接続部分36は、一対の支持板34の挿入部分39と反対側の端部であって、押圧部分37と係止部分38とを接続する部位である。この接続部分36は、図5に示されるように、プラグ本体部4aに装着されたラッチ部25の筒状部21の軸方向と垂直な断面において、円柱形状の筒状部21の中心点Cから筒状部21の半径R分だけ径方向外側に離れた点を通過し、且つ、プラグ凸部29の延在方向と平行な2つの直線L1、L2間に配置されている。
一対の支持板34は、プラグ本体部4aへの支持部分から、コネクタソケット5から遠ざかる方向に関して広がるように傾斜して形成されている。より詳細には、一対の支持板34は、外部からの押圧によって弾性変形可能であって、図6に示されるように、挿入部分39及び突出部分40の2つの部位で構成されている。挿入部分39は、ラッチ部25のプラグ本体部4aへの装着時に、ラッチ挿入溝32に挿入される部位である。図5に示されるように、ラッチ挿入溝32に挿入された挿入部分39の接続部分36と反対側の先端部には、プラグ凸部29の軸方向に関して筒状部21から遠ざかる方向に突出した突出片39aが形成されている。この突出片39aは、上述したラッチ挿入溝32の奥部に形成した規制溝32aに挿入される部位である。図5に示されるように、規制溝32aに挿入された突出片39aは、この規制溝32aが障害となって、プラグ凸部29の軸方向と垂直な方向に関してプラグ凸部29から遠ざかる方向に移動することが規制される。また、突出片39aは、図6に示されるように、後に詳しく説明する接続板35から遠ざかる方向に先細りの形状を有している。これにより、ラッチ挿入溝32に挿入部分39を挿入し易くなっている。
接続板35は、図6(a)に示されるように、一対の支持板34の突出片39aを相互に接続する部位である。つまり、一対の支持板34は、この接続板35によって相互に接続されることにより、別体ではなく一体で構成されている。また、図6(b)に示されるように、接続板35の外面35aは、ユーザによって押圧操作される部位であって、ラッチ部25の一対の突出片39aをラッチ挿入溝32に挿入する際、最端まで挿入し易いように突出片39aから遠ざかる方向に向かって凸形状を有している。これにより、ラッチ部25をラッチ挿入溝32に挿入し易くなっており、コネクタプラグ4の組立性が向上されている。
コネクタソケット5は、コネクタプラグ4が嵌め込まれる部材であって、後述するソケット端子42を除いて、絶縁性の樹脂を用いて形成されている。図9及び図10に示されるように、コネクタソケット5は、略長方形状に窪んだソケット凹部41と、ソケット端子42と、このソケット端子42を取り囲む枠体43とを有している。また、図9や図10に示す部材Sは、ソケット端子42を放電灯点灯装置8(図13参照)と電気的に接続する導電性の棒状部材である。なお、棒状部材Sは、導電性を有していれば任意の材料を使用できる。
ソケット凹部41は、コネクタプラグ4のコネクタソケット5への装着時に、コネクタプラグ3のプラグ凸部29が挿入される部位である。図9に示されるように、ソケット凹部41の外周面には、ソケット端子42と反対側に突出する一対の係合爪41aが形成されている。一対の係合爪41aは、プラグ凸部29がソケット凹部41に挿入された時に、上述した一対の係止爪38aと係合する部位である。そして、この係合により、ソケット凹部41に挿入されたプラグ凸部29が、ソケット凹部41への挿入方向と逆方向に抜けることを規制することができる。
以下では、図12(a)〜(c)を参照しつつ、コネクタプラグ4のコネクタソケット5への装着手順について説明する。なお、図12では、ベース部材1の図示を省略している。また、図12(c)中の各符号Fu、Acは、ラッチ挿入溝32に挿入されたラッチ部25を支える支点と、このラッチ部25に外部から力が作用する作用点の各位置をそれぞれ示している。
なお、以上では、コネクタプラグのコネクタソケットへの装着手順について述べたが、コネクタプラグ4とコネクタソケット5との装着を解除する場合には、ユーザの指によって把持されている各押圧板33の押圧部分37が、筒状部21に向けて押圧されることによって、各支持板34の突出部分40が筒状部21に向けて弾性変形するとともに、各押圧板33の係止部分38がプラグ凸部29と反対側に向かって弾性変形する。この弾性変形により、各係止爪38aが、各係止爪41aの枠体43と反対側の先端部よりも枠体43の延在方向と垂直な方向に関して外側に位置した状態で、コネクタプラグ4をプラグ凸部29のソケット凹部41への挿入方向と反対の方向に所定距離だけ移動させれば、コネクタプラグ4とコネクタソケット5との装着解除が完了する。
以下では、照明装置100の動作について簡単に説明する。コネクタプラグ4がコネクタソケット5へ装着された状態で図示しない放電灯回路より、コネクタソケット5に対して照明ユニット2の駆動に適した高周波高電圧が供給されると共に、ソケット端子42に供給された高周波高電圧は、コネクタソケット5に装着されたコネクタプラグ4のプラグ端子31や給電端子23を経由して放電灯18の電極20へと供給される。これにより、放電灯18の放電管19内で放電が発生して、両端電極20の間の放電管19全域が点灯し、全体として照明ユニット2が点灯する。
以上、本実施形態のコネクタプラグ及びコネクタ構造では、ユーザによって押圧操作される押圧部分37を一端に設けた押圧板33を備え、押圧板33に接続される支持板34は、ラッチ挿入溝32に挿入された挿入部分39(プラグ本体部4aへの支持部分)から、装着方向と反対方向(コネクタソケット5から遠ざかる方向)に関して広がるように傾斜して形成されているので、押圧板33における支持板34との接続部分36を、ユーザによって押圧操作される押圧部分37側に寄せることができる。すなわち、支持板34がコネクタプラグ4のコネクタソケット5への装着方向に対して垂直な方向に延在するような場合と比べて、係止爪38aの変位量を大きくすることができる。より具体的には、係止部分38の延在方向に関する距離を長く確保できる。そのため、プラグ凸部29の軸方向に垂直な方向への係止爪38aの変位量を大きくすることができる。その結果、係止爪38aを大きくあるいは鋭角を持った形状とすることが容易であり、確実なコネクタプラグ4の装着が行え落下防止等、安全性の高いコネクタプラグ4を提供することができる。
2 照明ユニット
3 コネクタ構造
4 コネクタプラグ
4a プラグ本体部
5 コネクタソケット
21 筒状部
22 蓋体
25 ラッチ部
29 プラグ凸部
32 ラッチ挿入溝
32a 規制溝
33 押圧板
34 支持板
36 接続部分
37 押圧部分
38 係止部分
38a 係止爪
39 挿入部分
39a 突出片
40 突出部分
41 ソケット凹部
41a 係合爪
100 照明装置
C 中心点
D1、D2 厚さ
L1、L2 直線
R 半径
Claims (2)
- コネクタソケットに着脱可能なコネクタプラグであって、プラグ本体部と、前記プラグ本体部と別部品で形成されると共に前記プラグ本体に着脱可能なラッチ部とを備え、
前記プラグ本体部は、前記コネクタプラグの前記コネクタソケットへの装着方向に対して垂直な方向に沿って形成されたラッチ挿入溝を備え、
前記ラッチ部は、
前記垂直な方向に沿って前記ラッチ挿入溝に挿入される挿入部分を有すると共に前記プラグ本体部に支持される弾性変形可能な一対の支持板と、
前記一対の支持板の前記挿入部分を相互に接続する接続板と、
前記一対の支持板のそれぞれの前記挿入部分と反対側に接続部分を介して接続される一対の押圧板とを備え、
前記一対の支持板、前記接続板、及び、前記一対の押圧板が、一体で構成されており、
前記一対の押圧板は、それぞれ、
前記装着方向と反対方向側の一端に、ユーザによって押圧操作される押圧部分と、
前記装着方向側の他端に、前記コネクタプラグの前記コネクタソケットへの係止のため互いに対向する方向に突出する係止爪とを備え、
前記一対の支持板は、それぞれ、
前記ラッチ挿入溝に挿入された挿入部分から、前記装着方向と反対方向に関して広がるように傾斜して形成されていることを特徴とするコネクタプラグ。 - 請求項1に記載のコネクタプラグを有する照明ランプと、
前記コネクタプラグが装着されるコネクタソケットを有するベース部材とを備えたことを特徴とする照明装置。
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