JP2011073884A - 部材の接続装置およびテープ貼り付け装置 - Google Patents

部材の接続装置およびテープ貼り付け装置 Download PDF

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秀幸 青山
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賢 今西
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Abstract

【課題】部材を接続のために搬送する場合、部材が曲がって搬送されてしまうことを回避することのできる部材の接続装置を提供する。
【解決手段】所定の幅と所定の長さとを備えた板状の部材W3A、W3C同士を、接続可能な部材の接続装置1において、部材W3Aの長手方向の後端部W3Bに、次の部材W3Cの長手方向の先端部W3Dが近接して対向するように、次の部材W3Cを位置決め可能な部材位置決め手段3と、部材W3Aと次の部材W3Cとを互いに接続するために、部材W3Aの後端部W3Bと次の部材W3Cの前端部W3Dとに接続用テープP1を貼り付けるテープ貼り付け手段7と、部材W3Aの厚さ方向の一方の面を真空吸着しつつ部材W3Aを長手方向の一方向であって部材W3Aで次の部材W3Cを引く方向に搬送することにより、部材W3Aと次の部材W3Cとを搬送する部材搬送手段5とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、部材の接続装置およびテープ貼り付け装置に係り、特に、切断された部材(素材)同士を互いに接続する装置、部材に接続用テープを押し付けて貼り付ける装置に関する。
従来、薄い板状の部材の両面に回路を形成するプリント配線板の製造方法として、長い部材(ポリイミド等の薄い板状のベース部材の両面に薄い導体の膜が形成されている部材)を所定の長さに切断し、この切断された各部材を互いに重ね合わせて貫通孔を同時にあけ、この貫通孔にスルーホールメッキを施し、このスルーホールメッキが施された各部材の両面に、エッチング等によって回路を形成する方法が知られている。
なお、スルーホールメッキは、前記プリント配線板の両面に形成された回路同士を互いに電気的に接続するために行われるものである。
また、前記従来の方法では、前記スルーホールメッキがされた各部材に対して回路を設ける際、1枚ずつ離されている各部材ごとに回路を形成している。
一方、前記従来の方法に対して、前記スルーホールメッキがされた各部材を互いに接続し長く形成しておいて、この長く形成された各部材を長手方向に送りつつ、前記回路を形成する方法を考えることができる。
ここで、前記接続をする装置として、搬送装置で所定の位置まで搬送された部材の後端と、次の部材の先端部とを互いに突き合わせて、接続用テープで前記部材と前記次の部材とを互いに接続し、前記搬送装置で前記次の部材を前記所定の位置まで搬送する動作を繰り返し、複数の部材が長くつながるように接続する装置が知られている。
なお、前記部材を接続する装置では、互いが対向しているローラで前記部材を挟み込み、前記各ローラを回転し、前記部材を搬送するようになっている。
また、前記接続をする装置では、接続用テープで前記部材と前記次の部材とを、作業者の手作業によって互いに接続している。
特許2002−003028号公報 特開2002−332146号公報 特開平06−115797号公報
ところで、前記接続をする装置では、ローラを空気圧シリンダ等のアクチュエータで付勢し、各ローラで部材を挟み込んで搬送しているので、部材を挟み込む力が、前記ローラの長手方向で不均一になり、部材が曲がって搬送されてしまうおそれがあるという問題がある。
このように、部材が曲がって搬送されると、部材同士が曲がって接続されてしまうおそれがある。
また、前記接続をする装置では、作業者の手作業によって、接続用テープを各部材の突き合わせ部に貼り、各部材同士を接続しているので、効率良く部材同士を接続することができないという問題がある。
なお、前述した搬送する際の問題は、プリント配線板の部材を搬送する場合だけでなく、たとえば可撓性を具備した薄い板状の部材を搬送する際にも同様に発生する問題である。
また、前述した部材を接続する際の問題は、プリント配線板の部材同士を互いに接続する場合だけでなく、板状の第1の部材に設けられた直線状の一端面と、板状の第2の部材に設けられた直線状の一端面とを、互いに突き合わせて、接続用テープで接続する場合にも発生する問題である。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、薄い板状の部材同士を、接続可能な部材の接続装置において、前記部材を接続のために搬送する場合、前記部材が曲がって搬送されてしまうことを回避することができる部材の接続装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、板状の第1の部材に設けられた直線状の一端面と、板状の第2の部材に設けられた直線状の一端面とを、互いに突き合わせ、接続用テープを用い、前記各部材の厚さ方向の一方の面であって前記突き合わせ部およびこの近傍の面に、前記突き合わせ部の延伸方向に前記接続用テープを延伸させて貼り付け、前記各部材を互いに接続する部材の接続装置において、従来よりも効率よく、各部材同士を互いに接続することができる部材の接続装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、所定の幅と所定の長さとを備えた板状の部材同士を、接続可能な部材の接続装置において、部材の長手方向の後端部に、次の部材の長手方向の先端部が近接して対向するように、前記次の部材を位置決め可能な部材位置決め手段と、前記部材と前記次の部材とを互いに接続するために、前記部材の後端部と前記次の部材の前端部とに接続用テープを貼り付けるテープ貼り付け手段と、前記部材の厚さ方向の一方の面を真空吸着しつつ前記部材を前記長手方向の一方向であって前記部材で前記次の部材を引く方向に搬送することにより、前記部材と前記次の部材とを搬送する部材搬送手段とを有する部材の接続装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の部材の接続装置において、前記テープ貼り付け手段で接続され、前記部材搬送手段で搬送される前記部材を、巻き取る部材巻き取り手段を有する部材の接続装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の部材の接続装置において、前記部材搬送手段は、前記部材の搬送方向に移動すると共に前記部材の搬送方向に並んだ複数の貫通孔を具備したベルトを備えたベルトコンベヤと、前記ベルトコンベヤのベルトの内側に設けられたガイド部材とを具備しており、前記ガイド部材は、前記ベルトコンベヤのベルトの各貫通孔に応じた位置で前記部材の搬送方向に長く延びて形成された溝を備えていると共に、前記溝が形成されている面が前記ベルトコンベヤのベルトの内側の面に近接しており、前記ガイド部材の溝と前記ベルトコンベヤの貫通孔とを介して、前記真空吸着を行うように構成されている接続装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の部材の接続装置において、前記テープ貼り付け手段は、所定の幅を備えた前記接続用テープを、前記近接している各端部の延伸方向に延伸させて、前記各部材の厚さ方向の一方の面に、前記互いに近接している各端部を覆うように貼り付け、前記各部材を互いに接続する手段である部材の接続装置である。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の部材の接続装置において、前記部材位置決め手段は、前記部材を載置可能な平面状の部位を備えたテーブルを具備しており、前記部材を位置決めするために前記部材に設けられた貫通孔に挿入される突起が、前記平面状の部位に対して出没自在に設けられていると共に、前記平面状の部位では、前記部材を真空吸着し、または、前記部材をエアーブローすることが可能なように構成されている部材の接続装置である。
請求項6に記載の発明は、部材に接続用テープを貼り付けるテープ貼り付け装置において、長い接続用テープを格納しているテープ格納部から延出している接続用テープを、前記部材に押し付けることが可能なテープ押し付け部材と、前記接続用テープを前記部材に押し付けたまま、前記テープ押し付け部材を移動可能なテープ押し付け部材移動手段と、前記テープ格納部と前記テープ押し付け部材との間で、前記テープ格納部から延出している接続用テープを切断可能なテープ切断手段とを有するテープ貼り付け装置である。
請求項7に記載の発明は、板状の部材の厚さ方向の一方の面に、接続用テープを所定の長さ貼り付けるテープ貼り付け装置において、平面状部位を備えていると共に、この平面状部位に前記部材の厚さ方向の一方の面が当接するように前記部材を載置可能なテーブルと、フレームと、前記フレームに設けられ、接続用テープを格納しているテープ格納部から延出している接続用テープが前記テープ格納部側に戻ることを防止するテープ逆走防止手段と、前記接続用テープの延出方向における前記テープ逆走防止手段の下流側の前記フレームに設けられ、前記延出している接続用テープを、前記部材に押し付けることが可能なテープ押し付け部材と、前記接続用テープの延出方向における前記テープ逆走防止手段と前記テープ押し付け部材との間の前記フレームに設けられ、前記格納部に格納されている接続用テープを、前記接続用テープの延出方向で所定の長さ分引き出すことが可能なテープ引き出し手段と、前記接続用テープの延出方向における前記テープ引き出し手段と前記テープ押し付け部材との間の前記フレームに設けられ、前記接続用テープの幅方向で、前記接続用テープを切断可能なテープ切断手段と、前記テーブルの前記平面状部位に対して接近または離反する方向に、前記フレームを移動自在な第1の移動手段と、前記テーブルの前記平面状部位と平行な方向であって前記部材に貼り付けられる接続用テープの長さ方向に、前記フレームを移動自在な第2の移動手段とを有するテープ貼り付け装置である。
請求項1から請求項5に記載の発明によれば、薄い板状の部材同士を、接続可能な部材の接続装置において、前記部材を接続のために搬送する場合、前記部材が曲がって搬送されてしまうことを回避することができるという効果を奏する。
請求項6、請求項7に記載の発明によれば、板状の第1の部材に設けられた直線状の一端面と、板状の第2の部材に設けられた直線状の一端面とを、互いに突き合わせ、接続用テープを用い、前記各部材の厚さ方向の一方の面であって前記突き合わせ部およびこの近傍の面に、前記突き合わせ部の延伸方向に前記接続用テープを延伸させて貼り付け、前記各部材を互いに接続する部材の接続装置において、従来よりも効率よく、各部材同士を互いに接続することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態で用いるプリント配線板の製造方法の概略を示す図である。 本発明の実施形態に係る部材の接続装置の概略構成を示す斜視図である。 部材搬送手段の具体的構成を示す斜視図である。 図3におけるIVA―IVB断面を示す図である。 テープ貼り付け装置の構成を示す図であり、図2におけるV矢視を示す図である。 テープ貼り付け装置の動作を示す図である。 テープ貼り付け装置の動作を示す図である。 テープ貼り付け装置の動作を示す図である。 テープ貼り付け装置の動作を示す図である。 テープ貼り付け装置の動作を示す図である。 テープ貼り付け装置の動作を示す図である。 テープ貼り付け装置の動作を示す図である。
図1は、本発明の実施形態で用いるプリント配線板の製造方法の概略を示す図である。
プリント配線基板の製造方法によって製造されるプリント配線板(プリント基板)は、おもて面裏面の両面に薄い導電膜(たとえば銅で形成されている導電膜)が予め設けられていると共に可撓性を備えている薄い板状の部材(素材)W3の前記導電膜を加工し製造されるものである。
ここで、前記プリント配線板の製造方法について詳しく説明する。
まず、所定の幅を具備した長い部材を、切断機を用い前記幅方向に延びた切断線のところで所定の長さに切断する(S1)。
前記切断された部材W3を複数個互いに重ね合わせて、前記各部材W3にほぼ同時に貫通孔をあけ(S3)、前記貫通孔があけられた各部材W3に、スルーホールメッキを施す(S5)。
前記スルーホールメッキがされた各部材W3が厚さ方向で互いに重ならないように、前記各部材W3の端部同士を互いに対向させて前記各部材W3を互いに接続し長く形成する(S7)。
前記接続し長く形成された部材W3をこの長手方向に延ばして送る際に、薄い回路を形成する(S9)。
続いて、前記接続された各部材W3を分離し(S11)、この分離後に、前記部材W3の両面に、薄いカバーレイを貼り付けて(S13)、前記プリント配線基板を製造する。
ここで、前記各工程について、詳しく説明する。
前記各部材W3を互いに接続する前記部材接続工程では、前記各部材W3の切断された各端面を互いに近接させて(接触させてもしくは僅かに離して、または、各端面の近傍に存在している各部位同士が部材の厚さ方向で互いに重なり合っているように)配置し、所定の幅を備えた接続用テープを、前記近接している端面の延伸方向に延伸させて、前記各部材W3の厚さ方向の一方の面に、前記互いに近接している部位を覆うように貼り付け、前記各部材W3を互いに接続する。
前記部材W3にスルーホールメッキのための貫通孔をあける穿孔工程では、前記切断された部材W3を、互いの端面が一致するように複数枚(20枚程度)重ね合わせて、前記複数枚の部材W3にほぼ同時に、パンチやドリルを用いて貫通孔をあける。
前記回路を形成する回路形成工程では、前記接続工程で長く形成された部材W3であって、たとえば円柱側面形状を備えた第1の部材(第1のボビン)の外周に巻き取られた部材W3を、円柱側面形状を備えた第2の部材(第2のボビン)の外周に巻き取ることによって移し変える際に、エッチング処理により前記部材W3に回路を形成する。
前記回路形成工程についてさらに詳しく説明する。
前記回路形成工程では、まず、前記部材W3の両面(おもて面と裏面)に設けられている薄い導電膜の表面の酸化被膜を除去し、前記部材W3の両面に設けられている薄い導電膜の表面から油膜や微細なゴミを除去するための整面処理を行う。
前記整面処理がされた前記薄い導電被膜の表面(前記部材W3の両面)に、ドライフィルムを貼り付け、この貼り付けられたドライフィルムに、前記部材W3の両面に回路を形成するためのパターン基板を設置した状態で、前記部材W3に露光を行う。
前記パターン基板を取り除いて現像処理を行って、前記ドライフィルムに前記パターン基板の回路形態を転写する。
続いて、エッチング処理によって、前記薄い導電膜の一部を除去し、前記部材W3の両面に、前記パターン基板の回路と同じ形態の回路を形成する。この後、前記基板の両面に残存している前記ドライフィルムを除去する。
プリント配線板の製造方法によれば、切断された部材W3を複数個互いに重ね合わせて貫通孔をあけ、貫通孔があけられた各部材W3に、スルーホールメッキを施すので、スルーホールメッキのための貫通孔を効率よく形成することができ、また、スルーホールメッキがされた各部材W3を互いに接続し、この接続された部材W3をこの長手方向に延ばして送る際に回路を形成するので、ほぼ連続的に回路を形成することができ、回路を効率良く形成することができる。
すなわち、両面に回路を備えていると共に、前記両面の各回路を互いに電気的に接続するためのスルーホールを有するプリント配線板を、従来よりも効率よく製造することができる。
また、前記プリント配線板の製造方法によれば、部材W3同士の接続に、接続用テープを使用しているので、部材W3に与える影響を少なくして(たとえば、接続部位で部材W3を傷つけることなく)、部材W3の接続を速やかに容易に行うことができ、接続された部材W3を分離することも容易になっている。
次に、前記各部材W3を互いに接続し長く形成する部材の接続工程で使用される本発明の実施形態に係る部材の接続装置1について説明する。
図2は、部材の接続装置1の概略構成を示す斜視図である。
部材の接続装置1は、所定の幅と所定の長さとを備えて四角形状に形成され可撓性を具備した薄い板状の部材(たとえば、プリント配線板の素材)W3同士を、接続可能な装置である。
部材の接続装置1の基台(図示せず)には、部材W3Aの長手方向の後端部W3Bに、次の部材W3Cの長手方向の前端部W3Dが近接して対向するように前記次の部材W3Cを位置決め設置可能な部材位置決め手段3が設けられている。
また、部材の接続装置1には、前記部材W3Aと前記次の部材W3Cとを互いに接続するために、前記部材W3Aの後端部W3Bと前記次の部材W3Cの前端部W3Dとに接続用テープP1を貼り付けるテープ貼り付け手段(テープ接続手段)7が設けられている。
また、部材の接続装置1の前記基台(図示せず)には、前記部材W3Aの厚さ方向の一方の面を真空吸着しつつ前記部材W3Aを長手方向の一方向であって前記部材W3Aで前記次の部材W3Cを引く方向(図2に示す矢印AR1の方向)に搬送することにより、前記部材W3Aと前記次の部材W3Cとを搬送することができる部材搬送手段5が設けられている。
また、前記部材の接続装置1には、前記テープ貼り付け手段7で接続され前記部材搬送手段5で搬送される部材W3を、円柱側面形状を備えたリール(ボピン)9に巻き取る部材巻き取り手段11が設けられている。なお、前記部材巻き取り手段11は、前記基台に対して回転自在に設けられていると共に、図示しない電気モータ等のアクチュエータで前記部材W3を巻き取るために回転するようになっている。
次に、前記部材搬送手段5について詳しく説明する。
図3は、部材搬送手段5の具体的構成を示す斜視図であり、図4は、図3におけるIVA―IVB断面を示す図である。
前記部材搬送手段5は、前記部材W3の長さ方向(前記部材W3(W3A、W3C)の搬送方向)に移動し前記長さ方向(前記部材W3の搬送方向)に並んだ複数の貫通孔13を複数列具備したベルト15を備えたベルトコンベヤ17を有している。
前記ベルトコンベヤ17のベルト15の内側には、平板状のガイド部材19が設けられている。このガイド部材19は、前記ベルトコンベヤ17のベルト15の各貫通孔13に応じた位置で前記長さ方向に長く延びて形成された複数の溝21を備えている。
前記各溝21が形成されている前記ガイド部材19の面が前記ベルトコンベヤ17のベルト15の内側の面に近接(たとえば、接触)しており、前記ガイド部材19の溝21と前記ベルトコンベヤ17の各貫通孔13とを介して、前記ベルトコンベヤ17のベルト15における前記ガイド部材19とは反対側の面で、前記部材W3を真空吸着できるように構成されている。
なお、前記ベルトコンベヤ17や前記ガイド部材19に代えて、部材W3をグリップして搬送するように構成してもよい。
すなわち、前記部材W3の幅方向に長く延びた第1のグリップ用部材を前記部材W3の裏面側に配置し、前記部材W3の幅方向に長く延びた第2のグリップ用部材を前記部材W3のおもて面側に配置し、空気圧シリンダ等のアクチュエータを用いて前記各グリップ用部材で前記部材W3を挟み込み、この挟み込んだ状態で前記各グリップ用部材を前記部材W3の長手方向に、空気圧シリンダ等のアクチュエータを用いて移動させ、前記部材W3をこの長手方向に搬送するようにしてもよい。
前記テープ貼り付け手段7は、図2に示すように、互いに近接させて(接触または接近等させて)配置されている前記部材W3Aの後端部W3Bと前記次の部材W3Cの前端部W3Dとを、所定の幅を備えた接続用テープP1で接続するものである。
詳しく説明すると、前記テープ貼り付け手段7は、所定の幅を備えた接続用テープP1を前記近接している各端部W3B、W3Dの延伸方向に延伸させて、前記各部材W3A、W3Cの厚さ方向の一方の面に、前記互いに近接している部位を覆うように貼り付け、前記各部材W3A、W3Cを互いに接続するものである。
前記部材位置決め手段3は、前記部材W3を載置可能な平面状の部位(前記ベルトコンベヤ17の部材吸着面とほぼ同一平面上に配置された部位)を備えたテーブル23を具備しており、前記部材W3の位置決めのために前記部材W3に設けられた貫通孔W3Eに挿入される突起(ピン)25が、前記テーブル23の平面状の部位に対して出没自在に設けられている。
また、前記テーブル23の平面状の部位には、複数の小さな貫通孔27が設けられており、これらの各貫通孔27を介して、前記平面状の部位で、前記部材W3を真空吸着し、または、前記部材W3をエアーブロー(エアーフロート)することができるようになっている。
そして、前記部材位置決め手段3で前記部材W3を位置決めする際には、前記突起25を突出させて前記部材W3の前記貫通孔W3Eと係合させ、また、前記テープ接続手段7で前記各部材W3を互いに接続する際には、前記部材位置決め手段3の前記テーブル23で前記部材W3を真空吸着し前記部材搬送手段5で前記部材W3を真空吸着するようになっており、また、前記部材搬送手段5で前記部材W3を搬送する際には、前記部材位置決め手段3で前記部材W3をエアーブローするようになっている。
前記位置決めのために部材W3に設けられた貫通孔W3Eは、たとえば、前記スルーホールメッキのための貫通孔をあけるために各部材W3を互いに重ね合わせたときにあけられたものである。
なお、前記位置決めのための貫通孔W3Eを前記部材W3に設けることなく、前記部材位置決め手段3を構成している平面状の部位の端部に突き当てを設け、前記部材W3の端面を前記突き当てに当接させて、前記部材W3を位置決めしてもよい。
次に、前記テープ接続手段7について詳しく説明する。
図5は、テープ貼り付け手段7の具体例であるテープ貼り付け装置29の構成を示す図であり、図2におけるV矢視を示す図である。
テープ貼り付け装置29は、たとえば、板状の第1の部材(たとえば部材W3A)に設けられた直線状の一端部(たとえば部材W3Aの後端部W3B)と、板状の第2の部材(たとえば部材W3C)に設けられた直線状の一端部(たとえば部材W3Cの前端部W3D)とを、互いに突き合わせ(たとえば互いに接触させて配置する場合、互いを僅かに離反させて配置する場合や、各一端部同士を厚さ方向で互いに僅かに重ね合わせて配置する場合も含む)、所定の幅を備えた長い接続用テープP1を用い、前記各部材の厚さ方向の一方の面であって前記突き合わせ部およびこの近傍の面に、前記突き合わせ部の延伸方向に前記接続用テープP1を延伸させて貼り付け、前記各部材を互いに接続する装置である。
前記テープ貼り付け装置29は、前記各部材W3(W3A、W3C)を載置可能な平面状の部位を備えたテーブル31を備えている。なお、このテーブル31は、前記部材搬送手段5と前記部材位置決め手段3のテーブル23との間に設けられており、たとえば前記テーブル23と一体的に構成され、また、前記テーブル31の平面状の部位は、前記テーブル23の平面状の部位と同一平面状に形成されている。
前記テーブル31のたとえば上方には、前記テーブル31から離隔してフレーム33が設けられている。
前記フレーム33には、前記部材W3同士を互いに接続するための接続用テープP1を格納可能なテープ格納部35が設けられている。
前記テープ格納部35は、前記接続用テープP1をリール37に巻くことによって前記接続用テープP1を格納できるようになっており、このリール37は、前記フレーム33の上部側(前記テーブル31から離れた側)であって、前記部材W3の幅方向の他端部側で、前記フレーム33に対して回転自在に支持されている。なお、前記リール37の回転中心軸CL1は、前記テーブル31の平面と直交する平面であってしかも前記各部材W3の突き合わせ部の延伸方向に延伸している平面に対して、直交する方向に延伸している。
また、リール37は、前記接続用テープP1を巻き取るように、ねじりコイルバネ等の付勢手段で、一方向に回転するように付勢されている。
前記フレーム33の下側には、前記テープ格納部35から延出している接続用テープP1が、前記テープ格納部35側へ戻ることを防止するためのテープ逆走防止手段39が設けられている。
前記テープ逆走防止手段39は、ワンウェイクラッチを使用することによって一方向にしか回転しないように構成されている第1のローラ41と、第2のローラ43とを具備している。
前記第2のローラ43は、前記第1のローラ41の円柱側面形状の外周と接触可能な円柱側面形状の外周を備えている。
前記各ローラ41、43は、前記リール37よりも下方側(前記テーブル31側)で回転できるように前記フレーム33に支持されている。なお、前記各ローラ41、43の各回転中心軸CL3、CL5は、前記リール37の回転中心軸CL1と平行に延伸している。
そして、前記各ローラ41、43で前記接続用テープP1を挟み込むと、前記第1のローラ41が逆転しないようになっていることにより、前記テープ格納部35から延出している接続用テープP1が、前記テープ格納部35側へ戻ることを防止することができるようになっている。したがって、前記リール37と前記第1のローラ41との間では、接続用テープP1が弛まないようになっている。
なお、前記テープ逆走防止手段39を、前記接続用テープP1の延出方向を変えるテープ延出方向変更手段として考えることもできる。
すなわち、前記リール37から前記各ローラ41、43までの間の接続用テープP1の延出方向は、ほぼ下方向(前記テーブル31に向かう方向)になっているが、前記各ローラ41、43を通過した後は(前記各ローラ41、43に対して前記リール37の反対側では;前記接続用テープP1の延出方向の下流側では)、前記接続用テープP1は、前記テーブル31の平面と鋭角で交差する方向で、前記部材W3の他端部側から一端部側に向かって延伸している。
また、前記リール37に格納されまたは前記リール37から延出している接続用テープP1の幅方向は、前記リール37や前記各ローラ41、43の回転中心軸CL1、CL3、CL5と平行になっており、前記部材W3の搬送方向で、前記接続用テープP1の幅方向の中心位置と、前記各部材W3A、W3Cの突き合わせ部とが互いにほぼ一致するように、前記接続用テープP1が配置されている。
また、前記フレーム33には、前記格納されている接続用テープP1を、前記テープ格納部35から所定の長さ引き出すことが可能なテープ引き出し手段47が設けられている。このテープ引き出し手段47は、前記テープ逆走防止手段39を間にして前記テープ格納部35とは反対側(接続用テープP1の延出方向において前記テープ逆走防止手段39よりも下流側;前記部材W3の一端部側)に設けられている。
前記テープ引き出し手段47は、前記部材W3に貼り付く面とは反対側の前記接続用テープP1の非貼り付け面(前記延出している接続用テープP1の上側の面)を真空吸着によって保持可能なテープ吸着部材49を備えている。
このテープ吸着部材49が、詳しくは後述するテープ切断手段51と前記テープ逆走防止手段39との間で、前記フレーム33に対して前記接続用テープP1の延出方向に、モータ等のアクチュエータにより所定のストローク移動することにより、前記接続用テープP1を前記リール37から、所定の長さ分引き出すことができるようになっている。
なお、前記テープ吸着部材49は、前記延出している接続用テープP1の上面側(前記テーブル31とは反対側)に位置している。
そして、前記テープ吸着部材49が、前記テープ逆走防止手段39の前記各ローラ41、43側に位置しているときに、前記接続用テープP1を吸着し、この吸着をしたまま、前記テープ吸着部材49が前記各ローラ41、43から離れる側(テープ切断手段51側)に移動することによって、接続用テープP1を引き出し、この後、前記テープ吸着部材49が前記接続用テープP1の吸着をやめて前記接続用テープP1を開放し、この開放をしたまま、前記テープ吸着部材49が、前記各ローラ41、43側に移動し、接続用テープP1を再び吸着し引き出すことができるようになっている。
なお、前記テープ吸着部材49のストロークは、前記テープ切断手段51のカッター53と、後述する第1のテープ押し付け手段57の押し付けローラ59との間の距離よりも僅かに長いものである。
前記フレーム33には、前記接続用テープP1の幅方向で前記接続用テープP1を切断可能なテープ切断手段51が設けられている。なお、このテープ切断手段51は、前記テープ引き出し手段47を間にして、前記テープ格納部35(前記テープ逆走防止手段39)とは反対側に(接続用テープP1の延出方向において前記テープ引き出し手段47よりも下流側に)設けられている。
前記テープ切断手段51は、前記接続用テープP1を切断するためにカッター53と、前記カッター53で切断される接続用テープP1を支持するガイド55とを備えている。
前記カッター53は、前記延出している接続用テープP1の上部側(前記テーブル31とは反対側)に設けられており、前記ガイド55は、前記接続用テープP1の下側(前記テーブル31側)に設けられている。
また、前記ガイド55は、互いが僅かに離れた2つのガイド部材55A、55Bで構成されており、これらの各ガイド部材55A、55Bは、前記延出している接続用テープP1の前記各部材W3への貼り付け面(下側の面)と接触する平面を備えていると共に、前記各平面には、前記接続用テープP1が貼りつくことを防止するための処理が施されている。
各ガイド部材55A、55Bの各平面は、前記延出している接続用テープP1の延出方向で、互いに僅かに離れて設けられており、前記延出している接続用テープP1の延出方向で、前記各ガイド部材55A、55Bの間に前記カッター53が設けられている。
また、前記フレーム33には、前記接続用テープP1と前記テーブル31に載置された前記各部材W3とを互いに接触させるために、前記接続用テープP1の非貼り付け面を押し、前記接続用テープP1を前記各部材W3に押し付ける第1のテープ押し付け手段57が設けられている。
前記第1のテープ押し付け手段57は、前記テープ切断手段51を間にして、前記テープ引き出し手段47とは反対側に(接続用テープP1の延出方向において前記テープ切断手段51よりも下流側に)設けられている。
また、前記第1のテープ押し付け手段57は、テープ押し付け部材を備えている。このテープ押し付け部材は、たとえば、前記フレーム33に対して回転可能な押し付けローラ59によって構成されている。この押し付けローラ59の円柱側面形状の側面で、前記接続用テープP1を前記各部材W3に押し付けて貼り付けるようになっている。
なお、前記押し付けローラ59の回転中心軸CL7は、前記テープ逆走防止手段39の各ローラ41、43の回転中心軸CL3、CL5と平行になっている。
ところで、すでに理解されるように、前記テープ逆走防止手段39、前記テープ引き出し手段47、前記テープ切断手段51、前記第1のテープ押し付け手段57が、順に並んでいることにより、前記第1のテープ押し付け手段57のテープ押し付け部材(押し付けローラ59)は、前記接続用テープP1の延出方向における前記テープ逆走防止手段39の下流側の前記フレーム33に設けられており、前記テープ引き出し手段47は、前記接続用テープP1の延出方向における前記テープ逆走防止手段39と前記テープ押し付け部材との間の前記フレーム33に設けられており、前記テープ切断手段51は、前記接続用テープP1の延出方向におけるテープ引き出し手段47と前記テープ押し付け部材との間の前記フレーム33に設けられている。
また、前記テープ逆走防止手段39から前記第1のテープ押し付け手段57までの間では、接続用テープP1は、前記テーブル31の平面と鋭角で交差する方向に延伸している。したがって、前記テープ逆走防止手段39の各ローラ41、43が接続用テープP1を挟み込んでいる部位と、前記テープ引き出し手段47のテープ吸着部材49の接続用テープP1の吸着面と、前記テープ切断手段51のガイド55の接続用テープガイド面と、前記第1のテープ押し付け手段57の押し付けローラ59の接続用テープP1との接触部位とは、前記延伸している接続用テープP1に沿ってほぼ一直線状に配置されている。
前記フレーム33は、第1の移動手段61により、前記テーブル31に対して、前記各部材W3の前記厚さ方向の一方の面から離反・接近する方向(図5の上下方向)に移動自在になっている。
なお、前記第1の移動手段61によって、前記フレーム33が前記テーブル31に最も接近した場合、前記第1のテープ押し付け手段57によって、前記接続用テープP1を前記各部材W3に接触させることができるが、前記テープ格納部35、前記テープ逆走防止手段39、前記テープ引き出し手段47、前記テープ切断手段51の各手段を構成している部材が、前記部材W3に接触することはない。
また、前記フレーム33は、第2の移動手段63によって、前記テーブル31に対して、前記各部材W3の突き合わせ部の延伸方向(図5の左右方向)に移動自在になっている。
前記第1の移動手段61は、たとえば、ガイド部材を介して前記テーブル31に対し図5の上下方向に移動自在になっている第1のキャリッジ(図示せず)を備えている。この第1のキャリッジは、モータ等のアクチュエータによって駆動される。
また、前記第2の移動手段63は、たとえば、ガイド部材を介して前記第1のキャリッジに対し図5の左右方向に移動自在になっている前記フレーム33によって構成されており、前記フレーム33は、モータ等のアクチュエータによって駆動される。
さらに、前記接続用テープP1の延出方向における前記第1のテープ押し付け手段57の下流側の前記フレーム33には、前記第1のテープ押し付け手段57によって前記各部材W3に押し付けられた接続用テープP1の非貼り付け面を、前記第1のテープ押し付け手段57よりも強い力で押すことにより、前記接続用テープP1を前記各部材W3に貼り付ける第2のテープ押し付け手段65が設けられている。
前記第2のテープ押し付け手段65は、テープ押し付け部材(たとえば、前記フレーム33に対して回転可能な押し付けローラ(前記第1のテープ押し付け手段57の押し付けローラ59とは異なる押し付けローラ)67)を備えている。この押し付けローラ67の円柱側面形状の側面で、前記接続用テープP1を前記各部材W3に押し付け押圧して前記接続用テープP1を前記各部材W3に確実に貼り付けるようになっている。
なお、前記押し付けローラ67の回転中心軸CL9は、前記テープ逆走防止手段39の各ローラ41、43の回転中心軸CL3、CL5と平行になっている。
また、前記第2のテープ押し付け手段65の押し付けローラ67は、図示しない空気圧シリンダ等のアクチュエータによって、前記テーブル31の上面に接近しまたは、前記テーブル31の上面から離反する方向(図5の上下方向)に移動可能になっている。
そして、前記押し付けローラ67を前記空気圧シリンダで前記テーブル31側に付勢し、前記押し付けローラ67と前記テーブル31とで、前記接続用テープP1と前記各部材W3とを挟み込み、前記接続用テープP1を前記各部材W3に確実に貼り付けるようになっている。
ところで、前記第2の移動手段63によって、前記接続用テープP1を前記部材W3に押し付けたまま前記テープ押し付け部材(前記押し付けローラ59や前記押し付けローラ67)を移動可能なテープ押し付け部材移動手段が構成されているものと考えてもよい。
次に、部材の接続装置1の動作について説明する。
部材の接続装置1は、図示しない制御装置の制御の下、前記各アクチュエータ等が駆動され動作するようになっている。
まず、部材W3Aが、前記部材搬送手段5で搬送され、部材W3A(後端部W3B)が、次の部材W3Cと張り合わされる位置で停止しているものとする。また、前記部材搬送手段5では、部材W3Aを真空吸着している。
ここで、ピン25をテーブル23の上面から突出させておき、次の部材W3Cを作業者がテーブル23の上に載置する。この載置をすることによって、前記次の部材W3Cが位置決めされ、前記部材W3Aの後端部W3Bと前記次の部材W3Cの前端部W3Dとが互いに突き合わされる。なお、前記次の部材W3Cの載置を、ロボット等を用いて自動的に行ってもよい。
続いて、前記テーブル23で前記次の部材W3Cを真空吸着し、前記テープ貼り付け手段7によって、前記部材W3Aと前記次の部材W3Cとを互いに接続する。
続いて、前記ピン25を引っ込めて、前記テーブル23で前記次の部材W3Cをごく弱くエアーブローし、前記部材搬送手段5で、前記部材W3Aを搬送することによって、前記次の部材W3Cを搬送し、前記次の部材W3Cがさらなる次の部材と張り合わされる位置で、前記次の部材W3Cを停止させる。この後、前記テーブル23でのエアーブローを停止する。
なお、前記テープ貼り付け手段7によって接続され、前記部材搬送手段5で搬送された部材W3は、部材巻き取り手段11で巻き取られる。
次に、前記テープ貼り付け手段7の例であるテープ貼り付け装置29の動作について説明する。
テープ貼り付け装置29は、図示しない制御装置の制御の下、前記各アクチュエータ等が駆動され動作するようになっている。
図5および図6〜図12は、テープ貼り付け装置29の動作を示す図である。
まず、図5は、テープ貼り付け装置29の初期状態を示している。
この初期状態では、前記フレーム33は、上昇端に位置していると共に、左端に位置している。換言すれば、前記フレーム33が前記テーブル31から最も離れた位置に存在していると共に、前記第1のテープ押し付け手段57の押し付けローラ59が、各部材W3の幅方向の一端部の上部に存在している。なお、詳しくは後述するが、テープ貼り付け装置29のフレーム33(押し付けローラ59)が、前記部材W3の幅方向の一端部から他端部へ向かって移動することによって、前記部材W3に接続用テープP1が貼り付けられる。
また、前記初期状態では、前記リール37から延出している接続用テープP1の先端が、前記カッター53で切断された位置に存在していると共に、接続用テープP1は、前記テープ引き出し手段47の前記テープ吸着部材49によって真空吸着されている。前記テープ吸着部材49は、前記第1のローラ41に最も近い側に位置している。
さらに、前記初期状態では、前記第2のテープ押し付け手段65の押し付けローラ67は、上昇端に位置している。
前記初期状態から、前記テープ吸着部材49が、接続用テープP1を真空吸着したまま、前記カッター53の方向に移動して接続用テープP1を引き出す。この引き出すことにより、図6に示すように、接続用テープP1の先端部が、前記押し付けローラ59の下端部よりも僅かに前記カッター53と離れる側(前記第2のテープ押し付け手段65のローラ67側)に位置する。
続いて、前記第1の移動手段61によって前記フレーム33が下降すると、図7に示すように、接続用テープP1の先端部と部材W3の一端部とが互いに接触する。なお、この接触した部位では、前記部材W3と前記押し付けローラ59とによって前記接続用テープP1が挟み込まれ、接続用テープP1が部材W3に張り付くように、前記押し付けローラ59で前記接続用テープP1を前記部材W3側に付勢している。
なお、図7に示した状態になった直後に、前記テープ吸着部材49による接続用テープP1の吸着を解除し、前記テープ吸着部材49に対して前記接続用テープP1が自由に移動することができるようになっている。
前記テープ吸着部材49による真空吸着が解除された後、前記押し付けローラ59で前記接続用テープP1を前記部材W3側に付勢したまま、前記第2の移動手段63により、前記フレーム33を前記部材W3の他端部側へ移動する。なお、前記第2の移動手段63による移動中、図8に示すように、前記第2のテープ押し付け手段65によって、前記部材W3に貼り付けられた接続用テープP1を、前記部材W3側にさらに押圧する。
続いて、図9に示すように、前記カッター53が前記部材W3の他端部のほぼ真上に位置したときに、前記第2の移動手段63による前記フレーム33の移動を一旦停止し、前記カッター53で、図10に示すように、前記接続用テープP1を切断する。
この後、再び前記第2の移動手段63の移動を開始し、図11に示すように、前記第2のテープ押し付け手段65の押し付けローラ67が前記部材W3の他端部に位置するまで、前記フレーム33を移動し、この後、前記第2の移動手段63による前記フレーム33の移動を停止する。
この後、図12に示すように、前記第1の移動手段61により、前記フレーム33を前記テーブル31から離れる方向(上方向)に移動すると共に、前記テープ吸着部材49を前記テープ逆走防止手段39側に移動し、前記テープ吸着部材49で接続用テープP1を真空吸着する。
続いて、前記第2の移動手段63で前記フレーム33を前記部材W3の一端部の方向に移動する等して、図5に示す前記初期状態になる。
このような動作を、前記部材の接続装置1や前記テープ貼り付け装置29が繰り返すことによって、各部材W3が接続用テープP1で長く接続される。
部材の接続装置1によれば、部材W3を真空吸着して搬送しているので、従来のようにローラで部材を挟みこむ場合に比べ、均一な力で部材W3を保持することができ、搬送する際に部材W3が曲がって搬送されてしまうことを回避することができる。
そして、部材W3が曲がって搬送されることにより、部材W3同士が曲がって接続されてしまうおそれを回避することができる。
また、部材W3を真空吸着しているので、従来のようにローラで部材を挟みこむ場合に比べ、部材W3にかかる圧力が小さくなっており、部材(プリント配線板)W3に傷がつきにくくなっている。
また、部材の接続装置1によれば、前記テープ貼り付け手段7で接続され、前記部材搬送手段5で搬送される部材W3を、リール9に巻き取っているので、接続後の部材W3を省スペースで効率良く収納することができる。
また、部材の接続装置1によれば、部材W3を真空吸着しつつ搬送可能なベルトコンベヤ17で部材W3を搬送しているので、部材W3を蛇行させることなく連続して効率良く搬送することができる。
さらに、部材の接続装置1によれば、部材W3に設けられた貫通孔W3Eに突起25を挿入して部材W3を位置決めしているので、部材W3を確実かつ容易に位置決めすることができると共に、部材W3同士を互いに接続する際には、部材W3を真空吸着することができるので、部材W3を接続する際に部材W3のテーブル31からの浮き上がりを防止することができ、また、部材W3を搬送する際には、部材W3をごく弱くエアーブローすることができるので、部材W3を搬送するときにテーブル31と部材W3とが離れており、部材W3に傷がつくことを防止することができる。
なお、前記位置決めのための貫通孔W3Eとして、前記スルーホールメッキがされている貫通孔を使用すれば、別途位置決めのための貫通孔を設ける必要がなくなり、プリント配線板の構成が簡素になる。
また、前述したように動作する前記テープ貼り付け装置29によれば、人手を介さずに、各部材W3に接続用テープP1を貼り付けて各部材W3同士を互いに接続することができるので、従来よりも効率良く、部材W3の接続を行うことができる。
1 部材の接続装置
3 部材位置決め手段
5 部材搬送手段
7 テープ貼り付け手段(テープ接続手段)
11 部材巻き取り手段
13 貫通孔
15 ベルト
17 ベルトコンベヤ
19 ガイド部材
21 溝
23 テーブル
25 突起(ピン)
29 テープ貼り付け装置
31 テーブル
33 ブレーム
35 テープ格納部
39 テープ逆送防止手段
47 テープ引き出し手段
51 テープ切断手段
57 第1のテープ押し付け手段
59 押し付けローラ
61 第1の移動手段
63 第2の移動手段
65 第2のテープ押し付け手段
67 押し付けローラ
P1 接続用テープ
W3 部材
W3A 部材
W3B 後端部
W3C 部材
W3D 前端部
W3E 貫通孔

Claims (7)

  1. 所定の幅と所定の長さとを備えた板状の部材同士を、接続可能な部材の接続装置において、
    部材の長手方向の後端部に、次の部材の長手方向の先端部が近接して対向するように、前記次の部材を位置決め可能な部材位置決め手段と;
    前記部材と前記次の部材とを互いに接続するために、前記部材の後端部と前記次の部材の前端部とに接続用テープを貼り付けるテープ貼り付け手段と;
    前記部材の厚さ方向の一方の面を真空吸着しつつ前記部材を前記長手方向の一方向であって前記部材で前記次の部材を引く方向に搬送することにより、前記部材と前記次の部材とを搬送する部材搬送手段と;
    を有することを特徴とする部材の接続装置。
  2. 請求項1に記載の部材の接続装置において、
    前記テープ貼り付け手段で接続され、前記部材搬送手段で搬送される前記部材を、巻き取る部材巻き取り手段を有することを特徴とする部材の接続装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の部材の接続装置において、
    前記部材搬送手段は、前記部材の搬送方向に移動すると共に前記部材の搬送方向に並んだ複数の貫通孔を具備したベルトを備えたベルトコンベヤと、前記ベルトコンベヤのベルトの内側に設けられたガイド部材とを具備しており、
    前記ガイド部材は、前記ベルトコンベヤのベルトの各貫通孔に応じた位置で前記部材の搬送方向に長く延びて形成された溝を備えていると共に、前記溝が形成されている面が前記ベルトコンベヤのベルトの内側の面に近接しており、前記ガイド部材の溝と前記ベルトコンベヤの貫通孔とを介して、前記真空吸着を行うように構成されていることを特徴とする部材の接続装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の部材の接続装置において、
    前記テープ貼り付け手段は、所定の幅を備えた前記接続用テープを、前記近接している各端部の延伸方向に延伸させて、前記各部材の厚さ方向の一方の面に、前記互いに近接している各端部を覆うように貼り付け、前記各部材を互いに接続する手段であることを特徴とする部材の接続装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の部材の接続装置において、
    前記部材位置決め手段は、前記部材を載置可能な平面状の部位を備えたテーブルを具備しており、前記部材を位置決めするために前記部材に設けられた貫通孔に挿入される突起が、前記平面状の部位に対して出没自在に設けられていると共に、前記平面状の部位では、前記部材を真空吸着し、または、前記部材をエアーブローすることが可能なように構成されていることを特徴とする部材の接続装置。
  6. 部材に接続用テープを貼り付けるテープ貼り付け装置において、
    長い接続用テープを格納しているテープ格納部から延出している接続用テープを、前記部材に押し付けることが可能なテープ押し付け部材と;
    前記接続用テープを前記部材に押し付けたまま、前記テープ押し付け部材を移動可能なテープ押し付け部材移動手段と;
    前記テープ格納部と前記テープ押し付け部材との間で、前記テープ格納部から延出している接続用テープを切断可能なテープ切断手段と;
    を有することを特徴とするテープ貼り付け装置。
  7. 板状の部材の厚さ方向の一方の面に、接続用テープを所定の長さ貼り付けるテープ貼り付け装置において、
    平面状部位を備えていると共に、この平面状部位に前記部材の厚さ方向の一方の面が当接するように前記部材を載置可能なテーブルと;
    フレームと;
    前記フレームに設けられ、接続用テープを格納しているテープ格納部から延出している接続用テープが前記テープ格納部側に戻ることを防止するテープ逆走防止手段と;
    前記接続用テープの延出方向における前記テープ逆走防止手段の下流側の前記フレームに設けられ、前記延出している接続用テープを、前記部材に押し付けることが可能なテープ押し付け部材と;
    前記接続用テープの延出方向における前記テープ逆走防止手段と前記テープ押し付け部材との間の前記フレームに設けられ、前記格納部に格納されている接続用テープを、前記接続用テープの延出方向で所定の長さ分引き出すことが可能なテープ引き出し手段と;
    前記接続用テープの延出方向における前記テープ引き出し手段と前記テープ押し付け部材との間の前記フレームに設けられ、前記接続用テープの幅方向で、前記接続用テープを切断可能なテープ切断手段と;
    前記テーブルの前記平面状部位に対して接近または離反する方向に、前記フレームを移動自在な第1の移動手段と;
    前記テーブルの前記平面状部位と平行な方向であって前記部材に貼り付けられる接続用テープの長さ方向に、前記フレームを移動自在な第2の移動手段と;
    を有することを特徴とするテープ貼り付け装置。
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