JP2011073229A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体上に画像を形成するのに差し障りのないようにキャップの位置を決める。
【解決手段】ヘッド支持フレーム50に嵌合凸部51を、キャップ本体31に嵌合凹部33を設け、これらを互いに嵌合させることで水平方向に関してキャップ本体31を位置決めする。また、ヘッド支持フレーム50に突き当て面50cを、キャップ支持フレーム39に突き当て凸部38を設け、突き当て凸部38を突き当て面50cに突き当てることで鉛直方向に関してキャップ本体31を位置決めする。嵌合凸部51も突き当て面50cも吐出面2aより上方に配置されており、ヘッド2の下方に記録媒体が搬送されるのを妨げたりしない。
【選択図】図3

Description

本発明は、液体を吐出する記録ヘッドが設けられた記録装置に関する。
液体を吐出する記録ヘッドの吐出面を保護するキャップが設けられる場合に、特許文献1のようにキャップの位置を決める手段が設けられていることがある。特許文献1では、ヘッド側及びキャップ側のそれぞれにキャップの位置を規定する規定面が設けられており、これらを当接させることで吐出面に直交する方向に関してキャップの位置を規定している。
特開2003−312028号公報
特許文献1によると、上記ヘッド側の規定面が吐出面より突出した位置に配置されている。したがって、吐出面に対向する位置に記録媒体を配置する際、記録媒体が規定面を含むヘッド側規定部材に引っ掛かったり、吐出口から吐出された液体によってヘッド側規定面が汚染され、規定面による位置決めの精度が低下したりするおそれがある。
本発明の目的は、記録媒体上に画像を形成するのに差し障りのないようにキャップの位置を決める手段が設けられた記録装置を提供することにある。
本発明の記録装置は、記録媒体に画像を形成するための液体を吐出する吐出口が開口した吐出面を有する記録ヘッドと、前記記録ヘッドに当接して前記吐出口が形成された吐出領域を覆うキャッピング手段と、前記記録ヘッドに当接して前記吐出領域を覆う被覆位置と、前記記録ヘッドから前記吐出面に直交する方向に関して離隔した離隔位置との間で前記キャッピング手段を前記記録ヘッドに対して相対的に移動させるキャップ移動手段と、
前記記録ヘッドに形成された第1のキャップ位置規定部と、前記キャッピング手段に形成され、前記吐出面に沿った方向及び前記吐出面に直交する方向のそれぞれに関して、前記被覆位置にある前記キャッピング手段の位置を前記第1のキャップ位置規定部に当接して規定する第2のキャップ位置規定部とを有している。そして、前記第1のキャップ位置規定部が、前記吐出口から吐出される液体の吐出方向とは反対方向に関して前記吐出面から離隔した位置に配置されている。
本発明によると、記録ヘッド側のキャップ位置規定部が液体の吐出方向に関して後方に配置されているので、記録媒体が規定部に引っ掛かったり、規定部が吐出口からの液体によって汚染されたりしにくい。
また、本発明においては、前記記録ヘッドが、一方向に長尺な吐出面を有し、前記第1のキャップ位置規定部が、前記一方向に関して前記記録ヘッドの両端部のそれぞれに設けられていることが好ましい。これによると、記録ヘッド側の規定部が記録ヘッドの長尺方向(一方向)に関して端部に配置されているので、記録ヘッドの短手方向の端部等に配置されている場合と比べて、規定部間の間隔を長く取れる。これにより、記録ヘッドとキャッピング手段との相対的な位置決めの精度が高くなる。
また、本発明においては、前記吐出面に沿った方向に互いに対向する第1及び第2の面方向キャップ位置規定面が、前記第1及び第2のキャップ位置規定部にそれぞれ設けられ、前記吐出面に直交する方向に互いに対向する第1及び第2の直交方向キャップ位置規定面が、前記第1及び第2のキャップ位置規定部にそれぞれ設けられていることが好ましい。これによると、吐出面に沿った方向と吐出面に直交する方向とのそれぞれに規定面を設けているので、規定部の形状や構成を簡易なものとしつつ記録ヘッドを位置決めできる。
また、本発明においては、前記記録ヘッド及びキャッピング手段の一方に凹部が形成され、他方に第1の凸部が形成されており、前記凹部の内表面及び前記第1の凸部の外表面の一方に前記第1の面方向キャップ位置規定面が含まれ、他方に前記第2の面方向キャップ位置規定面が含まれていることが好ましい。これによると、凹部の内表面と第1の凸部の外表面が互いに当接することでキャッピング手段の移動を規制し、吐出面に沿った方向に位置決めがなされるので、簡易な構成により吐出面に沿った方向の位置決めが可能となる。
また、本発明においては、前記キャッピング手段に第2の凸部が形成されており、前記第2の直交方向キャップ位置規定面が前記第2の凸部の先端面に含まれていることが好ましい。これによると、キャッピング手段に第2の凸部を設けているため、その先端面を記録ヘッド側の吐出面から液体の吐出方向後方に配置されているヘッド側規定面に当接させることが容易となる。
また、本発明においては、前記キャッピング手段が、前記記録ヘッドに当接して前記吐出領域を覆うキャップ部材と、前記吐出面に沿った方向に所定の範囲内で移動可能に前記キャップ部材を支持する支持部材とを有しており、前記第2の面方向キャップ位置規定面が前記キャップ部材に形成されていることが好ましい。これによると、キャップ部材とこれを所定の範囲で移動可能に支持する支持部材という簡易な構成により、吐出面に沿った方向に関して調整の余地を有する構成が実現可能である。
また、本発明においては、前記支持部材が、前記吐出面に直交する方向にも所定の範囲内で移動可能に前記キャップ部材を支持しており、前記キャップ部材を前記吐出面に向かって付勢する付勢手段が前記キャップ部材と前記支持部材との間に設置されており、前記キャップ移動手段が前記キャッピング手段を前記被覆位置に移動させる際に、前記キャップ部材が前記記録ヘッドに当接した後、前記吐出面に直交する方向に関する前記所定の範囲の限界まで前記キャップ部材が前記支持部材に接近する前に、前記第1及び第2の直交方向キャップ位置規定面同士が当接することが好ましい。この構成とは異なり、キャップ部材が支持部材に限界まで接近しても直交方向に関して規定面同士が当接しないとすると、キャップ部材が吐出面へと押し付けられ過ぎて、吐出面に過度な負荷がかかるおそれがある。キャップ部材が支持部材に限界まで接近する前に規定面同士が当接することにより、吐出面に過度な負荷がかかるのを防止できる。
また、本発明においては、前記第1及び第2の直交方向キャップ位置規定面が少なくとも3組設けられており、前記吐出面に直交する方向から見て、少なくとも前記3組のうちの2組が前記吐出面を挟む位置に設けられ、且つ、前記3組が一直線上に並ばないことが好ましい。これによると、直交方向の規定面が一直線状に並ばないように3組設けられるので、これらが互いに当接した際、3点支持により吐出面に平行となる位置決めが確実になされる。
また、本発明においては、前記キャップ移動手段が、前記キャッピング手段を前記被覆位置に移動させる際に、前記吐出面に沿った方向に前記第1及び第2のキャップ位置規定部同士を当接させた後に、前記吐出面に直交する方向に前記第1及び第2のキャップ位置規定部同士を当接させるように、前記キャッピング手段を移動させることが好ましい。吐出面に直交する方向の位置調整はキャッピング手段が記録ヘッドに当接した状態で完了する。したがって、その後で吐出面に沿った方向に位置調整を行うのは困難である。吐出面に直交する方向の位置調整の前に吐出面に沿った方向に位置調整を行うことにより、適切なキャッピングが可能になる。
本発明の一実施の形態に係るインクジェットプリンタの内部構成を概略的に示す模式図である。 図2(a)は図1のキャップユニット及びキャップユニット移動機構において外側フレームその他を省略した斜視図であり、図2(b)は外側フレームその他を含む斜視図である。 キャップユニットにおける図2(a)のIII−III線断面図と、同断面に沿ったヘッド及びヘッド支持フレームの断面図である。 キャップユニット及びヘッドの側面図であり、キャップユニットでヘッドを保護する一連の工程を示す図である。 図4(c)の状態におけるキャップユニット及びヘッドの図3に対応する断面図である。 本実施形態の変形例に係るヘッド支持フレーム150の主走査方向に関する端部付近の断面図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るインクジェットプリンタの内部構成を示す模式図である。図1に示すように、インクジェットプリンタ1は直方体形状の筐体1aを有している。筐体1a内には、4色のインクをそれぞれ吐出する4つのインクジェットヘッド2(以下、ヘッド2とする)、搬送機構16、キャップユニット30及びキャップユニット移動機構40が配置されている。キャップユニット30はヘッド2の吐出面を保護する手段であり、キャップユニット移動機構40はキャップユニット30を移動させる手段である。
筐体1aの天板内面には、ヘッド2や搬送機構16等の動作を制御する制御部99が取り付けられている。天板の上部には、排紙部15が設けられており、ヘッド2から吐出されたインクにより画像が形成された用紙Pが排出される。搬送機構16の下方には、筐体1aに対して着脱可能な給紙トレイ11を含む給紙ユニット1bが配置されている。給紙ユニット1bの下方には、筐体1aに対して着脱可能なインクタンクユニット1cが配置されている。
インクジェットプリンタ1の内部には、図1に示す太矢印に沿って用紙搬送経路が形成されており、用紙Pが給紙ユニット1bから排紙部15に向けて搬送される。給紙ユニット1bは、給紙トレイ11と、給紙ローラ12とを有している。給紙トレイ11は、上方に向かって開口した箱形状を有しており、複数枚の用紙Pが積層された状態で収納される。給紙ローラ12は、給紙トレイ11の最も上方にある用紙Pを送り出す。送り出された用紙Pは、ガイド13a、13bによりガイドされ且つ送りローラ対14によって挟持されつつ搬送機構16へと送られる。
搬送機構16は、2つのベルトローラ6、7と、搬送ベルト8と、テンションローラ10と、プラテン18とを有している。搬送ベルト8は、両ローラ6、7の間に架け渡されるように巻回されたエンドレスのベルトである。テンションローラ10は、搬送ベルト8の下側ループにおいて、その内周面に接触しつつ下方に付勢されており、搬送ベルト8にテンションを付加している。ベルトローラ6、7及びテンションローラ10はフレーム21によって支持されている。
プラテン18は、搬送ベルト8の内側領域に配置され、ヘッド2と対向する位置において、搬送ベルト8が下方に撓まないように搬送ベルト8を支持している。ベルトローラ7は、駆動ローラであって、その軸に搬送モータからギア等を介して駆動力が与えられることで、図1中時計回りに回転する。ベルトローラ6は、従動ローラであって、ベルトローラ7の回転により搬送ベルト8が走行することによって、図1中時計回りに回転する。
搬送ベルト8の外周面8aは、シリコーン処理が施されることによって粘着性を有している。ベルトローラ6と対向する位置には、ニップローラ4が配置されている。ニップローラ4は、給紙ユニット1bから送り出された用紙Pを搬送ベルト8の外周面8aに押さえ付ける。用紙Pは、その粘着力によって外周面8a上に保持されながら用紙搬送方向(図1中右方であって副走査方向)へと搬送される。
フレーム21は、副走査方向に関して両側から昇降機構19によって支持されている。昇降機構19は、フレーム21を鉛直方向に沿って移動可能に支持しており、フレーム21を駆動する駆動モータを有している。昇降機構19は制御部99によって制御され、駆動モータからの駆動力をギア等を介してフレーム21に作用させることにより、フレーム21を鉛直方向に往復移動させる。フレーム21が移動すると、フレーム21に支持されているベルトローラ6、7及びテンションローラ10が連動し、鉛直方向に移動する。
ベルトローラ7と対向する位置には、剥離プレート5が設けられている。剥離プレート5は、用紙Pを外周面8aから剥離する。剥離された用紙Pは、ガイド29a、29bによりガイドされ、且つ二組の送りローラ対28によって挟持されつつ搬送される。そして用紙Pは、筐体1aの上部に形成された排出口22から、筐体1aの天板上面に設けられた排紙部15へと排出される。
4つのヘッド2は、主走査方向に長尺な略直方体形状を有している(図3、図4参照)。これらのヘッド2は、用紙Pの搬送方向に沿って配列されて筐体1aに固定されている。つまり、このプリンタ1はライン式のプリンタであり、搬送方向と主走査方向とは互いに直交する関係にある。
各ヘッド2の下面は、インクを吐出する複数の吐出口が形成され、平坦な吐出面2aを形成している(図4(a)参照)。4つのインクタンク17には互いに異なる色のインクが貯留されている。インクタンク17からヘッド2へと、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのインクが供給される。搬送機構16によって搬送された用紙Pが、4つのヘッド2のすぐ下方を通過する際に、用紙Pの上面に向けて吐出面2aから各色のインクが順に吐出される。これにより、用紙Pの上面、すなわち、印刷面に所望のカラー画像が形成される。吐出面2aも主走査方向に長尺な平面となっている。また、用紙Pの全体に画像を形成できるよう、吐出口は用紙Pにおける主走査方向の長さ以上の範囲で吐出面2aの主走査方向に沿って配列されている。
以下、ヘッド2、キャップユニット30及びキャップユニット移動機構40についてより詳細に説明する。ヘッド2は、図3に示すように、吐出面2aが形成された下部23と、主走査方向に関して下部23より両方向に突出した上部24とを有している。上部24は、主走査方向に関して両側をヘッド支持フレーム50によって支持されている。なお、本発明における記録ヘッドは、本実施形態においてはヘッド2及びこれを支持するヘッド支持フレーム50の全体と対応している。ヘッド支持フレーム50は直方体の概略形状を有する部材であり、筐体1aに固定されている。ヘッド支持フレーム50は、吐出面2aが水平になるようにヘッド2を支持している。ヘッド支持フレーム50の内部にはヘッド2を収容する収容部50aが形成されている。収容部50aは上方及び下方に開口しており、下側の開口50bからはヘッド2の下部23が下方に突出している。
ヘッド支持フレーム50の主走査方向に関して両端部のそれぞれの下面には段差が形成されている。この段差を挟んで主走査方向に外側には、ヘッド2の吐出面2aより上方の位置に水平面に沿った突き当て面50cが形成され、内側には、突き当て面50cより下方の位置に水平面に沿った下面50dが形成されている。下面50dには、鉛直下方に向かって延びる嵌合凸部51(本発明における第1のキャップ位置規定部;第1の凸部)が形成されている。嵌合凸部51の先端部51aは先細りに形成されている。ヘッド支持フレーム50は嵌合凸部51も含めて、吐出方向に関して吐出面2aより反対側に収まるように配置されている。
キャップユニット30は、図2及び図3に示すように、ヘッド2の吐出面2aに当接してこれを保護するキャップ本体31とキャップ本体31を支持するキャップ支持フレーム39とを有している。キャップ本体31は、平面視で長方形の概略形状を有する平板状の部材である。キャップ本体31の上面は水平に形成され、上方に突出するリップ部32が形成されている。リップ部32は、ヘッド2の吐出面2aに形成されたインクの吐出口の形成領域を平面視において内部に包含することが可能な大きさを有する矩形の四辺に沿って延びている。リップ部32はゴムなどの弾性材料から構成されており、先端が吐出面2aに当接すると吐出面2aに密着するように構成されている。
キャップ本体31の主走査方向に両端部のそれぞれには、キャップ本体31の上面から上方に向かって突出する突出部31aが形成されている。なお、本明細書において「端部」とは、部材の一端の近傍からなる部分を示している。突出部31aの内部には鉛直方向に沿って延びる嵌合凹部33(本発明における第2のキャップ位置規定部)が形成されている。嵌合凹部33は、ヘッド2側の嵌合凸部51とちょうど嵌合する大きさに形成されている。嵌合凹部33及び嵌合凸部51における水平方向に関する位置は、これらが互いに嵌合すると平面視においてリップ部32が吐出面2aの吐出口の形成領域を取り囲むように調整されている。嵌合凹部33の上部33aは上方に向かって広がったテーパー状に形成されている。
キャップ本体31の主走査方向に両端部のそれぞれには、キャップ本体31の下面から下方に向かって突出する鉤状の係合部31bが形成されている。係合部31bは、下端において副走査方向に向かって鉤状に折れ曲がっている。
キャップ本体31を支持するキャップ支持フレーム39は、フレーム34及び35を有している。フレーム34は、上方に開口した箱状の概略形状を有している。フレーム34の内底面34cにはキャップ本体31側の係合部31bと係り合う係合部34aが形成されている。係合部34aは、内底面34cの主走査方向に両端部のそれぞれに、上方に向かって「コ」の字形に突出するように形成されている。係合部34aの桁部分34eの下方には、上方に向かって突出する突出部34dが形成されている。キャップ本体31側の係合部31bは、係合部34aの桁部分34eと突出部34dとの間に鉤状部分が挟まれるように配置されている。
フレーム34の内底面34cとキャップ本体31の下面31cとの間には、ばねなどの弾性部材36(本発明における付勢手段)が設置されている。弾性部材36はキャップ本体31を吐出面2aに向かって上方に付勢している。これにより、リップ部32を吐出面2aに当接させた際にリップ部32を吐出面2aへと押し付けるように弾性部材36がキャップ本体31を付勢するため、リップ部32と吐出面2aとの密着性が確保される。
キャップ本体31はフレーム34に対して、係合部31bの鉤状部分が係合部34aの桁部分34eに当接するまで、あるいは、弾性部材36が鉛直方向に関して限界まで伸びるまで上昇可能である。また、キャップ本体31はフレーム34に対して、係合部31bの鉤状部分が突出部34dに当接するまで、あるいは、弾性部材36が鉛直方向に関して限界まで縮むまで降下可能である。つまり、キャップ本体31は、上記の範囲で鉛直方向に移動可能にフレーム34に支持されている。また、図3に示すように、係合部31bの鉤状部分は、係合部34aから主走査方向に関して僅かに離隔している。つまり、キャップ本体31は、鉤状部分が係合部34aに図3中左方から当接する位置から、鉤状部分が係合部34aに図3中右方から当接する位置までの範囲で、主走査方向に関して移動可能にフレーム34に支持されている。さらに、キャップ本体31は、副走査方向に関しても所定の範囲内で移動可能にフレーム34に支持されている。
フレーム34において主走査方向に両端部のそれぞれには、上方へ向かって突出する突き当て凸部38(本発明における第2の凸部)が形成されている。突き当て凸部38は、フレーム34の側板の上面に形成されている。図2に示すように、主走査方向に関して一方の端部には2個の突き当て凸部38が副走査方向に配列され、他方の端部には、2個の突き当て凸部38が副走査方向に配列されている。突き当て凸部38は平面視において吐出面2aを挟むように配置され、且つ、4つの突き当て凸部38が一直線上に並ばないように配置されている。突き当て凸部38の先端面38aは水平に沿っており、ヘッド支持フレーム50の突き当て面50cに下方から突き当てられている。
さらに、フレーム34の下面には下方に向かって突出する突出部34bが形成されている。また、フレーム34の側面には主走査方向に関して外側に突出する係合部34fが形成されている。
フレーム35はフレーム34をさらに下方から支持する平板状の部材であり、フレーム34側の突出部34bより僅かに下方に配置されている。フレーム35の主走査方向に関して両端部のそれぞれには、フレーム34側の係合部34fと係り合う係合部35aが形成されている。フレーム35の上面とフレーム34の下面との間にはばねなどの弾性部材37が設置されている。弾性部材37はフレーム34側の突出部34bに固定されており、フレーム35に対するフレーム34の上下方向のずれや水平方向のずれを吸収する機能を担っている。弾性部材37の弾性率は弾性部材36の弾性率より高く設定されている。
以上の構成において、フレーム35を吐出面2aの下方から上昇させて嵌合凹部33と嵌合凸部51とを互いに嵌合させると、吐出口の形成領域を平面視で取り囲むようにリップ部32を吐出面2aに当接させることができる。これにより、吐出面2a、リップ部32及びキャップ本体31の上面によって画定された密閉空間が形成される。このとき、全ての吐出口はこの空間内に開口することとなり、キャップ本体31によって被覆されて保護される。このときのキャップユニット30の位置が本発明における被覆位置に対応する。
そして、本実施形態のキャップユニット30は、被覆位置において各部が以下の位置関係や条件を満たすように構成されている。すなわち、(1)突き当て凸部38の先端面38aがヘッド支持フレーム50の突き当て面50cに当接し、(2)係合部34aの桁部分34eがキャップ本体31の下面31c(図3の位置C)と係合部31bの上面(図3の位置D)の間であって、下面31cからも係合部31bからも離隔した位置に配置され、(3)リップ部32が吐出面2aに押し当てられる押圧力が、リップ部32と吐出面2aの密着性が確保されつつ、吐出面2aに過度な負担が加わらないような範囲内におさまるように構成されている。吐出面2aに過度な負担が加わる場合とは、例えば、リップ部32が吐出面2aに押し付けられて限界まで弾性変形しているにも関わらず、キャップ本体31を上昇させる余地があり、なおかつ、キャップ本体31を無理に上昇させようとする場合である。なお、本実施形態においては、突き当て凸部38の先端面38aがヘッド支持フレーム50の突き当て面50cに当接しているので、吐出面2aに過度な負担が加わらないような範囲内におさまるように構成されている。また、本実施形態においてキャップユニット30が被覆位置にあるときの突出部31aの上端面(図3の位置B)は、下面50d(図3の位置A)より僅かに下方にある。しかし、突出部31aの上端面が下面50dに当接してもよい。
キャップユニット移動機構40は、図2に示すように、内側フレーム43を介してキャップユニット30を移動させる機構である。キャップユニット30は、キャップユニット移動機構40の内側フレーム43にフレーム35のみが固定されている。つまり、キャップユニット移動機構40が内側フレーム43を移動させると、これに固定されたフレーム35が連動することにより、さらにフレーム35に支持されたフレーム34やキャップ本体31が連動するようになっている。内側フレーム43は2枚設けられており、キャップユニット30を主走査方向に両側から挟持している。内側フレーム43には、図2(a)に示すように、その延在方向両端部に上方に突出した角部43aが形成されている。キャップユニット30同士は、副走査方向に関してヘッド2の幅より大きく離隔して内側フレーム43に固定されている。これにより、図1に示すように、キャップユニット30同士の間にヘッド2が配置できるようになっている。
キャップユニット移動機構40は、水平方向に外側から内側フレーム43と対向して配置された一対の外側フレーム46と、内側フレーム43を水平方向に移動させる水平移動機構と、内側フレーム43を垂直方向に移動させる垂直移動機構とを有している。水平移動機構は、主には駆動モータ(不図示)と、ラックアンドピニオンとから構成されている。図2(a)に示すように、平板状のラックギア45が1つの角部43aに対して水平に固定されている。円形状のピニオンギア44は、駆動モータの軸に固定され、ラックギア45と噛み合うように配置されている。また、この水平移動機構が、各内側フレーム43に構成されている。なお、図2(a)においては、手前側の内側フレーム43においてのみ、ピニオンギア44を図示している。
垂直移動機構は、主には駆動モータとラックアンドピニオンとから構成されている。図2(b)に示すように、平板状のラックギア48が外側フレーム46の端部に対して鉛直に固定されている。円形状のピニオンギア47は、駆動モータの軸に固定され、ラックギア48と噛み合うように配置されている。このとき、ラックギア48の固定先は、外側フレーム46側でも筐体1aの本体フレーム側でもよいが、本実施形態では本体フレーム側である。また、ラックギア45の固定先は、内側フレーム43(角部43a)側でも外側フレーム46側でもよいが、本実施形態では外側フレーム46の内側である。
キャップユニット移動機構40は制御部99によって制御される。制御部99は、キャップユニット移動機構40がキャップユニット30を移動させる移動量、移動方向を鉛直方向及び水平方向のそれぞれに関して制御する。また、キャップユニット移動機構40には、キャップユニット30を上昇させた際にキャップユニット30がヘッド支持フレーム50に当接したか否かを検出する検出手段が設けられている。かかる検出手段は、例えばキャップユニット移動機構40に設けられた駆動モータにかかる負荷などを検出したり、フレーム34にかかる外力による圧力を検出したり、接触式のセンサをキャップユニット30とヘッド支持フレーム50の当接部に設けたりすることによって、キャップユニット30がヘッド支持フレーム50に当接したか否かを検出する。制御部99は、かかる検出手段の検出結果に基づいてキャップユニット30の移動を継続させたり停止させたりする。
以下、制御部99がキャップユニット移動機構40及び昇降機構19を制御してキャップユニット30及び搬送機構16を移動させる一連の工程について説明する。ヘッド2からインクを吐出させて画像を形成する期間には、図1に示すように、各ヘッド2はキャップユニット30同士の間やキャップユニット30に隣接した位置に配置されている。この状態では、ヘッド2の吐出面2aが搬送ベルト8の外周面8aから上方にわずかに離隔した位置におり、搬送ベルト8によって搬送された用紙Pにインクを吐出できる。また、この状態において、キャップ本体31は弾性部材36によって上方に付勢され、図5に示すように、係合部31b及び34a同士が当接して係り合った状態となっている。
画像形成が完了すると、昇降機構19が搬送機構16を降下させることにより、図4(a)のE方向に搬送ベルト8をヘッド2から離隔させる。これによって、図4(b)に示すように、ヘッド2と搬送ベルト8との間に、キャップユニット30を配置できる空間が確保される。
次に、キャップユニット移動機構40が、キャップユニット30を鉛直方向に沿って図4(b)のF方向に移動させた後、水平方向に沿ってG方向に移動させる。これによって、図4(c)に示すように、キャップユニット30をヘッド2の下方へと配置させる。このとき、キャップユニット移動機構40は、図5に示すように、嵌合凸部51の下方に嵌合凹部33が位置するように水平方向に関してキャップユニット30を配置する。
次に、図4(c)及び図5に示すように、キャップユニット移動機構40がキャップユニット30を鉛直方向に沿ってH方向に移動させる。これにより、嵌合凸部51が嵌合凹部33と嵌合し始める。ここで、嵌合凸部51の位置が水平方向に関して嵌合凹部33の中心より若干ずれている場合には、まず、嵌合凸部51の先端部51aが嵌合凹部33の上部33aの内表面と当接する。そして、キャップユニット30が上昇するに連れて、嵌合凸部51の先端部51aが嵌合凹部33の上部33aの内表面に沿いつつ移動するように、キャップ本体31が水平方向にわずかに移動しつつ上昇する。これによって、嵌合凸部51が嵌合凹部33の中心位置に案内され、嵌合凸部51と嵌合凹部33が適切に嵌合する。
さらにキャップユニット30が上昇してリップ部32の先端が吐出面2aに当接する。そして、キャップユニット30の上昇によってリップ部32が吐出面2aとキャップ本体31の上面の間で押し潰されるように弾性変形することにより、吐出面2aに密着する。一方、キャップ本体31は弾性部材36の付勢力に抗してフレーム34の内底面34cに近づく。これに伴い弾性部材36が鉛直方向に縮み、キャップ本体31へと作用させる付勢力を増大させる。
キャップユニット30が上昇するのに従って突出部31aが下面50dに接近していくが、突出部31aが下面50dに当接したりキャップ本体31とフレーム34が限界まで接近したりするまでに、突き当て凸部38の先端面38aが突き当て面50cに当接する。突き当て凸部38が突き当て面50cに当接すると、制御部99がこれを検知し、キャップユニット移動機構40にキャップユニット30の上昇を終了させる。これにより、キャップユニット30に上記の(1)〜(3)の条件を満たす被覆位置を取らせることができる。突き当て凸部38の先端面38aが突き当て面50cに当接した際、弾性部材36による付勢力は、リップ部32と吐出面2aの密着性が確保されるのに十分な大きさまで増大していることが好ましい。
キャップユニット30を被覆位置から図1の位置に戻す際は、以上の工程と逆の工程をたどってキャップユニット30及び搬送機構16を移動させればよい。
以上説明した本実施形態によると、ヘッド支持フレーム50に形成された嵌合凸部51がキャップユニット30に形成された嵌合凹部33に嵌合することにより、被覆位置におけるキャップユニット30の水平方向の位置が規定される。つまり、嵌合凸部51の側面(本発明における第1の面方向キャップ位置規定面)が嵌合凹部33の内表面(本発明における第2の面方向キャップ位置規定面)に水平方向から当接してキャップユニット30の移動を規制することで、キャップユニット30の水平方向に関する位置が規定される。
また、キャップユニット30に形成された突き当て凸部38の先端面38a(本発明における第2の直交方向キャップ位置規定面)がヘッド支持フレーム50の突き当て面50c(本発明における第1の直交方向キャップ位置規定面)に当接することにより、被覆位置におけるキャップユニット30の鉛直方向の位置が規定される。かかる鉛直方向の位置決めにより、リップ部32が押し潰される度合いが適切な範囲に保持される。
そして、ヘッド支持フレーム50側に設けられたこれらの規定部の全てが吐出面2aより上方に配置されているので、搬送機構16によってヘッド2の下方に用紙Pが搬送された際、用紙Pが規定部に引っ掛かったり、規定部がヘッド2から吐出されたインクによって汚染されたりしにくい。
また、本実施形態においては、水平方向の位置規定に関する嵌合凹部33が形成されたキャップ本体31と、キャップ本体31を支持するフレーム34とを別体としている。この構成とは異なり、キャップ本体31とフレーム34を一体にしてその全体の位置を同時に調整することとなると、調整機構が大型化するため位置を微調整する際に必要な力が大きくなり、部材の変形や位置決め精度の低下を招くおそれがある。これに対して本実施形態では、上記のとおりキャップ本体31とフレーム34とを別体とし、キャップ本体31のみで水平方向について位置を規定することとしたため、上記の問題が回避される。
また、本実施形態においては、突出部31aが下面50dに当接したりキャップ本体31がフレーム34に限界まで接近したりする前に、突き当て凸部38の先端面38aが突き当て面50cに当接する。突き当て凸部38が突き当て面50cに当接する前に突出部31aが下面50dに当接すると、突き当て凸部38及び突き当て面50cによる鉛直方向の位置規定が機能しない。また、キャップ本体31がフレーム34に限界まで接近すると、フレーム34がキャップ本体31を直接押し上げることになり、弾性部材36による緩衝が用をなさなくなる。したがって、キャップユニット30が吐出面2aへと押し付けられ過ぎて、吐出面2aに過度な負荷がかかるおそれがある。これらに対して、突出部31aが下面50dに当接したりキャップ本体31がフレーム34に限界まで接近したりする前に突き当て凸部38が突き当て面50cに当接することにより、鉛直方向の位置規定が適切になされると共に、吐出面2aに過度な負荷がかかるのが防止される。なお、キャップ本体31がフレーム34に限界まで接近する場合とは、係合部34aがキャップ本体31の下面31cに当接する場合か、弾性部材36が限界まで縮む場合である。
また、本実施形態においては突き当て凸部38が、平面視において吐出面2aを挟むように配置され、且つ、4つの突き当て凸部38が一直線上に並ばないように配置されている。これによると、4つの突き当て凸部38のうちの3つが少なくとも3点支持となるように吐出面2aに当接するため、吐出面2aと平行となるようにキャップユニット30の位置が規定される。
また、本実施形態においては、嵌合凸部51と嵌合凹部33が嵌合する前に突き当て凸部38をヘッド支持フレーム50の突き当て面50cに当接させると、水平方向に関する位置の規定を行うことができない。このため、嵌合凸部51と嵌合凹部33を嵌合させた後に突き当て凸部38をヘッド支持フレーム50の突き当て面50cに当接させている。また、本実施形態以外の構成においても、鉛直方向の位置を規定する際は、本実施形態と同様に鉛直方向の位置規定に関する規定面同士を当接させた状態にすることになる。したがって、鉛直方向の規定面同士を当接させた後で水平方向の規定面同士を当接させるのは困難であることが多い。そこで、本実施形態以外の構成においても本実施形態と同様に、水平方向に関して位置を規定した後鉛直方向に関して位置を規定することにより、キャップユニットの適切な位置規定が可能になる。
<変形例>
以上は、本発明の好適な実施形態についての説明であるが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、課題を解決するための手段に記載された範囲の限りにおいて様々な変更が可能なものである。
例えば、上述の実施形態では、キャップユニット30を移動させるキャップユニット移動機構40を設けることによりキャップユニット30をヘッド2に対して移動させている。しかし、ヘッド2を移動させる移動機構を設けてヘッド2を移動させることにより、キャップユニット30をヘッド2に対して相対移動させてもよい。ヘッド2を鉛直方向に移動させる機構が設けられる場合は、搬送機構16を鉛直方向に移動させる昇降機構19が設けられなくてもよい。
また、上述の実施形態では、規定面同士を当接させることでキャップユニット30の位置を規定しているが、鋭利な先端形状を有する規定部を設け、規定部同士を線接触や点接触させることでキャップユニット30の位置を規定してもよい。
また、上述の実施形態では、嵌合凸部51を嵌合凹部33に嵌合させることで水平方向に関するキャップユニット30の位置を規定しているが、必ずしも嵌合しなくてもよい。例えば、嵌合凸部51の先端部51aが嵌合凹部33の上部33aと引っ掛かる程度に当接することでキャップユニット30の位置を規定してもよい。また、図6のキャップ本体131とヘッド支持フレーム150のように、凸部151の先端部151aが凹部133の上部133aの内部に配置されるが、これらが互いにわずかに離隔した状態であってもよい。この場合、キャップ本体131の水平位置は凸部151と凹部133の間の隙間だけ誤差を含み得るが、インクの吐出口をキャップ本体131が保護可能な範囲内の誤差であれば問題ない。
また、上述の実施形態では、突き当て凸部38が副走査方向に2個並んでいるが、これらが一体に形成され、副走査方向に長尺に形成されていてもよい。
また、上述の実施形態は、ノズルからインクを吐出するインクジェットヘッドに本発明を適用した一例であるが、本発明を適用可能な対象はこのようなインクジェットヘッドに限られない。例えば、導電ペーストを吐出して基板上に微細な配線パターンを形成したり、あるいは、有機発光体を基板に吐出して高精細ディスプレイを形成したり、さらには、光学樹脂を基板に吐出して光導波路等の微小電子デバイスを形成するための、液滴吐出ヘッドに適用することができる。
1 インクジェットプリンタ(プリンタ)
2 インクジェットヘッド(ヘッド)
2a 吐出面
30 キャップユニット
31 キャップ本体
33 嵌合凹部
38 突き当て凸部
39 キャップ支持フレーム
40 キャップユニット移動機構
50 ヘッド支持フレーム
50c 突き当て面
51 嵌合凸部

Claims (9)

  1. 記録媒体に画像を形成するための液体を吐出する吐出口が開口した吐出面を有する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドに当接して前記吐出口が形成された吐出領域を覆うキャッピング手段と、
    前記記録ヘッドに当接して前記吐出領域を覆う被覆位置と、前記記録ヘッドから前記吐出面に直交する方向に関して離隔した離隔位置との間で前記キャッピング手段を前記記録ヘッドに対して相対的に移動させるキャップ移動手段と、
    前記記録ヘッドに形成された第1のキャップ位置規定部と、
    前記キャッピング手段に形成され、前記吐出面に沿った方向及び前記吐出面に直交する方向のそれぞれに関して、前記被覆位置にある前記キャッピング手段の位置を前記第1のキャップ位置規定部に当接して規定する第2のキャップ位置規定部とを有し、
    前記第1のキャップ位置規定部が、前記吐出口から吐出される液体の吐出方向とは反対方向に関して前記吐出面から離隔した位置に配置されていることを特徴とする記録装置。
  2. 前記記録ヘッドは、一方向に長尺な吐出面を有し、
    前記第1のキャップ位置規定部が、前記一方向に関して前記記録ヘッドの両端部のそれぞれに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記吐出面に沿った方向に互いに対向する第1及び第2の面方向キャップ位置規定面が、前記第1及び第2のキャップ位置規定部にそれぞれ設けられ、
    前記吐出面に直交する方向に互いに対向する第1及び第2の直交方向キャップ位置規定面が、前記第1及び第2のキャップ位置規定部にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
  4. 前記記録ヘッド及びキャッピング手段の一方に凹部が形成され、他方に第1の凸部が形成されており、
    前記凹部の内表面及び前記第1の凸部の外表面の一方に前記第1の面方向キャップ位置規定面が含まれ、他方に前記第2の面方向キャップ位置規定面が含まれていることを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記キャッピング手段に第2の凸部が形成されており、
    前記第2の直交方向キャップ位置規定面が前記第2の凸部の先端面に含まれていることを特徴とする請求項3又は4に記載の記録装置。
  6. 前記キャッピング手段が、
    前記記録ヘッドに当接して前記吐出領域を覆うキャップ部材と、
    前記吐出面に沿った方向に所定の範囲内で移動可能に前記キャップ部材を支持する支持部材とを有しており、
    前記第2の面方向キャップ位置規定面が前記キャップ部材に形成されていることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の記録装置。
  7. 前記支持部材が、前記吐出面に直交する方向にも所定の範囲内で移動可能に前記キャップ部材を支持しており、
    前記キャップ部材を前記吐出面に向かって付勢する付勢手段が前記キャップ部材と前記支持部材との間に設置されており、
    前記キャップ移動手段が前記キャッピング手段を前記被覆位置に移動させる際に、前記キャップ部材が前記記録ヘッドに当接した後、前記吐出面に直交する方向に関する前記所定の範囲の限界まで前記キャップ部材が前記支持部材に接近する前に、前記第1及び第2の直交方向キャップ位置規定面同士が当接することを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
  8. 前記第1及び第2の直交方向キャップ位置規定面が少なくとも3組設けられており、
    前記吐出面に直交する方向から見て、少なくとも前記3組のうちの2組が前記吐出面を挟む位置に設けられ、且つ、前記3組が一直線上に並ばないことを特徴とする請求項2〜7のいずれか1項に記載の記録装置。
  9. 前記キャップ移動手段が、
    前記キャッピング手段を前記被覆位置に移動させる際に、前記吐出面に沿った方向に前記第1及び第2のキャップ位置規定部同士を当接させた後に、前記吐出面に直交する方向に前記第1及び第2のキャップ位置規定部同士を当接させるように、前記キャッピング手段を移動させることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の記録装置。
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