JP2011071832A - アンテナ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アンテナ51は、例えば無線タグリーダなどに用いられるものであり、長手状の給電素子60及び無給電素子70が所定方向に並んで配置されている。このアンテナ51では、給電素子60の一端側の端部61a(第1の所定部分)から無給電素子70の一端部71aまでの距離La、及び給電素子60の他端側の端部62a(第2の所定部分)から無給電素子70の他端部72aまでの距離Lbがいずれも、給電素子60の中央部から無給電素子70の中央部までの距離Lcよりも小さくなるように構成されている。
【選択図】図5
Description
以下、本発明のアンテナを具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
(情報読取装置の全体構成)
まず、本発明に係るアンテナを搭載した情報読取装置1の全体構成について説明する。なお、図1は、第1実施形態に係るアンテナを搭載した情報読取装置を概略的に例示する平面図である。また、図2は、図1の情報読取装置の断面図であり、図1のA−A断面を概略的に示すものであり、図3は、図1、図2に示す情報読取装置の電気的構成を概略的に例示するブロック図である。また、図4(a)は、情報コード読取部の電気的構成を概略的に例示するブロック図であり、図4(b)は、無線タグ処理部等の電気的構成を概略的に例示するブロック図である。
次に、アンテナ部50の構成について説明する。
アンテナ部50は、無線タグ(図示略)との間で無線通信を行うアンテナ51を内部に備えたユニットとして構成されるものであり、全体として平坦な板状形態をなしており、その板面方向が読取部3の延出方向に沿うように当該読取部3に隣接して配置されている。
次に、本実施形態に係るアンテナ51を用いることによって、F/B比が向上することを示す実験データについて説明する。
第1の実験では、図5の構成において、Lc=40mm、La=Lbとした。また、給電素子60(放射器))の全長を0.48λ(=151mm)とし、無給電素子70(反射器)の全長を0.51λ(=161mm)とした。ただし、λは波長である。このような設定において、La(=Lb)の値を変更し、La/Lcの値と利得との関係を求めた。なお、図6は、上記のように設定したときのLa/Lcの値と利得との関係、及びLa/Lcの値とF/B比との関係を示すグラフである。図6では、La/Lcの値と利得との関係を破線にて示しており、La/Lcの値とF/B比との関係を実線にて示している。
第2の実験では、図5の構成において、LcとLa(LbもLaと同値)の比率を、Lc:La=2:1とした(なお、LcとLbの比率も、Lc:Lb=2:1である)。また、給電素子60(放射器)の全長を0.48λ(=151mm)とし、無給電素子70(反射器)の全長を0.51λ(=161mm)とした。ただし、λは波長である。このような設定において、Lc:La=2:1、Lc:Lb=2:1、La=Lbの状態を維持しつつLc、La(=Lb)の値を変更し、Lc/λとF/B比との関係(図7)、及びLc/λと利得との関係(図8)を求めた。なお、Lc/λは、給電素子60と無給電素子70との中心位置間隔(エレメント間隔)を反映した値であるため、図7、図8は、エレメント間隔に応じたF/B比、利得の変化をそれぞれ示しているといえる。また、図7、図8では、上記設定のときの当該第2の実験の実験結果を太線で示しており、比較例として、上記設定からLc=La(=Lb)に変更したとき(即ち、無給電素子70を直線構成(曲げなし)としたとき)のLc/λとF/B比との関係、及びLc/λと利得との関係をそれぞれ図7、図8において細線で示している。
また、上記第2の実験では、無給電素子70の長さを0.51とした例を示したが、図9では、更に無給電素子70の長さを0.5λ、0.52λとしたときのLc/λとF/B比との関係を示すデータを加え、図10では、無給電素子70の長さを0.5λ、0.52λとしたときのLc/λと利得との関係を示すデータを加えている。なお、図9、図10で加えた本発明のデータは、無給電素子70の長さ以外は、上記第2の実験の設定と同じである。即ち、Lc:La(=Lb)=2:1とし、給電素子60(放射器))の全長を0.48λ(=151mm)とし、Lc:La=2:1、Lc:Lb=2:1、La=Lbの状態を維持しつつLc、La(=Lb)の値を変更して、Lc/λとF/B比との関係(図9)、Lc/λと利得との関係(図10)を求めている。なお、図9、図10では、上記設定のときの実験結果を「曲げあり」として太線で示しており、無給電素子70の長さが0.5λのときのデータを太線の破線で示し、無給電素子70の長さが0.51λのときのデータを太線の一点鎖線で示し、無給電素子70の長さが0.52λのときのデータを太線の実線で示している。
第4の実験では、図5の構成において、Lc=40mm、La=Lbとし、Lc:La=2:1、Lc:Lb=2:1とした。また、給電素子60(放射器))の全長を0.48λ(=151mm)とし、無給電素子70(反射器)の全長を0.51λ(=161mm)とした。このような設定において、給電素子70の給電点を中心位置からLdだけオフセットさせた位置P(図5参照)としたときの利得とF/B比の変化を求めた。図11は、このような条件下での各オフセット量Ldのときの利得、F/B比をそれぞれ示しており、図11に示す実験結果によれば、給電点がずれても利得がそれほど変化せず、また、F/B比が十分に高いレベルに維持されていることが確認できる。従って、給電素子60の中心位置を給電点としなくても良く、中心位置からある程度オフセットした位置を給電点とするような構成であってもよい。また、図11の実験結果によれば、オフセット量が少ないほどF/B比が高くなっており、給電点が給電素子60の中心位置にあるときにF/B比が最も高くなることが確認できる。
本実施形態では、給電素子60と無給電素子70とが距離を隔てて並んで配置されてなるアンテナ51において、給電素子60の端部側の所定部分から無給電素子70までの距離が、給電素子60の中央部60aから無給電素子70までの距離よりも小さく構成されている。このようにすると、利得を確保しつつFB比を高めうる構成を、アンテナ構成を大型化せずに実現できる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
このような構成において、Lc=40mm、La=Lb=20mm、Lc:La=2:1、Lc:Lb=2:1とし、給電素子60の全長を0.48λ(151mm)とした場合、利得が5.7dBi程度となり、F/B比が16.6dB程度となることが実験にて確認できた。
また、図14(b)に示す変形例4では、給電素子560の両端部にクランク状の折り返し部563、564がそれぞれ形成されている。この図14(b)の例でも、給電素子560の一端側の端部563a(第1の所定部分)から無給電素子70の端部71aまでの距離La、及び給電素子560の他端側の端部564a(第2の所定部分)から無給電素子70の他端部72aまでの距離Lbがいずれも、給電素子560の中央部560aから無給電素子70の中央部(折り曲げ部70a)までの距離Lcよりも小さく構成されている。
なお、図14(a)(b)のいずれの例でも、無給電素子70の構成は第1実施形態と同様である。
図14(a)(b)のいずれの構成によっても、上記実施形態と同様にF/B比をより効果的に高めることができる。
51…アンテナ
60、460、560…給電素子
60a、460a、560a…給電素子の中央部
61a、461a、563a…端部(第1の所定部分)
62a、462a、564a…端部(第2の所定部分)
70、270、370…無給電素子
70a…折り曲げ部(無給電素子の中心部)
670…第2の無給電素子
Claims (7)
- 給電素子と無給電素子とが距離を隔てて並んで配置されてなるアンテナであって、
前記給電素子の端部側の所定部分から前記無給電素子までの距離が、前記給電素子の中央部から前記無給電素子までの距離よりも小さいことを特徴とするアンテナ。 - 前記給電素子の一端側における第1の所定部分から前記無給電素子までの距離、及び前記給電素子の他端側における第2の所定部分から前記無給電素子までの距離がいずれも、前記給電素子の前記中央部から前記無給電素子までの距離よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ。
- 前記給電素子の前記中央部から前記無給電素子までの距離が、前記所定部分から前記無給電素子までの距離のほぼ2倍に設定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアンテナ。
- 前記給電素子が、直線状に構成されており、
前記無給電素子は、少なくとも中心部が前記給電素子から最も離れ、端部側が当該中心部よりも前記給電素子に近づく非直線状に構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のアンテナ。 - 前記無給電素子は、前記中心部から一端部までが直線状に構成され、前記中心部から他端部までが直線状に構成されており、前記中心部にて折れ曲がった形態をなしていることを特徴とする請求項4に記載のアンテナ。
- 前記給電素子は、少なくとも前記中央部が前記無給電素子から最も離れ、端部側が当該中央部よりも前記無給電素子に近づく非直線状に構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のアンテナ。
- 前記無給電素子以外の第2の無給電素子が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のアンテナ。
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