JP5263110B2 - 携帯型通信端末 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯型通信端末に関するものである。
現在、RFIDリーダライタ等の非接触通信装置が広く提供されており、その中には、使用者が様々な場所に携行して用いることができるように携帯型通信端末として構成されるものもある。この種の携帯型通信端末では、携帯性や操作性を向上させるため、装置全体の軽量化及び小型化が強く求められている。
特開2005−20450公報
ところで、上記携帯型通信端末では、無線通信に使用するアンテナとして、広い指向性を有し、小型化を図りやすいパッチアンテナが広く用いられている。このパッチアンテナは、上記利点を有する一方で、アンテナを回転させたときの利得の変化量が大きく、また、VSWRが小さくなる周波数帯域が狭いため、アンテナとしての機能を十分に発揮できる適正な周波数帯域が非常に狭いという特徴がある。従って、アンテナ製造時の製造ばらつきが適正周波数帯域に対して相対的に大きくなりやすく、適正周波数帯域内に共振周波数が納まるようにアンテナを製造することが難しいため、歩留まりを向上しにくいという問題がある。
一方、製造過程で生じるばらつきを抑え、共振周波数を適正周波数帯域内に収める調整方法としては、例えばアンテナを構成するエレメントをトリミングする方法なども考えられる。しかし、上記パッチアンテナでは、より小型化を図ろうとする場合、アンテナとしての性能を十分に発揮するために高誘電率の材料を使用する必要があり、このような高誘電率の材料を使用する場合、エレメントを少し削っただけでも特性が大きく変化してしまうという問題がある。従って、上記のようにトリミングを行ったとしても共振周波数を適正周波数帯域内に収めることが難しく、他の解決方法が求められている。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、携帯型通信端末において、共振周波数を微調整しやすく、歩留まりを向上しやすい構成を、より簡易に実現することを目的とする。
請求項1の発明は、アンテナを備え、無線タグとの間で前記アンテナを介して無線通信を行う携帯型通信端末であって、前記アンテナは、給電点を介して電力供給を受ける給電層と、前記給電層から所定距離隔てて配置されたグランド層と、前記給電層と前記グランド層とに挟まれた誘電体層と、を備え、パッチアンテナとして構成されており、前記アンテナの厚さ方向と直交する所定方向を前後方向とし、前記厚さ方向及び前記前後方向と直交する方向を幅方向とした場合、前記グランド層に、当該グランド層及び前記給電層よりも幅の狭い導電性の1つの調整部材が、当該グランド層とは異なる部材として接続され、且つ当該調整部材が前記グランド層の外側に向けて前記前後方向に延出しており、前記アンテナの前記グランド層から離れた位置に、金属部材を備えた構造体が固定されており、1つの前記調整部材が前記グランド層と前記金属部材との間に架設され、前記調整部材の幅、又は前記調整部材を前記グランド層へ接続したときの前記幅方向の接続位置、若しくは前記調整部材の前記グランド層からのはみ出し量の少なくともいずれかの変化により、前記アンテナの共振周波数を変化させるように調整される構成であることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の携帯型通信端末において、前記調整部材が、前記グランド層の外縁部から当該携帯型通信端末の長手方向にはみ出る構成で設けられることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の携帯型通信端末において、前記調整部材が、前記給電層の幅方向両端部よりも内側の位置において前記グランド層から延出していることを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の携帯型通信端末において、前記調整部材の幅が、前記給電層の幅の1/4以上であることを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の携帯型通信端末において、前記給電層の幅方向中心部に給電点が設けられ、且つ前記アンテナにおける前記給電点を通る幅方向中心線上に前記調整部材が設けられていることを特徴としている。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の携帯型通信端末において、前記調整部材の延出方向において、前記給電層から前記調整部材の先端部までの長さが、当該延出方向における前記給電層の全長の1/4以上であることを特徴としている。
請求項1の発明では、給電点を介して電力供給を受ける給電層と、給電層から所定距離隔てて配置されたグランド層と、給電層とグランド層とに挟まれた誘電体層とを備えたアンテナにおいて、グランド層の外側に延出するように導電性の調整部材が取り付けられている。このようにすると、調整部材の延出の程度に応じて共振周波数を変化させることができるため、複雑な構成を用いることなく共振周波数の微調整が可能となる。これにより、例えば、製造工程で適正周波数帯域に納まらなかったアンテナであっても、調整部材によって共振周波数を変化させて適正周波数帯域内に設定できる可能性が高くなり、その結果、歩留まりの向上を図ることができる。
また、アンテナのグランド層から離れた位置に、金属部材を備えた構造体が固定されており、調整部材がグランド層と金属部材との間に架設されている。このようにするとアンテナ付近の構造体を利用して調整部材を安定的に取り付けることができ、且つ調整部材をそれほど大きく構成せずとも、当該構造体と調整部材との接続により共振周波数をより大きく変化させることができる。従って、共振周波数を微調整する上でより一層有利となる。
更に、前記アンテナがパッチアンテナとして構成されている。このようにすると、広い指向性を有し、小型化を図りやすいパッチアンテナにおいて、共振周波数を微調整しやすく、歩留まりを向上しやすい構成を、より簡易に実現できる。
請求項2の発明は、調整部材が、グランド層の外縁部から当該携帯型通信端末の長手方向にはみ出る構成で設けられている。このように短手方向と比較してスペースを確保しやすい長手方向に調整部材を延出させる構成とすると、調整部材を配置する上でスペース的な制約を受けにくく、共振周波数の調整の自由度が一層高まる。
請求項3の発明は、調整部材が、給電層の幅方向両端部よりも内側の位置においてグランド層から延出している。このようにすると、共振周波数をより変化させやすいため、共振周波数の微調整により有利となる。
請求項4の発明は、調整部材の幅が、給電層の幅の1/4以上とされている。このようにすると、共振周波数をより変化させやすいため、共振周波数の微調整により有利となる。
請求項5の発明は、給電層の幅方向中心部に給電点が設けられ、且つアンテナにおける給電点を通る幅方向中心線上に調整部材が設けられている。このようにすると、共振周波数をより大きく変化させやすいため、共振周波数を微調整する上でより一層有利となる。
請求項6の発明は、調整部材の延出方向において、給電層から調整部材の先端部までの長さが、当該延出方向における給電層の全長の1/4以上とされている。このようにすると、共振周波数をより変化させやすいため、共振周波数の微調整により有利となる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る携帯型通信端末を概略的に例示する平面図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係る携帯型通信端末の電気的構成を概略的に例示するブロック図である。 図3(a)は、図2の情報コード読取部を概略的に例示するブロック図であり、図3(b)は、図2の無線タグ処理部を概略的に例示するブロック図である。 図4(a)は、図1の携帯型通信端末に用いるアンテナを概略的に例示する平面図であり、図4(b)はそのアンテナの側面図である。 図5は、図4のアンテナの裏面図である。 図6(a)は、調整部材を給電層の中心位置からずらして配置した様子を示す平面図であり、図6(b)はその裏面図である。 図7は、第1の実験の実験結果を示すグラフである。 図8は、第2の実験の実験結果を示すグラフである。 図9は、第3の実験の実験結果を示すグラフである。 図10は、第2実施形態に係る携帯型通信端末の内部構成を概略的に例示する平面図である。 図11は、図10の携帯型通信端末の一部についての中央断面概略図である。 図12は、図10の構成から調整部材を取り外した様子を説明する説明図である。 図13は、第4の実験の実験結果を示すグラフである。 図14は、第5の実験の実験結果を示すグラフである。 図15は、第6の実験の実験結果を示すグラフである。 図16(a)は、アンテナの変形例1を示す裏面図であり、図16(b)は、変形例1の平面図である。図16(c)は、アンテナの変形例2を示す裏面図であり、図16(d)は、変形例2の平面図である。 図17(a)は、アンテナの変形例3を示す平面図であり、図17(b)は、アンテナの変形例4を示す平面図であり、図17(c)は、アンテナの変形例5を示す平面図であり、図17(d)は、アンテナの変形例6を示す平面図であり、図17(e)は、アンテナの変形例7を示す平面図である。 図18(a)は、アンテナの変形例8を示す裏面図であり、図18(b)は、変形例8の平面図である。図18(c)は、アンテナの変形例9を示す裏面図であり、図18(d)は、変形例9の平面図である。図18(e)は、アンテナの変形例10を示す裏面図であり、図18(f)は、変形例10の平面図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の携帯型通信端末を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
(携帯型通信端末の全体構成)
まず、本発明の第1実施形態に係る携帯型通信端末1の全体構成について説明する。なお、図1は、第1実施形態に係る携帯型通信端末を概略的に例示する平面図であり、図2は、第1実施形態に係る携帯型通信端末の電気的構成を概略的に例示するブロック図である。また、図3(a)は、図2の情報コード読取部を概略的に例示するブロック図であり、図3(b)は、図2の無線タグ処理部を概略的に例示するブロック図である。
図1に例示される携帯型通信端末1は、長手状の外観をなしており、その一端側のほぼ半分の領域(キー操作部11付近の領域)が把持領域とされ、ユーザによって把持されつつ使用される構成をなしている。この携帯型通信端末1は、バーコードや二次元コードなどの情報コードを読み取る情報コードリーダとしての機能と、無線タグとの間で無線通信を行う無線タグリーダとしての機能とを備えており、ユーザによって携帯されて様々な場所で情報コードの読み取りや無線タグとの無線通信を行うことができるように構成されている。
図1に示すように、携帯型通信端末1は長手状の外装ケース2によって外郭が構成されている。この外装ケース2は、各種部品(各種電気部品等)を収容するものであり、例えば樹脂材料などからなる複数のケース体(例えば、上ケース及び下ケースの2つのケース体)によって構成され、これらが結合した箱状形態をなしている。
また、図1に示すように、外装ケース2から露出する形態で様々な部品が取り付けられている。例えば、上面側には、小型液晶表示部などからなる表示部10が設けられると共に、LED表示部や複数個の操作キー11a(数字キーや機能キー等)を有するキー操作部11などが設けられ、側部には、読取指示用のトリガスイッチ7が設けられている。
図2に示すように、携帯型通信端末1の外装ケース2内には、携帯型通信端末1全体を制御する制御部8が設けられている。この制御部8は、マイコンを主体として構成されるものであり、CPU、システムバス、入出力インターフェース等を有している。また、この制御部8には、トリガスイッチ7、LED9、表示部10、キー操作部11、スピーカ12、メモリ13、外部インターフェース17などが接続されている。更に、外装ケース2内には、電源となるバッテリ15や電源部16が設けられており、これらによって制御部8や各種電気部品に電力が供給されるようになっている。
また、制御部8には、無線タグ処理部20及び情報コード読取部30がそれぞれ接続されている。情報コード読取部30は、図3(a)に示すように、CCDエリアセンサからなる受光センサ33、結像レンズ37、複数個のLEDやレンズ等から構成される照明部31などを備えた構成をなしており、制御部8と協働して読取対象Rに付された情報コードC(バーコードや二次元コード)を読み取るように機能する。また、無線タグ処理部20は、アンテナ50及び制御部8と協働して無線タグ(図示略)との間で電磁波による通信を行ない、無線タグに記憶されるデータの読み取り、或いは無線タグに対するデータの書込みを行うように機能している。この無線タグ処理部20は、公知の電波方式で伝送を行う回路として構成されており、図3(b)にて概略的に示すように、発振器21、変調器22、復調器23などを備えている。なお、無線タグ処理部20には、これら以外の公知構成(例えば、増幅器、フィルタ回路、整合回路等)も設けられているが、図3(b)ではこれらについては図示を省略している。
(アンテナ部の構成)
次に、アンテナ50について説明する。なお、図4(a)は、図1の携帯型通信端末に用いるアンテナを概略的に例示する平面図であり、図4(b)はそのアンテナの側面図である。また、図5は、図4のアンテナの裏面図である。
アンテナ50は、一点給電式の円偏波パッチアンテナとして構成されるものであり、図4、図5に示すように給電点51aを介して電力供給を受ける給電層51と、給電層51から所定距離隔てて配置されたグランド層52と、給電層51とグランド層52とに挟まれた誘電体層53とを備えた積層構造をなしており、上述の無線タグに対し、例えばUHF帯の電波を放射すると共に、この無線タグからの電波を受信する機能を有している。
給電層51は、パターン印刷された金属材料からなるものであり、図5に示すように、後述する誘電体層53及びグランド層52よりも小さいサイズで構成され、誘電体層53やグランド層52の内側に納まる形態をなしている。この給電層51は、全体として略矩形状(略正方形状)に構成されており、当該給電層51の幅方向中心部であって且つ後端部51b寄りの位置に給電点51aが設けられている。
なお、本実施形態では、携帯型通信端末1の長手方向を前後方向とし、アンテナ50の厚さ方向を上下方向としており、更にこれら前後方向及び上下方向と直交する方向を左右方向(幅方向)としている。また、図4、図5等では、前後方向をX軸方向で示し、上下方向をY軸方向で示し、幅方向をZ軸方向で示している。また、給電層51の幅方向中心位置を一点鎖線G1にて概念的に示している。
誘電体層53は、板状の誘電体(例えば、板状のセラミック材)によって構成され、全体として略矩形状(略正方形状)の形態をなしており、図4、図5に示すように、給電層51とグランド層52とに挟まれた構成でこれら給電層51及びグランド層52に接合されている。誘電体層53は、給電層51よりも大きくグランド層52よりも小さく構成されており、図5に示すようにグランド層52の内側の領域に納まる形態で配置されている。
グランド層52は、板状の金属材料からなるものであり、図5に示すように、後述する誘電体層53及び給電層51よりも大きいサイズで全体として長方形状に構成されている。このグランド層52は、いわゆる地板として機能するものであり、図示しないグランドラインに接続されている。なお、図5で示すグランド層52の形状はあくまで一例であり、他の形状(例えば正方形状)であってもよい。
図4、図5に示すように、給電層51、誘電体層53、グランド層52からなる積層体は、平面視したときの外縁形状が矩形形状をなしており、図1に示すように、外装ケース2内の所定位置(例えば、外装ケース2内の前方寄りの所定位置)に固定されている。なお、図1では、アンテナ50の設置位置(具体的には上記積層体の設置位置)を破線にて概念的に示している。
更に、本実施形態に係る携帯型通信端末1では、アンテナ50のグランド層52に導電性の調整部材60が接続されている。この調整部材60は、例えば金属製の板材によって構成されており、グランド層52の上面に接合されて当該グランド層52と電気的に接続されると共に、当該グランド層52の外縁部から(具体的には前端部52aから)外側に延出する形態で配されている。
また、調整部材60は、グランド層52の外縁部から(具体的には前端部52aから)、当該携帯型通信端末1の長手方向(即ち前後方向)にはみ出る構成で設けられており、より詳しくは、給電層51の幅方向両端部51c、51dよりも幅方向内側の位置においてグランド層52から前方側に延出している。なお、図5に示す代表例では、調整部材60は、アンテナ50における給電点51aを通る幅方向中心線(給電層51の幅方向中心位置を示す仮想線)G1上に設けられ、当該中心線G1に沿って延出している。
また、調整部材60の幅W1は、給電層51の幅W2の1/4以上となっており、図5に示す代表例では、調整部材60の幅W1が給電層51の幅W2の約1/2程度となっている。
また、調整部材60の延出方向において、給電層51から調整部材60の先端部までの長さが、当該延出方向における給電層51の全長の1/4以上とされている。なお、図5の代表例では、調整部材60の延出方向が前後方向(携帯型通信端末1の長手方向)となっており、給電層51の前端部51eから調整部材60の先端部61までの長さL1が、給電層51の前後方向の全長L2の1/4以上(具体的には、例えばL1がL2の約1/2程度)となっている。
(第1の実験データ)
次に、上記アンテナ50を用いることによって、共振周波数を変化させることができることを示す実験データを説明する。
第1の実験では、図5の構成において、L1=17mm、L2=25mm、L3=34mm、L4=36mm、W2=25mm、W3=34mm、W4=45mmとし、更に調整部材60(金属体)の幅W1を様々な値に変化させたときの調整部材の幅W1と共振周波数の変化量Δfとの関係を調べた。なお、図7は、上記設定における調整部材の幅W1と共振周波数の変化量Δfとの関係を示すグラフである。
第1の実験では、調整部材60の幅W1を5mm〜34mmの間で変化させたが、5mm<W1<25mmの間では、幅W1が大きくなるにつれて次第に共振周波数の変化量Δfが大きくなることが確認できた。また、調整部材60の幅W2(25mm)以上の25mm<W1<34mmの範囲(図7の二点鎖線以上の範囲)では、ほぼ一定の変化量(約4.4MHz)となることが確認できた。この実験結果によれば、調整部材60の幅W1が、給電層51の幅W2の1/4以上(上記設定では、W1が25/4mm以上:図7の一点鎖線付近)であることが望ましく、調整部材60の幅W1が給電層51の幅W2の1/2以上(上記設定では、W1が25/2mm以上)であれば、2MHz以上の変化量が期待できる。
(第2の実験データ)
次に、第2の実験データを説明する。
第2の実験では、図5の構成において、L2=25mm、L3=34mm、L4=36mm、W1=12mm、W2=25mm、W3=34mm、W4=45mmとし、更に給電層51からの調整部材60(金属体)の延出長さ(はみ出し量)L1を様々な値に変化させたときの延出長さ(はみ出し量)L1と共振周波数の変化量Δfとの関係を調べた。なお、図8は、上記設定における給電層51からの調整部材60(金属体)の延出長さ(はみ出し量)L1と共振周波数の変化量Δfとの関係を示すグラフである。
第2の実験では、給電層51からの調整部材60(金属体)の延出長さ(はみ出し量)L1を6mm〜26mmの間で変化させたが、6mm<L1<16mmの間では、幅L1が大きくなるにつれて次第に共振周波数の変化量Δfが大きくなることが確認できた。また、16mm<L1<26mmの範囲では、ほぼ一定の変化量(約2.7MHz)となることが確認できた。この実験結果によれば、給電層51の前端部51eから調整部材60の先端部61までの長さL1が、少なくとも給電層51の前後方向の全長L2の1/4以上(図8の一点鎖線以上の値)であれば、有効な変化量を確保できるといえる。
(第3の実験データ)
次に、第3の実験データを説明する。
第3の実験では、図5の構成において、L1=13mm、L2=25mm、L3=34mm、L4=36mm、W1=12mm、W2=25mm、W3=34mm、W4=45mmとし、更に給電層51の中心(中心線G1)から調整部材60(金属体)の中心(中心線G2)までの距離Z1(図6参照)を様々な値に変化させたときの、距離Z1と共振周波数の変化量Δfとの関係を調べた。なお、図9は、上記設定における給電層51の中心(中心線G1)から調整部材60(金属体)の中心(中心線G2)までの距離Z1と共振周波数の変化量Δfとの関係を示すグラフである。
第3の実験では、給電層51の中心(中心線G1)から調整部材60(金属体)の中心(中心線G2)までの距離Z1を0mm〜11mmの間で変化させたが、上記0mm<Z1<11mmの間では、幅Z1が小さくなるにつれて次第に共振周波数の変化量Δfが大きくなることが確認でき、Z1=0のとき、即ち、調整部材60の中心線G2が給電層51の中心線G2とほぼ一致する場合に共振周波数の変化量Δfが最大となることが確認できた。この実験結果によれば、給電層51の幅方向両端部51c、51dよりも幅方向内側の位置において調整部材60の中心線G2が位置するように当該調整部材60がグランド層52から前方側に延出していれば(即ち、Z1が図9の一点鎖線よりも小さい値であれば)、共振周波数が1MHz以上確保でき、有効であるといえる。
(本実施形態の主な効果)
本実施形態に係る携帯型通信端末1は、給電点51aを介して電力供給を受ける給電層51と、給電層51から所定距離隔てて配置されたグランド層52と、給電層51とグランド層52とに挟まれた誘電体層53とを備えたアンテナ50を備え、このアンテナ50において、グランド層52の外側に延出するように導電性の調整部材60が取り付けられている。このようにすると、調整部材60の延出の程度に応じて共振周波数を変化させることができるため、複雑な構成を用いることなく共振周波数の微調整が可能となる。これにより、例えば、製造工程で適正周波数帯域に納まらなかったアンテナであっても、調整部材60によって共振周波数を変化させて適正周波数帯域内に設定できる可能性が高くなり、その結果、歩留まりの向上を図ることができる。
また、本実施形態では、調整部材60が、グランド層52の外縁部から当該携帯型通信端末1の長手方向にはみ出る構成で設けられている。このように短手方向と比較してスペースを確保しやすい長手方向に調整部材60を延出させる構成とすると、調整部材60を配置する上でスペース的な制約を受けにくく、共振周波数の調整の自由度が一層高まる。
更に本実施形態では、調整部材60が、給電層51の幅方向両端部よりも内側の位置においてグランド層52から延出している。このようにすると、共振周波数をより変化させやすいため、共振周波数の微調整により有利となる。
また、本実施形態では、調整部材60の幅W1が、給電層51の幅W2の1/4以上とされている。このようにすると、図7に示すように、共振周波数をより変化させやすいため、共振周波数の微調整により有利となる。
また、本実施形態では、給電層51の幅方向中心部に給電点51aが設けられ、且つアンテナにおける給電点51aを通る幅方向中心線G1上に調整部材60が設けられている。このようにすると、図9に示すように、共振周波数をより大きく変化させやすいため、共振周波数を微調整する上でより一層有利となる。
また、本実施形態では、調整部材60の延出方向において、給電層51から調整部材60の先端部までの長さL1が、当該延出方向における給電層51の全長L2の1/4以上とされている。このようにすると、図8に示すように、共振周波数をより変化させやすいため、共振周波数の微調整により有利となる。
また、本実施形態では、アンテナ50がパッチアンテナとして構成されている。このようにすると、広い指向性を有し、小型化を図りやすいパッチアンテナにおいて、共振周波数を微調整しやすく、歩留まりを向上しやすい構成を、より簡易に実現できる。
[第2実施形態]
次に第2実施形態について説明する。
図10は、第2実施形態に係る携帯型通信端末の内部構成を部分的に示す拡大図であり、図11は、第2実施形態に係る携帯型通信端末の一部断面図である。また、図12は、図10から調整部材を取り外した構成を示す説明図である。
なお、本実施形態は、調整部材60の延出先の具体的構成のみが異なり、給電層51、誘電体層53、グランド層52、調整部材60からなるアンテナ50の構成自体は第1実施形態と同様である。よって、第1実施形態と同様の部分については第1実施形態と同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。なお、図10等に示す例では、グランド層52の外縁形状が第1実施形態と若干異なっているが、形状的な相違は僅かであり、グランド層52を第1実施形態と完全に同一の形状とすることもできるため、この点についての詳細な説明は省略する。
本実施形態に係る携帯型通信端末1でも、アンテナ50のグランド層52に導電性の調整部材60が接続されている。この調整部材60も、第1実施形態と同様に金属製の板材によって構成されており、グランド層52の上面に接合されて当該グランド層52と電気的に接続されると共に、当該グランド層52の外縁部から(具体的には前端部52aから)外側に延出する形態で配されている。
また、本実施形態でも、調整部材60が、グランド層52の外縁部から(具体的には前端部52aから)、当該携帯型通信端末1の長手方向(即ち前後方向)にはみ出る構成で設けられており、より詳しくは、給電層51の幅方向両端部51c、51dよりも幅方向内側の位置においてグランド層52から前方側に延出している。なお、図10等に示す代表例では、調整部材60は、アンテナ50における給電点51aを通る幅方向中心線(給電層51の幅方向中心位置を示す仮想線)G1上に設けられ、当該中心線G1に沿って延出している。
また、調整部材60の幅W1は、給電層51の幅W2(図12)の1/4以上となっており、図10に示す代表例では、調整部材60の幅W1が給電層51の幅W2の約1/3程度となっている。
このような第1実施形態と同様の構成に加え、本実施形態では更に、アンテナ50のグランド層52からから離れた位置に、金属部材201(構造体)が固定されており、グランド層52から延出する調整部材60が、当該グランド層52と金属部材201との間に架設された構成をなしている。この金属部材201は、例えばアンテナ50以外の他部品を固定するための固定部材(たとえばバイブレータを固定する固定部材等)などによって構成されている。
(第4の実験データ)
次に、上記アンテナ50を用いることによって、共振周波数を変化させることができることを示す実験データを説明する。
第4の実験では、図10〜図12の構成において、L2=25mm、L3=34mm、L4=36mm、W2=25mm、W3=34mm、W4=45mmとし(図12参照)、更に調整部材60(金属体)の幅W1を様々な値に変化させたときの調整部材の幅W1と共振周波数の変化量Δfとの関係を調べた。なお、図13は、上記設定における調整部材の幅W1と共振周波数の変化量Δfとの関係を示すグラフである。
第4の実験では、調整部材60の幅W1を5mm〜34mmの間で変化させており、5mm<W1<25mmの間では、幅W1が大きくなるにつれて次第に共振周波数の変化量Δfが大きくなることが確認できた。また、調整部材60の幅W2(25mm)以上の25mm<W1<34mmの範囲(図13の二点鎖線以上の範囲)では、ほぼ一定の変化量(約4.4MHz)となることが確認できた。この実験結果によれば、調整部材60の幅W1が、給電層51の幅W2の1/4以上(上記設定では、W1が25/4mm以上:図13では一点鎖線以上)であることが望ましく、調整部材60の幅W1が給電層51の幅W2の1/2以上(上記設定では、W1が25/2mm以上)であれば、2MHz以上の変化量が期待できる。
(第5の実験データ)
次に、第5の実験データを説明する。
第5の実験では、図10〜図12の構成において、L2=25mm、L3=34mm、L4=36mm、W1=12mm、W2=25mm、W3=34mm、W4=45mmとし、更にグランド層52の前端部52aから調整部材60(金属体)の先端部61までの延出長さ(はみ出し量)Laを様々な値に変化させたときの延出長さ(はみ出し量)Laと共振周波数の変化量Δfとの関係を調べた。なお、図14は、上記設定におけるグランド層52からの調整部材60(金属体)の延出長さ(はみ出し量)Laと共振周波数の変化量Δfとの関係を示すグラフである。
第5の実験では、グランド層52からの調整部材60(金属体)の延出長さ(はみ出し量)Laを0mm〜12mmの間で変化させており、0mm<La<2mmの間では、幅Laが大きくなるにつれて次第に共振周波数の変化量Δfが大きくなることが確認できた。また、調整部材60が金属部材201に接触する範囲である2mm≦La≦12mmの範囲では、ほぼ一定の変化量(約2.7MHz)となることが確認できた。
(第6の実験データ)
次に、第6の実験データを説明する。
第6の実験では、図10〜図12の構成において、L2=25mm、L3=34mm、L4=36mm、W1=12mm、W2=25mm、W3=34mm、W4=45mmとし、更に、図6と同様に、給電層51の中心(中心線G1)から調整部材60(金属体)の中心(中心線G2)までの距離Z1を様々な値に変化させたときの、距離Z1と共振周波数の変化量Δfとの関係を調べた。なお、図10では、中心線G1から距離Z1だけずらした調整部材60を符号60’で概念的に示している。図15は、上記設定における給電層51の幅方向中心(中心線G1)から調整部材60(金属体)の幅方向中心(中心線G2)までの距離Z1と共振周波数の変化量Δfとの関係をグラフにて示している。
第6の実験では、第3の実験と同様に、給電層51の中心(中心線G1)から調整部材60(金属体)の中心(中心線G2)までの距離Z1を0mm〜11mmの間で変化させており、上記0mm<Z1<11mmの間では、幅Z1が小さくなるにつれて次第に共振周波数の変化量Δfが大きくなることが確認でき、Z1=0のとき、即ち、調整部材60の中心線G2が給電層51の中心線G2とほぼ一致する場合に共振周波数の変化量Δfが最大となることが確認できた。この実験結果によれば、給電層51の幅方向両端部51c、51dよりも幅方向内側の位置において調整部材60の中心線G2が位置するように当該調整部材60がグランド層52から前方側に延出していれば(即ち、Z1が図15の一点鎖線よりも小さい値であれば)、共振周波数が1MHz以上確保でき、有効であるといえる。
本実施形態では、アンテナ50から離れた位置に、金属部材201(構造体)が固定されており、調整部材60がグランド層52と金属部材201との間に架設されている。このようにするとアンテナ付近の構造体を利用して調整部材60を安定的に取り付けることができ、且つ当該構造体と調整部材60との接続により共振周波数をより大きく変化させやすくなる。従って、共振周波数を微調整する上でより一層有利となる。また、調整部材60をそれほど大きく構成せずとも共振周波数を十分に変化させることができるようになる。
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
上記実施形態では、一点給電アンテナとして構成されるアンテナ50を例示したが、二点給電アンテナとした場合であっても同様の効果が期待できる。
上記実施形態では、調整部材60がグランド層52の前方側に延出する構成を例示したが、図16(a)(b)で示す変形例1のように、グランド層52から後方側に延出するように調整部材60を設けてもよい。また、図16(c)(d)で示す変形例2のように、グランド層52から前方側に延出する調整部材65と、グランド層52から後方側に延出する調整部材66とを設けるようにしてもよい。なお、図16〜図18に示す変形例では、調整部材60以外の構成は第1実施形態のアンテナ50と同様の構成となっている。
上記実施形態では、長方形状の調整部材60を例示したが、図17(a)〜(e)で示す変形例3〜7のように、調整部材60におけるグランド層52との接合部位を様々な形状に変更してもよい。
上記実施形態では、長方形状の調整部材60を例示し、グランド層52から延出する部分の形状も長方形状であったが、図18(a)(b)で示す変形例8、図18(c)(d)で示す変形例9、図18(e)(f)で示す変形例10のように、調整部材60の延出部分が長方形状でなくてもよい。
1…携帯型通信端末
50…アンテナ
51…給電層
51a…給電点
52…グランド層
52a…前端部(外縁部)
53…誘電体層
60…調整部材
61…先端部
201…金属部材(構造体)

Claims (6)

  1. アンテナを備え、無線タグとの間で前記アンテナを介して無線通信を行う携帯型通信端
    末であって、
    前記アンテナは、
    給電点を介して電力供給を受ける給電層と、
    前記給電層から所定距離隔てて配置されたグランド層と、
    前記給電層と前記グランド層とに挟まれた誘電体層と、
    を備え、
    パッチアンテナとして構成されており、
    前記アンテナの厚さ方向と直交する所定方向を前後方向とし、前記厚さ方向及び前記前後方向と直交する方向を幅方向とした場合、前記グランド層に、当該グランド層及び前記給電層よりも幅の狭い導電性の1つの調整部材が、当該グランド層とは異なる部材として接続され、且つ当該調整部材が前記グランド層の外側に向けて前記前後方向に延出しており、
    前記アンテナの前記グランド層から離れた位置に、金属部材を備えた構造体が固定されており、
    1つの前記調整部材が前記グランド層と前記金属部材との間に架設され、前記調整部材の幅、又は前記調整部材を前記グランド層へ接続したときの前記幅方向の接続位置、若しくは前記調整部材の前記グランド層からのはみ出し量の少なくともいずれかの変化により、前記アンテナの共振周波数を変化させるように調整される構成であることを特徴とする携帯型通信端末。
  2. 前記調整部材が、前記グランド層の外縁部から当該携帯型通信端末の長手方向にはみ出る構成で設けられることを特徴とする請求項1に記載の携帯型通信端末。
  3. 前記調整部材は、前記給電層の幅方向両端部よりも内側の位置において前記グランド層から延出していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯型通信端末。
  4. 前記調整部材の幅が、前記給電層の幅の1/4以上であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の携帯型通信端末。
  5. 前記給電層の幅方向中心部に給電点が設けられ、且つ前記アンテナにおける前記給電点を通る幅方向中心線上に前記調整部材が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の携帯型通信端末。
  6. 前記調整部材の延出方向において、前記給電層から前記調整部材の先端部までの長さが、当該延出方向における前記給電層の全長の1/4以上であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の携帯型通信端末。
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