JP2011071212A - 防水ケース - Google Patents
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Abstract
【解決手段】回路ケース部10と蓋部20とは、回路ケース側リブ14と蓋側凸部21とにより嵌合可能に構成されており、回路ケース部10と蓋部20とが嵌合されると、回路ケース部10におけるシール部30との対向面と、蓋部20におけるシール部30との対向面とは、4.0mmの間隔を有した状態で保持される。このため、蓋部20がシール部30を挟んで回路ケース部10にネジ止めされると、シール部30は、厚さ4.0mmに圧縮された状態で保持され、シール部30に設けられたリブは、約50%潰された状態となる。
【選択図】図6
Description
また、シール部材には、リブが面取り部に隣接した状態で設けられていても良い。
こうすることにより、第一ケース部材、及び第二ケース部材は、シール部材をより均一に押圧することができるため、シール部材が第一ケース部材、及び第二ケース部材により押圧される際に傾いてしまうことを防ぐことができる。その結果、シール部材を適切な状態で狭持することができ、シール部材の防水性能を最大限発揮することが可能となる。
図1には、本実施形態の超音波デバイス100が記載されている。尚、超音波デバイス100とは、具体的には、例えば、超音波式近接スイッチや、超音波距離計や、超音波水位計や、超音波流量計や、超音波探傷器等であっても良い。図1の(a)は超音波デバイス100の平面図、(b)は超音波デバイス100の側面図、(c)は超音波デバイス100の正面図であり、(d)はA−A´断面図である。
次に、超音波デバイス100における回路ケース部10の構成について説明する。
また、図5に記載されているように、シール部30の厚さ、つまり、回路ケース部10との対向面31aから蓋部20との対向面31bとの間の長さは4.0mmとなっており、対向面31に形成されたシール部側リブ35の高さは、それぞれ、0.4mmとなっている。
次に、蓋部20が、シール部30を挟んで回路ケース部10にネジ止めされた場合における、シール部30の形状について説明する。図6には、超音波デバイス100のB−B´断面における、シール部30のネジ止め前の状態についての説明図(図6の(a))と、ネジ止め後の状態についての説明図(図6の(b))とが記載されている。また、図7には、C−C´断面における、シール部30のネジ止め前の状態についての説明図(図7の(a))と、ネジ止め後の状態についての説明図(図7の(b))とが記載されている。
[効果について]
以上説明したように、EPDM製のシール部30は、シール部側リブ35が約50%潰された状態で回路ケース部10と蓋部20とにより狭持される。このため、シール部側リブ35が潰されることにより生じる反発力を、シール部材が永久変化を起こさない範囲内で最大とすることができ、シール部30の防水性能を最大限発揮させることができる。したがって、超音波デバイス100を壁等に取り付ける際の防水処理が不要となり、超音波デバイス100の取り付け作業を容易化することができる。また、取り付けの際の防水処理を不要とすることで、超音波デバイス100の取り付け場所の制約を無くすことや、壁等に取り付けられた超音波デバイス100の見栄えを良くすることができる。
本実施形態では、回路ケース部10,蓋部20,シール部30は、超音波デバイス100の筺体として用いられているが、他の電子装置の筺体として用いられていても良い。
また、本実施形態では、シール部30はEPDMで形成されているが、回路ケース部10や蓋部20が樹脂で形成されている場合であれば、フッ素ゴムやCRゴム等の弾性樹脂やエラストマで形成されていれば良い。また、回路ケース部10等が金属で形成されている場合であれば、シール部30は、回路ケース部10等に用いられる金属よりも剛性の低い金属や、樹脂等により形成されていても良い。尚、本実施形態では、シール部30は、シール部側リブ35が約50%潰された状態で回路ケース部10と蓋部20とにより狭持されるが、シール部30が異なる材料で形成されている場合には、材料に応じた最適な割合でシール部側リブ35が圧縮されるよう、回路ケース側リブ14や蓋側凸部21の高さや、シール部側リブ35の高さ等が定められる。
Claims (7)
- 容器状に形成された第一ケース部材と、該第一ケース部材の開口部を覆う第二ケース部材とにより構成される防水ケースであって、
前記第一ケース部材の開口縁に配置され、該第一ケース部材が前記第二ケース部材により覆われた際に、該開口縁と前記第二ケース部材とにより狭持されることにより圧縮された状態で保持されるシール部材と、
前記第一ケース部材が前記第二ケース部材により覆われた際に、該第一ケース部材における前記シール部材との第一の接触面と、該第二ケース部材における前記シール部材との第二の接触面との間隔を一定に保持する保持機構と、
を備え、
前記シール部材は、
前記第一ケース部材、及び前記第二ケース部材により狭持された場合における、前記第一の接触面、及び前記第二の接触面に対しての対向面には、それぞれ、該対向面のサイドエッジに沿ってリブが設けられており、
前記第一のケース部材、及び前記第二のケース部材により圧縮されない状態での、前記第一の接触面に対しての前記対向面と、前記第二の接触面に対しての前記対向面との間の長さと、それぞれの前記対向面に設けられたリブの高さとの和は、前記保持機構により保持される前記間隔よりも大きいこと、
を特徴とする防水ケース。 - 請求項1に記載の防水ケースにおいて、
前記保持機構は、前記第一の接触面、或いは前記第二の接触面に隣接して設けられた1または複数の第一の凸部として構成されており、
前記第一の凸部は、前記第一ケース部材の開口部が前記第二ケース部材により覆われた際に、その頂部が、当該第一の凸部が設けられていない前記第一ケース部材、或いは前記第二ケース部材に接触することにより、前記間隔を一定に保持するよう形成されていること、
を特徴とする防水ケース。 - 請求項2に記載の防水ケースにおいて、
前記第一の凸部は、前記第一ケース部材における前記第一の接触面のサイドエッジ、或いは、前記第二ケース部材における前記第二の接触面のサイドエッジに沿ってリブ状に形成されていること、
を特徴とする防水ケース。 - 請求項3に記載の防水ケースにおいて、
前記保持機構は、前記第一の凸部と、該第一の凸部が設けられていない前記第一のケース部材、或いは前記第二のケース部材に設けられ、その頂面が前記シール部材との接触面をなすリブとして形成されており、前記第一のケース部材が前記第二のケース部材により覆われた際に、前記第一の凸部の側面と該リブの側面とが当接することにより、前記第一ケース部材と前記第二ケース部材とが嵌合するよう形成されている第二の凸部とから構成されていること、
を特徴とする防水ケース。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載の防水ケースにおいて、
前記シール部材における前記対向面のサイドエッジには、面取り部が形成されていること、
を特徴とする防水ケース。 - 請求項5に記載の防水ケースにおいて、
前記シール部材には、リブが、前記面取り部に隣接した状態で設けられていること、
を特徴とする防水ケース。 - 請求項1から請求項6のいずれかに記載の防水ケースにおいて、
前記シール部材における前記対向面には、二つのリブが、並行した状態で設けられていること、
を特徴とする防水ケース。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2009219318A JP2011071212A (ja) | 2009-09-24 | 2009-09-24 | 防水ケース |
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JP2009219318A JP2011071212A (ja) | 2009-09-24 | 2009-09-24 | 防水ケース |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2011071212A true JP2011071212A (ja) | 2011-04-07 |
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Family Applications (1)
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JP2009219318A Pending JP2011071212A (ja) | 2009-09-24 | 2009-09-24 | 防水ケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011071212A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06152445A (ja) * | 1992-11-10 | 1994-05-31 | Sony Corp | 高周波電子機器の機密構造 |
JP2003264379A (ja) * | 2002-03-08 | 2003-09-19 | Fujikura Ltd | 電子ユニット用格納箱のシール構造 |
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2009
- 2009-09-24 JP JP2009219318A patent/JP2011071212A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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JPH06152445A (ja) * | 1992-11-10 | 1994-05-31 | Sony Corp | 高周波電子機器の機密構造 |
JP2003264379A (ja) * | 2002-03-08 | 2003-09-19 | Fujikura Ltd | 電子ユニット用格納箱のシール構造 |
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