JP2011070177A - グレーティング構造を有する基板型光導波路デバイス - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光導波路のコア10の側壁の一部(例えば基板側の下部)12が、水平方向の幅の広い凸部12bとコア幅の狭い凹部12aとを交互に有するブラッググレーティングパターン構造(第1のブラッググレーティングパターン)を有する基板型光導波路素子であり、さらに第2のブラッググレーティングパターン13が、光の導波方向と直交する断面において前記第1のブラッググレーティングパターンとは異なる領域に位置し、かつ光の導波方向に沿って並列した領域に形成されてもよい。
【選択図】図1
Description
特許文献3では、シリコン導波路に対して電圧印加による、キャリアプラズマ効果による光学特性変化を利用したデバイスについて開示されている。
また、特許文献4には、石英ガラスからなる導波路に温度変化を利用したデバイスが開示されている。
一方、構造に着目すると、グレーティング構造に対して光学特性の可変機構を付与した例としては、特許文献5に、ファイバブラッググレーティングにより形成した、チャープピッチ型のグレーティング素子に、分割したヒータを利用した例が開示されている。
特許文献2には、該特許に開示したような基板型光導波路デバイスではコアパターンの寸法変化が微細に過ぎ、通常のプロセスではなくX線リソグラフィを用いたLIGA(リーガ)プロセスなど特別な工程が必要となる可能性が示唆されている。
請求項2に係る発明は、第2のブラッググレーティングパターンが、光の導波方向と直交する断面において前記第1のブラッググレーティングパターンとは異なる領域に位置し、かつ光の導波方向に沿って並列した領域に形成される、ことを特徴とする請求項1に記載の基板型光導波路素子である。
請求項3に係る発明は、前記第2のブラッググレーティングパターンは、前記コアの幅方向中央かつ垂直方向上部に形成された突起状の構造および/または溝状の構造からなることを特徴とする請求項2に記載の基板型光導波路素子である。
請求項4に係る発明は、光導波路のコアが、リブ構造からなる内側コアと、前記内側コアの上側において前記リブ構造の凸部の三方向を被覆する外側コアとからなり、前記外側コアは、前記内側コアの平均屈折率よりも屈折率が低い材料からなり、前記ブラッググレーティングパターンが前記外側コアに設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の基板型光導波路素子である。
請求項5に係る発明は、前記内側コアは、その幅方向の中央に、光の導波方向に沿って内側コアよりも屈折率が低い材料からなるギャップ部と、前記ギャップ部により分離された二つの領域を備え、単一のモードが前記二つの領域にまたがって伝搬されるシングルモード光導波路を構成していることを特徴とする請求項4に記載の基板型光導波路素子である。
請求項6に係る発明は、前記ブラッググレーティングパターン構造のピッチが複数の離散値をとり、すべての離散値のうちで出現頻度が最も多い値をPとし、導波路の長手方向に沿う座標zの離散化刻みをΔPとするとき、各ピッチは、P±NΔP(ただし、Nは整数)として表すことが可能であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の基板型光導波路素子である。
請求項7に係る発明は、前記コアは、半導体材料からなり、光の進行方向に垂直な面における水平方向にP型とN型とに分かれて構成され、おのおのの領域が電極に接続されていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の基板型光導波路素子である。
請求項8に係る発明は、複数の波長チャンネルに対して、信号光が光導波路に入射してから反射するまでに前記光導波路を伝搬する距離が波長に応じて異なることにより、光伝送路における波長分散および分散スロープを補償する波長分散補償素子であって、前記波長分散補償素子が、請求項1〜7のいずれかに記載の基板型光導波路素子からなることを特徴とする波長分散補償素子である。
CMOS製造工程を利用したシリコンフォトニクス技術によりこれを製造出来るようにしたので、大規模な量産が可能となり、将来の低価格化が期待出来ることとなった。また、高比屈折率差光導波路構造の採用により小型のデバイスとすることが出来た。
Zakharov−Shabat方程式を用いて逆散乱問題を解くことによりグレーティング光導波路を設計した結果、該グレーティング光導波路はグレーティングフィン長さが不均一でありピッチがある複数の離散値となるようなものとなっているが、このピッチがある複数の離散値をとるということにより、チャープ型と異なり工程管理が容易となった。
また、ブラッググレーティングの高さを導波路コア高さの一部とすることで、導波路側壁の垂直からのずれにより発生する、導波路上部と下部の寸法差を低減することが可能となる。
また、ブラッググレーティングの高さを導波路コア高さの一部とすることで、側面荒れによる、設計上意図しない散乱による損失を低減したデバイスを作成することが可能となる。
請求項3の発明によれば、コア上部のグレーティングパターンをさらに容易に実現することができる。
請求項4の発明によれば、高屈折率材料からなるコアとクラッドの2種類のみからなる従来の高屈折率差埋め込み型光導波路と比較して、高屈折率材料からなる内側コアへの光の閉じ込めが弱くなるため、製造プロセスにおいて生じる不可避の内側コア側壁の荒れが光学特性に与える影響(散乱損失)を抑制することができる。
請求項5の発明によれば、基本モードのモードフィールド系が広がるため、製造プロセスにおいて生じる不可避の内側コア側壁の荒れが光学特性に与える影響(散乱損失)を抑制することができる。
請求項6の発明によれば、グレーティングの局所周期(ピッチ)がある複数の離散値をとることにより、チャープ型と異なり工程管理が容易となる。
請求項7の発明によれば、光導波路コアの一部に半導体材料を用い、電圧印加により屈折率を調整可能としたことで、光学特性を動的に可変可能な光デバイスを実現することができる。
請求項8の発明によれば、複数のチャンネルの波長分散および分散スロープを一括補償する小型の波長分散補償素子を実現し、かつその偏光依存性を低減することができる。
上記課題を解決するために、本発明者らは、Zakharov−Shabat方程式を用いて逆散乱問題を解くことにより所望の光学特性を実現するポテンシャル分布を算出し、このポテンシャル分布を実現するグレーティング構造を有する基板型光導波路素子を設計し、これをシリコンフォトニクス技術により製造可能とする工程を新たに開発した。
また、グレーティングパターンの加工の際に、不可避の側壁荒れが生じるという課題に対して、グレーティング高さの低減により、側壁荒れを低減できるプロセスが適用可能なデバイスを設計した。
本発明は、光ファイバ通信システムに用いる受動基板型光導波路部品を、CMOSデバイス製造技術を用いて製造するシリコンフォトニクス技術に関するものであり、グレーティング構造を有する基板型光導波路デバイス素子を提供することができる。
光分散補償器などの高度な機能を有する光導波路デバイスを実現するためには、逆散乱法を用いてグレーティング光導波路を設計し、これをシリコンフォトニクス技術を用いて基板型光導波路として実現することが好適である。
図1(a)は、コア10の一部の上面図である。図1(b)は図1(a)中のSB−SB線に沿う断面図である。図1(c)は図1(a)中のSC−SC線に沿う断面図である。図2は斜視図である。
一方、側壁15を含むコア10上段の幅wmiddleは一定であり、水平方向の変化はないものとする。後の製造工程で示すように、ブラッググレーティングパターンの高さを低減することにより、より高品質なデバイスの製造が可能となる。
TE型偏光での固有モードの実効屈折率neffTEは、TM型偏光での固有モードの実効屈折率neffTMに比べ、光導波路の幅の変化に対して敏感に変化する。一方、TM型偏光での固有モードの実効屈折率neffTMは、TE型偏光での固有モードの実効屈折率neffTEに比べ、光導波路の高さ(すなわち厚み)の変化に対して敏感に変化する。
また、二通りのブラッググレーティングパターンが、光の導波方向に沿って並列した領域に形成されている。すなわちそれぞれのブラッググレーティングパターンが中心軸Cに沿って存在する範囲は同一である。
矩形導波路(断面が略矩形状の光導波路)への適用を考慮すると、第1のブラッググレーティングパターンをコアの上面および/または底面に設けることが望ましい。本形態例では、基板上でのコアの形成を容易にするため、第一のブラッググレーティングパターンをコアの下段両側壁に設け、第二のブラッググレーティングパターンをコアの上面に設けるものとしている。そして、コア10の形状は、中心軸Cを含む垂直方向の平面に対して水平方向に対称(図1(a)では、中心軸Cに対して上下に対称)となっている。
この電極の配置についてはこの形態に限らず、例えば、後述する例のように、コアに接続された薄いスラブ部に配置することも可能である。
上部溝状グレーティング構造においては、凸部12bに相当する位置において、光導波路のコア10を形成する主たる材料が凸状を成し溝状構造13の幅が狭くなっていて、同様にして凸部13bとなっており、凹部12aに相当する位置において、光導波路のコア10を形成する主たる材料が凹状を成し溝状構造13の幅が広くなっていて、同様に凹部13aとなっている。つまり、溝状構造13の幅としては、凸部13bにおいて溝状構造13の幅が狭く、凹部13aにおいて溝状構造13の幅が広いという逆転した関係になっている。
図1及び図2には図示しないが、凹部12a内や溝状構造13内にもクラッドの一部が設けられている。
また、通常このグレーティング光導波路部は、例えば基板型光導波路デバイス101と結合用光ファイバ104とが光接続される箇所などに、さらにスポットサイズコンバーターと呼ばれる入出力変換部を追加すると、結合用光ファイバ104とデバイス101との接続損失を低減できるので、好ましい。
所望の光学特性が得られるグレーティング構造を有する基板型光導波路デバイスを得るため、本発明では、該光導波路の光伝搬方向にわたるポテンシャル分布を求め、これをコアの等価屈折率分布に換算し、光導波路の寸法に変換する。ポテンシャル分布の算出は、光導波路の前方及び後方に伝搬する電力波振幅なる変数を導入した波動方程式より、例えば光導波路の等価屈折率の対数の微分から導かれるポテンシャルを有するZakharov−Shabat方程式などに帰着させ、グレーティング光導波路の反射率の強度および位相のスペクトルである複素反射スペクトルからポテンシャル関数を数値的に導く逆散乱問題として解き、所望の反射スペクトルを実現するためのポテンシャルを推測する設計法を用いて設計することが出来る。
これにより、従来公知の等ピッチグレーティング素子やチャープピッチグレーティング素子では実現出来ないような複雑な光学特性を有するブラッググレーティング素子を設計し製作することが可能となるため、例えばDWDM光ファイバ通信システムにおいて40チャネル一括で伝送線路光ファイバの波長分散と分散スロープとを同時に補償する光波長分散補償器といったような所望の光学特性を有するデバイスを実現することが出来る。
所望の複素反射スペクトルから逆散乱問題を用いてポテンシャル分布を設計する手法は以下の通りである。
なお、後述する設計手順中の数式においては、グレーティング光導波路の長手方向、すなわち光伝搬方向をz軸として数式を示す。図1(a)や図5の左右方向がz軸方向である。該グレーティング光導波路デバイスのグレーティング領域開始端をz=0、終了端をz最大値座標とし、z最大値がすなわちグレーティング光導波路部の領域長である。
また、Xiaoの論文(G. Xiao and K. Yashiro, “An Efficient Algorithm for Solving Zakharov-Shabat Inverse Scattering Problem,” IEEE Transaction on Antennas and Propagation, Vol. 50, Issue 6, pp. 807-811 (2002))に、効率的な解法が開示されている。
まず、式(3)及び式(4)の解を次式(13)、(14)のように表す。
(I)指定するスペクトル特性の周波数範囲を原点(周波数ゼロ)から該当するスペクトルチャンネルの存在する領域まですべてを含める。
(II)上述の複素反射スペクトルからインパルス応答への変換において実数型を選択する。
反射率の分布を図11及び図12、群遅延特性を図13及び図14とした時、計算により求められたポテンシャル分布q(z)を図15及び図16に示す。
予め求めた光導波路断面構造、具体的にはコア寸法と等価屈折率との関係を元に、逆散乱問題を解いて得られたポテンシャル分布q(z)を実効屈折率分布neff(z)に換算し、続いて光導波路の光伝搬方向(長手方向)におけるコア寸法分布を算出する。
ここでは、第2の実施形態として、光学特性の偏波依存性の問題を解消し、製造プロセスにおいて生じる不可避の内側コア側壁の荒れが光学特性に与える影響(散乱損失)を抑制するため、シリコン(Si)をコア内側、窒化ケイ素(Si3N4)をコア外側に配置した二重コア構造を採用した事例について説明し、この第2の実施形態の場合について、光導波路の寸法を算出する。
図7に示す外側コア24におけるwout、tout、win、tin、wmiddle、tmiddleの意味は、図1(c)に示すコア10におけるのと同様である。
図10に示す光導波路の実効屈折率に対するwinとwoutとの対応関係においてneffに対応するwinとwoutとの組が得られており、設計されたデバイスは偏波無依存である。
実効屈折率分布neff(z)と図10とから、各z座標における溝状構造の幅winとコア幅woutを求めることが出来る。図10より、実効屈折率と構造寸法との関係を検討した範囲のおよそ中央を基準にとることによって、参照屈折率(平均実効屈折率)navは例えば2.2164とする。
本発明では、このようにして得られたグレーティング構造は、グレーティングフィンの長さ(凸部と凹部との差に当たる長さ)が不均一であり、グレーティングピッチはある限定された離散値をとるという特徴を有する。
逆散乱問題を解きポテンシャル分布q(z)を求めた際のz位置の差分化刻みとしてλ/40に細分化したので、ΔPは17nmであり、主たるグレーティングピッチPは、前記ΔP刻みでλc/(nav×2)=359nmに近い値となるP=370nmであり、ついで近いP+ΔPである370nmのピッチも、多く見られ、この2つが全ピッチのうち99%を占める。図19にはP−10ΔP、P−8ΔP、P−7ΔP、P−6ΔP、P−5ΔP、P−4ΔP、P−3ΔP、P−2ΔP、P−ΔP、P、P+ΔP、P+2ΔP、P+3ΔP、P+4ΔP、P+5ΔP、P+6ΔP、P+7ΔP、P+8Δ、P+10ΔPに対応するグレーティングピッチ166nm、203nm、222nm、240nm、259nm、277nm、296nm、314nm、333nm、351nm、370nm、388nm、406nm、425nm、443nm、462nm、480nm、499nm、536nmのピッチが存在する。
P−11ΔP以下及びP+11ΔP以上のグレーティングピッチ及び、P―9ΔP、P+9ΔPに対応するグレーティングピッチは存在していない。図20には、図19の中の3.390mm付近の拡大図を示す。この領域では多くのピッチが351nmと370nmに分布している。
図27(a),(b),(c)及び図28に、コアの側壁のみにグレーティング構造を有する基板型光導波路デバイスの形態例を模式的に示す。図27及び図28ではコア1のみを図示し、クラッドの図示を省略したが、クラッドがコア1の周囲を囲んでいるものとする。また、クラッドの下には基板(図示せず)が存在し、コア1の底面4は基板面に平行である。水平方向とは基板面に平行な方向をいい、垂直方向とは基板面に垂直な方向をいう。
図27(a)は、コア1の一部の上面図である。図27(b)は図27(a)中のSB−SB線に沿う断面図である。図27(c)は図27(a)中のSC−SC線に沿う断面図である。図2は斜視図である。
一方、コア1上段の側壁5における幅wfixは一定であり、長手方向に沿った幅の変化はないものとする。このように、ブラッググレーティングパターンの高さを低減することにより、より高品質なデバイスの製造が可能となる。
(1)凹部2aと凸部2bを有する高さtgratingの小さい側壁グレーティング構造2を形成し、必要に応じて、高さtgratingのクラッドを側壁グレーティング構造2の周囲に形成して上面を平坦にした後、その上に、一定幅の側壁5を有する高さtfixのコア上部を積層して、コア1の高さを段階的に増大させる方法。
(2)最終的なコア1の厚さ(tgrating+tfix)を有する高屈折率層を形成し、コア1の両側でtfixに相当する深さをエッチングして側壁5を形成したのち、さらに凹部2aと凸部2bをエッチングにより形成する方法。
シリコンを用いた導波路においては、一般に単結晶シリコンを用いるとデポジションにより積層したシリコンを用いた場合よりも光の伝搬損失の小さい導波路を形成することができる。したがって、シリコンの場合においては、コア1を成膜して形成するのみならず、単結晶のシリコンをもとに削る方法が好ましい場合が多い。本形態例の構造で、コア材料としてシリコンを用いる場合は例えばSOI基板を用いてBOX層上部の単結晶シリコン層を基に、エッチングにより厚みを調整し、この手法により導波路を形成することができる。
なお、本形態例では、コア1の上面3を平坦としたが、さらに図2と同様に、上面3に溝状グレーティング構造を設けることもできる。
実効屈折率分布neff(z)と図29とから、各z座標におけるスラブ幅wgratingを求めることが出来る。図29より、実効屈折率と構造寸法との関係を検討した範囲のおよそ中央を基準にとることによって、参照屈折率(平均実効屈折率)navは例えば1.631とする。
本発明では、このようにして得られたグレーティング構造は、グレーティングフィンの長さ(凸部と凹部との差に当たる長さ)が不均一であり、グレーティングピッチはある限定された離散値をとるという特徴を有する。
逆散乱問題を解きポテンシャル分布q(z)を求めた際のz位置の差分化刻みとしてλ/40に細分化したので、ΔPは24nmであり、主たるグレーティングピッチPは、前記ΔP刻みでλc/(nav×2)=488nmに近い値となるP=477nmであり、ついで近いP+ΔPである502nmのピッチも、多く見られ、この2つが全ピッチのうち99%を占める。
図32にはP−10ΔP、P−8ΔP、P−7ΔP、P−6ΔP、P−5ΔP、P−4ΔP、P−3ΔP、P−2ΔP、P−ΔP、P、P+ΔP、P+2ΔP、P+3ΔP、P+4ΔP、P+5ΔP、P+6ΔP、P+7ΔP、P+8Δ、P+10ΔPに対応するグレーティングピッチ221nm、276nm、301nm、327nm、352nm、377nm、402nm、427nm、452nm、477nm、502nm、528nm、553nm、578nm、603nm、628nm、653nm、678nm、692nmのピッチが存在する。
P−11ΔP以下及びP+11ΔP以上のグレーティングピッチ及び、P―9ΔP、P+9ΔPに対応するグレーティングピッチは存在していない。図33には、図32の中の4.577mm付近の拡大図を示す。この領域では多くのピッチが477nmと502nmに分布している。
図7に示した構造の、シリコン(Si)をコア内側、窒化ケイ素(Si3N4)をコア外側に配置した二重コア構造であり、シリカガラス(SiO2)をクラッドとする、光導波路コア側壁のwout及びtoutに示す部分にグレーティング構造を有するとともにコア上部のwin及びtinに示す部分に溝状グレーティング構造を有する基板型光導波路の光分散補償器を設計し製作した。
図7の構造に従って光導波路の断面構造を設計し、図8に示すTE型偏光(mode1)およびTM型偏光(mode2)に対する実効屈折率のwin依存性、図9に示すwinとwoutとの関係を求め、さらに、図10に示す光導波路の実効屈折率に対するwinとwoutとの対応関係を求めた。
続いて、図10で光導波路寸法を設計した実効屈折率範囲の中央付近から選択して、参照屈折率(平均実効屈折率)navを2.2164とし、中心周波数188.4THzすなわち中心波長1,591.255nmとして、ポテンシャル分布q(z)を実効屈折率分布neff(z)に変換した。
実効屈折率分布neff(z)と図10のwoutとから側壁グレーティング構造の形成に係る光導波路寸法を決定し、この寸法で側壁グレーティング構造加工用のフォトマスクを製作した。
さらに、実効屈折率分布neff(z)と、図10のwinとから、上部溝状グレーティング構造の形成に係る光導波路寸法を決定し、この寸法で上部溝状グレーティング構造加工用のフォトマスクを製作した。
これら2組のフォトマスクを用い、光導波路を製作した。ステッパー露光装置には、波長248nmのものを用いた。
これにより、所望の形状のグレーティング構造を形成することができた。
参考例として、図23に示した構造の、シリコン(Si)をコア内側、窒化ケイ素(Si3N4)をコア外側に配置した二重コア構造であり、シリカガラス(SiO2)をクラッドとする、光導波路コア側壁24bにグレーティング構造を有するとともにコア上部24aに溝状グレーティング構造24cを有する基板型光導波路の光分散補償器を設計し製作した。
図23の構造に従って光導波路の断面構造を設計し、TE型偏光(mode1)およびTM型偏光(mode2)に対する実効屈折率のwin依存性、winとwoutとの関係を計算し、図24の光導波路の実効屈折率に対するwinとwoutとの対応関係を求めた。第1のリブ21及び第2のリブ22をシリコン(Si)、中央ギャップ23をシリカガラス(SiO2)、外側コア24を窒化ケイ素(Si3N4)、基板25をシリコン(Si)、下部クラッド26をシリカガラス(SiO2)、上部クラッド27をシリカガラス(SiO2)で構成し、t1=250nm、t2=50nm、w1=280nm、w2=160nm、tout=600nm、tin=100nm、下部クラッド26の厚みを2,000nm、上部クラッド27の最大厚みを2,000nmとした場合で算出した。
続いて、グレーティングパターンの設計を行った。設計中心周波数を188.4THzとした。すなわち、設計中心波長は1591.255nmである。L−Bandで100GHzチャネル間隔、チャネル帯域50GHzで45チャネルにわたってITU−T G.653に規定された分散シフトシングルモード光ファイバ(DSF)100kmの群速度分散及び分散スロープを補償するものとし、補償対象光ファイバ線路の光学特性として、群速度分散−295ps/nm、分散スロープ(Relative Dispersion Slope、RDS)0.018/nmを想定した。チャネル帯域内での振幅強度反射率を93.5%とした。これを、素子全長18,000λ、z位置の差分化刻みをλ/40に設定して、逆散乱問題を解きポテンシャル分布q(z)を求めた。
続いて、図24で光導波路寸法を設計した実効屈折率範囲の中央付近から選択して、参照屈折率(平均実効屈折率)navを2.348とし、中心周波数188.4THzすなわち中心波長1,591.255nmとして、ポテンシャル分布q(z)を実効屈折率分布neff(z)に変換した。
実効屈折率分布neff(z)と図24のwoutとから側壁グレーティング構造の形成に係る光導波路寸法を決定し、この寸法で側壁グレーティング構造加工用のフォトマスクを製作した。さらに、実効屈折率分布neff(z)と、図24のwinとから、上部溝状グレーティング構造の形成に係る光導波路寸法を決定し、この寸法で上部溝状グレーティング構造加工用のフォトマスクを製作した。
これら2組のフォトマスクを用い、光導波路を製作した。ステッパー露光装置には、波長248nmのものを用いた。
本発明においては、側壁グレーティングパターンを、側壁グレーティングパターンを形成するコアの一部とすることで、本来のグレーティングの機能を残したまま、ここで挙げたように製造プロセスによる導波路品質の低下を低減し、より特性のよいグレーティングパターンを有する基板型光導波路素子を提供することができる。
Claims (8)
- 光導波路のコアの側壁の一部が、水平方向の幅の広い凸部とコア幅の狭い凹部とを交互に有するブラッググレーティングパターン構造を有する、ことを特徴とする基板型光導波路素子。
- 光の導波方向と直交する断面において前記側壁の一部に設けられたブラッググレーティングパターン構造とは異なる領域に第2のブラッググレーティングパターン構造が位置し、かつこれら2つのブラッググレーティングパターン構造が光の導波方向に沿って並列した領域に形成される、ことを特徴とする請求項1に記載の基板型光導波路素子。
- 前記第2のブラッググレーティングパターン構造は、前記コアの幅方向中央かつ垂直方向上部に形成された突起状の構造および/または溝状の構造からなることを特徴とする請求項2に記載の基板型光導波路素子。
- 前記光導波路のコアが、リブ構造からなる内側コアと、前記内側コアの上側において前記リブ構造の凸部の三方向を被覆する外側コアとからなり、前記外側コアは、前記内側コアの平均屈折率よりも屈折率が低い材料からなり、前記ブラッググレーティングパターンが前記外側コアに設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の基板型光導波路素子。
- 前記内側コアは、その幅方向の中央に、光の導波方向に沿って内側コアよりも屈折率が低い材料からなるギャップ部と、前記ギャップ部により分離された二つの領域を備え、単一のモードが前記二つの領域にまたがって伝搬されるシングルモード光導波路を構成していることを特徴とする請求項4に記載の基板型光導波路素子。
- 前記ブラッググレーティングパターン構造のピッチが複数の離散値をとり、すべての離散値のうちで出現頻度が最も多い値をPとし、導波路の長手方向に沿う座標zの離散化刻みをΔPとするとき、各ピッチは、P±NΔP(ただし、Nは整数)として表すことが可能であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の基板型光導波路素子。
- 前記コアは、半導体材料からなり、光の進行方向に垂直な面における水平方向にP型とN型とに分かれて構成され、おのおのの領域が電極に接続されていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の基板型光導波路素子。
- 複数の波長チャンネルに対して、信号光が光導波路に入射してから反射するまでに前記光導波路を伝搬する距離が波長に応じて異なることにより、光伝送路における波長分散および分散スロープを補償する波長分散補償素子であって、前記波長分散補償素子が、請求項1〜7のいずれかに記載の基板型光導波路素子からなることを特徴とする波長分散補償素子。
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