JP2011068306A - エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第2バッグを第1バッグに先行して乗員の膝前で良好に展開させることができるエアバッグ装置を得る。
【解決手段】助手席用エアバッグ装置10は、乗員Pの上体Uを車両前側から拘束するメインバッグ26と、乗員Pの膝Kを車両前側から拘束するサブバッグ28と、インフレータ22からのガス供給により車両後側でかつ上側に向けて延びると共に車両前側でかつ車両下側に折り返されるように展開されるインナチューブ35とを備える。インナチューブ35は、中間部においてインフレータ22からのガスをメインバッグ26に供給すると共に先端側においてインフレータ22からのガスをサブバッグ28に供給する。このインナチューブ35の折り返し部35Bは、インナチューブ35におけるインフレータ22からのガス供給側に両端が支持されたストラップ44の中間部44Bが巻き掛けられ、インフレータ22からのガスによる荷重が支持される。
【選択図】図1

Description

本発明は、乗員の上体を拘束する第1バッグと膝を拘束する第2バッグとを備えたエアバッグ装置に関する。
乗員の上体を拘束するためのエアバッグに膝を拘束するためのエアバッグを連設したエアバッグ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、乗員の上体を拘束するためのエアバッグと、膝を拘束するためのエアバッグとを、共通の蓄圧器からのガス供給によって同時に膨張展開させるエアバッグ装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
実開平7−17662号公報 特開昭51−23917号公報
ところで、上体を拘束するためのエアバッグに先行して膝を拘束するためのエアバッグを膝前で良好に展開させる点については、上記各文献には開示されておらず、この点につき改善の余地がある。
本発明は、第2バッグを第1バッグに先行して乗員の膝前で良好に展開させることができるエアバッグ装置を得ることが目的である。
請求項1記載の発明に係るエアバッグ装置は、ガス供給を受けて膨張、展開されることで、車両乗員の上体を車両前後方向の前側から拘束する第1バッグと、前記第1バッグよりも小容量とされ、ガス供給を受けて膨張、展開されることで前記乗員の膝を車両前後方向の前側から拘束する第2バッグと、前記第1バッグ及び第2バッグと共に折り畳まれ、インフレータからのガス供給により車両前後方向の後側でかつ車両上下方向の上側に向けて延びると共に車両前後方向の前側でかつ車両上下方向の下側に折り返されるように展開されて、中間部において前記インフレータからのガスを前記第1バッグに供給すると共に、先端側において前記インフレータからのガスを前記第2バッグに供給する可撓性のガス流路部材と、前記ガス流路部材における前記インフレータからのガス供給側に両端が支持されると共に、展開された前記ガス流路部材の折り返し部に巻き掛けられる帯状部材と、を備えている。
請求項1記載のエアバッグ装置では、例えば車両の前面衝突の際にインフレータからガスが供給されると、該インフレータからのガスによってガス流路部材が膨張展開される。そして、このガス流路部材の中間部から第1バッグにガスが供給されると共にガス流路部材の先端側から第2バッグにガスが供給される。ガス流路部材によって第1、第2バッグに直接的にガスが供給される本エアバッグ装置では、相対的に小容量である第2バッグが第1バッグに先行して展開される。そして、展開された第2バッグは乗員の膝を拘束し、展開された第1バッグは乗員の上体を拘束することとなる。
ここで、本エアバッグ装置では、両端がガス流路部材のガス供給側に支持された帯状部材の中間部が膨張展開されたガス流路部材の折り返し部に巻き掛けられる。このため、折り返し形状を成すガス流路部材は、該折り返し部の外周側から帯状部材によって支持され、直線状に延びようとすることが抑制される。これにより、本エアバッグ装置では、ガス流路部材の先端側からガス供給を受ける第2バッグが、該ガス流路部材を経由して安定してガスが供給されることとなり、インフレータの作動から短時間で、安定した姿勢で膨張、展開される。
このように、請求項1記載のエアバッグ装置では、第2バッグを第1バッグに先行して乗員の膝前で良好に展開させることができる。
請求項2記載の発明に係るエアバッグ装置は、ガス供給を受けて膨張、展開されることで、車両乗員の上体を車両前後方向の前側から拘束する第1バッグと、前記第1バッグよりも小容量とされ、ガス供給を受けて膨張、展開されることで前記乗員の膝を車両前後方向の前側から拘束する第2バッグと、前記第1バッグ及び第2バッグと共に折り畳まれ、インフレータからのガス供給により車両前後方向の後側でかつ車両上下方向の上側に向けて延びると共に車両前後方向の前側でかつ車両上下方向の下側に折り返されるように展開されて、中間部において前記インフレータからのガスを前記第1バッグに供給すると共に、先端側において前記インフレータからのガスを前記第2バッグに供給する可撓性のガス流路部材と、前記ガス流路部材における前記インフレータからのガス供給側に両端が支持されると共に、中間部において前記展開された前記ガス流路部材に作用する前記インフレータからのガスによる荷重を受け止める帯状部材と、を備えている。
請求項2記載のエアバッグ装置では、例えば車両の前面衝突の際にインフレータからガスが供給されると、該インフレータからのガスによってガス流路部材が膨張展開される。そして、このガス流路部材の中間部から第1バッグにガスが供給されると共にガス流路部材の先端側から第2バッグにガスが供給される。ガス流路部材によって第1、第2バッグに直接的にガスが供給される本エアバッグ装置では、相対的に小容量である第2バッグが第1バッグに先行して展開される。そして、展開された第2バッグは乗員の膝を拘束し、展開された第1バッグは乗員の上体を拘束することとなる。
ここで、本エアバッグ装置では、両端がガス流路部材のガス供給側に支持された帯状部材の中間部によって、インフレータからのガス(ガス流)によりガス流路部材に作用する荷重が受け止められる。すなわち、折り返し形状を成すガス流路部材は、該折り返し部の外周側から帯状部材に支持され、直線状に延びようとすることが抑制される。これにより、本エアバッグ装置では、ガス流路部材の先端側からガス供給を受ける第2バッグが、該ガス流路部材を経由して安定してガスが供給されることとなり、インフレータの作動から短時間で、安定した姿勢で膨張、展開される。
このように、請求項2記載のエアバッグ装置では、第2バッグを第1バッグに先行して乗員の膝前で良好に展開させることができる。
請求項3記載の発明に係るエアバッグ装置は、請求項1又は請求項2記載のエアバッグ装置において、前記帯状部材の長さは、前記ガス流路部材における前記帯状部材に覆われる部分の、該帯状部材による規制を受けないで展開した場合の平面視における長さよりも短く設定されている。
請求項3記載のエアバッグ装置では、折り返し形状のガス流路部材は、帯状部材により外径が大きくなる方向の展開が拘束されるので、内周側に弛みが生じるように膨張展開される。これにより、折り返し形状のガス流路部材は、内周側への応力集中が緩和され、より安定して第2バッグにガスを供給することができる。
請求項4記載の発明に係るエアバッグ装置は、請求項1〜請求項3の何れか1項記載のエアバッグ装置において、前記帯状部材の中間部は、前記ガス流路部材に縫製により接合されている。
請求項4記載のエアバッグ装置では、帯状部材がガス流路部材に縫製により接合(縫合)されているので、ガス流路部材に対する帯状部材の位置ずれが抑制される。
請求項5記載の発明に係るエアバッグ装置は、請求項4記載のエアバッグ装置において、前記帯状部材の中間部は、前記ガス流路部材における前記第1バッグへのガス供給口に対する車両上下方向の下側に配置されている。
請求項5記載のエアバッグ装置では、ガス流路部材に縫製により接合された帯状部材が、該ガス流路部材における第1バッグへのガス供給口を塞ぐことがない。また、ガス流路部材における第1バッグへのガス供給口よりも下側に位置する帯状部材は、ガス供給口よりも上側に位置する構成と比較して、該ガス流路部材の折り返し部を良好に支持し得る。
請求項6記載の発明に係るエアバッグ装置は、請求項4又は請求項5記載のエアバッグ装置において、前記帯状部材の中間部における車両上下方向の下縁は、前記第1バッグと第2バッグとの境界部に近接して配置されている。
請求項6記載のエアバッグ装置では、第1バッグと第2バッグとの境界部に対する上側に位置する帯状部材が、該ガス流路部材の折り返し部を良好に支持し得る。
以上説明したように本発明に係るエアバッグ装置は、第2バッグを第1バッグに先行して乗員の膝前で良好に展開させることができるという優れた効果を有する。
本発明の第1の実施形態に係るエアバッグ装置におけるエアバッグの展開状態を示す側断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るエアバッグ装置を構成するストラップを拡大して示す側断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るエアバッグ装置を構成するストラップを拡大して示す平面断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るエアバッグ装置を構成するストラップを拡大して示す側断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るエアバッグ装置を構成するストラップを拡大して示す平面断面図である。
本発明の第1の実施形態に係るエアバッグ装置としての助手席用エアバッグ装置10について、図1〜図3に基づいて説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印UP、矢印Wは、それぞれ助手席用エアバッグ装置10が適用された自動車V、助手席12の車両前方向(進行方向)、上方向、車幅方向を示している。また、以下の説明でエアバッグ20(その構成部分)の形状等を説明する場合、特に断りのない場合は膨張展開状態における形状等をいうものとする。
図1には、助手席用エアバッグ装置10の作動状態における自動車Vの車室C内の前部が模式的な側断面図にて示されている。この図に示される如く、車室C内前部には、車両用シートとしての助手席12が配置されている。助手席12は、乗員Pが車両前向きに着座するためのシートクッション12Aと、シートクッション12Aの着座乗員Pを車両後方から支持するシートバック12Bとを有する。
助手席12に対する車両前方には、車室Cの車両前端を規定するウインドシールドガラス14が配置されている。また、ウインドシールドガラス14に対する車両下方には、インストルメントパネル16が設けられている。インストルメントパネル16は助手席12側に突出しており、助手席12の着座乗員Pはインストルメントパネル16の下方に足を入れるようになっている。したがって、助手席12の着座乗員Pが、その膝Kをインストルメントパネル16に近接させる構成とされている。
助手席用エアバッグ装置10は、インストルメントパネル16内に配置されたエアバッグモジュール18を備えている。エアバッグモジュール18は、後述するエアバッグ20と、エアバッグ20にガスを供給するためのインフレータ22と、エアバッグ20及びインフレータ22を保持(一部収容)したエアバッグケース24とを主要部として構成されている。エアバッグモジュール18は、エアバッグケース24においてインストルメントパネル16に設けられた取付部16Aに保持されている。
この実施形態では、図1に示される如くエアバッグ20が着座乗員Pの上体Uの保護用の第1バッグとしてのメインバッグ26と、膝Kの保護用の第2バッグとしてのサブバッグ28とを有する。このため、助手席用エアバッグ装置10では、エアバッグモジュール18は、インストルメントパネル16における車両最後部近傍に、車両後向きでかつ上向きに設けられている。具体的には、助手席用エアバッグ装置10では、エアバッグモジュール18のエアバッグケース24が車両後方でかつ車両上方に向けて開口する姿勢で、インストルメントパネル16の取付部16Aに保持されている。
このエアバッグケース24は、図1に二点鎖線にて示される如く折り畳み状態のエアバッグ20を保持(一部収容)している。エアバッグ20は、図示しない保持シート等に包まれることで、折り畳み状態が維持されている。インフレータ22は、ガス噴出口22Aを含む一部がエアバッグ20内に挿入された状態で、エアバッグケース24に固定的に保持されている。この実施形態では、インフレータ22は、所謂ディスクタイプのインフレータとされ、上記の通りメインバッグ26とサブバッグ28とを有するエアバッグ20に対し十分なガス容量が確保されている。
エアバッグ20のメインバッグ26は、ウインドシールドガラス14及びインストルメントパネル16と着座乗員Pの上体Uとの間で膨張展開され、該上体Uの車両前方への相対移動を拘束するようになっている。この実施形態では、メインバッグ26には、内圧調整用のベントホール25が形成されている。サブバッグ28は、インストルメントパネル16と膝Kとの間で膨張展開され、該膝Kの車両前方への相対移動を拘束するようになっている。これらエアバッグ20のメインバッグ26とサブバッグ28とは、一体的に構成されている。
具体的には、メインバッグ26は、エアバッグ20における車両上下方向の上部及び中間部を構成する基布30により袋状に膨張展開するように形成されている。この実施形態では、図示は省略するが、メインバッグ26は、車幅方向に隣接された左右のバッグを連結した如き所謂ツインチャンバ構造のエアバッグとされている。このメインバッグ26は、左右のバッグ(チャンバ)の車両後端がそれぞれ着座乗員Pの左右別の肩部(又はその近傍)を拘束するように形成されている。
サブバッグ28は、基布32にて車両上向きに開口する袋状に形成されており、該開口縁がメインバッグ26の車両下側開口縁に対し縫製等により接合されている。これにより、エアバッグ20は、全体として大きな袋状を成している。基布32は、表面にシリコンコート等の織り目シール加工が施されている点で基布30とは異なり、その織り目を経由したメインバッグ26内からのガス漏れが防止(基布30に対し抑制)されるようになっている。サブバッグ28の内圧保持用のシリコンコートは、ガス漏れ防止の観点からはサブバッグ28の内面に施すことが好ましい。
上記の通り全体として大きな袋状に展開されるエアバッグ20は、内部をメインバッグ26のチャンバとサブバッグ28のチャンバとに区画(分離)するための布状材としてのテザー34を有する。テザー34は、布状を成しており、図1及び図2に示される如くサブバッグ28の車両前後方向の膨張を規制するようになっている。この実施形態では、テザー34は、図2に示される如く基布30と基布32との縫製部に縫製等により接合されている。また、サブバッグ28内における展開状態で車両上下方向の略中間部となる部分にも、サブバッグ28の車両前後方向の膨張(厚み)を規制するためのテザーやストラップを設けても良い。
そして、助手席用エアバッグ装置10を構成するエアバッグ20は、インフレータ22のガスをメインバッグ26、サブバッグ28に導く可撓性のガス流路部材としてのインナチューブ35を備えている。インナチューブ35は、基布30と同様の織物である基布36にて、メインバッグ26、サブバッグ28とは独立して、図1に示される如く車両前方でかつ車両下方に向けて開口される折り返し形状である略「U」字状に膨張展開される袋体として構成されている。具体的には、インナチューブ35は、上記の通り車両後方でかつ車両上方に向けて開口するエアバッグケース24から該開口方向に延びる上部38と、該上部38から車両前方でかつ車両下方側に折り返されるように展開される下部40とを主要部として構成されている。
このインナチューブ35の下部40は、テザー34を貫通しており、その先端にはサブバッグ28にガスを供給するためのガス供給口40Aが形成されている。一方、インナチューブ35の上部38における下部40の折り返し部の近傍、すなわちテザー34に対するメインバッグ26側には、該メインバッグ26にガスを供給するためのガス供給口38Aが形成されている。この実施形態では、図2に示される如く、ガス供給口38Aは、インナチューブ35の上部38における車幅方向両側に、それぞれ基布36を貫通した貫通孔として形成されている。これにより、助手席用エアバッグ装置10では、インナチューブ35の上部38から車幅方向の両側に向けてメインバッグ26内にガスが供給される構成とされている。
このインナチューブ35は、それぞれ側面視で上記の如き略「U」字状を成す一対の基布36A、36Bを、図3に示される如くインナチューブ35における車幅方向の略中央の縫製部Sにより接合することで、上記した「U」字の筒状に形成されている。
また、助手席用エアバッグ装置10では、インナチューブ35の下部40におけるガス供給口40Aの周りには、ガス排出抑制手段としての逆止弁(一方向弁)42が形成されている。逆止弁42は、サブバッグ28内からガス供給口38Aを覆う布片42Aを有し、上部38からのガス供給口38Aを通じたサブバッグ28へのガス供給を許容するようになっている。一方、逆止弁42は、サブバッグ28の内圧(動圧)が上部38の内圧よりも高くなると、該内圧によって布片42Aがガス供給口38Aを閉止する構成とされている。なお、逆止弁42の構成を理解し易くするために、図1では逆止弁42の非作動状態であるガス供給口40Aの開放状態、図2では逆止弁42によるガス供給口40Aの閉止状態を図示している。
そして、助手席用エアバッグ装置10は、インナチューブ35を車両後方から支持する帯状部材としてのストラップ44を備えている。ストラップ44は、基布30、36と同様の織物より成り、長手方向の両端がインナチューブ35におけるインフレータ22からのガス導入口35Aの近傍に固定的に支持されている。この実施形態では、図3に示される如く、ストラップ44の両端44Aは、インナチューブ35のガス導入口35Aの開口端部と共にインフレータ22とバッグリテーナ46との間に共締めされている。なお、ストラップ44の両端44Aは、インナチューブ35のガス導入口35A近傍に縫製等によって接合されても良く、インフレータ22やバッグリテーナ46、エアバッグケース24を介して間接的にインナチューブ35におけるガス導入口35A側に支持される構成としても良い。
このストラップ44の中間部44Bは、図2に示される如く、インナチューブ35における上部38と下部40とに跨るように該インナチューブ35に巻き掛けられている。すなわち、この実施形態に係るストラップ44は、インナチューブ35における折り返し部35Bに巻き掛けられている。また、この実施形態では、ストラップ44の中間部44Bは、インナチューブ35の折り返し部35Bに縫製によって接合されている(図示省略)。
また、ストラップ44は、図2に示される如く、その車両上下方向の上縁44Uがメインバッグ26へのガス供給口38Aに対する車両下側に位置し、下縁44Lがメインバッグ26とサブバッグ28との境界を成すテザー34の近傍に位置するようになっている。
さらに、ストラップ44におけるインナチューブ35に支持された44A間の長さは、インナチューブ35におけるストラップ44に覆われる平面視で「U」字状の部分(図3に示す断面)が、ストラップ44がない状態で膨張展開された場合の長さよりも短く設定されている。これにより、インナチューブ35は、その展開がストラップ44によって拘束される構成である。
また、図1に示される如く、インストルメントパネル16におけるエアバッグモジュール18を取り付けた部分には、エアバッグ20の膨張展開圧によって破断され開口するエアバッグドア48が形成されている。この実施形態に係るエアバッグドア48は、インストルメントパネル16がその内面側に形成した溝状のティアラインにおいて開裂されることでヒンジ部を中心に上下に展開され、インストルメントパネル16に開口を形成するようになっている。この開口を通じて、エアバッグ20のインストルメントパネル16外すなわち車室Cへの膨張展開が許容される構成である。
以上説明した助手席用エアバッグ装置10では、例えば図示しない衝突センサの出力に基づいて自動車Vの前面衝突を検出又は前面衝突が不可避であることを予測した場合、図示しない制御装置としてのエアバッグECUがインフレータ22を作動させるようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
上記構成の助手席用エアバッグ装置10では、衝突センサからの信号に基づいて自動車Vの前面衝突が検出又は予測されると、エアバッグECUは、インフレータ22を作動(着火)させる。すると、インフレータ22からガス供給を受けたエアバッグ20は、インストルメントパネル16内で膨張され、その展開圧でエアバッグドア48を展開させて形成された開口を通じて車室Cで膨張展開される。
この際、インフレータ22のガスが供給されたインナチューブ35が先ず膨張展開される。インフレータ22からのガスは、インナチューブ35の上部38に形成されたガス供給口38Aを通じてメインバッグ26に供給されると共に、下部40に形成されたガス供給口40Aを通じてサブバッグ28に供給される。
すると、メインバッグ26は、車幅方向に供給される(噴き出される)ガスのガス圧によって先ず車幅方向に膨張、展開される。そして、サブバッグ28は、ガス供給口40Aを通じたガス供給によって、インストルメントパネル16と乗員Pの両膝Kとの間で膨張展開される。一方、相対的に容量の大きいメインバッグ26は、サブバッグ28の展開完了後に乗員Pの上体Uに対する車両前方で展開が完了される。
このように、助手席用エアバッグ装置10では、メインバッグ26及びサブバッグ28を備えたエアバッグ20にインナチューブ35が設けられているため、助手席用エアバッグ装置10では、インフレータ22からのガスがメインバッグ26及びサブバッグ28のそれぞれに直接的に(独立して)供給される。これにより、助手席用エアバッグ装置10では、相対的に小容量であるサブバッグ28がインフレータ22の作動から短時間で膨張展開される。したがって、助手席用エアバッグ装置10では、車両前後方向のスペース(ストローク)が小さい着座乗員Pの膝Kに対する車両前方に、前面衝突の検知から短時間でサブバッグ28を膨張展開させることができる。
このサブバッグ28によって、膝Kが拘束され、インストルメントパネル16側から膝Kに作用する荷重が軽減される。すなわち、着座乗員Pの膝Kが保護される。特に、助手席用エアバッグ装置10では、インナチューブ35の下部40におけるガス供給口40A側に逆止弁42が設けられているため、膝Kの拘束に伴ってサブバッグ28の内圧が上昇すると逆止弁42がガス供給口40Aを閉止する。このため、膝Kの拘束に伴うサブバッグ28の内圧低下(ガス排出)が抑制され、着座乗員Pの膝Kが一層良好に保護される。
一方、乗員Pの上体Uは、膨張展開されたメインバッグ26によって拘束され、衝撃吸収が果たされる。これらにより、乗員Pは助手席用エアバッグ装置10によって良好に保護される。特に、助手席用エアバッグ装置10では、左右のガス供給口38Aを通じてメインバッグ26内で車幅方向両側に向けてガスが供給される。このため、車両後向きにガスが供給される構成と比較して、メインバッグ26の車両後方への展開力(展開速度)が抑制され、着座乗員Pの上体Uを拘束する際に荷重が軽減される。
そして、助手席用エアバッグ装置10では、上記の如く膨張、展開されたインナチューブ35は、その展開に伴ってストラップ44を展開させ、その折り返し部35Bにストラップ44の中間部44Bが巻き掛けられる。このストラップ44によって、インフレータ22からのガス(ガス流)によりインナチューブ35(の折り返し部35B)に作用する荷重の一部が支持される。これにより、インナチューブ35は、その折り返し部35Bが直線状に伸びようとしたり、下部40が折り返し部35Bの近傍を起点に上下(前後)に揺動したりすることが防止又は効果的に抑制される。
このため、助手席用エアバッグ装置10では、インナチューブ35の下部40が安定した姿勢でサブバッグ28にガスを供給することとなる。
また、ストラップ44がインナチューブ35に作用する荷重の一部を支持するため、該インナチューブ35の特定部位に応力集中が生じることが抑制される。具体的には、インナチューブ35において応力集中が生じやすい折り返し部35Bの内周部35Cの応力が緩和される。しかも、助手席用エアバッグ装置10では、ストラップ44の長さがインナチューブ35におけるストラップ44に覆われる部分の長さよりも短いので、インナチューブ35における折り返し部35Bの内周部35Cには、弛みが生じやすく、該内周部35Cの応力が一層緩和される。これらにより、助手席用エアバッグ装置10では、インナチューブ35の折り返し部35Bの内周部35Cにおける縫製部Sの部分的な破断が防止され、インナチューブ35からサブバッグ28に安定してガスが供給される。
以上により、助手席用エアバッグ装置10では、サブバッグ28がインフレータの作動から短時間で、かつ安定した姿勢でインストルメントパネル16と乗員Pの両膝Kとの間で展開される。
このように、本実施形態に係る助手席用エアバッグ装置10では、サブバッグ28をメインバッグ26に先行させ、かつ乗員Pの両膝Kの前に良好に展開させることができる。
さらに、助手席用エアバッグ装置10では、ストラップ44がインナチューブ35の折り返し部35Bに縫製により接合されているので、ストラップ44はインナチューブ35に対し位置ずれすることなく、効果的に上記の機能を果たす。
しかも、インナチューブ35に縫製されたストラップ44がガス供給口38Aの車両下方で展開されるので、該ストラップ44はガス供給口38Aを塞ぐことがなく、メインバッグ26の適正な展開が担保される。また、ガス供給口38Aの下方に配置されたストラップ44は、ガス供給口38Aの上方に配置される構成と比較して、インナチューブ35の折り返し部35Bを良好に支持することができる。さらに、助手席用エアバッグ装置10では、ストラップ44の下縁44Lがテザー34近傍に位置するので、該ストラップ44によって、インナチューブ35(の折り返し部35B)は、直線状に伸びようとする動作を効果的に抑制することができる。
(第2の実施形態)
次いで、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、上記第1の実施形態の構成と基本的に同一の部品・部分については、上記第1の実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。
図4には、本発明の第2の実施形態に係る助手席用エアバッグ装置50の要部が、図2に対応する側断面図にて示されている。この図に示される如く、助手席用エアバッグ装置50を構成するエアバッグ52は、インナチューブ35を構成する基布36は別体のストラップ44に代えて、基布36に一体に形成されたストラップ54を備える点で、第1の実施形態に係る助手席用エアバッグ装置10とは異なる。
具体的には、このインナチューブ35は、図5に示される如く、2枚の基布36C、36Dを該インナチューブ35における車幅方向の略中央の縫製部Sにより接合することで、上記した「U」字の筒状に形成されている。ストラップ54は、基布36C、36Dにおける縫製部Sによる縫製部分から延設された延設部54A、54Bが折り返されると共に、該延設部54A、54Bの自由端がガス導入口35Aの近傍でインナチューブ35に固定的に支持される(図示省略)ことで構成されている。すなわち、本実施形態に係るストラップ54は、インナチューブ35に対する一体構造であり、また、左右2分割構造であると捉えることができる。
また、ストラップ54は、図4に示される如く、その車両上下方向の上縁54Uがメインバッグ26へのガス供給口38Aに対する車両下側に位置し、下縁54Lがメインバッグ26とサブバッグ28との境界を成すテザー34の近傍に位置するようになっている。
助手席用エアバッグ装置50における他の部分は、図示しない部分を含め、助手席用エアバッグ装置10における対応する構成と同様に構成されている。
したがって、第2の実施形態に係る助手席用エアバッグ装置50によっても、基本的に第1の実施形態に係る助手席用エアバッグ装置10と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。
なお、上記した実施形態では、ストラップ44、54が1本の帯状部材として形成された例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、ストラップ44、54に代えて、幅(車両上下)方向に離間された複数の帯状部材(ストラップ)を備えた構成としても良い。
また、上記した実施形態では、ガス供給口38Aの下方にストラップ44が位置する例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、ストラップ44がガス供給口38Aに連通する連通孔を有する構成としても良い。
さらに、上記した実施形態では、サブバッグ28の内圧保持(ガス排出抑制)手段として逆止弁42を備えた例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、内圧保持手段として、メインバッグ26やサブバッグ28の膨張展開に伴ってインナチューブ35の下部40を閉じてしまう絞り紐等を採用しても良い。
またさらに、上記した実施形態では、それぞれインフレータ22から逃すが直接的に供給されるサブバッグ28とメインバッグ26との容量差によってサブバッグ28がメインバッグ26に先行して展開される例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、所定値以上のガス圧によって破断されるティアシーム等にてガス供給口38Aを閉止しておき、インナチューブ35の内圧上昇後(サブバッグ28の展開過程又は展開完了後)にメインバッグ26の展開が開始される展開遅延構造を設けても良い。
また、上記した実施形態では、メインバッグ26が左右のバッグを連結した如き所謂ツインチャンバ構造のエアバッグである例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、メインバッグ26が単一のチャンバを有する所謂シングルチャンバ構造のエアバッグである構成としても良い。
さらに、上記した各実施形態では、本発明に係るエアバッグ装置が助手席用エアバッグ装置10に適用された例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、本発明に係るエアバッグ装置は、車幅方向に3人の乗員が着座し得るシートのうち車幅方向中央のシート等に適用することができる。また、このような中央座席が本発明においては助手席に含まれると捉えることも可能である。
10 助手席用エアバッグ装置
22 インフレータ
26 メインバッグ(第1バッグ)
28 サブバッグ(第2バッグ)
34 テザー(第1バッグと第2バッグとの境界部)
35 インナチューブ(ガス流路部材)
35B 折り返し部
38A ガス供給口
44 ストラップ(帯状部材)
50 助手席用エアバッグ装置
54 ストラップ(帯状部材)

Claims (6)

  1. ガス供給を受けて膨張、展開されることで、車両乗員の上体を車両前後方向の前側から拘束する第1バッグと、
    前記第1バッグよりも小容量とされ、ガス供給を受けて膨張、展開されることで前記乗員の膝を車両前後方向の前側から拘束する第2バッグと、
    前記第1バッグ及び第2バッグと共に折り畳まれ、インフレータからのガス供給により車両前後方向の後側でかつ車両上下方向の上側に向けて延びると共に車両前後方向の前側でかつ車両上下方向の下側に折り返されるように展開されて、中間部において前記インフレータからのガスを前記第1バッグに供給すると共に、先端側において前記インフレータからのガスを前記第2バッグに供給する可撓性のガス流路部材と、
    前記ガス流路部材における前記インフレータからのガス供給側に両端が支持されると共に、展開された前記ガス流路部材の折り返し部に巻き掛けられる帯状部材と、
    を備えたエアバッグ装置。
  2. ガス供給を受けて膨張、展開されることで、車両乗員の上体を車両前後方向の前側から拘束する第1バッグと、
    前記第1バッグよりも小容量とされ、ガス供給を受けて膨張、展開されることで前記乗員の膝を車両前後方向の前側から拘束する第2バッグと、
    前記第1バッグ及び第2バッグと共に折り畳まれ、インフレータからのガス供給により車両前後方向の後側でかつ車両上下方向の上側に向けて延びると共に車両前後方向の前側でかつ車両上下方向の下側に折り返されるように展開されて、中間部において前記インフレータからのガスを前記第1バッグに供給すると共に、先端側において前記インフレータからのガスを前記第2バッグに供給する可撓性のガス流路部材と、
    前記ガス流路部材における前記インフレータからのガス供給側に両端が支持されると共に、中間部において前記展開された前記ガス流路部材に作用する前記インフレータからのガスによる荷重を受け止める帯状部材と、
    を備えたエアバッグ装置。
  3. 前記帯状部材の長さは、前記ガス流路部材における前記帯状部材に覆われる部分の、該帯状部材による規制を受けないで展開した場合の平面視における長さよりも短く設定されている請求項1又は請求項2記載のエアバッグ装置。
  4. 前記帯状部材の中間部は、前記ガス流路部材に縫製により接合されている請求項1〜請求項3の何れか1項記載のエアバッグ装置。
  5. 前記帯状部材の中間部は、前記ガス流路部材における前記第1バッグへのガス供給口に対する車両上下方向の下側に配置されている請求項4記載のエアバッグ装置。
  6. 前記帯状部材の中間部における車両上下方向の下縁は、前記第1バッグと第2バッグとの境界部に近接して配置されている請求項4又は請求項5記載のエアバッグ装置。
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