JP2011067259A - 棚板 - Google Patents
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Abstract
【課題】薬剤、特に化学物質を含んだシート状の部材を容易に設置し、或いは取り替えることができる、構造が簡単で安価な棚板を提供する。
【解決手段】本発明の棚板は、平板状に構成され、一側面で開口するとともに、表面に凹状の収容部15が形成された棚本体10と、化学物質を含んだシート状の部材Sを着脱自在に保持し、棚本体10の収容部15内に、シート状の部材を露出させた状態で収容可能な保持体20と、凹状の収容部15の両サイドに設けられ、棚本体10の一側面の開口から収容部内へ沿って延びるとともに、保持体20を開口から収容部内へとスライド自在に案内する一対のガイドレール12,12と、を備える。
【選択図】図6
【解決手段】本発明の棚板は、平板状に構成され、一側面で開口するとともに、表面に凹状の収容部15が形成された棚本体10と、化学物質を含んだシート状の部材Sを着脱自在に保持し、棚本体10の収容部15内に、シート状の部材を露出させた状態で収容可能な保持体20と、凹状の収容部15の両サイドに設けられ、棚本体10の一側面の開口から収容部内へ沿って延びるとともに、保持体20を開口から収容部内へとスライド自在に案内する一対のガイドレール12,12と、を備える。
【選択図】図6
Description
本発明は、クローゼット、キッチンキャビネット、洗面キャビネット、下駄箱、商業施設の陳列棚などの各種の収納棚や、倉庫、押入れなどを含む収納空間に設置される棚板に関する。
従来、例えばキャビネットなどでは、キャビネット側板の内側に対向して上下に適宜な間隔で穿設された下穴に金属製のダボが差し込まれ、そのダボ上に棚板が適宜な間隔で架け渡されて取り付けられている。
また、このようなキャビネットにおいては、その収納空間内の除湿、消臭、防虫等を行なう場合、棚板とは別に消臭用あるいは防虫用等の薬剤(化学物質)を収納空間に入れておく必要があるが、後にこれらの薬剤を取り替えようとする場合に、収納空間のどこに薬剤を置いたかを忘れていることが多く、薬効の切れた薬剤を探し出すのに手間がかかる。
こうした問題に鑑み、特許文献1には、薬剤を容易に取り替えることができるようにした棚板が開示されている。具体的に、この棚板は、天板パネルと、天板パネルの裏面側に設けられる裏蓋とから成り、天板パネルと裏蓋との間に薬剤を収納した袋体を保持する収容室を形成している。そして、天板パネルおよび裏蓋の少なくとも一方に前記収容室に貫通する通気孔を設けるとともに、天板パネルと裏蓋とがそれぞれの係合手段を介して互いに着脱可能に取り付けられる。
しかしながら、特許文献1に開示される棚板は、その構造が複雑であるため、薬剤の交換が面倒であると共に、製造コストが高くなる。
本発明は、前記事情に着目してなされたものであり、その目的とするところは、薬剤、特に化学物質を含んだシート状の部材を容易に設置し、或いは取り替えることができる、構造が簡単で安価な棚板を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の棚板は、平板状に構成され、一側面で開口するとともに、表面に凹状の収容部が形成された棚本体と、化学物質を含んだシート状の部材を着脱自在に保持し、前記棚本体の収容部内に、シート状の部材を露出させた状態で収容可能な保持体と、前記凹状の収容部の両サイドに設けられ、前記棚本体の一側面の開口から収容部内へ沿って延びるとともに、前記保持体を前記開口から収容部内へとスライド自在に案内する一対のガイドレールと、を備えることを特徴とする。
この請求項1に記載の棚板によれば、化学物質を含んだシート状の部材を保持する保持体を、平板状の棚本体に対してスライド装着するだけで、シート状の部材を棚板に組み込むことができ、また、保持体をスライドさせて取り外すだけで、シート状の部材の交換を行なうことができるため、シート状の部材の設置、および交換が容易に行なえる。また、棚本体の凹状の収容部の両サイドに一対のガイドレールを付設して保持体をスライドさせるだけの簡単な構造であるため、製造コストも低く抑えることができる。さらに、シート状の部材は、露出した状態にあるため、保持体に保持されたシート状の部材からの化学作用を収納空間内へと効果的に及ぼすことができる。
なお、上記構成において、化学物質とは、防虫作用、防臭作用、防カビ作用、抗菌作用の少なくとも1つ以上の化学作用をもたらす物質のことであり、シート状の部材は、前記化学物質を例えば塗布した状態、含浸した状態、保持した状態で構成されている。
また、請求項2に記載の棚板は、請求項1に記載の棚板において、前記保持体は、前記シート状の部材を載置するための載置面と、前記シート状の部材を露出させるための開放部とを有する枠状の保持本体と、この保持本体に対して前記シート状の部材を着脱自在に保持するための保持手段とを有することを特徴とする。
この請求項2に記載の棚板によれば、請求項1に記載の棚板と同様の作用効果が得られるとともに、シート状の部材を枠状の保持本体に載せて保持手段によって保持するだけでシート状の部材を保持体に装着できるため、シート状の部材の装着および交換が容易であり、構造も簡単となる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の棚板において、前記一対のガイドレールは、前記保持体と前記棚本体とが略面一になるように、前記保持体を前記収容部内で支持することを特徴とする。
この請求項3に記載の棚板によれば、請求項1または請求項2に記載の棚板と同様の作用効果が得られるとともに、装着状態で保持体と棚本体とが略面一になるため、見栄えが良くなる。
なお、上記した一対のガイドレールは、棚本体と別体で形成し、これを凹状の収容部の両サイドに固定することが好ましい。これにより、棚本体の強度を十分に確保することができる
本発明によれば、薬剤、特に化学物質を含んだシート状の部材を容易に設置し或いは取り替えることができる、構造が簡単で安価な棚板が提供される。
以下、本発明に係る棚板の一実施形態について添付図面を参照して具体的に説明する。
本発明の棚板は、クローゼット、キッチンキャビネット、洗面キャビネット、下駄箱、商業施設の陳列棚などの各種の収納棚や、倉庫、押入れなどを含む収納空間に設置することが可能であり、例えば、図7に示すように、任意のタイプのキャビネット50に設置することが可能となっている。図7にも示されるように、この棚板1は、キャビネット50に着脱自在に取り付けられる棚本体10と、棚本体10に着脱自在に取り付けられ、且つ化学物質を含むシート状の部材(以下、シートSと称する)を保持する保持体20とを備えて構成される。
図1および図2には、棚板1を構成する棚本体10が示されている。図示のように、棚本体10は、平板状に構成されており、図示しない収容物(キャビネット内に収容されるべき任意の物品)を支えるための上面10bと、上面10bと反対側の下面10aとを有している。また、下面10aには、下方へ向けて(図1および図2では、棚本体10が下面10aを上向きにして置かれているため、上方へ向けて)開放され、且つ棚本体10の一側面10cで開口する凹状の収容部15が形成されている。具体的に、この収容部15は、棚本体10の一側面10cから反対側の対向側面10dへ向けて矩形状に延在しており、所定の奥行きをもって側面10dと平行な閉端面17で終端している。
収容部15の両サイド(幅方向の両側)には、収容部15の両側面に沿って、棚本体10の一側面10cから閉端面17へ向けて延びる一対のガイドレール12,12が設けられている。これらのガイドレール12,12は、コの字状の断面を成しており、棚本体10と別体に形成されるとともに、コの字の開口部を収容部15に向けた状態で棚本体10に対して取り付け固定されている。なお、一対のガイドレール12,12は、棚本体10に対して保持体20が装着された状態で保持体20の下面と棚本体10の下面10aとが略面一になるように、その支持力および強度を損なわない範囲でその厚さが極力薄く形成されている。
図3および図4には、棚板1を構成する保持体20が示されている。図示のように、保持体20は、防虫作用、防臭作用、防カビ作用、抗菌作用の少なくとも1つの作用をもたらす化学物質を含んだシートSを着脱自在に保持することができ、棚本体10の収容部15内に着脱自在に収容されるようになっている。具体的に、保持体20は、枠状の保持本体(後述するように、枠片20aと中間支枠片20bで構成される)と、保持本体に対してシートSを着脱自在に保持するための保持手段30とを備えている。
前記保持本体は、所定の深さ(例えば、シートSの厚みに相当する深さ)を有する矩形の枠片20aと、枠片20aの開口部を跨ぐように互いに間隔を隔てて設けられる所定幅の複数(図では2本)の中間支枠片20bとから構成されており、それにより、枠片20aの底面と中間支枠片20bとによってシートSを載置するための載置面を形成するとともに、シートSを露出させるための複数の開放部(図3では3つの開放部が示される)22を形成している。
保持本体に対してシートSを着脱自在に保持するための前記保持手段30は、前記載置面との間でシートSを挟み込むように、前記載置面と対向して保持体20の裏側に位置される。具体的には、図4に示すように、保持手段30は、複数の棒状の部材で構成されており、少なくとも1つの(図では2つの)屈曲係止部32aを有する2本の係止バー32,32と、これらの係止バー32,32同士を接続する2本の連結バー33,33とから成る矩形の枠状部と、2本の連結バー33,33間に架設される複数の支持バー35および支持バー同士を結合する補強バー36とによって構成されている。
そして、保持手段30は、その係止バー32,32の屈曲係止部32aを、前記保持本体の枠片20aの周縁に設けられたフック状の掛合部25に係脱自在に係止させることによって枠片20aに対して装着され、前記載置面との間でシートSを挟み込むように保持するようになっている。
以上のように構成される棚板1では、まず、図5に示されるように、前記保持本体の載置面上にシートSを載置した状態で、上述したように保持手段30を枠片20aに対して装着する。その後、シートSを保持した保持体20を、図6に示されるように、棚本体10の一側面10c側から収容部15内へとスライドさせて装着する。このとき、一対のガイドレール12,12が保持体20を収容部15内へとスライド自在に案内する。
このように棚本体10に保持体20が装着された棚板1は、例えば、図7に示されるように、キャビネット50に対して可動棚として取り付けることが可能である。この取り付けに際しては、一対のキャビネット側板54の内側に対向して上下に適宜な間隔で穿設された係止穴55に金属製のダボ56を差し込み、そのダボ56上に棚板1を適宜な間隔で架け渡し取り付ける。また、このとき、棚板1は、保持体20によって保持されたシートSが下側に向いた状態(シートSが開放窓22から露出している)で、且つ棚本体10の一側面10c側をキャビネット50の背板57に対面させた状態となっており、見栄え良く配置される。そして、この設置状態では、ガイドレール12,12は、収容部15内に収容された保持体20を下側から支持するとともに、保持体20の下面と棚本体10の下面とが略面一になるように保持体20を支持している。
なお、図7において、符号52はキャビネット50の扉であり、符号59は扉52と側板54とを回動自在に結合するヒンジである。
以上、シートSを装着した棚板1をキャビネット50に設置する場合について説明したが、シートSを交換する場合には、以上と逆の作業を行なえば良い。
このように、本実施形態の棚板1によれば、化学物質を含んだシートSを保持する保持体20を、棚本体10の下面10aにスライド装着するだけでシートSを棚板1に組み込むことができ、また、棚板1から保持体20をスライドさせて取り外すだけでシートSの交換を行なうことができるため、シートSの設置および交換が容易に行なえる。また、棚本体10の凹状の収容部15にガイドレール12,12を付設して保持体20をスライドさせるだけの簡単な構造であるため、製造コストも低く抑えることができる。また、保持体20を収容する収容部15が下方に向けて開放されているため、保持体20に保持されたシートSからの化学作用を、開放部22を介して下側の棚収納空間内へと効果的に及ぼすことができる。さらに、ガイドレール12,12が保持体20の案内と支持とを兼ねているため、部品点数を抑えながら、保持体20の容易な装着および安定的な支持を実現できる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することが可能である。例えば、前述した実施形態では、一対のガイドレール12,12が棚本体10と別体に形成されて棚本体10に対して取り付け固定されているが、図8に示されるように、棚本体10Aの収容部15の両サイドに、そのまま一対のガイドレール12,12を一体形成しても良い。このようにガイドレール12と棚本体10Aとを一体で形成する場合には、切削等によって棚本体10Aにガイドレール12を加工することが可能である。
1 棚板
10,10A 棚本体
10a 下面
10b 上面
10c 一側面
12 ガイドレール
15 収容部
20 保持体
20a 枠片
22 開放部
30 保持手段
S シート(シート状の部材)
10,10A 棚本体
10a 下面
10b 上面
10c 一側面
12 ガイドレール
15 収容部
20 保持体
20a 枠片
22 開放部
30 保持手段
S シート(シート状の部材)
Claims (3)
- 平板状に構成され、一側面で開口するとともに、表面に凹状の収容部が形成された棚本体と、
化学物質を含んだシート状の部材を着脱自在に保持し、前記棚本体の収容部内に、シート状の部材を露出させた状態で収容可能な保持体と、
前記凹状の収容部の両サイドに設けられ、前記棚本体の一側面の開口から収容部内へ沿って延びるとともに、前記保持体を前記開口から収容部内へとスライド自在に案内する一対のガイドレールと、
を備えることを特徴とする棚板。 - 前記保持体は、前記シート状の部材を載置するための載置面と、前記シート状の部材を露出させるための開放部とを有する枠状の保持本体と、この保持本体に対して前記シート状の部材を着脱自在に保持するための保持手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の棚板。
- 前記一対のガイドレールは、前記保持体と前記棚本体とが略面一になるように、前記保持体を前記収容部内で支持することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の棚板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009218927A JP2011067259A (ja) | 2009-09-24 | 2009-09-24 | 棚板 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009218927A JP2011067259A (ja) | 2009-09-24 | 2009-09-24 | 棚板 |
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ID=44013217
Family Applications (1)
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JP2009218927A Pending JP2011067259A (ja) | 2009-09-24 | 2009-09-24 | 棚板 |
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2009
- 2009-09-24 JP JP2009218927A patent/JP2011067259A/ja active Pending
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