JP2011064151A - 内燃機関用吸気マニホールド装置 - Google Patents

内燃機関用吸気マニホールド装置 Download PDF

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Abstract

【課題】通路長切換時における通路間の吸入空気の漏れをより一層抑制し、前記吸入空気を内燃機関に対して所望流量で供給できると共に、製造コストの削減を図る。
【解決手段】吸気マニホールド12の内部において、エンジン22に供給される吸入空気の流通する吸気通路24の途中には、前記吸気通路24の通路長を切換自在な通路長切換部14が設けられている。この通路長切換部14を構成するバルブ16は、シャフト42を介して回動自在なベース体44と、前記ベース体44の上面に装着されたカバー部材46とを備え、エンジン22が低速又は低負荷運転時に、前記カバー部材46が吸気通路24の開口部36を閉塞することにより、長管吸気通路34を通じて吸入空気が前記エンジン22へと供給される。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関用吸気マニホールド装置に関し、一層詳細には、吸入空気が流通する吸気通路の長さを切換可能な通路長切換部を有する内燃機関用吸気マニホールド装置に関する。
従来から、自動車等の多気筒エンジンでは、シリンダヘッドの吸気ポートと吸入空気量を調整する絞り弁との間に吸気マニホールドが設けられ、前記吸気マニホールドに吸入された吸入空気を分流させて各吸気ポートへと配分している。
近年、エンジンの高出力化に伴い、高速又は高負荷運転時には吸気マニホールドの吸気通路を短くし、低速又は低負荷運転時には前記吸気マニホールドの吸気通路を長くすることによってエンジンの出力を変更可能な内燃機関用吸気マニホールド装置が知られている。
本出願人は、このような吸気マニホールド装置として、通路長切換部として機能するロータリーバルブを有し、前記ロータリーバルブを回転させることによって吸気マニホールドにおける吸気通路長の切り換えを行う構成を提案している(特許文献1参照)。
このロータリーバルブは、複数の開口部を有した円筒状に形成されると共に、その外周面には樹脂製材料からなり、一対の円弧状のシール部と、前記シール部同士を連結する一対のバー状シール部とを有したシールリングが装着される。そして、シール部材の装着されたロータリーバルブが吸気マニホールドの内部に挿入されることにより、前記シールリングの外周面が支持孔の内周面に接触し、前記ロータリーバルブによって通路長を切り換えた際の気密を保持している。
特開2003−83072号公報
本発明は、前記の提案に関連してなされたものであり、通路長切換時における通路間の吸入空気の漏れをより一層抑制し、前記吸入空気を内燃機関に対して所望流量で供給できると共に、製造コストの削減を図ることが可能な内燃機関用吸気マニホールド装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、内燃機関を構成する本体部の各シリンダに独立して接続され、スロットル装置から吸入空気が導入されるチャンバーと連通する長管吸気通路と前記長管吸気通路から分岐して前記チャンバーに連通する短管吸気通路とを有した吸気マニホールドと、前記吸気マニホールドの内部に設けられ、前記内燃機関の運転状況に応じて前記長管吸気通路又は前記短管吸気通路と前記チャンバーとの連通状態を切り換える通路長切換部とを備える内燃機関用吸気マニホールド装置において、
前記通路長切換部は、前記吸気マニホールドにおいて前記長管吸気通路と前記短管吸気通路との接合部位に設けられ、前記吸気マニホールドに支持された回転軸を介して回動自在に支持された切換弁を備え、
前記切換弁は、前記接合部位に形成された開口部に臨み、前記回転軸の連結される本体部と、
前記本体部を覆うと共に、前記開口部を閉塞する閉塞部と、
前記閉塞部の端部に設けられ、前記開口部の内壁面に当接するシール部材と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、通路長切換部が、吸気マニホールドにおいて吸入空気が流通する長管吸気通路と短管吸気通路との接合部位に設けられ、回転軸を介して回動する切換弁によって前記長管吸気通路及び前記短管吸気通路の連通状態をそれぞれ切り換えている。そして、切換弁は、接合部位に形成された開口部に臨む本体部と、前記本体部を覆うように設けられ前記開口部を閉塞する閉塞部とを有し、前記閉塞部の端部には、前記開口部の内壁面に当接するシール部材が設けられている。
従って、切換弁を回動させて開口部を閉塞し、短管吸気通路と長管吸気通路との連通を遮断し、前記長管吸気通路を通じて吸入空気を内燃機関へと供給する際、本体部を覆った閉塞部によって前記開口部を閉塞すると共に、シール部材が前記開口部に当接しているため、前記開口部と切換弁との間を通じた吸入空気の漏出が防止され、しかも、前記切換弁を構成する本体部と閉塞部との間を通じた前記吸入空気の漏出も確実に阻止される。
その結果、開口部を通じた長管吸気通路と短管吸気通路との間の吸入空気の漏出をより一層好適に抑制することができ、前記吸入空気が、前記長管吸気通路を通じて流通する際、所望の流量で流通させて内燃機関へと供給することが可能となる。
また、閉塞部には、切換弁によって開口部が閉塞された際、前記開口部の内壁面に当接可能なシール部材が設けられているため、前記切換弁の開閉角度や吸気マニホールドとのクリアランスにばらつきが生じた場合でも、前記シール部材を前記内壁面に対して確実に当接させてシールすることが可能となる。その結果、吸入空気の漏出を防止する目的で、吸気マニホールドと切換弁との間に生じるクリアランスを小さくする設計する必要がなく、前記吸気マニホールド及び切換弁の部品精度を緩和することができ、それに伴って、前記吸気マニホールド装置に要する製造コストの削減を図ることができる。
さらに、シール部材を、弾性材料から形成し、開口部を閉塞する際の切換弁の回動方向となる端部に装着することにより、前記バルブによって前記開口部を閉塞する際、前記開口部の内壁面に対して前記シール部材を確実に当接することができるため、前記シール部材によって吸入空気の漏出を防止することが可能となる。
さらにまた、本体部には、前記閉塞部との間に別のシール部材を設けることにより、前記本体部と閉塞部との間を通じた吸入空気の漏出を確実に阻止することができる。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、切換弁を回動させて開口部を閉塞し、短管吸気通路と長管吸気通路との連通を遮断した際、閉塞部によって前記開口部を閉塞すると共に、シール部材が前記開口部の内壁面に当接しているため、前記開口部と切換弁との間を通じた吸入空気の漏出が防止され、しかも、前記切換弁を構成する本体部と閉塞部との間を通じた前記吸入空気の漏出も確実に阻止される。その結果、開口部を通じた長管吸気通路と短管吸気通路との間の吸入空気の漏出をより一層好適に抑制することができ、前記吸入空気が、前記長管吸気通路を通じて流通する際、所望の流量で流通させて内燃機関へと供給することが可能となる。
また、閉塞部には、切換弁によって開口部が閉塞された際、前記開口部の内壁面に当接可能なシール部材が設けられているため、前記切換弁の開閉角度や吸気マニホールドとのクリアランスにばらつきが生じた場合でも、前記シール部材を前記内壁面に対して確実に当接させてシールすることができるため、前記吸気マニホールド及び切換弁の部品精度を緩和させることが可能となり、それに伴って、吸気マニホールド装置に要する製造コストの削減を図ることができる。
本実施の形態に係る内燃機関用吸気マニホールド装置の分解全体斜視図である。 図1に示す内燃機関用吸気マニホールド装置の一部省略縦断面図である。 内燃機関用吸気マニホールド装置における通路長切換部を構成するバルブの拡大斜視図である。 図3に示すバルブを別の方向から見た拡大斜視図である。 図4に示すバルブの分解斜視図である。 図2における通路長切換部近傍を示す拡大断面図である。 図2において通路長切換部が回転し、長管吸気通路が連通した状態から短管吸気通路が連通した状態へと切り換えられた縦断面図である。
本発明に係る内燃機関用吸気マニホールド装置について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係る内燃機関用吸気マニホールド装置を示す。
内燃機関用吸気マニホールド装置10(以下、吸気マニホールド装置10という)は、車両等に搭載される、例えば、4つのシリンダ室を有する4気筒のエンジン(内燃機関)22に設けられている。
この吸気マニホールド装置10は、図1及び図2に示されるように、吸気マニホールド12と、前記吸気マニホールド12に挿通され、吸入空気が流通する前記吸気マニホールド12内の通路長さを切り換える通路長切換部14と、前記通路長切換部14のバルブ(切換弁)16を回動させる駆動部18とを有する。
吸気マニホールド12は、例えば、樹脂製材料を射出成形した複数の分割体を溶着又は接着することにより一体的に形成されている。この吸気マニホールド12は、図示しないスロットル装置の絞り弁を通じて吸入された空気が一時的に溜められるチャンバー20と、前記チャンバー20に接続され、前記チャンバー20からエンジン22へと前記空気を導く吸気通路24とを有する。また、吸気マニホールド12は、エンジン22のシリンダヘッド26に接続される取付フランジ28を備え、前記取付フランジ28が、その平面状に形成された端面を介して前記シリンダヘッド26に連結される。なお、チャンバー20は、吸気マニホールド12における略中央部且つ取付フランジ28の下方となるように配置される。
吸気通路24は、分岐管30の内部に設けられ略一定径からなる管状に形成され、互いに所定間隔離間した分岐管30の内部に沿うようにそれぞれ設けられる。この吸気通路24は、エンジン22の高速又は高負荷運転時に、チャンバー20から吸入空気を吸気する短管吸気通路32と、前記エンジン22の低速又は低負荷運転時に、前記チャンバー20から前記吸入空気を吸気する長管吸気通路34とを有する。
短管吸気通路32は、チャンバー20の側方に設けられ、略水平方向に向かって直線状に延在している。一方、長管吸気通路34は、その一端部がチャンバー20の下方に接続され、前記一端部から他端部側に向かって吸気マニホールド12の外壁面に沿って湾曲しながら延在する。
詳細には、長管吸気通路34は、一端部側から下方に向かって延在した後、円弧状に湾曲して上方に向かって延在してシリンダヘッド26に接続される。また、長管吸気通路34の途中には、短管吸気通路32の他端部が略直交するように接続された開口部36が形成され、その開口部36には、通路長切換部14を構成するバルブ16が当接可能なシート部38が形成される。このように、短管吸気通路32と長管吸気通路34とが接続されることによって互いに連通する。
この短管吸気通路32の通路長は、吸気マニホールド12の外壁面に沿って湾曲状に形成された長管吸気通路34の通路長より短くなるように設定される。すなわち、エンジン22の高速又は高負荷運転時には、通路長の短い短管吸気通路32を通じて吸入空気がチャンバー20からシリンダヘッド26へと供給され、前記エンジン22の低速又は低負荷運転時に、通路長の長い長管吸気通路34を通じて前記吸入空気が前記チャンバー20からシリンダヘッド26へと供給される。
この短管吸気通路32及び長管吸気通路34は、エンジン22のシリンダ数(例えば、4つ)に応じてそれぞれ4本ずつ設けられ、前記短管吸気通路32及び長管吸気通路34は、それぞれ独立して並列に形成される。
さらに、吸気マニホールド12には、短管吸気通路32内に設けられ、前記短管吸気通路32の軸線方向と略直交したバルブ孔40が形成される。このバルブ孔40は、断面円形状に形成されて4本の短管吸気通路32を貫通するように形成されると共に、長管吸気通路34の側面に臨むように形成される。
通路長切換部14は、吸気マニホールド12におけるバルブ孔40内に設けられ、前記バルブ孔40の軸線上に軸支されるシャフト42と、前記シャフト42に連結され、吸気通路24の流通状態を切り換える複数のバルブ16とを含む。なお、この場合、バルブ16は、エンジン22のシリンダ数、すなわち、短管吸気通路32及び長管吸気通路34の数量に対応して4個設けられる。
バルブ16は、図2〜図6に示されるように、シャフト42が挿通され回動するベース体(本体部)44と、前記ベース体44に対して装着され、前記バルブ16がバルブ孔40内に配置された際、吸気マニホールド12の内壁面に対して当接するカバー部材(閉塞部)46とからなり、前記シャフト42の軸線方向に沿って互いに所定間隔離間するように設けられる。
このベース体44は、例えば、樹脂製材料からなり、本体部48と、前記本体部48の両側端に対して直角に延在し、シャフト42の挿通される一対のフランジ部50a、50bとからなる。すなわち、ベース体44は、断面略U字状に形成される。
本体部48は、その一端部から他端部に向かって所定幅で延在し、前記一端部から他端部にかけて緩やかに湾曲するように形成される。この本体部48の一端部は、断面略半円状に形成され、その側面には、第1シール部材(シール部材)52の装着される第1装着溝54(図5参照)が窪んで形成される。
第1シール部材52は、例えば、ゴム等の弾性材料から断面略U字状に形成され、第1装着溝54に沿わせるように装着され、例えば、接着剤等で強固に固定される。すなわち、第1シール部材52は、第1装着溝54の形状に応じて略半円状に形成される。
そして、第1シール部材52は、ベース体44における一端部の側面に対して所定高さだけ突出すると共に、カバー部材46の装着される上方に向かって開口するように装着される。
フランジ部50a、50bは、略扇状に形成され、幅広な一端部側が本体部48の両側部に対してそれぞれ接合されると共に、前記一端部から離間する方向に向かって徐々に幅狭となる他端部には、シャフト42の挿通されるシャフト孔55がそれぞれ形成される。そして、一方のフランジ部50aと他方のフランジ部50bとを接続するようにシャフト42が挿通され、前記フランジ部50a、50bが前記シャフト42に対して固定される。これにより、フランジ部50a、50bを含むベース体44が、シャフト42の回転作用下に一体的に回動する。
なお、このシャフト42は、フランジ部50a、50bと直交し、本体部48と略平行となるように挿通される。
カバー部材46は、ベース体44と同様に、例えば、樹脂製材料からなり、本体部48の形状と略同一形状で形成され、前記本体部48の上面を覆うように装着される。なお、このカバー部材46も、本体部48と同様に、一端部から他端部にかけて緩やかに湾曲した断面略湾曲状に形成される。
また、カバー部材46の両側部には、ベース体44に装着された際にフランジ部50a、50bに臨み、前記カバー部材46の表面から所定高さで突出した一組のガイド部56a、56bが形成される。そして、ガイド部56a、56bは、その断面形状がバルブ孔40の内周面に対応した円弧状に形成され、バルブ16がバルブ孔40に設けられた際、前記バルブ孔40の内周面に摺接することによって前記バルブ16が回動する際のガイド機能を発揮する。
さらに、カバー部材46の一端部は、本体部48と同様に断面略半円状に形成されると共に、略直角に折曲して下方へと延在した取付部58を有する。この取付部58の側面には、前記側面に沿って第2シール部材(シール部材)60の装着される第2装着溝62(図5参照)が形成される。
第2シール部材60は、第1シール部材52と同様に、例えば、ゴム等の弾性材料から断面略U字状に形成され、第2装着溝62に沿わせるように装着され、例えば、接着剤等で強固に固定される。すなわち、第2シール部材60は、第2装着溝62の形状に応じた略半円状に形成される。
そして、第2シール部材60は、カバー部材46における一端部の側面から所定高さだけ突出し、バルブ16がバルブ孔40に設けられた際、吸気マニホールド12のシート部38に当接可能に設けられる。
駆動部18は、パイロット圧力により作動するダイヤフラム機構64と、通路長切換部14を構成するレバー66と前記ダイヤフラム機構64とを接続するアーム部材68とを含む。
アーム部材68の端部には、連結ピン70を介してレバー66が接続される。このダイヤフラム機構64は、エンジン22に吸気される吸入負圧をパイロット圧として作動し、前記ダイヤフラム機構64の作動によりアーム部材68及びレバー66が連動して変位することにより、通路長切換部14を構成するシャフト42が回動する。
すなわち、この吸気マニホールド装置10を備えたエンジン22の高速又は高負荷運転時には、通路長切換部14を構成するバルブ16の回動作用下に開口部36を通じて吸気通路24の通路長が短くなるように短管吸気通路32へと切り換え、吸入空気をシリンダヘッド26に供給すると共に、前記エンジン22の低速又は低負荷運転時には、前記バルブ16を回動させて接合壁によってシート部38を閉塞することにより短管吸気通路32と長管吸気通路34との連通を遮断し、通路長の長い長管吸気通路34を通じて前記吸入空気を前記シリンダヘッド26へと供給する。
本発明の実施の形態に係る内燃機関用吸気マニホールド装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
例えば、エンジン22が低速又は低負荷運転時には、図2及び図6に示されるように、スプリング(図示せず)の弾発作用下にシャフト42を介してバルブ16が時計回りに回動し、初期位置となるシート部38を閉塞した全閉状態に戻される。すなわち、短管吸気通路32が、通路長切換部14のバルブ16によって閉塞され、チャンバー20と前記短管吸気通路32との連通が遮断されるため、エンジン22のシリンダヘッド26への吸気が、チャンバー20から長管吸気通路34のみを通じて行われ、通路長の長い長管吸気通路34を通じて前記エンジン22に吸入される吸入空気の流量が少なくなる。
この際、図6に示されるように、カバー部材46によって開口部36が閉塞されると共に、前記開口部36に設けられたシート部38に対して第2シール部材60が当接する。これにより、バルブ16を構成するベース体44とカバー部材46との間を通じた吸入空気の漏出が第1シール部材52によって阻止され、前記カバー部材46とシート部38との間を通じて吸入空気の漏出が第2シール部材60によって防止される。そのため、バルブ16によってシート部38を閉塞した長管吸気通路34の連通状態において、開口部36を通じた吸入空気の短管吸気通路32内の流通を防止することができる。
一方、エンジン22が高速又は高負荷運転の際には、図7に示されるように、ダイヤフラム機構64の駆動作用下にバルブ16がシャフト42を介して反時計回りに回動することにより開口部36がシート部38に臨み、短管吸気通路32が完全に連通した状態となるため、吸入空気がチャンバー20から前記短管吸気通路32へと流通して前記エンジン22へと吸入される。この際、短管吸気通路32からバルブ16内へと導入された吸入空気が、前記バルブ16の内周面に形成されたファンネル部によって開口部36へと円滑に導かれ、長管吸気通路34の途中に合流してエンジン22へと供給される。すなわち、エンジン22に対して短時間で大容量の吸入空気が吸入される。
このように、エンジン22の運転状況に応じて制御される通路長切換部14のバルブ16の切換作用下に、前記エンジン22のシリンダヘッド26に吸入される吸入空気の慣性エネルギ、吸気抵抗が好適に制御されて前記エンジン22の出力向上を図ることができる。
以上のように、本実施の形態では、吸気マニホールド12における長管吸気通路34と短管吸気通路32との連通状態を切換可能な通路長切換部14が、シャフト42に連結されて回動するベース体44と、前記ベース体44の表面を覆うカバー部材46とから構成され、前記カバー部材46によって前記長管吸気通路34と短管吸気通路32とが接続される開口部36を閉塞可能とすると共に、前記カバー部材46に設けられた第2シール部材60を、前記開口部36のシート部38に当接させることによって前記カバー部材46とベース体44との間を通じた吸入空気の漏出を防止できる。
また、バルブ16を構成するベース体44には、第1シール部材52が設けられ、カバー部材46との間を通じた吸入空気の漏出を阻止することができる。
さらに、カバー部材46は、従来の通路長切換部を有した吸気マニホールド装置のバルブと比較し、開口部36に臨む部位が平面状に形成されているため、前記開口部36を確実に閉塞することが可能となり、前記カバー部材46の装着されたバルブ16と開口部36との間を通じた吸入空気の漏出を低減させることが可能となる。一方、カバー部材46は、ベース体44を覆うように設けられているため、前記カバー部材46とベース体44との間を通じて吸入空気の漏出を確実に阻止することができる。
すなわち、従来の通路長切換部を有した吸気マニホールド装置と比較し、バルブ16によって吸気マニホールド12の開口部36が閉塞された長管吸気通路34の連通状態において、前記バルブ16と開口部36との間を通じた吸入空気の漏出を低減でき、しかも、前記バルブ16を構成するベース体44とカバー部材46との間を通じた前記吸入空気の漏出を確実に阻止することができるため、前記長管吸気通路34を通じて吸入空気を所望流量で内燃機関へと供給することが可能となる。
また、第1及び第2シール部材52、60は、それぞれバルブ16を構成するベース体44及びカバー部材46に対して接着等で固定されているため、前記第1及び第2シール部材52、60と、ベース体44及びカバー部材46との間を通じた吸入空気の漏出が確実に阻止される。
さらに、バルブ16を構成するカバー部材46には、前記バルブ16によって開口部36が閉塞された際、シート部38に当接可能な第2シール部材60が設けられているため、前記バルブ16の開閉角度にばらつきが生じた場合でも、前記第2シール部材60を前記シート部38に対して確実に当接させてシールすることが可能となる。その結果、吸気マニホールド12とバルブ16との間に生じるクリアランスを小さくする設計する必要がなく、前記吸気マニホールド12及びバルブ16の製造精度を緩和することができる。
すなわち、上述した吸気マニホールド装置10では、高い製造精度が要求されることなく、平均的な部品精度で吸入空気の漏出をより一層防止できるため、前記吸気マニホールド装置10に要する製造コストの削減を図ることが可能となる。
また、シート部38に着座可能な第2シール部材60を、例えば、ゴム等の弾性材料から形成しているため、前記シート部38に対して円滑に当接させることができ、バルブ16が開口部36を閉塞する際に異音が発生することを防止できる。
なお、本発明に係る内燃機関用吸気マニホールド装置は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…吸気マニホールド装置 12…吸気マニホールド
14…通路長切換部 16…バルブ
18…駆動部 22…エンジン
24…吸気通路 32…短管吸気通路
34…長管吸気通路 36…開口部
38…シート部 40…バルブ孔
42…シャフト 44…ベース体
46…カバー部材 48…本体部
50a、50b…フランジ部 52…第1シール部材
60…第2シール部材

Claims (3)

  1. 内燃機関を構成する本体部の各シリンダに独立して接続され、スロットル装置から吸入空気が導入されるチャンバーと連通する長管吸気通路と前記長管吸気通路から分岐して前記チャンバーに連通する短管吸気通路とを有した吸気マニホールドと、前記吸気マニホールドの内部に設けられ、前記内燃機関の運転状況に応じて前記長管吸気通路又は前記短管吸気通路と前記チャンバーとの連通状態を切り換える通路長切換部とを備える内燃機関用吸気マニホールド装置において、
    前記通路長切換部は、前記吸気マニホールドにおいて前記長管吸気通路と前記短管吸気通路との接合部位に設けられ、前記吸気マニホールドに支持された回転軸を介して回動自在に支持された切換弁を備え、
    前記切換弁は、前記接合部位に形成された開口部に臨み、前記回転軸の連結される本体部と、
    前記本体部を覆うと共に、前記開口部を閉塞する面状の閉塞部と、
    前記閉塞部の端部に設けられ、前記開口部の内壁面に当接するシール部材と、
    を備えることを特徴とする内燃機関用吸気マニホールド装置。
  2. 請求項1記載の装置において、
    前記シール部材は、弾性材料から形成され、前記開口部を閉塞する際の前記切換弁の回動方向となる端部に装着されることを特徴とする内燃機関用吸気マニホールド装置。
  3. 請求項1又は2記載の装置において、
    前記本体部には、前記閉塞部との間に別のシール部材が設けられることを特徴とする内燃機関用吸気マニホールド装置。
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