JP2011063966A - 扉装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】扉体が凹部を有する構造でも、部品点数を削減でき、容易に製造できる扉装置を提供する。
【解決手段】扉体本体26が有する両側の表面板31,32間に掲示物取付部材35を予め設置して扉体16を形成する。扉体本体26の表面板31の表面側から、表面板31および掲示物取付部材35のそれぞれに窓孔36および凹部37を削り取り加工し、凹部37の内面に掲示物28を直接取り付ける掲示物取付面38を形成する。扉体16に凹部37を開閉する透明蓋41を取り付ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、表面に開口する凹部が形成されている扉体およびこの扉体の凹部を開閉する透明蓋を有する扉装置およびその製造方法に関する。
従来、例えば福祉施設などの集合住宅では、入居者用の複数の部屋があり、これら各部屋の玄関用の扉体が廊下などに面しているが、同様の扉体が複数あるために、入居者が自分の部屋を間違えたり分からなくなりやすい。
そこで、扉体自体に入居者が自身で特定できる写真や絵画などの掲示物を配置し、自分の部屋の扉体を特定しやすくできるようにした扉装置がある。
この扉装置では、扉体本体に、その扉体本体の表面に開口する凹部が形成され、この凹部を開閉する透明蓋が取り付けられている。扉体本体に凹部が形成されると、そのままでは扉体本体の内部構造が露出してしまうため、この凹部の奥側に例えばコルクボードなどのベース板が設置されるとともに、このベース板を押える枠材が凹部の周辺部に沿って嵌め込まれ、この枠材が扉体本体に複数のねじで固定されている。また、透明蓋については、扉体が引き戸の場合、扉体の戸尻側に対応する透明蓋の縁部がヒンジによって扉体本体側に回動可能に取り付けられ、扉体の戸先側に対応する透明蓋の縁部がマグネット機構によって凹部を閉鎖する位置に保持されるように構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2008−133677号公報
しかしながら、従来の扉装置では、扉体本体に凹部を形成すると、扉体本体の内部構造が露出してしまうため、凹部の内面全体を覆うようにベース板および枠材を配設し、複数のねじで固定する必要があり、部品点数が多く、組立も煩雑になる問題がある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、扉体が凹部を有する構造でも、部品点数を削減でき、容易に製造できる扉装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
請求項1記載の扉装置は、扉体本体、およびこの扉体本体内に設置されている掲示物取付部材を有し、この掲示物取付部材に前記扉体本体の表面に開口する凹部が形成されているとともにその凹部の内面に提示物が直接取り付けられる掲示物取付面が形成されている扉体と、前記掲示物取付部材の凹部を開閉する透明蓋とを具備しているものである。
請求項2記載の扉装置は、請求項1記載の扉装置において、掲示物取付部材の凹部は、扉体の表面側からの削り取り加工によって形成されているものである。
請求項3記載の扉装置は、請求項1記載の扉装置において、扉体本体は、両側に表面板を有し、これら表面板間に掲示物取付部材が設置されているとともに、前記表面板に前記掲示物取付部材の凹部が開口する窓孔が形成されているものである。
請求項4記載の扉装置は、請求項3記載の扉装置において、表面板の窓孔および掲示物取付部材の凹部は、その表面板の表面側からの削り取り加工によって形成されているものである。
請求項5記載の扉装置は、請求項3または4記載の扉装置において、掲示物取付部材は、両側の表面板間に挟み込まれて扉体本体に設置されているものである。
請求項6記載の扉装置は、請求項1ないし5のいずれか一記載の扉装置において、掲示物取付部材は、扉体本体に対して交換可能に設置されているものである。
請求項7記載の扉装置は、請求項1ないし6のいずれか一記載の扉装置において、扉体は、引き戸であり、前記扉体の戸先側に対応する透明蓋の縁部を前記扉体に回動可能に取り付けるヒンジと、前記扉体の掲示物取付部材の凹部を閉鎖する位置に前記透明蓋を保持する閉鎖保持手段とを具備しているものである。
請求項8記載の扉装置の製造方法は、扉体本体内に掲示物取付部材を設置して扉体を形成する工程と、前記扉体の前記掲示物取付部材に前記扉体本体の表面に開口する凹部を削り取り加工し、その凹部の内面に掲示物が直接取り付けられる掲示物取付面を形成する工程と、前記扉体に前記凹部を開閉する透明蓋を取り付ける工程とを具備しているものである。
請求項9記載の扉装置の製造方法は、扉体本体が有する両側の表面板間に掲示物取付部材を設置して扉体を形成する工程と、前記扉体本体の表面板の表面側からその表面板および前記掲示物取付部材のそれぞれに窓孔および凹部を削り加工し、その掲示物取付部材の凹部の内面に掲示物が直接取り付けられる掲示物取付面を形成する工程と、前記扉体に前記凹部を開閉する透明蓋を取り付ける工程とを具備しているものである。
請求項1記載の扉装置によれば、扉体本体内に掲示物取付部材を予め設置し、この掲示物取付部材に扉体本体の表面に開口する凹部を形成し、その凹部の内面に提示物を直接取り付ける掲示物取付面を形成するため、凹部の内面を覆うような部品が必要なく、部品点数を削減でき、容易に製造することができる。
請求項2記載の扉装置によれば、請求項1記載の扉装置の効果に加えて、掲示物取付部材の凹部を、扉体の表面側からの削り取り加工によって形成するため、扉体の形成後に、凹部を容易に形成できるとともに、凹部を任意の形状に形成できる。
請求項3記載の扉装置によれば、請求項1記載の扉装置の効果に加えて、扉体本体が有する両側の表面板間に掲示物取付部材を予め設置すればよいとともに、表面板に掲示物取付部材の凹部が開口する窓孔を形成すればよいため、扉体を容易に形成できる。
請求項4記載の扉装置によれば、請求項3記載の扉装置の効果に加えて、表面板の窓孔および掲示物取付部材の凹部は、その表面板の表面側からの削り取り加工によって形成するため、扉体の形成後に、窓孔および凹部を容易に形成できるとともに、窓孔および凹部を任意の形状に形成できる。
請求項5記載の扉装置によれば、請求項3または4記載の扉装置の効果に加えて、掲示物取付部材を、両側の表面板間に挟み込んで扉体本体に設置するため、扉体の強度を向上できる。
請求項6記載の扉装置によれば、請求項1ないし5のいずれか一記載の扉装置の効果に加えて、掲示物取付部材を、扉体本体に対して交換可能に設置するため、掲示物取付部材の劣化や破損などによる交換ができる。
請求項7記載の扉装置によれば、請求項1ないし6のいずれか一記載の扉装置の効果に加えて、引き戸である扉体の戸先側に対応する透明蓋の縁部をヒンジによって扉体に回動可能に取り付けることにより、扉体の戸尻側に対応する透明蓋の縁部側が開閉移動するため、扉体を開くために例えば戸袋内に移動させた状態で、何らかの理由で閉鎖保持手段が機能せずに透明蓋が開いたとしても、扉体を戸袋内から引き出す際には、透明蓋が戸袋に引っ掛かることなく、扉体を戸袋内から引き出すことができる。
請求項8記載の扉装置の製造方法によれば、扉体本体内に掲示物取付部材を予め設置して扉体を形成し、扉体の掲示物取付部材にその扉体の表面に開口する凹部を削り取り加工し、その凹部の内面に提示物を直接取り付ける掲示物取付面を形成するため、凹部の内面を覆うような部品が必要なく、部品点数を削減でき、容易に製造することができる。
請求項9記載の扉装置の製造方法によれば、扉体本体が有する両側の表面板間に掲示物取付部材を予め設置して扉体を形成し、扉体本体の表面板の表面側からその表面板および掲示物取付部材のそれぞれに窓孔および凹部を削り加工し、その掲示物取付部材の凹部の内面に提示物を直接取り付ける掲示物取付面を形成するため、凹部の内面を覆うような部品が必要なく、部品点数を削減でき、容易に製造することができる。
本発明の第1の実施の形態を示す扉装置の一部の横断面図である。 同上扉装置の一部の正面図である。 同上扉装置の正面図である。 同上扉装置の製造方法を(a)〜(c)の順に示す扉装置の一部の横断面図である。 同上扉装置と扉枠との関係を(a)〜(d)に示す横断面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す扉装置の扉体の正面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1ないし図5に第1の実施の形態を示す。
図3および図5において、11は扉装置で、この扉装置11は、例えば福祉施設で入居者用の各部屋の玄関扉として用いられる引き戸であり、廊下などの室外空間12と部屋内の室内空間13との間を開閉するものである。
扉装置11は、建物に設置される扉枠15、およびこの扉枠15にスライド開閉可能に取り付けられる扉体16を有している。以下、室外空間12に面する扉体16の一面側を外表面17、および室内空間13に面する扉体16の他面側を内表面18と呼ぶ。
扉枠15は、室外空間12と室内空間13との間で扉体16により開閉される開口部20を有し、開口部20の一側には閉じた扉体16の戸先16aが嵌り込む戸先側枠部21が設置され、開口部20の他側には扉体16の戸尻16bが入り込む戸尻側枠部22が設置され、この戸尻側枠部22には開いた扉体16を収容する戸袋23が設置され、開口部20の上部から戸袋23の上部にわたって扉体16をそれら開口部20と戸袋23との間でスライド開閉可能に吊下げ支持する開閉支持機構24が設置されている。
扉体16は、扉体本体26を有し、この扉体本体26の外表面17および内表面18の戸先16a側には、扉体本体26をスライド開閉操作するための取手27が取り付けられている。扉体本体26の外表面17の中央域で取手27の高さ位置より上方には、入居者が自分の部屋の扉体16を特定するための掲示物28を掲示する掲示物配置部29が設置されている。なお、取手27は、手で持つ範囲を広くできるため、戸先16a側の位置であって、掲示物配置部29よりも下方かつ掲示物配置部29の全部または一部と上下方向がオーバーラップする範囲に亘って配置されていてもよい。
また、図1および図2に示すように、扉体16の扉体本体26は、外表面17および内表面18の両側の表面板31,32、およびこれら表面板31,32間に挟み込まれた例えばペーパーコアなどの芯材33を有している。芯材33には、掲示物取付部材35の配置場所に、掲示物取付部材35を収容する収容部33aが形成されている。なお、扉体本体26の表面板31,32間には、芯材33を配置せず、中空状に構成してもよい。
扉体16の掲示物配置部29には、扉体本体26の内側で表面板31,32間に挟み込まれて保持された状態に掲示物取付部材35が予め設置されている。この掲示物取付部材35は、扉体本体26の内側に配置されているために扉体本体26の厚さよりも小さい厚さであるとともに、扉体16の外表面17から見る正面視四角形状に形成されている。この掲示物取付部材35には、例えば、木芯、コルク芯、ゴム芯、合成樹脂芯、およびアルミニウムなどの金属芯などが用いられている。なお、ここでは、木芯が用いられているものとする。
扉体16の外表面17側の表面板31には掲示物取付部材35の位置に対応して窓孔36が開口形成されているとともに、掲示物取付部材35には窓孔36を通じて扉体本体26の外表面17側の表面に開口する凹部37が形成されている。これら窓孔36および凹部37は、同一の開口形状で、正面視四角形状に形成されている。掲示物取付部材35の凹部37の内面は、掲示物取付部材35の素地のままでもよいし、仕上げ塗装などを施してもよい。
掲示物取付部材35の凹部37には、入居者が自身で特定できる写真や絵画、あるいは物品などの掲示物28が配置される。図1および図2に示すように、掲示物28が写真や絵画である場合には、凹部37の奥側の掲示物取付面38に掲示物28が例えば糊や接着テープ、あるいは複数の画鋲39等によって取り付けられる。
扉体16の掲示物配置部29には、窓孔36および凹部37を開閉する透明蓋41が配置されている。この透明蓋41は、窓孔36および凹部37の開口寸法より少し小さい四角形板状に形成されている。また、この透明蓋41は、利用者等が必要な場面において、透明蓋41を通じて掲示物28を視認できる材料や部材で構成されていればよく、例えば、透明ガラスや透明樹脂、半透明ガラス、擦りガラス、網目付ガラス等の材料で形成されている。さらに、透明蓋41は、この透明蓋41に着脱可能な不透明覆い(ブラインド、不透明カーテン等)を設けてもよい。
扉体16の戸先16a側に対応する透明蓋41の縁部が、複数のヒンジ42によって扉体16に回動可能に取り付けられている。各ヒンジ42は、ヒンジ軸43、およびこのヒンジ軸43を介して互いに回動可能に連結されている一対のヒンジ片44,45を有し、一方のヒンジ片44が凹部37の内側面にねじ止め固定され、他方のヒンジ片45が透明蓋41にねじ止め固定されている。そして、透明蓋41は、ヒンジ42のヒンジ軸43を中心として、窓孔36および凹部37を閉鎖する閉鎖位置から略180°近くまで回動して窓孔36および凹部37を開放する開放位置までの間で回動可能とする。
窓孔36および凹部37を閉鎖する閉鎖位置に透明蓋41を保持する閉鎖保持手段46が設けられている。この閉鎖保持手段46は、扉体16の戸尻16b側に対応する透明蓋41の縁部に取り付けられた金属片47と、この金属片47の位置と相対的に対応する位置で凹部37の内側面に取り付けられたマグネットキャッチ48とを有している。マグネットキャッチ48は、例えば、閉じた透明蓋41の金属片47で押動操作可能とし、一度目の押動操作によって金属片47を磁気的に保持し、再度の押動操作によって金属片47の磁気的な保持を解除するように構成されている。
透明蓋41で窓孔36および凹部37を閉鎖した状態では、透明蓋41が窓孔36および凹部37に収容され、この透明蓋41とともにヒンジ42および金属片47も含めて扉体16の外表面17から突出しないことが好ましいが、扉体16の開閉に支障がなければ突出してもよい。
次に、図4を参照して扉体16の製造方法を説明する。
図4(a)に示すように、芯材33の収容部33aに掲示物取付部材35を嵌合し、これら芯材33および掲示物取付部材35を両側の表面板31,32で挟み込んで扉体本体26を形成する。このように予め掲示物取付部材35を内側に設置した扉体本体26は、表面板31および掲示物取付部材35に窓孔36および凹部37がまだ形成されていない。
図4(b)に示すように、表面板31の表面側から、表面板31および掲示物取付部材35の一部を削り取り加工し、これら表面板31および掲示物取付部材35に正面視四角形状の窓孔36および凹部37を形成する。
図4(c)に示すように、予め透明蓋41に他方のヒンジ片45を取り付けた各ヒンジ42の一方のヒンジ片44を凹部37の内側面にねじ止め固定するか、あるいは、各ヒンジ42の一方のヒンジ片44を凹部37の内側面にねじ止め固定するとともに他方のヒンジ片45に透明蓋41をねじ止め固定する。さらに、金属片47を透明蓋41に取り付けて、マグネットキャッチ48を凹部37の内側面にねじ止め固定する。
このように、扉体本体26が有する両側の表面板31,32間に掲示物取付部材35を予め設置して扉体16を形成し、扉体本体26の表面板31の表面側からの削り取り加工によって、その表面板31に窓孔36を形成するとともに掲示物取付部材35に凹部37を形成するため、従来のような凹部内面を覆う部品が必要なく、部品点数が少なくなって組立工数が削減され、容易に製造することができる。
また、掲示物取付部材35を両側の表面板31,32間に挟み込んで扉体本体26に設置するため、掲示物取付部材35が補強部材となり、扉体16の強度を向上できる。
また、表面板31の窓孔36および掲示物取付部材35の凹部37は、扉体16の形成後に、表面板31の表面側からの削り取り加工によって形成するため、窓孔36および凹部37の形状を任意の形状に形成することが可能で、デザイン性を向上できる。窓孔36および凹部37の形状としては、四角形、三角形や菱形などを含む多角形や、丸形などがある。なお、透明蓋41については、窓孔36および凹部37の形状に対応して同様の形状に形成してもよいし、あるいは透明蓋41を窓孔36および凹部37の外側に配置するようにし、どのような形状の窓孔36および凹部37でも共通の透明蓋41で覆えるようにしてもよい。
次に、扉体16の掲示物配置部29を利用するには、マグネットキャッチ48による磁気的な保持を解除して透明蓋41を開き、凹部37の奥面の提示物取付面38に、部屋の入居者が自身で特定できる写真や絵画などの掲示物28を画鋲39で固定し、透明蓋41を閉じてマグネットキャッチ48で磁気的に保持させる。
そして、福祉施設の複数の扉体16が設置されていても、入居者が扉体16の掲示物配置部29に掲示されている掲示物28を確認することにより、入居者自身の部屋か否かを認識することができる。
次に、図5に扉体16の開閉動作を示す。
図5(a)には、扉体16が扉枠15の開口部20を閉鎖している状態を示す。この扉体16を開くときには、取手27をもって開放方向にスライドさせることにより、扉体16の戸尻16b側から戸袋23に収納され、扉枠15の開口部20が開放されて入居者などの出入りが可能となる。扉体16を閉じるときには、取手27をもって閉鎖方向にスライドさせることにより、扉体16が戸袋23から引き出され、扉体16が扉枠15の開口部20を閉鎖する。
また、図5(b)に示すように、開いた扉体16が戸袋23に収納された際に、何らかの理由により閉鎖保持手段46が機能せずに透明蓋41が開いた場合でも、支障なく、扉体16を戸袋23から確実に引き出すことができる。例えば、仮に、透明蓋41のヒンジ42が扉体16の戸尻16b側に対応して設けられているとした場合には、戸袋23内で扉体16の戸先16a側に対応する透明蓋41の縁部側が開くと、扉体16を戸袋23内から引き出す際に、透明蓋41の縁部先端が戸袋23に引っ掛かり、扉体16を戸袋23から引き出すことができない。それに対して、透明蓋41のヒンジ42を扉体16の戸先16a側に対応して設けているため、戸袋23内で扉体16の戸尻16b側に対応する透明蓋41の縁部側が開いたとしても、扉体16を戸袋23内から引き出す際には、透明蓋41の縁部が戸袋23に接触しても扉体16側に逃げることできるために、透明蓋41の縁部が戸袋23に引っ掛かることなく、扉体16を戸袋23から確実に引き出すことができる。なお、このような点で、ヒンジ42の位置は、戸先16a側に対応して設けるのが好ましいが、それに限定されず、例えば、戸尻16b側、上側または下側等の任意の位置に設けてもよい。
また、図5(c)に示すように、透明蓋41が少し開いている状態で、閉鎖位置にある扉体16を開くと、透明蓋41の先端や内面側(凹部37に対向する面側)が戸尻側枠部22に当接するが、図5(d)に示すように、その当接によって透明蓋41が開放方向に回動して逃げるため、扉体16を開くことができるともとに、透明蓋41が破損するのを防止できる。
次に、図6に第2の実施の形態を示す。なお、第2の実施の形態において、例えば扉体本体26、取手27および透明蓋41等の基本構造は、第1の実施の形態と同様である。
掲示物取付部材35は、扉体本体26に対して交換可能に設置している。すなわち、扉体本体26の表面板31,32間に、掲示物配置部29の位置から扉体本体26の上面に開口する交換用通路51を予め形成しておく。これにより、掲示物配置部29に配置されている掲示物取付部材35を交換用通路51に沿って上方へ移動させて扉体本体26の上面から取り外し、交換する掲示物取付部材35を扉体本体26の上面から交換用通路51に差し込んで掲示物配置部29に配置する。
このように、掲示物取付部材35を扉体本体26に対して交換可能に設置することにより、掲示物取付部材35の劣化や破損などによる交換ができる。
なお、表面板31の窓孔36を掲示物取付部材35が通過できる大きさとし、窓孔36から掲示物取付部材35を交換できるようにしてもよい。
また、扉体16の製造にあたっては、予め窓孔36が形成された表面板31を用いて扉体16を組み立てた後、表面板31の窓孔36を通じて掲示物取付部材35に凹部37を削り取り加工してもよいし、あるいは、予め凹部37が形成された掲示物取付部材35を用いて扉体16を組み立てた後、表面板31に窓孔36を削り取り加工してもよいし、あるいは、予め窓孔36を形成された表面板31と予め凹部37が形成された掲示物取付部材35とを用いて扉体16を組み立てるようにしてもよい。
また、扉体16の掲示物配置部29は、扉体16の外表面17のみに限らず、扉体16の内表面18側にも設けてもよい。この場合、同じ掲示物取付部材35の両面に凹部37を形成してもよいし、扉体16の異なる位置に2つの掲示物取付部材35を設置し、一方の掲示物取付部材35に扉体16の外表面17に開口する凹部37を形成し、他方の掲示物取付部材35に扉体16の内表面18に開口する凹部37を形成してもよい。
また、扉体16の扉体本体26は無垢の木材で構成してもよく、この場合には、扉体本体26に掲示物取付部材35を埋め込み設置すればよい。
また、閉鎖保持手段46は、金属片47とマグネットキャッチ48との構成に限らず、例えば、フックやねじなどを用いた機械的保持手段を用いてもよい。
また、掲示物配置部29は、引き戸の構成の扉装置11に限らず、開き戸の構成の扉装置にも適用できる。
11 扉装置
16 扉体
16a 戸先
26 扉体本体
28 掲示物
31,32 表面板
35 掲示物取付部材
36 窓孔
37 凹部
38 掲示物取付面
41 透明蓋
42 ヒンジ
46 閉鎖保持手段

Claims (9)

  1. 扉体本体、およびこの扉体本体内に設置されている掲示物取付部材を有し、この掲示物取付部材に前記扉体本体の表面に開口する凹部が形成されているとともにその凹部の内面に提示物が直接取り付けられる掲示物取付面が形成されている扉体と、
    前記掲示物取付部材の凹部を開閉する透明蓋と
    を具備していることを特徴とする扉装置。
  2. 掲示物取付部材の凹部は、扉体の表面側からの削り取り加工によって形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の扉装置。
  3. 扉体本体は、両側に表面板を有し、これら表面板間に掲示物取付部材が設置されているとともに、前記表面板に前記掲示物取付部材の凹部が開口する窓孔が形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の扉装置。
  4. 表面板の窓孔および掲示物取付部材の凹部は、その表面板の表面側からの削り取り加工によって形成されている
    ことを特徴とする請求項3記載の扉装置。
  5. 掲示物取付部材は、両側の表面板間に挟み込まれて扉体本体に設置されている
    ことを特徴とする請求項3または4記載の扉装置。
  6. 掲示物取付部材は、扉体本体に対して交換可能に設置されている
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一記載の扉装置。
  7. 扉体は、引き戸であり、
    前記扉体の戸先側に対応する透明蓋の縁部を前記扉体に回動可能に取り付けるヒンジと、
    前記扉体の掲示物取付部材の凹部を閉鎖する位置に前記透明蓋を保持する閉鎖保持手段とを具備している
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一記載の扉装置。
  8. 扉体本体内に掲示物取付部材を設置して扉体を形成する工程と、
    前記扉体の前記掲示物取付部材に前記扉体本体の表面に開口する凹部を削り取り加工し、その凹部の内面に掲示物が直接取り付けられる掲示物取付面を形成する工程と、
    前記扉体に前記凹部を開閉する透明蓋を取り付ける工程と
    を具備していることを特徴とする扉装置の製造方法。
  9. 扉体本体が有する両側の表面板間に掲示物取付部材を設置して扉体を形成する工程と、
    前記扉体本体の表面板の表面側からその表面板および前記掲示物取付部材のそれぞれに窓孔および凹部を削り加工し、その掲示物取付部材の凹部の内面に掲示物が直接取り付けられる掲示物取付面を形成する工程と、
    前記扉体に前記凹部を開閉する透明蓋を取り付ける工程と
    を具備していることを特徴とする扉装置の製造方法。
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