JP2011063671A - 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物及び成型物 - Google Patents

活性エネルギー線硬化型樹脂組成物及び成型物 Download PDF

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Abstract

【課題】プラスチック及び金属や金属酸化物との密着性に優れ、耐温水、耐ヒートサイクル、耐高温高湿にような過酷な環境試験を行っても密着性を維持できる硬化性樹脂組成物及びこれを用いて製造された成型物を提供する。
【解決手段】2〜6個の(メタ)アクリロイル基を有し、重量平均分子量が1,000〜30,000である多官能(メタ)アクリレート化合物100重量部に対して、リン酸エステル基を有する(メタ)アクリレート化合物を1〜30重量部含有し、プラスチック基材上で形成した塗膜の表面張力が30mN/m以上であることを特徴とする活性エネルギー線硬化型樹脂組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、活性エネルギー線硬化型樹脂組成物及びこれを用いて製造された成型物に関する。
近年、真空蒸着法やスパッタリング法、イオンプレーティング法等によってプラスチック等の基材に、意匠性、主に鏡面性を実現するため金属を、また耐久性、導電性を付与させるために金属酸化物を成膜するケースが増えている。用途としては、主に携帯電話やデジタルカメラなどの外装品パーツに金属光沢性意匠を付与させるケースや、光学フィルム上に透明電極等を形成するケースがある。
しかしながら、このような金属や金属酸化物薄膜と、基材となるプラスチック等は密着性が悪いため、プラスチック基材と金属や金属酸化物薄膜間のプライマー用樹脂組成物の開発検討が行われてきた。
特許文献1には、高分子量ポリオールとジイソシアネートとをウレタン結合させたプラスチックフィルム用蒸着下塗り剤が提案されているが、ウレタン反応を用いた硬化系では硬化に時間を要するため、生産性が悪いという問題があった。また、本発明者らは特許文献2において、リン酸エステル基を有する(メタ)アクリレートと多官能(メタ)アクリレートを主成分とする紫外線硬化型ハードコート樹脂組成物を提案している。この紫外線硬化型ハードコート樹脂組成物は常態での金属密着性には優れるものの、金属薄膜の下地剤として十分な密着力を発現しておらず、耐温水、耐ヒートサイクル、耐高温高湿にような過酷な環境試験に耐え得る程の性能はなく、更なる改良が必要となっている。
特開平9−40904号公報 特開2008−222848号公報
本発明の課題は、プラスチック及び金属や金属酸化物との密着性に優れ、耐温水、耐ヒートサイクル、耐高温高湿にような過酷な環境試験を行っても密着性を維持できる硬化性樹脂組成物及びこれを用いて製造された成型物を提供することである。
請求項1の発明は、2〜6個の(メタ)アクリロイル基を有し、重量平均分子量が1,000〜30,000である多官能(メタ)アクリレート化合物100重量部に対して、リン酸エステル基を有する(メタ)アクリレート化合物を1〜30重量部含有し、プラスチック基材上で形成した塗膜の表面張力が30mN/m以上であることを特徴とする活性エネルギー線硬化型樹脂組成物である。
請求項2の発明は、さらに光重合開始剤を含有することを特徴とする請求項1記載の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物である。
請求項3の発明は、基材上で請求項1または2記載の樹脂組成物の塗膜が形成され、さらに該塗膜上にドライプロセスによる金属あるいは金属酸化物薄膜が形成されていることを特徴とする成型物である。
請求項4の発明は、前記成型物の基材がプラスチックであることを特徴とする請求項3記載の成型物である。
本発明によれば、真空蒸着法やスパッタリング法などに代表されるドライプロセスによる金属薄膜あるいは金属酸化物薄膜と優れた密着性および耐久性を有し、生産性に優れた活性エネルギー線硬化型樹脂組成物、およびそれをプラスチック基材へ塗布し、さらに金属薄膜あるいは金属酸化物薄膜が加工された成型物を提供することができる。
以下、本発明について詳細に説明する。本発明に適する多官能(メタ)アクリレート化合物は、2〜6個の(メタ)アクリロイル基を有し、重量平均分子量が1,000〜30,000のものである。この条件を満たすものであれば、多官能(メタ)アクリレートモノマーであっても多官能(メタ)アクリレートオリゴマーであってもよく、2種以上のものを併用することもできる。
多官能(メタ)アクリレートオリゴマーの具体例としては、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジアクリレート、ジシクロペンタニルジアクリレート、カプロラクトン変性ジシクロペンテニルジアクリレート、エチレンオキシド変性リン酸ジアクリレート、アリル化シクロヘキシルジアクリレート、イソシアヌレートジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ジペンタエリスリトールトリアクリレート、プロピオン酸変性ジペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、プロピレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリレート、トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、プロピオン酸変性ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート等のアクリレートモノマーを官能基数が2〜6、重量平均分子量が1,000〜30,000となるようにオリゴマー化したものが挙げられる。
また、エチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、1,4−ブタンジオールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクレート、1,9−ノナンジオールジメタクリレート、1,10−デカンジオールジメタクリレート、グリセリンジメタクリレート、ジメチロールートリシクロデカンジメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレートやエトキシ化トリメチロールプロパントリメタクリレート等のメタクリレートモノマーを官能基数が2〜6、重量平均分子量が1,000〜30,000となるようにオリゴマー化したものが挙げられる。
多官能(メタ)アクリレート化合物として、官能基数が1のものは硬化性に乏しく、6を超えると架橋密度が高くなり過ぎるため、金属や金属酸化物薄膜との硬度差によって耐久試験後の密着性が低下する。また、重量平均分子量が1000未満であると同様に耐久試験後の密着性が低下し、30,000を超えると塗膜が柔軟になり、硬い金属や金属酸化物薄膜にクラックが発生する。
本発明で用いるリン酸エステル基を有する(メタ)アクリレート化合物としては、2−(メタ)アクリロイルオキシエチル)−ジヒドロホスフェート、ジ−(2−(メタ)アクリロイルオキシ)ヒドロゲンホスフェート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリロイルオキシジヒドロゲンホスフェート等が挙げられる。リン酸エステル基の存在により、金属や金属酸化物表面への密着性が向上するものと推察される。
リン酸エステル基を有する(メタ)アクリレートの配合量は、前記多官能(メタ)アクリレート化合物100重量部に対して1〜30重量部、特に3〜20重量部とすることが好ましい。1重量部未満では十分な密着性向上効果が発現せず、30重量部を超えるとエステル基の加水分解を促進し、耐水性が低下する。
本発明の硬化型樹脂組成物は、プラスチック基材上で形成した塗膜の表面張力が30mN/m以上である必要がある。
具体的には、硬化性樹脂組成物をアクリル板(旭化成ケミカルズ社製、商品名デラグラスA、2mm厚)上にスプレーで塗布し、80℃で1分間乾燥するにより溶剤を揮発させ、有電極高圧水銀ランプ(アイグラフィックス社製)を用いて、波長365nmにおける強度が100mW/cm2、積算光量が800mJ/cmとなるように照射することによって硬化させ、アクリル板上に膜厚10μmの硬化物層を形成する。次に、JIS K6768に基づき、濡れ試薬(和光純薬工業社製)を用いて表面張力を測定する。
表面張力が30mN/m未満の場合、金属あるいは金属酸化物薄膜との密着性が劣る。硬化型樹脂組成物の表面張力は前記2成分のみでは通常30mN/m未満とはならないが、塗膜外観の向上等を目的として濡れ剤を配合すると表面張力が低下しやすいため、表面張力が30mN/m以上となるよう留意する必要がある。
本発明の樹脂組成物は不飽和基を有するため、適当な重合開始剤の存在下で硬化させることができる。光重合開始剤を用いた場合、紫外線等の活性エネルギー線を照射することによって短時間で硬化させることが可能なため、生産性を向上させたり、省エネルギー化が可能となる。
光重合開始剤は、例えば、アセトフェノン、2,2−ジエトキシアセトフェノン、p−ジメチルアセトフェノン、p−ジメチルアミノプロピオフェノン、ベンゾフェノン、2−クロロベンゾフェノン、ベンジル、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、などのカルボニル化合物、チオキサントン、2−クロロチオキサントン、2−メチルチオキサントン、テトラメチルチウラムジスルフィド等の硫黄化合物などを用いることができる。
これらの光重合開始剤の市販品としては、Irgacure184、369、651、500(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製))、LucirinLR8728(BASF社製)、Darocure1116、1173(以上、メルク社製)、ユベクリルP36(UCB社製)等が挙げられる。
本発明で用いる樹脂組成物には、必要に応じて、表面張力が30mN/m未満とならない範囲において、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、スチレン系樹脂、フェノール系樹脂、メラミン系樹脂等の各種樹脂や、水酸化バリウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、酸化ケイ素、酸化チタン、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、塩基性炭酸亜鉛、塩基性炭酸鉛、珪砂、クレー、タルク、シリカ化合物、二酸化チタン等の無機充填剤の他、シラン系やチタネート系等のカップリング剤、殺菌剤、防腐剤、可塑剤、流動調整剤、帯電防止剤、増粘剤、pH調整剤、界面活性剤、レベリング調整剤、消泡剤、着色顔料、防錆顔料等の配合材料を添加してもよい。また、耐候性向上を目的に酸化防止剤や紫外線吸収剤を添加しても良い。
本発明の樹脂組成物が塗布される成型物の基材は特に限定されないが、ABS、PC、アクリル、PS、MS、PBT、PPS、PET、TACなどを単独あるいは2種以上をアロイ化したものなどの各種プラスチックが挙げられる。
本発明に使用する金属あるいは金属酸化物薄膜としては、特に限定されるものではなく、金属としてはアルミニウム、錫、亜鉛、金、銀、白金、ニッケル、ステンレス、クロムなどが挙げられる。金属酸化物としては錫ドープ酸化インジウム、シリカ、酸化チタン、酸化ジルコニウムなどが挙げられる。薄膜を形成する方法についても特に限定されるものではなく、公知の真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法などが挙げられる。
本発明の樹脂組成物を基材上に塗布する方法は特に制限はなく、公知のスプレーコート、ディッピング、ロールコート、ダイコート、エアナイフコート、ブレードコート、スピンコート、リバースコート、グラビアコート、ワイヤーバーなどの塗工法またはグラビア印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷、インクジェット印刷などの印刷法により形成できる。硬化後の樹脂層の厚さは、0.5μm〜40μmが好ましい。樹脂層の厚みが0.5μm未満であると、硬化不良が発生し、40μmを越えるとクラックが発生するため好ましくない。
以下、本発明について実施例、比較例を挙げてより詳細に説明するが、具体例を示すものであって特にこれらに限定するものではない。
実施例1〜3
4官能ウレタンアクリレートオリゴマー(根上工業社製、商品名H−14、固形分100%、重量平均分子量19,000)100重量部に対し、リン酸エステル基含有メタクリレート(日本化薬社製、商品名PM−2、固形分100%)を3〜20重量部、光重合開始剤としてIrgacure184(チバ・スペシャルティ・ケミカル社製)を5重量部加え、さらに固形分が40%となるように酢酸エチルを加えることにより、実施例1〜3の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を得た。
実施例4
6官能アクリレートモノマー(日本化薬社製、商品名DPCA−120、固形分100%、重量平均分子量1,947)100重量部に対し、PM−2を5重量部、Irgacure184を5重量部加え、さらに固形分が40%となるように酢酸エチルを加えることにより、実施例4の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を得た。
実施例5
実施例4において、DPCA−120の代わりに2官能ウレタンアクリレートオリゴマー(日本化薬社製、商品名UX−8101、固形分100%、重量平均分子量3,400)を100重量部用いた以外は実施例4と同様に行い、実施例5の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を得た。
実施例6
実施例4において、DPCA−120の代わりに2官能ウレタンアクリレートオリゴマー(日本化薬社製、商品名UX−3204、固形分100%、重量平均分子量11,500)を100重量部用いた以外は実施例4と同様に行い、実施例6の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を得た。
実施例7
実施例4において、DPCA−120の代わりに4官能ウレタンアクリレートオリゴマー(根上工業社製、商品名H−14、固形分100%、重量平均分子量19,000)を100重量部用い、さらにシリコン型表面調整剤(ビックケミー社製、商品名BYK−333、固形分100%)を0.005部添加した以外は実施例4と同様に行い、実施例7の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を得た。
比較例1
実施例1において、PM−2を配合しなかった以外は実施例1と同様に行い、比較例1の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を得た。
比較例2
実施例1において、PM−2の配合量を50重量部とした以外は実施例1と同様に行い、比較例2の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を得た。
比較例3
実施例1において、PM−2の代わりに2−ヒドロキシエチルメタクリレート(共栄社化学社製、商品名ライトエステルHO、固形分100%)を5重量部用いた以外は実施例1と同様に行い、比較例3の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を得た。
比較例4
実施例4において、DPCA−120の代わりに6官能アクリレートモノマー(新中村化学工業社製、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、商品名A−DPH、固形分100%、重量平均分子量547)を100重量部用いた以外は実施例4と同様に行い、比較例4の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を得た。
比較例5
実施例4において、DPCA−120の代わりに12官能ウレタンアクリレートオリゴマー(根上工業社製、商品名UN−5500、固形分50%、重量平均分子量50,000)を100重量部用いた以外は実施例4と同様に行い、比較例5の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を得た。
比較例6
実施例7において、BYK−333の配合量を0.1重量部とした以外は実施例7と同様に行い、比較例6の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を得た。
試験体作成方法
各実施例、比較例で得られた活性エネルギー線硬化型樹脂組成物をアクリル板(旭化成ケミカルズ社製、商品名デラグラスA、2mm厚)上にエアスプレーにて塗装し、80℃1分間乾燥させ、有電極高圧水銀ランプ(アイグラフィックス社製)を用いて、波長365nmにおける強度が100mW/cm2、積算光量が800mJ/cmとなるように照射することによって硬化させ、乾燥膜厚10μmの硬化物層を得た。次に真空蒸着法により、アルミ薄膜(膜厚800nm)を形成した。さらにトップコートとしてアイカアイトロンZ−773(アイカ工業株式会社製、商品名)をエアスプレーにて塗装し、80℃1分間乾燥させ、紫外線照射機を用い100mW/cm2、800mJ/cm2紫外線処理を行い、乾燥膜厚10ミクロンの硬化物層を形成させることにより、試験体を作成した。
試験・評価方法
(1)密着性
JIS K 5600−5−6(1999年版)に基づく碁盤目試験に基づき、塗工面に10×10にマス目を作成し、セロハンテープ(ニチバン社製、商品名CT−24)を貼り、上方に引っ張り剥離状況を確認する。剥がれなかったマス目を記録した。
例 100/100・・・剥離なし
(2)外観
目視にて塗膜外観を観察し、クラックの発生有無を確認した。
(3)耐温水性
試験片を80℃に保った温水に30分浸漬させ取り出して水分を拭き取り、直ちに、上記方法で密着性および外観を測定した。
(4)耐ヒートサイクル性
温度プログラム機能付き恒温器を使用し、試験片を80℃で30分間保持した後に−30℃で30分間保持を1サイクルとし、これを10サイクル行った。取り出し後、直ちに、上記方法で密着性および外観を測定した。
(5)耐高温高湿性
65℃95%RHに保持された恒温槽内に試験片を96時間放置し、取り出して水分を拭き取り、直ちに、上記方法で密着性および外観を測定した。
Figure 2011063671
Figure 2011063671
表1及び2に示されるように、実施例の各樹脂組成物を用いて形成された金属薄膜は各耐久試験後においても良好な状態であった。一方、比較例の各樹脂組成物を用いて形成された金属薄膜は初期状態で既に密着が悪いか、初期状態で良好であっても各耐久試験後においては十分な性能が得られなかった。

Claims (4)

  1. 2〜6個の(メタ)アクリロイル基を有し、重量平均分子量が1,000〜30,000である多官能(メタ)アクリレート化合物100重量部に対して、リン酸エステル基を有する(メタ)アクリレート化合物を1〜30重量部含有し、プラスチック基材上で形成した塗膜の表面張力が30mN/m以上であることを特徴とする活性エネルギー線硬化型樹脂組成物。
  2. さらに光重合開始剤を含有することを特徴とする請求項1記載の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物。
  3. 基材上で請求項1または2記載の樹脂組成物の塗膜が形成され、さらに該塗膜上にドライプロセスによる金属あるいは金属酸化物薄膜が形成されていることを特徴とする成型物。
  4. 前記成型物の基材がプラスチックであることを特徴とする請求項3記載の成型物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012184291A (ja) * 2011-03-03 2012-09-27 Daicel Corp 柔軟性光学シート
JP2014065902A (ja) * 2012-09-07 2014-04-17 Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物及びコーティング剤

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