JP2011063463A - 水素生成装置 - Google Patents

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洋一 木村
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Abstract

【課題】交換時に改質ガスの気密性を損なうことなく着脱を自在にすることができる温度検知手段で改質ガスの温度を正確に検知できる水素生成装置を提供する。
【解決手段】第3蓋板19を貫通して改質ガス集合口20に一端部が位置する先端部が閉塞された集熱筒と、集熱筒43の内部に改質ガスの温度を検知する温度検知手段46を設け、さらに集熱筒43の外周に改質ガスの熱を伝熱する受熱拡大部44を備えることにより、改質ガス集合口20に集めた改質ガスが集熱筒43の受熱拡大部44に集中して通流するので改質ガスの熱が速やかに集熱筒43と温度検知手段46に伝わるので、改質ガスの温度を正確に検知できる。さらに、先端部が閉塞された集熱筒43の内部に温度検知手段46を配置しているので温度検知手段46の交換時に改質ガスの気密性を損なうことなく容易に着脱することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、水蒸気改質反応によって炭化水素を有する原料を水素リッチな改質ガスに改質する改質装置を有する水素生成装置に関するものである。
従来、この種水素生成装置は温度検知手段によって検出された改質部内温度が目標温度となるように燃焼部の燃焼量を制御する改質部温度制御を実施している(例えば、特許文献1参照)。
図7は、前記特許文献1に記載された従来の改質装置を示すものである。
図7に示すように、燃料供給源1と改質部外側流路2と改質部内側流路3から構成され、環状筒部内に軸線に沿って延在する環状の折り返し流路4とからなる有底円筒状に形成された改質部5と改質部5の折り返し流路4内に設けられた触媒6と燃料ポンプ7と水ポンプ8と改質部5内の温度を検出する温度検知手段(改質部温度検出手段)9と改質部5を加熱して水蒸気改質反応に必要な熱を供給するための燃焼ガスを生成する燃焼部10と燃焼用燃料ポンプ11(燃焼用燃料供給手段)と燃焼用空気ポンプ12(燃焼用酸化剤ガス供給手段)から構成されている。
上記構成によって、改質装置は、燃焼用燃料ポンプ11(燃焼用燃料供給手段)と燃焼用空気ポンプ12(燃焼用酸化剤ガス供給手段)により燃焼部10に燃焼用燃料と燃焼用空気を供給して燃焼部10で燃焼させて触媒6を水蒸気改質反応に適した温度に加熱して、燃料ポンプ7により改質部5に供給された改質用燃料と水ポンプ8により改質部5に供給された改質水を触媒6によって水蒸気改質反応させて水素ガスと一酸化炭素ガスからなる改質ガスを生成させて燃料電池13に供給している。
この時、触媒6の温度が改質反応に適した所定の目標温度となるように温度検知手段9によって検出された改質部内温度T1に連動して燃焼用燃料ポンプ11(燃焼用燃料供給手段)と燃焼用空気ポンプ12(燃焼用酸化剤ガス供給手段)を制御して燃焼部10に供給される燃焼燃料と燃焼用空気を調整して燃焼制御している。
特開2007−223847号公報
しかしながら、前記従来の構成では、改質部ガスの温度を正確に検知する具体的な構成は開示されていない。
更に温度検知手段をメンテナンスのために交換する必要性があるが交換するための形態についてなんら開示されていない。
たとえば、温度検知手段9を改質部5の外表面に接触させて設けた場合には温度検知手段9で検知された温度は改質部5の筐体の温度の影響を受けやすく改質ガスの温度を正確に検知することが難しく、水素生成装置の起動時及び停止時に改質ガスの実温度と温度検知手段9で検知された温度との差が大きくなる。また、温度検知手段9が改質部5のガス
流路壁を貫通して設けられた場合には温度検知手段9の交換時に改質ガスの気密性を保証する事が難しいという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、改質ガスの温度を正確に検知して、その温度に基づいて制御部によって燃焼量を制御し改質触媒層を所定温度に安定的に維持すると共に、温度検知手段の交換時に改質ガスの気密性を損なうことなく着脱を自在とした水素生成装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の水素生成装置は、その一端が第1蓋板で閉鎖された第1筒と、第1筒の内部空間に該第1筒の他端側から一端側に向かう火炎を形成して燃焼用燃料を燃焼し燃焼ガスを発生する加熱手段と、その一端が中央部に改質ガス集合口を有する第2蓋板で閉鎖され第1筒の外側に該第1筒と同軸状に、かつ、第2蓋板が第1蓋板と第2空間を介して対向するように配された第2筒と、第1筒と第2筒との間に形成された筒状の第1空間に配された改質触媒層と、その一端が第3蓋板で閉鎖され第2筒の外側に該第2筒と同軸状に、かつ、第3蓋板が第2蓋板と第3空間を介して対向するように配された第3筒とを備え、第1空間に原料および水が供給され、これらが改質触媒層で燃焼ガスからの伝熱により改質反応して改質ガスが生成され、該改質ガスが、第2空間と、第2蓋板の改質ガス集合口と、第3の空間とを通るよう構成された水素生成装置であって、第3蓋板を貫通して改質ガス集合口に一端部が位置する先端部が閉塞された集熱筒と、集熱筒の内部に着脱自在に配され改質ガスの温度を検知する温度検知手段と、集熱筒の外周に配され改質ガスの熱を伝熱する受熱拡大部を備えたものである。
これによって、第3蓋板を貫通して改質ガス集合口に設けた集熱筒内部に温度検知手段を配置して改質ガス集合口に集めた改質ガスが集熱筒の受熱拡大部に集中して通流するので改質ガスの熱が速やかに伝わるので、改質ガスの温度を正確に検知でき水素生成装置の起動時及び停止時に改質ガスの実温度と温度検知手段で検知された温度のばらつきも小さくなり、その温度に基づいて制御部によって燃焼量を制御し改質触媒層を所定温度に安定的に維持することができる。
また、先端部が閉塞された集熱筒の内部に温度検知手段を配置しているので温度検知手段の交換時に改質ガスの気密性を損なうことなく着脱を自在にすることができる。
また、本発明の水素生成装置は、受熱拡大部はフィンで形成されると共に、フィンは改質ガス集合口に配され、かつ、温度検知手段は集熱筒を介してフィンに対向する位置に配されたものである。
これによって、改質ガスがフィンに沿って通流するのでフィンを介して集熱筒に伝わる熱量が多くなるので、水素生成装置の起動時及び停止時に改質ガスの実温度と温度検知手段で検知された温度差が小さくなり、その温度に基づいて制御部によって燃焼量を制御し改質触媒層を所定温度に安定的に維持することができる。
また、本発明の水素生成装置は、温度検知手段を集熱筒内で気密的に取付けられたものである。
これによって、集熱筒の内部の熱が外部に流出しにくくなるので集熱筒の筐体に伝わった熱が集熱筒の内部に確実に伝熱されることになり水素生成装置の起動時及び停止時に改質ガスの実温度と温度検知手段で検知された温度差が小さくなって、その温度に基づいて制御部によって燃焼量を制御し改質触媒層を所定温度に安定的に維持することができる。
また、本発明の水素生成装置は、温度検知手段を集熱筒の内壁に当接するよう配されたものである。
これによって、温度検知手段が集熱筒の内壁部に接触したり接触しなかったりして温度検知手段に伝わる温度がばらつくことがなくなり集熱筒の内面温度が温度検知手段に伝わりやすくなるので、水素生成装置の起動時及び停止時に改質ガスの実温度と温度検知手段で検知された温度差が小さくなって、その温度に基づいて制御部によって燃焼量を制御し改質触媒層を所定温度に安定的に維持することができる。
また、本発明の水素生成装置は、温度検知手段と前記集熱筒の内壁との空隙に伝熱体を備えたものである。
これによって、集熱筒の筐体に伝わった熱が伝熱体を介して温度検知手段に伝熱することになって集熱筒の内部に確実に伝熱されることになり集熱筒の内面温度が温度検知手段に伝わりやすくなるので、水素生成装置の起動時及び停止時に改質ガスの実温度と温度検知手段で検知された温度差が小さくなって、その温度に基づいて制御部によって燃焼量を制御し改質触媒層を所定温度に安定的に維持することができる。
本発明の水素生成装置は、改質ガスの温度を正確に検知して、その温度に基づいて制御部によって燃焼量を制御し改質触媒層を所定温度に安定的に維持すると共に、温度検知手段の交換時に改質ガスの気密性を損なうことなく着脱を自在にすることができる。
本発明の実施の形態1における水素生成装置の概略構成を示す模式図 本発明の実施の形態1における水素生成装置の概略構成を示す要部拡大模式図 本発明の実施の形態2における水素生成装置の概略構成を示す要部拡大模式図 本発明の実施の形態3における水素生成装置の概略構成を示す要部拡大模式図 本発明の実施の形態4における水素生成装置の概略構成を示す要部拡大模式図 本発明の実施の形態5における水素生成装置の概略構成を示す要部拡大模式図 従来の水素生成装置を示す模式図
第1の発明は、その一端が第1蓋板で閉鎖された第1筒と、第1筒の内部空間に該第1筒の他端側から一端側に向かう火炎を形成して燃焼用燃料を燃焼し燃焼ガスを発生する加熱手段と、その一端が中央部に改質ガス集合口を有する第2蓋板で閉鎖され第1筒の外側に該第1筒と同軸状に、かつ、第2蓋板が第1蓋板と第2空間を介して対向するように配された第2筒と、第1筒と第2筒との間に形成された筒状の第1空間に配された改質触媒層と、その一端が第3蓋板で閉鎖され第2筒の外側に該第2筒と同軸状に、かつ、第3蓋板が第2蓋板と第3空間を介して対向するように配された第3筒とを備え、第1空間に原料および水が供給され、これらが改質触媒層で燃焼ガスからの伝熱により改質反応して改質ガスが生成され、該改質ガスが、第2空間と、第2蓋板の改質ガス集合口と、第3の空間とを通るよう構成された水素生成装置であって、第3蓋板を貫通して改質ガス集合口に一端部が位置する先端部が閉塞された集熱筒と、集熱筒の内部に着脱自在に配され改質ガスの温度を検知する温度検知手段と、集熱筒の外周に配され改質ガスの熱を伝熱する受熱
拡大部を備えることにより、第3蓋板を貫通して改質ガス集合口に設けた集熱筒内部に温度検知手段を配置して改質ガス集合口に集めた改質ガスが集熱筒の受熱拡大部に集中して通流するので改質ガスの熱が速やかに伝わるので、改質ガスの温度を正確に検知でき水素生成装置の起動時及び停止時に改質ガスの実温度と温度検知手段で検知された温度のばらつきも小さくなり、その温度に基づいて制御部によって燃焼量を制御し改質触媒層を所定温度に安定的に維持することができる。また、先端部が閉塞された集熱筒の内部に温度検知手段を配置しているので温度検知手段の交換時に改質ガスの気密性を損なうことなく着脱を自在にすることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の受熱拡大部をフィンで形成すると共に、フィンは改質ガス集合口に配され、かつ、温度検知手段は集熱筒を介してフィンに対向する位置に配することにより、改質ガスがフィンに沿って通流するので集熱筒に伝わる熱量が多くなるので、水素生成装置の起動時及び停止時に改質ガスの実温度と温度検知手段で検知された温度差が小さくなり、その温度に基づいて制御部によって燃焼量を制御し改質触媒層を所定温度に安定的に維持することができる。
第3の発明は、特に、第1の発明または第2の発明の温度検知手段を集熱筒内で気密的に取付けることにより、集熱筒の内部の熱が外部に流出しにくくなるので、水素生成装置の起動時及び停止時に改質ガスの実温度と温度検知手段で検知された温度差が小さくなり、その温度に基づいて制御部によって燃焼量を制御し改質触媒層を所定温度に安定的に維持することができる。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明の温度検知手段を集熱筒の内壁に当接するよう配することにより、温度検知手段が集熱筒の内壁部に接触したり接触しなかったりして温度検知手段に伝わる温度がばらつくことがなくなり集熱筒の内面温度が温度検知手段に伝わりやすくなるので、水素生成装置の起動時及び停止時に改質ガスの実温度と温度検知手段で検知された温度差が小さくなり、その温度に基づいて制御部によって燃焼量を制御し改質触媒層を所定温度に安定的に維持することができる。
第5の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明の温度検知手段と集熱筒の内壁との空隙に伝熱体を備えることにより、集熱筒の内面温度が温度検知手段に伝わりやすくなるので、水素生成装置の起動時及び停止時に改質ガスの実温度と温度検知手段で検知された温度差が小さくなり、その温度に基づいて制御部によって燃焼量を制御し改質触媒層を所定温度に安定的に維持することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る水素生成装置の概略構成を示す模式図を示すもの、図2は、本発明の実施の形態1に係る水素生成装置の概略構成を示す要部拡大模式図である。
図1および図2において、本実施の形態1に係る水素生成装置は、中心軸14を共有する円筒状の燃焼筒15と、内筒(第1筒)16と、外筒(第2筒)17と、路壁筒(第3筒)18とを有し、路壁筒18の下端は、第3蓋板19で閉鎖され、外筒17の下端は、中央部に厚み方向の貫通孔構成の改質ガス集合口20が設けられた第2蓋板21により閉鎖され、また、内筒16の下端は、第1蓋板22により閉鎖され、その上端は、燃焼筒15に接続された環状の板部材23により閉鎖されている。
さらに、燃焼筒15の下端は、開放されており、その上端は、板部材23に接続された蓋
板24により閉鎖されている。
蓋板24には、バーナ(燃焼器)25が、燃焼筒15の内部において、下方に延びるように配設されている。そして、燃焼筒15の内部空間が、燃焼空間26を構成し、燃焼筒15と内筒16の間の空間が、燃焼ガス流路27を構成する。
燃焼ガス流路27の下流側である内筒16の上端部には、排気口28が形成されていて、排気口28には、適宜な配管29が接続されその下流端は、大気に開放されている。
バーナ25には、燃料供給源30から燃焼燃料供給装置31と燃焼空気供給装置32が接続されている。
ここでは、燃焼燃料供給装置31は燃料ポンプで構成されており、また、燃焼空気供給装置32は、その流量を調整可能な構成であればよく、例えば、その吐出流量を調整可能なポンプであってもよく、流量調整用バルブであってもよい。
内筒16の上端部には、内筒16と外筒17との間に形成された筒状空間(以下、第1空間33)と連通する原料供給用入口34が形成されていて、該原料供給用入口34は、原料供給装置35に接続されている。原料供給装置35は、その吐出流量を調整可能なポンプを有しており、都市ガスと接続されている。
また、内筒16の上端部には、第1空間33と連通する水供給用入口36が形成されていて、該水供給用入口36は水供給装置37に接続されている。水供給装置37は、その吐出流量を調整可能なポンプから構成されており、市水に接続されている。
第1空間33の下部には、改質触媒が充填された改質触媒層38が設けられ、第1空間33の改質触媒層38が設けられた下流側で、第1蓋板22と第2蓋板21との間に第2空間39が設けられている。
さらに、第2蓋板21の中央部には、内筒21の中心軸14とその中心軸が一致するように、厚み方向に貫通孔構成の改質ガス集合口20が設けられ、第2蓋板21と第3蓋板15との間の空間から第3空間40が構成される。
第3空間40の下流側である外筒17と路壁筒18の間の空間が改質ガス流路41を構成して上端部には改質ガス導入口42が形成されていて、改質ガス導入口43には、適宜な配管が接続されて改質ガスを利用する燃料電池システム(図示せず)に接続されている。
また、第3蓋板19の中央部には、該第3蓋板19を貫通し第1空間33を横断して、改質ガス集合口20にその一端部が位置するように先端部が閉塞された集熱筒43が集熱筒43の外面と第3蓋板19とを密着して設けられている。
集熱筒43の一端部の外周には板状の受熱拡大部44が放射状に配されると共に、もう一方の端には円盤状の取付板45が備えられている。
さらに集熱筒43の内部に改質ガスの温度を検知する温度検知手段46が配されており温度検知手段46の外周部には円盤状の取付フランジ47が設けられている。
集熱筒43と温度検知手段46は、クイックファスナー48により取付板45と取付フランジ47を挟み込むようにして固定することにより連結されており、このクイックファ
スナー48を外すことで温度検知手段46を着脱することができる。
温度検知手段46には、制御部49が接続されており改質ガス集合口20から流出する改質ガスの温度を検知し、検知した温度を制御部49に伝達するように構成されている。
図の矢印は、燃焼ガス、燃焼燃料、燃焼空気、原料、水、改質ガスそれぞれの流れを示すものである。
以上のように構成された水素生成装置について、以下その動作、作用を説明する。
バーナ25には、燃焼燃料供給装置31から燃焼用燃料が供給され、また、燃焼空気供給装置32から燃焼用の空気が供給され、供給された燃焼用燃料と空気が燃焼空間26で燃焼して燃焼ガスが生成され、生成された燃焼ガスは、燃焼筒15の下端から流出し、第1蓋板20の内表面に当たって反転し、燃焼ガス流路27を通流し、更に排気口28と配管29流通して水素生成装置外に排出される。
このとき、燃焼ガス流路27を構成する内筒16からの伝熱により、改質触媒が充填された改質触媒層38が加熱され所定の温度になると原料供給装置35により、原料である都市ガスが、原料供給用入口34を通流して、第1空間33の上部に供給され、さらに水供給装置37により水が、水供給用入口36を通流して、第1空間33の上部に供給されて、この熱を受熱して原料である都市ガスと水と触媒との水蒸気改質反応により水素ガスと一酸化炭素ガスからなる改質ガスを生成する。
改質ガスは、第2空間39流通して改質ガス集合口20に集められて貫通穴を通過してから第3空間40に流通して第3蓋板19の内表面に当たって反転し、改質ガス流路42を通流して改質ガス導入口43から燃料電池システムに供給される。
ここで、原料である都市ガスと水と触媒との水蒸気改質反応を効率的にかつ触媒にダメージを与えないためには改質触媒の温度を所定の温度に制御する必要がある。
そのために温度検知手段46によって検出された改質ガス温度が改質触媒層38の触媒の改質反応に適した目標温度となるように燃焼制御にて選択された特性を基準にしてバーナ25に燃焼燃料を供給する燃焼燃料供給装置31と燃焼空気供給装置32を制御して改質部温度を所定の温度になるように制御しているが、温度検知手段46によって検出された温度が実際の改質ガス温度を精度良く検知することが重要である。
本発明の実施の形態1に係る水素生成装置では、改質ガスが第3蓋板19の中央部にある改質ガス集合口20に集められるので、改質触媒層38内である程度の温度分布をもち不均一であった改質ガス温度が改質ガス集合口20を流通する際には均一化されている。
また、第3蓋板19を貫通して改質ガス集合口20に一端部が位置する先端部が閉塞された集熱筒43と、集熱筒43の内部に改質ガスの温度を検知する温度検知手段46を設け、さらに集熱筒43の外周に改質ガスの熱を伝熱する受熱拡大部44を備えることにより、改質ガス集合口20に集められた温度が均一化した改質ガスが集熱筒43の受熱拡大部44に集中して通流するので改質ガスの熱が速やかに集熱筒43を介して温度検知手段46に伝わるので、改質ガスの温度を正確に検知でき水素生成装置の起動時及び停止時に改質ガスの実温度と温度検知手段で検知された温度のばらつきも小さくなり、その温度に基づいて制御部によって燃焼量を制御し改質触媒層を所定温度に安定的に維持することができる。
さらに、集熱筒43と温度検知手段46とがクイックファスナーによる連結構成であるので、温度検知手段46を取り外す際はクイックファスナー48を取付板45と取付フランジ47からスライドさせて図2の横方向に取外すと取付フランジ47が取付板45から外れて集熱筒43に対して温度検知手段46を図2の下方向へ引き抜くことが可能となり、温度検知手段46を取付ける際は集熱筒43の穴部に温度検知手段46を取付フランジ47が取付板45に当接するまで差し込んでからクイックファスナー48を取付板45と取付フランジ47を挟み込むようにスライドさせて温度検知手段46を取付けることができる。
集熱筒43は第3蓋板19を貫通しているが、集熱筒43の外面は第3蓋板19と密着しており、また集熱筒43先端部は閉塞されているので集熱筒43と温度検知手段46を取り外しても改質ガスの気密性を損なうことはないので温度検知手段46の交換時に改質ガスの気密性を損なうことなく着脱を自在にすることができる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2に係る水素生成装置の概略構成を示す要部拡大模式図である。
図3において、集熱筒43の設けた受熱拡大部44は薄板の伝熱性の良い材料で構成されたフィン50で集熱筒43の外周に放射状に形成されると共に、フィン50は改質ガス集合口20に配され、かつ、温度検知手段46は集熱筒43内部のフィン50に対向する位置に配されている。
以上のような構成により、改質ガスの気密性を維持するために必要な集熱筒43の材質や板厚と異なる薄板で受熱性の良い材料を用いて受熱拡大部44の数を多く構成できるので構成受熱拡大部44の大きさ大きくすることなく受熱面積を増すことができると共に改質ガス集合口20も小型化できる。
そのため、フィン50に沿って通流する改質ガスからフィン50を介して集熱筒43に伝わる熱量が多くなり、改質ガス集合口20を流通する改質ガス温度もより均一化されるので、水素生成装置の起動時及び停止時に改質ガスの実温度と温度検知手段46で検知された温度差が小さくなって、その温度に基づいて制御部によって燃焼量を制御し改質触媒層を所定温度に安定的に維持することができる。
(実施の形態3)
図4は、本発明の実施の形態3に係る水素生成装置の概略構成を示す要部拡大模式図である。
図4において、集熱筒43と温度検知手段46は封止体51で気密的に取付けられている。
以上のような構成により、集熱筒43内部の熱が封止体51で遮断されて外部に流出しにくくなるので、水素生成装置の起動時及び停止時に改質ガスの実温度と温度検知手段46で検知された温度差が小さくなり、その温度に基づいて制御部によって燃焼量を制御し改質触媒層を所定温度に安定的に維持することができる。
(実施の形態4)
図5は、本発明の実施の形態4に係る水素生成装置の概略構成を示す要部拡大模式図である。
図5において、温度検知手段46は集熱筒43の受熱拡大部44部の内壁部52に当接するように取付けられている。
以上のような構成により、温度検知手段46が集熱筒43の内壁部52に接触したり接触しなかったりして温度検知手段46に伝わる温度がばらつくことがなくなり集熱筒43の内面温度が温度検知手段46に伝わりやすくなるので、水素生成装置の起動時及び停止時に改質ガスの実温度と温度検知手段46で検知された温度差が小さくなり、その温度に基づいて制御部によって燃焼量を制御し改質触媒層を所定温度に安定的に維持することができる。
(実施の形態5)
図6は、本発明の実施の形態5に係る水素生成装置の概略構成を示す要部拡大模式図である。
図6において、伝熱体53は、温度検知手段46は集熱筒43の受熱拡大部44部の内壁部52および先端部54の空隙に充填されている。
伝熱体53は熱伝導率が良いたとえば高熱伝導グリースで構成されている。
以上のような構成により、集熱筒43の内面温度が伝熱体53によって温度検知手段46に均一に伝わりやすくなるので、水素生成装置の起動時及び停止時に改質ガスの実温度と温度検知手段46で検知された温度差が小さくなり、その温度に基づいて制御部によって燃焼量を制御し改質触媒層を所定温度に安定的に維持することができる。
以上のように、本発明にかかる水素生成装置は、改質ガスの温度を正確に検知すると共に水素生成装置の起動時及び停止時に改質ガスの実温度と温度検知手段で検知された温度差が小さくすることができると共に、温度検知手段を着脱自在にすることが可能となるので、水蒸気改質反応以外の一酸化炭素シフト反応等の改質装置や燃料電池システム等の用途にも適用できる。
14 中心軸
15 燃焼筒
16 内筒(第1筒)
17 外筒(第2筒)
18 路壁筒(第3筒)
19 第3蓋板
20 改質ガス集合口
21 第2蓋板
22 第1蓋板
23 板部材
24 蓋板
25 バーナ(燃焼器)
26 燃焼空間
27 燃焼ガス流路
28 排気口
29 配管
30 燃料供給源
31 燃焼燃料供給装置
32 燃焼空気供給装置
33 第1空間
34 原料供給用入口
35 原料供給装置
36 水供給用入口
37 水供給装置
38 改質触媒層
39 第2空間
40 第3空間
41 改質ガス流路
42 改質ガス導入口
43 集熱筒
44 受熱拡大部
45 取付板
46 温度検知手段
47 取付フランジ
48 クイックファスナー
49 制御部
50 フィン
51 封止体
52 内壁部
53 伝熱体
54 先端部

Claims (5)

  1. その一端が第1蓋板で閉鎖された第1筒と、前記第1筒の内部空間に該第1筒の他端側から前記一端側に向かう火炎を形成して燃焼用燃料を燃焼し燃焼ガスを発生する加熱手段と、その一端が中央部に改質ガス集合口を有する第2蓋板で閉鎖され前記第1筒の外側に該第1筒と同軸状に、かつ、前記第2蓋板が前記第1蓋板と第2空間を介して対向するように配された第2筒と、前記第1筒と前記第2筒との間に形成された筒状の第1空間に配された改質触媒層と、その一端が第3蓋板で閉鎖され前記第2筒の外側に該第2筒と同軸状に、かつ、前記第3蓋板が前記第2蓋板と第3空間を介して対向するように配された第3筒とを備え、前記第1空間に原料および水が供給され、これらが前記改質触媒層で前記燃焼ガスからの伝熱により改質反応して改質ガスが生成され、該改質ガスが、前記第2空間と、前記第2蓋板の前記改質ガス集合口と、前記第3の空間とを通るよう構成された水素生成装置であって、
    前記第3蓋板を貫通して前記改質ガス集合口に一端部が位置する先端部が閉塞された集熱筒と、前記集熱筒の内部に着脱自在に配され改質ガスの温度を検知する温度検知手段と、前記集熱筒の外周に配され改質ガスの熱を伝熱する受熱拡大部とを備えたことを特徴とする水素生成装置。
  2. 前記受熱拡大部はフィンで形成されると共に、前記フィンは前記改質ガス集合口に配され、かつ、前記温度検知手段は前記集熱筒を介して前記フィンに対向する位置に配されたこと特徴とする請求項1に記載の水素生成装置。
  3. 前記温度検知手段は前記集熱筒内で気密的に取付けられたこと特徴とする請求項1〜2のいずれか1項に記載の水素生成装置。
  4. 前記温度検知手段は前記集熱筒の内壁に当接するよう配されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の水素生成装置。
  5. 前記温度検知手段と前記集熱筒の内壁との空隙に伝熱体を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の水素生成装置。
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