JP2014071959A - 固体酸化物形燃料電池装置 - Google Patents

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修平 田中
Yosuke Akagi
陽祐 赤木
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Abstract

【課題】モジュール内部の温度環境に依らず温度センサーの検知精度を維持し、最適な運転を実行できる固体酸化物形燃料電池装置を提供する。
【解決手段】固体酸化物形燃料電池の燃料電池モジュールは、燃料電池セル、部分酸化改質反応及び水蒸気改質反応の双方を行う改質器20と、改質器燃焼室と、改質ガス供給手段と、改質用水供給手段と、燃料電池セル用酸化剤ガス供給手段と、燃料電池モジュール内温度取得手段と、温度に基づいて燃料電池セルスタックを発電可能な温度まで昇温させる起動制御手段とを備え、温度取得手段は改質器温度センサー148を備え、熱電対を燃料電池モジュールの側面から挿入して改質器の側面に押し当てるよう配設された改質器の側面の温度を検知するものであり、改質器の側面にはさらに熱電対148aの下方に配置され、熱電対を支持するとともに改質器の温度を熱電対に伝熱する支持伝熱板20aが配設されている
【選択図】図9

Description

本発明は、燃料ガスと酸化剤ガスとにより発電を行う固体酸化物形燃料電池装置に関す
る。
固体酸化物形燃料電池(Solid Oxide Fuel Cell:以下「SOFC」ともいう)は、電
解質として酸化物イオン導電性固体電解質を用い、その両側に電極を取り付け、一方の側
に燃料ガスを供給し、他方の側に酸化剤ガス(空気、酸素等)を供給して、比較的高温で
発電反応を生じさせて発電を行う燃料電池装置である。
具体的には、SOFCは、一般に、内側電極層である燃料極層と外側電極層である空気
極層との間に固体電解質層が挟持されてなる管状の燃料電池セルを複数有する燃料電池セ
ル集合体(燃料電池セルスタック)を備えており、燃料ガスと酸化剤ガス(空気、酸素等
)とが、その燃料電池セルの一端側から他端側へと流れることによって作動する。SOF
Cの外部からは、原料ガスである被改質ガス(都市ガス等)が供給され、その被改質ガス
を改質触媒が収められた改質器に導入し、水素リッチな燃料ガスに改質した後に、それが
燃料電池セル集合体へ供給されるように構成されている。
また、SOFCは、起動工程において、燃料ガスを改質器において改質する複数の工程
、すなわち、部分酸化改質(Partial Oxidation Reforming:POX)反応工程(以下、
POX反応工程ともいう)、オートサーマル改質(Auto Thermal Reforming:ATR)反
応工程(以下、ATR反応工程ともいう)、及び、水蒸気改質(Steam Reforming:SR
)反応工程(以下、SR反応工程ともいう)を経て、発電工程へ移行するように構成され
ている。SOFCでは、これらの工程を順に実行することにより、改質器や燃料電池セル
スタック等を動作温度まで昇温させることができる(特許文献1)。
各工程は、モジュール内部に配設した温度センサーの検知結果に応じて順次実行される。
従来、改質触媒の温度を検知するためには、改質器を貫通して熱電対を改質器内部へと挿入し、さらに改質器の内部雰囲気が漏れ出さないようシールをしたものが一般的であった。しかし、温度センサーを構成する熱電対はメンテナンス時に交換できる仕様にする必要があるため、メンテナンス時には一回シールを外して、メンテナンス後には再度シールをする必要があるが、メンテナンス後に再度シールをすることは非常に困難なので、メンテナンス性を向上させるため、改質器の外表面に熱電対を接触させて温度を検知する燃料電池が検討された(特許文献2)。
特開2004−10411号公報 特開2010−67384号公報
改質器の温度を検知するにあたり、改質触媒が改質器の中に充填された際、改質器内部の底面側では改質触媒の密度が密に、上面側では疎になる傾向があるため、改質触媒による温度影響は改質器の上面側より底面側に顕著に生じる。そのため、上面側の温度より側面側の温度の方が応答性が高く、側面側の温度を検知することが好ましいといえる。一方、側面側から改質器の温度を計測するには、熱電対は改質器の側面外表面に押し当てることになるが、起動停止を繰り返した後は、熱電対とモジュール構成部材の温度分布や線膨張係数の違いにより熱電対が改質器側面から離れてしまう虞がある。また、熱電対の形状が細い棒状のため、高温に長時間晒されるとクリープ変形により垂れてしまい、熱電対が改質器側面から離れてしまう虞もある。さらに側面に配置した場合、燃焼ガスの気流の影響が出やすく、高温になってやわらかくなった熱電対がさらに気流によって曲げられてしまう虞がある、といった課題を発見した。
そこで、本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、モジュール内部の温度環境に依らず温度センサーの検知精度を維持し、最適な運転を実行することができる固体酸化物形燃料電池装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る固体酸化物形燃料電池装置は、固体酸化物型燃料電池装置において、表面がカソード電極で、内部がアノード電極となるよう、内部に燃料ガス通路が形成された燃料電池セルと、その燃料電池セルを内部に収納する燃料電池モジュールと、燃料電池モジュール内に配置され、被改質ガスと酸化剤ガスを化学反応させることにより被改質ガスを部分酸化改質する改質反応及び、被改質ガスと水蒸気を化学反応させる水蒸気改質反応の双方によって水素を含む燃料ガスを生成可能な改質器と、燃料電池モジュール内に配置され、燃料電池セルを通過した残余の燃料ガスを燃焼させて発生した燃焼ガスにより、改質器を加熱する燃焼室と、改質器に被改質ガスを供給することにより、改質器で改質された燃料ガスを前記燃料電池セルに送り込む燃料ガス供給手段と、改質器に改質用の水を供給する水供給手段と、燃料電池セルに発電用の酸化剤ガスを供給する発電用酸化剤ガス供給手段と、燃料電池モジュール内の温度を取得する温度取得手段と、温度取得手段が取得した燃料電池モジュール内の温度に基づいて、燃料供給手段、水供給手段、及び発電用酸化剤ガス供給手段を制御し、燃料電池セルスタックを発電可能な温度まで昇温させる起動制御を実行する制御手段と、を備え、温度取得手段は改質器の温度を検知する改質器温度センサーを備え、改質器温度センサーは熱電対を燃料電池モジュールの側面から挿入して改質器の側面に押し当てるよう配設された改質器の側面の温度を検知するものであり、改質器の側面にはさらに熱電対の下方に配置され、熱電対を支持するとともに改質器の温度を熱電対に伝熱する支持伝熱板が配設されていることを特徴とするものである。
このように本発明では、改質器の側面にはさらに熱電対の下方に配置され、熱電対を支持するとともに改質器の温度を熱電対に伝熱する支持伝熱板が配設されているため、改質器の側面、若しくは支持伝熱板に対して熱電対を確実に押し当てることができる。そのため、温度環境に依らず、確実に改質器の温度を検知することが可能となり、最適な運転を行うことができる。
また、本発明に係る固体酸化物形燃料電池装置では、更に支持伝熱板は、両側が上方に向かって湾曲する変曲点を有する形状をしており、熱電対を下方から支持することを特徴とする。
この好ましい形態では、両側が上方に向かって湾曲する変曲点に熱電対が落ち込むように支持されるため、常に同じ位置での温度検知が可能となる。
また、本発明に係る固体酸化物形燃料電池装置では、更に支持伝熱板は、上方を覆う被覆部を有し、熱電対を囲う筒形状を呈していることを特徴とする。
この好ましい形態では、万が一排ガスの気流によって熱電対がU字やV字から外れそうになったとしても、被覆部によって外れることを防止できるため、より確実に変曲点に熱電対が落ち込むように支持され、常に同じ位置での温度検知が可能となる。さらに、熱電対の周囲を完全に被覆するため、改質器下部で残燃料を燃焼する際に発生する燃焼ガスからの熱伝達を極力抑えることができるため、より正確な改質器の温度検知が可能となる。
本発明によれば、モジュール内部の温度環境に依らず温度センサーの検知精度を維持し、最適な運転を実行することができる
本発明の実施形態における燃料電池モジュールの外観を示す斜視図である。 図1の中央近傍における断面図であって、図1のA方向から見た断面を示す断面図である。 図1の中央近傍における断面図であって、図1のB方向から見た断面を示す断面図である。 図1のケーシングから一部の外板を取り除いた状態を示す斜視図である。 図2に相当する模式図であって、発電用空気及び燃焼ガスの流れを示す模式図である。 図3に相当する模式図であって、発電用空気及び燃焼ガスの流れを示す模式図である。 本実施形態に用いられる燃料電池セルユニットを示す部分断面図である。 本実施形態における燃料電池セルスタックの構成を示す斜視図である。 図1の中央近傍における断面図であって、図1のA方向から見た断面の部分拡大図である。 図1のケーシングから一部の外板を取り除いた状態において、B方向に見た部分拡大図である。 図1に示す燃料電池モジュールを含む固体電解質形燃料電池装置を示す全体構成図である。 図11に示す固体電解質形燃料電池装置の制御的な構成を示すブロック構成図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。説明の理解を容
易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して
、重複する説明は省略する。
本発明の実施形態である固体電解質形燃料電池装置に用いられる燃料電池モジュールに
ついて、図1を参照しながら説明する。図1に示す燃料電池モジュール2は、固体電解質
形燃料電池装置の一部を構成するものである。固体電解質形燃料電池装置は、燃料電池モ
ジュール2と、補機ユニットとを備える。固体電解質形燃料電池装置及び補機ユニットに
ついては、詳細を後述する。
図1においては、燃料電池モジュール2の高さ方向をy軸方向としている。このy軸に
直交する平面に沿ってx軸及びz軸を定義し、燃料電池モジュール2の短手方向に沿った
方向をx軸方向とし、燃料電池モジュール2の長手方向に沿った方向をz軸方向としてい
る。図2以降において図中に記載しているx軸、y軸、及びz軸は、図1におけるx軸、
y軸、及びz軸を基準としている。また、z軸の負方向に沿った方向をA方向とし、x軸
の正方向に沿った方向をB方向としている。
燃料電池モジュール2は、燃料電池セル(詳細は後述する)を収容するケーシング56
を備えている。ケーシング56の上部に、熱交換器22が設けられている。ケーシング5
6の内部は密封空間となっている。ケーシング56には、被改質ガス供給管60と、水供
給管62とが繋げられている。一方、熱交換器22には、発電用空気導入管74と、燃焼
ガス排出管82とが繋げられている。
被改質ガス供給管60は、ケーシング56の内部に都市ガスといった改質用の被改質ガ
スを供給する管路である。水供給管62は、被改質ガスを水蒸気改質する際に用いられる
水を供給する管路である。発電用空気導入管74は、改質後の燃料ガスと発電反応を起こ
させるための発電用空気(酸化剤ガス)を供給する管路である。燃焼ガス排出管82は、
発電反応後の燃料ガスを燃焼した結果生じる燃焼ガスを排出する管路である。
続いて、図2〜図4を参照しながら、燃料電池モジュール2の内部について説明する。
図2は、燃料電池モジュール2をその中央近傍において図1のA方向から見た断面図であ
る。図3は、燃料電池モジュール2をその中央近傍において図2のB方向から見た断面図
である。図4は、図1に示す燃料電池モジュール2から燃料電池セル集合体を覆うケーシ
ング56の一部を取り外した状態を示す斜視図である。
図2〜図4に示すように、燃料電池モジュール2の燃料電池セル集合体12は、ケーシ
ング56により、全体が覆われている。図4に示すように、燃料電池セル集合体12は、
全体としてB方向よりA方向の方が長いほぼ直方体形状であり、改質器20側の上面、燃
料ガスタンク68側の下面、図4のA方向に沿って延びる長辺側面と、図4のB方向に沿
って延びる短辺側面と、を備えている。
図6に示すように、水供給管62から供給される水を蒸発させるための蒸発混合器23
は、改質器20の内部に設けられている。蒸発混合器23は、燃焼ガスにより加熱され、
水を水蒸気にすると共に、この水蒸気と被改質ガスである燃料ガス(都市ガス)と空気と
を混合するためのものである。
被改質ガス供給管60及び水供給管62は、ケーシング56の内部に導かれた後、共に
改質器20に繋がれている。より具体的には、図3に示すように、改質器20の上流端で
ある図中右側の端部に繋がれている。
改質器20は、燃料電池セル集合体12の上方に形成された燃焼室18の更に上方に配
置されている。したがって、改質器20は、発電反応後の残余の燃料ガス及び空気による
燃焼熱によって熱せられ、蒸発混合器23としての役割と、燃料ガスと酸化剤ガスを化学
反応させることにより燃料を部分酸化改質する改質反応及び、燃料と水蒸気を化学反応さ
せることにより水蒸気改質反応の双方によって水素を生成可能な改質器としての役割とを
果たすように構成されている。
改質器20の下流端(図3の左端)には、燃料供給管66の上端が接続されている。こ
の燃料供給管66の下端側66aは、燃料ガスタンク68内に入り込むように配置されて
いる。
図2〜図4に示すように、燃料ガスタンク68は、燃料電池セル集合体12の真下に設
けられている。また、燃料ガスタンク68内に挿入された燃料供給管66の下端側66a
の外周には、長手方向(A方向)に沿って複数の小穴(図示せず)が形成されている。改
質器20で改質された燃料ガスは、これら複数の小穴(図示せず)によって燃料ガスタン
ク68内に長手方向に均一に供給されるようになっている。燃料ガスタンク68に供給さ
れた燃料ガスは、燃料電池セル集合体12を構成する各燃料電池セルユニット16の内側
にある燃料ガス流路(詳細は後述する)内に供給され、燃料電池セルユニット16内を上
昇して、燃焼室18に至るようになっている。
続いて、発電用空気を燃料電池モジュール2の内部へ供給するための構造を、図2〜図
6を参照しながら説明する。図5は、図2に対応する模式図であって、発電用空気及び燃
焼ガスの流れを示す図である。図6は、図3に対応する模式図であって、同様に発電用空
気及び燃焼ガスの流れを示す図である。これらの図に示すように、改質器20の上方に熱
交換器22が設けられ、改質器20と熱交換器22の間には断熱層81が設けられている
。この断熱層81とは別に、ケーシング56は断熱材80で覆われている。熱交換器22
には、複数の燃焼ガス配管70と、この燃焼ガス配管70の周囲に形成された発電用空気
流路72とが設けられている。
熱交換器22の上面における一端側(図3における右端)には、発電用空気導入管74
が取り付けられている。この発電用空気導入管74により、発電用空気流量調整ユニット
(詳細は後述する)から、発電用空気が、熱交換器22内に導入されるようになっている
熱交換器22の上側の他端側(図3における左端)には、図2に示すように、発電用空
気流路72の出口ポート76aが一対形成されている。この出口ポート76aは、一対の
連絡流路76につながっている。さらに、燃料電池モジュール2のケーシング56の幅方
向(B方向:短辺側面方向)の両側の外側には、発電用空気供給路77が形成されている
したがって、発電用空気供給路77には、発電用空気流路72の出口ポート76a及び
連絡流路76から、発電用空気が供給されるようになっている。この発電用空気供給路7
7は、燃料電池セル集合体12の長手方向に沿って形成されている。さらに、その下方側
であり且つ燃料電池セル集合体12の下方側に対応する位置に、発電室10内の燃料電池
セル集合体12の各燃料電池セルユニット16に向けて発電用空気を吹き出すための複数
の吹出口78a,78bが形成されている。これらの吹出口78a,78bから吹き出さ
れた発電用空気は、各燃料電池セルユニット16の外側に沿って、下方から上方へ流れる
ようになっている。
熱交換器22と改質器20の間には、図6に示すように、断熱層81が形成されている
。断熱層81は、熱交換器底面22bに沿って、熱交換器22に燃焼ガスが流入する燃焼
ガス流入口22aの下端から燃焼ガスを排出するための燃焼ガス排出管82の下端まで形
成され、燃焼室18内で発生した燃焼ガスから熱交換器22への熱伝達を抑制するように
構成されている。断熱層81は、燃焼ガスの熱が熱交換器22の外表面から伝熱されて熱
交換器22の内部に至るのを抑制する機能を有すればよく、その態様は燃焼ガスの温度や
熱交換器22の外側を形成する部材の材質や厚みによって様々なものが選択されうる。従
って、断熱層81は、金属板によって囲われた空間内に空気のみを充填した空気層として
形成してもよく、金属板によって囲われた空間内に断熱部材を配置してもよい。
続いて、燃料ガスと発電用空気とが燃焼して生成される燃焼ガスを排出するための構造
を説明する。燃料電池セルユニット16の上方にある燃焼室18では、発電反応に使用さ
れなかった燃料ガスと発電用空気とが燃焼することで、燃焼ガスが発生する。この燃焼ガ
スは、燃焼室18内を上昇し整流板21に至る。整流板21には、図6に示すように、開
口21aが設けられており、開口21a内に燃焼ガスが導かれる。この開口21aを通った
燃焼ガスは、断熱層81の下方領域に設けられた排気通路200を通って熱交換器22の
燃焼ガス流入口22aに至る。排気通路200内には、発電用空気導入管74の対応する
領域に、燃焼ガスが淀むように熱溜部205が形成されている。熱交換器22内には、燃
焼ガスを排出するための複数の燃焼ガス配管70(燃焼ガス流路)が設けられている。こ
れらの燃焼ガス配管70の下流端側には、燃焼ガス排出管82が接続され、燃焼ガスが外
部に排出されるようになっている。
このように熱交換器22と改質器20との間に断熱層81を設けたことにより、燃焼ガ
スが熱交換器22の燃焼ガス流入口22aに流入するまでに、熱交換器22への熱伝達を
抑制することができる。その結果、燃焼ガスを高温の状態で熱交換器22へ流入させるこ
とができ、発電用空気と燃焼ガスとの熱交換効率を向上させることができる。これにより
、発電用空気を高温の状態でモジュール室内に供給することができるので、改質器20を
早期に水蒸気改質の可能な温度に上昇させ、部分酸化改質反応に起因する改質器の過昇温
を抑制することができる。
さらに、断熱層81は、空気の対流を防止する断熱材により形成しても良い。具体的に
、空気の対流を防止する断熱材としては、例えば真空断熱層やシリカ系材料の断熱材を用
いることができる。このように構成することにより、断熱層81を空気の断熱層で設けた
ものよりも、断熱性能を向上させることができるので、燃焼ガスをより高温の状態で熱交
換器に供給することができ、発電用酸化剤ガスとの熱交換効率を高めることができる。
なお、本実施形態において、断熱層81は、燃焼ガス流入口22aの下端から燃焼ガス
排出管82の下端まで形成されているが、熱交換器22bの下方領域の少なくとも一部に
断熱材を形成するように構成しても良い。例えば、発電用空気導入管74に対応する領域
にのみ、断熱材を形成してもよい。
このように発電用空気導入管74に対応する領域に断熱層81を構成することにより、
発電用空気導入管74より流入する低温の発電用酸化剤ガスが、高温の燃焼室内に熱伝達
することを防ぐことができるので、モジュール室内を高温に維持することができ、改質器
の温度を上昇させることができる。その結果、改質器における部分酸化改質反応を抑え、
過昇温を抑制することができる。
続いて、図7を参照しながら燃料電池セルユニット16について説明する。図7は、本
実施形態の燃料電池セルユニット16を示す部分断面図である。
図7に示すように、燃料電池セルユニット16は、燃料電池セル84と、この燃料電池
セル84の上下方向端部にそれぞれ接続された内側電極端子86とを備えている。
燃料電池セル84は、上下方向に延びる管状構造体であり、内部に燃料ガス流路88を
形成する円筒形の内側電極層90と、円筒形の外側電極層92と、内側電極層90と外側
電極層92との間にある電解質層94とを備えている。この内側電極層90は、燃料ガス
が通過する燃料極であり、(−)極となり、一方、外側電極層92は、空気と接触する空
気極であり、(+)極となっている。
燃料電池セルユニット16の上端側と下端側に取り付けられた内側電極端子86は、同
一構造であるため、ここでは、上端側に取り付けられた内側電極端子86について具体的
に説明する。内側電極層90の上部90aは、電解質層94と外側電極層92に対して露
出された外周面90bと上端面90cとを備えている。内側電極端子86は、導電性のシ
ール材96を介して内側電極層90の外周面90bと接続され、さらに、内側電極層90
の上端面90cとは直接接触することにより、内側電極層90と電気的に接続されている
。内側電極端子86の中心部には、内側電極層90の燃料ガス流路88と連通する燃料ガ
ス流路98が形成されている。
内側電極層90は、例えば、Niと、CaやY、Sc等の希土類元素から選ばれる少な
くとも一種をドープしたジルコニアとの混合体、Niと、希土類元素から選ばれる少なく
とも一種をドープしたセリアとの混合体、Niと、Sr、Mg、Co、Fe、Cuから選
ばれる少なくとも一種をドープしたランタンガレードとの混合体、の少なくとも一種から
形成される。
電解質層94は、例えば、Y、Sc等の希土類元素から選ばれる少なくとも一種をドー
プしたジルコニア、希土類元素から選ばれる少なくとも一種をドープしたセリア、Sr、
Mgから選ばれる少なくとも一種をドープしたランタンガレート、の少なくとも一種から
形成される。
外側電極層92は、例えば、Sr、Caから選ばれた少なくとも一種をドープしたラン
タンマンガナイト、Sr、Co、Ni、Cuから選ばれた少なくとも一種をドープしたラ
ンタンフェライト、Sr、Fe、Ni、Cuから選ばれた少なくとも一種をドープしたラ
ンタンコバルタイト、銀、などの少なくとも一種から形成される。
続いて、図8を参照しながら燃料電池セルスタック14について説明する。図8は、本
発実施形態の燃料電池セルスタック14を示す斜視図である。
図8に示すように、燃料電池セルスタック14は、16本の燃料電池セルユニット16
を備え、これらの燃料電池セルユニット16の下端側及び上端側が、それぞれ、セラミッ
ク製の燃料ガスタンク上板68a及び上支持板100により支持されている。これらの燃
料ガスタンク上板68a及び上支持板100には、内側電極端子86が貫通可能な貫通穴
がそれぞれ形成されている。
さらに、燃料電池セルユニット16には、集電体102及び外部端子104が取り付け
られている。この集電体102は、燃料極である内側電極層90に取り付けられた内側電
極端子86と、隣接する燃料電池セルユニット16の空気極である外側電極層92の外周
面とを電気的に接続するものである。
さらに、燃料電池セルスタック14の端に位置する2個の燃料電池セルユニット16の
上側端及び下側端の内側電極端子86には、それぞれ外部端子104が接続されている。
これらの外部端子104は、隣接する燃料電池セルスタック14の端にある燃料電池セル
ユニット16の外部端子104に接続され、160本の燃料電池セルユニット16の全て
が直列接続されるようになっている。
続いて、上述した燃料電池モジュール2を含む固体電解質形燃料電池装置について、図
13及び図12を参照しながら説明する。図11は、燃料電池モジュール2を含む固体電
解質形燃料電池装置を示す全体構成図である。図12は、図11に示す固体電解質形燃料
電池装置の制御的な構成を示すブロック構成図である。図11に示すように、固体電解質
形燃料電池1は、燃料電池モジュール2と、補機ユニット4を備えている。
燃料電池モジュール2は、ハウジング6を備えている。このハウジング6内部には、断
熱材30(図5参照)に囲まれて密封空間8が形成されている。この密封空間8の下方部
分である発電室10には、燃料ガスと酸化剤ガス(空気)とにより発電反応を行う燃料電
池セル集合体12が配置されている。
この燃料電池セル集合体12は、10個の燃料電池セルスタック14を備えている。こ
の燃料電池セルスタック14は、16本の燃料電池セルユニット16(単セル、図7参照
)から構成されている。燃料電池セル集合体12は、160本の燃料電池セルユニット1
6を有し、これらの燃料電池セルユニット16の全てが直列接続されている。
燃料電池モジュール2の密封空間8の上述した発電室10の上方には、燃焼室18が形
成されている。この燃焼室18で、発電反応に使用されなかった残余の燃料ガスと残余の
酸化剤ガス(空気)とが燃焼し、燃焼ガス(排気ガス)を生成するようになっている。
この燃焼室18の上方には、被改質ガスを改質して燃料ガスを生成する改質器20が配
置されている。上述した燃焼ガスの燃焼熱によって、改質器20を改質反応が可能な温度
となるように加熱している。さらに、この改質器20の上方には、燃焼ガスの熱により外
部から導入される酸化剤ガス(発電用空気)を加熱する熱交換器22が配置されている。
補機ユニット4は、水道等の水供給源24からの水を貯水してフィルターにより純水と
する純水タンク26と、この貯水タンクから供給される水の流量を調整する水流量調整ユ
ニット28(本発明の水供給手段に相当する。モータで駆動される「水ポンプ」等を含む
。)を備えている。また、補機ユニット4は、都市ガス等の燃料供給源30から供給され
た燃料ガスを遮断するガス遮断弁32と、燃料ガスから硫黄を除去するための脱硫器36
と、燃料ガスの流量を調整する燃料流量調整ユニット38(本発明の燃料ガス供給手段に
相当する。モータで駆動される「燃料ポンプ」等を含む。)を備えている。
さらに、補機ユニット4は、空気供給源40から供給される酸化剤ガスである空気を遮
断する電磁弁42と、空気の流量を調整する改質用空気流量調整ユニット44(本発明の
改質用酸化剤ガス供給手段に相当する。モータで駆動される「空気ブロア」等を含む。)
及び発電用空気流量調整ユニット45(本発明の発電用酸化剤ガス供給手段に相当する。
モータで駆動される「空気ブロア」等を含む。)と、改質器20に供給される改質用空気
を加熱する第1ヒーター46と、発電室に供給される発電用空気を加熱する第2ヒーター
48とを備えている。これらの第1ヒーター46と第2ヒーター48は、起動時の昇温を
効率よく行うために設けられているが、省略しても良い。
燃料電池モジュール2には、排気ガスが供給される温水製造装置50が接続されている
。この温水製造装置50には、水供給源24から水道水が供給され、この水道水が排気ガ
スの熱により温水となり、図示しない外部の給湯器の貯湯タンクへ供給されるようになっ
ている。燃料電池モジュール2には、燃料ガスの供給量等を制御するための制御ボックス
52が取り付けられている。燃料電池モジュール2には、燃料電池モジュールにより発電
された電力を外部に供給するための電力取出部(電力変換部)であるインバーター54が
接続されている。
図12に示すように、固体電解質形燃料電池1は、制御部110(本発明の制御手段に
相当する)を備えている。この制御部110には、使用者が操作するための「ON」や「
OFF」等の操作ボタンを備えた操作装置112、発電出力値(ワット数)等の種々のデ
ータを表示するための表示装置114、及び、異常状態のとき等に警報(ワーニング)を
発する報知装置116が接続されている。なお、この報知装置116は、遠隔地にある管
理センタに接続され、この管理センタに異常状態を通知するようなものであっても良い。
制御部110には、以下に説明する種々のセンサーからの信号が入力されるようになっ
ている。可燃ガス検出センサー120は、ガス漏れを検知するためのもので、燃料電池モ
ジュール2及び補機ユニット4に取り付けられている。CO検出センサー122は、本来
燃焼ガス排出室80等を経て外部に排出される排気ガス中のCOが、燃料電池モジュール
2及び補機ユニット4を覆う外部ハウジング(図示せず)へ漏れたかどうかを検知するた
めのものである。貯湯状態検出センサー124は、図示しない給湯器におけるお湯の温度
や水量を検知するためのものである。
電力状態検出センサー126は、インバーター54及び分電盤(図示せず)の電流及び
電圧等を検知するためのものである。電力状態検出センサー126は、開回路電圧も検出
できるように構成されている。発電用空気流量検出センサー128は、発電室10に供給
される発電用空気の流量を検出するためのものである。改質用空気流量センサー130は
、改質器20に供給される改質用空気の流量を検出するためのものである。燃料流量セン
サー132は、改質器20に供給される燃料ガスの流量を検出するためのものである。
水流量センサー134は、改質器20に供給される純水(水蒸気)の流量を検出するた
めのものである。水位センサー136は、純水タンク26の水位を検出するためのもので
ある。圧力センサー138は、改質器20の外部の上流側の圧力を検出するためのもので
ある。排気温度センサー140は、温水製造装置50に流入する排気ガスの温度を検出す
るためのものである。
発電室温度センサー142(本発明の温度取得手段に相当する)は、燃料電池セル集合
体12の近傍の前面側と背面側に設けられ、燃料電池セルスタック14の近傍の温度を検
出して、燃料電池セルスタック14(即ち燃料電池セル84自体)の温度を推定するため
のものである。
燃焼室温度センサー144(本発明の温度取得手段に相当する)は、燃焼室18の温度
を検出するためのものである。燃焼室温度センサー144は、燃料電池セル集合体12と
点火装置83との間に設けられている。燃焼室温度センサー144は、燃料電池セル84
に点火されたか否かを判断するための点火確認用の温度センサーとしても機能している。
排気ガス室温度センサー146は、燃焼ガス排出室の排気ガスの温度を検出するためのも
のである。
改質器温度センサー148は、改質器20の温度を検出するためのものである。改質器温度センサー148は、改質器の側面に設けられている。具体的な構成については後述する。
外気温度センサー150は、固体電解質形燃料電池(SOFC)が屋外に配
置された場合、外気の温度を検出するためのものである。また、外気の湿度等を測定する
センサーを設けるようにしても良い。
これらのセンサー類からの信号は、制御部110に送られる。制御部110は、これら
の信号によるデータに基づき、水流量調整ユニット28、燃料流量調整ユニット38、改
質用空気流量調整ユニット44、発電用空気流量調整ユニット45に、制御信号を送り、
これらのユニットにおける各流量を制御するようになっている。また、制御部110は、
インバーター54に、制御信号を送り、電力供給量を制御するようになっている。
ここで、改質器20及び改質器温度センサー148のより具体的な構成について図1、2、3、9を参照しながら説明する。
改質器20には、改質器温度センサー148の熱電対148aを支持するセンサーホルダー20a(支持伝熱板)を備えている。センサーホルダー20aは改質器20と同じ材料で構成されており、同等の熱伝導性を有する。またセンサーホルダー20aは、改質器温度センサー148の外径より数倍大きな円筒状の形状で、下方側には両側が上方に向かって湾曲する変曲点を有する曲面、例えばU字形状やV字形状の一部を有しており、上方側は下方と連なり上方側を覆う被覆部を備えている。さらにセンサーホルダー20aは、図1におけるB方向の手前側に位置する改質器20の下流側側面に、円筒軸方向が側面に対して垂直になるよう固定されている。
改質器温度センサー148は燃料電池モジュール2のケーシング56のうち、図1におけるB方向の手前側の側面から、同側面対して垂直に、B方向逆向きに伸びた円筒形状の改質器温度センサー挿入管56aを介して燃料電池モジュール2内部へと挿入され、さらに前述したセンサーホルダー20aの円筒内に熱電対148aの先端を挿入し、熱電対148aの先端が改質器20の側面に突き当てられた状態で固定されている。熱電対148aは改質器温度センサー挿入管56aの先端部にねじ固定された金属継手によって固定されており、金属継手は改質器温度センサー挿入管56aと改質器温度センサー148との間隙を塞ぐシーリングとしても機能している。
次に、上述した改質器温度センサー148を支持するセンサーホルダー20aの作用効果について、図9、10を参照しながら説明する。
燃料電池モジュール2の運転中の改質器20は残燃料を燃焼させる燃焼室18内に配置されており、常に高温環境下に置かれている。そのため、センサーホルダー20aがない場合、改質器温度センサー148は長期間の運転によるクリープ変形、起動停止時の熱疲労によるによる変形により、燃料電池モジュール2のケーシング56と改質器20の側面との間で徐々に垂れ下がってしまい、最終的には改質器20の側面から改質器温度センサー148が離れてしまい改質器20の温度を検知することができなくことが懸念される(図9bの状態)。
しかしながら、センサーホルダー20aを配置することにより改質器温度センサー148が垂れ下がる環境下においてもセンサーホルダー20aが熱電対148aの先端を下方側から支持し、垂れ下がりを防止することができる(図9aの状態)。さらに、センサーホルダー20aは改質器と同じ材質で同等の熱伝導性を有するため、改質器20と一体化されたセンサーホルダー20aと接触してさえいれば改質器の温度を正確に測定できる。さらに、両側が上方に向かって湾曲する変曲点を有するため、クリープ変形や熱疲労による変形などによって熱電対148aが垂れ下がろうとしても、垂れ下がる方向は変曲点に向かうよう規制されるため、検知する位置がずれることを抑制することができ、温度検知結果のバラツキを抑制することができる。さらに加えて、温度センサー先端をセンサーホルダー20aにより被覆するため、燃焼ガスからの熱伝達の影響を極力抑えることができるため、変形を抑制することができる。このようにして、センサーホルダー20aによって、温度検知の信頼性を大きく向上することができる。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこ
れらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計
変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例え
ば、前述した各具体例が備える各要素およびその配置、材料、条件、形状、サイズなどは
、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した各
実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、こ
れらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
2 燃料電池モジュール
10 発電室
12 燃料電池セル集合体
14 燃料電池セルスタック
16 燃料電池セルユニット
18 燃焼室
20 改質器
20a センサーホルダー(支持伝熱板)
21 整流板
21a 開口
22 熱交換器
22a 燃焼ガス流入口
22b 熱交換器底面
23 蒸発混合器
80 断熱材
81 断熱層
200 排気通路
205 熱溜部
56 ケーシング
56a 改質器温度センサー挿入管
60 被改質ガス供給管
62 水供給管
66 燃料供給管
66a 下端側
68 燃料ガスタンク
68a 燃料ガスタンク上板
70 燃焼ガス配管
71 乱流生成部材
71a 端部
71b 端部
72 発電用空気流路
74 発電用空気導入管
76 連絡流路
76a 出口ポート
77 発電用空気供給路
78a,78b 吹出口
82 燃焼ガス排出管
84 燃料電池セル
86 内側電極端子
88 燃料ガス流路
90 内側電極層
90a 上部
90b 外周面
90c 上端面
92 外側電極層
94 電解質層
96 シール材
98 燃料ガス流路
100 上支持板
102 集電体
104 外部端子
148 改質器温度センサー
148a 熱電対

Claims (3)

  1. 固体酸化物型燃料電池装置において、
    表面がカソード電極で、内部がアノード電極となるよう、内部に燃料ガス通路が形成された燃料電池セルと、その燃料電池セルを内部に収納する燃料電池モジュールと、
    前記燃料電池モジュール内に配置され、被改質ガスと酸化剤ガスを化学反応させること
    により被改質ガスを部分酸化改質する改質反応及び、被改質ガスと水蒸気を化学反応させ
    る水蒸気改質反応の双方によって水素を含む燃料ガスを生成可能な改質器と、
    前記燃料電池モジュール内に配置され、前記燃料電池セルを通過した残余の燃料ガスを
    燃焼させて発生した燃焼ガスにより、前記改質器を加熱する燃焼室と、
    前記改質器に被改質ガスを供給することにより、前記改質器で改質された燃料ガスを前
    記燃料電池セルに送り込む燃料ガス供給手段と、
    前記改質器に改質用の水を供給する水供給手段と、
    前記燃料電池セルに発電用の酸化剤ガスを供給する発電用酸化剤ガス供給手段と、
    前記燃料電池モジュール内の温度を取得する温度取得手段と、
    前記温度取得手段が取得した前記燃料電池モジュール内の温度に基づいて、前記燃料供
    給手段、前記水供給手段、及び前記発電用酸化剤ガス供給手段を制御し、前記燃料電池セルスタックを発電可能な温度まで昇温させる起動制御を実行する制御手段と、を備え、
    前記温度取得手段は前記改質器の温度を検知する改質器温度センサーを備え、
    前記改質器温度センサーは熱電対を前記燃料電池モジュールの側面から挿入して前記改質器の側面に押し当てるよう配設された改質器の側面の温度を検知するものであり、
    前記改質器の側面にはさらに前記熱電対の下方に配置され、前記熱電対を支持するとともに前記改質器の温度を前記熱電対に伝熱する支持伝熱板が配設されていることを特徴とする固体酸化物型燃料電池装置。
  2. 前記支持伝熱板は、両側が上方に向かって湾曲する変曲点を有する形状をしており、前記熱電対を下方から支持することを特徴とする請求項1に記載の固体酸化物型燃料電池装置。
  3. 前記支持伝熱板はさらに、上方を覆う被覆部を有し、前記熱電対を囲う筒形状を呈していることを特徴とする請求項2に記載の固体酸化物型燃料電池装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016062824A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 Toto株式会社 固体酸化物形燃料電池装置
JP2017098146A (ja) * 2015-11-26 2017-06-01 京セラ株式会社 モジュールおよびモジュール収容装置
CN114944501A (zh) * 2022-04-22 2022-08-26 哈尔滨工业大学(深圳) 板式sofc电池的分区性能测试装置及其装配方法、测试方法

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CN114944501B (zh) * 2022-04-22 2022-12-27 哈尔滨工业大学(深圳) 板式sofc电池的分区性能测试装置及其装配方法、测试方法

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