JP2011061354A - 画像形成装置制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ソフトウェアを使うプロトコルを有効に設定しながらも、CPUの電源を遮断して最大の節電効果を得ることができる画像形成装置制御システムを提供する。
【解決手段】第2の画像形成装置2が、スリープ状態に入っているとき、第1の画像形成装置1のソフトウェアフィルタが、第2の特定のプロトコルに規定されるデータを検出し、第1の画像形成装置1が、この検出されたデータを第2の画像形成装置2に送ることが相当であるとこの検出されたデータの内容に基づいて判断すると、第1の画像形成装置1は、第2の画像形成装置2に対してスリープ状態を解除するように命令すると共に検出されたデータを第2の画像形成装置2に送る。
【選択図】図1
【解決手段】第2の画像形成装置2が、スリープ状態に入っているとき、第1の画像形成装置1のソフトウェアフィルタが、第2の特定のプロトコルに規定されるデータを検出し、第1の画像形成装置1が、この検出されたデータを第2の画像形成装置2に送ることが相当であるとこの検出されたデータの内容に基づいて判断すると、第1の画像形成装置1は、第2の画像形成装置2に対してスリープ状態を解除するように命令すると共に検出されたデータを第2の画像形成装置2に送る。
【選択図】図1
Description
この発明は、複数の画像形成装置を制御する画像形成装置制御システムに関する。
従来、第1の画像形成装置制御システムとしては、特開2005−39466号公報(特許文献1)に示されるように、LAN経由で、第1〜第3のMFP(画像形成装置)が接続されている。第1のMFPが、第2、第3のMFPの電源を制御する。第1のMFPの電源を手動によりOFFにすると、LAN経由で電源をOFFにした情報を第2、第3のMFPに伝搬する。この情報を受け取った第2、第3のMFPは、自らの電源をOFFにする。これにより、システム全体の電源をOFFすることができる。
また、第2の画像形成装置制御システムとしては、特開2002−244833号公報(特許文献2)に示されるように、プリンタ(画像形成装置)からの代行処理要求を受けてプリンタ制御装置が代行処理を開始し、電源を遮断してプリンタが省電力モードとなる。プリンタ制御装置は、パケットを代行処理し、印刷要求を受けると、プリンタの電源を投入して、プリンタが起動モードになると、当該印刷要求を転送して、代行処理を終了する。
また、第3の画像形成装置制御システムとしては、特開2004−334792号公報(特許文献3)に示されるように、UPnP規格に準拠するサービス提供デバイスでシステムが構築される場合に、プリンタ(画像形成装置)の通信処理部が所定時間、サービス提供が実行されていない状態を検出した場合に、プリンタが提供する通信機能を制限し、該制限された通信機能をプロキシにて代行させて、プリンタコントローラ等を含むエンジン部等の電力供給を制限する節電モードへ移行させ、以後、プロキシがプリンタに代わり、プリンタに対する通信機能を代行する。
ここで、特定の印刷業を除いて、事務所に設置されている画像形成装置は、待機時間が長く、一日の消費電力の割合は、印刷ジョブ中よりも待機中や印刷以外のジョブ中の消費電力が高くなっている。このため、印刷ジョブ中の消費電力だけでなく、省電力モード時の消費電力の削減が求められている。
トランスポート層以下のプロトコルについては、ハードウェアフィルタで自分宛てを判定できるので、省電力モード中にCPUの電源を遮断しておいて、ハードウェアフィルタが画像形成装置へのパケットを検出すると、CPUの電源を起動してネットワーク処理を実行する。アプリケーション層のプロトコルについては、ソフトウェアフィルタでしか判定できないものがある、ソフトウェアフィルタが必要な場合は、CPUの電源を遮断できず、節電効果が小さくなる問題がある。
しかしながら、上記従来の画像形成装置制御システムでは、スリープ中にCPUを遮断できる画像形成装置において、ソフトウェアフィルタでの解析が必要なプロトコルを有効に設定すると、CPUが遮断されないので、十分な節電効果が得られない問題がある。一方、ソフトウェアフィルタでの解析が必要なプロトコルを無効にすると、使える機能が限定されて利便性が損なわれる問題がある。
そこで、この発明の課題は、ソフトウェアを使うプロトコルを有効に設定しながらも、CPUの電源を遮断して最大の節電効果を得ることができる画像形成装置制御システムを提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の画像形成装置制御システムは、
互いにネットワークを介して接続される第1の画像形成装置と第2の画像形成装置とを備え、
上記第1の画像形成装置および上記第2の画像形成装置は、それぞれ、集積回路と中央演算処理部とを有し、
上記第1の画像形成装置の上記集積回路および上記第2の画像形成装置の上記集積回路のうちの少なくとも上記第2の画像形成装置の上記集積回路は、第1の特定のプロトコルに規定されるデータをハードウェア処理によって検出するハードウェアフィルタを含み、
上記第1の画像形成装置の上記中央演算処理部および上記第2の画像形成装置の上記中央演算処理部は、上記ハードウェアフィルタによって検出できない第2の特定のプロトコルに規定されるデータをソフトウェア処理によって検出するソフトウェアフィルタを含み、
上記第2の画像形成装置は、この第2の画像形成装置のソフトウェアフィルタを停止し、この第2の画像形成装置の中央演算処理部の電源を遮断して、スリープ状態に入ることが可能であり、
上記第2の画像形成装置が、スリープ状態に入っているとき、上記第1の画像形成装置の上記ソフトウェアフィルタが、上記第2の特定のプロトコルに規定されるデータを検出し、上記第1の画像形成装置が、この検出されたデータを上記第2の画像形成装置に送ることが相当であるとこの検出されたデータの内容に基づいて判断すると、上記第1の画像形成装置は、上記第2の画像形成装置に対してスリープ状態を解除するように命令すると共に上記検出されたデータを上記第2の画像形成装置に送ることを特徴としている。
互いにネットワークを介して接続される第1の画像形成装置と第2の画像形成装置とを備え、
上記第1の画像形成装置および上記第2の画像形成装置は、それぞれ、集積回路と中央演算処理部とを有し、
上記第1の画像形成装置の上記集積回路および上記第2の画像形成装置の上記集積回路のうちの少なくとも上記第2の画像形成装置の上記集積回路は、第1の特定のプロトコルに規定されるデータをハードウェア処理によって検出するハードウェアフィルタを含み、
上記第1の画像形成装置の上記中央演算処理部および上記第2の画像形成装置の上記中央演算処理部は、上記ハードウェアフィルタによって検出できない第2の特定のプロトコルに規定されるデータをソフトウェア処理によって検出するソフトウェアフィルタを含み、
上記第2の画像形成装置は、この第2の画像形成装置のソフトウェアフィルタを停止し、この第2の画像形成装置の中央演算処理部の電源を遮断して、スリープ状態に入ることが可能であり、
上記第2の画像形成装置が、スリープ状態に入っているとき、上記第1の画像形成装置の上記ソフトウェアフィルタが、上記第2の特定のプロトコルに規定されるデータを検出し、上記第1の画像形成装置が、この検出されたデータを上記第2の画像形成装置に送ることが相当であるとこの検出されたデータの内容に基づいて判断すると、上記第1の画像形成装置は、上記第2の画像形成装置に対してスリープ状態を解除するように命令すると共に上記検出されたデータを上記第2の画像形成装置に送ることを特徴としている。
この発明の画像形成装置制御システムによれば、上記第2の画像形成装置が、スリープ状態に入っているとき、上記第1の画像形成装置の上記ソフトウェアフィルタが、上記第2の特定のプロトコルに規定されるデータを検出し、上記第1の画像形成装置が、この検出されたデータを上記第2の画像形成装置に送ることが相当であるとこの検出されたデータの内容に基づいて判断すると、上記第1の画像形成装置は、上記第2の画像形成装置に対してスリープ状態を解除するように命令すると共に上記検出されたデータを上記第2の画像形成装置に送るので、待機中、第2の画像形成装置の中央演算処理部の電源を遮断して、この中央演算処理部をスリープ状態にすることで、最大の節電効果を得ることができる。また、スリープ状態の第2の画像形成装置に対して第2の特定のプロトコルに規定されるデータが送られても、第1の画像形成装置が、このデータを検出し、第2の画像形成装置のスリープ状態を解除して、第2の画像形成装置に対してこのデータを送ることで、第2の画像形成装置に対して第2の特定のプロトコルを無効に設定する必要がなくて、第2の特定のプロトコルに規定される機能を限定せずに、利便性が損なわれない。
また、一実施形態の画像形成装置制御システムでは、
上記第1の画像形成装置および上記第2の画像形成装置に互いにネットワークを介して接続される第3の画像形成装置を有し、
上記第3の画像形成装置は、上記ハードウェアフィルタを含む集積回路と、上記ソフトウェアフィルタを含む中央演算処理部とを有し、
上記第3の画像形成装置は、この第3の画像形成装置のソフトウェアフィルタを停止し、この第3の画像形成装置の中央演算処理部の電源を遮断して、スリープ状態に入ることが可能であり、
上記第2、上記第3の画像形成装置が、スリープ状態に入っているとき、上記第1の画像形成装置の上記ソフトウェアフィルタが、上記第2の特定のプロトコルに規定されるデータを検出し、上記第1の画像形成装置が、この検出されたデータを上記第2の画像形成装置に送ることが相当であるとこの検出されたデータの内容に基づいて判断すると、上記第1の画像形成装置は、上記第2の画像形成装置に対してスリープ状態を解除するように命令する一方、上記第3の画像形成装置に対してスリープ状態を維持させる。
上記第1の画像形成装置および上記第2の画像形成装置に互いにネットワークを介して接続される第3の画像形成装置を有し、
上記第3の画像形成装置は、上記ハードウェアフィルタを含む集積回路と、上記ソフトウェアフィルタを含む中央演算処理部とを有し、
上記第3の画像形成装置は、この第3の画像形成装置のソフトウェアフィルタを停止し、この第3の画像形成装置の中央演算処理部の電源を遮断して、スリープ状態に入ることが可能であり、
上記第2、上記第3の画像形成装置が、スリープ状態に入っているとき、上記第1の画像形成装置の上記ソフトウェアフィルタが、上記第2の特定のプロトコルに規定されるデータを検出し、上記第1の画像形成装置が、この検出されたデータを上記第2の画像形成装置に送ることが相当であるとこの検出されたデータの内容に基づいて判断すると、上記第1の画像形成装置は、上記第2の画像形成装置に対してスリープ状態を解除するように命令する一方、上記第3の画像形成装置に対してスリープ状態を維持させる。
この実施形態の画像形成装置制御システムによれば、上記第2、上記第3の画像形成装置が、スリープ状態に入っているとき、上記第1の画像形成装置の上記ソフトウェアフィルタが、上記第2の特定のプロトコルに規定されるデータを検出し、上記第1の画像形成装置が、この検出されたデータを上記第2の画像形成装置に送ることが相当であるとこの検出されたデータの内容に基づいて判断すると、上記第1の画像形成装置は、上記第2の画像形成装置に対してスリープ状態を解除するように命令する一方、上記第3の画像形成装置に対してスリープ状態を維持させるので、第1の画像形成装置は、必要な第2の画像形成装置のみのスリープ状態を解除させて、一層最大の節電効果を得ることができる。
また、一実施形態の画像形成装置制御システムでは、
上記第1の画像形成装置および上記第2の画像形成装置に互いにネットワークを介して接続される第3の画像形成装置を有し、
上記第3の画像形成装置は、上記ハードウェアフィルタを含む集積回路と、上記ソフトウェアフィルタを含む中央演算処理部とを有し、
上記第3の画像形成装置は、上記ソフトウェアフィルタを停止し、上記中央演算処理部の電源を遮断して、スリープ状態に入ることが可能であり、
上記第2、上記第3の画像形成装置が、スリープ状態に入っているとき、上記第1の画像形成装置の上記ソフトウェアフィルタが、上記第2の特定のプロトコルに規定されるデータを検出し、上記第1の画像形成装置が、この検出されたデータを上記第2、上記第3の画像形成装置に送ることが相当であるとこの検出されたデータの内容に基づいて判断すると、上記第1の画像形成装置は、上記第2、上記第3の画像形成装置に対してスリープ状態を解除するように命令すると共に上記検出されたデータを上記第2、上記第3の画像形成装置に送る。
上記第1の画像形成装置および上記第2の画像形成装置に互いにネットワークを介して接続される第3の画像形成装置を有し、
上記第3の画像形成装置は、上記ハードウェアフィルタを含む集積回路と、上記ソフトウェアフィルタを含む中央演算処理部とを有し、
上記第3の画像形成装置は、上記ソフトウェアフィルタを停止し、上記中央演算処理部の電源を遮断して、スリープ状態に入ることが可能であり、
上記第2、上記第3の画像形成装置が、スリープ状態に入っているとき、上記第1の画像形成装置の上記ソフトウェアフィルタが、上記第2の特定のプロトコルに規定されるデータを検出し、上記第1の画像形成装置が、この検出されたデータを上記第2、上記第3の画像形成装置に送ることが相当であるとこの検出されたデータの内容に基づいて判断すると、上記第1の画像形成装置は、上記第2、上記第3の画像形成装置に対してスリープ状態を解除するように命令すると共に上記検出されたデータを上記第2、上記第3の画像形成装置に送る。
この実施形態の画像形成装置制御システムによれば、上記第2、上記第3の画像形成装置が、スリープ状態に入っているとき、上記第1の画像形成装置の上記ソフトウェアフィルタが、上記第2の特定のプロトコルに規定されるデータを検出し、上記第1の画像形成装置が、この検出されたデータを上記第2、上記第3の画像形成装置に送ることが相当であるとこの検出されたデータの内容に基づいて判断すると、上記第1の画像形成装置は、上記第2、上記第3の画像形成装置に対してスリープ状態を解除するように命令すると共に上記検出されたデータを上記第2、上記第3の画像形成装置に送るので、待機中、第2、第3の画像形成装置の中央演算処理部の電源を遮断して、この中央演算処理部をスリープ状態にすることで、最大の節電効果を得ることができる。また、スリープ状態の第2、第3の画像形成装置に対して第2の特定のプロトコルに規定されるデータが送られても、第1の画像形成装置が、このデータを検出し、第2、第3の画像形成装置のスリープ状態を解除して、第2、第3の画像形成装置に対してこのデータを送ることで、第2、第3の画像形成装置に対して第2の特定のプロトコルを無効に設定する必要がなくて、第2の特定のプロトコルに規定される機能を限定せずに、利便性が損なわれない。
また、一実施形態の画像形成装置制御システムでは、
上記第1の画像形成装置の設置場所と、上記第2の画像形成装置の設置場所とが、交換されたとき、上記第1の画像形成装置は、上記第1の画像形成装置において設定された情報と、上記第2の画像形成装置において設定された情報とを、交換するように、上記第2の画像形成装置に命令する。
上記第1の画像形成装置の設置場所と、上記第2の画像形成装置の設置場所とが、交換されたとき、上記第1の画像形成装置は、上記第1の画像形成装置において設定された情報と、上記第2の画像形成装置において設定された情報とを、交換するように、上記第2の画像形成装置に命令する。
この実施形態の画像形成装置制御システムによれば、上記第1の画像形成装置の設置場所と、上記第2の画像形成装置の設置場所とが、交換されたとき、上記第1の画像形成装置は、上記第1の画像形成装置において設定された情報と、上記第2の画像形成装置において設定された情報とを、交換するように、上記第2の画像形成装置に命令するので、第1の画像形成装置の設置場所と第2の画像形成装置の設置場所とを交換したとき、各設置場所における情報を、第1の画像形成装置と第2の画像形成装置との間で交換できて、ユーザの使い勝手がよくなる。
また、一実施形態の画像形成装置制御システムでは、上記第1の画像形成装置および上記第2の画像形成装置は、上記第1の画像形成装置の利用履歴および上記第2の画像形成装置の利用履歴に基づいて、上記第1の画像形成装置の設置場所が、上記第2の画像形成装置の設置場所よりも、上記第2の特定のプロトコルに規定されるデータを利用する頻度が高い場所となるように、設置される。
この実施形態の画像形成装置制御システムによれば、上記第1の画像形成装置および上記第2の画像形成装置は、上記第1の画像形成装置の利用履歴および上記第2の画像形成装置の利用履歴に基づいて、上記第1の画像形成装置の設置場所が、上記第2の画像形成装置の設置場所よりも、上記第2の特定のプロトコルに規定されるデータを利用する頻度が高い場所となるように、設置されるので、上記第1の画像形成装置および上記第2の画像形成装置を、上記第1の画像形成装置の設置場所が、上記第2の画像形成装置の設置場所よりも、上記第2の特定のプロトコルに規定されるデータを利用する頻度が低い場所となるように、設置する場合に比べて、節電効果が大きくなる。
この発明の画像形成装置制御システムによれば、上記第2の画像形成装置が、スリープ状態に入っているとき、上記第1の画像形成装置の上記ソフトウェアフィルタが、上記第2の特定のプロトコルに規定されるデータを検出し、上記第1の画像形成装置が、この検出されたデータを上記第2の画像形成装置に送ることが相当であるとこの検出されたデータの内容に基づいて判断すると、上記第1の画像形成装置は、上記第2の画像形成装置に対してスリープ状態を解除するように命令すると共に上記検出されたデータを上記第2の画像形成装置に送るので、ソフトウェアを使うプロトコルを有効に設定しながらも、中央演算処理部の電源を遮断して最大の節電効果を得ることができる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の画像形成装置制御システムの第1実施形態である簡略構成図を示している。図1に示すように、この画像形成装置制御システムは、第1の画像形成装置1と第2の画像形成装置2と第3の画像形成装置3とを有している。
図1は、この発明の画像形成装置制御システムの第1実施形態である簡略構成図を示している。図1に示すように、この画像形成装置制御システムは、第1の画像形成装置1と第2の画像形成装置2と第3の画像形成装置3とを有している。
上記第1、上記第2および上記第3の画像形成装置1,2,3は、例えば、MFP(Multifunction Peripheral:多機能画像形成装置)である。第1、第2および第3の画像形成装置1,2,3は、互いにネットワークNを介して接続される。このネットワークNは、LANやインターネットを含む。
図2Aに示すように、上記第2の画像形成装置2は、RJ45トランス2aと、PHY(物理層)2bと、集積回路(ASIC)2cと、中央演算処理部(CPU)2fと、電源管理部2iとを有する。
上記RJ45トランス2aは、RJ45規格のトランスである。上記PHY2bは、物理層のプロトコルである。上記電源管理部2iは、集積回路2cや中央演算処理部2fなどの電源を管理する。
上記集積回路2cは、MAC(媒体アクセス制御)2dとハードウェアフィルタ2eとを有する。MAC2dは、データリンク層のプロトコルに規定される。上記中央演算処理部2fは、ソフトウェアフィルタ2gとプロトコル解析部2hとを有する。
上記ハードウェアフィルタ2eは、第1の特定のプロトコルに規定されるデータをハードウェア処理によって検出する。上記ソフトウェアフィルタ2gは、上記ハードウェアフィルタ2eによって検出できない第2の特定のプロトコルに規定されるデータをソフトウェア処理によって検出する。第1の特定のプロトコルとは、例えば、トランスポート層以下のプロトコルであり、第2の特定のプロトコルとは、例えば、アプリケーション層のプロトコルである。
上記ネットワークNを介して受信された受信フレームは、RJ45トランス2a、PHY2b、MAC2d、ハードウェアフィルタ2eおよびソフトウェアフィルタ2gを、順に通過する。一方、上記中央演算処理部2fから発信された送信フレームは、MAC2d、PHY2bおよびRJ45トランス2aを、順に通過してネットワークNに送信される。
上記ソフトウェアフィルタ2gは、第1の画像形成装置1によって、有効または無効に設定される。上記プロトコル解析部2hは、操作パネルによって、有効または無効に設定される。プロトコル解析部2hは、受信フレームを、第2の特定のプロトコルに従って解析する。
上記中央演算処理部2fは、第1の画像形成装置1によってソフトウェアフィルタ2gを無効にするように設定されると、電源管理部2iに電源を遮断する信号を送り、電源管理部2iは、中央演算処理部2fの電源を遮断する。
上記集積回路2cのハードウェアフィルタ2eは、中央演算処理部2fを起動する命令を含む受信フレームを受信すると、電源管理部2iに電源を起動する信号を送り、電源管理部2iは、中央演算処理部2fの電源を起動する。この中央演算処理部2fの起動により、ソフトウェアフィルタ2gが起動する。
つまり、上記RJ45トランス2a、上記PHY2bおよび上記集積回路2cは、電源を保持する領域Z1に位置し、上記中央演算処理部2fは、電源を遮断する領域Z2に位置する。
図2Bに示すように、上記第3の画像形成装置3は、RJ45トランス3aと、PHY3bと、集積回路3cと、中央演算処理部3fと、電源管理部3iとを有する。集積回路3cは、MAC3dとハードウェアフィルタ3eとを有する。中央演算処理部3fは、ソフトウェアフィルタ3gとプロトコル解析部3hとを有する。この第3の画像形成装置3の構成は、図2Aに示す上記第2の画像形成装置2の構成と同様である。
図2Cに示すように、上記第1の画像形成装置1は、RJ45トランス1aと、PHY1bと、集積回路1cと、中央演算処理部1fとを有する。集積回路1cは、MAC1dを有する。中央演算処理部1fは、ソフトウェアフィルタ1gとプロトコル解析部1hとを有する。この第1の画像形成装置1の構成は、図2Aに示す上記第2の画像形成装置2の構成と比べて、集積回路1cにハードウェアフィルタが存在しない点、および、電源管理部が存在しない点が相違し、後の構成は、同様である。
上記第1の画像形成装置1は、マスターとして機能し、上記第2、上記第3の画像形成装置2,3は、スレーブとして機能する。つまり、第1の画像形成装置1は、待機中、第2、第3の画像形成装置2,3の中央演算処理部2f,3fの電源を遮断する一方、第1の画像形成装置1の中央演算処理部1fの電源を常時通電する。そして、第1の画像形成装置1(中央演算処理部1f)は、待機中、ネットワークNの監視を行う。
次に、上記構成の画像形成装置制御システムの作用について説明する。
図3Aに示すように、上記第1、上記第2、上記第3の画像形成装置1,2,3のそれぞれの中央演算処理部1f,2f,3fは、起動しており、第1、第2、第3の画像形成装置1,2,3には、ネットワークNを介して、多数のマルチキャストが流れている。第1の画像形成装置1のMACアドレス、IPアドレスをA、Xとし、第2の画像形成装置2のMACアドレス、IPアドレスをB、Yとし、第3の画像形成装置3のMACアドレス、IPアドレスをC、Zとする。
そして、画像形成装置1,2,3が待機状態であるとき、第1の画像形成装置1は、第2、第3の画像形成装置2,3に対して、第2、第3の画像形成装置2,3のソフトウェアフィルタ2g,3gを停止するように命令する。つまり、第1の画像形成装置1は、第2、第3の画像形成装置2,3に対して、ソフトウェアフィルタ2g,3gを無効にする信号を発信する。なお、第2、第3の画像形成装置2,3は、自らソフトウェアフィルタ2g,3gを停止して、この停止信号を第1の画像形成装置1に送信するようにしてもよい。
その後、図3Bに示すように、第2、第3の画像形成装置2,3は、ソフトウェアフィルタ2g,3gを使うプロトコルが有効に設定されていても、ソフトウェアフィルタ2g,3gだけを無効に設定して、ソフトウェアフィルタ2g,3gを停止する。つまり、第2、第3の画像形成装置2,3は、第2の特定のプロトコルに規定されるデータを含む特定のマルチキャストの受付を停止する。
そして、図3Cに示すように、第2、第3の画像形成装置2,3の中央演算処理部2f,3fの電源を遮断して、スリープ状態に入る。つまり、第2、第3の画像形成装置2,3は、スリープ中、ソフトウェアフィルタ2g,3gが必要なプロトコルのフレームがネットワークNに流れていても、中央演算処理部2f,3fを遮断した状態を維持する。このとき、第2、第3の画像形成装置2,3の消費電力は、最小の状態となる。なお、第2、第3の画像形成装置2,3の集積回路2c,3c(ハードウェアフィルタ2e,3e)の電源は、通電されている。
その後、図3Dに示すように、第2、第3の画像形成装置2,3が、スリープ状態に入っているとき、第1の画像形成装置1は、ソフトウェアフィルタ1g,2g,3gが必要なプロトコルのフレームを常時監視している。第1の画像形成装置1のソフトウェアフィルタ1gが、第2の特定のプロトコルに規定されるデータを検出して、第1の画像形成装置1は、この検出されたデータを第2の画像形成装置2に送ることが相当であるとこの検出されたデータの内容に基づいて判断する。
具体的に述べると、この第2の特定のプロトコルに規定されるデータは、外部のパーソナルコンピュータ(以下、外部PCという)5から第1、第2、第3の画像形成装置1,2,3に送られたフレームであり、印刷探索系マルチキャストである。この印刷探索系マルチキャストは、印刷やスキャンやボックス操作などを行う画像形成装置を探索するものであり、過去に最も利用した画像形成装置に送られるものである。第1の画像形成装置1は、第1、第2、第3の画像形成装置1,2,3の中から、それぞれの利用履歴に基づいて、外部PC5が過去に最も利用した画像形成装置を割り出す。この結果、第1の画像形成装置1は、第2の画像形成装置2を割り出す。外部PC5のMACアドレス、IPアドレスをD、Wとする。
その後、図3Eに示すように、第1の画像形成装置1は、第2の画像形成装置2に対してスリープ状態を解除するように命令し、第2の画像形成装置2のハードウェアフィルタ2eがこの命令を検出し、このハードウェアフィルタ2eが、中央演算処理部2fを起動して、この中央演算処理部2fの起動によって、ソフトウェアフィルタ2gが起動する。また、第1の画像形成装置1は、検出されたデータを第2の画像形成装置2に送り、このデータを起動したソフトウェアフィルタ2gにて検出する。一方、第1の画像形成装置1は、第3の画像形成装置3に対してスリープ状態を維持させる。
具体的に述べると、第1の画像形成装置1は、第2の画像形成装置2に、ユニキャストを発行して起動させる。このユニキャストのデータ部には、外部PC5が発行したマルチキャストの全ての情報を格納している。言い換えると、第1の画像形成装置1は、外部PC5から受信したフレームの内容を転記したユニキャストを、第2の画像形成装置2に対して発行する。このユニキャストは、ハードウェアフィルタ2eによって、検出される。
その後、図3Fに示すように、第2の画像形成装置2は、外部PC5に対して、ユニキャストで応答する。
上記構成の画像形成装置制御システムによれば、上記第2の画像形成装置2が、スリープ状態に入っているとき、上記第1の画像形成装置1のソフトウェアフィルタ1gが、第2の特定のプロトコルに規定されるデータを検出し、第1の画像形成装置1が、この検出されたデータを第2の画像形成装置2に送ることが相当であるとこの検出されたデータの内容に基づいて判断すると、第1の画像形成装置1は、第2の画像形成装置2に対してスリープ状態を解除するように命令すると共に検出されたデータを第2の画像形成装置2に送るので、待機中、第2の画像形成装置2の中央演算処理部2fの電源を遮断して、この中央演算処理部2fをスリープ状態にすることで、最大の節電効果を得ることができる。また、スリープ状態の第2の画像形成装置2に対して第2の特定のプロトコルに規定されるデータが送られても、第1の画像形成装置1が、このデータを検出し、第2の画像形成装置2のスリープ状態を解除して、第2の画像形成装置2に対してこのデータを送ることで、第2の画像形成装置2に対して第2の特定のプロトコルを無効に設定する必要がなくて、第2の特定のプロトコルに規定される機能を限定せずに、利便性が損なわれない。
また、第2、第3の画像形成装置2,3が、スリープ状態に入っているとき、第1の画像形成装置1のソフトウェアフィルタ1gが、第2の特定のプロトコルに規定されるデータを検出し、第1の画像形成装置1が、この検出されたデータを第2の画像形成装置2に送ることが相当であるとこの検出されたデータの内容に基づいて判断すると、第1の画像形成装置1は、第2の画像形成装置2に対してスリープ状態を解除するように命令する一方、第3の画像形成装置3に対してスリープ状態を維持させるので、第1の画像形成装置1は、必要な第2の画像形成装置2のみのスリープ状態を解除させて、一層最大の節電効果を得ることができる。
(第2の実施形態)
図4Aは、この発明の画像形成装置制御システムの第2の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第2の実施形態では、第1の画像形成装置が、スリープ状態の第2、第3の画像形成装置に対して、スリープ状態を解除するように命令している。なお、この第2の実施形態において、上記第1の実施形態と同一の部分には、同一の参照番号を付して、詳細な説明を省略する。
図4Aは、この発明の画像形成装置制御システムの第2の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第2の実施形態では、第1の画像形成装置が、スリープ状態の第2、第3の画像形成装置に対して、スリープ状態を解除するように命令している。なお、この第2の実施形態において、上記第1の実施形態と同一の部分には、同一の参照番号を付して、詳細な説明を省略する。
図4Aに示すように、第1、第2、第3の画像形成装置1,2,3、および、外部PC5の構成は、上記第1の実施形態で説明した構成と同様である。そして、第2、第3の画像形成装置2,3が、スリープ状態に入っているとき、第1の画像形成装置1のソフトウェアフィルタ1gが、第2の特定のプロトコルに規定されるデータを検出し、第1の画像形成装置1が、この検出されたデータを第2、第3の画像形成装置2,3に送ることが相当であるとこの検出されたデータの内容に基づいて判断すると、第1の画像形成装置1は、第2、第3の画像形成装置2,3に対してスリープ状態を解除するように命令すると共に検出されたデータを第2、第3の画像形成装置2,3に送る。
次に、上記構成の画像形成装置制御システムの作用について説明する。
まず、第2、第3の画像形成装置2,3がスリープ状態に入るまでの作用は、上記第1の実施形態(図3A〜図3C)にて説明した作用と同様である。
その後、図4Aに示すように、第2、第3の画像形成装置2,3が、スリープ状態に入っているとき、第1の画像形成装置1は、ソフトウェアフィルタ1g,2g,3gが必要なプロトコルのフレームを常時監視している。第1の画像形成装置1のソフトウェアフィルタ1gが、第2の特定のプロトコルに規定されるデータを検出して、第1の画像形成装置1は、この検出されたデータを第2、第3の画像形成装置2,3に送ることが相当であるとこの検出されたデータの内容に基づいて判断する。
具体的に述べると、この第2の特定のプロトコルに規定されるデータは、外部PC5から第1、第2、第3の画像形成装置1,2,3に送られたフレームであり、管理探索系マルチキャストである。この管理探索系マルチキャストは、Windows Vista(登録商標)のLLTPなどの画像形成装置の有無を探索するものであり、全ての画像形成装置1,2,3に送られるものである。この管理探索系マルチキャストを受信した第1の画像形成装置1は、この管理探索系マルチキャストを、スリープ状態の全ての画像形成装置2,3に送ることが必要であると、判断する。
その後、図4Bに示すように、第1の画像形成装置1は、第2、第3の画像形成装置2,3に対してスリープ状態を解除するように命令し、第2、第3の画像形成装置2,3のハードウェアフィルタ2e,3eがこの命令を検出し、このハードウェアフィルタ2e,3eが、中央演算処理部2f,3fを起動して、この中央演算処理部2f,3fの起動によって、ソフトウェアフィルタ2g,3gが起動する。また、第1の画像形成装置1は、検出されたデータを第2、第3の画像形成装置2,3に送り、このデータを起動したソフトウェアフィルタ2g,3gにて検出する。
具体的に述べると、第1の画像形成装置1は、第2、第3の画像形成装置2,3に、特殊なマルチキャストを発行して起動させる。この特殊なマルチキャストのデータ部には、外部PC5が発行したマルチキャストの全ての情報を格納している。言い換えると、第1の画像形成装置1は、外部PC5から受信したフレームの内容を転記したマルチキャストを、第2、第3の画像形成装置2,3に対して発行する。この特殊なマルチキャストは、MFP共通情報を含んでおり、このMFP共通情報によって、ハードウェアフィルタ2e,3eは、特殊なマルチキャストを、検出できる。なお、特殊なマルチキャスト以外に、第1の画像形成装置1は、第2の画像形成装置2宛てのユニキャストと、第3の画像形成装置3宛てのユニキャストとを、別々に発行するようにしてもよい。
その後、図4Cに示すように、第2、第3の画像形成装置2,3は、外部PC5に対して、それぞれのユニキャストで応答する。
上記構成の画像形成装置制御システムによれば、上記第2、第3の画像形成装置2,3が、スリープ状態に入っているとき、上記第1の画像形成装置1のソフトウェアフィルタ1gが、第2の特定のプロトコルに規定されるデータを検出し、第1の画像形成装置1が、この検出されたデータを第2、第3の画像形成装置2,3に送ることが相当であるとこの検出されたデータの内容に基づいて判断すると、第1の画像形成装置1は、第2、第3の画像形成装置2,3に対してスリープ状態を解除するように命令すると共に検出されたデータを第2、第3の画像形成装置2,3に送るので、待機中、第2、第3の画像形成装置2,3の中央演算処理部2f,3fの電源を遮断して、この中央演算処理部2f,3fをスリープ状態にすることで、最大の節電効果を得ることができる。また、スリープ状態の第2、第3の画像形成装置2,3に対して第2の特定のプロトコルに規定されるデータが送られても、第1の画像形成装置1が、このデータを検出し、第2、第3の画像形成装置2,3のスリープ状態を解除して、第2、第3の画像形成装置2,3に対してこのデータを送ることで、第2、第3の画像形成装置2,3に対して第2の特定のプロトコルを無効に設定する必要がなくて、第2の特定のプロトコルに規定される機能を限定せずに、利便性が損なわれない。
(第3の実施形態)
図5は、この発明の画像形成装置制御システムの第3の実施形態を示している。図5に示すように、第1の画像形成装置1および第2の画像形成装置2は、第1の画像形成装置1の利用履歴および第2の画像形成装置2の利用履歴に基づいて、第1の画像形成装置1の設置場所が、第2の画像形成装置2の設置場所よりも、第2の特定のプロトコルに規定されるデータを利用する頻度が高い場所となるように、設置される。
図5は、この発明の画像形成装置制御システムの第3の実施形態を示している。図5に示すように、第1の画像形成装置1および第2の画像形成装置2は、第1の画像形成装置1の利用履歴および第2の画像形成装置2の利用履歴に基づいて、第1の画像形成装置1の設置場所が、第2の画像形成装置2の設置場所よりも、第2の特定のプロトコルに規定されるデータを利用する頻度が高い場所となるように、設置される。
第1、第2の画像形成装置1,2の構成は、上記第1の実施形態で説明した構成と同様である。この第3の実施形態において、上記第1の実施形態と同一の部分には、同一の参照番号を付して、詳細な説明を省略する。
具体的に述べると、上記第1の画像形成装置1は、当初、第1のユーザ群U1が使用する第1の場所L1に、設置され、上記第2の画像形成装置2は、当初、第2のユーザ群U2が使用する第2の場所L2に、設置されている。
上記第1のユーザ群U1は、ハードウェアフィルタが使えるLPD印刷やRAW印刷を利用するユーザ群であり、上記第2のユーザ群U2は、ハードウェアフィルタが使えない第2の特定のプロトコルを利用するユーザ群である。つまり、上記第2の場所L2は、上記第1の場所L1と比べて、第2の特定のプロトコルに規定されるデータを利用する頻度が高い場所となる。
そこで、ハードウェアフィルタを含まずソフトウェアフィルタ1gを含む第1の画像形成装置1を、第2の場所L2に設置し、ハードウェアフィルタ2eおよびソフトウェアフィルタ2gを含む第2の画像形成装置2を、第1の場所L1に設置して、第1の画像形成装置1をマスターとして機能させ、第2の画像形成装置2をスレーブとして機能させるようにすると、待機電力を最小にできる。
この第1の画像形成装置1および第2の画像形成装置2の設置場所の判断は、第1の画像形成装置1および第2の画像形成装置2が、第1の画像形成装置1の利用履歴および第2の画像形成装置2の利用履歴に基づいて、自ら判断してもよく、または、外部PCが、第1の画像形成装置1の利用履歴および第2の画像形成装置2の利用履歴に基づいて、判断してもよい。
そして、図6に示すように、上記第1の画像形成装置1の設置場所と、上記第2の画像形成装置2の設置場所とが、交換されたとき、第1の画像形成装置1は、第1の画像形成装置1において設定された情報と、第2の画像形成装置2において設定された情報とを、交換するように、第2の画像形成装置2に命令する。
具体的に述べると、上記第1の画像形成装置1は、上記第2の画像形成装置2に、互いの情報を交換するように通知し(ステップS1)、第2の画像形成装置2は、第1の画像形成装置1に、ACKにて返信する(ステップS2)。第1の画像形成装置1の情報は、第1のユーザ群U1に関する情報(図中の利用履歴(1))であり、第2の画像形成装置2の情報は、第2のユーザ群U2に関する情報(図中の利用履歴(2))である。この情報は、例えば、IPアドレスやBIOS名などである。
そして、第1の画像形成装置1および第2の画像形成装置2は、互いにの情報を交換する(ステップS3)。つまり、第1の画像形成装置1の一時格納バッファに、利用履歴(2)を格納し、第2の画像形成装置2の一時格納バッファに、利用履歴(1)を格納する。
そして、第1の画像形成装置1は、第2の画像形成装置2に、情報交換コマンドを送信し(ステップS4)、第2の画像形成装置2は、第1の画像形成装置1に、ACKにて返信する(ステップS5)。
そして、第1の画像形成装置1および第2の画像形成装置2は、一斉にリンクダウンを実施して、リンクダウン中に一斉に情報を交換する。つまり、第1の画像形成装置1において、利用履歴(1)を利用履歴(2)に書き換え、第2の画像形成装置2において、利用履歴(2)を利用履歴(1)に書き換える。このため、IPアドレスの重複が起こることなく、情報を交換できる。
上記構成の画像形成装置制御システムによれば、第1の画像形成装置1および第2の画像形成装置2は、第1の画像形成装置1の利用履歴および第2の画像形成装置2の利用履歴に基づいて、第1の画像形成装置1の設置場所が、第2の画像形成装置2の設置場所よりも、第2の特定のプロトコルに規定されるデータを利用する頻度が高い場所となるように、設置されるので、第1の画像形成装置1および第2の画像形成装置2を、第1の画像形成装置1の設置場所が、第2の画像形成装置2の設置場所よりも、第2の特定のプロトコルに規定されるデータを利用する頻度が低い場所となるように、設置する場合に比べて、節電効果が大きくなる。
また、第1の画像形成装置1の設置場所と、第2の画像形成装置2の設置場所とが、交換されたとき、第1の画像形成装置1は、第1の画像形成装置1において設定された情報と、第2の画像形成装置2において設定された情報とを、交換するように、第2の画像形成装置2に命令するので、第1の画像形成装置1の設置場所と第2の画像形成装置2の設置場所とを交換したとき、各設置場所における情報を、第1の画像形成装置1と第2の画像形成装置2との間で交換できて、ユーザの使い勝手がよくなる。
なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、第1の画像形成装置1(集積回路)は、ハードウェアフィルタを含むようにしてもよい。また、ハードウェアフィルタおよびソフトウェアフィルタを含む画像形成装置の数量を、増減してもよい。
また、第2の画像形成装置2が、リンク速度を変更する際に、第1の画像形成装置1は、第2の画像形成装置2から、リンク速度変更の通知を受け、第2の画像形成装置2のリンク速度変更に伴うリンクダウン中に、第1の画像形成装置1は、第2の画像形成装置2宛てのフレームを受信すると、第2の画像形成装置2のリンク復帰後に、第1の画像形成装置1は、第2の画像形成装置2に対して、上記受信したフレームの内容を転記したユニキャストを発行するようにしてもよく、リンクダウン中のパケットを救済することができる。
1 第1の画像形成装置(マスターMFP)
2 第2の画像形成装置(スレーブMFP)
3 第3の画像形成装置(スレーブMFP)
5 外部PC
1c,2c,3c 集積回路
1f,2f,3f 中央演算処理部
2e,3e ハードウェアフィルタ
2g,3g ソフトウェアフィルタ
N ネットワーク
2 第2の画像形成装置(スレーブMFP)
3 第3の画像形成装置(スレーブMFP)
5 外部PC
1c,2c,3c 集積回路
1f,2f,3f 中央演算処理部
2e,3e ハードウェアフィルタ
2g,3g ソフトウェアフィルタ
N ネットワーク
Claims (5)
- 互いにネットワークを介して接続される第1の画像形成装置と第2の画像形成装置とを備え、
上記第1の画像形成装置および上記第2の画像形成装置は、それぞれ、集積回路と中央演算処理部とを有し、
上記第1の画像形成装置の上記集積回路および上記第2の画像形成装置の上記集積回路のうちの少なくとも上記第2の画像形成装置の上記集積回路は、第1の特定のプロトコルに規定されるデータをハードウェア処理によって検出するハードウェアフィルタを含み、
上記第1の画像形成装置の上記中央演算処理部および上記第2の画像形成装置の上記中央演算処理部は、上記ハードウェアフィルタによって検出できない第2の特定のプロトコルに規定されるデータをソフトウェア処理によって検出するソフトウェアフィルタを含み、
上記第2の画像形成装置は、この第2の画像形成装置のソフトウェアフィルタを停止し、この第2の画像形成装置の中央演算処理部の電源を遮断して、スリープ状態に入ることが可能であり、
上記第2の画像形成装置が、スリープ状態に入っているとき、上記第1の画像形成装置の上記ソフトウェアフィルタが、上記第2の特定のプロトコルに規定されるデータを検出し、上記第1の画像形成装置が、この検出されたデータを上記第2の画像形成装置に送ることが相当であるとこの検出されたデータの内容に基づいて判断すると、上記第1の画像形成装置は、上記第2の画像形成装置に対してスリープ状態を解除するように命令すると共に上記検出されたデータを上記第2の画像形成装置に送ることを特徴とする画像形成装置制御システム。 - 請求項1に記載の画像形成装置制御システムにおいて、
上記第1の画像形成装置および上記第2の画像形成装置に互いにネットワークを介して接続される第3の画像形成装置を有し、
上記第3の画像形成装置は、上記ハードウェアフィルタを含む集積回路と、上記ソフトウェアフィルタを含む中央演算処理部とを有し、
上記第3の画像形成装置は、この第3の画像形成装置のソフトウェアフィルタを停止し、この第3の画像形成装置の中央演算処理部の電源を遮断して、スリープ状態に入ることが可能であり、
上記第2、上記第3の画像形成装置が、スリープ状態に入っているとき、上記第1の画像形成装置の上記ソフトウェアフィルタが、上記第2の特定のプロトコルに規定されるデータを検出し、上記第1の画像形成装置が、この検出されたデータを上記第2の画像形成装置に送ることが相当であるとこの検出されたデータの内容に基づいて判断すると、上記第1の画像形成装置は、上記第2の画像形成装置に対してスリープ状態を解除するように命令する一方、上記第3の画像形成装置に対してスリープ状態を維持させることを特徴とする画像形成装置制御システム。 - 請求項1に記載の画像形成装置制御システムにおいて、
上記第1の画像形成装置および上記第2の画像形成装置に互いにネットワークを介して接続される第3の画像形成装置を有し、
上記第3の画像形成装置は、上記ハードウェアフィルタを含む集積回路と、上記ソフトウェアフィルタを含む中央演算処理部とを有し、
上記第3の画像形成装置は、上記ソフトウェアフィルタを停止し、上記中央演算処理部の電源を遮断して、スリープ状態に入ることが可能であり、
上記第2、上記第3の画像形成装置が、スリープ状態に入っているとき、上記第1の画像形成装置の上記ソフトウェアフィルタが、上記第2の特定のプロトコルに規定されるデータを検出し、上記第1の画像形成装置が、この検出されたデータを上記第2、上記第3の画像形成装置に送ることが相当であるとこの検出されたデータの内容に基づいて判断すると、上記第1の画像形成装置は、上記第2、上記第3の画像形成装置に対してスリープ状態を解除するように命令すると共に上記検出されたデータを上記第2、上記第3の画像形成装置に送ることを特徴とする画像形成装置制御システム。 - 請求項1に記載の画像形成装置制御システムにおいて、
上記第1の画像形成装置の設置場所と、上記第2の画像形成装置の設置場所とが、交換されたとき、上記第1の画像形成装置は、上記第1の画像形成装置において設定された情報と、上記第2の画像形成装置において設定された情報とを、交換するように、上記第2の画像形成装置に命令することを特徴とする画像形成装置制御システム。 - 請求項1または4に記載の画像形成装置制御システムにおいて、
上記第1の画像形成装置および上記第2の画像形成装置は、上記第1の画像形成装置の利用履歴および上記第2の画像形成装置の利用履歴に基づいて、上記第1の画像形成装置の設置場所が、上記第2の画像形成装置の設置場所よりも、上記第2の特定のプロトコルに規定されるデータを利用する頻度が高い場所となるように、設置されることを特徴とする画像形成装置制御システム。
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