JP2011057466A - カーボンナノチューブシート構造体およびその製造方法、半導体装置 - Google Patents

カーボンナノチューブシート構造体およびその製造方法、半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】カーボンナノチューブシート構造体において、熱伝導及び電気伝導を向上させる。
【解決手段】カーボンナノチューブシート構造体は、相対向する第1および第2の主面で画成された媒体と、各々前記媒体の前記第1の主面から前記第2の主面まで延在する、複数のカーボンナノチューブと、を含み、前記複数のカーボンナノチューブの各々は、前記第1の主面に露出した第1の末端部と、前記第2の主面に露出した第2の末端部とを有し、前記複数のカーボンナノチューブの前記第1の末端部は、前記第1の主面において、開端し、前記第2の末端部は、前記第2の主面において、開端しており、前記複数のカーボンナノチューブの各々の内部は、前記第1の末端部から前記第2の末端部まで、金属により充填されている。
【選択図】図5A

Description

本発明は一般に半導体装置に係り、特にカーボンナノチューブシート構造体およびその製造方法、ならびに半導体装置に関する。
従来、サーバやパーソナルコンピュータなどの電子装置において、CPUなどの発熱を生じる半導体装置の放熱にヒートスプレッダが用いられている。かかるヒートスプレッダとしては、高い熱伝導を有する銅が材料として用いられており、例えばこのようなヒートスプレッダの直下には半導体チップが、典型的にはインジウム層を介して実装される。
しかし、インジウムはITO等の透明電極に使用されるため、近年大幅な需要増が生じており、その価格が大きく高騰している。このため、インジウムよりも安価な代替材料の登場が待たれている。また、材料としてもインジウムは熱伝導度が50W/m・K程度で高いとは言えず、半導体素子の放熱をより効率的に放熱させるためさらに高い熱伝導を有する放熱材料(Thermal Interface Material:TIM)が望まれている。
特開2007−121982号公報 特開2005−150362号公報 特開2006−147801号公報 特開2008−251963号公報
最近では、特許文献1において、インジウム代替材料として、黒鉛を用いた放熱シートが提案されている。このような放熱シートは黒鉛粉末中に樹脂を添加した樹脂シートであり、熱伝導率が1〜10W/m・K程度の樹脂が黒鉛粉末間に介在しており、黒鉛本来の優れた熱伝導性を有効に利用することができない。また黒鉛は炭素原子の六員環よりなるグラフェンシートを積層した構造を有しており、グラフェンシートの面内方向には優れた熱伝導を示しても、面に垂直な方向への熱伝導は低く、半導体チップからの熱を放熱部材に効果的に伝達することができない。
カーボンナノチューブは、1500W/m・K程度の非常に高い熱伝導度を示し、かつ、柔軟性や耐熱性に優れており、放熱材料としては高い能力を有している。そこで、例えば配向したカーボンナノチューブ束によりカーボンナノチューブのシート構造体を構成し、かかるカーボンナノチューブのシート構造体を半導体チップ上において放熱材料との間の伝熱部として用いることができれば、このようなカーボンナノチューブのシート構造体は、基板垂直方向、すなわち放熱すべき方向に高い熱伝導を示すため、理想的なインジウム代替材料が得ることが予想される。
しかし、通常のカーボンナノチューブシート構造体は、カーボンナノチューブ間の弱いファン・デア・ワールス力によって束形状を保持しているだけであるため、インジウム代替材料として用いる場合、設置やハンドリングの際に容易に束がほどけ、カーボンナノチューブが分散してしまう可能性が高く、そのままの状態で半導体素子に導入するには適していない。
そこで、樹脂等をカーボンナノチューブ束における各カーボンナノチューブ間に埋め込むことにより、形状を安定させたカーボンナノチューブシート構造体を作製することが考えられる。例えば特許文献2では、単純にナノチューブを樹脂中に分散した構造体が提案されている。しかし、前記特許文献2の構造では、分散されたナノチューブ同士の接点で熱抵抗が発生し、さらには分散したナノチューブが配向性を持たないため、望まれるような放熱特性が得られず、これを放熱材料として用いることは難しい。
特許文献3には、基板全面に配向成長したカーボンナノチューブ束に直接樹脂等を埋め込む技術が開示されている。この従来技術の場合には、カーボンナノチューブを樹脂内に分散した場合よりは配向性は改善するが、熱伝導体であるカーボンナノチューブと放熱体やヒートスプレッダの間に樹脂が介在するため、このような樹脂介在部分の熱抵抗によりカーボンナノチューブの高い熱伝導が損なわれてしまう。前述の通り、樹脂自体の熱伝導率は1〜10W/m・K程度であり、カーボンナノチューブの熱伝導率と比較すると3桁も異なることから、その影響は非常に大きい。
また、例えばプリント基板上へ集積回路を実装するような場合、放熱シートには、放熱機能に加えて、電気的な接続機能が要求される場合がある。このような場合に、従来のカーボンナノチューブと樹脂の組み合わせを使った場合、導電性のない樹脂がカーボンナノチューブと実装する回路側との界面に存在し、界面抵抗が大きくなり、電気配線としての機能を果たすことは困難である。また、樹脂を十分に取り除いたとしても、カーボンナノチューブ単体では数ナノから数十ナノメートル程度の直径しか有しておらず、上部電極とは点接触で接続することになり、ナノチューブ本来の優れた電気伝導性を利用することができない。
放熱シートではないが、カーボンナノチューブを用いた電極構造に関する公知例(特許文献4)では、カーボンナノチューブ束に金属をメッキすることにより上部電極と接触面積を拡大する構造を提案している。しかし、この技術では、金属電極に対する接触面積の確保という意味では改善が見られるものの、カーボンナノチューブ自体は中空であり、このためカーボンナノチューブと金属電極間の接触抵抗については上記と同様の問題を有している。
このように、実用に耐えうるカーボンナノチューブを使った放熱シート構造は、従来知られていない。
一の側面によれば、カーボンナノチューブシート構造体は、相対向する第1および第2の主面で画成された媒体と、各々前記媒体の前記第1の主面から前記第2の主面まで延在する、複数のカーボンナノチューブと、を含み、前記複数のカーボンナノチューブの各々は、前記第1の主面に露出した第1の末端部と、前記第2の主面に露出した第2の末端部とを有し、前記複数のカーボンナノチューブの前記第1の末端部は、前記第1の主面において、開端し、前記第2の末端部は、前記第2の主面において、開端しており、前記複数のカーボンナノチューブの各々の内部は、前記第1の末端部から前記第2の末端部まで、金属により充填されている。
他の側面によればカーボンナノチューブシート構造体の製造方法は、基板上に複数のカーボンナノチューブを、前記基板側の第1の末端から、前記第1の末端に対向する第2の末端まで成長させる工程と、前記複数のカーボンナノチューブを、前記第2の末端において開端する工程と、前記複数のカーボンナノチューブ内に金属を充填する工程と、
前記基板上において、前記複数のカーボンナノチューブの間に媒体を埋め込む工程と、
前記基板を除去する工程と、を含む。
他の側面によれば半導体装置は、前記のカーボンナノチューブシート構造体と、前記媒体の第1の主面に密着して形成された半導体チップと、前記媒体の第2の主面に密着して形成されたヒートスプレッダと、を含む。
他の側面によれば半導体装置は、実装基板と、前記実装基板上にフリップチップ実装された半導体チップと、前記半導体チップを前記実装基板に接続する接続電極部と、を備え、前記接続電極部は、請求項1〜3のいずれか一項記載のカーボンナノチューブシート構造体よりなる。
本発明によれば、カーボンナノチューブシート構造体において、カーボンナノチューブをその第1の末端部と第2の末端部において開端させることにより、前記カーボンナノチューブ内に金属など、熱伝導性および電気伝導度の大きい材料を充填することが可能となり、前記カーボンナノチューブシート構造体を優れた放熱シートおよび電極材料として使うことが可能となる。
第1の実施形態によるカーボンナノチューブシート構造体の製造工程を説明する図(その1)である。 第1の実施形態によるカーボンナノチューブシート構造体の製造工程を説明する図(その2)である。 第1の実施形態によるカーボンナノチューブシート構造体の製造工程を説明する図(その3)である。 第1の実施形態によるカーボンナノチューブシート構造体の製造工程を説明する図(その4)である。 第1の実施形態によるカーボンナノチューブシート構造体の製造工程を説明する図(その5)である。 第1の実施形態によるカーボンナノチューブシート構造体の製造工程を説明する図(その6)である。 第1の実施形態によるカーボンナノチューブの例を示す図である。 従来のカーボンナノチューブの課題を示す図である。 第1の実施形態によるカーボンナノチューブシート構造体の一変形例を示す図である。 第1の実施形態によるカーボンナノチューブシート構造体の別の変形例を示す図である。 第1の実施形態によるカーボンナノチューブシート構造体のさらなる変形例を示す図である。 第1の実施形態によるカーボンナノチューブシート構造体の作用を説明する図である。 一変形例によるカーボンナノチューブシート構造体の作用を説明する図である。 他の変形例によるカーボンナノチューブシート構造体の作用を説明する図である。 従来のカーボンナノチューブシートの課題を説明する図である。 第2の実施形態による半導体装置の構成を示す図である。 図6の半導体装置の製造工程を説明する図(その1)である。 図6の半導体装置の製造工程を説明する図(その2)である。 図6の半導体装置の製造工程を説明する図(その3)である。 図6の半導体装置の製造工程を説明する図(その4)である。 図6の半導体装置の製造工程を説明する図(その5)である。 図6の半導体装置の製造工程を説明する図(その6)である。 第3の実施形態による半導体装置の構成を示す図である。 図8の一部を拡大して示す拡大図である。 図9Aの一部をさらに拡大して示す拡大図である。 図8の半導体装置の製造工程を説明する図(その1)である。 図8の半導体装置の製造工程を説明する図(その2)である。 図8の半導体装置の製造工程を説明する図(その3)である。 図8の半導体装置の製造工程を説明する図(その4)である。 図8の半導体装置の製造工程を説明する図(その5)である。 図8の半導体装置の製造工程を説明する図(その6)である。 図8の半導体装置の製造工程を説明する図(その7)である。 図8の半導体装置の一変形例を示す図である。
[第1の実施形態]
図1A〜1Fは、第1の実施形態によるカーボンナノチューブシート構造体の製造工程を説明する図である。
図1Aを参照するに、例えば鉄触媒をアルミナあるいは石英、あるいは熱酸化膜を担持したシリコン基板よりなる基板11の全面に、典型的にはRFプラズマスパッタ法により、平均の膜厚が例えば2.5nmとなるように堆積し、触媒金属層12を形成する。このようにして形成された触媒金属層12は前記基板11上において凝集し、島状構造を形成する。なお、カーボンナノチューブシート構造体を電極などに使う場合で、カーボンナノチューブシート構造体を電極形状に形成する必要がある場合には、後の実施形態で説明するように、図1Aの段階において、前記触媒金属層12をリソグラフィにより、所望形状にパターニングする。ここで前記触媒金属層12の堆積はRFプラズマスパッタ法に限定されるものではなく、所望の厚みの触媒薄膜が得られる手法であれば特に制限はない。例えばDCプラズマスパッタ法や、インパクター法、ALD(atomic layer deposition)法、電子ビーム蒸着(electron beam;EB)法、ないしは分子線エピタキシー(MBE)法を用いることも可能である。なお、以下に説明するように、カーボンナノチューブが前記触媒金属層12から成長するわけであるが、最近の知見によれば、前記触媒金属層12は図1Aのような島状構造である必要はなく、連続膜でも所望のカーボンナノチューブの成長が生じることが確認されている。
次に図1Bの工程において、例えばホットフィラメント化学気相成長(chemical vapor deposition;CVD)法により、1kPaの圧力下、620℃〜650℃、例えば650℃の基板温度において、アセチレンとアルゴンの混合ガスを原料ガスとして流すことにより、前記触媒金属層12から多数のカーボンナノチューブ13が成長する。なお図1Bにおいて前記触媒金属層12の図示は省略する。
例えば前記混合ガスとしてアセチレンガスとアルゴンガスを体積比で1:9の割合で混合したものを使い、これを200sccmの流量でCVD装置の処理容器に、流量が100sccmのキャリアガスとともに供給することにより、径が5nm〜20nmの多数のカーボンナノチューブ13よりなる束を、1010〜1012本/cm2程度の面密度で得ることができる。
前記図1Bの工程において前記カーボンナノチューブ13の長さは、前記CVD装置中の成長条件や成長時間により任意に調整することができる。例えば前記金属触媒層12の膜厚が2.5nmの場合、成長時間を60分とすることにより、前記カーボンナノチューブ13として、長さが150μm程度の長さの多層カーボンナノチューブを成長させることができる。
前記カーボンナノチューブ13の成長方法としては、他にリモートプラズマCVD法、プラズマCVD法、熱CVD法を用いることも可能である。また前記カーボンナノチューブ13の原料ガスはアセチレンに限定されるものではなく、他にはメタン、エチレン等の炭化水素類やエタノール、メタノール等のアルコール類を用いることも可能である。また前記金属触媒層12を構成する触媒についても鉄に限定されるものではなく、コバルト、ニッケル、鉄、金、銀、白金、あるいはその合金であれば良い。
また前記触媒金属層12に加え、モリブデン、チタン、ハフニウム、ジルコニウム、ニオブ、バナジウム、タンタルナイトライド、チタンナイトライド、ハフニウムナイトライド、ジルコニウムナイトライド、ニオブナイトライド、バナジウムナイトライド、チタンシリサイド、タンタルシリサイド、タングステンナイトライド、アルミニウム、アルミニウムナイトライド、酸化アルミニウム、酸化モリブデン、酸化チタン、酸化タンタル、酸化ハフニウム、酸化ジルコニウム、酸化ニオブ、酸化バナジウム、酸化タングステン、タンタル、タングステン、銅、金、白金などのうち少なくとも一種含む金属ないしは合金を下地金属、上部金属、ないしは上部および下部金属として用いることも可能である。
図2Aは、このようにして形成された単一のカーボンナノチューブ13の一例を示す透視図である。
図2Aを参照するに、カーボンナノチューブ13は多層カーボンナノチューブ構造を有しており、炭素原子の六員環により構成されたグラフェンシート13a〜13cが同軸状に、あるいはスパイラル状に巻かれて中空の本体部13Aが形成されている。さらに前記本体部13Aの先端部には、炭素原子の五員環を有するキャップ構造13Cが形成されている。図1Bの概略図では、前記カーボンナノチューブ13の先端部は平坦な形状に示してあるが、実際には図2Bに示すように略半球状のキャップ構造13Cが形成されている。先端部にこのような半球状のキャップ構造13Cが存在すると、カーボンナノチューブは半導体チップやヒートスプレッダと点接触することになり、熱抵抗の原因となる。
本実施形態においては、図1Cの工程において、前記図1Bのカーボンナノチューブ13の成長後に、酸素雰囲気中、あるいは大気中において450℃から650℃の温度で加熱処理を行い、前記カーボンナノチューブ13先端部において前記キャップ構造13Cの除去を行う。カーボンナノチューブ13では、酸素含有雰囲気化での加熱処理によりその先端部のキャップ構造13Cが選択的に燃焼し、これにより本体部13Aを容易に開端させられることが知られている。これは、前記キャップ構造13Cには化学的に活性な二重結合を有する5員環が主に存在しているためで、このような二重結合を構成する炭素原子が酸素原子と優先的に反応(酸化)し、一酸化炭素ないしは二酸化炭素等などとして除去されるためである。また、このようにして炭素原子が抜けると、残された欠陥部分はより活性になり、連続して酸化反応を起こし、結果的に前記キャップ構造13Cが全て除去され、カーボンナノチューブ13の先端部が開端することになる。この場合、カーボンナノチューブ13は、前記本体部13Aのみより構成される。カーボンナノチューブ本体部13Aの表面を構成するグラフェンシートは安定であり、このような酸素熱処理を行っても、先端部以外において炭素原子が脱離することはない。中空構造を有するカーボンナノチューブ13の開端により、内部空間がカーボンナノチューブ外部の空間と連通する。
図1Cの熱処理条件は、例えば基板温度を550℃に設定し、酸素圧力を1kPaに設定して実行することができる。あるいは酸素プラズマ処理等により、室温での処理によっても同様の効果を得ることが可能である。例えばこのような酸素プラズマ処理を、200Wのパワーで、10分間実行することにより、前記先端部のキャップ構造13Cを除去することが可能である。また、別のプロセスとして、先に樹脂を埋め込んだ後、化学機械研磨(chemical mechanical polishing;CMP)法により先端部分を、樹脂ごと除去することも可能である。研磨後、前記カーボンナノチューブ13の先端部は開端している。
次に図1Dの工程において前記図1Cの構造を金属膜の成膜装置中に導入し、例えばMBE法により、前記図1Cの構造上に金属膜、例えばNi膜の蒸着を行う。この場合、前記カーボンナノチューブ13の内部空間には外壁部分よりも優先的に金属原子が蒸着し、このため、前記開端したカーボンナノチューブ13の内部に、前記金属原子により金属細線14が形成される。
このような金属細線14をカーボンナノチューブ13中に内包させるためには、スパッタ法等よりもエネルギーの低い電子ビーム蒸着法やMBE(分子線エピタキシー)法を用いる方が良く、クラスターよりも小さいサイズで蒸着可能なMBE法が最も好ましい。またALD(原子層成長)法を用いることも可能である。また、超臨界流体を用いて前記金属細線14を形成することも可能である。超臨界流体を用いた場合には、超臨界流体の性質上、前記開端したカーボンナノチューブ13の内部及び外部をほぼ同時に所望の金属薄膜により覆うことが可能となる。金属薄膜は、Au以外に好ましくはAg、Cu、Ni、Al、Mo、Ta、Pt、Coを少なくとも1種含む金属ないしは合金を用いれば良いが、特に制限はない。
例えば前記金属細線14の形成を金の電子ビーム蒸着法により行う場合には、蒸着を、好ましくは1×10-4Torr(1.33×10-2Pa)以下、例えば1×10-6Torr(1.33×10-4Pa)の高真空環境下、室温で、0.2nm/秒程度の蒸着レートで行うことができる。
また例えば前記金属細線14の形成をニッケルのMBE法により行う場合には、堆積を、好ましくは1×10-6Torr(1.33×10-4Pa)以下、例えば1×10-7Torr(1.33×10-5Pa)の高真空環境下、室温で、坩堝温度を例えば1500℃に設定し、0.2nm/秒程度の蒸着レートで行うことができる。
さらに前記金属細線14の形成をアルミニウムのALD法で行う場合には、堆積を、好ましくは1×10-4Torr(1.33×10-2Pa)以下、例えば1×10-6Torr(1.33×10-4Pa)の高真空環境下、200℃程度の基板温度で、0.2nm/秒程度の蒸着レートで行うことができる。
なお、図1Dの工程において引き続き、前記金属膜の蒸着を継続することにより、図3Aや図3Bに示すように、前記金属膜14Aや14Bを、前記基板11の表面や前記カーボンナノチューブ13の外壁面にも堆積させることが可能となる。カーボンナノチューブ13の表面には金属膜の堆積が生じにくいため、金属膜の蒸着をこのように継続して行った場合、まず基板11上に金属膜14Aが生じ、さらに金属膜の蒸着を継続することにより、前記カーボンナノチューブ13の外壁面に金属膜14Bを形成することができる。
次に図1Eの工程において、前記図1Dの構造に対して上方から、熱硬化樹脂(ホットメルト樹脂)等による媒体15の埋め込みを行う。
例えば図1Eの工程では、厚さが50〜100μmの熱硬化性樹脂の未硬化シートを前記媒体として使い、かかる媒体15を、前記図1Dの構造の上方、すなわち前記カーボンナノチューブ13の延在方向から前記基板11の方向へと、前記カーボンナノチューブ13の上端部が前記媒体15の上主面において露出するまで押し込む。なお図1Eの工程において、前記樹脂シート15の上主面に前記カーボンナノチューブ13の上端部を確実に露出させるために、前記媒体15の上主面に酸素プラズマによるアッシング処理を行ってもよい。一例として、かかるアッシング処理を、200Wのプラズマパワーにおいて10分間程度行うことも可能である。
さらに前記媒体15となる樹脂シートを硬化させ、さらに前記基板11を除去することにより、図1Fに示す、中空の開端したカーボンナノチューブ13が金属細線14で充填された構造のカーボンナノチューブシート構造体が得られる。
本実施形態では、図1Fの工程において、前記媒体15となる樹脂シートの固化温度と固化時間を適宜制御することにより、図1Fに示すように固化直後には前記媒体15が前記基板11に接触しないよう調整するのが好ましい。この場合、前記媒体15が前記基板11に貼り付くことがないため、基板11は容易に機械的に除去することが可能で、図1Fに示すカーボンナノチューブシート構造体を容易に得ることが可能である。この場合、前記媒体15の厚さを前記カーボンナノチューブ13の長さよりも小さく、例えば20〜30μm程度小さく設定しておくのが好ましい。
前記樹脂シート15としては、ホットメルト樹脂以外にも、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコン樹脂、ポリエチレン樹脂、ナイロン樹脂などを用いることができる。また、前記カーボンナノチューブ13の間やカーボンナノチューブ13内部の空洞を埋め込むことが可能であれば、材料に制限はない。
さらに、前記樹脂シート15において樹脂中に金属やグラファイト、カーボンナノチューブのような導電性の物質を分散させることにより、放熱性及び導電性を向上したシートの作製も可能となる。さらに、前記基板11の剥離は、前記樹脂シート15の固化後に行う物理的剥離工程以外にも、前記図1Eの構造に対してフッ酸などの溶解処理を行い、前記基板11を溶解除去することにより実行することもできる。これは、前記基板11として、ガラス基板や酸化膜を担持したシリコン基板を使っている場合に有効である。この場合には、前記媒体の下主面からカーボンナノチューブ13が図1Fの場合のように突出する必要はなく、カーボンナノチューブシート構造体は、図4に示すように、前記カーボンナノチューブ13の下端部が前記媒体15の下主面と一致した構造を有していてもよい。
また、前記媒体15として樹脂シート以外にも、金属や、半田、金属ペーストなどを用いることも可能である。
図5Aは、このようにして形成されたカーボンナノチューブシート構造体の一部を拡大して示す図である。
図5Aを参照するに、このようなカーボンナノチューブシート構造体では、熱がカーボンナノチューブ中の経路(1)と、埋込金属細線14中の経路(2)に沿って輸送され、図5Dに示す従来の中空カーボンナノチューブシート構造体に比較して、熱伝導率を大幅に向上させることができるのがわかる。特に本実施形態では、カーボンナノチューブ13が、前記先端部13Cの除去の結果(図2B参照)、平坦な開端部を有しており、次の実施形態で説明するようにヒートスプレッダや半導体チップとの接触面積が、従来の半球状の先端部13Cを有するカーボンナノチューブよりも増大しており、熱抵抗が低減する好ましい効果が得られる。経路(2)により熱輸送は金属中の熱伝導によるもので、カーボンナノチューブを介する経路(1)に沿った熱輸送ほど効率的ではないが、それでも金属の熱伝導率は樹脂の熱伝導率に比べれば二桁以上大きいため、かかる構造により、前記媒体15として樹脂を使った場合、樹脂の使用に起因する電気抵抗および熱抵抗の増大を効果的に補償することができる。
また図5Bは前記図3Aの変形例に対応しており、前記図5Aの構造と比較すると、新たにカーボンナノチューブシート構造体の面内方向への熱輸送路(3)が、金属層14Aにより生じているのがわかる。これは、カーボンナノチューブのみで構成した構造体では得られない熱輸送経路であり、カーボンナノチューブシート構造体の面内方向への熱拡散を行いつつ、面に垂直方向への熱輸送を効率的に行うことが可能となる。
さらに図5Cは前記図3Bの変形例に対応しており、前記図5Bの構造と比較すると、カーボンナノチューブ13の外側に、カーボンナノチューブシート構造体の面に垂直方向への熱輸送路(4)が新たに生じているのがわかる。これにより、カーボンナノチューブシート構造体の面に垂直方向の熱輸送がさらに促進される。
[第2の実施形態]
次に、前記第1の実施形態によるカーボンナノチューブシート構造体を使った半導体装置を説明する。
図6は、第2の実施形態による半導体装置20の構成を示す断面図である。
図6を参照するに、半導体チップ21が、銅などの熱伝導性金属よりなり、多くの場合ニッケルメッキを施されたヒートスプレッダ23上に、第1の実施形態で説明したカーボンナノチューブシート構造体22を介して接合されている。
前記半導体チップ21はその下側主面上において多数の半田バンプ21Aがボールグリッドアレイを形成しており、典型的にはビルドアップ基板よりなる実装基板24上にフリップチップ実装されることで、前記半導体装置20が形成される。その際、前記ヒートスプレッダ23の外周部23Aが前記実装基板24の上側主面に、シーラントなどの接着層23Bにより接合される。
前記実装基板24はその下側主面に半田バンプ24Aを有しており、電子装置のプリント基板25上の配線パタ―ンに前記半田バンプ24Aを接合した状態で実装される。
このような構成の半導体装置では、半導体チップ21で生じた熱が前記カーボンナノチューブシート構造体22を介して前記ヒートスプレッダ23へと非常に効率的に輸送され、半導体チップ21の温度上昇が抑制される。
次に図6の半導体装置の組み立て工程を、図7A〜7Fを参照しながら説明する。以下では、カーボンナノチューブ構造体22において前記媒体15としてホットメルト樹脂を使った場合を説明する。
図7Aを参照するに、前記ヒートスプレッダ23の上面(図6の状態では下面)に、前記カーボンナノチューブシート構造体22が接合される。
図7Bは、前記図7Aの一部を拡大して示す図であるが、前記図1Fの状態のカーボンナノチューブシート構造体が、前記カーボンナノチューブ13の突出端部を前記ヒートスプレッダ23上に当接させた状態で軽く、例えば0.5MPa程度の圧力で押圧され、前記カーボンナノチューブ13およびその内側の金属細線24の各々に、350℃程度の温度で加熱することにより、前記金属細線24を前記ヒートスプレッダ23に接合する。加熱する以外にも、前記カーボンナノチューブ13およびその内側の金属細線24の各々に、数ミリアンペア程度の電流を流すことにより、前記金属細線24を前記ヒートスプレッダ23に電気圧着し、接合することも可能である。電気圧着を使うことにより、前記カーボンナノチューブ14および金属細線14とヒートスプレッダ23との間に、単に押圧しただけの場合に比べてより大きな接触面積、従って熱伝導性、および大きな密着性を実現することができる。
また本実施形態では、先にも説明したように前記カーボンナノチューブ13の先端部13Cが除去されて平坦な開端構造となっており、このためヒートスプレッダ23との接触面積が増大し、熱抵抗が低減している。これは、後で説明する半導体チップ21との接合についても同じである。
電気圧着の際には、前記ヒートスプレッダ23の表面には、前記金属細線24と同じ金属の膜が形成されているのが好ましい。例えば前記金属細線24がニッケルよりなり前記ヒートスプレッダ23が銅よりなる場合、前記ヒートスプレッダ23の表面にはニッケル被膜がメッキなどにより形成されているのが好ましい。同様に、前記金属細線24が金よりなり前記ヒートスプレッダ23が銅よりなる場合、前記ヒートスプレッダ23の表面には金被覆がメッキなどにより形成されているのが好ましい。ただし本発明はこのような特定の金属の組み合わせに限定されるものではない。また電気圧着は必須ではなく、前記カーボンナノチューブシート構造体22をヒートスプレッダ23に、50〜300℃、例えば150℃程度の温度で加熱しながら押圧することによっても、前記カーボンナノチューブシート構造体22をヒートスプレッダ23に接合することが可能である。
次に、図7Cの工程において、前記図7Bの構造を、樹脂11の種類にもよるが50℃〜300℃、例えば150℃程度の温度に加熱し、これにより前記媒体15が溶融して下方へと降下し、前記ヒートスプレッダ23に密着する。前記媒体15が降下する結果、図7Cの状態では前記媒体15の上面においてカーボンナノチューブ13の上端部が露出し、突出する。
さらに図7Dの工程において、前記図7Cの構造上に半導体チップ21を、半田バンプ21Aを形成した面が上を向いた状態で、好ましくは、先の場合と同様に電気圧着を行って接合する。電気圧着を行う場合には、ヒートスプレッダ23の場合と同様に、半導体チップの接合面に、前記金属細線14と同一の金属に被膜を形成しておくのが好ましい。ただし、前記カーボンナノチューブ13と半導体チップ21とは、50℃〜300℃、例えば150℃程度の温度において0.5Pa程度の圧力を印加しながら押圧することでも、接合が可能である。
さらに図7Eの工程において、前記図7Dの構造を上下反転させて、前記実装基板24上にフリップチップ実装する。
その際、前記ヒートスプレッダ23を、前記外周部23Aにおいて実装基板24にシーラント23Bを介して密着させる必要があり、このため前記ヒートスプレッダ23を前記実装基板24に対して押しつけることになるが、これにより前記カーボンナノチューブ13の突出端部は変形ないし屈曲し、最終的に図7Fに示す構造の半導体装置が得られる。なお図7Fではこのようなカーボンナノチューブ13の変形は図示していないが、このような変形が生じても、例えば変形の結果、カーボンナノチューブ13が互いに接触したとしても、カーボンナノチューブシート構造体22の熱伝導特性に実質的な悪影響は生じない。
なお上記の説明では前記媒体15はホットメルト樹脂であるとしたが、本発明において媒体15がホットメルト樹脂である必要はなく、アクリル樹脂やエポキシ樹脂、シリコン樹脂などを使うことも可能であり、さらの樹脂以外に、金属や半田、金属ペーストなどを使うことも可能である。さらに前記カーボンナノチューブシート構造体22は、図1Fの構造のものに限定されるものではなく、例えば図3Aおよび3B、あるいは図4で説明したものを使うことも可能である。
なお、図4のカーボンナノチューブシートを使って図6の半導体装置を製造する場合、前記媒体15と同一面に露出しているカーボンナノチューブ13の端部について、ヒートスプレッダ23や半導体チップ21との接合を確実にするため、特に前記媒体15が樹脂で形成されている場合には、酸素プラズマを使ったアッシング処理を行い、先端部を多少前記媒体15から突出するように処理を行うことも可能である。一例として、このようなアッシング処理は、200Wのパワーで10分間程度行うことが可能である。
なお、本実施形態において、先に説明した電気圧着の代わりに、高速原子衝撃(Fast Atom Bombardment:FAB)技術を使うことも可能である。高速原子衝撃技術では、数キロボルト、例えば5キロボルトに加速したアルゴンやキセノンなどの希ガスイオンを真空中で過前記カーボンナノチューブシート構造体22の片側に打ち込み、表面処理を施すことにより、カーボンナノチューブ13や内包金属細線14の酸化部分を除去し、現れた端面に、結合種で汚染される前に、ヒートスプレッダ23や半導体チップ21を押圧し、金属細線14とヒートスプレッダ23や半導体チップ21を接合させる技術である。高速原子衝撃技術を使うことにより、前記金属細線14とヒートスプレッダ23や半導体チップ21が同一金属より形成されていない場合でも、接合が可能となる。
[第3の実施形態]
図8は、本発明の第3の実施形態による半導体装置40の構成を示す断面図である。ただし図中、先に説明した部分に対応する部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
図8を参照するに、本実施形態では接続電極部41Aとして、前記半田バンプ21Aの代わりに、先に第1の実施形態で説明したカーボンナノチューブシート構造体を使っている。
図9Aは、前記接続電極部41Aを構成する前記カーボンナノチューブシート構造体の拡大図を、また図9Bは前記図9Aの拡大図のさらに拡大図を示す。
図9を参照するに、前記接続電極部41Aを構成するカーボンナノチューブシート構造体は、樹脂などの絶縁性媒体15と、前記絶縁性媒体15中に、前記図6における半田バンプ21Aに対応して形成された複数のカーボンナノチューブ束領域41aとよりなり、各々の前記カーボンナノチューブ束領域41aには、先に図1Fあるいは図4で説明した開端され金属細線14を内包したカーボンナノチューブ13が多数、形成されている。
カーボンナノチューブ13は、延在方向に高い熱伝導率のみならず高い電気伝導度を有し、前記カーボンナノチューブ13中に内包された金属細線14と相まって、前記カーボンナノチューブシート構造体14の面に対して垂直方向に低抵抗電極として作用するのみならず、先端部13Cが開端されて平坦な形状を有していることから、接触抵抗をも低減させることが可能である。
図8の半導体装置40は、先の半導体装置20と同様に、プリント基板25上に実装されて電子装置を構成する。
図10A〜図10Gは、前記図8の半導体装置40の製造工程を示す図である。
図10Aは、前記図1Aに対応する図であるが、基板11をより広い範囲にわたり示している。
図10Aを参照するに、前記基板11上には触媒金属層12が形成される。前記触媒金属層12は、図10Aでは連続層として示しているが、実際には、図1Aに示すように島状構造を有している。ただし、先にも述べたように、最近の知見では、前記触媒金属層12は、連続膜であってもよいことが知られている。
次に本実施形態では図10Bに示すように前記触媒金属層12をパターニングし、前記複数のカーボンナノチューブ束領域41aに対応して触媒金属パタ―ン12Aを形成する。
さらに図10Cの工程において、前記図1B〜1Dで説明した工程を行い、前記複数のカーボンナノチューブ束領域41aの各々に、前記触媒金属パタ―ン12Aからカーボンナノチューブ13よりなるカーボンナノチューブ束を成長させ、さらにこれを先端部で開端した後、金属細線14を埋め込む。なお図10B移行では、触媒金属層12の図示は省略する。
さらに図10Dの工程において、このようにして得られたカーボンナノチューブ13と金属細線14を有する構造上に、先に説明したホットメルト樹脂やアクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコン樹脂などの樹脂シート15を押し込み、図10Eの工程において前記基板11を除去することにより、前記接続電極部41Aを得る。
次に図10Fの工程において前記接続電極部41Aを前記半導体チップの回路面、すなわち半導体素子が形成されている側の主面に配置し、電気圧着や高速原子衝撃技術を使うことにより、あるいは単に加熱しながら押圧することにより、前記金属再生14を、前記回路面上の対応する電極バッド(図示せず)に接合する。
さらに図10Gの工程において、このように接続電極部41Aを形成された半導体チップ21が、実装基板24にフリップチップ実装され、前記半導体装置40が得られる。
さらにこのようにして実装基板24上に形成された半導体装置40が、電子装置のプリント基板上に実装され、所望の電子装置が組み立てられる。
なお、同様な接続電極部は、図11の一変形例による半導体装置60に示すように、前記実装基板24とプリント基板25とを接続する接続電極部64Aについても、半田バンプ24Aに代えて、前記接続電極部41Aのカーボンナノチューブ束領域41aと同様に、カーボンナノチューブ13と金属細線14を有するカーボンナノチューブ束領域64aを使うことができる。
以上、本発明を好ましい実施形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した要旨内において様々な変形・変更が可能である。
(付記1)
相対向する第1および第2の主面で画成された媒体と、
各々前記媒体の前記第1の主面から前記第2の主面まで延在する、複数のカーボンナノチューブと、を含み、
前記複数のカーボンナノチューブの各々は、前記第1の主面に露出した第1の末端部と、前記第2の主面に露出した第2の末端部とを有し、
前記複数のカーボンナノチューブの前記第1の末端部は、前記第1の主面において、開端し、前記第2の末端部は、前記第2の主面において、開端しており、
前記複数のカーボンナノチューブの各々の内部は、前記第1の末端部から前記第2の末端部まで、金属により充填されていることを特徴とするカーボンナノチューブシート。
(付記2)
前記第1の末端部は前記第1の主面と同一平面をなし、前記第2の末端部は前記第2の主面から突出していることを特徴とする付記1記載のカーボンナノチューブシート構造体。
(付記3)
前記媒体には、前記第1の主面に金属膜が形成されており、前記複数のカーボンナノチューブの前記第1の末端部は、前記金属面から露出していることを特徴とする付記1または2記載のカーボンナノチューブシート構造体。
(付記4)
前記複数のカーボンナノチューブの各々は、外側が前記金属膜から延在する金属スリーブにより覆われており、前記金属スリーブは前記媒体の第2の主面において露出していることを特徴とする付記3記載のカーボンナノチューブシート構造体。
(付記5)
基板上に複数のカーボンナノチューブを、前記基板側の第1の末端から、前記第1の末端に対向する第2の末端まで成長させる工程と、
前記複数のカーボンナノチューブを、前記第2の末端において開端する工程と、
前記複数のカーボンナノチューブ内に金属を充填する工程と、
前記基板上において、前記複数のカーボンナノチューブの間に媒体を埋め込む工程と、
前記基板を除去する工程と、
を含むことを特徴とするカーボンナノチューブシート構造体の製造方法。
(付記6)
前記複数のカーボンナノチューブを、前記第2の末端において開端する工程は、前記複数のカーボンナノチューブを、酸素を含む雰囲気中で加熱処理することにより実行されることを特徴とする付記5記載のカーボンナノチューブシート構造体の製造方法。
(付記7)
前記媒体を埋め込む工程は、前記樹脂膜が、前記複数のカーボンナノチューブの間に埋め込まれた状態で前記基板に接触しないように実行されることを特徴とする付記5または6記載のカーボンナノチューブシート構造体の製造方法。
(付記8)
付記1〜4のうち、いずれか一項記載のカーボンナノチューブシート構造体と、
前記媒体の第1の主面に密着して形成された半導体チップと、
前記媒体の第2の主面に密着して形成されたヒートスプレッダと、を含むことを特徴とする半導体装置。
(付記9)
付記1〜4のうち、いずれか一項記載のカーボンナノチューブシート構造体をヒートスプレッダ部材の上に、前記媒体の第2の主面を下方に向けた状態で配設し、前記第2の末端部を前記ヒートスプレッダ部材に当接させる工程と、
前記第2の末端部を前記ヒートスプレッダ部材に固定する工程と、
前記カーボンナノチューブシートシート構造体を加熱して前記媒体を軟化させ、前記媒体を前記ヒートスプレッダ部材に接するように前記複数のカーボンナノチューブに対して相対的に移動させ、前記第1の末端部を前記媒体の第1の主面から突出させる工程と、
前記媒体の第1の主面上に半導体チップを配設し、前記第1の末端部に当接させる工程と、
前記第1の末端部を前記半導体チップに固定する工程と、
を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記10)
実装基板と、
前記実装基板上にフリップチップ実装された半導体チップと、
前記半導体チップを前記実装基板に接続する接続電極部と、を備え、
前記接続電極部は、請求項1〜4のいずれか一項記載のカーボンナノチューブシート構造体よりなることを特徴とする半導体装置。
(付記11)
前記実装基板は電子装置のプリント基板上に、第2の接続電極部により接続されており、前記第2の接続電極部は付記1〜4のいずれか一項に記載のカーボンナノチューブシート構造体よりなることを特徴とする請求項10記載の半導体装置。
11 基板
12 触媒金属層
13 カーボンナノチューブ
13A カーボンナノチューブ本体部
13C カーボンナノチューブ先端部
13a〜13c グラフェンシート
14 金属細線
15 媒体
14A,14B 金属層
20,40,60 半導体装置
21 半導体チップ
21A 半田バンプ
22 カーボンナノチューブシート構造体
23 ヒートスプレッダ
23A ヒートスプレッダ周辺部
23B 接着剤層
24 実装基板
24A 半田バンプ
25 プリント基板
41A,64A 接続電極部
41a,64a カーボンナノチューブ束領域

Claims (6)

  1. 相対向する第1および第2の主面で画成された媒体と、
    各々前記媒体の前記第1の主面から前記第2の主面まで延在する、複数のカーボンナノチューブと、を含み、
    前記複数のカーボンナノチューブの各々は、前記第1の主面に露出した第1の末端部と、前記第2の主面に露出した第2の末端部とを有し、
    前記複数のカーボンナノチューブの前記第1の末端部は、前記第1の主面において、開端し、前記第2の末端部は、前記第2の主面において、開端しており、
    前記複数のカーボンナノチューブの各々の内部は、前記第1の末端部から前記第2の末端部まで、金属により充填されていることを特徴とするカーボンナノチューブシート構造体。
  2. 前記媒体には、前記第1の主面に金属膜が形成されており、前記複数のカーボンナノチューブの前記第1の末端部は、前記金属面から露出していることを特徴とする請求項1記載のカーボンナノチューブシート構造体。
  3. 前記複数のカーボンナノチューブの各々は、外側が前記金属膜から延在する金属スリーブにより覆われており、前記金属スリーブは前記媒体の第2の主面において露出していることを特徴とする請求項2記載のカーボンナノチューブシート構造体。
  4. 基板上に複数のカーボンナノチューブを、前記基板側の第1の末端から、前記第1の末端に対向する第2の末端まで成長させる工程と、
    前記複数のカーボンナノチューブを、前記第2の末端において開端する工程と、
    前記複数のカーボンナノチューブ内に金属を充填する工程と、
    前記基板上において、前記複数のカーボンナノチューブの間に媒体を埋め込む工程と、
    前記基板を除去する工程と、
    を含むことを特徴とするカーボンナノチューブシート構造体の製造方法。
  5. 請求項1〜3のうち、いずれか一項記載のカーボンナノチューブシート構造体と、
    前記媒体の第1の主面に密着して形成された半導体チップと、
    前記媒体の第2の主面に密着して形成されたヒートスプレッダと、を含むことを特徴とする半導体装置。
  6. 実装基板と、
    前記実装基板上にフリップチップ実装された半導体チップと、
    前記半導体チップを前記実装基板に接続する接続電極部と、を備え、
    前記接続電極部は、請求項1〜3のいずれか一項記載のカーボンナノチューブシート構造体よりなることを特徴とする半導体装置。
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