JP2011057435A - ロール紙残量検知装置及び画像形成装置 - Google Patents

ロール紙残量検知装置及び画像形成装置 Download PDF

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Shigeru Morinaga
滋 森永
Akito Yoshimaru
明人 吉丸
Atsuo Tokunaga
篤郎 徳永
Yoshio Miyamoto
慶夫 宮本
Yusuke Harasawa
雄輔 原澤
Kikuya Nakada
喜久也 中田
Satoshi Hirata
聡 平田
Kentaro Uehara
健太郎 上原
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Abstract

【課題】芯体径が異なるロール紙の何れに対しても的確に残量検知できる手段の提供。
【解決手段】支点41を中心に揺動可能に支持され、一部がロール紙の外周に当接し、この当接部がロール紙の残量減少に応じて当接方向に変位するのに伴い揺動する検出ガイド40と、この揺動する検出ガイドの位置を検出する検出手段50a、50bを有し、検出ガイドの揺動位置を把握するための共通基準A―Aを設定し、セットされたロール紙の残量がニアエンドになった場合に、このセットされたロール紙が芯体径の異なるロール紙の何れの場合であっても検出ガイドの基準B―Bが、共通基準に対して同一の角度(γ)をとるように、検出ガイドを構成し、かかる同一の関係となる検出ガイドの位置を、検出手段で検知することにより、芯体径の異なるロール紙の所定の残量、例えばニアエンドを共通に検知する。
【選択図】図9

Description

本発明は、ロール紙の芯体径が異なる複数種のロール紙の何れに対しても的確に残量を検知することができるロール紙残量検知装置及びかかるロール紙残量検知装置を備えた複写装置、ファクシミリ、プリンタ、プロッタ、複合機、等の画像形成装置に関する。
通常のロール紙は、紙管とよばれる厚紙からなる筒状の芯体に紙が巻き付けられてなる。芯体部として、通常、芯体径(内径)が2インチと3インチの異なるサイズの2種のタイプのものが広く出回っている。ロール紙はロール給紙装置に取り付けられて使用に供されるが、一般的にロール紙残量を検出するための手段として、(a)ロール紙の外径の変化を検知する方式、(b)回転数を読み取る方式、(c)用紙の送り量から、残量を引き算して検出する方式、などが周知の技術として存在している。
しかし、芯体径が異なる複数種のロール紙を装着可能なロール紙給紙装置の場合、ロールの回転数や外径変化を読み取る方法だけでは、実際に装着されているロール紙のサイズと、残量検知手段の設定とが適合しない場合があるため、ロール紙が十分残った状態であるにも拘らずニアエンドと検知し、逆にロール紙が実際に無くなってエンド状態になっているにもかかわらず、検出上は十分残っていると検知するなどの問題が生じる。
上記課題を解決するため、(d)芯体径のサイズの違いを光学センサで検出した上で、シートの送り量と、ロールの回転数の変化から用紙の厚みを算出し、ロールの正確な残量を検知する方式が開示されている(例えば、特許文献1参照)。すなわち、ロール紙を本体内部にセットするためのホルダーとロール紙の回転を検出する軸回転検出部とロール紙を支持する軸の軸径を支持する軸の軸径を検出する軸検出部とロール紙の搬送を行う搬送部と上記処理部の制御を行うCPU部とで構成され、検出方法は一定量のロール紙を引き出した時にロール紙の軸回転検出部からのパルス情報とロール紙軸の軸径検出部の紙管情報とをCPUで総合的に判断して高精度なロール紙の残量予測を予測するものである。
また、上記(a)のロールの外径から残量を検知する方式として、異なるロール内径に対応するために、ロール保持部材の径を検出し、それに応じて、検知ガイドを移動させることで、残量検知を可能にする方式が示されている(例えば、特許文献2参照)。すなわち、ロール状に巻回した長尺の記録材を順次巻きほどきながら使用する画像形成装置において、ロール状の記録材の外形を検知する手段を有し、紙厚、芯体径が異なるロール状の記録材に対応するため、前記ロール状の記録材を検知する手段が複数個あり、検知する領域が夫々異なるように配置してある。
これらの改良技術では、ロールの芯体径を検出するための機構が必要であり、また、芯体径に応じて残量検知ガイドの支点位置を移動させるなどして、切り替える必要があるし、そのため、ユーザーや機構によるガイド位置の切り替え動作が必要となり、かつ、多種多様の検出手段を必要とし、構成が煩雑となっている。
本発明は上述の事情の下になされたもので、芯体径の異なるロール紙であっても簡易な構成により、検出ガイドの支点となる位置を切り替えることなくロール紙の所定の残量を検知するロール紙残量検知装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を達成するため、本発明の第1の手段のロール紙残量検知装置は、異なる芯体径のロール紙を、芯体径の違いに応じてロール紙の回転中心を異ならせて装着することが可能であり、このように装着されたロール紙の残量を検知するロール紙残量検知装置であって、支点を中心に揺動可能に支持されていてその一部がロール紙の外周に当接し、この当接部がロール紙の残量減少に応じて当接方向に変位するのに伴い揺動する検出ガイドと、この揺動する検出ガイドの位置を検出する検出手段を有し、前記検出ガイドの揺動位置を把握するための基準であって異なる芯体径のロール紙の何れを装着した場合にも適用できる不動不変の共通基準を設定し、セットされたロール紙の残量が所定の残量になった場合に、このセットされたロール紙が芯体径の異なるロール紙の何れの場合であっても前記検出ガイドが、前記共通基準に対して同一の角度をとるように、前記検出ガイドを構成し、かかる同一の関係となる前記検出ガイドの位置を、前記検出手段で検知することにより、芯体径の異なるロール紙の所定の残量を共通に検知することとした。
本発明の第2の手段のロール紙残量検知装置は、上記第1の手段において、前記ロール紙に当接する前記検出ガイドは、異なる芯体径のロール紙に応じて、該ロール紙の外周に当接する当接部が異なる位置に切り替わることとした。
本発明の第3の手段のロール紙残量検知装置は、上記第1又は第2の手段において、前記ロール紙に対する前記検出ガイドの前記当接部を、ロール紙外周に当接するコロで構成した。
本発明の第4の手段のロール紙残量検知装置は、上記第3の手段において、装着可能な異なる芯体径のロール紙が2種である場合、前記コロが芯体径の異なるロール紙のそれぞれに対応して設けられた合計2つのコロとした。
本発明の第5の手段のロール紙残量検知装置は、上記第1乃至第4の何れかの手段において、「異なる芯体径のロール紙を、芯体径の違いに応じてロール紙の回転中心を異ならせて装着する手段」は、ロール紙の給紙手段として構成されていて、該「給紙手段」は、ロール紙を、その芯体径に応じて該ロール紙の両端を保持するフランジ部材と、該フランジ部材を回転方向上の上流側、下流側の2箇所で回転自在に支持するコロとを有し、1箇所のコロは、ロール紙の芯体径の違いに拘らずロール紙の芯体径に対応するフランジ部材を共通に支持する共通のコロであり、他の1箇所のコロはロール紙の芯体径に対応する各フランジ部材に対応して設けられていることとした。
本発明の第6の手段の画像形成装置は、ロール紙残量検知装置を備えた画像形成装置において、ロール紙残量検知装置が上記第1乃至第5の手段の何れかに記載のロール紙残量検知装置であることとした。
本発明の第1、2の手段のロール紙残量検知装置では、芯体径の異なるロール紙であっても簡易な構成により、検出ガイドの支点となる位置を切り替えることなくロール紙の所定の残量(例えば、ニアエンド状態)を検知することができる。
本発明の第3の手段のロール紙残量検知装置では、ロール紙に対する検出ガイドの当接部がコロであるので、ロール紙の円周面を損なうことなく、円滑に該ロール紙の回転に応じて当接状態を保持して検出ガイドの位置を検出手段に伝える。
本発明の第4の手段のロール紙残量検知装置では、2つのコロのそれぞれが、芯体径の異なるロール紙のそれぞれに対応してロール紙の円周面に当接することで、円滑にロール紙の所定の残量(例えば、ニアエンド状態)を検知することができる。
本発明の第5の手段のロール紙残量検知装置では、芯体径の違いに対応するフランジ部材の支持コロを有することで、芯体径の違いに応じてロール紙の回転中心を異ならせて装着し、芯体径の異なるロール紙であっても、検出ガイドの支点となる位置を切り替えることなく共通基準に対して検出ガイドのなす角度が、所定の残量(例えば、ニアエンド状態で)異なる芯体径のロール紙で共通角(同一角度)とすることができる。
本発明の第6の手段の画像形成装置では、搭載されたロール紙残量検知装置により、芯体径の異なるロール紙であっても簡易な構成により、検出ガイドの支点となる位置を切り替えることなくロール紙の所定の残量(例えば、ニアエンド状態)を検知することができる。
インクジェット方式のプリンタの全体構成を模式的に示す概略構成図である。 プリンタにおけるロール紙残量検知装置のうち、ロール紙を回転可能に支持する給紙手段を、ロール紙の回転軸の方向から見た図である。 プリンタにおけるロール紙残量検知装置のうち、ロール紙を回転可能に支持する給紙手段を、ロール紙の回転軸の方向から見た図である。 給紙手段を、フランジ受け台にフランジ部材が載置されていない状態でフランジ受け台より上方から見た上面図である。 給紙手段を、フランジ受け台にフランジ部材が載置されていない状態でフランジ受け台より内側から見た斜視図である。 給紙手段を、フランジ受け台にフランジ部材が載置されている状態でフランジ受け台より内側から見た斜視図である。 給紙手段において、ロール紙の回転軸の方向から見た場合におけるフランジ、中継コロ及び支持コロの関係を模式的に示した図である。 給紙手段において、フランジ、中継コロ及び支持コロの関係を模式的に示す上面図である。 3インチロール紙の残量検知のための構成を説明した図である。 2インチロール紙の残量検知のための構成を説明した図である。 (a)、(b)、(c)、(d)は、フィラーの回動に伴う光透過型センサに対するとフィラーの位置関係を、順を追って示した説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[実施形態1]
実施形態1では、本発明に係るロール紙残量検知装置の一部をなし、異なる芯体径のロール紙を、芯体径の違いに応じてロールの回転中心を異ならせて装着し、給紙することのできる給紙手段及び該給紙手段を備えたインクジェットプリンタを説明する。以下に述べる給紙手段はインクジェットプリンタに搭載され、本発明の特徴部分である検出ガイドと該検出ガイドの位置を検出する検出手段を備えるが、これら検出ガイド及び検出手段にかかる詳細については、実施の形態2で説明する。以下で述べるインクジェットプリンタは、本発明に係る画像形成装置の一例である。
はじめに、インクジェット方式のプリンタの全体構成を説明した図1を参照し、する。図1は、本実施の形態に係るインクジェット方式のプリンタの全体構成を模式的に示す概略構成図である。
図1に示すように、本実施の形態に係るインクジェット方式のプリンタ30は、ロール紙を給紙する給紙手段5、5a、5bと、画像形成部23を備える。給紙手段5、5a、5bは、異なる芯体径のロール紙を、芯体径の違いに応じてロールの回転中心を異ならせて装着することができ、本発明におけるロール紙残量検知装置の一部をなす。本実施の形態に係るインクジェット方式のプリンタ30は、給紙手段を3台備えている。
図1に示すように、画像形成部23は、用紙テンション付加手段10と、レジストローラ13と、レジスト加圧ローラ14と、ヘッド15と、キャリッジ16と、主走査ステー17と、チャンバー18と、吸引ファン19と、カッター20と、反転排紙用紙ガイド21と、排紙トレー22とを有する。用紙テンション付加手段10は、搬送ガイド10aを揺動させるスプリング11と、レジストローラ13等駆動に係る駆動モータ12とを有する。
次に、図1から図3を参照し、本実施の形態に係るインクジェット方式のプリンタにおける給紙手段を含むロール紙残量検知装置の概略構成について説明する。
図2及び図3は、本実施の形態に係るインクジェット方式のプリンタにおけるロール紙残量検知装置のうち、ロール紙を回転可能に支持する給紙手段を、ロール紙の回転軸の方向から見た図である。図2は、フランジ受け台に2インチの内径を有するロール紙に対応する2インチ用の第1のフランジが載置されている状態を示す。図3は、フランジ受け台に3インチの内径を有するロール紙に対応する3インチ用の第2のフランジが載置されている状態を示す。
図1及び図2(又は図3)に示すように、給紙手段5は、ロール紙2(芯体径の異なるロール紙2a、2bの総称)と一体化されるフランジ部材1a(又は1b)を受けるフランジ受け台3と、巻き戻しローラ4と、給紙ローラ6と、駆動装置7等を備えている。
フランジ部材1a(又は1b)は円盤状に形成され、フランジ部材1a(又は1b)の外径はロール紙2a(又は2b)の最大外径よりも小さくなっている。フランジ部材1a(又は1b)は、ロール紙2a(又は2b)の紙管(巻き芯=芯体)の軸方向に沿って両端にそれぞれ同軸上に固定されている。
これらロール紙2a、2bは、芯体の外周に長尺用紙が巻かれている。ロール紙には芯体の径が異なる複数のサイズを有するものがあり、本実施形態に係るインクジェット方式のプリンタ30では、ロール紙の芯体として、一般的なサイズである2インチ又は3インチの内径を有するもの(以下、「2インチ及び3インチのロール紙」といい、それぞれを、2インチの「第1のロール紙2a」、3インチの「第2のロール紙2b」という。)が使用可能である。また、ロール紙2のそれぞれは、芯体径が2インチ又は3インチの内径を有するものに対応する。
フランジ受け台3は、中継コロ25を1つ備えている。またフランジ受け台3は、フランジ支持コロ(以下、単に支持コロという。)を2つ備えている。2つの支持コロを、第1の支持コロ27及び第2の支持コロ28とする。図2(又は図3)に示すように、フランジ受け台3には、フランジ部材1a(又は1b)が載置されている。フランジ受け台3は、異なる内径を有するそれぞれのロール紙(2インチの第1のロール紙2a及び3インチの第2のロール紙2b)の端部に対応して取り付けられた互いに異なる外径を有するフランジ部材1a(又は1b)の外周面を回転自在に支持している。また、フランジ受け台3において、異なる内径を有するそれぞれのロール紙(2インチの第1のロール紙2a及び3インチの第2のロール紙3a)が交換可能である。
中継コロ25は、フランジ受け台3の一端側(給紙ローラ6側)でフランジ部材1a(又は1b)の当接部の外周面に当接して支持するとともに、巻戻しローラ4とも当接(又は接触若しくは係合)している。中継コロ25は、2インチ及び3インチの2種類のロール紙に共通して設けられており、フランジ部材1a(又は1b)のいずれにも当接し、2インチ及び3インチの2種類のロール紙のいずれをも回転可能に支持する。
第1の支持コロ27、第2の支持コロ28は、フランジ受け台3の他端側でフランジ部材1a(又は1b)の当接部の外周面に当接して支持する。第1の支持コロ27、第2の支持コロ28は、芯体の内径が2インチ及び3インチの2種類のロール紙のそれぞれに対応して設けられており、対応するロール紙に取り付けられているフランジ部材に当接してロール紙を回転可能に支持する。本実施の形態では、一例として、第1の支持コロ27が2インチのロール紙に対応し、第2の支持コロ28が3インチのロール紙に対応している。
すなわち、ロール紙を、その芯体径に応じて該ロール紙の両端を保持するフランジ部材を支持するコロとして、該フランジ部材を回転方向上の上流側、下流側の2箇所で回転自在に支持するコロを有し、1箇所のコロは、ロール紙の芯体径の違いに拘らず対応するフランジを共通に支持する共通のコロ(中継コロ25)であり、他の1箇所のコロはロール紙の芯体径に対応するフランジに対応して設けられているコロ(第1の支持コロ27、第2の支持コロ28)である。
このように、芯体径の違いに対応するフランジ部材の支持コロ(第1の支持コロ27、第2の支持コロ28)を有することで、芯体径の違いに応じてロール紙の回転中心を異ならせて装着し、芯体径の異なるロール紙であっても、検出ガイドの支点となる位置を切り替えることなく共通基準に対して検出ガイドのなす角度が、異なる芯体径のロール紙で共通角(同一角度)とすることができる。
巻戻しローラ4は、図4から図6を用いて後述するように、ロール紙2の両端に位置している2つのフランジ受け台3の中継コロ25と接触するように長尺に形成される。巻戻しローラ4は、駆動装置7で駆動され、給紙時と逆に回転して第1のロール紙2a(又は第2のロール紙2b)に用紙を巻戻す。具体的には、「巻戻しローラ4」〜「中継コロ25」〜「フランジ部材1a(又は1b)」間での摩擦接触によって、駆動装置7からの駆動力が巻戻しローラ4に伝達され、フランジ部材1a(又は1b)を逆回転させる。すなわち、中継コロ25は、巻戻しローラ4からの駆動力をフランジ部材1に中継伝達するものである。
巻戻しローラ4には、クラッチ機構として、図示しないワンウェイクラッチが接続されている。すなわち、巻き戻しローラ4はワンウェイクラッチを備えている。ワンウェイクラッチは、駆動装置7からの駆動力を、巻き戻し回転の際には伝達し、順送り回転の際には遮断する。
給紙ローラ6は、1組のローラ対から構成され、駆動装置7からの駆動によってロール紙2からの用紙をローラ対の間を通して順送り方向に搬送するように回転し、ロール紙2から用紙を用紙テンション付加手段10へ搬送する。
駆動装置7は、例えばモータ等で構成され、ロール紙2からの用紙を順方向へ搬送するための駆動力、又はロール紙2に用紙を巻き戻すための駆動力を、給紙ローラ6や巻戻しローラ4に与える。
ロールトレイ上8には、フランジ部材、ロール紙、フランジ受け台、巻き戻しローラ、給紙ローラから構成されるロール紙の給紙手段5aがもう1組設けられている。更に、ロールトレイ下9は、ロールトレイ上8の下方に設置され、上述した構成のロールの紙給手段5bがもう1組設けられている。すなわち、本実施の形態に係るインクジェット方式のプリンタ30は、ロール紙給紙手段として符号5、5a、5bで示した3台を備えている。
次に、図1から図3を参照し、インクジェット方式のプリンタにおけるロール紙の給紙及び画像形成の動作について説明する。
始めに、ロール紙給紙手段5から画像形成部23に向けてロール紙から用紙を順送り方向に給紙する順送り動作について説明する。
ロール紙給紙装置5から画像形成部23に向けてロール紙2を順送り方向に給紙する際、駆動装置7が正回転して、図1から図3において、給紙ローラ6を反時計回りに回転させ、ロール紙2から用紙を送り出す。ロール紙2から用紙を送り出す際、ロール紙2に取り付けられたフランジ部材1a(又は1b)が反時計回りの方向に回転するのに伴い、中継コロ25は時計回りの方向に回転する。また、ロール紙2から用紙を送り出す際、駆動装置7の用紙を順方向へ搬送するための回転駆動力は、図示しないワンウェイクラッチにより巻戻しローラ4へ伝達されない。従って、巻戻しローラ4は駆動装置7で回転駆動されることはなく、ロール紙2から中継コロ25を介して中継伝達された駆動力により、反時計回りの向きに回転する。中継コロ25と巻戻しローラ4の間、更には中継コロ25とフランジ部材1a(又は1b)の間には若干滑りが生じる。一方、給紙ローラ6とロール紙2との間には用紙の弛みは生じない。
ロール紙2から給紙される用紙に画像を形成する画像形成は、第1のロール紙2a(又は第2のロール紙2b)の給紙方向に垂直な方向に所定の時間内に行われる必要がある。従って、所定の時間毎に搬送と停止を繰り返す間欠搬送を行う。間欠搬送を行ってロール紙2から用紙を送り出す場合、停止時に給紙ローラ6とフランジ部材1a(又は1b)との間でロール紙2が弛むことがないように、給紙ローラ6の回転が停止するのと略同時か又は給紙ローラ6の回転が停止するよりも早くフランジ部材1a(又は1b)の回転を停止させる必要がある。
そこで、ロール紙2から用紙を送り出す時は、巻戻しローラ4を固定してフランジ部材1a(又は1b)にブレーキ力をかけながら行う。フランジ部材1a(又は1b)にブレーキをかける一つの方法としては、例えばワンウェイクラッチによってフランジ部材にブレーキをかけた状態にし、ブレーキがかけられた状態でロール紙2から用紙を送り出すことができる。
このようにして給紙ローラ6から搬送された用紙は、用紙搬送路中に形成された用紙テンション付加手段10へと搬送される。用紙テンション付加手段10は、基本的に内周側の揺動可能な搬送ガイド10aとスプリング11とから構成されており、繰り出される用紙のテンションに対するバッファ機能も果たしている。
用紙テンション付加手段10の更に下流側のレジストローラ13とレジスト加圧ローラ14の間に搬送された用紙は、チャンバー18上のプラテン板上に搬送される。チャンバー18の下に配置された吸気ファン19によってチャンバー内に負圧が形成され、プラテン板に設けられた複数の穴によって、用紙はプラテン板上に吸い付けられ、用紙の平面度が維持される。
プラテン板の上には、インクを吐出するためのヘッド15を搭載したキャリッジ16が配置されており、キャリッジ16は主走査ステー17に沿って用紙の幅方向(図中紙面を貫く方向。)に往復し、インクをプラテン板上の用紙に向かって吐出し、用紙に画像を形成する。用紙はヘッド15の幅に対応してキャリッジ16が移動するたびにレジストローラ13より所定の長さ分が送り出される(間欠搬送)。また、画像形成が終わると、カッター20が適宜駆動されて、所定の長さにカットされ、反転排紙用紙ガイド21に沿って搬送され、排紙トレー22に排出される。
図4は、本実施の形態に係る給紙手段を、フランジ受け台にフランジ部材が載置されていない状態でフランジ受け台より上方から見た上面図である。図5は、本実施の形態に係る給紙手段を、フランジ受け台にフランジ部材が載置されていない状態でフランジ受け台より内側から見た斜視図である。図6は、本実施の形態に係る給紙手段を、フランジ受け台にフランジ部材が載置されている状態でフランジ受け台より内側から見た斜視図である。
図4又は図5に示す紙給手段5において、フランジ受け台3は、図1に示したロールトレイ上8又はロールトレイ下9に設けられた受け台位置決めステー31に取り付けられている。また、フランジ受け台3は、回転可能に支持されるロール紙の両端に対応し、受け台位置決めステー31に2箇所設けられている。また、中継コロ25、第1の支持コロ27及び第2の支持コロ28は、支持されるロール紙の回転軸に垂直な同一の面内に設けられている。また、巻戻しローラ4は、ロール紙2の両端に位置している2つのフランジ受け台3の中継コロ25と接触するように長尺に形成される。
図2、図3及び図5に示すように、フランジ受け台3は、支持されるロール紙の回転軸に沿う手前側(内側)の収容壁32と、支持されるロール紙の回転軸に沿う手前側に対して反対側に位置する外側の収容壁33のそれぞれに、フランジ部材1a(又は1b)の当接部の形状に対応して略半円形の切欠き部32a、33aが設けられている。また、外側の収容壁33に設けられる略半円形の切欠き部33aは、手前側(内側)の収容壁32に設けられる略半円形の切欠き部32aよりも大きく切欠かれている。
2インチ用の第1のフランジ部材1aとフランジ受け台3との関係は、図2に示される。2インチ用の第1のフランジ部材1aの支持用当接部36aは、中継コロ25及び支持コロ27と当接して回転可能に支持されている。このとき、2インチ用の第1のフランジ部材1aと第2の支持コロ28とは非接触である。また、図6にも示すように、2インチ用の第1のフランジ部材1aには、中継コロ25及び第1の支持コロ27と当接して回転可能に支持されている支持用当接部36aから突き当て部37aを介し、2インチのロール紙の芯体部と嵌合し一体化する嵌合部38aが設けられている。
3インチ用の第2のフランジ部材1bとフランジ受け台3との関係は、図3に示される。3インチ用の第2のフランジ部材1bの当接部36bは、中継コロ25及び支持コロ28と当接して回転可能に支持されている。このとき、3インチ用の第2のフランジ部材1bと支持コロ27とは非接触である。また、上記第1のフランジ部材1aの場合と同様に、図6に示したように、3インチ用の第2のフランジ部材1bについても、中継コロ25及び第2の支持コロ28と当接して回転可能に支持されている支持用当接部36bから突き当て部37bを介し、3インチのロール紙の芯体部と嵌合し一体化する嵌合部38bが設けられている。
これら嵌合部38a(38b)に、ロール紙の中心部にある紙管(芯体部)を嵌合させた状態で、フランジ部材1a(1b)をフランジ受け台3に装着し、ロール紙から引き出された紙の端部を、給紙ローラ6などを介して送り出すようにすることで給紙が可能になる。
図5に示すように、フランジ受け台3の第1の支持コロ27が設けられている側に、フランジ部材1a(又は1b)を取り付けた状態でロール紙2をフランジ受け台3に載置する際のガイドとなるように、斜面部34を設けてもよい。また、フランジ受け台3のロール紙の回転軸に沿う手前側(内側)に隣接して、ロール紙2から用紙を給紙する際のガイドとなるように、斜面部35を設けてもよい。
このように構成されたフランジ受け台3は、ロール紙2の紙幅方向の両端部にフランジ部材が取り付けられるのに対応し、ロール紙2の回転軸方向に沿って両端から等距離にある中心点を通り、回転軸に垂直な面を中心として略面対称になるように、更にもう一つがロール紙2の他端に対応して設けられる。すなわち、フランジ受け台3は、左右一対になるように、設けられる。
図5に示すようなフランジ受け台3に、ロール紙2に取り付けられたフランジ部材1a(1b)が載置されている様子を図6に示す。ただし、図6においては、理解を容易にするために、ロール紙を図示していない。図5及び図6に示すように、ロール紙2に取り付けられたフランジ部材1a(1b)は、フランジ受け台3の中継コロ25及び第1の支持コロ27又は第2の支持コロ28によって、回転可能に支持されるとともに、フランジ受け台3の収容壁32、33によって、フランジ部材1a(1b)がロール紙2とともに回転軸に沿う方向に移動して外れないように拘束されている。
図7及び図8を参照し、ロール紙の回転軸の方向から見たときの、2インチ用の第1の支持コロ27が設けられる位置及び3インチ用の第2の支持コロ28が設けられる位置について説明する。
図7は、給紙手段5において、ロール紙2の回転軸の方向から見た場合におけるフランジ、中継コロ及び支持コロの関係を模式的に示した図である。図7では、給紙ローラ6も合わせて図示されている。図8は、給紙手段5において、フランジ、中継コロ及び支持コロの関係を模式的に示す上面図である。
本実施の形態では、2インチ及び3インチの2種類のいずれのロール紙にも対応できるように、外形(外径)が異なる2インチ用及び3インチ用の2種類のフランジ部材1a、1bが用いられる。それに伴って、フランジ受け台3には、それぞれ2種類のフランジ部材1a、1bに対応する第1の支持コロ27、第2の支持コロ28が設けられている。
第1の支持コロ27、第2の支持コロ28は、2インチ及び3インチの2種類のロール紙のうちいずれのロール紙にも対応できるように、支持されるロール紙の回転軸の方向から見たときに、異なる2つの位置に設けられる。第1の支持コロ27、第2の支持コロ28のそれぞれは、2種類のロール紙のそれぞれを支持する際に、2種類のフランジ部材1a、1bのそれぞれに当接する。
図8に示したように、第2の支持コロ28、第1の支持コロ27は、回転可能に支持されるロール紙2の回転軸に垂直な同一の面内に設けられている。換言すれば、3インチ用の第2の支持コロ28は、2インチ用の第1の支持コロ27と、回転可能に支持されるロール紙の回転軸方向上の同一の位置に設けられる。また、2インチ用の第1の支持コロ27及び3インチ用の第2の支持コロ28は、ロール紙の回転軸の方向から見たときに、互いに異なる位置に設けられている。
図7に示したように、2インチ用の第1の支持コロ27(3インチ用の第2の支持コロ28)に関し、ロール紙2から用紙が破線矢印で示す向きに引き出される際に、3インチ用の第2の支持コロ28よりも2インチ用の第1の支持コロ27が、中継コロ25の第1の支持コロ27側と反対の側(本実施の形態では、中継コロ25のロール紙からの用紙が繰り出される側と反対側)に浮き上がりにくい位置に設けられる。
具体的には、2インチ用の第1の支持コロ27は、2インチの第1のロール紙2aに対応し、2インチの第1のロール紙2aに対応する2インチ用の第1のフランジ部材1aが中継コロ25に第1の位置P1で当接するように設けられる。また、3インチ用の第2の支持コロ28は、3インチの第2のロール紙2bに対応し、3インチの第2のロール紙2bに対応する3インチ用の第2のフランジ部材1bが中継コロ25に第2の位置P2で当接するように設けられる。このとき、第1の位置P1の鉛直方向の高さは、第2の位置P2の鉛直方向の高さよりも低い。
すなわち、2インチ用の第1のフランジ部材1aが支持コロ27と中継コロ25とに当接して支持されるときの第1のフランジ部材1aと中継コロ25との当接位置である第1の位置P1が、3インチ用の第2のフランジ部材1bが支持コロ28と中継コロ25とに当接して支持されるときの第2のフランジ部材1bと中継コロ25との当接位置である第2の位置P2よりも低い位置となるように、2インチ用の第1の支持コロ27及び3インチ用の第2の支持コロ28の配置が設定されている。
図7において、ロール紙の回転軸の方向から見たときの、中継コロ25の中心をC0とし、2インチ用の第1のフランジ部材1aの中心をC1とし、3インチ用の第2のフランジ部材1bの中心をC2とする。また、中心C0を通り鉛直方向に沿う直線をL0とし、中心C0と中心C1とを通る直線をL1とし、C0とC2とを通る直線をL2とする。また、直線L0と直線L1との間の角度をθ1とし、直線L0と直線L2との間の角度をθ2とする。
このような位置関係を仮定するとき、2インチ用の第1のフランジ部材1aの中継コロ25に対する当接位置(第1の位置P1)が、3インチ用の第2のフランジ部材1bの中継コロ25に対する当接位置(第2の位置P2)よりも低い位置となっている場合には、θ1>θ2となっている。
更に、図8に示すように、2インチ用の第1の支持コロ27及び3インチ用の第2の支持コロ28が、ロール紙の回転軸に垂直な同一の面内に設けられているため、2インチ用の第1の支持コロ27は、3インチ用の第2のフランジ部材1bが、中継コロ25及び3インチ用の第2の支持コロ28に支持される際に、2インチ用の第1の支持コロ27に接触しないような位置に設けられている。すなわち、ロール紙の回転軸の方向から見たときに、図7に示すように、2インチ用の第1の支持コロ27は、3インチ用の第2のフランジ部材1bの当接部の外周よりも外側の領域に設けられる。
また、このとき、図7に示すように、ロール紙の回転軸の方向から見たときに、2インチ用の第1の支持コロ27は、当該第1の支持コロ27に支持される際の2インチ用の第1のフランジ部材1aの支持用当接部36aの外周の最下点であるQ1が、3インチ用の第2の支持コロ28に支持される当該第2のフランジ部材1bの支持用当接部36bの外周の最下点であるQ2よりも下方側になるように設けられてもよい。
上記のようなフランジ方式によるロール紙の給紙手段において、中継コロ25、第1の支持コロ27、第2の支持コロ28、支持用当接部36a、36bなど関係が上記のようなθ1>θ2とか、最下点Q1よりも最下点Q2が下方側になるなどの条件を満たす場合には、紙管の内径(芯体径)が異なる複数の種類のいずれのロール紙を用いる場合にも、ロール紙の浮き上がりによる用紙の弛みの発生を防止し、安定してロール紙を搬送することができることとなる。
なお、ロール紙の紙管(巻き芯)の内径は2インチ、3インチに限られるものではなく、互いに異なる2種類のサイズであれば他のサイズでもよい。また、互いに異なる2種類の紙管の内径のみならず、3種類以上の複数の種類のロール紙が用いられてもよい。3種類以上の複数の種類のロール紙が用いられる場合、その複数の種類のロール紙の紙管(巻き芯)の内径に対応した複数の種類のフランジ部材が用いられてもよい。
[実施形態2]
実施形態2では、本発明の特徴部分であるロール紙のニアエンドを検出する検出ガイドと該検出ガイドの位置を検出する検出手段について説明する。
本発明に係るロール紙残量検知装置では、異なる芯体径のロール紙を装着できる給紙手段を含む構成であって、芯体径の違いに応じてロール紙の回転中心が異なることを前提としている。実施形態1で述べたような給紙手段では、ロール紙の浮き上がりによる用紙の弛みの発生を防止し、安定してロール紙を搬送するなどの固有の目的を達成するための観点からの構成の結果、芯体径の違いに応じてロール紙の回転中心が異なる構成となっているが、本発明上は、かかる目的達成のための構成は必ずしも必要ではなく、要は、芯体径の違いに応じてロール紙の回転中心が異なる構成の給紙手段であればよい。
以下に、本発明に係るロール紙残量検知装置の特徴部分を説明するにあたり、実施形態1で述べた給紙手段の構成は、ロール紙の浮き上がり防止の利点もあり、実施上有益であるので、実施例1で述べた部材構成を用いて説明する。
図9は、実施形態1における3インチのフランジ部材1b(3インチの第2のロール紙2b)を装着した図3に対応し、図10は実施形態1における2インチのフランジ部材1a(2インチの第1のロール紙2a)を装着した図2に対応する。図9、図10では、実施形態1における給紙手段5に、ロール紙のニアエンドを検出する検出ガイド40と該検出ガイドの位置を検出する検出手段(第1センサ50a、第2センサ50b)を付加し、ロール紙残量検知装置の機械的な部分を構成している。
なお、残量検知としては、検知手段(第1センサ50a、第2センサ50b)による検知結果を処理判断し表示するため、例えば、これらの信号の検知結果の組み合わせ信号パターンを認識する検知結果認識手段と、信号パターンと実際のロール紙残量の関係をロール紙サイズ別にデータ化したテーブルを記憶する記憶手段と、検知結果認識手段が認識した信号パターンを該テーブルと照合して、現在検知しているロール紙についての残量を判断する判断手段等を包含する制御手段(CPUを含む)と、該判断手段による判断結果を表示する表示手段等を必要とするが、一般的な技術で足るのでここでは詳述は略す。
図9において、3インチの第2のロール紙2bの紙管(芯体部)45bに3インチ用のフランジ部材1bの嵌合部38b(図3、図6)を嵌合してフランジ部材とロール紙を一体化し、これをフランジ受け台3(図示せず)にセットした状態を示す。このように、3インチの第2のロール紙2bをセットした場合、紙ロールを保持する3インチ用のフランジ1bは、中継コロ25と3インチ用の第2の支持コロ28によって支持される。第2のロール紙2bの一端側は給紙ローラ6を経て引き出されているが、第2のロール紙2bは実線で示すように残量100パーセントの状態である。
検出ガイド40は、残量100パーセント状態の2インチ及び3インチの両ロール紙の外周曲面に略沿う湾曲形状をしたレバー41と、レバー41と一体の支点軸42と、支点軸42と一体のフィラー43等で構成されている。支点軸42は第2のロール紙2bの外周から離間した斜め上方に位置し、その中心軸線の方向を、残量検知対象であるセットされたロール紙の中心軸線の方向と平行に合わせて、ロール紙残量検知装置の本体側板(図示されず。)に軸支されている。
レバー41の自由端側(支点軸42から離れた側)の端部付近には支点軸42からの距離が遠い位置と、近い位置に夫々、ロール紙の外形に当接する部材として同径のコロ41a、41bがその中心軸線を支点軸42の中心軸線と平行にして軸支されている。コロ41bは残量検知時において大径の第2のロール紙2bの外周と当接するコロであり、コロ41aは残量検知時において小径の第1のロール紙2aの外周と当接するコロである。
検出ガイドの当接部をコロとしているので、当接するロール紙の外円周面(表面)を損なうことなく、円滑に該ロール紙の回転に応じて当接状態を保持して検出ガイドの位置を検出手段に伝えることができる。図9、図10に示した例において、支点軸42とコロ41aの各中心を通る1本の仮想直線を引いたとき、コロ41bの中心は該仮想直線の近傍、ロール紙の中心から離れた側にある。
仮に、コロ41a、41bを残量100パーセント状態の第2のロール紙2bの外周曲面から離れた状態で対向させてから、レバー41の自由端側が第2のロール紙2bの外周に近づくようにレバーを回動させると、先ず、コロ41bだけが第2のロール紙2bの外周曲面に当接し、他の部位は接触しない。もちろん、コロ41aは第2のロール紙2bの外周曲面から離れた位置にある。図9において実線で示す検出ガイド40はこの状態を示している。第2のロール紙2bの外周曲面に対するコロ41bの当接状態、コロ41aの非接触状態は第2のロール紙2bが所定の残量、例えばニアエンド状態になった場合でも同じである。これを図9において、2点鎖線の検出ガイド40で示す。
このように、図9に示した3インチの第2のロール紙2bの場合は、残量100パーセント状態での用紙の最大外径(最大外径の外周62)から、検知したい所定の残量、例えば、残量が殆ど無いニアエンド(ニアエンド時のロール紙の外周61)における外径になるまでコロ41bをロール紙お外周に当接させ、その間は、コロ41aとは当接しないようにレバー41の形状およびコロ41a、41bの位置関係が決定されている。
コロ41b(41a)によるロール紙外周に対する当接状態の保持には、レバー41の自重を利用した回転モーメントを利用することもできるが、利用できない態様の場合や、確実な当接を計るには、支点軸42に捩りコイルばねをセットし、ばねにより所望の当接方向への付勢力を与えるようにするのがよい。
フィラー43は扇形をした遮光性材料からなる板状体であり、曲線状をした外周部の中央部分が両端部を残して凹型に切り欠かれて凹型の切り欠き部を有しており、扇の要の部位で支点軸42と一体化している。フィラー43は支点軸42と一体化しているので、コロ41bがロール紙の消費による残量減少に伴いその外周面が変位することによりレバー41が回動するのと一緒に回動する。
図11において、上記凹型の切り欠き部は光透過部43aを構成し、該光透過部43a(切り欠き部)の両側に位置する残部は、第1センサ50a、第2センサ50bによる遮光部43b、43cを構成している。これら光透過部43aと遮光部43b、43cの位置関係は、支点軸42を中心とするフィラー43の回転軌跡上に光透過部43aが位置する関係となっている。
このように、フィラー43の回転軌跡上には、検出ガイド40の位置(コロ41a、41b等の位置)を検出する検出手段として、板状のフィラー43の遮光部43a、43bを、該フィラー43とは非接触でサンドイッチ状に挟むように光透過型の第1センサ50a、第2センサ50bが対向配置されている。これら第1センサ50a、第2センサ50bのセンサは、発光部と受光部とで一対をなし、発光部からの光が受光部で受光される場合と受光されない場合を検知して信号を前記制御手段に出力する。これら第1センサ50a、第2センサ50bはロール紙残量検知装置の本体側板(図示されず。)に設けられる。
かかる構成によれば、ロール紙の使用による第2のロール紙2bの残量減少に伴うレバー41の揺動と連動し、第1センサ50a、第2センサ50bにおける光透過、遮光状態の組み合わせパターンが段階的に変化することから、制御手段は該組み合わせパターンから、残量を段階的に検出し、最終的には、所定の残量(例えば、ニアエンド)を検知することができる。表1にセンサ出力と残量との関係を示す。
Figure 2011057435
図9において、嵌合部38bに新しい3インチの第2のロール紙2bの紙管45bをセットした場合の初期状態を実線で示している。この残量100パーセントの外周にコロ41bが当接し、第1センサ50a、第2センサ50bは共に、フィラー43の遮光部に対向している。
かかる初期状態において、残量検知時におけるフィラー43の回転方向(時計回りの向き)での回転方向下流側の端部(遮光部43cの端部)に第1、第2センサ50a、50bが位置している。この状態からロール紙が使用されると、コロ41bは、ロール紙の径が減少するのに追随して支点軸42を中心に時計まわりの向きに回動する。フィラー43の遮光部43cは区間幅を有するので、ある程度の紙の減量までは遮光部53に対向した状態が保持され、両センサによる検知信号パターンが同じ検知状態が継続する。
両センサ50a、50bが共にフィラー43の遮光部43cに対向している状態は、図11(a)に示した状態に対応する。図11(a)では、上記したとおり、第1センサ50a、第2センサ50bが共に遮光部43c上にあるので、第1センサ50a、第2センサ50b共に受光なし(×)を検知する。この検知状態は、未使用の新しいロール紙を装着直後の状態(残量100%)から紙が使用されることにより残量が略半分近くなるまでつづき、表1の第1段に示すように残量が100%以下〜50%以上の範囲までの検知に対応する。
紙の使用によりフィラー43の回転が進むと、図11(b)に示す状態となる。図11(b)では、図11(a)の場合に比べて紙の残量がさらに減り、フィラー43も回転を進め、第1センサ50aが光透過部43aに対応するようになるものの、第2センサ50bは未だ遮光部43cに対応した状態であり、第1センサ50aは受光有り(○)、第2センサ50bは受光なし(×)を検知する。この検知状態は、表1の第2段における残量50%未満〜30%以上に対応し、ある程度の紙の消費があっても同じ検知状態が継続する。
紙の使用によりフィラー43の回転が進むと、図11(c)に示す状態となる。図11(c)では、図11(b)に比べてフィラー43の回転が進み、第1センサ50a、第2センサ50bが共に光透過部43aに対応した状態であり、第1センサ50a、第2センサ50b共に受光有り(○)を検知する。この検知状態は、表1における第3段に対応し、残量30%未満〜10%以上に対応する。
紙の使用によりフィラー43の回転が進むと、図11(d)に示す状態となる。図11(d)では、図11(c)に示す状態に比べてフィラー43の回転が進み、第1センサ50aは遮光部43bに位置し、第2センサ50bは未だ光透過部43a上にあり、第1センサ50a受光なし(×)、第2センサ50bは受光有り(○)を検知する。この検知状態は図9におけるレバー41、フィラー43を2点鎖線で示した状態に対応し、表1における第4段の残量10%未満(ニアエンド状態:紙が無くなる前の状態)に対応する。
第1センサ50a、第2センサ50bの検知による、このような表1に示した信号パターンの組み合わせを得ることにより、かかる検知信号の組み合わせパターンを前記制御手段で検知判断することで、ここで例示したように、3インチの第2のロール紙2bの所定の残量を検知することができる。
表1で示した検知信号パターンと残量との対応関係は一例である。フィラー43における光透過部43a、遮光部43cの形状、大きさや第1センサ50a、第2センサ50bとの配置を調整することによりロール紙の段階的な残量状態「ロール紙最大外形(100%以下〜50%以上)、50%未満〜30%以上、30%未満〜10%以上、10%未満(ニアエンド)等を検知信号の組み合わせパターンと関係づけることができる。検知段数や対応する残量の範囲は、第1センサ50aや第2センサ50bの配置とか間隔、また、フィラー43における透光部43a、遮光部43b、43cの配置、大きさ等を変えることで調整可能である。
図10は、2インチの第1のロール紙2aの紙管(芯体部)45aに2インチ用のフランジ部材1aの嵌合部38b(図2、図6)を嵌合してフランジ部材1aとロール紙を一体化し、これを上記3インチの第2ロール紙2bのときと同じフランジ受け台3にセットした状態を示す。このように、2インチの第1のロール紙2aをセットした場合、紙ロールを保持する2インチ用のフランジ1aは、中継コロ25と2インチ用の第1の支持コロ27によって支持される。第1のロール紙2aの一端側は給紙ローラ6を経て引き出されているが、第1のロール紙2aは実線で示すように残量100パーセントの状態である。
ここで、2インチ用のフランジ部材1aは3インチ用のフランジ部材1bの径よりも小さいので、第1のロール紙2aの紙管45aと嵌合するフランジの嵌合部38aの高さが3インチ用のフランジの嵌合部38bよりも低く、第1のフランジ部材の中心C1も、第2のフランジ部材の中心C2よりも低い位置になっている。
このため、2インチの第1のロール紙2aの最大外形時(未使用の新しいロール紙:残量100%時)の外周63とニアエンド時の外周64の高さも異なってしまう。よって、仮に、図9に示したレバー41の最先端部に配置されていたコロ41aが無く、コロ41bだけを有するものと仮定して、その状態のレバー41をそのまま2インチの第1のロール紙2a装着時に使用するものとすると、コロ41bがロール紙外周面に当接するときの第1センサ50aや第2センサ50bに対するフィラー43の傾き角度が2インチのロールと3インチで異なってしまい、表1に示したような4段階の信号検知パターンの組み合わせを得ることができない。
かつ、図10に示す通り、第1のフランジ部材の中心C1は、第2のフランジ部材の中心C2よりも低いため、2インチの第1ロール紙1aの残量が減少してくると、コロ41bが空振りする事態もあり得る。
そこで、本発明では、2インチの第1のロール紙2aの場合は、コロ41bよりも支点軸42からの距離が長い位置に第1のロール紙2a専用のコロ41aを設けた。ロール紙の最大外径(最大外径の外周63)からニアエンド(ニアエンド時の外周64)にかけてのロール紙の外径にはコロ41aとのみ当接し、コロ41bとは当接しないように構成した。異なる芯体径のロール紙に応じて、該ロール紙の外周に当接する当接部をコロ41aとコロ41bという異なる位置の当接部に切り替えるようにしている。
かつ、このように、第1のロール紙2a専用のコロ41aを設け、位置を調整した場合に、同じ給紙手段5に再度第2のロール紙2bをセットし、該第2のロール紙2bの最大外径(最大外径の外周63)からニアエンド(ニアエンド時の外周64)にかけてのロール紙の外径にはコロ41bとのみ当接し、コロ41aとは当接しないようになっていることが必要である。
これにより、レバー41は第1のロール紙2a、第2のロール紙2bの何れに対しても、ロール紙の外形にそれぞれ専用のコロだけを当接させて未使用の新しいロール紙を装着直後の状態(残量100%)から残量10%未満のニアエンドまでを変位させ、これら2つのコロのそれぞれが、芯体径の異なるロール紙のそれぞれに対応してロール紙の円周面に当接することで、レバー角度に応じた検知パターンを得ることができる。
ここで、2インチの第1のロール紙2aの場合は、3インチの第2のロール紙2bと比べて、中心位置C1、C2が異なり、また、未使用の新しいロール紙を装着直後の状態(残量100%)から残量10%未満のニアエンドまでの径が異なりコロ41aの当接変動量も異なる。両ロール紙間では、共通のレバー41(フィラー43)の最大振れ角が相違し、各ロール紙における最大振れ角の範囲で第2のロール紙2bと第1のロール紙2aとで、同じ検知信号の組み合わせを得ても、その検知信号が両紙について同じ残量を表示するとは限らない。
しかし、その場合であっても、ロール紙使用に伴う所定の残量を定め、この所定の残量となるレバー41の位置については、後述するように、共通の基準に対する検出ガイド40の角度が共通角度になった場合(検知信号の組み合わせが等しくなるとき)として設定することは可能である。そして、この共通角度での実際の残量(比率)が2インチ、3インチの各ロール紙について同値をとるようにコロ41a、41bやフィラー43の配置等を調整することにより、ロール紙使用に伴う所定の残量(比率)について共通の検知パターンを得る。
上記所定の残量(比率)としては、実際上は最も必要とされるロール紙の交換時期にかかわるニアエンドを所定の残量として規定し、両ロール紙についてこれを共通に検知できることが有用である。
レバー41(フィラー43)の振れ角が大きい第2のロール紙2bについて検知したい所定の残量をニアエンド(残量10%未満)とし、表1に示した4段階の検知パターンを得た場合であって、この給紙手段5にレバー41(フィラー43)の振れ角が小さい第1のロール紙2aをセットし、検知したい所定の残量として第2のロール紙2bの場合と共通のニアエンド(残量10%未満)を規定した場合には、該共通のニアエンド状態でのレバー41を不動の共通基準、例えばセンサに対し共通角度となるようにすればよい。
このような条件に適合させるため、第1のロール紙2aがニアエンド(残量10%未満)となるときの検知信号パターンが表1の第4段と同じに第1センサ50bは受光なし(×)、第2センサ50bは受光有り(○)[図11の(d)]となるように、第1センサ50a、第2センサ50bの配置、フィラー43の遮光部43b、透光部43aの位置を設定すれば、第1のロール紙2a、第2のロール紙2bについて少なくともニアエンドの検知は可能である。ニアエンドに代えて、他の任意の所定の残量を設定した場合も同様である。
さらに、第1のロール紙2a装着時についても、新しいロール紙を装着直後の状態(残量100%)から残量が減少する各段階別に残量を検知可能にするためには、新しいロール紙を装着直後の状態(残量100%)からフィラー43の回転が進むに応じて、第1センサ50a、第2センサ50bの検知パターンが表1の各段階と同じにパターン変化するように第1センサ50a、第2センサ50bの配置、フィラー43の遮光部43b、透光部43aの位置を設定する。
この場合、第2のロール紙2bに比べてレバー40の最大振れ角が小さい第1のロール紙2aのセット状態においても、残量100%状態でフィラー43の遮光部43cが第1センサ50a、第2センサ50bと重なっている[図11(a)]ことが必要である。
こうして、3インチの第2ロール紙2bと同じ給紙手段5に、2インチの第1ロール紙2aを装着した場合に、表2のような残量検知ができる。
Figure 2011057435
表2において、第1センサ50a、第2センサ50b共に受光なし(×)を検知した状態を示す第1段が、「残量100%以下〜残量70%以上」となり、表1における第1段と比べて残量表示の下限が高いのは、レバー41の最大振れ角が小さいにも拘らず、同最大振れ角が大きい第2のロール紙2bの場合と同じにニアエンド時でのレバー41の回転位置を共通の角度(表1の第4段の信号パターン状態)となるように合わせたために、遮光部43が第1センサ50a、第2センサ50bと共通に対向している区間の角度が減り、より少ない紙の消費により表2の第2段の信号パターン[図11(b)]に移行したからである。このように同じ信号パターンあっても表1と比べて少ない残量に対応する傾向が表2の第2、3段でも見られる。
同じことを、第1ロール紙2aを装着した場合を基準として第2ロール紙2bを装着した場合で示すと、第2ロール紙2b装着時では、第1ロール紙2aに比べて振れ角が大きいため、この差分の角度を、レバー41が回転しても信号パターンが変化しない第1センサ50a、第2センサ50b共に受光なし(×)の区間、つまり、遮光部43が第1センサ50a、第2センサ50bと共通に対向している区間[図11(a)]に対応させ、信号パターンを変化させずにレバー40の回転量を該区間で稼ぐことにより、以後のニアエンドに至る回転量を、第1ロール紙2a装着時におけるレバー41の小さい振れ角に合わせ、図11(b)、図11(c)のような検知態様を経て図11(d)の検知を得た。
ニアエンド検知以前の残量検知に関しては、実際には、ロール紙の巻き量が多い状態では、巻き状態がきつい場合と緩い場合とでロール紙の外径に差ができるため、誤差要因となることは否めないが、概略は知ることができる。ニアエンド状態では、残りの巻き量が少ない状態であるので巻き量が多い状態に比べて外形誤差は小さく、検知も正確にできる条件も整っていて、最も重要なニアエンドの検知だけは正確に行われる。
<共通基準について>
上記の通り、芯体径のロール紙間でニアエンドを的確に検知するには、第1センサ50a、第2センサ50bに対するニアエンド時でのフィラー43の回動位置を、異なる芯体径のロール紙間で同じになるように調整する必要がある。
先ず、検出ガイド40を構成する一体のレバー41、フィラー43、支点軸42の何れかの揺動位置を把握するための基準であって異なる芯体径のロール紙の何れを装着した場合にも適用できる不動不変の共通基準を設定する。例えば、支点軸42の軸線方向から見た場合に、第1センサ50aや第2センサ50bの中心を通るように引いた基準線を不動不変の共通基準にすることができる。その他、支点軸42を軸支する本体側板上に引いた基準線など、不動不変の任意の基準を設定することもできる。
ここでは、共通基準として、センサ50aやセンサ50b上に引いた基準線とした場合について説明する。図9、図10において、第1センサ50a、第2センサ50bの中心を結ぶ線分A―Aを共通基準とする。
次に、セットされたロール紙の残量がニアエンドになった場合に、このセットされたロール紙が芯体径の異なるロール紙、つまり、2インチの第1のロール紙2a、3インチの第2のロール紙2bの何れであっても、検出ガイドの一部であるフィラー43が、共通基準である線分A−Aに対して同一の関係(角度)をなすようにする。
つまり、第1のロール紙2a、第2のロール紙2bの何れであっても、これらがニアエンド状態になったときに、基準線である線分A−Aに対してフィラー43の扇形の側部を延長した線分B−Bのなす角度が同一の角度γとなるように、検出ガイド40を構成している。
ここでは、第1のロール紙2a専用の当接部材であるコロ41a、第2のロール紙2b専用の当接部材であるコロ41bを設け、各ロール紙に応じてこれらのコロの当接が切り替わり、ロール紙の外形に当接し、これら両ロール紙の何れの場合についてもニアエンド状態で同一の角度γができるようにコロ41a、41bの位置、第1センサ50a、第2センサ50bとフィラー43(光透過部43a、遮光部43b、43c)相互の配置を調整している。
この角度γになったときのセンサ50a、50bの検知信号パターンの組み合わせが他の角度における検知信号の組み合わせと同じにならないことが必要である。本例では、表1、表2における最下段の組み合わせ(第1センサ:×、第2センサ:○)とし、他の段における検知信号の組み合わせと混同しないようにしている。
これにより、残量検知中に誤検知によってロールエンドとなることが防止され、異なる芯体径のロール紙について所定の残量、上記例では残量がニアエンド状態にあることを検知することができる。
1a、1b フランジ部材
2、2a、2b ロール紙
3 フランジ受け台
4 巻き戻しローラ
5、5a、5b 給紙手段
6 給紙ローラ
7 駆動装置
8 ロールトレイ上
9 ロールトレイ下
10 用紙テンション付加手段
10a 搬送ガイド
11 スプリング
12 駆動モータ
13 レジストローラ
14 レジスト加圧ローラ
15 ヘッド
16 キャリッジ
17 主走査ステー
18 チャンバー
19 吸引ファン
20 カッター
21 反転排紙用紙ガイド
22 排紙トレー
23 画像形成部
25 中継コロ
27 第1の支持コロ
28 第2の支持コロ
30 プリンタ
31 受け台位置決めステー
32 収容壁
32a、33a 切欠き部
33 収容壁
34、35 斜面部
36a、36b 支持用当接部
37a、37b 突き当て部
38a、38b 嵌合部
40 検出ガイド
41 レバー
41a、41b コロ
42 支点軸
43 フィラー
43a 光透過部
43b、43c 遮光部
45a、45b 紙管(芯体部)
50a 第1センサ
50b 第2センサ
61、62、63、64 外周
A―A、B―B 線分
C0 中継コロの中心
C1 第1のフランジ部材の中心
C2 第2のフランジ部材の中心
L0、L1 直線
P1 第1の位置
P2 第2の位置
Q1、Q2 最下点
θ1、θ2、γ 角度
特開2004−182418号公報 特許平9−48544号公報

Claims (6)

  1. 異なる芯体径のロール紙を、芯体径の違いに応じてロール紙の回転中心を異ならせて装着することが可能であり、このように装着されたロール紙の残量を検知するロール紙残量検知装置であって、
    支点を中心に揺動可能に支持されていてその一部がロール紙の外周に当接し、この当接部がロール紙の残量減少に応じて当接方向に変位するのに伴い揺動する検出ガイドと、この揺動する検出ガイドの位置を検出する検出手段を有し、前記検出ガイドの揺動位置を把握するための基準であって異なる芯体径のロール紙の何れを装着した場合にも適用できる不動不変の共通基準を設定し、
    セットされたロール紙の残量が所定の残量になった場合に、このセットされたロール紙が芯体径の異なるロール紙の何れの場合であっても前記検出ガイドが、前記共通基準に対して同一の角度をとるように、前記検出ガイドを構成し、かかる同一の関係となる前記検出ガイドの位置を、前記検出手段で検知することにより、芯体径の異なるロール紙の所定の残量を共通に検知することを特徴とするロール紙残量検知装置。
  2. 請求項1記載のロール紙残量検知装置において、
    前記ロール紙に当接する前記検出ガイドは、異なる芯体径のロール紙に応じて、該ロール紙の外周に当接する当接部が異なる位置に切り替わることを特徴とするロール紙残量検知装置。
  3. 請求項1又は2記載のロール紙残量検知装置において、
    前記ロール紙に対する前記検出ガイドの前記当接部を、ロール紙外周に当接するコロで構成したことを特徴とするロール紙残量検知装置。
  4. 請求項3記載のロール紙残量検知装置において、
    装着可能な異なる芯体径のロール紙が2種である場合、前記コロが芯体径の異なるロール紙のそれぞれに対応して設けられた合計2つのコロであることを特徴とするロール紙残量検知装置。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載のロール紙残量検知装置において、
    異なる芯体径のロール紙を、芯体径の違いに応じてロール紙の回転中心を異ならせて装着する手段は、ロール紙の給紙手段として構成されていて、該給紙手段は、ロール紙を、その芯体径に応じて該ロール紙の両端を保持するフランジ部材と、該フランジ部材を回転方向上の上流側、下流側の2箇所で回転自在に支持するコロとを有し、1箇所のコロは、ロール紙の芯体径の違いに拘らずロール紙の芯体径に対応するフランジ部材を共通に支持する共通のコロであり、他の1箇所のコロはロール紙の芯体径に対応する各フランジ部材に対応して設けられていることを特徴とするロール紙残量検知装置。
  6. ロール紙残量検知装置を備えた画像形成装置において、
    ロール紙残量検知装置が請求項1乃至5の何れかに記載のロール紙残量検知装置であることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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