JP2011057264A - 容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】開口をもつ筒状部を有する容器本体と、筒状部に着脱可能に取り付けられる蓋体とを備える容器において、開口の開閉操作の作業性を改善すること。
【解決手段】開口12aをもつ筒状部12を有する容器本体1と、筒状部12に対して着脱可能に取り付けられ、開口12aを閉塞可能な蓋体2と、を備えた容器A1であって、蓋体2は、開口12aを閉塞する第1位置と、上記第1位置に対して筒状部12の軸方向に所定距離移動した第2位置と、上記第2位置から開口12aを外部に臨ませるように回動した第3位置とをとることができるとともに、容器本体1と蓋体2には、蓋体2が上記第3位置をとった状態を保持する蓋体保持手段(支持部13とフック部24)が設けられている。
【選択図】図10

Description

本発明は、たとえば理化学や生化学の分野において好適に用いられる、容器本体と蓋体とを備えた容器に関する。
理化学や生化学の分野においては、実験や分析に際して、試料等を封入するための各種容器が使用されている。そのような容器の一種として、マイクロチューブが知られている。一般に、マイクロチューブは、微量の試料を収容可能な容器本体と、この容器本体に取り付けられる蓋体とを有する。容器本体は、開口をもつ筒状部を有し、開口は蓋体によって閉塞可能となっている。容器本体に対する蓋体の取り付け構造としては、蓋体と容器本体とが帯状のヒンジ部でつながっており、蓋体を容器本体の筒状部に圧入して装着するヒンジ式タイプのもの(たとえば特許文献1を参照)や、蓋体が容器本体とは別体に形成されており、蓋体と容器本体の筒状部とに設けられたネジ機構を利用して蓋体を装着するネジ式のもの(たとえば特許文献2を参照)が知られている。ヒンジ式の場合、蓋体が容器本体から脱落することがないので、たとえば片手によって容器本体を保持したまま親指で蓋体を押し上げて外すといった操作が可能となる。一方、ネジ式の場合、片手で蓋体を取り外すのは困難であるが、ネジの締め付けにより、ヒンジ式のものに比べて容器本体内の高い気密性が確保されるという利点がある。
マイクロチューブの使用に際しては、たとえばピペットを用いて容器本体に対して試料の注入ないし採取を行う。ピペットによる試料の注入等を適切に行うためには、筒状部の開口が外部に臨むように開放していることが必要とされる。上記ヒンジ式のマイクロチューブの場合、蓋体を閉じた状態で長時間おかれると、ヒンジ部に癖がついてしまい、蓋体を筒状部から外しても筒状部の開口が外部に十分に臨んでいない場合がある。このような場合には、開口を通じて容器本体に試料の注入等を行うには、たとえば蓋体を指で摘み上げる必要があり、開口の開閉操作の作業性が悪いものとなってしまう。
一方、ネジ式の場合、開口を通じて容器本体に試料の注入等を行うには、たとえば片手で容器本体を握るとともに他方の片手で蓋体を握り、両手を使ってネジを緩めて、蓋体を容器本体から完全に取り外す必要がある。このため、やはり開口の開閉操作の作業性が悪いものとなっていた。このような開口の開閉操作の作業性の悪化は、多数の容器本体に繰り返し試料の注入を行う場合などにおいてより顕著に表れ、改善が望まれていた。
実開平7−37332号公報 特開2005−145541号公報
本発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、開口をもつ筒状部を有する容器本体と、この容器本体とは別体に形成される蓋体とを備える容器において、開口の開閉操作の作業性を改善することを課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明によって提供される容器は、開口をもつ筒状部を有する容器本体と、上記容器本体とは別体に形成され、上記開口を閉塞可能な蓋体と、を備えた容器であって、上記蓋体を、上記開口を外部に臨ませるように回動した状態で保持する蓋体保持手段を備えることを特徴としている。
このような構成の容器においては、蓋体保持手段を具備することにより、蓋体は、回動した状態で保持される。このとき、容器本体の筒状部の開口は外部に臨む状態にあり、また、蓋体は蓋体保持手段によって保持されているため、容器本体に対する試料の注入等を適切に行うことができる。そして、試料の注入等を終えた後には、蓋体保持手段によって保持された蓋体を回動させることにより、迅速に開口が閉じた状態に戻すことができる。このように、上記構成によれば、蓋体を回動させることにより、開口が開いた状態と閉じた状態とを迅速かつ適切に切り替えることができ、開口の開閉操作の作業性を改善することができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記蓋体は、上記開口を閉塞する第1位置と、上記第1位置に対して上記筒状部の軸方向に所定距離移動した第2位置と、上記第2位置から上記開口を外部に臨ませるように回動した第3位置とをとることができ、上記蓋体保持手段は、上記第3位置をとった上記蓋体を保持する。
このような構成によれば、蓋体は、第2位置をとる状態から回動させることにより、迅速に第3位置をとらせることができる。具体的には、蓋体は、第2位置をとるとき、開口を閉塞する第1位置から所定距離移動しているが、容器本体上に載った状態となっており、容器本体の筒状部の開口は外部に臨んでいない。一方、蓋体が第3位置をとるときには、容器本体の筒状部の開口が外部に臨む状態にあり、また、蓋体は蓋体保持手段によって保持されているため、容器本体に対する試料の注入等を適切に行うことができる。そして、試料の注入等を終えた後には、第3位置をとる蓋体を回動させることにより、迅速に第2位置に戻すことができる。このように、上記構成によれば、蓋体を回動させることにより、開口が開いた状態と閉じた状態とを迅速かつ適切に切り替えることができ、開口の開閉操作の作業性を改善することができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記容器本体と上記蓋体には、上記蓋体が上記第2位置をとった状態において互いに係合することにより、上記蓋体が上記容器本体から分離するのを防止する仮止め手段が設けられている。このような構成によれば、第2位置をとる蓋体が容器本体から不用意に脱落することは防止され、使い勝手が良好である。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記蓋体は、上記開口を塞ぐ頂板部と、この頂板部の周縁から延びるとともに、上記容器本体の上記筒状部に嵌まる円筒部と、を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記蓋体は、上記開口を塞ぐ頂板部と、この頂板部の周縁から延びるとともに、上記容器本体の上記筒状部に嵌まる円筒部と、を有し、上記容器本体の上記筒状部と上記蓋体の上記円筒部には、その一方に雄ネジが設けられるとともに他方に上記雄ネジと螺合しうる雌ネジが設けられており、上記蓋体は、上記雄ネジと上記雌ネジとが螺合する状態において上記第1位置をとり、上記雄ネジと上記雌ネジとが螺合しない状態において上記第2位置をとる。このような構成によれば、容器本体に対する蓋体の取り付けにネジ機構を採用することにより、蓋体の第1位置と第2位置との切り替えを容易かつ適切に行うことができる。また、蓋体が第2位置をとるとき、ネジが緩んで雄ネジと雌ネジとが螺合しておらず、蓋体は水平回転可能な状態にある一方、仮止め手段によって蓋体の容器本体からの脱落が防止された状態にある。したがって、ネジが緩んだ後に蓋体が容器本体から不用意に脱落することは防止され、使い勝手が良好である。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記蓋体保持手段は、上記蓋体において上記円筒部の外周面との間に隙間を介して設けられたフック部と、上記容器本体において上記筒状部の径方向外方に設けられた支持部とを含んで構成されており、上記蓋体保持手段は、上記開口を外部に臨ませるように上記蓋体が回動したときに、上記円筒部の外周面と上記フック部との間に上記支持部が嵌合するように構成されている。このような構成によれば、蓋体保持手段によって蓋体が所定位置に保持される状態を適切に実現することができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記蓋体には、上記頂板部ないし上記円筒部の外側に延びる操作部が設けられている。より好ましくは、上記操作部は、上記円筒部の径方向外方に突出する。このような構成によれば、操作部に指を掛けることによって蓋体を円筒部の軸回りに回転させることができる。したがって、ネジを締める、あるいは緩める操作を片手で容易に行うことが可能となり、使い勝手が良好である。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記フック部は、上記操作部につながっている。このような構成によれば、容器本体に対する蓋体の取り付けにネジ機構を採用する場合において、操作部を用いて蓋体を軸回りに回転させることによるネジの緩め操作に引き続き、この操作部を押し下げることにより、蓋体を回動させて第3位置をとらせることができる。したがって、第1位置をとる蓋体について、第2位置をとらせて、次いで第3位置をとらせるといった一連の操作を効率よく行うことができ、使い勝手が良好である。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記支持部は、全体としてリング状を呈している。
本発明の好ましい実施の形態においては、リング状の上記支持部には、周方向に所定間隔を隔てられ、かつ上記開口側から軸方向に沿って延びるスリットが形成されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記仮止め手段は、上記容器本体にその径方向に突出するように形成された第1係止部と、上記蓋体にその径方向に突出するように形成された第2係止部と、を含み、かつ、上記第1係止部と上記第2係止部との少なくとも一方が径方向に弾性的に変位可能に設けられており、上記蓋体が上記第2位置をとるとき、上記第1係止部と上記第2係止部とが係合する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記仮止め手段は、上記容器本体の上記筒状部に設けられ、上記筒状部の径方向に突出する第1係止部と、上記蓋体に設けられ、上記円筒部の径方向に突出する第2係止部と、を含み、かつ、上記第1係止部と上記第2係止部との少なくとも一方が径方向に弾性的に変位可能に設けられており、上記蓋体が上記第2位置をとるとき、上記第1係止部と上記第2係止部とが係止する。このような構成によれば、蓋体を容器本体の筒状部の開口に向けて軽く押し込むことにより、第1係止部が第2係止部を乗り越えて仮止め手段が機能する状態になる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第1係止部は、上記容器本体の上記支持部の内周面に設けられており、上記第2係止部は、上記蓋体の上記円筒部の外周面に設けられている。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明に係る容器の一例を示す斜視図である。 図1に示す容器の縦断面図である。 図1に示す容器の使用方法を説明するための縦断面図である。 図1に示す容器の使用方法を説明するための縦断面図である。 図1に示す容器の使用方法を説明するための縦断面図である。 図1に示す容器の使用方法を説明するための縦断面図である。 図1に示す容器の使用方法を説明するための縦断面図である。 図1に示す容器の使用方法を説明するための縦断面図である。 図1に示す容器の使用方法を説明するための縦断面図である。 図1に示す容器の使用方法を説明するための縦断面図である。 本発明に係る容器の他の例を示す斜視図である。 本発明に係る容器の他の例を示す縦断面図である。 図12に示す容器の使用方法を説明するための縦断面図である。 図12に示す容器の使用方法を説明するための縦断面図である。 図12に示す容器の使用方法を説明するための縦断面図である。 図12に示す容器の使用方法を説明するための縦断面図である。 本発明に係る容器の他の例を示す縦断面図である。 図17に示す容器の使用方法を説明するための縦断面図である。 図17に示す容器の使用方法を説明するための縦断面図である。 本発明に係る容器の他の例を示す縦断面図である。 図20に示す容器の使用方法を説明するための縦断面図である。 図20に示す容器の使用方法を説明するための縦断面図である。 図20に示す容器の使用方法を説明するための縦断面図である。 容器本体の一例を示す斜視図である。 本発明に係る容器の他の例を示す縦断面図である。 図25に示す容器の使用方法を説明するための縦断面図である。 図25に示す容器の使用方法を説明するための縦断面図である。 図25に示す容器の使用方法を説明するための縦断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。なお、説明の便宜上、図1を基準として上下の方向を特定することにする。
図1および図2は、本発明に係る容器をマイクロチューブに適用した場合の一例を示している。本実施形態の容器A1は、微量の試料を収容可能な容器本体1と、この容器本体1に着脱可能に取り付けられる蓋体2とを備えて構成されている。
容器本体1は、容器部11と、筒状部12とを備えている。容器部11は、試料を収容する部分であり、全体として有底筒状とされている。図2によく表れているように、本実施形態では、容器部11の下端は、試料を受容する円錐状部分と容器本体1を自立させるための円筒状部分とからなる二重構造とされている。筒状部12は、容器部11の上部に連設されており、上端に開口12aを有している。筒状部12の外周面には、雄ネジ12bが形成されている。
筒状部12の径方向外方には、支持部13が設けられている。支持部13は、筒状部12の外周面にフランジ状の連結部を介してつながるとともに、当該筒状部12の軸方向に延びる略円筒状とされている。筒状部12の外周面と支持部13との間には上方に開放する所定の隙間が介在している。支持部13の内周面上端には、筒状部12の径方向内方に突出する第1係止部13aが設けられている。支持部13の下端には、軸方向に突出する係合突起13bが設けられている。支持部13にはまた、複数のスリット13cが形成されている。これらスリット13cは、それぞれが開口12a側から軸方向に沿って延びており、周方向において所定間隔を隔てて配されている。これらスリット13cが形成されていることにより、支持部13は、径方向において比較的容易に弾性変形可能となっている。
容器本体1には、支持部13の下方において、筒状部12の径方向外方に突出する筒状フランジ14が設けられている。筒状フランジ14は、たとえばラックや小型遠心分離機にセットする際に位置決めの役割を担う。このような構成の容器本体1は、たとえば耐薬品性に優れたポリプロピレン樹脂によって一体成形される。
蓋体2は、頂板部21と、円筒部22と、一対の操作部23と、一対のフック部24とを備えている。頂板部21は、容器本体1の開口12aを塞ぐ部分であり、概略円板状とされている。頂板部21の下面には、下方に延びる環状壁21aが設けられている。この環状壁21aの外周面は、上方に向かうほど径方向外方に変位する傾斜面とされている。
円筒部22は、頂板部21の周縁から下方に延びており、容器本体1の筒状部12の外面側に嵌まる部分である。円筒部22の内周面には、上記した筒状部12の雄ネジ12bに螺合しうる雌ネジ22aが形成されている。円筒部22の外周面下端には、径方向外方に突出する一対の第2係止部22bが設けられている。一対の第2係止部22bは、円筒部22の軸を挟んで相対向する位置にあり、後述する一対の操作部23に対応させて配されている。また、一対の第2係止部22b間の寸法は、自然状態における容器本体1の第1係止部13aの内径寸法よりも僅かに大とされている。第1係止部13aおよび第2係止部22bは、本発明でいう仮止め手段を構成するものである。
一対の操作部23は、円筒部22の径方向外方に突出形成されており、円筒部22の軸を挟んで相対向する位置に配されている。一対のフック部24は、それぞれ操作部23につながっており、円筒部22の外周面との間に隙間を介して設けられている。フック部24の内側面下端には、円筒部22の径方向内方に突出する係合凸部24aが設けられている。このような構成の蓋体2は、たとえば耐薬品性に優れたポリプロピレン樹脂によって一体成形される。
次に、上記構成の容器A1を使用する方法の一例について図3〜図10を参照して説明する。
まず、図3に表れているように、蓋体2を容器本体1の筒状部12に載せて、容器本体1の第1係止部13aに蓋体2の第2係止部22bを当接させた状態とする。次いで、蓋体2を筒状部12の開口12aに向けて押し下げる。ここで、容器本体1の支持部13が弾性変形可能であることから、支持部13の上端に設けられた第1係止部13aは、径方向外方に弾性的に変位する。そして、図4に表れているように、第2係止部22bが第1係止部13aを乗り越えて第1係止部13aと第2係止部22bとが係合し、仮止め手段が機能した状態になる。
このとき、蓋体2は、本発明でいう第2位置をとっている。より具体的には、図4に示す状態において、蓋体2の雌ネジ22aは容器本体1の雄ネジ12bに螺合しておらず、蓋体2は、開口12aを閉塞する状態から筒状部12の軸方向に所定距離移動した位置にある。すなわち、蓋体2が第2位置をとるとき、開口12aを通じて容器本体1の内部と外部との通気性が確保された状態にある。一方、第2位置をとる蓋体2は、第1係止部13aと第2係止部22bとが係合することによって容器本体1から不用意に脱落することが防止されており、使い勝手が良好である。
容器本体1の開口12aを閉塞する際には、蓋体2を円筒部22の軸回りに回転させて、蓋体2の雌ネジ22aを容器本体1の雄ネジ12bに螺合させる。ここで、蓋体2には円筒部22の径方向外方に突出する操作部23が設けられている。これにより、たとえば容器本体1を親指以外の指で握りながら操作部23に親指を掛けることによって、蓋体2を円筒部22の軸回りに回転させることができる。したがって、ネジを締める操作を片手で行うことができ、使い勝手が良好である。
図5は、ネジを締め付けることにより、蓋体2によって開口12aが閉塞された状態を示す。このとき、蓋体2は、本発明でいう第1位置をとっており、蓋体2の雌ネジ22aと容器本体1の雄ネジ12bとが圧接し、また、蓋体2の環状壁21aの外周面と容器本体1の筒状部12の内周面とが圧接することにより、開口12aが十分に閉塞された状態にある。このように、本実施形態では、蓋体2の取り付けにネジ機構を採用することから、開口12aを閉塞したときに、容器本体1について高い気密性が実現される。このように高い気密性を有する容器A1は、たとえば試料を冷凍保存する場合や長期間保存する場合において好適に用いられる。なお、たとえば環状壁21aの外周面において、圧縮されうる図示しないOリングを介装すれば、開口12aの閉塞時には、当該Oリングのシール作用によって、容器本体1についてより高い気密性を期待することができる。
次に、容器本体1内に試料を注入する場合には、まず、図5に示す開口12aが閉塞された状態から、蓋体2を円筒部22の軸回りに回転させて、ネジを緩める。ここで、上述したネジを締めるときの操作と同様に、操作部23に指を掛けることによって、ネジを緩める操作を片手で行うことができ、使い勝手が良好である。
そして、蓋体2の雌ネジ22aと容器本体1の雄ネジ12bとが螺合しなくなるまで蓋体2を回転させると、蓋体2は、図4に示した第2位置をとる。このとき、蓋体2は水平回転可能な状態にある一方、第1係止部13aと第2係止部22bとが係合することによって蓋体2の容器本体1からの脱落が防止された状態にある。したがって、ネジが緩んだ後に蓋体2が容器本体1から不用意に脱落することは防止され、使い勝手が良好である。
次いで、いずれか一方の操作部23を押し下げることにより、図6〜図10に示すように、蓋体2を回動させる。まず、図6に示すように、たとえば図中右側の操作部23を親指によって押し下げる。これにより、容器本体1の筒状部12の外周面と蓋体2の円筒部22の内周面とが当接し、この当接部を中心として蓋体2が回動する。図中右側の操作部23をさらに押し下げると、図中左側において第1係止部13aと第2係止部22bとの係合状態が外れ、図7および図8に示すように、開口12aが徐々に開放されてくる。次に、図9に示すように、容器本体1の支持部13の上端と蓋体2の円筒部22の外周面とが当接し、この当接部を中心として蓋体2が回動する。そして、図10に示すように、円筒部22の外周面とフック部24との間に支持部13の上下両端が嵌合し、蓋体2は、図4に示す状態から約90°回動した姿勢で保持される。このとき、開口12aは外部に臨むように開放しており、蓋体2は、本発明でいう第3位置をとっている。なお、図10に示す状態において、支持部13の係合突起13bとフック部24の係合凸部24aとが係合しており、これにより、蓋体2が保持された状態は適切に維持される。
このようなことから理解できるように、蓋体2は、図4に示す第2位置をとる状態から片手での操作によって回動させることにより、迅速に図10に示す第3位置をとらせることができる。蓋体2が第3位置をとるときには、容器本体1の筒状部12の開口12aが外部に臨む状態にあり、また、蓋体2の円筒部22とフック部24との間に容器本体1の支持部13が嵌合することにより、蓋体2は適切に保持されているため、容器本体1に対する試料の注入等を他方の片手を使って適切に行うことができる。
そして、試料の注入等を終えた後には、図6〜図10を参照して上述した手順と反対の操作を行うことにより、第3位置をとる蓋体2を回動させて迅速に第2位置に戻すことができる。より具体的には、蓋体2の操作部23ないし頂板部21を押さえながら当該蓋体2を容易に回動させることができる。このように、本実施形態の容器A1によれば、蓋体2を回動させることにより、開口12aが開いた状態と閉じた状態とを迅速かつ適切に切り替えることができ、開口12aの開閉操作ないし容器本体1に対する試料の注入等の作業性を改善することができる。
また、蓋体2のフック部24が操作部23につながっているため、操作部23を用いて蓋体2を軸回りに回転させることによるネジの緩め操作に引き続き、この操作部23を押し下げることにより、蓋体2を回動させて第3位置をとらせることができる。したがって、第1位置をとる蓋体2について、第2位置をとらせて、次いで第3位置をとらせるといった一連の操作を効率よく行うことができ、使い勝手が良好となる。
さらに、本実施形態では、容器本体1の開口12aの開閉操作は、蓋体の操作部23ないし頂板部21にのみ指を触れることにより行うことができる。したがって、開口12aの開閉操作に伴って指が不当に開口12a周辺に接触することはなく、容器本体1の内容物が汚染されるといった不都合を適切に防止することができる。
図11〜図28は、本発明に係る容器の他の例を示している。なお、これらの図においては、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付しており、適宜説明を省略する。
図11に示された容器A2においては、上記の容器A1とは異なり、容器本体1の支持部13は、筒状部12の周囲全周には設けられておらず、一部に切欠き13dを有する態様とされている。蓋体2においては、操作部23は1箇所にのみ設けられている。また、支持部13に切欠き13dを設けたことにともない、第2係止部22bの数を3つとし(図11においては2つだけが表れている)、円筒部22の周囲に略均等に配置した。これにより、1つの第2係止部22bが切欠き13dに位置しても、他の2つの第2係止部22bが第1係止部13aと係合した状態にあり、蓋体2の容器本体1からの脱落は適切に防止される。
この容器A2の使用においては、たとえば当該容器本体1の内容物を他の容器に移し替える場合、切欠き13dが下側となる姿勢で容器本体1を傾けて内容物を注ぎ出す。このとき、液だれが生じたとしても、筒状部12外面の切欠き13d部分に液が付着する。したがって、当該付着液を容易に拭き取ることが可能となり、液だれによる影響を抑制することができる。このような構成の容器A2は、たとえば試験管などの内容物の移し替えを行う容器として用いるのに好適である。
図12〜図16に示された容器A3においては、上記の容器A1とは異なり、容器本体1の支持部13は、フランジ状とされている。蓋体2は、第1部材20Aと第2部材20Bとの2部材から構成されている。第1部材20Aは、頂板部21の一部と、円筒部22と、操作部23と、フック部24とを備え、たとえばポリプロピレン樹脂によって一体成形される。第2部材20Bは、たとえばエラストマー樹脂などのゴム弾性を有する材料からなり、頂板部21の一部と、環状壁21aとを備える。第2部材20Bは、たとえばインサート成形によって第1部材20Aの中央に設けられた孔に一体的に嵌合されている。また、本実施形態では、仮止め手段(第1係止部および第2係止部)の構成が上記実施形態と異なっており、容器本体1の筒状部12の内周面上端寄りには、径方向内方に突出する第1係止部12cが設けられている。一方、蓋体2の環状壁21aの外周面下端には、径方向外方に突出する環状の第2係止部21bが設けられている。
分離した状態にある蓋体2の容器本体1への装着は、蓋体2の環状壁21aを容器本体1の筒状部12に内挿することにより行う。ここで、環状壁21aはゴム弾性を有するため、環状壁21aの下端に設けられた第2係止部21bが径方向内方に弾性的に変位しながら容器本体1の第1係止部12cの内側を通過する。そして、図13に表れているように、第2係止部21bが第1係止部12cを越えると、第2係止部21bはもとの状態に復元する。このとき、第1係止部12cと第2係止部21bとが係合し、仮止め手段が機能した状態になる。なお、図13に示す状態において、蓋体2は第2位置をとっている。
本実施形態の容器A3においては、図12に示すように、蓋体2と容器本体1のネジを締め付けることにより、蓋体2は第1位置をとり、容器本体1の開口12aが閉塞された状態になる。このとき、容器本体1の筒状部12の上端部が第2部材20Bの下面に圧接する。第2部材20Bはゴム弾性を有するため、上記の圧接部分におけるシール作用によって、容器本体1についてより高い気密性が確保される。
容器A3において、容器本体1の開口12aを開いた状態にするには、いずれか一方の操作部23を押し下げることにより、図14〜図16に示すように、蓋体2を回動させる。まず、図14に示すように、たとえば図中右側の操作部23を親指によって押し下げると、容器本体1の筒状部12の上端部と蓋体2の環状壁21aの外周面とが当接し、環状壁21aが変形しながら、上記の当接部を中心として蓋体2が回動する。さらに蓋体2を回動させると、開口12aが徐々に開放され、図15に示すように、容器本体1の支持部13と蓋体2のフック部24とが当接する。そして、図16に示すように、支持部13の係合突起13bとフック部24の係合凸部24aとが係合し、かつ筒状部12の上端面と環状壁21aの第2係止部21bとが係合することにより、蓋体2は、図13に示す状態から約90°回動した姿勢で保持される。このとき、開口12aは外部に臨むように開放しており、蓋体2は、第3位置をとっている。
なお、容器A3において、蓋体2の頂板部21の中央はゴム弾性を有する第2部材20Bのみが占めている。これにより、たとえば図12に示す開口12aが閉じた状態のまま、頂板部21の中央(第2部材20B)に注射針を突き刺して容器本体1内に試料を注入することが可能である。
図17〜図19に示された容器A4においては、上記実施形態の容器A1に比べて、容器本体1と蓋体2の他に中間部材3を追加的に具備する点が大きく異なっている。中間部材3は、筒部31と、この筒部31の上端にフランジ状の連結部を介してつながる支持壁32とを有する。支持壁32は、上記実施形態の容器A1の支持部13と同様の働きをする部分である。筒部31の内周面上端には、容器本体1の雄ネジ12bに螺合しうる雌ネジ31aが形成されている。また、支持壁32は、周方向の一部が切り欠かれており、この切欠き部に対して、蓋体2の円筒部22外面から突出する突片22cが嵌入している。これにより、操作部23の操作によって蓋体2を円筒部22の軸回りに回転させると、中間部材3は蓋体2とともに回転し、ネジの締め付け、あるいは緩め操作が可能である。ネジを締め付けると、図17に示すように、蓋体2は第1位置をとり、ネジを緩めると、図18に示すように、蓋体2は第2位置をとる。
支持壁32の内周面上端には、内方に突出する係合突起32aが形成されている。蓋体2が図18に示す第2位置をとるときには、係合突起32aが蓋体2の第2係止部22bと係合することにより、蓋体2の中間部材3からの脱落が防止される。また、筒部31の内周面下端には、内方に突出する係合突起31bが形成されている。蓋体2が第2位置をとるとき、係合突起31bが容器本体1の筒状部12に設けられた鍔部12dと係合することにより、中間部材3の容器本体1からの脱落が防止される。このようにして、第2位置をとる蓋体2は、中間部材3を介して、容器本体1から分離することが防止されている。
本実施形態の容器A4においては、容器本体1の開口12aを開いた状態にするには、容器A1について図6〜図10を参照して上述したのと同様に、いずれか一方の操作部23を押し下げ、蓋体2を回動させることにより行う。そうすると、図19に示すように、円筒部22の外周面とフック部24との間に支持壁32の上下両端が嵌合し、蓋体2は、図18に示す状態から約90°回動した姿勢で保持される。このとき、開口12aは外部に臨むように開放しており、蓋体2は、第3位置をとっている。
本実施形態では、蓋体2を回動させる際に、容器本体1の雄ネジ12bに対して蓋体2あるいは中間部材3が摺接することがないので、ネジの耐久性を高めることができる。
図20〜図23に示された容器A5においては、上記実施形態の容器A1に比べて、容器本体1と蓋体2とのネジ機構を具備しない点が大きく異なっている。具体的には、図20および図24に示すように、容器本体1の支持部13は、リング状とされている。この支持部13には、筒状部12の軸を挟んで相対向する位置において、上方に突出する一対の突起13eが設けられている。支持部13の外周面上端には、径方向外方に突出する係合突起13fが設けられている。この係合突起13fは、本発明でいう第1係止部に相当するものである。さらに、支持部13には下方に突出する突起13gも設けられている。
図21に表れているように、蓋体2は、一対の操作部23において、それぞれ下方に突出する突起23aが設けられている。図20に示すように、容器本体1の突起13eと蓋体2の突起23aとが周方向においてずれた位置にあるときには、蓋体2は容器本体1側に沈みこんで第1位置をとる。一方、図21に示すように、容器本体1の突起13eと蓋体2の突起23aとが周方向において一致する位置にあるときには、突起23aが突起13eに乗り上げることにより、蓋体2は、第1位置にある状態から上方に移動して、第2位置をとる。このことから理解できるように、容器A5においては、蓋体2を円筒部22の軸回りに回転させることにより、蓋体2について第1位置と第2位置との切り替えを容易に行うことができる。また、蓋体2については、フック部24の係合凸部24aが容器本体1の係合突起13fに係合することにより、容器本体1からの脱落が防止される。なお、本実施形態の係合凸部24aは、本発明でいう第2係止部に相当するものであり、たとえばこの係合凸部24aが円筒部22の径方向に弾性的に変位可能となっている。
容器A5において、容器本体1の開口12aを開いた状態にするには、いずれか一方の操作部23を押し下げることにより、図22および図23に示すように、蓋体2を回動させる。まず、図22に示すように、たとえば図中右側の操作部23を親指によって押し下げると、容器本体1の支持部13と蓋体2の突起23aないしフック部24とが当接しながら、蓋体2が回動する。さらに蓋体2を回動させると、図23に示すように、支持部13の突起13gとフック部24の係合凸部24aとが係合し、かつ支持部13の上端面と円筒部22の外周面とが当接することにより、蓋体2は、図21に示す状態から約90°回動した姿勢で保持される。このとき、開口12aは外部に臨むように開放しており、蓋体2は、第3位置をとっている。
図25〜図28に表された容器A6においては、上記実施形態の容器A1とは異なり、容器本体1と蓋体2とのネジ機構を具備していない。図25に示すように、容器本体1の支持部13は、リング状とされている。この支持部13の外周縁には、下方に突出する突起13hが設けられている。
蓋体2は、第1部材20Cと第2部材20Dとから構成されている。第1部材20Cは、頂板部21の一部と、操作部23と、フック部24とを備え、たとえばポリプロピレン樹脂によって一体成形される。第2部材20Dは、たとえばエラストマー樹脂などのゴム弾性を有する材料からなり、頂板部21の一部と、円筒部22とを備える。第2部材20Dは、たとえばインサート成形によって第1部材20Cの中央に設けられた孔に一体的に嵌合されている。
上記実施形態の容器A1〜A5において、蓋体2については、容器本体1の開口12aを閉塞する第1位置と、この第1位置から軸方向に移動した第2位置とをとるように構成されていた。これに対し、本実施形態の容器A6は、蓋体2は、開口12aを閉塞する状態からいきなり回動させることができる構成とされている。
容器A6において、開口12aを開いた状態にするには、いずれか一方の操作部23を押し下げる。ここで、蓋体2の筒状部22はゴム弾性を有することから、図26および図27に示すように、円筒部22が変形しながら蓋体2は回動する。さらに蓋体2を回動させることにより、図28に示すように、支持部13の突起13hとフック部24の係合凸部24aとが係合し、かつ支持部13の上端面と円筒部22の外周面とが当接することにより、蓋体2は、図25に示す状態から約90°回動した所定姿勢で保持される。このとき、開口12aは外部に臨むように開放している。
上記構成の容器A6によれば、蓋体2について第1位置と第2位置との切り替え操作が不要となるので、開口12aの開閉操作をより迅速に行うことが期待できる。本実施形態の容器A6は、容器本体1の気密性がさほど要求されない場合に好適であり、たとえば試験管に用いるのに適する。
以上、本発明の具体的な実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の思想から逸脱しない範囲内で種々な変更が可能である。本発明に係る容器の各部の具体的な形状や材質なども、上記実施形態に限定されるものではない。
本発明の仮止め手段としては、蓋体が第2位置をとった状態において互いに係合することにより、蓋体が容器本体から分離するのを防止することができる構成であればよい。上記実施形態の容器A1では、容器本体1の第1係止部13aが径方向内方に突出するとともに蓋体2の第2係止部22bが径方向外方に突出する構成としたが、これに代えて、第1係止部が径方向外方に突出するとともに第2係止部が径方向内方に突出し、これら第1係止部と第2係止部とが係合する構成としてもよい。
上記実施形態においては、蓋体2の操作部23は円筒部22の軸を挟んで相対向する2箇所において、円筒部22の径方向外方に突出するように設けられているが、この構成に限定されるものではなく、操作部の数および配置は適宜変更可能である。操作部は、たとえば蓋体の頂板部の周縁から上方に突出して設けられ、あるいは頂板部の中央付近から上方に突出して設けられたものであってもよい。この場合、蓋体のフック部は、操作部とつながらない位置に設けられる。
上記実施形態では、容器本体1側に雄ネジ12bを設け、蓋体2側に雌ネジ22aを設けた構成をネジ機構の例として挙げたが、これとは反対に、容器本体側に雌ネジを設け、蓋体側に雄ネジを設けた構成としてもよい。
上記実施形態では、本発明に係る容器をマイクロチューブに適用した場合を例に挙げて説明したが、本発明は他の種類の容器にも適用することができる。たとえば遠心管、試験管、フラスコ、細胞培養チューブ、バイアル容器、投薬容器、あるいは調味料容器などの、容器本体と蓋体とを有する容器に適用可能である。
A1,A2,A3,A4,A5,A6 容器
1 容器本体
2 蓋体
3 中間部材
11 容器部
12 筒状部
12a 開口
12b 雄ネジ
13 支持部
13a 第1係止部
13b 係合突起
13c スリット
14 筒状フランジ
21 頂板部
22 円筒部
22a 雌ネジ
22b 第2係止部
23 操作部
24 フック部
24a 係合凸部

Claims (14)

  1. 開口をもつ筒状部を有する容器本体と、上記容器本体とは別体に形成され、上記開口を閉塞可能な蓋体と、を備えた容器であって、
    上記蓋体を、上記開口を外部に臨ませるように回動した状態で保持する蓋体保持手段を備えることを特徴とする、容器。
  2. 上記蓋体は、上記開口を閉塞する第1位置と、上記第1位置に対して上記筒状部の軸方向に所定距離移動した第2位置と、上記第2位置から上記開口を外部に臨ませるように回動した第3位置とをとることができ、
    上記蓋体保持手段は、上記第3位置をとった上記蓋体を保持する、請求項1に記載の容器。
  3. 上記容器本体と上記蓋体には、上記蓋体が上記第2位置をとった状態において互いに係合することにより、上記蓋体が上記容器本体から分離するのを防止する仮止め手段が設けられている、請求項2に記載の容器。
  4. 上記蓋体は、上記開口を塞ぐ頂板部と、この頂板部の周縁から延びるとともに、上記容器本体の上記筒状部に嵌まる円筒部と、を有する、請求項1ないし3のいずれかに記載の容器。
  5. 上記蓋体は、上記開口を塞ぐ頂板部と、この頂板部の周縁から延びるとともに、上記容器本体の上記筒状部に嵌まる円筒部と、を有し、
    上記容器本体の上記筒状部と上記蓋体の上記円筒部には、その一方に雄ネジが設けられるとともに他方に上記雄ネジと螺合しうる雌ネジが設けられており、
    上記蓋体は、上記雄ネジと上記雌ネジとが螺合する状態において上記第1位置をとり、上記雄ネジと上記雌ネジとが螺合しない状態において上記第2位置をとる、請求項3に記載の容器。
  6. 上記蓋体保持手段は、上記蓋体において上記円筒部の外周面との間に隙間を介して設けられたフック部と、上記容器本体において上記筒状部の径方向外方に設けられた支持部とを含んで構成されており、
    上記蓋体保持手段は、上記開口を外部に臨ませるように上記蓋体が回動したときに、上記円筒部の外周面と上記フック部との間に上記支持部が嵌合するように構成されている、請求項4または5に記載の容器。
  7. 上記蓋体には、上記頂板部ないし上記円筒部の外側に延びる操作部が設けられている、請求項6に記載の容器。
  8. 上記操作部は、上記円筒部の径方向外方に突出する、請求項7に記載の容器。
  9. 上記フック部は、上記操作部につながっている、請求項8に記載の容器。
  10. 上記支持部は、全体としてリング状を呈している、請求項6ないし9のいずれかに記載の容器。
  11. リング状の上記支持部には、周方向に所定間隔を隔てられ、かつ上記開口側から軸方向に沿って延びるスリットが形成されている、請求項10に記載の容器。
  12. 上記仮止め手段は、上記容器本体にその径方向に突出するように形成された第1係止部と、上記蓋体にその径方向に突出するように形成された第2係止部と、を含み、かつ、上記第1係止部と上記第2係止部との少なくとも一方が径方向に弾性的に変位可能に設けられており、
    上記蓋体が上記第2位置をとるとき、上記第1係止部と上記第2係止部とが係合する、請求項3に記載の容器。
  13. 上記仮止め手段は、上記容器本体の上記筒状部に設けられ、上記筒状部の径方向に突出する第1係止部と、上記蓋体に設けられ、上記円筒部の径方向に突出する第2係止部と、を含み、かつ、上記第1係止部と上記第2係止部との少なくとも一方が径方向に弾性的に変位可能に設けられており、
    上記蓋体が上記第2位置をとるとき、上記第1係止部と上記第2係止部とが係合する、請求項6ないし11のいずれかに記載の容器。
  14. 上記第1係止部は、上記容器本体の上記支持部の内周面に設けられており、上記第2係止部は、上記蓋体の上記円筒部の外周面に設けられている、請求項13に記載の容器。
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