JP2011057115A - 表示装置およびそれを備えるハイブリッド車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】EV走行領域の拡大を考慮し、エンジンが始動するポイントを運転者に適切に告知可能な表示装置およびそれを備えるハイブリッド車両を提供する。
【解決手段】走行モード制御部324は、SOC算出部322によって算出されたSOCに基づいて、CDモードおよびCSモードの切替を制御する。表示制御部328は、走行制御部326から受ける要求パワーPWRおよび要求トルクTRを受ける。そして、表示制御部328は、CDモード時、車両の走行パワーおよび走行トルクに基づいて、エンジンの始動ポイントを表示する表示部の表示を制御し、CSモード時は、車両の走行パワーのみに基づいて表示部の表示を制御する。
【選択図】図8

Description

この発明は、表示装置およびそれを備えるハイブリッド車両に関し、特に、車両の駆動力を発生する動力源として内燃機関および電動機を搭載するハイブリッド車両の走行状況を表示する表示装置およびそれを備えるハイブリッド車両に関する。
特開2008−74321号公報(特許文献1)は、車両の駆動力を発生する動力源としてエンジンおよびモータを搭載したハイブリッド車両において、エンジンを停止させてモータのみを用いての走行(以下「EV(Electric Vehicle)走行」とも称する。)と、エンジンおよびモータを用いての走行(以下「HV(Hybrid Vehicle)走行」とも称する。)との切替ポイントを運転者に表示する表示装置を開示する。この表示装置においては、表示部55は、第1の表示部110と、第2の表示部112とを含む。第1の表示部110は、運転者によるアクセルペダルの操作量に応じて変化するアクセル開度を表示する。第2の表示部112は、分割線114と、分割線114によって分割される領域116,118とを含む。分割線114は、EV走行とHV走行とが切替わるアクセル開度を示す。領域116,118は、それぞれEV走行およびHV走行となるアクセル開度の範囲を示す(特許文献1参照)。
特開2008−74321号公報
ハイブリッド車両においては、EV走行の領域を拡大することが検討されている。特に、車両外部の外部電源(系統電源など)によって蓄電装置を充電可能なハイブリッド車両(「プラグイン・ハイブリッド車」とも称される。)では、外部電源から供給される低コストの電力を積極的に用いるために、EV走行領域が格段に拡大される。
しかしながら、EV走行の領域が拡大されると、走行パワーが不足することによりエンジンが始動するケースに加えて、モータのみでは走行トルクが不足することによりエンジンが始動するケースが増加する。上記公報に開示される表示装置は、EV走行とHV走行とが切替わるアクセル開度の範囲を表示する点で有用であるが、上記のようにEV走行の領域が拡大される場合に、エンジンが始動するポイントを適切に表示できない可能性がある。
そこで、この発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、その目的は、EV走行領域の拡大を考慮し、エンジンが始動するポイントを運転者に適切に告知可能な表示装置およびそれを備えるハイブリッド車両を提供することである。
この発明によれば、表示装置は、車両の駆動力を発生する動力源として内燃機関および電動機を搭載するハイブリッド車両の走行状況を表示する表示装置であって、表示部と、演算部とを備える。表示部は、車両の推進力に関連する状態量、および内燃機関の始動を示す上記状態量のしきい値を表示する。演算部は、電動機へ供給される電力を蓄える蓄電装置の残存容量(SOC)が所定量よりも多い場合に内燃機関を停止して電動機のみを用いての走行(EV走行)を優先する第1の走行モード(CDモード)時、ハイブリッド車両の走行パワーおよび走行トルクに基づいて上記状態量およびしきい値を算出する。
好ましくは、演算部は、走行パワーに基づき決定される上記しきい値に対する実際の走行パワーの比率を示す第1の演算値と、走行トルクに基づき決定される上記しきい値に対する実際の走行トルクの比率を示す第2の演算値とを算出する。そして、表示部は、第1の走行モード時、第1および第2の演算値のうち大きい方の値とそれに対応する上記しきい値を表示する。
好ましくは、ハイブリッド車両は、内燃機関および電動機と、蓄電装置と、発電装置と、走行モード制御部とを含む。発電装置は、内燃機関が発生する運動エネルギーを用いて発電し、蓄電装置を充電可能に構成される。走行モード制御部は、第1の走行モード(CDモード)と、蓄電装置の残存容量が所定量に一旦達すると、内燃機関および発電装置を動作させて残存容量を所定量近傍に維持する第2の走行モード(CSモード)との切替を制御する。そして、演算部は、第2の走行モード時、走行パワーのみに基づいて上記状態量およびしきい値を算出する。
好ましくは、演算部は、算出された第2の演算値が所定値よりも小さいときに第2の演算値を零とし、かつ、第2の演算値が最小値から最大値まで連続するように、第2の演算値を補正する。
好ましくは、演算部は、第1の走行モード時にアクセル開度が所定値よりも小さいとき、走行トルクを考慮せずに走行パワーのみに基づいて状態量およびしきい値を算出する。
好ましくは、演算部は、第1の走行モード時に車両速度が所定値よりも低いとき、走行トルクを考慮せずに走行パワーのみに基づいて状態量およびしきい値を算出する。
また、この発明によれば、ハイブリッド車両は、内燃機関および電動機と、蓄電装置と、車両外部の電源から供給される電力を受けて蓄電装置を充電するように構成された充電装置と、上述したいずれかの表示装置とを備える。
この発明においては、蓄電装置の残存容量(SOC)が所定量よりも多い場合に内燃機関を停止して電動機のみを用いての走行(EV走行)を優先する第1のモード(CDモード)時、車両の走行パワーおよび走行トルクに基づいて、車両の推進力に関連する状態量、および内燃機関の始動を示す上記状態量のしきい値が算出されて表示されるので、電動機のみでは走行トルクが不足することにより内燃機関が始動する場合にも、その始動ポイントが運転者に適切に告知される。したがって、この発明によれば、EV走行領域の拡大を考慮して、内燃機関が始動するポイントを運転者に適切に告知することができる。
この発明の実施の形態1による表示装置が適用されるハイブリッド車両の全体ブロック図である。 図1に示すハイブリッド車両の電気システムの全体構成図である。 蓄電装置のSOCと走行モードとの関係を説明するための図である。 エンジンの始動しきい値を示した図である。 図1に示す表示部の構成およびCDモード時の表示状態を示した図である。 図1に示す表示部におけるCSモード時の表示状態を示した図である。 エンジンの始動しきい値を表示部に表示する際に考慮される要件を纏めた図表である。 図1に示すECUにおける、表示部の表示制御に関する部分の機能ブロック図である。 ECUにより実行される表示部の表示制御に関する処理を説明するためのフローチャートである。 クリープ時のトルク変化を示す図である。 実施の形態2における表示部の表示改善の考え方を説明するための図である。 実施の形態2におけるECUにより実行される表示部の表示制御に関する処理を説明するためのフローチャートである。 実施の形態3におけるECUにより実行される表示部の表示制御に関する処理を説明するためのフローチャートである。 実施の形態4におけるECUにより実行される表示部の表示制御に関する処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1による表示装置が適用されるハイブリッド車両の全体ブロック図である。図1を参照して、このハイブリッド車両は、エンジン100と、第1MG(Motor-Generator)110と、第2MG120と、動力分割装置130と、減速機140と、蓄電装置150と、駆動輪160と、ECU(Electronic Control Unit)170と、表示部172と、充電器180と、充電インレット190とを備える。
エンジン100、第1MG110および第2MG120は、動力分割装置130に連結される。そして、このハイブリッド車両は、エンジン100および第2MG120の少なくとも一方からの駆動力によって走行する。エンジン100が発生する動力は、動力分割装置130によって2経路に分割される。すなわち、一方は減速機140を介して駆動輪160へ伝達される経路であり、もう一方は第1MG110へ伝達される経路である。
第1MG110は、交流回転電機であり、たとえば三相交流同期電動機である。第1MG110は、動力分割装置130によって分割されたエンジン100の動力を用いて発電する。具体的には、蓄電装置150の残存容量(SOC(State Of Charge))が低下すると、エンジン100が始動して第1MG110により発電が行なわれる。そして、第1MG110によって発電された電力は、インバータ(後述)により交流から直流に変換され、コンバータ(後述)により電圧が調整されて蓄電装置150に蓄えられる。
第2MG120は、交流回転電機であり、たとえば三相交流同期電動機である。第2MG120は、蓄電装置150に蓄えられた電力および第1MG110により発電された電力の少なくとも一方を用いて駆動力を発生する。そして、第2MG120の駆動力は、減速機140を介して駆動輪160に伝達される。これにより、第2MG120はエンジン100をアシストしたり、第2MG120からの駆動力によって車両を走行させたりする。なお、図1では、駆動輪160は前輪として示されているが、前輪に代えて、または前輪とともに、第2MG120によって後輪を駆動してもよい。
なお、車両の制動時等には、減速機140を介して駆動輪160により第2MG120が駆動され、第2MG120が発電機として作動する。これにより、第2MG120は、制動エネルギーを電力に変換する回生ブレーキとして作動する。第2MG120により発電された電力は、蓄電装置150に蓄えられる。
動力分割装置130は、サンギヤと、ピニオンギヤと、キャリアと、リングギヤとを含む遊星歯車から成る。ピニオンギヤは、サンギヤおよびリングギヤと係合する。キャリアは、ピニオンギヤを自転可能に支持するとともに、エンジン100のクランクシャフトに連結される。サンギヤは、第1MG110の回転軸に連結される。リングギヤは第2MG120の回転軸および減速機140に連結される。
蓄電装置150は、再充電可能な直流電源であり、たとえば、ニッケル水素やリチウムイオン等の二次電池から成る。蓄電装置150の電圧は、たとえば200V程度である。蓄電装置150には、第1MG110および第2MG120によって発電される電力の他、後述のように、車両外部の電源(以下「外部電源」とも称し、さらに、外部電源による蓄電装置の充電を「外部充電」とも称する。)から供給される電力が蓄えられる。なお、蓄電装置150として、大容量のキャパシタも採用可能であり、第1MG110および第2MG120による発電電力や外部電源からの電力を一時的に蓄え、その蓄えた電力を第2MG120へ供給可能な電力バッファであれば如何なるものでもよい。
ECU170は、蓄電装置150のSOCに基づいて走行モードの切替制御を行なう。具体的には、ECU170は、蓄電装置150のSOCが所定量よりも多い場合にエンジン100を停止して第2MG120のみを用いての走行を優先する走行モード(以下「CD(Charge Depleting)モード」と称する。)と、SOCが上記所定量に達した後、エンジン100が発生する運動エネルギーを用いて発電しエンジン100および第1MG110を動作させてSOCを上記所定量近傍に維持する走行モード(以下「CS(Charge Sustaining)モード」と称する。)との切替を制御する。そして、ECU170は、走行モードに応じて、エンジン100、第1MG110および第2MG120の動作を制御する。また、ECU170は、後述する表示部172の表示制御を行なう。なお、ECU170は、機能ごとに複数のECUに分割してもよい。なお、ECU170の構成については後述する。
表示部172は、車両の推進力に関連する状態量、およびエンジン100の始動を示す前記状態量のしきい値を表示する。詳しくは、このハイブリッド車両は、後述のように、エンジン100を停止し第2MG120のみを用いて走行可能であるところ、表示部172は、エンジン100が始動する上記状態量のしきい値と、そのしきい値に対する上記状態量の比率をバー表示する。なお、この状態量は、後述のように、エンジン100が始動する要件(パワー要件とトルク要件)によって、走行パワーに基づく値であったり、走行トルクに基づく値であったりする。表示部172の構成および表示状態については、後ほど詳しく説明する。
充電器180は、外部電源(図示せず)から供給され充電インレット190に入力される電力を所定の充電電圧に変換する。そして、充電器180によって電圧変換された電力は、蓄電装置10へ供給され、蓄電装置10が充電される。充電器180は、たとえばAC/DCコンバータによって構成される。充電インレット190は、外部電源に接続される充電ケーブルを接続可能に構成され、外部電源から供給される電力を受電するための電力インターフェースである。
図2は、図1に示したハイブリッド車両の電気システムの全体構成図である。図2を参照して、この電気システムは、蓄電装置150と、SMR(System Main Relay)230と、コンバータ200と、第1インバータ210と、第2インバータ220と、第1MG110と、第2MG120と、充電器180と、充電インレット190とによって構成される。
SMR230は、蓄電装置150とコンバータ200との間に設けられる。SMR230は、蓄電装置150と電気システムとの電気的な接続/遮断を行なうためのリレーであり、ECU170(図1)によってオン/オフ制御される。すなわち、車両走行時および外部充電時、SMR230はオンされ、蓄電装置150は電気システムに電気的に接続される。一方、車両システムの停止時、SMR230はオフされ、蓄電装置150は電気システムから電気的に切離される。
コンバータ200は、リアクトルと、2つのnpn型トランジスタと、2つダイオードとを含む。リアクトルは、蓄電装置150の正極側に一端が接続され、2つのnpn型トランジスタの接続ノードに他端が接続される。2つのnpn型トランジスタは、直列に接続され、各npn型トランジスタにダイオードが逆並列に接続される。
なお、npn型トランジスタとして、たとえば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を用いることができる。また、npn型トランジスタに代えて、パワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field-Effect Transistor)等の電力スイッチング素子を用いてもよい。
コンバータ200は、蓄電装置150から第1MG110または第2MG120へ電力が供給される際、蓄電装置150から放電される電力を昇圧して第1MG110または第2MG120へ供給する。また、コンバータ200は、蓄電装置150を充電する際、第1MG110または第2MG120から供給される電力を降圧して蓄電装置150へ出力する。
第1インバータ210は、U相アーム、V相アームおよびW相アームを含む。U相アーム、V相アームおよびW相アームは、互いに並列に接続される。各相アームは、直列に接続された2つのnpn型トランジスタを含み、各npn型トランジスタにはダイオードが逆並列に接続される。各相アームにおける2つのnpn型トランジスタの接続点は、第1MG110における対応のコイル端であって中性点とは異なる端部に接続される。
そして、第1インバータ210は、コンバータ200から供給される直流電力を交流電力に変換して第1MG110へ供給する。また、第1インバータ210は、第1MG110により発電された交流電力を直流電力に変換してコンバータ200へ供給する。
第2インバータ220も、第1インバータ210と同様の構成から成り、各相アームにおける2つのnpn型トランジスタの接続点は、第2MG120における対応のコイル端であって中性点とは異なる端部に接続される。
そして、第2インバータ220は、コンバータ200から供給される直流電力を交流電力に変換して第2MG120へ供給する。また、第2インバータ220は、第2MG120により発電された交流電力を直流電流に電力してコンバータ200へ供給する。
充電器180は、SMR230とコンバータ200との間に接続される。そして、外部充電が行なわれるとき、充電器180は、充電インレット190に入力される外部電源からの電力を電圧変換して蓄電装置150へ供給する。
なお、この図2では、SMR230とコンバータ200との間に充電器180が接続される構成を示したが、SMR230とは別に設けられるリレーを介して蓄電装置150に充電器180を接続してもよい。あるいは、特に図示しないが、第1MG110および第2MG120の中性点に外部電源からの電力を入力し、第1インバータ210および第2インバータ220を用いて電圧変換して蓄電装置150へ供給することも可能である。
図3は、蓄電装置150のSOCと走行モードとの関係を説明するための図である。図3を参照して、外部充電の実施後、車両走行が開始されるものとする。走行開始後、蓄電装置150のSOCが規定値Sthを下回るまでは、ハイブリッド車両は、エンジン100を停止して第2MG120のみを用いての走行を優先するCDモードで走行する。このCDモードは、外部電源から供給される電力を積極的に走行に使用するモードであり、急加速時や登坂走行時など大きな走行駆動力が要求されることがない限り、エンジン100を停止して走行する。
そして、蓄電装置150のSOCが規定値Sthに一旦達した後は、ハイブリッド車両は、エンジン100および第1MG110を動作させてSOCを規定値Sth近傍に維持するCSモードで走行する。なお、規定値Sthは、車両の諸元やCDモードでの要求走行距離などにより設定されるものであり、蓄電装置150の容量に応じて適宜決められる。
なお、CDモードにおいても、大きな走行駆動力が要求されるとエンジン100は動作し、CSモードにおいても、SOCが規定値Sthよりも高いとエンジン100は停止し得る。すなわち、CDモード時もHV走行になり得るのであり、CSモード時もEV走行になり得る。
次に、このハイブリッド車両におけるエンジン100の始動判定について説明する。図4は、エンジン100の始動しきい値を示した図である。図4を参照して、縦軸は車両のトルクを示し、横軸は車速を示す。曲線k1は、走行パワーから見たエンジン100の始動しきい値を示す(以下「パワー要件1」とも称する。)。具体的には、曲線k1は、蓄電装置150から出力される電力の上限値Woutに相当し、曲線k1よりも走行パワーが小さい領域では、蓄電装置150から供給される電力を用いて第2MG120のみでEV走行し、走行パワーが曲線k1を超えると、エンジン100が始動して走行パワーが補われる。
曲線k2は、燃費から見たエンジン100の始動しきい値を示す(以下「パワー要件2」とも称する。)。具体的には、走行パワーが曲線k2よりも大きい領域では、エンジン100を効率的な動作点で動作可能であり、エンジン100を始動し効率的な動作点で動作させてHV走行を行なう方がEV走行を行なうよりも燃費がよくなる。
曲線k3は、走行トルクから見たエンジン100の始動しきい値を示す(以下「トルク要件」とも称する。)。具体的には、曲線k3は、第2MG120が出力可能なトルクの上限値に相当し、曲線k3よりも走行トルクが小さい領域では、エンジン100を停止して第2MG120のみでEV走行可能であるけれども、走行トルクが曲線k3を超えると、エンジン100が始動して走行トルクが補われる。
このハイブリッド車両においては、CSモード時は、燃費最適化を狙ったパワー要件2を用いてエンジン100の始動判定が行なわれる(実際には、パワー要件1とパワー要件2の小さい方が選択される。)。一方、CDモードは、蓄電装置150に蓄えられた電力を積極的に走行に使用するモードであり、CDモード時は、パワー要件2は考慮されずにパワー要件1が適用される。すなわち、このハイブリッド車両においては、CDモード時は、CSモード時に比べてEV走行領域が拡大される。
ここで、EV走行領域が拡大されると、図4に示されるように、トルク要件によるエンジン100の始動を考慮する必要がでてくる。すなわち、トルク要件によるエンジン始動領域が低速域で拡大するとともに、高速域においてもトルク要件によるエンジン始動が起こり得る。そこで、この実施の形態1では、エンジン100の始動を示すしきい値を表示部172(図1)に表示するに際し、CDモード時は、パワー要件によりエンジン100が始動する場合に加えて、トルク要件によりエンジン100が始動する場合も考慮し、エンジン100の始動しきい値を適切に表示可能としたものである。
図5,6は、図1に示した表示部172の構成および表示状態を示した図である。図5は、CDモードにおける表示状態を示し、図6は、CSモードにおける表示状態を示す。
図5を参照して、表示部172は、第1の表示部302と、第2の表示部308と、第3の表示部310とを含む。第1の表示部302の右端304は、エンジン100の始動しきい値を示し、そのしきい値に対する走行パワーまたは走行トルクの状況が領域306に示される。
より詳しくは、図4に示したパワー要件1が適用される車速領域においては、走行パワーから見たエンジン100の始動しきい値(図4の曲線k1)に対する実際の走行パワー(要求パワー)の比率が領域306に表示される。一方、図4に示したトルク要件が適用される車速領域においては、走行トルクから見たエンジン100の始動しきい値(図4の曲線k3)に対する実際の走行トルク(要求トルク)の比率が領域306に表示される。
なお、第2の表示部308は、エンジン100が動作しているときの走行パワーを表示し、第3の表示部310は、第2MG120による回生ブレーキによって回収されているパワーを表示する。
図6を参照して、第1の表示部302に表示されるしきい線312は、CSモード時におけるエンジン100の始動しきい値を示す。より詳しくは、CSモード時は、図4に示したパワー要件(パワー要件1とパワー要件2の小さい方)が適用されるところ、エンジン100の始動しきい値(パワー要件2が選択される場合には図4の曲線k2)に対する実際の走行パワー(要求パワー)の比率が領域306に表示される。なお、CSモード時は、第1の表示部302の右端304に領域306が達するまでは、エンジン100が効率的な動作点で動作していることを示し、第2の表示部308は、アクセル全開時など効率的な動作範囲を超えてエンジン100が動作していることを示す。
図7は、エンジン100の始動しきい値を表示部172に表示する際に考慮される要件を纏めた図表である。図7を参照して、CDモード時は、CSモード時に比べてEV走行領域が拡大されることにより、パワー要件(パワー要件1)とともにトルク要件も考慮してエンジン100の始動しきい値が表示される。CSモード時は、パワー要件(パワー要件1とパワー要件2の小さい方)のみに基づいてエンジン100の始動しきい値が表示される。
図8は、図1に示したECU170における、表示部172の表示制御に関する部分の機能ブロック図である。図8を参照して、ECU170は、SOC算出部322と、走行モード制御部324と、走行制御部326と、表示制御部328とを含む。
SOC算出部322は、蓄電装置150(図1)の電圧VBおよび蓄電装置150に対して入出力される電流IBに基づいて、蓄電装置150のSOCを算出する。なお、SOCの算出方法については、種々の公知の手法を用いることができる。また、電圧VBおよび電流IBは、それぞれ図示しない電圧センサおよび電流センサによって検出される。
走行モード制御部324は、SOC算出部322によって算出されたSOCに基づいて、CDモードおよびCSモードの切替を制御する。具体的には、外部充電が実施されると、走行モード制御部324は、走行モードをCDモードとし、SOCが規定値Sthを下回るまでCDモードとする。そして、SOCが規定値Sthに一旦達すると、走行モード制御部324は、CDモードからCSモードへ切替え、以降、次回の外部充電が実施されるまでCSモードとする。
走行制御部326は、CDモードかCSモードかを示すモード信号MDを走行モード制御部324から受け、モード信号MDに基づいて、各走行モードに応じた走行制御を実行する。走行制御部326は、走行制御を実行するに際し、アクセル開度を示す信号ACCおよび車速を示す信号SVに基づいて車両の要求パワーPWRおよび要求トルクTRを算出し、その算出された要求パワーPWRおよび要求トルクTRを表示制御部328へ出力する。
表示制御部328は、走行制御部326から受ける要求パワーPWRおよび要求トルクTRに基づいて、後述の方法により、表示部172に表示されるデータを算出する。そして、表示制御部328は、走行モード制御部324から受けるモード信号MDにより示される走行モードに応じて、後述の方法により、表示部172の表示状態を制御する。
図9は、ECU170により実行される表示部172の表示制御に関する処理を説明するためのフローチャートである。図9を参照して、ECU170は、車両の要求トルクTRおよび要求パワーPWRを算出する(ステップS10)。たとえば、アクセル開度および車速に基づいて要求トルクTRが算出され、算出された要求トルクTRおよび車速に基づいて要求パワーPWRが算出される。
次いで、ECU170は、パワー要件1に基づく第1のエンジン始動しきい値THp1を決定する(ステップS20)。具体的には、蓄電装置150の出力可能電力Woutに基づいて、図4に示した曲線k1が決定される。さらに、ECU170は、パワー要件2に基づく第2のエンジン始動しきい値THp2を決定する(ステップS30)。具体的には、HV走行時の燃費最適を考慮して、図4に示した曲線k2が決定される。
次いで、ECU170は、走行モードがCDモードか否かを判定する(ステップS40)。そして、CDモードであると判定されると(ステップS40においてYES)、ECU170は、第2のエンジン始動しきい値THp2に、第1のエンジン始動しきい値THp1よりも過大な値を設定する(ステップS50)。この処理は、CDモード時は、第2のエンジン始動しきい値THp2を考慮しないようにするために行なわれる。ステップS40においてCDモードでないと判定されると(ステップS40においてNO)、ステップS50は実行されずにステップS60へ処理が移行される。
そして、ECU170は、第1のエンジン始動しきい値THp1と第2のエンジン始動しきい値THp2との小さい方を選択し、走行パワーに基づくエンジン始動しきい値THeにその選択された値を設定する(ステップS60)。これにより、基本的には、CDモード時は、第1のエンジン始動しきい値THp1がエンジン始動しきい値THeに設定され、CSモード時は、第2のエンジン始動しきい値THp2がエンジン始動しきい値THeに設定される。
次いで、ECU170は、走行パワーに基づくバー表示値BARp(%)を算出する(ステップS70)。具体的には、ECU170は、要求パワーPWRを、ステップS60において設定されたエンジン始動しきい値THeで除算することによって、走行パワーに基づくバー表示値BARpを算出する。
次いで、ECU170は、走行トルクに基づくバー表示値BARt(%)を算出する(ステップS80)。具体的には、ECU170は、要求トルクTRを、図4に示した曲線k3により示される、トルク要件に基づくエンジン始動しきい値で除算することによって、走行トルクに基づくバー表示値BARtを算出する。
次いで、ECU170は、走行モードについて判定する(ステップS90)。そして、走行モードがCDモードであると判定されると(ステップS90において「CD」)、ECU170は、ステップS70において算出された、走行パワーに基づくバー表示値BARpと、ステップS80において算出された、走行トルクに基づくバー表示値BARtとのうち、大きい方を最終的なバー表示値BARとして表示部172へ出力する(ステップS100)。
一方、ステップS90において走行モードがCSモードであると判定されると(ステップS90において「CS」)、ECU170は、ステップS70において算出された、走行パワーに基づくバー表示値BARpを最終的なバー表示値BARとして表示部172へ出力する(ステップS110)。
以上のように、この実施の形態1においては、CDモードとCSモードとで、エンジン100の始動判定の要件が異なる。そして、CSモード時は、パワー要件に基づいてエンジン100の始動ポイントが表示部172に表示されるのに対し、CDモード時は、パワー要件とともにトルク要件も考慮してエンジン100の始動ポイントが表示されるので、CDモード時にEV走行領域が拡大されることによりトルク要件に基づきエンジン100が始動する場合にも、その始動ポイントが運転者に適切に告知される。したがって、この実施の形態1によれば、EV走行領域の拡大を考慮して、エンジン100が始動するポイントを運転者に適切に告知することができる。
[実施の形態2]
図10は、クリープ時のトルク変化を示す図である。なお、この図10は、図4の原点近傍を拡大したものである。図10を参照して、点P1は、ブレーキがオンされて車両が停止している状態を示す。この状態からブレーキがオフされると、クリープトルクが発生し、点P1から点P2へ状態が遷移する。その後、クリープによって車速が上昇するに従ってトルクは減少する。
ここで、CDモード時の低速領域では、トルク要件に基づいてエンジン始動が判定されるので、表示部172(図5)には、走行トルクに基づくバー表示値BARt(図9のステップS80)が表示される。そうすると、表示部172においては、ブレーキがオフされた直後、最大のクリープトルクが発生することにより領域306(図5)の表示が増大し、その後、クリープトルクの減少に伴ない領域306の表示が縮小する。このような表示は、運転者に違和感を抱かせる可能性がある。そこで、この実施の形態2では、上記表示の改善が図られる。
図11は、実施の形態2における表示部172の表示改善の考え方を説明するための図である。図11を参照して、横軸は、図9のステップS80において算出される、走行トルクに基づくバー表示値BARtを示し、縦軸はその補正値を示す。算出されたバー表示値BARtが所定値aよりも小さいときは、バー表示値BARtを0に補正し、算出されたバー表示値BARtの所定値aから100%が0から100%になるようにバー表示値BARtが補正される。この所定値aは、ブレーキがオフされた直後の最大のクリープトルクによる領域306(図5)の表示をマスクできる値に設定される。これにより、表示部120においてクリープ時に領域306が増大するのを防止し、かつ、その後アクセルが踏み増されたときに表示が不連続になるのを防止できる。
図12は、実施の形態2におけるECU170により実行される表示部172の表示制御に関する処理を説明するためのフローチャートである。図12を参照して、このフローチャートは、図9に示したフローチャートにおいて、ステップS85をさらに含む。すなわち、ステップS80において走行トルクに基づくバー表示値BARt(%)が算出されると、ECU170は、図11に示した補正を行なうためのマップあるいは演算式を用いて、ステップS80において算出されたバー表示値BARtを補正する(ステップS85)。そして、走行モードがCDモードのとき、ステップS100において、走行パワーに基づくバー表示値BARpと、ステップS85において補正された、走行トルクに基づくバー表示値BARtとのうち、大きい方が最終的なバー表示値BARとして表示部172へ出力される。
以上のように、この実施の形態2においては、クリープ時に発生し得る表示部172の表示の増大が防止され、かつ、その後アクセルが踏み増されても、表示が連続的になされる。したがって、この実施の形態2によれば、クリープ時に運転者が感じ得る違和感を防止することができる。
[実施の形態3]
実施の形態2では、走行トルクに基づくバー表示値BARtを補正するものとしたが、この実施の形態3では、アクセル開度が極低開度の場合には、走行トルクに基づくバー表示値BARtを表示しないこととする。
図13は、実施の形態3におけるECU170により実行される表示部172の表示制御に関する処理を説明するためのフローチャートである。図13を参照して、このフローチャートは、図9に示したフローチャートにおいて、ステップS92をさらに含む。すなわち、ステップS90において走行モードがCDモードであると判定されると(ステップS90において「CD」)、ECU170は、アクセル開度が所定値よりも小さいか否かを判定する(ステップS92)。なお、この所定値は、アクセル開度が極低開度であるか否かを判定するための値である。
そして、アクセル開度が所定値よりも小さいと判定されると(ステップS92においてYES)、ECU170は、ステップS110へ処理を移行し、ステップS70において算出された、走行パワーに基づくバー表示値BARpが最終的なバー表示値BARとして表示部172へ出力される。一方、アクセル開度が所定値以上であると判定されると(ステップS92においてNO)、ECU170は、ステップS100へ処理を移行し、ステップS70において算出された、走行パワーに基づくバー表示値BARpと、ステップS80において算出された、走行トルクに基づくバー表示値BARtとのうち、大きい方が最終的なバー表示値BARとして表示部172へ出力される。
以上のように、この実施の形態3によれば、アクセル開度が極低開度の場合には、走行トルクに基づくバー表示値BARtが表示されないので、クリープ時に運転者が感じ得る違和感を防止することができる。
[実施の形態4]
実施の形態3では、アクセル開度が極低開度の場合に、走行トルクに基づくバー表示値BARtを表示しないこととしたが、この実施の形態4では、車速が低速のときは、走行トルクに基づくバー表示値BARtを表示しないこととする。
図14は、実施の形態4におけるECU170により実行される表示部172の表示制御に関する処理を説明するためのフローチャートである。図14を参照して、このフローチャートは、図13に示したフローチャートにおいて、ステップS92に代えてステップS94を含む。すなわち、ステップS90において走行モードがCDモードであると判定されると(ステップS90において「CD」)、ECU170は、車速が所定値よりも小さいか否かを判定する(ステップS94)。なお、この所定値は、車速が低速であるか否かを判定するための値である。
そして、車速が所定値よりも小さいと判定されると(ステップS94においてYES)、ECU170は、ステップS110へ処理を移行し、ステップS70において算出された、走行パワーに基づくバー表示値BARpが最終的なバー表示値BARとして表示部172へ出力される。一方、車速が所定値以上であると判定されると(ステップS94においてNO)、ECU170は、ステップS100へ処理を移行し、ステップS70において算出された、走行パワーに基づくバー表示値BARpと、ステップS80において算出された、走行トルクに基づくバー表示値BARtとのうち、大きい方が最終的なバー表示値BARとして表示部172へ出力される。
以上のように、この実施の形態4によれば、車速が低速の場合には、走行トルクに基づくバー表示値BARtが表示されないので、クリープ時に運転者が感じ得る違和感を防止することができる。
なお、上記の各実施の形態においては、蓄電装置150は、充電器180によって外部電源から充電可能としたが、外部電源から蓄電装置150の充電方法は、このような方法に限られない。たとえば、充電インレット190に接続される電力線対を第1MG110および第2MG120の中性点に接続し、充電インレット190から第1MG110および第2MG120の中性点に与えられる外部電源からの電力を第1インバータ210および第2インバータ220により変換することによって蓄電装置150を充電してもよい。
また、上記においては、ハイブリッド車両は、外部電源から蓄電装置150を充電可能としたが、この発明の適用範囲は、外部電源から蓄電装置を充電可能なハイブリッド車両(プラグイン・ハイブリッド車)に限定されるものではない。しかしながら、プラグイン・ハイブリッド車では、外部電源から供給される安価な電力を積極的に使用するためにEV走行領域を拡大してCDモードでの走行が推奨されるので、当該発明は、プラグイン・ハイブリッド車において特に有用である。
なお、上記において、エンジン100は、この発明における「内燃機関」の一実施例に対応し、第2MG120は、この発明における「電動機」の一実施例に対応する。また、ECU170は、この発明における「演算部」の一実施例に対応し、第1MG110および第1インバータ210は、この発明における「発電装置」の一実施例を形成する。さらに、充電器180および充電インレット190は、この発明における「充電装置」の一実施例を形成する。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 エンジン、110,120 MG、130 動力分割装置、140 減速機、150 蓄電装置、160 駆動輪、170 ECU、172 表示部、180 充電器、190 充電インレット、200 コンバータ、210,220 インバータ、230 SMR、302 第1の表示部、304 右端、306 領域、308 第2の表示部、310 第3の表示部、312 しきい線、322 SOC算出部、324 走行モード制御部、326 走行制御部、328 表示制御部。

Claims (7)

  1. 車両の駆動力を発生する動力源として内燃機関および電動機を搭載するハイブリッド車両の走行状況を表示する表示装置であって、
    車両の推進力に関連する状態量、および前記内燃機関の始動を示す前記状態量のしきい値を表示する表示部と、
    前記電動機へ供給される電力を蓄える蓄電装置の残存容量が所定量よりも多い場合に前記内燃機関を停止して前記電動機のみを用いての走行を優先する第1の走行モード時、前記ハイブリッド車両の走行パワーおよび走行トルクに基づいて前記状態量および前記しきい値を算出する演算部とを備える、表示装置。
  2. 前記演算部は、前記走行パワーに基づき決定される前記しきい値に対する実際の走行パワーの比率を示す第1の演算値と、前記走行トルクに基づき決定される前記しきい値に対する実際の走行トルクの比率を示す第2の演算値とを算出し、
    前記表示部は、前記第1の走行モード時、前記第1および第2の演算値のうち大きい方の値とそれに対応する前記しきい値を表示する、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記ハイブリッド車両は、
    前記内燃機関および前記電動機と、
    前記蓄電装置と、
    前記内燃機関が発生する運動エネルギーを用いて発電し、前記蓄電装置を充電可能に構成された発電装置と、
    前記第1の走行モードと、前記蓄電装置の残存容量が前記所定量に一旦達すると、前記内燃機関および前記発電装置を動作させて前記残存容量を前記所定量近傍に維持する第2の走行モードとの切替を制御する走行モード制御部とを含み、
    前記演算部は、前記第2の走行モード時、前記走行パワーのみに基づいて前記状態量および前記しきい値を算出する、請求項1または請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記演算部は、算出された前記第2の演算値が所定値よりも小さいときに前記第2の演算値を零とし、かつ、前記第2の演算値が最小値から最大値まで連続するように、前記第2の演算値を補正する、請求項2に記載の表示装置。
  5. 前記演算部は、前記第1の走行モード時にアクセル開度が所定値よりも小さいとき、前記走行トルクを考慮せずに前記走行パワーのみに基づいて前記状態量および前記しきい値を算出する、請求項1から請求項3のいずれかに記載の表示装置。
  6. 前記演算部は、前記第1の走行モード時に車両速度が所定値よりも低いとき、前記走行トルクを考慮せずに前記走行パワーのみに基づいて前記状態量および前記しきい値を算出する、請求項1から請求項3のいずれかに記載の表示装置。
  7. 前記内燃機関および前記電動機と、
    前記蓄電装置と、
    車両外部の電源から供給される電力を受けて前記蓄電装置を充電するように構成された充電装置と、
    請求項1に記載の表示装置とを備えるハイブリッド車両。
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