JP2011056695A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンコーダスケールの表面にはインクミストが付着堆積して読み取り不良が発生する。
【解決手段】液滴を吐出する記録ヘッド11が搭載されて主走査方向に移動するキャリッジ4と、キャリッジ4の移動方向に沿って配置されたエンコーダスケール15及びこのエンコーダスケール15を読み取る、キャリッジ4に搭載されたエンコーダセンサ16とで構成されるリニアエンコーダとを備え、エンコーダスケール15の最表層には電子伝導性高分子の膜が形成されている
【選択図】図1

Description

本発明は画像形成装置に関し、特に液滴を吐出する記録ヘッド及びエンコーダを備える画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する液体吐出ヘッド(液滴吐出ヘッド)からなる記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてインクジェット記録装置などが知られている。この液体吐出記録方式の画像形成装置は、記録ヘッドからインク滴を、搬送される用紙(紙に限定するものではなく、OHPなどを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体あるいは記録媒体、記録紙、記録用紙などとも称される。)に対して吐出して、画像形成(記録、印字、印写、印刷も同義語で使用する。)を行なうものであり、記録ヘッドが主走査方向に移動しながら液滴を吐出して画像を形成するシリアル型画像形成装置と、記録ヘッドが移動しない状態で液滴を吐出して画像を形成するライン型ヘッドを用いるライン型画像形成装置がある。
なお、本願において、液体吐出記録方式の「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。また、「インク」とは、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用い、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料、樹脂なども含まれる。また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を3次元的に造形して形成された像も含まれる。
このようなシリアル型画像形成装置においては、液体吐出ヘッドからなる記録ヘッドを搭載したキャリッジの主走査方向に沿って配置したエンコーダスケールと、このエンコーダスケールの目盛り(位置識別部)を読み取るエンコーダセンサとを含むリニアエンコーダ(位置検出装置)を備えて、キャリッジの位置及び速度を検出し、この検出結果に基づいてキャリッジの移動速度、記録ヘッドの駆動などの制御を行うようにしている。また、用紙を送る搬送手段の移動量をエンコーダホイールと、このエンコーダホイールの目盛り(位置識別部)を読み取るエンコーダセンサとを含むロータリエンコーダ(位置検出装置)を備えて、用紙の移動、停止の制御を行なうようにしている。
従来のリニアエンコーダとしては、磁気式や光学式などの様々なものがある。磁気式のリニアエンコーダではリニアスケール表面に少量の汚れ等が付着しても性能には影響しないとういう長所があるが、一方でリニアエンコーダの分解能の高精細化が困難であり、リニアスケールとエンコーダセンサのギャップが広げづらく、取り付け精度の問題や、磁気を帯びた工具の取り扱いの問題がある。これに対して、光学式のリニアエンコーダはエンコーダスケールとエンコーダセンサのギャップを比較的広げ易く、組立も容易で、高分解能化に向いている。
しかしながら、画像形成装置の高速度化、高精度化に伴ってリニアエンコーダの高分解能化が進み、装置内に飛散するインクミストの付着による出力低下、誤信号の影響が無視できない問題となっている。例えば、長期間の使用によりインクミストがエンコーダスケールやエンコーダセンサに付着して読み取りエラーを生じ、キャリッジ位置ズレによる記録画像の乱れ、エラー発生によるマシン停止といった問題が生じる。
そこで、従来、エンコーダスケール自体の構成として、エンコーダスケールに液体を馴染むよう表面加工することで、検出精度の極端な低下を防止するようにしたものがある(特許文献1)。また、エンコーダスケール表面にフッ素系潤滑剤を塗布することでエンコーダスケールの表面に撥水性を持たせるものがある(特許文献2)。
一方、エンコーダスケールをインクミストと同電位にして反発させることでインクミストの付着を防止するもの(特許文献3)、ミストを集めるための集塵電極を配置するもの(特許文献4)などがある。
特開2007−98601号公報 特開2004−209846号公報 特開2004−174749号公報 特開2005−349799号公報
しかしながら、特許文献1に開示のエンコーダスケールに液体を馴染むよう表面加工する構成にあっては、付着したインクが粒状にならないが、長期間にわたって使用を続けると、付着したインクの上に更にインクが付着し堆積されていくため、検出精度が低下することになる。また、特許文献2に開示のエンコーダスケールに撥水性を持たせる構成にあっても、長期間にわたって使用を続けると、エンコーダスケールとエンコーダセンサの間に少しずつインクが堆積していき、最終的に固着して読み取りだけではなく、主走査にも影響を及ぼすおそれがあるという課題がある。
また、エンコーダスケールの表面には目盛りを印刷などで形成するためにエンコーダスケールの基材に親水性や撥水性を持たせても目盛りにインクが付着して堆積していくという課題もある。
一方、特許文献3や特許文献4に開示の構成にあっては、装置の大型化、高コスト化、消費電力の増大を招くなどの課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、簡単な構成でエンコーダスケールに液体ミストが付着することを防止し、長期にわたり安定した動作が得られるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
液滴を吐出する記録ヘッドが搭載されて主走査方向に移動するキャリッジと、
前記キャリッジの移動方向に沿って配置されたエンコーダスケール及びこのエンコーダスケールを読み取る、前記キャリッジに搭載されたエンコーダセンサとで構成されるリニアエンコーダと、を備え、
前記エンコーダスケールの最表層には電子伝導性高分子の膜が形成されている
構成とした。
ここで、前記電子伝導性高分子が、π共役系導電性ポリマーである構成とできる。
この場合、前記π共役系導電性高分子が少水溶性であり、ポリチオフェン又はその誘導体、ポリアニリン又はその誘導体、ポリピロール又はその誘導体から選ばれるものである構成とできる。
また、前記記録ヘッドから吐出する液滴が色材として顔料を含有する水性顔料インクであり、前記電子伝導性高分子をエンコーダスケール表面に定着させるための樹脂が、前記電子伝導性高分子に対して重量比で0.3〜5.0倍の範囲で含有されている構成とできる。
また、前記エンコーダセンサがフォトセンサであり、フォトセンサを構成する発光素子の発光波長ピークが600nm以上である構成とできる。
本発明に係る画像形成装置は、
液滴を吐出する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドによって画像が形成される被記録媒体を搬送する搬送手段と、
前記被記録媒体の搬送量を検出するためのエンコーダホイール及びこのエンコーダホイールを読み取るエンコーダセンサとで構成されるロータリエンコーダと、を備え、
前記エンコーダホイールの最表層には電子伝導性高分子の膜が形成されている
構成とした。
本発明に係る画像形成装置によれば、エンコーダスケール又はエンコーダホイールの最表層には電子伝導性高分子の膜が形成されている構成としたので、簡単な構成でエンコーダスケールに液体ミストが付着することを防止し、長期にわたり安定した動作が得られる。
本発明に係る画像形成装置の一例を示す機構部の平面説明図である。 同じくキャリッジ部分の側面説明図である。 同じくキャリッジ部分の背面説明図である。 本発明の実施例と比較例の相対湿度に対する表面抵抗の変化の測定結果を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。本発明に係る画像形成装置の一例について図1ないし図3を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置の機構部の平面説明図、図2は同じくキャリッジ部分の側面説明図、図3は同じくキャリッジ部分の背面説明図である。
この画像形成装置は、シリアル型画像形成装置であり、左右のメイン側板1A、1Bに横架した主ガイドロッド2と従ガイドロッド3とでキャリッジ4を主走査方向に摺動自在に保持し、主走査モータ5によって駆動プーリ6と従動プーリ7との間に張架されたタイミングベルト8を介してキャリッジ4を主走査方向に移動走査する。
このキャリッジ4には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色の液滴を吐出する画像形成手段としての液体吐出ヘッド及びこの液体吐出ヘッドに記録液を供給するヘッドタンクを含む記録ヘッドユニット11を複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配列し、滴吐出方向を下方に向けて装着している。
そして、キャリッジ4の主走査方向に沿ってエンコーダスケール15を配置し、キャリッジ4の背面側にはエンコーダスケール15の目盛り(スケール:位置識別部)15aを読み取る発光部16a及び受光部16bを有する透過型フォトセンサからなるエンコーダセンサ16を取り付け、これらのエンコーダスケール15とエンコーダセンサ16とで位置検出装置としてのリニアエンコーダを構成している。
一方、キャリッジ4の下側には、図示しない用紙を副走査方向に搬送する搬送手段としての搬送ベルト21を配置している。この搬送ベルト21は、無端状ベルトであり、搬送ローラ22とテンションローラ23との間に掛け渡されて、副走査モータ31によってタイミングベルト32及びタイミングプーリ33を介して搬送ローラ22が回転駆動されることによって副走査方向に周回移動される。
そして、搬送ローラ22にはエンコーダホイール35を取り付け、エンコーダスケール35の目盛り(スケール:位置識別部)を読み取る発光部及び受光部を有する透過型フォトセンサからなるエンコーダセンサ36を配置し、これらのエンコーダホイール35とエンコーダセンサ36とで位置検出装置としてのロータリエンコーダを構成している。
さらに、キャリッジ4の主走査方向の一方側には搬送ベルト21の側方に記録ヘッドユニット11のヘッドの維持回復を行う維持回復機構41が配置され、他方側には搬送ベルト21の側方に記録ヘッドユニット11から空吐出を行う空吐出受け42がそれぞれ配置されている。なお、維持回復機構41は、例えば記録ヘッドユニット11のノズル面(ノズルが形成された面)をキャッピングするキャップ部材、ノズル面を払拭するワイパ部材、画像形成に寄与しない液滴を吐出する空吐出受けなどで構成されている。
なお、図示しないが用紙を搬送ベルト21に給紙する給紙手段や、画像形成手段としての記録ヘッドユニット11から吐出された液体が付着して画像が形成された用紙を排紙する排紙手段なども備えている。
このように構成したこの画像形成装置においては、図示しない給紙手段から給紙された用紙を搬送ベルト21で間歇的に搬送し、キャリッジ4を主走査方向に移動させながら画像信号に応じて記録ヘッドユニット11の液体吐出ヘッドを駆動することにより、停止している用紙に液滴を吐出して1行分を記録し、用紙を所定量搬送後、次の行の記録を行なう動作を繰り返して用紙上に画像を形成し、画像形成後用紙を排紙する。
ここで、この画像形成装置におけるエンコーダスケール15について説明する。
本発明では、エンコーダスケール15の最表層の両面に電子伝導型高分子を塗布して膜を形成している。これにより、環境温度や湿度の影響を受けることなく長期間安定した帯電防止効果を維持でき、ミストの付着を防ぐことができる。すなわち、エンコーダスケール15の汚れは、吐出時に発生するインクミストが帯電したエンコーダスケールに付着することが原因であることから、エンコーダスケール15に電子伝導型高分子の膜を形成して表面抵抗を下げることで大幅にミスト付着を防ぐことができる。
一般に、部材の表面抵抗を下げる手段としては、金属材料を用いることや、部材に帯電防止剤を含有させる方法がある。例えば、金属材料としては、SnO、ZnO、CuO、ZnSといった金属化合物が、帯電防止剤としては、イオン系帯電防止剤、シリコン系帯電防止剤などが一般的に知られており、フィルムや繊維などの分野で実用化されている。
しかしながら、カーボンや金属酸化物は透明度が低下するため、本発明を適用するエンコーダのように、光透過型センサを用いて信号を読み取るような用途には適用できない。
また、イオン系帯電防止剤やシリコン系帯電防止剤などは、空気中の水分を吸着して導電性を高める作用機構であるため、湿度依存性が大きい。そのため、イオン系帯電防止剤やシリコン系帯電防止剤を用いた場合、低湿度環境下でインクミストの付着を防ぐことが難しい。また、耐溶剤性も低く、塗膜として使用した場合にインク等の溶剤成分と反応し溶出や剥離を生じやすく、このために塗膜としてではなく部材に含有させて用いる方法が利用されてきた。
これに対し、本発明で使用する電子伝導型高分子は、高分子鎖中に正若しくは負のキャリアを生じさせ導電性物質として機能するものであり、湿度の影響を受けることなく、どのような環境においても導電性を維持することができる。そして、導電性を付与したエンコーダスケールの表面には、インクミストが付着することがなく、正常なプリンタ動作を維持することができる。また、イオン系帯電防止剤やシリコン系帯電防止剤に比べ、耐溶剤性も高いことから塗膜として用いてもインクの溶剤成分の影響を受けることなく、長期間の使用に対しても高い信頼性を確保することができる。
ここで、電子伝導型高分子としては、ポリチオフェン、ポリアニリン、ポリピロール、ポリアセチレンといったπ共役系ポリマーが知られている。形成した膜自体が導電性を有するため、表面層に存在させることで湿度依存性のない安定した帯電防止機能を付与することができる。これらのポリマーは造膜機能を有するが、耐久性を付与するためには、定着用のポリマーを併用することが好ましい。
定着用ポリマーとしては、微粒子水分散型であることが好ましい。塗布液の粘度を大きく上昇させることなく、ポリマーを多く添加することが可能である。
定着用ポリマーとしては、ポリエステル系、ポリエチレン系が特に好ましい。耐水性、耐擦過性、耐溶剤性、プラスチックフィルムへの密着性に優れている。また、電子伝導型帯高分子に添加するドーパントとして酸を用いることがあったり、ドーパントを必要としない自己ドープ型ではポリマー溶液が酸性であるため、耐酸性に優れる点で好ましく用いられる。
本発明に用いられるπ共役系導電性高分子としては、ポリチオフェン、ポリアニリン、ポリピロールおよびこれらの誘導体が好ましく用いられる。膜の透明性、成膜性を考慮すると、ポリチオフェン系、ポリアニリン系がより好ましい。
これらのポリマーを導電化するには電子受容体(P型の場合)または電子供与体(n型の場合)と反応させて、ポリマー主鎖中に正もしくは負のキャリアを生じさせるドーピング反応を必要とする場合がある。ドーパントとしては、陰イオン、有機スルホン酸、塩化鉄等が用いられる。
ドーパントを必要としない自己ドープ型ポリマーも知られている。このような自己ドープ型ポリマーとしては、ポリアニリンスルホン酸、ポリチオフェンスルホン酸など、スルホン酸基を有するものや、アルキルスルホン酸基、カルボン酸基、アルキルカルボン酸基を有するものがあり、これらを用いることができる。
光学式エンコーダにおいて、エンコーダスケール15やエンコーダホイール35は、基材上に透過部と非透過部が形成されており、光センサによって光の透過や反射で信号(位置識別部:信号パターン部)を読み取る。透過部と非透過部は、例えば透明基材上に感光層を設け、フォトマスクを用いて露光、現像することで形成することができる。
このように、光センサで読み取る位置識別部は基材上に形成されているため、帯電防止剤を練りこんだプラスチックシートをエンコーダスケール15などの基材として用いるだけでは、ミスト付着防止効果を十分に発揮することができない。
これに対して、本発明では、エンコーダスケール15の最表面、すなわち、基材上に形成された位置識別部としてのパターン上に電子伝導型帯高分子の膜を形成しているので、確実にミストの付着を防止できる。
エンコーダスケール15の最表面に電子伝導型高分子を塗布する方法としては、ワイヤーバー、スプレー、ディッピング等任意の方法から選ぶことができる。室温でも乾燥可能であるが、異物の付着を防ぎ、短時間で乾燥させるためには、基材に影響を与えない程度の加熱を行い、塗膜の乾燥を行うことができる。
本発明に用いる電子伝導型高分子の膜は着色することができる。例えば、ポリチオフェン誘導体は青色に着色しており、フィルムにコーティングするとやや青味を帯びた膜となるが、透過率に影響を及ぼさない膜厚に制御すること、また読取りのセンサ波長を近赤外領域とすることで、問題なく使用することができる。このように着色することによりエンコーダスケール15の視認性を向上することができ、取り付け時や交換時の作業性を向上することができる。
以下、具体的な実施例について説明する。
(実施例1)
下記組成の溶液をマグネチックスターラーで攪拌し、主走査を制御するためのエンコーダスケール表面にバーコーター(#8)で塗布して80℃で2分間乾燥した。次に、裏面についても同様に塗布して乾燥した。
化学式1の20%水溶液(*) 10.0wt%(有効成分2.0wt%)
ファインテックスES−860 6.7wt%(有効成分2.7wt%)
メタノール 33.3wt%
水 50.0wt%
* ファインテックスES−860/ポリエステル系樹脂エマルジョン/DIC(株)製/固形分40%
Figure 2011056695
(実施例2)
下記組成の溶液をマグネチックスターラーで攪拌し、エンコーダスケール表面にバーコーター(#8)で塗布して80℃で2分間乾燥した。次に、裏面についても同様に塗布して乾燥した。
化学式2の20%水溶液 8.6wt% (有効成分1.7wt%)
ファインテックスES−860 5.7wt% (有効成分2.3wt%)
水 85.7wt%
Figure 2011056695
(実施例3)
下記組成の溶液をマグネチックスターラーで攪拌し、エンコーダスケール表面にバーコーター(#8)で塗布して80℃で2分間乾燥した。次に、裏面についても同様に塗布して乾燥した。
化学式1の20%水溶液 13.8wt% (有効成分 2.8wt%)
メタノール 34.5wt%
水 51.7wt%
(実施例4)
下記組成の溶液をマグネチックスターラーで攪拌し、エンコーダスケール表面にバーコーター(#8)で塗布して80℃で2分間乾燥した。次に、裏面についても同様に塗布して乾燥した。
化学式1の20%水溶液 10.6wt%(有効成分 2.1wt%)
ファインテックスES−860 1.1wt%(有効成分 0.4wt%)
メタノール 35.3wt%
水 53.0wt%
(実施例5)
下記組成の溶液をマグネチックスターラーで攪拌し、エンコーダスケール表面にバーコーター(#8)で塗布して80℃で2分間乾燥した。次に、裏面についても同様に塗布して乾燥した。
化学式1の20%水溶液 8.5wt%(有効成分 1.7wt%)
ファインテックスES−860 21.1wt%(有効成分 8.5wt%)
メタノール 28.2wt%
水 42.3wt%
(実施例6)
下記組成の溶液をマグネチックスターラーで攪拌し、エンコーダスケール表面にバーコーター(#8)で塗布して80℃で2分間乾燥した。次に、裏面についても同様に塗布して乾燥した。
化学式1の20%水溶液 8.1wt%(有効成分 1.6wt%)
ファインテックスES−860 24.3wt%(有効成分 9.7wt%)
メタノール 27.0wt%
水 40.5wt%
(比較例1)
下記組成の溶液をマグネチックスターラーで攪拌し、エンコーダスケール表面にバーコーター(#8)で塗布して80℃で2分間乾燥した。次に、裏面についても同様に塗布して乾燥した。
塩化ラウリルトリメチルアンモニウム 8.1wt%
ファインテックスES−860 8.7wt% (有効成分 3.5wt%)
水 87.0wt%
(比較例2)
表面に何も塗布しないエンコーダスケールを用いた。
(比較例3)
下記組成の溶液をマグネチックスターラーで攪拌し、エンコーダスケール表面にバーコーター(#8)で塗布して80℃で2分間乾燥した。裏面に塗布は行わなかった。
化学式1の20%水溶液 10.6wt%(有効成分 2.1wt%)
ファインテックスES−860 1.1wt%(有効成分 0.4wt%)
メタノール 35.3wt%
水 53.0wt%
以上の実施例1〜6及び比較例1〜3をまとめると、次のとおりの特徴を有している。
実施例1 化学式1(ポリチオフェン誘導体:電子伝導性高分子)使用の場合
実施例2 化学式2(ポリアニリン誘導体:電子伝導性高分子)使用の場合
実施例3 定着用樹脂のない場合
実施例4 定着用樹脂の添加量が少ない場合
実施例5 定着用樹脂の添加量が多い場合
実施例6 定着用樹脂の添加量がかなり多い場合
比較例1 イオン系帯電防止剤使用の場合
比較例2 エンコーダスケール表面に電子伝導性高分子なし
比較例3 エンコーダスケール片面のみに電子伝導性高分子塗布
上述した実施例1〜6及び比較例1〜3のエンコーダスケールを用いて、次のように評価を行なった。
<ミスト付着>
エンコーダスケールをプリンタ(IPSiO GX5000/(株)リコー製)に取り付けて、30℃20%RHの環境で5000枚印字を行った。そして、エンコーダスケールに付着したインクを目視で観察し、次の評価基準によって評価した。
〔評価基準〕
○:インクミストの付着は殆どみられない
△:疎らではあるがインクミスト付着がみられる
×:著しくインクミスト付着がみられる
<耐溶剤性>
エンコーダスケール表面に、変性アルコールおよびアセトンを1滴落とし、1分後に軽く拭き取った。滴下部分を目視で観察し、次の評価基準によって評価した。
〔評価基準〕
○:滴下跡は殆ど目立たない
△:滴下部分に跡が見られるものの膜の剥離はみられない
×:滴下部分が溶け出したり剥がれたりしている
<密着性>
エンコーダスケール表面を親指の爪で強く引っ掻き、膜の状態を目視で観察して、次の評価基準によって評価した。
〔評価基準〕
○:爪跡は殆ど目立たない
△:表面に爪跡が見られるものの剥離はみられない
×:下地から完全に剥離している
<表面抵抗>
エンコーダスケールの表面抵抗を、湿度の異なる各環境で測定した。
環境温度:25℃
環境湿度:20%RH、40%RH、60%RH、80%RH
表面抵抗の測定結果を図4に示している。この測定結果から、実施例1〜6では、湿度によらず表面抵抗が低い。これに対して、比較例1(イオン系帯電防止剤使用)、比較例2(帯電防止剤なし)では、表面抵抗値が高い。また、比較例1では、低湿度環境で表面抵抗値が急激に上昇していく傾向が確認される。
Figure 2011056695
表1から、電子伝導性高分子を用いた場合には著しいミスト付着防止効果があり、たとえ定着用樹脂をかなり多く入れたとしてもイオン系帯電防止剤同等のミスト付着防止効果を維持できていることがわかる。また耐溶剤性もイオン系帯電防止剤よりも優れていることも明らかである。
次に、インク組成との関係について説明する。
(調整例1)(表面処理したカーボンブラック顔料分散液)
CTAB比表面積が150m/g、DBP吸油量100ml/100gのカーボンブラック90gを、2.5N規定の硫酸ナトリウム溶液3000mlに添加し、温度60℃、速度300rpmで攪拌し、10時間反応させ酸化処理を行った。この反応液を濾過し、濾別したカーボンブラックを水酸化ナトリウム溶液で中和し、限外濾過を行った。得られたカーボンブラックを水洗いし乾燥させ、20重量%となるよう純水中に分散させた。
(合成例1)(ポリマー分散液の調整)
機械式攪拌機、温度計、窒素ガス導入管、還流管及び滴下ロートを備えた1Lフラスコ内を十分に窒素ガスで置換した後、スチレン11.2g、アクリル酸2.8g、ラウリルメタクリレート12.0g、ポリエチレングリコールメタクリレート4.0g、スチレンマクロマー(東亜合成(株)製、商品名:AS−6)4.0g及びメルカプトエタノール0.4gを仕込み、65℃に昇温した。次にスチレン100.8g、アクリル酸25.2g、ラウリルメタクリレート108.0g、ポリエチレングリコールメタクリレート36.0g、ヒドロキシエチルメタクリレート60.0g、スチレンマクロマー(東亜合成(株)製、商品名:AS−6)36.0g、メルカプトエタノール3.6g、アゾビスジメチルバレロニトリル2.4g及びメチルエチルケトン18gの混合溶液を2.5時間かけてフラスコ内に滴下した。滴下終了後、アゾビスジメチルバレロニトリル0.8g及びメチルエチルケトン18gの混合溶液を0.5時間かけてフラスコ内に滴下した。65℃で1時間熟成した後、アゾビスジメチルバレロニトリル0.8gを添加し、更に1時間熟成した。反応終了後、フラスコ内に、メチルエチルケトン364gを添加し、濃度が50%のポリマー溶液800gを得た。
(調整例2)(フタロシアニン顔料含有ポリマー微粒子分散体の調整)
合成例1で作成したポリマー溶液28gとフタロシアニン顔料26g、1mol/Lの水酸化カリウム溶液13.6g、メチルエチルケトン20g、イオン交換水30gを十分に攪拌した後、三本ローロミルを用いて混練した。得られたペーストをイオン交換水200gに投入し、十分に攪拌した後、エバポレーターを用いてメチルエチルケトンおよび水を留去し、シアン色のポリマー微粒子分散体を得た。
(調整例3)(ジメチルキナクリドン顔料含有ポリマー微粒子分散体の調整)
合成例1のフタロシアニン顔料をピグメントレッド122に変更したほかは合成例1と同様にしてマゼンタ色のポリマー微粒子分散体を得た。
(調整例4)(モノアゾ黄色顔料分散体の調整)
C.I.ピグメントイエロー74を50g、ポリオキシエチレンスチレンフェニルエーテル37.6g、純水112.4gをプレミックスした後、ディスクタイプのビーズミル(シンマルエンタープライゼス社KDL型、メディア:直径0.3mmのジルコニアボール使用)で循環分散して顔料分散体を得た。
(製造例1)〜(製造例8)
表2の処方のインク組成物を作成し、pHが9になるように水酸化ナトリウム10%水溶液にて調整した。その後、平均孔径0.8μmのメンブレンフィルターで濾過を行い、記録用インクを作製した。
Figure 2011056695
製造例1〜4をインクセット1、製造例5〜8をインクセット2として、プリンタ(IPSiO GX5000/(株)リコー製)にインクを充填し、実施例1と比較例1のエンコーダシートをプリンタに取り付けて、30℃20%RHの環境で5000枚印字を行った。その後、28℃85%RHの環境で24時間プリンタを放置した後、エンコーダを取り外して、インクミストの付着部を観察した。
〔評価基準〕
○:インクミストの付着は殆どみられない
△:インクミストの付着がみられるが、剥がれはみられない
×:著しくミストが付着しており、剥がれがみられる
その結果を表3に示している。
Figure 2011056695
この結果から分かるように、インクセット2のように、溶剤成分(湿潤剤や浸透剤)が多いインクを用いた場合、イオン系帯電防止剤は耐溶剤性が劣るため、塗布層の剥離が発生する。これに対し、本発明の実施例では、溶剤成分が多いインクでも剥離は発生しない。
なお、上記実施形態では本発明をリニアエンコーダのエンコーダスケールに適用した例で説明したが、ロータリエンコーダのエンコーダホイールに適用することもできる。また、上記実施形態では本発明をプリンタ構成の画像形成装置に適用した例で説明したが、これに限るものではなく、例えば、プリンタ/ファックス/コピア複合機などの画像形成装置に適用することができる。また、狭義のインク以外の液体や定着処理液などを用いる画像形成装置にも適用することができる。
4 キャリッジ
11 記録ヘッド
15 エンコーダスケール
16 エンコーダセンサ
35 エンコーダホイール
36 エンコーダセンサ

Claims (6)

  1. 液滴を吐出する記録ヘッドが搭載されて主走査方向に移動するキャリッジと、
    前記キャリッジの移動方向に沿って配置されたエンコーダスケール及びこのエンコーダスケールを読み取る、前記キャリッジに搭載されたエンコーダセンサとで構成されるリニアエンコーダと、を備え、
    前記エンコーダスケールの最表層には電子伝導性高分子の膜が形成されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記電子伝導性高分子が、π共役系導電性ポリマーであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記π共役系導電性高分子が少水溶性であり、ポリチオフェン又はその誘導体、ポリアニリン又はその誘導体、ポリピロール又はその誘導体から選ばれるものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記記録ヘッドから吐出する液滴が色材として顔料を含有する水性顔料インクであり、前記電子伝導性高分子をエンコーダスケール表面に定着させるための樹脂が、前記電子伝導性高分子に対して重量比で0.3〜5.0倍の範囲で含有されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記エンコーダセンサがフォトセンサであり、フォトセンサを構成する発光素子の発光波長ピークが600nm以上であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 液滴を吐出する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドによって画像が形成される被記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記被記録媒体の搬送量を検出するためのエンコーダホイール及びこのエンコーダホイールを読み取るエンコーダセンサとで構成されるロータリエンコーダと、を備え、
    前記エンコーダホイールの最表層には電子伝導性高分子の膜が形成されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
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